JP3066314U - 仕切り部付シ―ト材 - Google Patents

仕切り部付シ―ト材

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JP3066314U
JP3066314U JP1999005813U JP581399U JP3066314U JP 3066314 U JP3066314 U JP 3066314U JP 1999005813 U JP1999005813 U JP 1999005813U JP 581399 U JP581399 U JP 581399U JP 3066314 U JP3066314 U JP 3066314U
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sheet material
fruits
vegetables
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piece
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JP1999005813U
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賀久 平田
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HIRATASHOJI CO.,LTD
Otsuka Packaging Industries Co Ltd
Original Assignee
HIRATASHOJI CO.,LTD
Otsuka Packaging Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の青果物の井桁状の仕切り部材は、複数の
紙材を組むのに手間を要し、製造が面倒であった。ま
た、椀状凹所を有する成形体は、運搬や保管時に嵩張る
上、成形型を必要とし、高い製造コストを必要としてい
た。 【解決手段】起立させた起立片2,3,4,5が青果物
の仕切り部となるように、少なくともひとつの起立片形
成用切り目aを形成したことを特徴とする仕切り部付シ
ート材を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、運搬や保管時にかさばらず、使用時に一部を起立させて簡単に青果 物を仕切ることのできる仕切り部付シート材に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
青果物は運搬時に相互に接触すると、接触圧により接触部分が物理的に損傷し たり、腐敗が生じやすくなる。これに対処するため、従来技術では、以下のよう な仕切り部材が用いられていた。
【0003】 ダンボールなどの紙材を用いたものとしては、紙材を井桁状に組んで仕切り部 とし、その間に形成される空間に青果物を収納するもの等がある。また、発泡ス チロールやパルプを用いた成形材としては、椀状の凹所が列状に並ぶように形成 されたもの等がある。
【0004】 しかし、井桁状の仕切り部材は、複数の紙材を組むのに手間を要し、製造が面 倒であった。また、椀状凹所を有する成形体は、運搬や保管時に嵩張る上、成形 型を必要とし、高い製造コストを必要としていた。
【0005】 本発明の目的は、これら従来技術の問題を解決し、運搬や保管時に嵩張らず、 使用が簡便であり且つ安価に仕切り部材を形成し得る仕切り部付シート材を提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、起立させた起立片が青果物の仕切り部となるように、少 なくとも一つの起立片形成用切り目を形成したことを特徴とする仕切り部付シー ト材により達成することができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に、添付図面を参照しつつ本考案の実施形態について説明する。図1は本 考案の一実施形態に係る仕切り部付シート材1の平面図であり、図2は起立片を 起立させて仕切り部を形成し、青果物を載置した状態を示す斜視図である。図3 は本考案に係る、仕切り部を押し上げた状態のシート材の平面図である。
【0008】 図1に示すように、シート材1には4つの起立片形成用切り目a及び起立片形 成用折り目線bが設けられており、これにより形成された起立片2,3,4,5 は、起立させられたときに青果物の仕切り部となる。シート材1は正方形状であ り、前記切り目a及び折り目線bの各々は、シート材1の中央部を中心としてほぼ 90度毎に実質上同一形状で形成されている。すなわち、起立片2,3,4,5 の各々がほぼ四角形状をなすように、切り目aが該四角形の3辺に相当する位置 に設けられ、折り目線bが該四角形の残りの1辺に相当する位置に設けられてい る。これら切り目a及び折り目線bは、シート材1の中央部を中心としてほぼ9 0度回転する毎に実質上同一の形状及び前記中心基準の向きが繰り返される回転 対称に形成されている。ほぼ同じ大きさの青果物を仕切る場合は、折り目線bを 正方形状シート材1の各辺に垂直な中心線に沿うように設けるのが望ましい。こ れにより、起立片2,3,4,5による各収容空間が水平面内で縦横同一の寸法 となる。
【0009】 切り目aは、通常シート材1を貫通した連続線として設けられるが、手で容易 に切断できるように断続的な線として設けることもでき、或いはシート材の厚さ 方向の一部を残して薄肉状に設けてもよい。折り目線bは、ミシン目状や薄肉状 の線により形成される。切り目aが断続線又は薄肉状に形成される場合は、折り 目線bは、もちろんこれらよりも切断され難く形成される。また、切り目aのみで 、起立片の起立が容易にできる場合には、折り目線を省略してもよい。
【0010】 図1に示すシート材は、嵩張らず、緩衝性がよく、リサイクルがしやすい点か ら、厚紙又は段ボール紙で形成するのが望ましいが、必要に応じて金属、プラス チック、或いは合成樹脂で形成され得る。
【0011】 また、図1に示すようにシート材の角部に、吊り下げ用の孔8を設けておけば 、手指でシート材1を青果物と共に吊り下げて持つのが容易となる。
【0012】 このシート材1は、シート材1自身を保管或いは運搬する場合には、平らなシ ート状としておけばよく、仕切り部材として使用する場合には、手で起立片2, 3,4,5を押し上げて起立させればよい。シート材1は、陳列棚上に青果物を並 べるときや、ダンボール箱等に青果物を収納して運搬するとき等に、仕切り部材 として使用することができる。切り目は図10に示すように、全てが同じ向きで 並列するように設けてもよいが(切り目a')、その場合は図11に示すように起立 片2'、3’、4'、5’が相互に平行となる。これでは、起立片の起立方向に並 ぶ青果物は仕切られるが、それ以外の方向に並ぶ青果物は仕切られず相互に接触 してしまう。一方、図1に示すシート材1は、4つの起立片を形成する切り目a が、シート材1の中央部を中心としてほぼ90度毎に実質上同一の形状及び前記 中心基準の向きが繰り返される回転対称に形成されているので、4枚の起立片を 起立させるだけで4個の青果物すべてを仕切って相互接触が防止できるという利 点が得られる。
【0013】 また、起立片の寸法を青果物より小さくしておけば、起立片を起立させた後に シート材1の残余部分に形成される開口部cの寸法も青果物より小さくなるので 、青果物を開口部cから落とすことなくシート材1と共に持ち上げることができ る。そして、開口部cの下側から青果物の底部を見ることができ、底部の色具合 で熟成度が分かる青果物の熟成度を容易に知ることができる。
【0014】 図4は青果物を載せたシート材1を、手提げ袋7内に収めた状態の断面図であ る。このようにして袋内に収納すれば、シート材1の起立片2,3,4,5が仕切 り部となって青果物相互の接触を防止すると共に緩衝材として作用し、相互接触 による青果物の損傷等を防止することができる。
【0015】 図5〜図9は、本考案の他の実施形態に係るシート材を示している。これらの 図において図1から図4に示した実施形態と同一又は同種の部分には同一の番号 を附して、その説明を省略する。
【0016】 図5〜図7に示すように、シート材の切り目は、青果物の数量や配置に応じた 起立片を形成するように設けることができる。
【0017】 図8の例では、前記起立片形成用切り目aが、ほぼ円形状の半分以上の周の弧 を描くように設けられ、前記起立片形成用折り目bが該弧の弦をなすように設け られている。このようなほぼ円形の切り目aが形成された場合には、起立片を起 立させた後に形成される開口部もほぼ円形となり、球形に近い青果物の下部をそ の開口部に位置させて安定した支持をすることができる。
【0018】 また、図9に示すようにシート材の輪郭を円型にすることにより、青果物を載 置したシート材を手提げ袋に入れた際の袋内での安定性をより高めることができ る。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば以下の効果を奏する仕切り部付シート材を提供することができ る。
【0020】 少なくとも一つの起立片形成用切り目がシート材に形成されているので、これ に囲まれた部分を容易に起立させて起立片により仕切り部を形成することができ る。従って、複数の青果物をこの仕切り部で仕切ることにより、運搬時等に青果 物が相互に接触して損傷したり腐敗を生じやすくするのを防止することができ、 運搬や保管時に嵩張らず、使用が簡便であり且つ安価に仕切り部材を形成し得る 。従って、特に、シート材を段ボールなどの緩衝性材料で製造すれば、その効果 を高めることができる。
【0021】 また、起立片が起立するときに折り目となる位置に折り曲げを容易にするため の折り目線を設けておけば、起立片を容易且つ正確な位置で起立させることがで きる。
【0022】 起立片の寸法を青果物より小さくしておけば、起立片を起立させた後にシート 材の残余部分に形成される開口部の寸法も青果物より小さくなるので、シート材 を青果物と共に持ち上げることができ、青果物の底部を容易に見ることができ、 底部の色具合で熟成度が分かる青果物の熟成度を簡便に知ることができる。
【0023】 起立片がほぼ四角形をなすように起立片形成用切り目を四角形のうち3辺に相 当する位置に設ければ、支持が安定し十分な仕切り部面積を有する起立片を形成 しやすい。
【0024】 一方、起立片がほぼ円形を成すように起立片形成用切り目をほぼ円形状の半分 以上の周の弧を描くように設ければ、起立片を起立させた後に形成される開口部 もほぼ円形となり、球形に近い青果物の下部をその開口部に位置させて安定した 支持をすることができる。
【0025】 起立片形成用切り目を4つ設け、各々はシート材の中央部を中心としてほぼ9 0度毎に実質上同一形状及び前記中心基準の向きが繰り返される回転対称に形成 すれば、4枚の起立片を起立させるだけで4個の青果物全てを仕切って相互接触 を防止することができ、一枚のシート材のみで効率よく青果物の仕切りを行うこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る仕切り部付シートを、
起立片の起立させる前の状態で示す平面図である。
【図2】図1に示す仕切り部付シートの起立片を起立さ
せ、青果物を載せた状態で示す斜視図である。
【図3】図1に示したシート材を起立片を起立させた状
態で示す平面図である。
【図4】図2に示した仕切り部付シート材及び青果物を
手提げ袋に入れた状態で示す断面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係る仕切り部付シート材
の平面図である。
【図6】本考案の更に他の実施例に係る仕切り部付シー
ト材の平面図である。
【図7】本考案の更に他の実施例に係る仕切り部付シー
ト材の平面図である。
【図8】本考案の更に他の実施例に係る仕切り部付シー
ト材の平面図である。
【図9】本考案の更に他の実施例に係る仕切り部付シー
ト材の平面図である。
【図10】切り目の全てを同じ向きで並列するように設
けたシート材の平面図である。
【図11】図10に示したシート材に青果物を載せた状
態の斜視図である。
【符号の説明】
1 仕切り部付シート材 2,3,4,5 仕切り部(起立片) a 切り目 b 折り目線 c 空間 6 青果物 7 袋 8 孔

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】起立させた起立片が青果物の仕切り部とな
    るように、少なくとも一つの起立片形成用切り目を形成
    したことを特徴とする仕切り部付シート材。
  2. 【請求項2】前記起立片が起立するときに折り目となる
    位置に、折り曲げを容易にするための折り目線が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の仕切り部付
    シート材。
  3. 【請求項3】前記起立片が青果物の寸法より小さいこと
    を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の仕切り
    部付シート材。
  4. 【請求項4】前記起立片がほぼ四角形状をなすように前
    記起立片形成用切り目が形成されており、前記起立片形
    成用切り目は前記四角形のうち3辺に相当する位置に設
    けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の仕切り部付シート材。
  5. 【請求項5】前記起立片がほぼ円形を成すように前記起
    立片形成用切り目が形成されており、前記起立片形成用
    切り目は、前記円形のほぼ円形の半周以上の弧を描くよ
    うに設けられていることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の仕切り部付シート材。
  6. 【請求項6】前記起立片形成用切り目が4つ設けられて
    おり、各々はシート材の中央部を中心としてほぼ90度
    毎に実質上同一の形状及び前記中心基準の向きが繰り返
    される回転対称に形成されていることを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載の仕切り部付シート材。
JP1999005813U 1999-08-03 1999-08-03 仕切り部付シ―ト材 Expired - Lifetime JP3066314U (ja)

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