JP3067741U - 移動体通信機の外部発着呼センサ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信機用の外部発着呼センサー
で、ＣＤＭＡ方式やＰＨＳ方式にも対応可能な製品を提
供する。 【解決手段】 アンテナエレメントから高周波用ステッ
プアップトランスを介して検波ダイオードに接続し、そ
の効果により発光ダイオードの点灯感度を高め、その他
の電子部品と共にプリント基板に一体化した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は移動体通信機、主に携帯電話子機のアンテナ先端部に取り付けた発光 素子を発光させる事で発着呼の認識をするアクセサリーアンテナ用発着呼センサ ーの改良に関するものである。

【０００２】

【考案の背景】

昨今、この種のアクセサリーアンテナは、先端部が発光するものはさまざまな 機種の物が製造販売されているが、新しい通信手段であるＣＤＭＡ対応のアクセ サリーアンテナ用のセンサーは技術的に難しく、関連各社、開発にしのぎをけず っているのが現状である。

【０００３】

【考案の目的】

そこで、ＣＤＭＡ対応の発着呼センサーを考案し、ＣＤＭＡ用のアクセサリー アンテナを製品化する事を目的とした。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ＣＤＭＡ対応にするためには、従来のセンサーより感度を一段と高める必要が ある。そこで感度を高めるための一手段として高周波用ステップアップトランス を使用し、それを他の電子部品と組み合わせプリント基板上に一体化した。

【０００５】 その一体化したプリント基板（センサー）をアンテナのエレメント先端に接続 することで、アクセサリーアンテナとして機能を発揮できる。

【０００６】

【作用】

感度を一段と高めたことにより、ＣＤＭＡ方式やＰＨＳ方式の携帯電話機にも 対応可能とすることが出来る。

【０００７】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を具体例として、図面を参照して説明する。図１は 本考案を実施したセンサーの回路図であり、図２は同じく回路図で、図１中の発 光ダイオードの結線を変えたものである。図３は、本考案を実施したプリント基 板を取り付けたアンテナ全体の断面図であり、プリント基板上の電子部品は発光 ダイオードを含めた略図としてあるが、それは、それぞれの配置が設計上の都合 で異なるためである。

【０００８】 これらの図において、１は高周波用ステップアップトランスで、本考案の主と なる物であり、２及び３は検波ダイオードで、アンテナから放射された電磁波を 、１のトランスを介して発光ダイオードを発光させる電力に変換する物である。

【０００９】 図中４および５はコンデンサーで、検波ダイオードの検波効率を高めるための 補助部品であり、図中６及び７は発光ダイオードで、回路図上では２個使用とし てあるが、数個の増結も可能である。

【００１０】 図中８はアンテナエレメントであり、この先端に加工したプリント基板を取り 付ける。

【００１１】 図中９はプリント基板であり、また図中１０及び１１は発光ダイオードを含め た電子部品であり、断面図上では略図で示してある。

【００１２】 図中１２は透過性のプラスチックキャップで、アンテナ先端部のセンサー部分 を覆い、アクセサリーアンテナとしての全体をなす。

【００１３】

【考案の効果】

本考案に係る移動体通信機用発着呼センサーは上述のように構成され、作用す る為、使用するＣＤＭＡ方式等、携帯電話機のシステムに悪影響を及ぼすことが 無い物となっている。また、電子部品は極小のチップ部品を使用するため、セン サー本体を小型化でき、アンテナ交換後に違和感のない製品を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】回路図１である。

【図２】回路図２である。

【図３】アンテナ全体の断面図である。

【符号の説明】 １ 高周波用ステップアップトランス ２ 検波ダイオード ３ 検波ダイオード ４ コンデンサー ５ コンデンサー ６ 発光ダイオード ７ 発光ダイオード ８ アンテナエレメント ９ プリント基板 １０ 電子部品（略図） １１ 電子部品（略図） １２ プラスチックキャップ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】移動体通信機の外部発着呼センサーにおい
   て、センサーの感度を高める事を目的に、高周波用のス
   テップアップトランスを用い、そのトランスの１次側に
   アンテナ出力を接続し、２次側をステップアップして検
   波ダイオードに接続してセンサー感度を高めたことを特
   徴とする。