JP3066228B2 - 洗濯機の洗濯制御装置 - Google Patents
洗濯機の洗濯制御装置Info
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- JP3066228B2 JP3066228B2 JP5185949A JP18594993A JP3066228B2 JP 3066228 B2 JP3066228 B2 JP 3066228B2 JP 5185949 A JP5185949 A JP 5185949A JP 18594993 A JP18594993 A JP 18594993A JP 3066228 B2 JP3066228 B2 JP 3066228B2
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- washing
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
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- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯機における洗濯液の
状態を自動的に検知して最適な洗濯を行うようにする洗
濯機の洗濯制御装置に関するものである。
状態を自動的に検知して最適な洗濯を行うようにする洗
濯機の洗濯制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の洗濯機の洗濯制御装置に
おいて、電極を直接洗濯液に接触させ、電極間に高周波
電圧を印加して、洗濯液の状態を電極間のインピーダン
スの変化として直接とらえられるようにした伝導度セン
サに関する技術は特開平4−187183に開示されて
いるが、これによると洗濯工程において伝導度の変化か
ら洗濯時間を決定するようになっている。
おいて、電極を直接洗濯液に接触させ、電極間に高周波
電圧を印加して、洗濯液の状態を電極間のインピーダン
スの変化として直接とらえられるようにした伝導度セン
サに関する技術は特開平4−187183に開示されて
いるが、これによると洗濯工程において伝導度の変化か
ら洗濯時間を決定するようになっている。
【0003】すなわち、洗剤活性度を検知することによ
って洗剤量を調整したり、洗剤活性度を一定以上に維持
するような洗濯機の洗濯制御装置にはなっていない。
って洗剤量を調整したり、洗剤活性度を一定以上に維持
するような洗濯機の洗濯制御装置にはなっていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に洗濯において重
要なのは投入した洗剤量ではなく実際に溶け込んで活性
化した洗剤がどれだけあるかである。言い換えると洗剤
活性度がどれだけあるかであるが、上記従来の技術に記
載の洗濯機の洗濯制御装置は布量、水量から決めた洗剤
量を投入し、伝導度の変化から洗濯時間を決定するよう
になっているが、活性化した洗剤濃度に変化があっても
洗剤量を補給するようになっていない。
要なのは投入した洗剤量ではなく実際に溶け込んで活性
化した洗剤がどれだけあるかである。言い換えると洗剤
活性度がどれだけあるかであるが、上記従来の技術に記
載の洗濯機の洗濯制御装置は布量、水量から決めた洗剤
量を投入し、伝導度の変化から洗濯時間を決定するよう
になっているが、活性化した洗剤濃度に変化があっても
洗剤量を補給するようになっていない。
【0005】本発明の目的は、最適な洗剤活性度で洗濯
できるように時々刻々変化する洗剤活性度を検知し、必
要に応じ洗剤を補給する洗濯機の洗濯制御装置を提供す
ることにある。
できるように時々刻々変化する洗剤活性度を検知し、必
要に応じ洗剤を補給する洗濯機の洗濯制御装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯制御装置
は、洗剤を自動投入する洗剤自動投入手段と洗濯液の 洗
剤活性度を洗濯液の伝導度から検出する、伝導度センサ
を具備する洗剤活性度検知手段を備え、その洗剤自動投
入手段にて、布量、水量から決定した標準使用量の10
0%未満とした初期洗剤量を投入した後、洗濯工程中に
上記洗剤活性度検知手段により検出した伝導度の低下率
から不足分の洗剤量を決定し、洗剤を自動的に補給する
洗剤自動補給手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
は、洗剤を自動投入する洗剤自動投入手段と洗濯液の 洗
剤活性度を洗濯液の伝導度から検出する、伝導度センサ
を具備する洗剤活性度検知手段を備え、その洗剤自動投
入手段にて、布量、水量から決定した標準使用量の10
0%未満とした初期洗剤量を投入した後、洗濯工程中に
上記洗剤活性度検知手段により検出した伝導度の低下率
から不足分の洗剤量を決定し、洗剤を自動的に補給する
洗剤自動補給手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】又、上記洗剤自動投入手段の動作の確認を
洗剤活性度検知手段によって伝導度の上昇を検知するこ
とによって行なうことを特徴とするものである。
洗剤活性度検知手段によって伝導度の上昇を検知するこ
とによって行なうことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明は上記構成にて、洗剤活性度検知手段に
よって洗濯液の活性度が検出でき、その結果に基づいて
洗剤が補給されるので常に最適な洗剤活性度で洗濯でき
る。
よって洗濯液の活性度が検出でき、その結果に基づいて
洗剤が補給されるので常に最適な洗剤活性度で洗濯でき
る。
【0009】従って、洗剤の使い過ぎによるすすぎ性能
の低下、環境への悪影響が防止できる。
の低下、環境への悪影響が防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の洗濯機の洗濯制御装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。
施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の洗濯機の概略構成を示した
もので、図1において、1は洗濯機全体の外箱で、その
内部に外槽2が配設され、更に外槽2の内部に洗濯槽と
脱水槽を兼ねる内槽3が配設されている。内槽3は周壁
部に脱水孔4がほぼ全域にわたり多数形成されている。
内槽3の内底部には洗濯撹拌用のパルセータ5が配設さ
れている。外槽2の底外面にはモータ6を主とする駆動
機構7が配設されている。
もので、図1において、1は洗濯機全体の外箱で、その
内部に外槽2が配設され、更に外槽2の内部に洗濯槽と
脱水槽を兼ねる内槽3が配設されている。内槽3は周壁
部に脱水孔4がほぼ全域にわたり多数形成されている。
内槽3の内底部には洗濯撹拌用のパルセータ5が配設さ
れている。外槽2の底外面にはモータ6を主とする駆動
機構7が配設されている。
【0012】このほか外槽2の底面には排水弁8及び排
水ホース9も配設されている。更に外槽2の水位を検知
するため、排水弁8の上方から延長した水位ホースの先
端に水位検知手段14が配設されている。外槽2の側壁
下方には洗濯液の高周波伝導度を測定する伝導度センサ
10が配設されている。
水ホース9も配設されている。更に外槽2の水位を検知
するため、排水弁8の上方から延長した水位ホースの先
端に水位検知手段14が配設されている。外槽2の側壁
下方には洗濯液の高周波伝導度を測定する伝導度センサ
10が配設されている。
【0013】図1の伝導度センサの電極面及び接続用端
子部の要部平面図である図3に示すように伝導度センサ
10は外部接続用端子部10bを有する一対の不溶性電
極例えば白金−チタン(チタンを基材に白金を被覆例え
ばメッキしたもの)電極又はステンレス電極からなる電
極部10aを非導電性の合成樹脂10cで一体化し、図
2のように外槽2に電極面を垂直にして固着するように
なっている。このようにすれば、汚れの付着がない。
子部の要部平面図である図3に示すように伝導度センサ
10は外部接続用端子部10bを有する一対の不溶性電
極例えば白金−チタン(チタンを基材に白金を被覆例え
ばメッキしたもの)電極又はステンレス電極からなる電
極部10aを非導電性の合成樹脂10cで一体化し、図
2のように外槽2に電極面を垂直にして固着するように
なっている。このようにすれば、汚れの付着がない。
【0014】一方、外箱1の上方には洗剤自動投入手段
11と水道水を外槽2内に供給するための給水弁12と
洗剤を水で流し込む洗剤・水混合部13が設けられてい
る。又、外箱1の上方にはトップカバー(図示せず)が
配設されており、該トップカバー内には制御装置15が
配設されている。
11と水道水を外槽2内に供給するための給水弁12と
洗剤を水で流し込む洗剤・水混合部13が設けられてい
る。又、外箱1の上方にはトップカバー(図示せず)が
配設されており、該トップカバー内には制御装置15が
配設されている。
【0015】該制御装置15はマイクロコンピュータに
より、比較手段及び洗濯内容変更手段並びに制御手段の
機能を含んで構成されており、図8に示すように、各種
のスイッチから成る入力手段18、布量検知手段16、
水位検知手段14、伝導度センサ10や該伝導度センサ
10の制御回路やセンサ読み込み回路等で構成される洗
剤活性度検知手段17、洗剤自動投入手段11の駆動源
モータ23を駆動するための駆動回路19、前記給水弁
12を駆動するための駆動回路20、前記洗濯用モータ
6を駆動するための駆動回路21、排水弁8を駆動する
ための駆動回路22、液温を検知するための液温検知手
段23等から構成されている。
より、比較手段及び洗濯内容変更手段並びに制御手段の
機能を含んで構成されており、図8に示すように、各種
のスイッチから成る入力手段18、布量検知手段16、
水位検知手段14、伝導度センサ10や該伝導度センサ
10の制御回路やセンサ読み込み回路等で構成される洗
剤活性度検知手段17、洗剤自動投入手段11の駆動源
モータ23を駆動するための駆動回路19、前記給水弁
12を駆動するための駆動回路20、前記洗濯用モータ
6を駆動するための駆動回路21、排水弁8を駆動する
ための駆動回路22、液温を検知するための液温検知手
段23等から構成されている。
【0016】なお、図4は洗剤の標準使用量を1とした
時の洗剤濃度比と伝導度(μS/cm)の関係を示した
もので、洗剤濃度比に対して伝導度が上昇する関係があ
る。伝導度は温度によって変動するが、液温を検知し温
度補正することにより正確な制御を行うようになってい
る。
時の洗剤濃度比と伝導度(μS/cm)の関係を示した
もので、洗剤濃度比に対して伝導度が上昇する関係があ
る。伝導度は温度によって変動するが、液温を検知し温
度補正することにより正確な制御を行うようになってい
る。
【0017】次に、上記構成の洗濯機の動作と伝導度検
知による洗濯性制御方法について説明する。洗濯物を投
入し、電源スイッチを「入」にして、「スタート」ボタ
ンを押すと、全自動運転を実行する。
知による洗濯性制御方法について説明する。洗濯物を投
入し、電源スイッチを「入」にして、「スタート」ボタ
ンを押すと、全自動運転を実行する。
【0018】まず、始めに洗濯用モータ6を駆動し、パ
ルセータ5にかかる負荷から洗濯物の量(布量)を検知
し、該布量に応じた給水量を設定し、給水弁12が開
き、給水を開始する。約1分後(一例・・・伝導度セン
サ10が水に浸されるまで。この状態を伝導度センサ1
0で検知する。すなわち、伝導度センサ10が水に没す
ると伝導度が上昇することで確認できる。この時の伝導
度すなわち洗剤活性度をCwとする。)に洗剤自動投入
手段11により初期洗剤量(例えば布量、水量から決め
た標準使用量の60%)を投入する。
ルセータ5にかかる負荷から洗濯物の量(布量)を検知
し、該布量に応じた給水量を設定し、給水弁12が開
き、給水を開始する。約1分後(一例・・・伝導度セン
サ10が水に浸されるまで。この状態を伝導度センサ1
0で検知する。すなわち、伝導度センサ10が水に没す
ると伝導度が上昇することで確認できる。この時の伝導
度すなわち洗剤活性度をCwとする。)に洗剤自動投入
手段11により初期洗剤量(例えば布量、水量から決め
た標準使用量の60%)を投入する。
【0019】投入された洗剤は洗剤・水混合部13で給
水により混合・溶解しながら内槽3(外槽2)中に流し
込まれる。所定水位になれば、給水弁12を閉じ、給水
を止める。
水により混合・溶解しながら内槽3(外槽2)中に流し
込まれる。所定水位になれば、給水弁12を閉じ、給水
を止める。
【0020】次にモータ6を駆動させて洗い運転を行
う。1〜4分経過後(この間に洗剤の溶解、水溶性成分
の溶出による伝導度の上昇があるが、ほぼ安定化する時
点を捕らえ、この時の伝導度すなわち洗剤活性度をCo
として読み込む。図5は洗剤の溶解時間の一例を伝導度
の変化でみたものであるが、概ねこの時間内に伝導度が
安定する。)の伝導度すなわち洗剤活性度を読み込みC
oとする。その後1分又は2分後の伝導度すなわち洗剤
活性度Cnを読み込む。そして、X=Co−Cnを算出す
る。この値Xに応じて追加する洗剤量を決定する。
う。1〜4分経過後(この間に洗剤の溶解、水溶性成分
の溶出による伝導度の上昇があるが、ほぼ安定化する時
点を捕らえ、この時の伝導度すなわち洗剤活性度をCo
として読み込む。図5は洗剤の溶解時間の一例を伝導度
の変化でみたものであるが、概ねこの時間内に伝導度が
安定する。)の伝導度すなわち洗剤活性度を読み込みC
oとする。その後1分又は2分後の伝導度すなわち洗剤
活性度Cnを読み込む。そして、X=Co−Cnを算出す
る。この値Xに応じて追加する洗剤量を決定する。
【0021】例えば、図7の(2)の場合ならば、標準
使用量の20%を補給する。その結果、伝導度は破線の
(2′)のようにはならずに、(2)のようになる。伝
導度すなわち洗剤活性度C。のレベルは洗剤の表面張力
やpH等の活性度からみて限界ミセル濃度を越えている
ことはもちろん所定の洗浄度を得るために必要なものに
なっている。洗剤が汚れの乳化、溶解で消耗すると、図
6のように洗剤活性度すなわち伝導度が低下する。尚、
図6において、横軸の油汚れ比とは、油汚れ比1に対し
て、汚れ度合いが2倍のものを油汚れ比2、汚れ度合い
が3倍のものを油汚れ比3としたものである。
使用量の20%を補給する。その結果、伝導度は破線の
(2′)のようにはならずに、(2)のようになる。伝
導度すなわち洗剤活性度C。のレベルは洗剤の表面張力
やpH等の活性度からみて限界ミセル濃度を越えている
ことはもちろん所定の洗浄度を得るために必要なものに
なっている。洗剤が汚れの乳化、溶解で消耗すると、図
6のように洗剤活性度すなわち伝導度が低下する。尚、
図6において、横軸の油汚れ比とは、油汚れ比1に対し
て、汚れ度合いが2倍のものを油汚れ比2、汚れ度合い
が3倍のものを油汚れ比3としたものである。
【0022】従って、このC。を下限としてこれ以下の
伝導度すなわち洗剤活性度にならないように伝導度セン
サ10で見張るようになっている。一般に洗剤の補給は
第1次だけで完了するはずであるが、もし、所定の洗濯
時間内に伝導度すなわち洗剤活性度がCoより低下する
ことになれば、再び洗剤を前記と同量の標準使用量の2
0%を補給する。この場合、所定の洗濯時間の終了間際
(例えば2分以内)であれば、洗濯時間の2乃至5分の
延長を行うようになっている。
伝導度すなわち洗剤活性度にならないように伝導度セン
サ10で見張るようになっている。一般に洗剤の補給は
第1次だけで完了するはずであるが、もし、所定の洗濯
時間内に伝導度すなわち洗剤活性度がCoより低下する
ことになれば、再び洗剤を前記と同量の標準使用量の2
0%を補給する。この場合、所定の洗濯時間の終了間際
(例えば2分以内)であれば、洗濯時間の2乃至5分の
延長を行うようになっている。
【0023】なお、図7において、例えば(1)の場合
は標準使用量の10%を補給し、同様に、(3)の場合
には標準使用量の40%を補給し、更に、(4)の場合
には標準使用量の80%を補給するようになっている。
また、(0)の場合にはそのままとする。
は標準使用量の10%を補給し、同様に、(3)の場合
には標準使用量の40%を補給し、更に、(4)の場合
には標準使用量の80%を補給するようになっている。
また、(0)の場合にはそのままとする。
【0024】別の実施例として洗剤投入までの説明をす
ると、まず上記の一実施例と同様に洗濯物を投入し、電
源スイッチを「入」にして、「スタート」ボタンを押す
と、全自動運転を実行する。まず始めに布量検知水位を
設定し、給水弁12が開き、給水を開始する。規定水位
に達すると、一旦給水を停止し、この時の伝導度を伝導
度センサ10で検知する。すなわち、伝導度センサ10
が水に没したときの伝導度を検知し、この時の伝導度す
なわち洗剤活性度をCWとする。(この時点では洗剤は
なし。)そして洗濯用モータ6を駆動し、パルセータ5
にかかる負荷から洗濯物の量(布量)を検知し、該布量
に応じた給水量を設定し、再び給水弁12が開き、給水
を開始する。そして洗剤自動投入手段11により初期洗
剤量(例えば布量、水量から決めた標準使用量の60
%)を投入する。以下、上記実施例と同様に動作するよ
うになっている。
ると、まず上記の一実施例と同様に洗濯物を投入し、電
源スイッチを「入」にして、「スタート」ボタンを押す
と、全自動運転を実行する。まず始めに布量検知水位を
設定し、給水弁12が開き、給水を開始する。規定水位
に達すると、一旦給水を停止し、この時の伝導度を伝導
度センサ10で検知する。すなわち、伝導度センサ10
が水に没したときの伝導度を検知し、この時の伝導度す
なわち洗剤活性度をCWとする。(この時点では洗剤は
なし。)そして洗濯用モータ6を駆動し、パルセータ5
にかかる負荷から洗濯物の量(布量)を検知し、該布量
に応じた給水量を設定し、再び給水弁12が開き、給水
を開始する。そして洗剤自動投入手段11により初期洗
剤量(例えば布量、水量から決めた標準使用量の60
%)を投入する。以下、上記実施例と同様に動作するよ
うになっている。
【0025】
【発明の効果】本発明の洗濯機の洗濯制御装置は上記の
ような構成であるから、請求項1記載の発明は初期洗剤
量は布量、水量から決定した標準使用量の100%未満
とし、洗濯液の伝導度を介して洗剤の活性度を測定して
いるので、この測定値から洗濯液が洗浄力をもっている
かどうか知ることができ、その結果、洗剤の活性度が低
下すれば、洗剤の補給で対応できるので、汚れの少ない
洗濯物を洗濯する場合でも、洗剤を使い過ぎることがな
くなり、従って、洗剤の使い過ぎによるすすぎ性能の低
下防止、自然環境への洗剤の放出の軽減、ムダの排除等
が図られ、有意義なものとなる。
ような構成であるから、請求項1記載の発明は初期洗剤
量は布量、水量から決定した標準使用量の100%未満
とし、洗濯液の伝導度を介して洗剤の活性度を測定して
いるので、この測定値から洗濯液が洗浄力をもっている
かどうか知ることができ、その結果、洗剤の活性度が低
下すれば、洗剤の補給で対応できるので、汚れの少ない
洗濯物を洗濯する場合でも、洗剤を使い過ぎることがな
くなり、従って、洗剤の使い過ぎによるすすぎ性能の低
下防止、自然環境への洗剤の放出の軽減、ムダの排除等
が図られ、有意義なものとなる。
【0026】また、請求項2記載の発明は洗剤の溶解状
態が伝導度の上昇度合で分かる。さらに請求項3記載の
発明は伝導度の比較により判定するので、供給水の違い
による伝導度の変動は修正することができる。
態が伝導度の上昇度合で分かる。さらに請求項3記載の
発明は伝導度の比較により判定するので、供給水の違い
による伝導度の変動は修正することができる。
【0027】また、請求項4に記載の発明は万一、洗剤
下限濃度を下回っても洗剤の補給システム(制御)によ
り洗剤下限濃度を維持できる。そして請求項5記載の発
明は、所定の洗濯時間終了間際に洗剤を補給したときに
は、洗濯時間の延長で対応しているので、ムダなく十分
な洗濯ができる。そしてまた請求項6記載の発明は伝導
度センサの電極面が垂直となるように取り付けてあるの
で、汚れの堆積によるセンサ性能の低下が防止できる。
さらに請求項7記載の発明は洗剤の投入検知が伝導度の
上昇でわかる。
下限濃度を下回っても洗剤の補給システム(制御)によ
り洗剤下限濃度を維持できる。そして請求項5記載の発
明は、所定の洗濯時間終了間際に洗剤を補給したときに
は、洗濯時間の延長で対応しているので、ムダなく十分
な洗濯ができる。そしてまた請求項6記載の発明は伝導
度センサの電極面が垂直となるように取り付けてあるの
で、汚れの堆積によるセンサ性能の低下が防止できる。
さらに請求項7記載の発明は洗剤の投入検知が伝導度の
上昇でわかる。
【図1】本発明の洗濯機の概略構成を示す要部断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の伝導度センサを上方からみた取り付け要
部断面図である。
部断面図である。
【図3】図1の伝導度センサの電極面及び接続用端子部
の要部平面図である。
の要部平面図である。
【図4】洗剤濃度比と伝導度の関係の一例の説明図であ
る。
る。
【図5】洗剤の溶解時間と伝導度の関係の一例の説明図
である。
である。
【図6】油汚れ比(泥汚れ比)と伝導度の一例の説明図
である。
である。
【図7】本発明の洗濯中の伝導度の変化及び洗剤補給に
よる伝導度変化を説明するために示した模式図である。
よる伝導度変化を説明するために示した模式図である。
【図8】本発明の洗濯機の洗濯制御装置の一実施例を示
す電子制御手段の概略構成図である。
す電子制御手段の概略構成図である。
【図9】本発明の洗濯機の洗濯制御装置の洗いの運転動
作についての制御内容を示すフローチャートである。
作についての制御内容を示すフローチャートである。
2 外槽 8 排水弁 10 伝導度センサ 11 洗剤自動投入手段 12 給水弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−172593(JP,A) 特開 平4−288197(JP,A) 特開 平4−193294(JP,A) 特開 平1−178227(JP,A) 実開 昭52−65073(JP,U) 特公 昭59−34397(JP,B1) 実公 昭56−15565(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02 D06F 39/02
Claims (7)
- 【請求項1】 洗剤を自動投入する洗剤自動投入手段と
洗濯液の洗剤活性度を洗濯液の伝導度から検出する、伝
導度センサを具備する洗剤活性度検知手段を備え、その
洗剤自動投入手段にて、布量、水量から決定した標準使
用量の100%未満とした初期洗剤量を投入した後、洗
濯工程中に上記洗剤活性度検知手段により検出した伝導
度の低下率から不足分の洗剤量を決定し、洗剤を自動的
に補給する洗剤自動補給手段を備えたことを特徴とする
洗濯機の洗濯制御装置。 - 【請求項2】 上記初期洗剤量の洗剤の自動投入による
洗濯開始から洗濯液の伝導度が安定化した時点の洗濯液
の伝導度と供給水の伝導度との比較から洗剤の溶解状態
を検知することを特徴とする、請求項1に記載の洗濯機
の洗濯制御装置。 - 【請求項3】 上記初期洗剤量の洗剤の自動投入による
洗濯開始から、洗濯液の伝導度が安定化した時点の洗濯
液の伝導度と前記安定化した時点後所定時間経過した時
点の伝導度との比較から補給すべき洗剤量決定すること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載の洗濯機の洗濯
制御装置。 - 【請求項4】 洗濯液の伝導度が下限と設定した伝導度
を所定洗濯時間内において下回った時には洗剤を補給す
ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記
載の洗濯機の洗濯制御装置。 - 【請求項5】 上記洗剤を補給した時には所定の洗濯時
間を追加することを特徴とする請求項4記載の洗濯機の
洗濯制御装置。 - 【請求項6】 外部接続用端子部を有する不溶性電極か
らなる一対の電極部を非導電性の合成樹脂で一体化し、
該電極面が垂直になるように水槽の壁面に取り付けてな
る伝導度センサを備えたことを特徴とする請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の洗濯機の洗濯制御装置。 - 【請求項7】 上記洗剤自動投入手段の動作の確認を洗
剤活性度検知手段によって伝導度の上昇を検知すること
によって行なうことを特徴とする請求項1〜請求項6の
いずれかに記載の洗濯機の洗濯制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5185949A JP3066228B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 洗濯機の洗濯制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5185949A JP3066228B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 洗濯機の洗濯制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739677A JPH0739677A (ja) | 1995-02-10 |
JP3066228B2 true JP3066228B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=16179703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5185949A Expired - Fee Related JP3066228B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 洗濯機の洗濯制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066228B2 (ja) |
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