JP3066750U - レ―ル連結ヘッド - Google Patents
レ―ル連結ヘッドInfo
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- JP3066750U JP3066750U JP1999006317U JP631799U JP3066750U JP 3066750 U JP3066750 U JP 3066750U JP 1999006317 U JP1999006317 U JP 1999006317U JP 631799 U JP631799 U JP 631799U JP 3066750 U JP3066750 U JP 3066750U
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- prestressed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 騒音の発生を防止し、安全で快適なレール連
結ヘッドを提供する。 【解決手段】 底部に形成される溝11、頂部に形成さ
れる結合部12、ならびに結合部12に形成される孔1
21を有する主体1と、孔21を有し、結合部12に対
応する形状に形成され主体1と結合する副体2と、一端
に固定継ぎ手部31を有し、他端は溝11と嵌合し主体
1を固定するクランプ3と、上部に固定部41を有し、
固定継ぎ手部31と結合される固定板4と、固定板4の
下部に設けられ、主体1、副体2、およびクランプ3を
支持して固定するプリストレスコンクリート枕木5とを
備える。
結ヘッドを提供する。 【解決手段】 底部に形成される溝11、頂部に形成さ
れる結合部12、ならびに結合部12に形成される孔1
21を有する主体1と、孔21を有し、結合部12に対
応する形状に形成され主体1と結合する副体2と、一端
に固定継ぎ手部31を有し、他端は溝11と嵌合し主体
1を固定するクランプ3と、上部に固定部41を有し、
固定継ぎ手部31と結合される固定板4と、固定板4の
下部に設けられ、主体1、副体2、およびクランプ3を
支持して固定するプリストレスコンクリート枕木5とを
備える。
Description
【0001】
本考案は、レール連結ヘッドに関する。
【0002】
伝統的なレール連結方法は2枚の鋼板でレールの両側に挟み、この鋼板を4〜 6本のネジで固定する。この施工方式の長所は施工速度が速く、コストが低いこ とである。欠点は車輌がレールの継ぎ目を通過する度に巨大な騒音と振動を発生 し、あたかも高速道路の凹凸路面のように車輌が振動する。現代の施工方式は継 ぎ目の数を少なくするため、多数の枝レールを1本の超長レールに溶接する方式 を採用している。従って、騒音回数も振動回数も大幅に減少し、車輌はレールの 上を穏やかに走るが、この種の施工方式は伝統的な方式と比べて施工速度が遅い ばかりでなく、共振現象という軽視できない現象も引き起こしている。
【0003】
金属は本来、振動波を伝え易い導体の一つである。レールも鋼製品であり、そ れ自体良好な弾性を持っている。そのためレールは振動波を伝導するほか、共振 効果も引き起こし易い。
【0004】 この種の共振効果は車輌の重さ、速度、レールの長さ、車輌本体の振動周波数 などの要因と正比例して増加するが、中でもレールの長さが主要要因である。こ れはスチールバーや鉄チェーンと同じ原理で、スチールバーに共振を生じさせる のは容易だが(長いほど共振し易く、ただ周波数が異なるのみ)、鉄チェーンに 共振を生じさせるのはほとんど不可能である(チェーンの長さにかかわらず)。 なぜならスチールバーの構造は全体に空隙がないが(レールも同じ)、鉄チェー ンには無数の空隙がある(鉄チェーンは無数のリングや節がつながったもの)た め、振動波はスチールバー内に容易に伝わって共振を生じるが、鉄チェーンでは 難しい。原因は「空隙」(継ぎ目)の多寡にある。レールを接続する「空隙」( 継ぎ目)の多寡は車輌運転の安全性と快適性(環境保護を含む)にも関係するた め、確かに改良の必要がある。
【0005】 そこで、本考案の目的は、騒音の発生を防止し、安全で快適なレール連結ヘッ ドを提供することにある。
【0006】
本考案の請求項1記載のレール連結ヘッドによると、底部の両側部に形成され る溝、頂部に形成される結合部、ならびに結合部に形成される孔を有する主体と 、孔を有し、結合部に対応する形状に形成され主体と結合する副体と、一端に固 定継ぎ手部を有し、他端は溝と嵌合し主体を固定するクランプと、上部に固定部 を有し、固定継ぎ手部と結合される固定板と、固定板の下部に設けられ、主体、 副体、およびクランプを支持して固定し、内部に補強材となるプリストレス鉄筋 、プリストレススリーブ管、及びプリストレスワイヤを有するプリストレスコン クリート枕木とを備える。したがって、例えば鉄道車両の車輪がレールの継ぎ目 を加圧して生じる騒音、および共振現象を除去すると共に、温度変化によるレー ルの変形を防ぐので、安全で快適である。
【0007】 本考案の請求項2記載のレール連結ヘッドによると、主体は結合部の中央部に 副体を挿入可能なV字形のV溝を有し、主体の結合部の孔と副体の孔とを固定す る連結ねじおよび連結ナットをさらに備えている。したがって、主体と副体が分 離脱落するのを防ぐことができる。
【0008】 本考案の請求項3記載のレール連結ヘッドによると、プリストレススリーブ管 は、プリストレスワイヤを保護するために設けられ、プリストレスワイヤはプリ ストレスコンクリート枕木の剛性を補強するために設けられている。したがって 、プリストレスコンクリート枕木の剛性を高めることができる。
【0009】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態を示す一実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図6に示すように本考案の一実施例によるレール連結ヘッドは、主体1 、楔に似た形状の副体2、複数のクランプ3、固定板4、プリストレスコンクリ ート枕木5から構成されている。そのうち主体1には底部両側に溝11があり、 頂部に結合部12がある。結合部12の中間に細長いV形の溝があり、その末端 の両側は楔形の副体2を挿入できるように斜めに切断されている。連結ネジ6と 連結ナット7、或いは類似の接続方法で主体1の結合部12の両側の孔121と 副体2の両側の孔21をしっかりと接続することにより、主体1が開いたり変形 したり、主体1と副体2が分離脱落するのを防ぐ。
【0010】 複数のクランプ3はその一端を主体の溝11に装着し、主体1を固定する。も う一端には固定継手部31があり、固定ネジ8を用いてクランプ3の固定継手部 31と固定板4の固定部41とを固定板4の下のプリストレスコンクリート枕木 5に固定する。この固定部41はネジ孔である。プリストレスコンクリート枕木 5は主体1と副体2から成るレール連結ヘッドを支えて固定する。プリストレス コンクリート枕木5の内部にはプリストレス鉄筋51、プリストレススリーブ管 52、プリストレスワイヤ53があり、スリーブ管52はプリストレスワイヤ5 3を保護し、プリストレスワイヤ53はコンクリート枕木の剛性を高める。
【0011】 上記の構造により、列車はレールの上を走る際、スピードにかかわらず巨大な 騒音を発生しない。また、上記の形状の主体と副体とを相互に交錯して組み合わ せることにより、温度変化によるレールの伸縮を心配する必要もない。なぜなら 伸縮変化の許容空隙は従来のレールの3〜4倍である。例えば従来のレールの継 ぎ目の許容空隙が最大1cmであるなら、本実施例では伸縮空隙が3〜4cmに 設定することができる。 またレールが長くなることによる共振効果の心配もない。なぜなら巨大騒音が 発生しないため、多数の枝レールを1本の超長レールに溶接する必要がないから である。
【0012】 従って本考案のレール連結ヘッドによると、騒音が低下するため環境保護に貢 献し、共振現象やレールの変形がないため安全性が高く、工場の生産ラインで製 造できるため現場溶接の必要がなく経済性が高いという利点がある。
【図1】本考案の一実施例によるレール連結ヘッドを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例によるレール連結ヘッドを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例によるレール連結ヘッドの副
体を示し、(A)は副体の斜視図、(B)は(A)のA
−A線で切断した断面図である。
体を示し、(A)は副体の斜視図、(B)は(A)のA
−A線で切断した断面図である。
【図4】本考案の一実施例によるレール連結ヘッドの主
体を示し、(A)は主体の斜視図、(B)は(A)のB
−B線で切断した断面図である。
体を示し、(A)は主体の斜視図、(B)は(A)のB
−B線で切断した断面図である。
【図5】本考案の一実施例によるレール連結ヘッドのプ
リストレスコンクリート枕木を示す斜視図である。
リストレスコンクリート枕木を示す斜視図である。
【図6】本考案の一実施例によるレール連結ヘッドのプ
リストレスコンクリート枕木を示す断面図である。
リストレスコンクリート枕木を示す断面図である。
1 主体 2 副体 3 クランプ 4 固定板 5 プリストレスコンクリート枕木 6 連結ネジ 7 連結ナット 8 固定ネジ 11 溝 12 結合部 21 孔 31 固定継手部 41 固定部 51 プリストレス鉄筋 52 プリストレススリーブ管 53 プリストレスワイヤー 121 孔
Claims (3)
- 【請求項1】 底部の両側部に形成される溝、頂部に形
成される結合部、ならびに前記結合部に形成される孔を
有する主体と、 孔を有し、前記結合部に対応する形状に形成され前記主
体と結合する副体と、 一端に固定継ぎ手部を有し、他端は前記溝と嵌合し前記
主体を固定するクランプと、 上部に前記固定継ぎ手部と結合される固定部を有する固
定板と、 前記固定板の下部に設けられ、前記主体、前記副体、お
よび前記クランプを支持して固定し、内部に補強材とな
るプリストレス鉄筋、プリストレススリーブ管、及びプ
リストレスワイヤを有するプリストレスコンクリート枕
木と、 を備えることを特徴とするレール連結ヘッド。 - 【請求項2】 前記主体は前記結合部の中央部に前記副
体を挿入可能なV字形のV溝を有し、 前記主体の結合部の孔と前記副体の孔とを貫通して設け
られ、前記主体と前記副体とを固定する連結ねじおよび
連結ナットをさらに備えることを特徴とする請求項1記
載のレール連結ヘッド。 - 【請求項3】 前記プリストレススリーブ管は、前記プ
リストレスワイヤを保護するために設けられ、前記プリ
ストレスワイヤは前記プリストレスコンクリート枕木の
剛性を補強するために設けられていることを特徴とする
請求項1記載のレール連結ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006317U JP3066750U (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | レ―ル連結ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006317U JP3066750U (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | レ―ル連結ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066750U true JP3066750U (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=43200301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999006317U Expired - Lifetime JP3066750U (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | レ―ル連結ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066750U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015216262A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 河村電器産業株式会社 | ラック列給電システム |
-
1999
- 1999-08-20 JP JP1999006317U patent/JP3066750U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015216262A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 河村電器産業株式会社 | ラック列給電システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |