JP3066718U - 温水ホ―ス用保護具 - Google Patents

温水ホ―ス用保護具

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JP3066718U
JP3066718U JP1999006276U JP627699U JP3066718U JP 3066718 U JP3066718 U JP 3066718U JP 1999006276 U JP1999006276 U JP 1999006276U JP 627699 U JP627699 U JP 627699U JP 3066718 U JP3066718 U JP 3066718U
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重忠 村山
正博 小川
顕士 藤木
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株式会社藤井合金製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室外側の熱源器と室内側の放熱器(2) との間
を繋ぐ一対の温水ホース(10a)(10b)に装着させる保護具
に関し、温水ホース(10a)(10b)を略全域的に確実に保護
できるようにすること。 【解決手段】 一対の温水ホース(10a)(10b)を束ねて収
容する可撓性被覆管(4)と、被覆管(4) から放熱器(2)
側へ露出している温水ホース(10a)(10b)が挿通する保護
コイル(41)と、被覆管(4) の放熱器(2) 側の開放端部に
外嵌させるキャップ部(31)とキャップ部(31)の底部に設
けた温水ホース挿通用孔の周囲を囲むように外方へ延長
形成された一対の円筒部(33a)(33b)とからなる化粧用カ
バー(30)とを具備し、保護コイル(41)の一端は放熱器
(2) 側に固定させると共に、他端は化粧用カバー(30)の
円筒部(33a)(33b)にそれぞれ抜止め状態に係止させたこ
と。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、温水ホース用保護具、特に、熱源機と端末器具との間の循環回路 である往路及び復路を構成する温水ホースの損傷や屈曲を防止するために温水ホ ースに装着させる保護具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室外側の熱源器(1) と、ファンヒータや床暖房器等としての室内側の放熱器(2 ) とは、図4に示すように、往路(11)(21)及び復路(12)(22)からなる循環回路に よって接続されており、放熱器(2) の近傍の壁面(W) には、上記2回路の接続具 (3) が設けられる。
【0003】 接続具(3) は、壁面(W) に設置される、俗に温水コンセントと言われる接続具 本体(3a)と、これに取り外し自在に接続されるプラグ(3b)とからなり、前記接続 具本体(3a)と前記熱源器(1) とは往路(11)及び復路(12)で接続されており、放熱 器(2) と前記プラグ(3b)とは、往路(21)及び復路(22)を介して接続されている。 このものでは、前記接続具本体(3a)に対してプラグ(3b)を接続すると、往路(11) (21)及び、復路(12)(22)を介して熱源器(1) と放熱器(2) とが接続されることと なる。
【0004】 尚、室外側の往路(11)及び復路(12)としては一般に鋼管が用いられ、室内側の 往路(21)及び復路(22)としてはゴム管等の屈曲自在の可撓性の温水ホース(10)が 採用されている。
【0005】 このものでは、室内側の往路(21)及び復路(22)は上記したようにゴム製の温水 ホース(10)によって構成されることから、その一部が床面(F) や壁面(W) に接触 することがある。
【0006】 前記温水ホース(10)内を通過する暖房用の熱媒は、60度〜80度に加熱され た温水又は他の加熱液体であることから、それが流れる前記温水ホース(10)は内 側から加熱されてしまい、前記加熱された温水ホース(10)が長時間同じ場所に接 触した状態が続くと、前記熱媒の熱によって前記床面(F) 又は壁面(W) が変色し たり損傷したりする不都合がある。
【0007】 放熱器(2) が、床暖房用器具(2a)の場合、この放熱器(2) と温水ホース(10)と の接続口は床面(F) に位置することとなるから前記損傷又は変色が生じる可能性 が高くなる。又、往路(21)、復路(22)としての2本の温水ホース(10)が夫々分離 された状態では室内において見苦しく始末が悪いものとなる。
【0008】 これら不都合を解消するために、図5に示すように、往路(21)及び復路(22)を 構成する2本の温水ホース(10)を束ねて収容する可撓性樹脂パイプからなる被覆 管(4) を用いることが考えられる。これにより、前記温水ホース(10)は、床面(F ) 及び壁面(W) に直接接触することがない上に、まとまり良く室内に配設するこ とができる。
【0009】 さらに、被覆管(4) における放熱器(2) 側の開放端部と、放熱器(2) の接続口 (24)との間に露出する温水ホース(10)には、金属製或は樹脂製の保護コイル(41) をそれぞれ装着させることも考えられる。保護コイル(41)の一端を、例えば、放 熱器(2) の接続口(24)に係止させておき、その自由長さを温水ホース(10)の被覆 管(4) からの露出長さに設定しておくと、被覆管(4) から露出している温水ホー ス(10)の部分は保護コイル(41)で被覆されることから、温水ホース(10)の床面(F ) との接触を防止できるとともに外的衝撃から保護することができる。又、温水 ホース(10)は前記保護コイル(41)の弾性力により鋭角的に屈曲させられることが 防止できるから、不用意な温水ホース(10)の屈曲によって温水ホース(10)内で詰 りが生じる不都合も防止することができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記改良例のものでは、前記保護コイル(41)の被覆管(4) 側の 端縁は固定されていないため、被覆管(4) が放熱器(2) から離反する方向に引っ 張られて、被覆管(4) と放熱器(2) の接続口(24)との間に露出する温水ホース(1 0)の長さが長くなった場合、温水ホース(10)の一部分が保護コイル(41)の保護か ら外れて外部に露出してしまうこととなる。
【0011】 温水ホース(10)の保護コイル(41)による被覆が外れた前記部分が不用意に鋭角 的に屈曲させられた場合、元の状態に自然に復帰することは難しく、この部分で 温水ホース(10)が折れ曲がって詰ってしまう不都合がある。
【0012】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、『室外側の熱源器と室内側の 放熱器との間の循環回路のうち、壁面等に設置される温水コンセントと前記放熱 器とを繋ぐ一対の温水ホースに装着させる保護具』において、前記温水ホースを 略全域的に確実に保護できるようにすることをその課題とする。 <1項>
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた本考案の技術的手段は、『前記一対の温水ホ ースを束ねて収容する可撓性被覆管と、前記可撓性被覆管から前記放熱器側へ露 出している前記温水ホースを挿通させる保護コイルと、前記可撓性被覆管の前記 放熱器側の開放端部に外嵌させるキャップ部と前記キャップ部の底部に設けた温 水ホース挿通用孔の周囲を囲むように前記底部から外方へ延長形成された一対の 円筒部とからなる化粧用カバーとを具備し、前記保護コイルの一端は前記放熱器 側に固定させると共に、他端は前記化粧用カバーの前記円筒部に外嵌させるとと もに抜止め状態に係止させた』ことである。
【0014】 上記技術的手段は次のように作用する。 温水ホースを放熱器に接続する前に、可撓性被覆管、化粧用カバー、及び保護 コイルを順に装着させる。
【0015】 化粧用カバーは、前記可撓性被覆管の前記放熱器側の開放端部に外嵌するよう に嵌められるキャップ部と、この底部から外部に延長するように設けられた一対 の円筒部とから構成されており、前記キャップ部の底部に相当する前記円筒部の 底部には、2本の温水ホースがそれぞれ挿通される挿通孔が形成されている。こ れにより、可撓性被覆管の開放端部に外嵌被覆させた化粧用カバーの円筒部から は温水ホースのみが引き出されることとなり、この引き出された温水ホースを保 護コイルにそれぞれ挿通させる。前記保護コイルの一端は、放熱器又はこれのホ ース接続口に固定されるとともに他端は前記化粧用カバーの円筒部に抜止め状態 に係止される態様となっているから、前記被覆管又は放熱器が相互に離反する方 向に引っ張られることにより両者間の距離が延び、それに伴って前記被覆管から 露出する温水ホースの長さが延びた場合でも、この延びた分だけ保護コイルも弾 性的に延ばされることとなる。
【0016】 <2項> 上記1項の考案において、『前記化粧用カバーの前記円筒部の開放端に外側に 張り出す段部を設け、前記段部よりも前記キャップ部側の部分に前記保護コイル を外嵌させた』ものでは、保護コイルの被覆管側の端部の直径を強制的に拡大さ せ、前記段部を越えて前記円筒部に外嵌させる。前記被覆管が放熱器から離反す る方向に引っ張られた時に保護コイルも引っ張られるが、前記端部は前記段部を 越えることができず、前記端部が前記化粧用カバーの円筒部から抜け落ちること はない。
【0017】 <3項> 上記1項又は2項の考案において、『前記温水ホースを前記放熱器のホース接 続口に抜け止め状態に接続させる止め具を設け、前記止め具は前記ホース接続口 に外嵌させた前記温水ホースの接続端部を外側から締め付ける締付部材とこれの 脱着を操作するつまみ部とから構成されるとともに、前記つまみ部に、前記保護 コイルの前記一端が差し込まれる差し込み孔が形成されている』ものでは、前記 止め具としては通常のゴム管止めが採用可能であり、このつまみ部に、差し込み 孔を設けておけば良い。この差し込み孔に保護コイルの一端を差し込むだけで、 保護コイルの前記一端は放熱器側に抜止め状態に固定することができる。
【0018】 <4項> 上記1、2又は3項の考案において、『前記可撓性被覆管は断面が長円形の合 成樹脂製の蛇腹管とし、前記化粧用カバーの前記キャップ部の側壁内周面におけ る前記蛇腹管の谷部に対応する各位置に、前記蛇腹管の山部が抜止め状態に係止 される複数の突起が形成されている』ものでは、キャップ部に前記蛇腹管を差し 込むと、蛇腹管の山部がキャップ部の側壁内周面に形成された突起に当接するが 、前記蛇腹管は合成樹脂により成型されているものであるから、その内径は強制 的に拡大可能であり、蛇腹管は前記キャップ部内に嵌め込むことができる。前記 突起が蛇腹管の谷部に対応した時点で前記蛇腹管は弾性復帰し、前記山部が前記 突起に引っ掛かる態様となる為、前記キャップ部は蛇腹管の端部に対して抜け止 め状態に外嵌することとなる。このように、保護コイルの端部が固定させた化粧 用カバーが可撓性被覆管(蛇腹管)に抜止め状態に固定させるようにしたから、 保護コイルの可撓性被覆管側への固定がより一層確実なものとなる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。 放熱器と被覆管との間の温水ホースの延びに応じてそれが挿通している保護コ イルも延びるように設定されているから、温水ホースが直接外部に露出する部分 が生じない。よって、放熱器に接続されている温水ホースは全域的に保護される 上に、不用意に鋭角的に屈曲させられた場合でも保護コイルの弾性力により元の 状態に復帰させられるから、温水ホースに詰まりが生じる不都合はない。
【0020】 2項のものは、保護コイルの一端を前記化粧用カバーへ抜止め状態に取り付け る取り付け構造の具体例を示しており、これによると前記保護コイルは前記化粧 用カバーの円筒部に確実に抜止め状態に取り付けられることとなる。
【0021】 3項のものは、保護コイルの他端を放熱器側へ抜止め状態に取り付ける取り付 け構造の具体例を示しており、これによると前記保護コイルは前記放熱器の接続 口に温水ホースを接続させるための止め具に確実に抜止め状態に取り付けられる こととなる。
【0022】 4項のものは、化粧用カバーを温水ホースの被覆管に抜止め状態に取り付ける 取り付け構造の具体例を示しており、これによると前記化粧用カバーは前記被覆 管に確実に抜止め状態に取り付けられることとなる。これにより、保護コイルの 抜止めもより一層安定した状態となる。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づいて説明する。 この実施の形態のものは、従来のものと同様に、図5に示すように、熱源器(1 ) は、壁面(W) に設けられた接続具本体(3a)と鋼管製の往路(11)と復路(12)によ って接続されるとともに、室内の放熱器(2) としての床暖房器具(2a)は、往路(2 1)及び復路(22)としてのゴム管製の温水ホース(10a)(10b)によって、前記接続具 本体(3a)に取り外し自在に接続されるプラグ(3b)に接続される構成とする。
【0024】 この床暖房器具(2a)には、図1に示すように、一対の温水ホース接続口(24a)( 24b)が設けられており、前記一対の温水ホース(10a)(10b)が温水ホース接続口(2 4a)(24b)にそれぞれ外嵌接続されるとともにその接続部における温水ホース(10a )(10b)に外嵌するようにゴム管止め(13)が取り付けられる。
【0025】 ゴム管止め(13)は、図2に示すように、温水ホース(10a)(10b)の前記接続部に 外嵌して締め付ける締め付けバンド(14)とこれの脱着を操作する板状の一対のつ まみ部(15)とからなり、前記つまみ部(15)の一方の基端部中央に、後述する保護 コイル(41)の一端が挿通する挿通孔(15a) が形成されている。 そして、プラグ(3b)と前記温水ホース接続口(24a)(24b)との間には、2本の温 水ホース(10a)(10b)を束ねて被覆する可撓性の被覆管(4) が装着される。
【0026】 被覆管(4) は、横に並べた2本の温水ホース(10a)(10b)をまとめて被覆可能な 断面長円形の弾性合成樹脂製の蛇腹管からなり、図5に示す従来のものと同様に 、プラグ(3b)の近傍から温水ホース接続口(24a)(24b)近傍までの温水ホース(10a )(10b)に遊嵌状態に装着される。そして、温水ホース(10a)(10b)のうち、被覆管 (4) から温水ホース接続口(24a)(24b)側に露出している所定範囲は、保護コイル (41)にそれぞれ挿通させる。
【0027】 尚、保護コイル(41)としては、内径が、温水ホース(10a)(10b)の外径に略一致 する大きさの金属製又は樹脂製のコイルバネが採用可能である。
【0028】 温水ホース(10a)(10b)に被覆管(4) を装着させることにより、温水ホース(10a )(10b)が床面(F) や壁面(W) に直接接触することがなく、使用中は高温となる温 水ホース(10a)(10b)の接触によって床面(F) や壁面(W) が変色したり損傷したり するのを防止することができる。又、被覆管(4) から露出している温水ホース(1 0a)(10b)の部分に保護コイル(41)を装着させることにより、前記部分の温水ホー ス(10a)(10b)が不用意に折れ曲がることがなく、内部の詰まりを防止することが できる。
【0029】 尚、被覆管(4) は、温水ホース(10a)(10b)に遊嵌状態に装着されているため、 温水ホース(10a)(10b)に対して被覆管(4) は相対移動可能となっている。 そして、被覆管(4) の温水ホース接続口(24a)(24b)側の端部には、図3に示す ような、化粧用カバー(30)が被覆される。
【0030】 化粧用カバー(30)は、被覆管(4) の端部に外嵌してその開放端部を閉塞するキ ャップ部(31)と、キャップ部(31)の底部(32)に形成されている温水ホース(10a)( 10b)を挿通させるための挿通孔(32a)(32b)に対応するように前記底部(32)からキ ャップ部(31)と反対の方向へ突出させた一対の円筒部(33a)(33b)とから構成され ている。
【0031】 円筒部(33a)(33b)の内径は、温水ホース(10a)(10b)の外径よりも大きく設定さ れていると共に、円筒部(33a)(33b)の開放端には、段部(35a)(35b)が外方へ張り 出すように形成されている。
【0032】 又、キャップ部(31)の側壁内周には、内方に突出する3つの環状リブ(34a)(34 b)(34c) がキャップ部(31)の内周全域に渡って形成されており、これら環状リブ (34a)(34b)(34c) は、キャップ部(31)に被覆管(4) を嵌め込んだ時に、被覆管(4 ) の谷部にそれぞれ丁度嵌り込むとともに山部が引っ掛かる程度の突出高さ及び 間隔に設定されているものとする。
【0033】 これら被覆管(4) 、保護コイル(41)及び化粧用カバー(30)が、室内側の往路(2 1)及び復路(22)を構成する温水ホース(10a)(10b)を保護する保護具として機能す ることとなる。
【0034】 これら保護具を温水ホース(10a)(10b)に装着させるには、まず、放熱器(2) の 温水ホース接続口(24a)(24b)に接続させる前の温水ホース(10a)(10b)の自由端部 を被覆管(4) 内に挿通させる。被覆管(4) は温水ホース(10a)(10b)に対して相対 移動可能であるから、温水ホース(10a)(10b)は容易に被覆管(4) 内を挿通可能で あり、プラグ(3b)近傍に被覆管(4) の一端が位置するように装着しておく。 この後、温水ホース(10a)(10b)の自由端部側に位置する被覆管(4) の他端に化 粧用カバー(30)を装着させる。
【0035】 これには、まず、温水ホース(10a)(10b)の前記自由端部をキャップ部(31)に嵌 め込むと共に、キャップ部(31)の底部(32)に形成されている挿通孔(32a)(32b)に 温水ホース(10a)(10b)をそれぞれ挿通させ、円筒部(33a)(33b)の開放端から温水 ホース(10a)(10b)を引き出す。
【0036】 被覆管(4) の前記他端をキャップ部(31)内に嵌め込むと、キャップ部(31)の内 周面には、上記したように環状リブ(34a)(34b)(34c) が内方に突出するように形 成されているが、被覆管(4) を強制的に押し込んで弾性変形させることにより、 キャップ部(31)は被覆管(4) の端部に外嵌状態に装着させることができる。
【0037】 尚、図3の二点鎖線に示すように、被覆管(4) の前記端部が、キャップ部(31) の底部(32)に当接するまで被覆管(4) をキャップ部(31)内に押し込むと、被覆管 (4) の最先端に位置する山部(40a) がキャップ部(31)の底部(32)と、最も底部(3 2)側に位置する環状リブ(34a) との間に収容され、前記環状リブ(34a) は、前記 山部(40)に連続する谷部(42a) に嵌り込むこととなる。そして、環状リブ(34a) と次の環状リブ(34b) との間に、第2番目及び第3番目の2つの山部(40b)(40c) が収容されるとともに、前記環状リブ(34b) は、先端から数えて第3番目の谷部 (42b) に収容されることとなる。さらに、前記環状リブ(34b) とキャップ部(31) の開放端側に位置する環状リブ(34c) との間に、第4番目及び第5番目の2つの 山部(40d)(40e)が収容されるとともに、前記環状リブ(34c) は、先端から数えて 第5番目の谷部(42c) に嵌り込むこととなる。
【0038】 このように、被覆管(4) の前記端部にキャップ部(31)を装着させた状態におい ては、3つの環状リブ(34a)(34b)(34c) が、被覆管(4) の先端から数えて、第1 、第3、第5番目に位置する各谷部(42a)(42b)(42c) にそれぞれ嵌り込むと共に 、先端から数えて第2、第4、第6番目の山部(40b)(40d)(40f) がそれぞれに環 状リブ(34a)(34b)(34c) に引っ掛かる態様となるから、キャップ部(31)は、被覆 管(4) に対して不用意に脱落することなく、確実に装着されることとなる。
【0039】 そして、円筒部(33a)(33b)の開放端から引き出された温水ホース(10a)(10b)の 各々を、保護コイル(41)内にそれぞれ挿通させるとともに、その端部の直径を強 制的に拡大させて、図1に示すように、円筒部(33a)(33b)の段部(35a)(35b)より もキャップ部(31)側寄りの部分に外嵌させる。こうすることにより、保護コイル (41)の前記端部は、段部(35a)(35b)に係止され、円筒部(33a)(33b)に対して抜止 め状態に固定されることとなる。
【0040】 このように、被覆管(4) 、化粧用カバー(30)、保護コイル(41)を装着させた温 水ホース(10a)(10b)の前記自由端部を、放熱器(2) としての床暖房器具(2a)から 突出している温水ホース接続口(24a)(24b)にそれぞれ外嵌接続させると共に、そ の接続部にゴム管止め(13)を取り付けることにより、温水ホース(10a)(10b)の前 記自由端部は、温水ホース接続口(24a)(24b)に抜止め状態に接続されることとな る。
【0041】 その後、ゴム管止め(13)のつまみ部(15)に形成した挿通孔(15a) に、保護コイ ル(41)の自由端を引き寄せて挿通させる。 これにより、保護コイル(41)は、一端が被覆管(4) の端部に設けた化粧用カバ ー(30)に抜止め状態に取り付けられ、他端が、ゴム管止め(13)に抜止め状態に取 り付けられた態様となる。 尚、保護コイル(41)の自由長は、化粧用カバー(30)の円筒部(33a)(33b)から露 出させる温水ホース(10a)(10b)の長さに略一致するように設定されているものと する。
【0042】 この実施の形態の被覆管(4) 及び化粧用カバー(30)は、温水ホース(10a)(10b) に対して相対移動可能に装着されているものであるから、被覆管(4) がプラグ(3 b)側に引っ張られた場合、温水ホース(10a)(10b)上における被覆管(4) の位置が (3b)側にずれることとなり、化粧用カバー(30)の円筒部(33a)(33b)の開放端から 露出する温水ホース(10a)(10b)の長さが長くなる。このような場合でも、円筒部 (33a)(33b)の開放端から露出している温水ホース(10a)(10b)の部分を被覆してい る保護コイル(41)の両端は、上記したように、化粧用カバー(30)の円筒部(33a)( 33b)とゴム管止め(13)のつまみ部(15)にそれぞれ抜止め状態に取り付けられてい ることから、又、化粧用カバー(30)は被覆管(4) の前記端部に抜止め状態に装着 されているから、被覆管(4) のプラグ(3b)側へのずれに伴って、保護コイル(41) は、円筒部(33a)(33b)の開放端から露出している温水ホース(10a)(10b)の露出長 さに応じて弾性的に延ばされ、円筒部(33a)(33b)の開放端から延長する温水ホー ス(10a)(10b)は全域的に被覆された状態に維持されることとなる。
【0043】 このように、温水ホース(10a)(10b)における被覆管(4) の装着位置がずれても 、円筒部(33a)(33b)の開放端から温水ホース接続口(24a)(24b)に至る範囲の温水 ホース(10a)(10b)の部分は、常時、保護コイル(41)によって被覆された状態を維 持することができるから、温水ホース(10a)(10b)は確実に保護される上に、不用 意に屈曲することがないので、詰まりも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の温水ホース用の保護具の
断面図。
【図2】本考案の実施の形態の温水ホース用のゴム管止
め(13)を示す拡大図。
【図3】本考案の実施の形態の温水ホースに装着させる
化粧用カバー(30)の断面図。
【図4】従来の往路及び復路の配設状態を示す説明図。
【図5】従来の室内側の往路及び復路に保護具を取り付
けた状態を示す説明図。
【符号の説明】
(1) ・・・・熱源器 (2) ・・・・放熱器 (21)・・・・往路 (22)・・・・復路 (4) ・・・・被覆管 (41)・・・・保護コイル 尚、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外側の熱源器と室内側の放熱器との間
    の循環回路のうち、壁面等に設置される温水コンセント
    と前記放熱器とを繋ぐ一対の温水ホースに装着させる保
    護具において、 前記一対の温水ホースを束ねて収容する可撓性被覆管
    と、 前記可撓性被覆管から前記放熱器側へ露出している前記
    温水ホースを挿通させる保護コイルと、 前記可撓性被覆管の前記放熱器側の開放端部に外嵌させ
    るキャップ部と前記キャップ部の底部に設けた温水ホー
    ス挿通用孔の周囲を囲むように前記底部から外方へ延長
    形成された一対の円筒部とからなる化粧用カバーとを具
    備し、 前記保護コイルの一端は前記放熱器側に固定させると共
    に、他端は前記化粧用カバーの前記円筒部に外嵌させる
    とともに抜止め状態に係止させたことを特徴とする温水
    ホース用保護具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の温水ホース用保護具に
    おいて、前記化粧用カバーの前記円筒部の開放端に外側
    に張り出す段部を設け、前記段部よりも前記キャップ部
    側の部分に前記保護コイルを外嵌させた温水ホース用保
    護具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の温水ホース用保
    護具において、前記温水ホースを前記放熱器のホース接
    続口に抜け止め状態に接続させる止め具を設け、前記止
    め具は前記ホース接続口に外嵌させた前記温水ホースの
    接続端部を外側から締め付ける締付部材とこれの脱着を
    操作するつまみ部とから構成されるとともに、前記つま
    み部に、前記保護コイルの前記一端が差し込まれる差し
    込み孔が形成されている温水ホース用保護具。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の温水ホース
    用保護具において、前記可撓性被覆管は断面が長円形の
    合成樹脂製の蛇腹管とし、前記化粧用カバーの前記キャ
    ップ部の側壁内周面における前記蛇腹管の谷部に対応す
    る各位置に、前記蛇腹管の山部が抜止め状態に係止され
    る複数の突起が形成されている温水ホース用保護具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007147044A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 保護カバーの取付構造
JP2009092139A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Mirai Ind Co Ltd 流体管の接続方法、流体管の保護構造及び連結具
JP2009216178A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Mirai Ind Co Ltd 被覆管保持具
JP2013068326A (ja) * 2012-11-25 2013-04-18 Mirai Ind Co Ltd 流体管の接続方法、流体管の保護構造及び連結具

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