JP3067082B2 - シート電線の接続構造 - Google Patents

シート電線の接続構造

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JP3067082B2
JP3067082B2 JP6187030A JP18703094A JP3067082B2 JP 3067082 B2 JP3067082 B2 JP 3067082B2 JP 6187030 A JP6187030 A JP 6187030A JP 18703094 A JP18703094 A JP 18703094A JP 3067082 B2 JP3067082 B2 JP 3067082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の電気回路を構成
するワイヤハーネスなどに使用されるシート電線の接続
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の電気回路に使用されるワ
イヤハーネスは、基幹となる電線束と、該基幹となる電
線束から枝分かれする分岐電線の束を、絶縁テープで
巻き付けて結束した構造を有している。近年、自動車に
搭載される機器の増加に伴いワイヤハーネスの基幹とな
る電線および分岐電線の数も増加し、電線の束も大径化
し重量も増大する傾向にある。
【0003】そこで、ワイヤハーネスの軽量化、小型化
を達成するため、ワイヤハーネスの電線束に代えて絶縁
シートに電線を配列した構造のワイヤハーネスも考えら
れている。たとえば、本出願人が特願平5−25828
4号として先に提案したワイヤーハーネスにおいては
図8に示すように、絶縁シートaに配列された基幹電線
bと、基幹電線bから枝分かれする分岐電線cとを絶縁
シートa内において接続したワイヤハーネスWが示され
ている。dは、分岐電線cに接続されたコネクタであ
る。
【0004】ところが、図9に示すように、絶縁シート
aにおいては、特定の基幹電線b′(アース回路用な
ど)に分岐接続が数多く集中する。そのため、分岐接続
の最も多い基幹電線b′の必要とする長さによって絶縁
シートaの所用長さLが決定され、他の基幹電線bの分
岐接続が少ない場合でも、長大な絶縁シートaを必要と
し、折り畳んで配置する際にもその厚みが大となって
量も増大することとなり、このような絶縁シートを用い
たワイヤハーネスであってもその小型、軽量化を阻む問
題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するためになされたものであって、絶縁シート
に複数の電線を配列して成るシート電線の電線相互を、
端子付きブスバーで接続することにより、ワイヤハーネ
スの小型、軽量化が達成できるシート電線の接続構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、絶縁シートに複数の電線を配列して成る
シート電線の接続構造において、前記シート電線を折り
畳んで収容する際にシート電線間に介装する絶縁用の隔
離板に端子付きブスバーを配設固定し、該隔離板をシー
ト電線の端部に配置して折り返された前記シート電線と
の間に挟持させるようにし、該シート電線内の所定の電
線を該端子付きブスバーの端子部に接続することによ
り、該シート電線内の所定の電線相互を端子付きブスバ
ーを介して導通させるようにしたことを特徴とする。端
子付きブスバーの端子部は、圧接端子または圧着端子で
あることが好ましい(請求項2)。端子付きブスバーの
固定に際しては隔離板に設けたブスバー固定用の凹部に
嵌入して固定することが好ましい(請求項3)。端子付
きブスバーは、コ字状または櫛歯状に形成されているこ
とが好適である(請求項4)
【0007】
【作用】本発明によれば、シート電線を構成する電線相
互を、シート電線間に介装する隔離板に設けた端子付き
ブスバーで導通させるようにしているため、シート電線
から分岐接続される分岐電線との接続部分を複数の電線
に分散することが可能となる。すなわち、接続部分の多
い特定の電線、たとえばアース回路等の電線を、端子付
きブスバーで複数の電線に接続することにより、シート
電線内の接続部分を分散させ、シート電線の全長を短縮
することができ、シート電線の小型、軽量化が達成され
る。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る端子付きブス
バー1および隔離板2を示す斜視図であり、図2は、端
子付きブスバー1を隔離板2に配設して固定した状態を
示す斜視図である。端子付きブスバー1は、導電性金属
板をプレス加工することによりコ字状に形成され、コ字
状の基板部1aの末端部に端子部として、V字状の切込
みを入れると共に電線圧入用のスロット3を設け、略直
角に折り曲げて形成した圧接端子4を備えている。V字
状の切込みを入れた圧接端子4の先端4aは尖鋭化され
ている。
【0009】圧接端子4を形成する位置は、後述する分
岐接続シート5の導通させる電線相互の間隔に合わせて
設定されるが、図3に示すように、帯状の導電性金属板
を打ち抜いて、基板部1aから枝分かれした圧接端子4
を連鎖状に形成しておき、所定の位置で切断して使用す
るようにしてもよい。
【0010】隔離板2は、シート電線5を折り畳んで収
容する際に、シート電線5相互の絶縁を確保するため、
シート電線5間に挿入するために使用されるものであ
り、合成樹脂材の成形加工により薄板に形成されてい
る。表面には、ブスバー固定用凹部として溝6が設けら
れており、接着剤などを用いて溝6内に端子付きブスバ
ー1を固定する。
【0011】図4は、シート電線5を示す斜視図であ
る。シート電線5は、柔軟性を有する電気絶縁性の合成
樹脂フィルムまたは合成樹脂製の薄板から成る2枚の絶
縁シート7、7′間に、ワイヤハーネスを構成する複数
の電線8を並行に配列した状態で挟み込み、絶縁シート
7、7′相互を接着して形成したものである。
【0012】シート電線5内の電線8と端子付きブスバ
ー1とを接続するには、図5に示すように、隔離板2上
にシート電線5を配置して、端子付きブスバー1の圧接
端子4のスロット3に、分岐接続シート5の電線8を圧
入する。このとき、圧接端子4の鋭利な先端4aによ
り、圧接端子4が絶縁シート7、7′を貫通して電線8
と圧接端子4とが接続される。図5は、隔離板2を挟ん
で分岐接続シート5を折り畳んだ状態を示しており、電
線8の所定の位置において、絶縁シート7に孔9を開け
て分岐回路を構成する電線10と接続される。
【0013】図6は、端子付きブスバー1の接続を行う
前のシート電線5を模式的に示した説明図であり、複数
の電線8が絶縁シート7に配列されている状態を表して
いる。特定の電線8′には多数の接続部Jが設けられて
いる。そのため、分岐接続シート5の長さL1 を必要と
している。
【0014】図7は、端子付きブスバー1の接続を行っ
た後の電線8′を示す説明図である。電線8′は、端子
付きブスバー1の一方の圧接端子4に接続され、電線
8″は、他方の圧接端子4′に接続されている。したが
って、電線8′と8″とは互いに導通し、電線8′に必
要とされる接続部Jの約半数を電線8″に分散すること
が可能となる。シート電線の長さL2 は、前記L1 に比
較して、その長さが半減されるので、小型、軽量化が達
成される。
【0015】上記の実施例においては、端子付きブスバ
ーの端子部に圧接端子4を設けた場合を示したが、端子
部の構造は圧接端子に限らず、圧着端子等のように、電
線を接続するために形成した端子部であればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、シート電線を構成する
電線相互を、端子付きブスバーで導通させるようにして
いるため、分岐電線との接続部分をシート電線内の複数
の電線に分散することが可能となる。すなわち、接続部
分の多い特定の電線、たとえばアース回路等の電線を、
端子付きブスバーで複数の電線に接続することにより、
シート電線内の接続部分を分散させ、シート電線の全長
を短縮することができ、ワイヤハーネス全体の小型、軽
量化に役立つなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係端子付きブスバーおよび
隔離板を示す斜視図である。
【図2】図1の端子付きブスバー1を隔離板2に配設し
て固定した状態を示す斜視図である。
【図3】図1の端子付きブスバー1を作製する方法の一
例を示す説明図である。
【図4】図1の端子付きブスバー1と接続するシート電
線を示す斜視図である。
【図5】図4のシート電線内の電線と端子付きブスバー
1の圧接端子とを接続した状態を示す斜視図である。
【図6】図4のシート電線の接続部を模式的に示した説
明図である。
【図7】図4のシート電線内の電線相互を端子付きブス
バー1の接続により導通させた際の接続部を示す説明図
である。
【図8】従来の絶縁シートを用いたワイヤハーネスの構
造を示す説明図である。
【図9】図8の絶縁シート内の基幹電線と分岐電線との
接続部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 端子付きブスバー 2 隔離板 4 圧接端子(端子部) 5 シート電線 7、7′ 絶縁シート 8、8′、8″ 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−15582(JP,A) 特開 平5−344632(JP,A) 特開 平7−312240(JP,A) 特開 平7−114828(JP,A) 実開 昭60−178975(JP,U) 実開 昭54−89492(JP,U) 実開 昭60−87478(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/03 - 9/11 H01R 11/01,23/66 H01R 23/68,31/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁シートに複数の電線を配列して成る
    シート電線の接続構造において、前記シート電線を折り
    畳んで収容する際にシート電線間に介装する絶縁用の隔
    離板に端子付きブスバーを配設固定し、該隔離板をシー
    ト電線の端部に配置して折り返された前記シート電線と
    の間に挟持させるようにし、該シート電線内の所定の電
    線を該端子付きブスバーの端子部に接続することによ
    り、該シート電線内の所定の電線相互を端子付きブスバ
    ーを介して導通させるようにしたことを特徴とするシー
    ト電線の接続構造。
  2. 【請求項2】 端子付きブスバーの端子部が、圧接端子
    または圧着端子である請求項1記載のシート電線の接続
    構造。
  3. 【請求項3】 隔離板に設けたブスバー固定用の凹部
    に、端子付きブスバーを嵌入して固定した請求項1また
    は請求項2記載のシート電線の接続構造。
  4. 【請求項4】 端子付きブスバーが、コ字状または櫛歯
    状に形成されている請求項1、請求項2または請求項3
    記載のシート電線の接続構造。
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