JP3067449U - マグネット固定板とマグネットホルダ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】大切な掲示用紙を汚したり穴をあけたりせず
に、また壁面自体にも複数の傷や汚れを残すことなく、
場所を選ばずに掲示用紙を簡単に固定することを可能と
する。 【解決手段】 本考案は、マグネットが吸着する材質で
なる板の裏面に壁面への接着部を設け、その表側の一部
にマグネットあるいはプラスチック類で覆ったマグネッ
トを引掛け、あるいは接続して一体化することを最も主
要な特徴とする。接続部を支点として、マグネットホル
ダーを上方向に持ち上げ、マグネット固定板との間の隙
間に掲示用紙を差込み、持ち上げていたマグネットホル
ダーから手を放すと自然落下して所定の位置でマグネッ
ト固定板に吸着し掲示用紙を挟み込むことになる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、伝言メモ用紙や掲示用紙の壁面への貼り付けや取り外しを容易にし たマグネット固定板とマグネットホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、掲示用紙を壁に貼り付けようとする場合には、画鋲で掲示用紙の角を貫 通し、または粘着テープを貼り付けて壁等に直接的に固定していた。

【０００３】 あるいは、下地が鉄である場合には、マグネットで掲示用紙の角や一辺を押さ えることで掲示用紙を壁等に固定していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者においては、粘着テープや画鋲で掲示用紙 を固定させようとすると 大切な掲示用紙が汚れ、用紙に穴があいてしまうと共 に、壁自体にも複数のテープの跡や穴が残ることになり掲示用紙を取り去った後 は極めて見苦しいものとなるという欠点を有していた。 また、掲示用紙を壁面に貼り付ける時には、水平垂直には一際気を使うもので あるが、粘着テープや画鋲で掲示用紙を固定させようとするものでは、同じ場所 に同じ大きさの掲示用紙を貼ろうとする場合でもなかなか思い通りにいかず、そ の都度掲示位置や角度が微妙に移動していまうものであった。

【０００５】 また、後者のマグネットで掲示用紙を固定させるものでは、掲示用紙を固定さ せようとする場所の下地が必ず鉄製で無ければ成らず、そのような条件の壁面は 一般家庭では冷蔵庫しか見あたらないと言った具合に、その使用範囲は極限られ たものとなっていた。 また、粘着テープや画鋲で掲示用紙を固定させようとする場合と同じように、 その都度掲示位置や角度が微妙に移動していまうものであった。 また、マグネットのものでは取り付けは用意であるが、その脱落も早く 掲示 用紙に不用意に少しでも触れるとマグネットは掲示用紙と共に床に落ちてしまう といった問題を抱えていた。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、マグネットが吸着する材質でなる板の裏面に壁面への接着部を設け 、その表側の一部にマグネットあるいはプラスチック類で覆ったマグネットを引 掛け、あるいは接続して一体化することを最も主要な特徴とする。

【０００７】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。

【０００８】

【実施例】

図１は、本考案のマグネット固定板とマグネットホルダー の内のマグネット 固定板の１実施例の斜視図である。１は接着部であり両面テープを使用している 。２は鉄製の板、３は接続部であり２の鉄製の板の一部を切り欠いて引き起こし てフックの形状とすることで最小の部品点数にしている。 ３の接続部はこの他 別部品として軟性の紐状のものとすることも可能である 。 ４の穴は、２の鉄製の板の一部に、あるいは３の接続部の一部に画鋲を刺すこ とのできる穴であり、この実施例の場合はフックの形状をした３の接続部の先端 に設けている。

【０００９】 図２は、本考案のマグネット固定板の２実施例の平面図である。この平面図の 裏には１の接着部があり両面テープを使用している。２は鉄製の板であり横長に している。３は接続部であり２の鉄制の板の一部に複数設けている。

【００１０】 図３は、本考案のマグネット固定板の３実施例の斜視図である。２は鉄製の板 であり、２の鉄製の板の裏面に画鋲のような５の針先を設け、それを以て１の接 着部としている。 画鋲自体を５の針先を設けた２の鉄製の板として、その画 鋲の針先ので単品である３の接続部の一部を貫通せさ固定することで一体化に形 成するようにしている。 この他、２の鉄製の板に設けた１の接着部の両面テープ等に、単品である３の 接続部の一部を貼り付けて固定することで一体化に形成するようにすることもで きる。

【００１１】 図４は、本考案のマグネット固定板とマグネットホルダー の内のマグネット ホルダーの４実施例の斜視図である。 ６のマグネットを覆うプラスチック類７の端部に８の接続穴を設けている。 この他に、マグネットの周囲だけをプラスチック類で覆い その端部に６の接 続穴を設けることでて、マグネットホルダーを形成することもできる。すなわち 、表と裏側はマグネットが露出している形となる。

【００１２】 図５は、本考案のマグネットホルダーの５実施例の平面図である。 図５では、６のマグネットを覆うプラスチック類７の一部に、平部のある３の接 続部を形成している。３の接続部の平部に、前記に述べたように針先で３の接続 部の一部を貫通せさたり、マグネットが吸着する材質でなる板の １の接着部の 両面テープ等に３の接続部の平部を貼り付けて固定することで一体化に形成する ようにしている。

【００１３】 図６は、本考案のマグネットホルダーの６実施例の断面図である。 図６では、６のマグネットを覆うプラスチック類７側と３の接続部の接続を簡単 に且つ確実にするために、さらに３の接続部の両端に平部を設けて、一方をマグ ネットとそれを覆うプラスチック類の間に入れて、プラスチック類にマグネット を貼り付ける時に同時に接着固定するようにしている。

【００１４】 図７は、本考案の、マグネット固定板とマグネットホルダーの７実施例の斜視 図である。 図７では、マグネット固定板として、１の接着部に両面テープを、２を鉄製の板 、３の接続部は２の鉄製の板の一部を起こしてフックの形状としており、この接 続部に６のマグネットを覆うプラスチック類７側の端部に設けた８の接続穴を利 用してマグネットホルダーを接続している。 実施例では、マグネット固定板とマグネットホルダーは丸形としているが、そ の形状は横長にするなど自由である。 また、１個のマグネット固定板に対し、マグネットホルダーを複数並べて、ある いは複数に重ねて引掛けまたは接続することも可能である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１６】 請求項１のマグネット固定板では、マグネットが吸着する材質でなる板の裏面 に接着部を設け、その一部にマグネットを引掛け または接続できる接続部を設 けているので、この接着部を利用して任意の壁面に、このマグネット固定板を貼 り付ければ、掲示用紙を留めるためのマグネットを場所を選ばずに使用すること ができるようになる。 すなわち、大切な掲示用紙を汚したり穴をあけたりせずに、また壁面自体にも 複数の傷や汚れを残すことなく、次から次へと掲示用紙を貼り替えることができ るものである。 その場合、最初にこのマグネット固定板を壁面に貼り付ける時だけ水平垂直や 等間隔に気を配れば、後に貼り付ける掲示用紙は自然とそのような配置となるも のである。 また、マグネットを このマグネット固定板の接続部に引掛け または接続す るようにしているので、マグネットは不用意に移動したり脱落することがなくな るものである。 接続部を支点として、マグネットホルダーを上方向に持ち上げ、マグネット固 定板との間の隙間に掲示用紙を差込み、持ち上げていたマグネットホルダーから 手を放すと自然落下して所定の位置でマグネット固定板に吸着し掲示用紙を挟み 込むことになる。 従来、掲示用紙を貼り付けようとする場合には、必ず両手を必要としていたが 、マグネットをマグネット固定板の接続部に引掛け または接続したものでは、 片手でも用が足せるようになる。特に掲示用紙の取り外し時には、いちいち画鋲 を抜いたり、マグネットを押さえたりせずに、掲示用紙をそのまま下に引っ張る だけの簡単な作業となるものである。

【００１７】 請求項２のマグネット固定板では、マグネットが吸着する材質でなる板の一部 に、あるいはマグネットを引掛けまたは接続できる接続部の一部に画鋲を刺すこ とのできる穴を設けている。従って、このマグネット固定板を接着部を利用して 貼り付けられない場合や比較的重量のある掲示物の場合などには、この穴に画鋲 を突き刺すことで、このマグネット固定板を任意の壁面に確実に固定することが できる。

【００１８】 請求項３のマグネット固定板では、マグネットが吸着する材質でなる板の裏面 に画鋲のような針先を設け、それを以て接着部としている。このマグネット固定 板を掲示板などに貼り付けて使用する場合に有効的であり、その移動が自由とな る。

【００１９】 請求項４のマグネットホルダーでは、マグネットの一部に あるいはマグネッ トを覆うプラスチック類の一部に接続穴や切り欠き等を設け、マグネット固定板 に引掛けまたは接続できる形状を有すしているので、マグネットは不用意に移動 したり 脱落して紛失してしまうことがなくなると共に、マグネット固定板と一 体化することで、下地であるマグネット固定板の見苦しさを覆い隠すことができ 壁面の美的感覚を損なわず、外観的にも優れたものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案のマグネット固定板とマグネッ
トホルダー の内のマグネット固定板の１実施例の斜視
図である。

【図２】図２は、本考案のマグネット固定板の２実施例
の平面図である。

【図３】図３は、本考案のマグネット固定板の３実施例
の斜視図である。

【図４】図４は、本考案のマグネット固定板とマグネッ
トホルダー の内のマグネットホルダーの４実施例の斜
視図である。

【図５】図５は、本考案のマグネットホルダーの５実施
例の平面図である。

【図６】図６は、本考案のマグネットホルダーの６実施
例の断面図である。

【図７】図７は、本考案のマグネット固定板とマグネッ
トホルダーの７実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 接着部 ２ 鉄製の板 ３ 接続部 ４ 穴 ５ 針先 ６ マグネット ７ プラスチック類 ８ 接続穴

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マグネットが吸着する材質でなる板の裏
   面に接着部を、そして、その板の一部に接続部を設けて
   成り、その接続部にマグネットあるいはマグネットを覆
   うプラスチック類の一部を引掛け または接続できるマ
   グネット固定板。
2. 【請求項２】 マグネットが吸着する材質でなる板の一
   部に、あるいは マグネットを引掛けまたは接続できる
   接続部の一部に画鋲を刺すことのできる穴を設けたマグ
   ネット固定板。
3. 【請求項３】 マグネットが吸着する材質でなる板の裏
   面に画鋲のような針先を設け、それを以て接着部とした
   請求項１および請求項２項記載のマグネット固定板。
4. 【請求項４】 マグネットの一部に あるいはマグネッ
   トを覆うプラスチック類の一部に接続穴や接続用の切り
   欠き等を設け、または マグネットの一部にあるいはマ
   グネットを覆うプラスチック類の一部に接続部を設け
   て、 請求項１ 請求項２ 請求項３項記載のマグネッ
   ト固定板に引掛けまたは接続できる形状を有するマグネ
   ットホルダー。