JP6670631B2 - 柱状構造物の支持構造 - Google Patents
柱状構造物の支持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6670631B2 JP6670631B2 JP2016030961A JP2016030961A JP6670631B2 JP 6670631 B2 JP6670631 B2 JP 6670631B2 JP 2016030961 A JP2016030961 A JP 2016030961A JP 2016030961 A JP2016030961 A JP 2016030961A JP 6670631 B2 JP6670631 B2 JP 6670631B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- columnar structure
- support
- utility pole
- joining members
- pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 155
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 52
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 25
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 12
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 10
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 3
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 241001669679 Eleotris Species 0.000 description 1
- 229910001294 Reinforcing steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 230000003137 locomotive effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 1
- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図2、図3、図5及び図6に示すように、柱状構造物(9)を支持する柱状構造物の支持構造であって、前記柱状構造物とこの柱状構造物の底部(9a)を支持する基礎(10)とに着脱自在に装着されて、この柱状構造物の側部(9b)を支持する支持部(12)を備え、前記支持部は、前記柱状構造物の外周面を挟み込むようにこの柱状構造物の外周面と接合する複数の接合部材(13A,13B)と、前記複数の接合部材を前記基礎に固定する固定部材(15)と、前記複数の接合部材を締結する締結部材(14)とを備え、前記複数の接合部材は、前記柱状構造物に発生する振動が所定値を超えたときに変形することを特徴とする柱状構造物の支持構造(11)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1に示す軌道1は、車両2が走行する通路(線路)である。軌道1は、例えば、道床とまくらぎとが一体化したスラブ軌道である。軌道1は、車両2の車輪2bを支持して案内する左右一対のレール1aと、これらのレール1aを支持する矩形平板状のプレキャストのコンクリート版からなる軌道スラブ(スラブ版)1bなどを備えている。図1に示す軌道1は、例えば、二本の本線で構成された複線であり、上り線1Aと下り線1Bとから構成されている。
新設時には図1に示す高架橋4の構築時に予め施工されている電柱基礎10に電柱9を建て込み、図2〜図4に示す電柱9の外周面と電柱基礎10の内周面との間の間隙部に、シリコンゴム又は砂をこの間隙部に充填し復元力作用部16を形成する。次に、図2、図3及び図6(D)(E)に示す固定用ボルト15aのボルト径よりも大きい孔径の穴部15dをドリルによって所定の深さで電柱基礎10に削孔し、固定用ボルト15aを穴部15dに挿入し、固定用ボルト15aと穴部15dとの間の隙間に接着剤15eを充填し、電柱基礎10に固定用ボルト15aを埋め込み、電柱基礎10に固定用ボルト15aを定着させる。次に、固定用ボルト15aを接合部材13A,13Bの貫通孔13gに挿入して、図2及び図3に示すように接合部材13A,13Bの接合面13cと電柱基礎10とを接合させる。このとき、図2、図3及び図5に示すように、接合部材13A側の接合面13aと接合部材13B側の接合面13aとの間に電柱9の外周面が挟み込まれるとともに、図5に示すように接合部材13A側の接合面13bと接合部材13B側の接合面13bとが密着する。その結果、図2及び図3に示すように、復元力作用部16の上面を覆うように接合部材13A,13Bが電柱基礎10の上面に設置され、図6(D)(E)に示すように固定用ボルト15aに固定用ナット15bを所定のトルクに達するまで締結して、電柱基礎10の上面に接合部材13A,13Bが取り付けられて固定される。次に、図6(D)に示すように、接合部材13A,13Bの貫通孔13fに締結用ボルト14aを挿入し、締結用ボルト14aに締結用ナット14bを所定のトルクに達するまで締結すると、図2、図3及び図5に示すように電柱9と電柱基礎10とが支持部12を介して接合されて、支持部12によって電柱9の側部9bが支持される。改修時には既存のモルタルヒューズを除去し、新設時と同様の施工方法によって、電柱9と電柱基礎10とが支持部12を介して接合されて、支持部12によって電柱9の側部9bが支持される。
地上に電柱9を設置した場合には、地震の周期と電柱9の周期とが離れているため、電柱9が共振して大きく振動することが少ない。一方、図1に示すように、高架橋4上に電柱9を設置したときには、高架橋4の固有振動数と電柱9の固有振動数とが比較的近いと、地震によって高架橋4が振動すると電柱9が共振して大きく振動することがある。通常時には、図1に示す車両2の走行や小規模な地震によって電柱9に発生する振動が比較的小さく所定値未満であるため、支持部12が電柱9の振動及び移動などを抑え、支持部12が電柱9や電線などの重量を受け持って電柱9の底部9aを電柱基礎10が支持している。一方、異常時には、大規模な地震によって電柱9に発生する振動が比較的大きく所定値を超えるため、図3に示すように接合部材13A,13Bの変形予定部13hが外側に広がるようにこの変形予定部13hが外側に曲がり、支持部12が弾性破壊し塑性変形する。このとき、図1に示す高架橋4が地震によって振動すると、軌道1の長さ方向D1と直交する図5に示す方向D2に架線が振動するため、電柱9も方向D2に振動する。地震発生時に電柱9が比較的揺れやすい方向D2ではなく、電柱9が比較的揺れにくい方向D1と締結部材14の長さ方向とが一致しているため、電柱9に発生する振動が所定値を超えるような異常時であっても締結用ボルト14aが破断することがない。その結果、図3に示すように、接合部材13A,13Bの接合面13aと電柱9の外周面との間に隙間が形成されて、支持部12から電柱9の側部9bが解放され、復元力作用部16が電柱9や電線などの重量を受け持ってこれらを支持する。電柱9が振動すると復元力作用部16が復元力を電柱9に作用させて、電柱9の振動を抑え電柱9の損傷が防止される。このとき、復元力作用部16が弾性変形するが復元力作用部16の形状が元に戻るため、復元力作用部16が電柱9に大きな復元力を作用させて電柱9が振動してしまうのを防ぐ。
(1) この第1実施形態では、電柱9とこの電柱9の底部9aを支持する電柱基礎10とに支持部12が着脱自在に装着されており、この電柱9の側部9bを機械的構造によって支持部12が支持する。また、この第1実施形態では、電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに、支持部12の機械的構造が変形する。このため、従来のモルタルヒューズのような作業員の知識、技術、経験などに基づいて現場打ちで施工する必要がなく、誰でも支持部12を簡単に組み立てて電柱9に短時間で取り付けることができる。また、従来のモルタルヒューズのような異常時に破損するように厚さを調整して施工する必要がなく、異常時に支持部12が変形するタイミングにばらつきがなく、所定のタイミングで支持部12を確実に変形させることができる。また、従来のモルタルヒューズのようなモルタル構造ではなく、支持部12が機械的構造であるため、支持部12を機械的に確実に変形させることができ、誰でも同じ性能を発揮するように容易に組み立てることができる。さらに、従来のモルタルヒューズのような破損後に再施工する必要がなく、構成部品が変形したときに支持部12を容易に交換することができるとともに組立分解時に容易に着脱することができる。
以下では、図1〜図6に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図7〜図10に示す支持部12は、図2、図3、図5及び図6に示す支持部12とは異なり、接合部材13A,13Bを電柱基礎10に固定部材15によって固定し、地震時にこの接合部材13A,13Bを塑性変形(圧縮変形)させる構造である。支持部12は、図8に示すように、電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに、電柱9と接合する側の表面が圧縮変形する。支持部12は、図7〜図10に示すように、接合部材13A,13Bと、固定部材15と、締結部材17などを備えている。
新設時には、図7及び図8に示す電柱基礎10に電柱9を建て込み、電柱9の外周面と電柱基礎10の内周面との間の間隙部に、シリコンゴム又は砂を充填し復元力作用部16を形成する。次に、図9及び図10(A)(C)に示すように、接合部材13Aの外筒13iと内筒13jとを嵌合させた状態で、図10(D)に示す締結部材17の締結用ボルト17aを貫通孔13fに挿入して、締結用ボルト17aを所定のトルクに達するまで締結し、外筒13iと内筒13jとを接合させる。次に、固定用ボルト15aのボルト径よりも大きい孔径の穴部15dをドリルによって所定の深さで電柱基礎10に削孔し、固定用ボルト15aを穴部15dに挿入して、固定用ボルト15aと穴部15dとの間の隙間に接着剤15eを充填し、電柱基礎10に固定用ボルト15aを埋め込み、電柱基礎10に固定用ボルト15aを定着させる。次に、図10(D)に示す接続部17bの貫通孔17eに固定用ボルト15aを挿入して、固定用ボルト15aに固定用ナット15bを所定のトルクに達するまで締結すると、図7及び図9に示すように電柱9と電柱基礎10とが支持部12を介して接合されて、支持部12によって電柱9の側部9bが支持される。改修時には既存のモルタルヒューズを除去し、新設時と同様の施工方法によって、電柱9と電柱基礎10とが支持部12を介して接合されて、支持部12によって電柱9が支持される。
地上に電柱9を設置した場合には、地震の周期と電柱9の周期とが離れているため、電柱9が共振して大きく振動することが少ない。一方、図1に示すように、高架橋4上に電柱9を設置したときには、高架橋4の固有振動数と電柱9の固有振動数とが比較的近いと、地震によって高架橋4が振動すると電柱9が共振して大きく振動することがある。通常時には、図1に示す車両2の走行や小規模な地震によって電柱9に発生する振動が比較的小さく所定値未満であるため、支持部12が電柱9の振動及び移動などを抑え、支持部12が電柱9や電線などの重量を受け持って電柱9の底部9aを電柱基礎10が支持している。一方、異常時には、大規模な地震によって電柱9に発生する振動が比較的大きく所定値を超えるため、図3に示すように接合部材13A,13Bの変形予定部13hが外側に潰れるようにこの変形予定部13hが外側に圧縮変形し、支持部12が弾性破壊し塑性変形する。その結果、図8に示すように、接合部材13A,13Bの接合面13aと電柱9の外周面との間に隙間が形成されて、支持部12から電柱9の側部9bが解放され、復元力作用部16が電柱9や電線などの重量を受け持ってこれらを支持する。電柱9が振動すると復元力作用部16が復元力を電柱9に作用させて、電柱9の振動を抑え電柱9の損傷が防止される。
(1) この第2実施形態では、電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに、この電柱9と接合する側の支持部12の表面が圧縮変形する。このため、支持部12の機械的性質を予め調整しておくことによって、地震によって電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに、支持部12を確実に圧縮変形させることができる。
図11〜図15に示す支持構造11は、図2、図3、図5〜図10に示す支持構造11とは異なり、図11及び図14に示すように電柱基礎10の上面から高さ300mm程度の所定の高さで電柱9の側部9bを支持部12が支持している。図11〜図15に示す支持部12は、接合部材13A〜13Dを支持部材18によって支持し、地震時にこの支持部材18を塑性変形(曲げ変形)させる構造である。支持部12は、図12に示すように、電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに、電柱基礎10に固定されている側を基部として曲げ変形する。支持部12は、図2に示すように、通常時には電柱9の振動及び傾きを防止するために、電柱9を所定の位置に保持可能な程度の強度を備えている。支持部12は、電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに破損するように予め強度が調整されている。支持部12は、図11〜図15に示す接合部材13A〜13Dと、図11、図12、図14及び図15に示す支持部材18と、固定部材19などを備えている。
新設時には、図11に示す電柱基礎10に電柱9を建て込み、電柱9の外周面と電柱基礎10の内周面との間の間隙部に、シリコンゴム又は砂を充填し復元力作用部16を形成する。次に、固定用ボルト19aのボルト径よりも大きい孔径の穴部19dをドリルによって所定の深さで電柱基礎10に削孔し、固定用ボルト19aを穴部19dに挿入し、固定用ボルト19aと穴部19dとの間の隙間に接着剤19eを充填し、電柱基礎10に固定用ボルト19aを埋め込み、電柱基礎10に固定用ボルト19aを定着させる。次に、図15(D)に示す接続部18bの貫通孔18eに固定用ボルト19aを挿入して、固定用ボルト19aに固定用ナット19bを所定のトルクに達するまで締結し、支持部材18の接合面18cと電柱基礎10とを接合させる。その結果、図13(A)及び図14に示すように、接合部材13A〜13Dの接合面13aに電柱9の外周面が挟み込まれるとともに、接合部材13A〜13Dの接合面13bが密着する。その結果、図11及び図13に示すように、電柱基礎10の上面から所定の高さに接合部材13A,13Bが設置されて、電柱基礎10の上方に接合部材13A〜13Dが取り付けられて固定される。図11に示すように、電柱9と電柱基礎10とが支持部12を介して接合されるため、支持部12によって電柱9の側部9bが支持される。改修時には既存のモルタルヒューズを除去し、新設時と同様の施工方法によって、電柱9と電柱基礎10とが支持部12を介して接合されて、支持部12によって電柱9が支持される。
通常時には、図1に示す車両2の走行や小規模な地震によって電柱9に発生する振動が比較的小さく所定値未満であるため、図11〜図15に示す支持部12が電柱9の振動や移動を抑え、支持部12が電柱9や電線などの重量を受け持って電柱9の底部9aを電柱基礎10が支持している。一方、異常時には、大規模な地震によって電柱9に発生する振動が比較的大きく所定値を超えるため、接合部材13A〜13Dが電柱9によって外側に押し出されて、支持部材18の支柱18aに許容値を超える曲げ応力が作用し、支柱18aが曲げ変形して破損する。大規模な地震によって電柱9が振動すると、電柱基礎10の上方ほど電柱9の振動が大きくなる。電柱9の振動が大きくなる電柱基礎10の上方に接合部材13A〜13Dが装着されているため、支持部材18に作用する外力が大きくなって支持部材18が容易に変形する。図12及び図13(B)に示すように、支持部12が変形すると電柱9の外周面と接合部材13A〜13Dの接合面13aとの間に隙間が形成されて、電柱9の側部9bが支持部12から解放され、復元力作用部16が電柱9や電線などの重量を受け持ってこれらを支持する。電柱9が振動すると復元力作用部16が復元力を電柱9に作用させて、電柱9の振動を抑え電柱9の損傷が防止される。
(1) この第3実施形態では、電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに、電柱基礎10に固定される側を基部として支持部12が曲げ変形する。このため、支持部12の機械的性質を予め調整しておくことによって、地震によって電柱9に発生する振動が所定値を超えたときに、支持部12を確実に曲げ変形させることができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、高架橋4上を鉄道車両が走行する場合を例に挙げて説明したが、自動車などの他の車両が走行する高架橋についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、高架橋4がコンクリート高架橋である場合を例に挙げて説明したが、鋼材を主材料とする鉄桁橋などの鋼橋や、鋼桁と鉄筋コンクリート床版とを結合した合成桁橋などの高架橋についても、この発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、柱状構造物として電柱9の振動を抑制する場合を例に挙げて説明したが、電柱9以外の柱体の振動を抑制する場合についてもこの発明を適用することができる。
2 車両
3 防音壁
4 高架橋
5 杭基礎
6 電車線路支持物
7 トロリ線支持装置
8 可動ブラケット
9 電柱(柱状構造物)
9a 底部
9b 側部
10 電柱基礎(基礎)
11 支持構造
12 支持部
13A,13B,13C,13D 接合部材
13h 変形予定部
14 締結部材
14a 締結用ボルト
15 固定部材
15a 固定用ボルト
16 復元力作用部
17 締結部材
17a 締結用ボルト
18 支持部材
19 固定部材
19a 固定用ボルト
D1,D2 方向
Claims (8)
- 柱状構造物を支持する柱状構造物の支持構造であって、
前記柱状構造物とこの柱状構造物の底部を支持する基礎とに着脱自在に装着されて、この柱状構造物の側部を支持する支持部を備え、
前記支持部は、
前記柱状構造物の外周面を挟み込むようにこの柱状構造物の外周面と接合する複数の接合部材と、
前記複数の接合部材を前記基礎に固定する固定部材と、
前記複数の接合部材を締結する締結部材とを備え、
前記複数の接合部材は、前記柱状構造物に発生する振動が所定値を超えたときに変形すること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。 - 請求項1に記載の柱状構造物の支持構造において、
前記複数の接合部材は、前記柱状構造物に発生する振動が所定値を超えたときに、前記基礎に固定される側を基部として曲げ変形すること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の柱状構造物の支持構造において、
前記柱状構造物は、電車線路の構成物を軌道に沿って支持する電柱であり、
前記支持部は、前記締結部材によって2つの前記接合部材を締結しており、この締結部材の締結方向が前記軌道の方向であること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。 - 柱状構造物を支持する柱状構造物の支持構造であって、
前記柱状構造物とこの柱状構造物の底部を支持する基礎とに着脱自在に装着されて、この柱状構造物の側部を支持する支持部を備え、
前記支持部は、前記柱状構造物に発生する振動が所定値を超えたときに、この柱状構造物と接合する側の表面が圧縮変形すること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。 - 請求項4に記載の柱状構造物の支持構造において、
前記支持部は、
前記柱状構造物の外周面を挟み込むようにこの柱状構造物の外周面と接合する複数の接合部材と、
前記複数の接合部材を前記基礎に固定する固定部材とを備え、
前記複数の接合部材は、前記柱状構造物に発生する振動が所定値を超えたときに変形すること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。 - 柱状構造物を支持する柱状構造物の支持構造であって、
前記柱状構造物とこの柱状構造物の底部を支持する基礎とに着脱自在に装着されて、この柱状構造物の側部を支持する支持部を備え、
前記支持部は、
前記柱状構造物の外周面を挟み込むようにこの柱状構造物の外周面と接合する複数の接合部材と、
前記複数の接合部材をそれぞれ支持する複数の支持部材と、
前記複数の支持部材をそれぞれ前記基礎に固定する複数の固定部材とを備え、
前記複数の支持部材は、前記柱状構造物に発生する振動が所定値を超えたときに変形すること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。 - 請求項6に記載の柱状構造物の支持構造において、
前記複数の支持部材は、前記柱状構造物に発生する振動が所定値を超えたときに、前記基礎に固定される側を基部として曲げ変形すること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の柱状構造物の支持構造において、
前記柱状構造物と前記基礎との間でこの柱状構造物に発生する振動を抑制するように、この柱状構造物に復元力を作用させる復元力作用部を備え、
前記復元力作用部は、前記振動が所定値を超えて前記支持部が変形した後に、前記柱状構造物に復元力を作用させること、
を特徴とする柱状構造物の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030961A JP6670631B2 (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 柱状構造物の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030961A JP6670631B2 (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 柱状構造物の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017150141A JP2017150141A (ja) | 2017-08-31 |
JP6670631B2 true JP6670631B2 (ja) | 2020-03-25 |
Family
ID=59740448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016030961A Active JP6670631B2 (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 柱状構造物の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6670631B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107762245B (zh) * | 2017-11-20 | 2023-05-26 | 长江勘测规划设计研究有限责任公司 | 一种用于隔离填土压力的杆塔保护装置及其安装方法 |
CN112429980A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-03-02 | 信和光能(安徽)有限公司 | 一种高硼硅玻璃管 |
-
2016
- 2016-02-22 JP JP2016030961A patent/JP6670631B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017150141A (ja) | 2017-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4675915B2 (ja) | 橋梁ジョイント部の連続化構造 | |
JP5879452B1 (ja) | プレキャスト床版システム、橋構造、プレキャスト床版システムの設計方法、及び橋構造の製造方法 | |
JP4310444B1 (ja) | 道路橋用幅員拡張材 | |
JP6670631B2 (ja) | 柱状構造物の支持構造 | |
JP4540632B2 (ja) | 架設桁 | |
KR20160117923A (ko) | 철도교용 철골철근콘크리트 슬래브 궤도 및 그 시공 방법 | |
JP2015183404A (ja) | 伸縮装置の取替え方法と仮設覆工版構造 | |
KR102003695B1 (ko) | 철도교량용 궤도상판조립체 | |
JP3869236B2 (ja) | 既存鉄筋コンクリート造高架橋の耐震補強方法 | |
JP5043879B2 (ja) | 道路橋用幅員拡張材の設置方法 | |
JP6670630B2 (ja) | 柱状構造物の支持構造 | |
JP5174688B2 (ja) | 既設単純桁橋梁の補強構造及び補強方法 | |
JP6214434B2 (ja) | 柱状構造物の補強構造 | |
JP5111194B2 (ja) | 橋梁用伸縮装置及び橋梁用伸縮構造 | |
JP3814286B2 (ja) | 型枠の支持構造 | |
JP5775394B2 (ja) | 鉄道用工事桁の接合構造及び鉄道用工事桁の接合方法 | |
JP5041481B2 (ja) | 既設支承装置の更新方法及び更新構造 | |
JP7100006B2 (ja) | 橋梁の落橋防止構造 | |
KR100613868B1 (ko) | 기존 판형교를 활용한 피씨 합성형 거더와 그 시공법 | |
JP6381132B2 (ja) | 柱状構造物の振動抑制構造 | |
JP2009114837A (ja) | 柱状構造体の制振装置 | |
JP5668167B1 (ja) | Pc柱と鉄骨梁との接合構造およびその建物構造 | |
JP5503265B2 (ja) | 桁橋の連結構造 | |
JP7262258B2 (ja) | 柱固定構造及び柱建て替え方法 | |
JP3701936B2 (ja) | 型枠の支持構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200302 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6670631 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |