JP3067556B2 - フェンダーライナ - Google Patents

フェンダーライナ

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JP3067556B2
JP3067556B2 JP6282669A JP28266994A JP3067556B2 JP 3067556 B2 JP3067556 B2 JP 3067556B2 JP 6282669 A JP6282669 A JP 6282669A JP 28266994 A JP28266994 A JP 28266994A JP 3067556 B2 JP3067556 B2 JP 3067556B2
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JP
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fender liner
fender
liner
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浩信 田中
伸二 渡辺
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のフェンダーライ
ナ、特にホイールハウス内に配設した配管の取出口を備
えたフェンダーライナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1(A)に示すように、フェンダーラ
イナ1は、アーチ形状で一般に合成樹脂の一体成形品で
あり、その内周縁11がフェンダーエプロンに固定さ
れ、外周縁12がフェンダーパネルのアーチ部に固定さ
れてホイールハウス内を覆い、タイヤのはね上げる泥水
等がホイールハウス内に侵入するのを防止する役割を果
たしている。
【0003】ところで、クーラ等の配管をホイールハウ
ス内を通って配設する場合、図2に示すように配管3は
フェンダーライナ1の上面側に配され保護されている。
従って、かかる配管構造ではフェンダーエプロン2と接
する内周縁11の一部(図1(A)のD部)に切欠き状
の開口7を形成したフェンダーライナを用い、この開口
7から配管3を取出している。この開口付きフェンダー
ライナは配管専用のものであって、これを配管のないホ
イールハウスに用いると開口7からタイヤからの泥水等
が侵入するので好ましくない。従って、開口7を有する
フェンダーライナと、開口がなく内周縁が隙間なくフェ
ンダーエプロンに密着固定されるフェンダーライナ(図
2の鎖線形状110)の2種類が準備され、配管の有無
によっていずれかを取付けており、コスト、作業性に問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の実情に
鑑みてなされたもので、配管の有無にかかわらずフェン
ダーライナを共通化し、生産性を向上するとともに低コ
スト化をはかることを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は図1に示すよう
に、フェンダーライナ1の内周部の一部に、フェンダー
エプロン2と接する内周縁11を自由端とし、スリット
4a、4bによりフェンダーライナ1の一般部と分離さ
れ、両スリット4a、4bの先端間をつなぐインテグラ
ルヒンジ5により回動可能とした開閉リッド6を設け、
該開閉リッド6により開閉される開口7を配管3A、3
Bの取出口としたものである。開閉リッド6を有するフ
ェンダーライナ1は合成樹脂を金型成形することにより
得られる。
【0006】
【作用】ホイールハウスに配管を設けない場合は、開閉
リッドにより開口が閉じられたフェンダーライナを用い
る。配管が設けられる場合は、配管により開閉リッドを
押し開き、配管を開口に挿通させる。
【0007】
【実施例】図1に示す実施例において、フェンダーライ
ナ1は合成樹脂の一体成形品で、図1(A)に示すよう
にアーチ形状をなしており、その内周縁11がフェンダ
ーエプロン2にボルト締めされ、外周縁12が図略のフ
ェンダーパネルのアーチ部に沿って固定され、ホイール
ハウス内を覆う。フェンダーライナ1の内周縁11はフ
ェンダーエプロン2の形状に対応して中央部がほぼ直角
のコーナ状に屈曲し、フェンダーライナ1の後半部は幅
が狭くなっている。
【0008】図1(B)、(C)はコーナ部〔図1
(A)のD部〕を示すもので、コーナ部は面13,14
により斜め下方へ下降する凹溝状となっており、その終
端のコーナ縁近傍部分が立上がり面6としてある。
【0009】この立上り面6はほぼ四角形で、コーナの
一方の側にはコーナ縁とほぼ直角に交わるスリツト4a
が形成してありフェンダーライナ1の一般部と分離され
ており、コーナの他方の側には短いスリット4bが形成
してあり、両スリット4a、4bの先端間をつなぐよう
にインテグラルヒンジ5が形成してある。インテグラル
ヒンジ5はほぼ直角の断面形状で他の部分よりもやや薄
肉としてある。これにより、上記立上り面6は、コーナ
縁を自由端とし、インテグラルヒンジ5を中心にそのバ
ネ性により回動する開閉リッド6を形成する。そして、
このリッド6を開く(鎖線図示)ことで形成される開口
7が配管3A、3Bの取出口となる。このフェンダーラ
イナ1は、合成樹脂で一体に金型成形される。
【0010】上記構造のフェンダーライナ1を、配管を
設けたホイールハウスに用いる場合には、配管3A、3
Bをフェンダーエプロン2の外面に沿ってクリップ、テ
ープ等で固定する。そして、その下側からフェンダーラ
イナ1を配し、内側縁11をフェンダーライナ2に所定
の間隔でボルト等で固定し、外側縁12をフェンダーパ
ネル(図略)のアーチ部に沿い固着する。このとき、開
閉リッド6はプロテクタ31で被覆された配管3A、3
Bで押上げられ、配管3A、3Bはフェンダーエプロン
2と開閉リッド6との間の開口7に挿通された形とな
り、フェンダーライナ1外へ取出される。
【0011】そして、この開口7を、プロテクタ31で
被覆された並設の配管3A、3Bの断面の大きさに相当
する大きさに設定すれば、配管3A、3Bと上記開口7
との間の隙間は僅少であり、タイヤのはね上げる泥水等
がホイールハウス内に侵入することはほとんどない。
【0012】このフェンダーライナ1は勿論、配管のな
いホイールハウスにも適用される。コーナ縁をなす開閉
リッド5の自由端はフェンダーエプロンの外面にほぼ接
しており、スリット4a、4bが存在するもののその隙
間は僅少であるから、この場合も泥水等の侵入はほとん
どない。
【0013】
【発明の効果】本発明のフェンダーライナは一体成形さ
れた開閉リッドにより開閉される開口を備えており、ホ
イールハウスに配管を設ける場合および設けない場合の
いずれにも共用され得る。そして、上記開口は、配管を
設けない場合には開閉リッド5で閉じられ、配管を挿通
させた場合には配管により閉じられるから、タイヤのは
ね上げる泥水等がホイールハウス内に侵入することはな
い。また、配管を設けた場合、開閉リッドは配管自体に
より押上げられることで開かれるから、フェンダーライ
ナの取付作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、図1(A)はフ
ェンダーライナの全体斜視図、図1(B)は図1(A)
のD部拡大図、図1(C)は図1(B)のC−C線に沿
う断面図である。
【図2】従来のフェンダーライナの図1(B)に相当す
る部分の配線設置状態斜視図である。
【符号の説明】
1 フェンダーライナ 11 内周縁 12 外周縁 2 フェンダーエプロン 3A、3B 配管 4a、4b スリット 5 インテグラルヒンジ 6 開閉リッド 7 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−238428(JP,A) 特開 昭61−225035(JP,A) 特開 平2−182587(JP,A) 実開 平5−69289(JP,U) 実開 平2−108637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のホイールハウスの内面を覆うフ
    ェンダーライナであって、フェンダーエプロンと接する
    内周縁を自由端とし、2本のスリットによりフェンダー
    ライナの一般部と分離され、両スリットの先端間をつな
    ぐインテグラルヒンジを中心に回動可能とした開閉リッ
    ドにより開閉される開口を設け、該開口を、フェンダー
    ライナ上方のホイールハウス内を通る配管の取出口とし
    たことを特徴とするフェンダーライナ。
  2. 【請求項2】 上記開閉リッドを有するフェンダーライ
    ナは合成樹脂の一体成形品である請求項1に記載のフェ
    ンダーライナ。
JP6282669A 1994-10-21 1994-10-21 フェンダーライナ Expired - Lifetime JP3067556B2 (ja)

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JP3352955B2 (ja) * 1998-09-01 2002-12-03 日本プラスト株式会社 車輌のホイールハウス内に取り付ける樹脂プロテクター
JP2008195305A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Kanto Auto Works Ltd 自動車の車体前部構造
JP6880836B2 (ja) * 2017-03-03 2021-06-02 三菱自動車工業株式会社 車体構造
CN110834672B (zh) * 2018-08-15 2023-06-02 标致雪铁龙汽车股份有限公司 一种车辆的后翼子板内板结构及车辆

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