JP3067666U - 砕石流出留め用ブロック - Google Patents
砕石流出留め用ブロックInfo
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- JP3067666U JP3067666U JP1999008225U JP822599U JP3067666U JP 3067666 U JP3067666 U JP 3067666U JP 1999008225 U JP1999008225 U JP 1999008225U JP 822599 U JP822599 U JP 822599U JP 3067666 U JP3067666 U JP 3067666U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- crushed stone
- block body
- bearing wall
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄道線路の砕石の流出を防止し、歩行面を有
し、安定性、耐震性、排水性を有する砕石流出留め用ブ
ロックを提供することを目的としたものである。 【構成】 ブロック本体1と、後面が砕石支承面3であ
る支承壁2と、支承壁2の下端中央に形成された排水孔
4と、前記支承壁2より前方のブロック本体1上面に排
水溝5が形成された歩行面6と、前記支承壁2より後方
のブロック本体1上面の前記歩行面6よりも高くしかも
左右後端の2点から前記排水孔4の内径の下端の1点に
向かう2本の谷線を有した左右中央三面の三角形からな
る堆積面7と、ブロック本体1底面の左右後端の2個の
脚部9と、ブロック本体1底面の左右先端の2個の滑止
突出部10と、ブロック本体1の左右側面の連結部11
とから形成されたことを特徴とする。
し、安定性、耐震性、排水性を有する砕石流出留め用ブ
ロックを提供することを目的としたものである。 【構成】 ブロック本体1と、後面が砕石支承面3であ
る支承壁2と、支承壁2の下端中央に形成された排水孔
4と、前記支承壁2より前方のブロック本体1上面に排
水溝5が形成された歩行面6と、前記支承壁2より後方
のブロック本体1上面の前記歩行面6よりも高くしかも
左右後端の2点から前記排水孔4の内径の下端の1点に
向かう2本の谷線を有した左右中央三面の三角形からな
る堆積面7と、ブロック本体1底面の左右後端の2個の
脚部9と、ブロック本体1底面の左右先端の2個の滑止
突出部10と、ブロック本体1の左右側面の連結部11
とから形成されたことを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、鉄道線路の構造物として使用するブロックに関し、砕石道床の端 部に沿って横方向に連結させて敷設することにより、砕石の流出を防止し、安定 性、耐震性、排水性、安全性を有し、鉄道関係者の歩行面として機能する砕石流 出留め用ブロックに関するものである。
【0002】
従来、ブロック本体と、ブロック本体上面の長さの略5分の4後寄りの位置に に垂直に立設させた支承壁と、支承壁の適当な位置に開けられた一定内径を有し た排水孔と、支承壁より前方のブロック本体上面に排水溝を有した水平の歩行面 と、支承壁より後方のブロック本体上面に前記歩行面と同じ高さの水平な堆積面 と、ブロック本体の水平な底面と、ブロック本体底面の後端に横幅一杯に形成さ れた1個の脚部と、ブロック本体底面の左右先端に形成された前面と左右両面が 垂直で後面が傾斜している2個の滑止突出部と、ブロック本体の左右側面に連結 部を形成した砕石流出留め用ブロックが看られる。
【0003】
前記従来技術の問題点として、次の各点をあげることができる。
【0004】 支承壁が略5分の4も後方にあるため、堆積面が狭く、ブロックにかかる砕石 の重量が少ないため、安定性が低い。
【0005】 道床内部に溜った雨水を排水するのに、排水孔に角度がついてないため排水が スムーズでなく、また、小さな砕石が排水孔内部に入って詰まることがある。
【0006】 堆積面の高さが歩行面と同じであるため、ブロック全体の重量バランスの重心 が支承壁より前寄りになる傾向があり、ブロックの安定性がよくない。
【0007】 堆積面が水平なので、堆積している砕石が動きやすく、また、堆積面が砕石か ら受ける摩擦が小さいため、ブロックが移動してしまいやすい。
【0008】 脚部が1枚壁であるため、排水性がよくない。
【0009】 滑止突出部の構造は、前方への1方向だけの移動防止を目的にしたものであり 、地震時等の複雑な動きには対応できない。
【0010】 この考案は、上記の問題を解決するための砕石流出留め用ブロックを提供する ことを目的とするものである。
【0011】
この考案は、ブロック本体は縦長の長方形であり、ブロック本体上面の長さの 略3分の2後寄りの位置に支承壁が立設されており、支承壁の上面は水平に形成 され、支承壁の後面は垂直に形成された砕石支承面であり、支承壁の前面は支承 壁の上よりも下の方が厚くなるよう傾斜を有し、支承壁の下端中央には内径が後 方から前方にテーパ状に拡開した排水孔が形成され、前記支承壁より前方のブロ ック本体上面は縦方向に左右両端とその間に6本の排水溝が等間隔に形成された 水平の歩行面であり、前記支承壁より後方のブロック本体上面は全体として前記 歩行面よりも高い位置にありしかも左右後端の2点から前記排水孔の内径の下端 の1点に向かう2本の谷線を有し下方傾斜する左右中央三面の三角形からなる堆 積面を形成し、ブロック本体の底面を水平に形成し、ブロック本体底面の左右後 端には付根が横長の長方形で前面と後面と外側面が垂直で前面上部に補強部を有 し内側面は下よりも上の方が厚くなるよう傾斜し底面が水平である2個の脚部が 間隔をあけて形成され、ブロック本体底面の左右先端に付根が略正方形で前面と 外側面が急傾斜で後面と内側面が緩傾斜である四角錐の滑止突出部が間隔をあけ て2個形成され、ブロック本体の左右側面に凹凸型の連結部を形成したことを特 徴とする砕石流出留め用ブロックに関するものである。
【0012】 上記のように構成された砕石流出留め用ブロックによれば、ブロック本体上面 の長さの略3分の2後寄りの位置に支承壁が立設されているため、堆積面が広く なり、ブロックにかかる砕石の重量が大きいため、安定性が高まる。
【0013】 排水孔がテーパ状に拡開しているため、道床内部の水は排水孔内を流れ下るよ うにスムーズに排水される。また、小さな砕石が排水孔内部に入っても、拡開し ているため詰まることはない。
【0014】 堆積面の高さが歩行面よりも高いために重量も重くなり、ブロック全体の重量 バランスの重心が後寄りになり、ブロックの安定性がよくなる。
【0015】 堆積面が、下方傾斜する左右中央の三面の三角形から構成されているため、堆 積している砕石が安定して動きにくく、安全性が高まる。また、堆積面が砕石か ら受ける摩擦が大きいため、ブロックが移動しにくく、安定性が高まる。
【0016】 脚部が左右2個間隔をあけて形成されているので、中間に空間があるため、排 水性が非常によい。
【0017】 滑止突出部の構造は、前面と外側面が急傾斜で後面と内側面が緩傾斜である四 角錐が左右2個形成されているので、前方だけでなくあらゆる方向の移動を防止 することができるので、地震時等の複雑な動きには対応できる。
【0018】
この考案の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明するが、これに のみ限定されるべきでないことは云うまでもない。
【0019】 図中1は、縦長長方形であるブロック本体である。図中2は、ブロック本体1 の上面の長さの略3分の2後寄りの位置に立設した支承壁である。支承壁2の形 状は、上面は水平に形成され、後面は垂直に形成された砕石支承面3であり、前 面は支承壁2の上よりも下の方が厚くなるよう傾斜を有している。図中4は、支 承壁2の下端中央に、内径が後方から前方にテーパ状に拡開して形成された排水 孔である。支承壁2より前方のブロック本体1の上面は、縦方向に左右両端とそ の間に6本の排水溝5が等間隔に形成された、水平の歩行面6が形成されている 。支承壁2より後方のブロック本体1の上面は、全体として前記歩行面6よりも 高い位置にあり、しかも左右後端の2点から前記排水孔4の内径の下端の1点に 向かう2本の谷線を有し、下方傾斜する左と右と中央の三面の三角形からなる堆 積面7が形成されている。ブロック本体1の底面は、水平に形成されている。図 中9は、ブロック本体1の底面の後端の左右に、付根が横長の長方形で、前面と 後面と外側面が垂直で、前面上部に補強部8を有し、内側面は下よりも上の方が 厚くなるように傾斜し、底面が水平で、間隔をあけて形成された2側の脚部であ る。図中10は、ブロック本体1の底面の先端の左右に、付根が略正方形で、前 面と外側面が急傾斜で後面と内側面が緩傾斜の四角錐で、間隔をあけて2個形成 された滑止突出部である。図中11は、ブロック本体1の左右側面に、凹凸型に 形成された連結部である。以上のように一体的に形成された本願ブロックは、道 床の砕石12の端部に沿って配置され、左右のブロックの連結部11と凹凸を交 互に連結して、路盤13上に敷設される。
【0020】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0021】 上記のように構成された砕石流出留め用ブロックによれば、ブロック本体上面 の長さの略3分の2後寄りの位置に支承壁が立設されているため、堆積面が広く なり、ブロックにかかる砕石の重量が大きいため、安定性が高まる。
【0022】 排水孔がテーパ状に拡開しているため、道床内部の水は排水孔内を流れ下るよ うにスムーズに排水される。また、小さな砕石が排水孔内部に入っても、拡開し ているため詰まることはない。
【0023】 堆積面の高さが歩行面よりも高いために重量も重くなり、ブロック全体の重量 バランスの重心が後寄りになり、ブロックの安定性がよくなる。
【0024】 堆積面が、下方傾斜する左右中央の三面の三角形から構成されているため、堆 積している砕石が安定して動きにくく、安全性が高まる。また、堆積面が砕石か ら受ける摩擦が大きいため、ブロックが移動しにくく、安定性が高まる。
【0025】 脚部が左右2個間隔をあけて形成されているので、中間に空間があるため、排 水性が非常によい。
【0026】 滑止突出部の構造は、前面と外側面が急傾斜で後面と内側面が緩傾斜である四 角錐が左右2個形成されているので、前方だけでなくあらゆる方向の移動を防止 することができるので、地震時等の複雑な動きには対応できる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関わる係る砕石流出留め用ブロックを
あらわし、(A)は右側面図、(B)は平面図、(C)
は底面図である。
あらわし、(A)は右側面図、(B)は平面図、(C)
は底面図である。
【図2】本考案に係る砕石流出留め用ブロックの正面図
である。正面正中線縦断面図。
である。正面正中線縦断面図。
【図3】本考案に係る砕石流出留め用ブロックの背面図
である。
である。
【図4】本考案に係る砕石流出留め用ブロックの左側面
図である。
図である。
【図5】本考案に係る砕石流出留め用ブロックの正面正
中線縦断面図である。
中線縦断面図である。
【図6】本考案に係る砕石流出留め用ブロックの歩行面
部分を後方から見た断面図である。
部分を後方から見た断面図である。
【図7】本考案に係る砕石流出留め用ブロックを敷設し
た状態をあらわす断面図である。
た状態をあらわす断面図である。
1 ブロック本体 2 支承壁 3 砕石支承面 4 排水孔 5 排水溝 6 歩行面 7 堆積面 8 補強部 9 脚部 10 滑止突出部 11 連結部
Claims (1)
- 【請求項1】 ブロック本体(1)は縦長の長方形であ
り、ブロック本体(1)上面の長さの略3分の2後寄り
の位置に支承壁(2)が立設されており、支承壁(2)
の上面は水平に形成され、支承壁(2)の後面は垂直に
形成された砕石支承面(3)であり、支承壁(2)の前
面は支承壁(2)の上よりも下の方が厚くなるよう傾斜
を有し、支承壁(2)の下端中央には内径が後方から前
方にテーパ状に拡開した排水孔(4)が形成され、前記
支承壁(2)より前方のブロック本体(1)上面は縦方
向に左右両端とその間に6本の排水溝(5)が等間隔に
形成された水平の歩行面(6)であり、前記支承壁
(2)より後方のブロック本体(1)上面は全体として
前記歩行面(6)よりも高い位置にありしかも左右後端
の2点から前記排水孔(4)の内径の下端の1点に向か
う2本の谷線を有し下方傾斜する左右中央三面の三角形
からなる堆積面(7)を形成し、ブロック本体(1)の
底面を水平に形成し、ブロック本体(1)底面の左右後
端には付根が横長の長方形で前面と後面と外側面が垂直
で前面上部に補強部(8)を有し内側面は下よりも上の
方が厚くなるよう傾斜し底面が水平である2個の脚部
(9)が間隔をあけて形成され、ブロック本体(1)底
面の左右先端に付根が略正方形で前面と外側面が急傾斜
で後面と内側面が緩傾斜である四角錐の滑止突出部(1
0)が間隔をあけて2個形成され、ブロック本体(1)
の左右側面に凹凸型の連結部(11)を形成したことを
特徴とする砕石流出留め用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008225U JP3067666U (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 砕石流出留め用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008225U JP3067666U (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 砕石流出留め用ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067666U true JP3067666U (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=43201186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999008225U Expired - Lifetime JP3067666U (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 砕石流出留め用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067666U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019108754A (ja) * | 2017-12-19 | 2019-07-04 | 株式会社ホクエツ | 防火ブロック及びその敷設方法 |
KR20220006201A (ko) * | 2020-07-08 | 2022-01-17 | (주)동명기술공단종합건축사사무소 | 프리캐스트 조립식 l형 옹벽 구조물 및 그 시공방법 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP1999008225U patent/JP3067666U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019108754A (ja) * | 2017-12-19 | 2019-07-04 | 株式会社ホクエツ | 防火ブロック及びその敷設方法 |
KR20220006201A (ko) * | 2020-07-08 | 2022-01-17 | (주)동명기술공단종합건축사사무소 | 프리캐스트 조립식 l형 옹벽 구조물 및 그 시공방법 |
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