JP3066942U - 分電盤用分岐導体 - Google Patents

分電盤用分岐導体

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JP3066942U
JP3066942U JP1999006524U JP652499U JP3066942U JP 3066942 U JP3066942 U JP 3066942U JP 1999006524 U JP1999006524 U JP 1999006524U JP 652499 U JP652499 U JP 652499U JP 3066942 U JP3066942 U JP 3066942U
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勉 越智
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株式会社伊原電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分岐導体間の間隔に関するJIS規格を満たし
ながら、従来のものより大きな電流容量を有し、より低
コストで製造できる分岐導体を提供する。 【解決手段】細長い導電性金属板から形成され、水平な
一方の端部2が一方の分岐ブレーカの電源側下段端子に
ネジ止めされ、水平な他方の端部3が他方の分岐ブレー
カの電源側上段端子にネジ止めされるようになってお
り、一方の端部には、主幹銅帯にネジによって接合され
る水平な接続部4が接続し、接続部と他方の端部との間
にのびる中間部5は、少なくとも部分的にその縦軸のま
わりに実質上90°ひねられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、分電盤の主幹ブレーカからのびる主幹銅帯を隔てて対置された分岐ブ レーカ同士を接続する分岐導体の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7および図8は、それぞれ、従来の分電盤の概略的な構成を示す平面図および 側面図である。図7および図8に示されるように、分電盤20は、主幹ブレーカ 21と、主幹ブレーカ21からのびる主幹銅帯(ブスバー)22と、主幹銅帯2 2の両側に並設され、分岐回路を構成する複数個の分岐ブレーカ23と、を備え ている。 そして、主幹銅帯22を隔てて対置された分岐ブレーカ23は、分岐導体24に よって互いに接続されるとともに、この分岐導体24を通じて主幹銅帯22に接 続されている。
【0003】 従来の分岐導体24は、細長い導電性の金属板を、複数箇所において、一方の面 側または他方の面側に折り曲げたものからなっている。 図5および図6は、それぞれ、従来の分岐導体の一例を示す側面図および平面図 である。図5および図6において、分岐導体24は、一方の分岐ブレーカ23の 電源側下段端子25aにネジ止めされる水平な一方の端部26と、他方の分岐ブ レーカ23の電源側上段端子25bにネジ止めされる水平な他方の端部27と、 一方の端部26に連続し、主幹銅帯22の上面にネジによって接合される水平な 接続部28と、接続部28および他方の端部27の間にのびる中間部29とから なっている。
【0004】 中間部29は、接続部28から垂直上方にのびる第1の部分29aと、第1の部 分29aの先端から斜め上方にのびる第2の部分29bと、第2の部分29bの 先端から他方の端部27まで水平にのびる第3の部分29cと、からなっている 。 また、中間部29には、絶縁性の被覆30が施されている。
【0005】 ところで、分電盤20に取り付けられた分岐導体24については、安全確保のた め、JIS規格により、隣り合う(異極の)分岐導体間の間隔を10mmとるよう に定められている。よって、分岐導体24の形状は、この規格による制限を受け ている。 また、分岐ブレーカ23は一定の寸法規格を有しており、電源側端子の一方、例 えば、電源側下段端子25aおよび電源側端子の他方、例えば、電源側下段端子 25bは、いずれも幅が10mmになっており、これら2つの電源側端子は、水平 面への射影が互いに隣接している。さらに、電源側端子25a、25bのネジは 、10mmの幅の分岐導体をネジ止めするのに適した寸法になっている。
【0006】 したがって、分岐導体24は10mmの幅の金属板から形成されるが、端から端ま で均一に10mmの幅とすると、分岐ブレーカに取り付けた場合に、隣り合う(異 極)分岐導体の中間部が部分的に接触してしまい、JIS規格は満たされなくな る。 よって、JIS規格を満たすため、従来の分岐導体24では、図5および図6に 示されるように、中間部29を、電源側端子25a、25bの幅、よって分岐導 体24の両方の端部26、27の幅より狭くして、隣り合う(異極の)中間部2 9の間隔が10mmとなるように設計されている。この場合、分岐導体24の幅は せいぜい6mm程度しかとれなかった。 ところが、分岐導体24の幅が小さくなると、分岐導体24の電流容量もそれに 比例して小さくなってしまう。
【0007】 さらには、従来の分岐導体24においては、中間部29の幅を両方の端部26、 27の幅より狭くするために、中間部29に長さ方向に沿って切欠を形成しなけ ればならず、そのため、従来の分岐導体24は、金型を用いた打ち抜き加工によ って製造されている。その結果、分岐導体24の種類に応じた個数だけ打ち抜き 金型が必要となり、製造コストがかさむという問題も生じていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の課題は、分岐導体間の間隔に関するJIS規格を満たしな がら、従来のものより大きな電流容量を有し、さらに、より低コストで製造でき る分岐導体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、本考案によれば、分電盤の主幹ブレーカからのびる主 幹銅帯を隔てて対置された分岐ブレーカ同士を接続し、同時にこれらの分岐ブレ ーカを主幹銅帯に接続する分岐導体であって、細長い導電性金属板から形成され 、水平な一方の端部が一方の分岐ブレーカの電源側下段端子にネジ止めされ、水 平な他方の端部が他方の分岐ブレーカの電源側上段端子にネジ止めされるように なっており、前記一方の端部には、前記主幹銅帯にネジによって接合される水平 な接続部が接続し、前記接続部と前記他方の端部との間にのびる中間部は、少な くとも部分的にその縦軸のまわりに実質上90°ひねられていることを特徴とす る分岐導体が提供される。
【0010】 本考案の好ましい実施例によれば、前記細長い導電性金属板は、端から端まで均 一な幅を有している。 本考案の別の好ましい実施例によれば、前記中間部は、前記接続部から斜め上方 にのびる第1の部分と、前記第1の部分の先端から前記他方の端部まで実質上水 平にのびる第2の部分とからなっている。 本考案のさらに別の好ましい実施例によれば、前記中間部がひねられる縦軸は、 前記分岐ブレーカ同士を接続したときに、前記中間部の中心より前記分岐ブレー カの外側に寄った位置にある。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本考案の好ましい実施例について説明する。 図1および図2は、それぞれ、本考案の1実施例による分岐導体の側面図および 平面図である。本考案による分岐導体は、分電盤の分岐回路を構成する1要素で あって、分電盤の主幹ブレーカからのびる主幹銅帯を隔てて対置された分岐ブレ ーカ同士を接続し、それと同時にこれらの分岐ブレーカを主幹銅帯に接続するも のである。
【0012】 図1および図2を参照して、本考案による分岐導体1は、細長い導電性金属板か ら形成され、一方の分岐ブレーカの電源側下段端子にネジ止めされる水平な一方 の端部2と、他方の分岐ブレーカの電源側上段端子にネジ止めされる水平な他方 の端部3と、を有している。そして、一方の端部2には、主幹ブレーカからのび る主幹銅帯にネジによって接合される水平な接続部4が接続している。 そして、両方の端部2、3には、それぞれネジ止めのための長穴2a、3aが形 成され、接続部4には、ネジ止めのためのネジ穴4aが形成されている。
【0013】 接続部4と他方の端部3との間には、中間部5がのびている。中間部5は、接続 部4から斜め上方にのびる第1の部分5aと、第1の部分5aの先端から他方の 端部3まで実質上水平にのびる第2の部分5bとからなっており、少なくとも部 分的にその縦軸のまわりに実質上90°ひねられている。
【0014】 この場合、図2に示したように、中間部5がひねられる縦軸6が、分岐ブレーカ 同士を接続したときに、中間部5の中心7より分岐ブレーカの外側に寄った位置 にあると、隣り合う(異極の)分岐導体1の中間部5同士の間隔をより大きくと れるので、より安全を確保できる。
【0015】 このように、本考案による分岐導体1においては、中間部5が少なくとも部分的 にその縦軸のまわりに実質上90°ひねられているので、中間部5の幅を両方の 端部2、3と同じ幅にしても、分岐導体1を対置された分岐ブレーカの間に取り 付けたとき、隣り合う(異極の)分岐導体1、よって中間部5の間隔を10mmと ることができる。そして、中間部5の幅を従来より大きくとれるので、分岐導体 1はより大きな電流容量をもつようになる。
【0016】 さらには、本考案による分岐導体1においては、中間部5の幅を両方の端部2、 3と同じ幅にすることができ、それによって、分岐導体を端から端まで均一な幅 の金属板から形成することができる。したがって、本考案による分岐導体1を、 従来のような金型を用いた打ち抜き加工によらずに、金属板の折り曲げ加工によ って製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0017】 また、分電盤が異なると、対置される分岐ブレーカ間の間隔がしばしば変化し、 それに応じて異なる長さの分岐導体を用意する必要があるが、従来の打ち抜き加 工によれば、分岐導体の種類に応じて異なる打ち抜き金型が必要とされるが、本 考案の場合のような金属板の折り曲げ加工によれば、長さの異なる分岐導体を容 易に低コストで製造することができる。
【0018】 なお、安全性をより完全にするため、分岐導体1の中間部5に絶縁性の被覆8が なされていることが好ましい。
【0019】 図3および図4は、それぞれ、図1の分岐導体の取付け状態を示す平面図および 側面図である。図3および図4において、10は分電盤であり、分電盤10は、 主幹ブレーカ11と、主幹ブレーカ11からのびる主幹銅帯12と、主幹銅帯1 2の両側に並設され、分岐回路を構成する複数個の分岐ブレーカ13と、を備え ている。
【0020】 本考案による分岐導体1は、一方の端部2が一方の分岐ブレーカ13の電源側下 段端子14aにネジ止めされ、他方の端部3が他方の分岐ブレーカ13の電源側 上段端子14bにネジ止めされることによって、主幹銅帯12を隔てて対置され た分岐ブレーカ13の間に取り付けられる。さらに、分岐導体1の接続部4がネ ジによって主幹銅帯12に接合される。
【0021】 そして、主幹銅帯12を隔てて対置された分岐ブレーカ13は、本考案による分 岐導体1によって互いに接続されるとともに、この分岐導体1を通じて主幹銅帯 13に接続され、分電盤の分岐回路が形成される。
【0022】 この場合、本考案による分岐導体1は、中間部5が少なくとも部分的にその縦軸 のまわりに実質上90°ひねられているので、中間部5の幅が両方の端部2、3 と同じ幅であっても、分岐導体1を対置された分岐ブレーカの間に取り付けたと き、隣り合う分岐導体1の間隔を10mmとることができる。そして、中間部5の 幅が、従来の分岐導体の場合より大きいので、分岐導体1はより大きな電流容量 をもつようになる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、分岐導体の中間部が少なくとも部分的にその縦 軸のまわりに実質上90°ひねられているので、中間部の幅を両方の端部と同じ 幅にしても、分岐導体を分岐ブレーカに取り付けたとき、隣り合う分岐導体間の 間隔を10mmとることができる。そして、中間部の幅を従来の分岐導体の場合よ り大きくとれるので、分岐導体はより大きな電流容量をもつようになる。 さらには、本考案によれば、分岐導体を端から端まで均一な幅の金属板から形成 することができる。したがって、分岐導体を、従来のような金型を用いた打ち抜 き加工によらずに、金属板の折り曲げ加工によって製造することができ、製造コ ストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例による分岐導体の側面図であ
る。
【図2】図1の分岐導体の平面図である。
【図3】図1の分岐導体の取付け状態を示す平面図であ
る。
【図4】図1の分岐導体の取付け状態を示す側面図であ
る。
【図5】従来の分岐導体の側面図である。
【図6】図5の分岐導体の平面図である。
【図7】図5の分岐導体の取付け状態を示す平面図であ
る。
【図8】図5の分岐導体の取付け状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 分岐導体 2 一方の端部 3 他方の端部 4 接続部 5 中間部 6 縦軸 7 中間部の中心

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分電盤の主幹ブレーカからのびる主幹銅
    帯を隔てて対置された分岐ブレーカ同士を接続し、同時
    にこれらの分岐ブレーカを主幹銅帯に接続する分岐導体
    であって、細長い導電性金属板から形成され、水平な一
    方の端部が一方の分岐ブレーカの電源側下段端子にネジ
    止めされ、水平な他方の端部が他方の分岐ブレーカの電
    源側上段端子にネジ止めされるようになっており、前記
    一方の端部には、前記主幹銅帯にネジによって接合され
    る水平な接続部が接続し、前記接続部と前記他方の端部
    との間にのびる中間部は、少なくとも部分的にその縦軸
    のまわりに実質上90°ひねられていることを特徴とす
    る分岐導体。
  2. 【請求項2】 前記細長い導電性金属板は、端から端ま
    で均一な幅を有していることを特徴とする請求項1に記
    載の分岐導体。
  3. 【請求項3】 前記中間部は、前記接続部から斜め上方
    にのびる第1の部分と、前記第1の部分の先端から前記
    他方の端部まで実質上水平にのびる第2の部分と、から
    なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の分岐導体。
  4. 【請求項4】 前記中間部がひねられる縦軸は、前記分
    岐ブレーカ同士を接続したときに、前記中間部の中心よ
    り前記分岐ブレーカの外側に寄った位置にあることを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の分岐導
    体。
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