JP2022066843A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗剤の効果を適切に判断することのできる洗濯機を提供することを目的とする。【解決手段】洗濯機100は、洗濯槽33と、洗浄液センサ51と、制御部71とを備える。洗濯槽33は、洗濯物及び洗浄液を貯める。洗浄液センサ51は、洗濯槽33内の洗浄液の状態を検出する。制御部は、洗濯物を処理する洗濯処理を実行する。洗濯処理は、第1条件で洗濯物及び洗浄液を撹拌する第1撹拌処理と、第1撹拌処理の後に、洗浄液センサ51の検出結果を取得する第1検出処理と、第1条件とは異なる第2条件で洗濯物及び洗浄液を撹拌する第2撹拌処理と、第2撹拌処理の後に、洗浄液センサ51の検出結果を取得する第2検出処理とを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、洗濯機に関する。
洗濯機のなかには、洗濯物の容量(重量)に対応した標準洗剤量よりも少ない洗剤量を投入し、所定時間「洗い工程」を行った後、汚れ検知部が検知する洗浄液の「汚れレベル」に応じて、洗剤を追加投入して洗い時間を延長する洗濯機がある(特許文献1を参照)。
特開2018-121898号公報
しかしながら、従来の洗濯機は、「洗い工程」の後にのみ「汚れレベル」を判定しているため、洗剤の効果を適切に判断できていない可能性がある。
本発明は、洗剤の効果を適切に判断することのできる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の洗濯機は、洗濯槽と、洗浄液センサと、制御部とを備える。前記洗濯槽は、洗濯物及び洗浄液を貯める。前記洗浄液センサは、前記洗濯槽内の前記洗浄液の状態を検出する。前記制御部は、前記洗濯物を処理する洗濯処理を実行する。前記洗濯処理は、第1条件で前記洗濯物及び前記洗浄液を撹拌する第1撹拌処理と、前記第1撹拌処理の後に、前記洗浄液センサの検出結果を取得する第1検出処理と、前記第1条件とは異なる第2条件で前記洗濯物及び前記洗浄液を撹拌する第2撹拌処理と、前記第2撹拌処理の後に、前記洗浄液センサの検出結果を取得する第2検出処理とを含む。
本発明によれば、洗剤の効果を適切に判断することができる。
本発明の実施形態の洗濯機の斜視図である。 実施形態の洗濯機の断面図である。 実施形態の洗濯機のブロック図である。 洗濯処理のフローチャートである。 実施形態の縦型洗濯機の斜視図である。 実施形態の縦型洗濯機の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1から図3を参照して、本発明の実施形態の洗濯機100について説明する。図1は、実施形態の洗濯機100の斜視図である。図2は、洗濯機100の断面図である。図3は、洗濯機100のブロック図である。
図1に示すように、実施形態の洗濯機100は、横型ドラム式(以下、単に「ドラム式」)の洗濯機である。洗濯機100は、筐体101と、蓋102と、操作表示部103と、蓋102の開閉ボタン105とを備える。筐体101は、内部に各装置及び各部を収容するケーシングである。筐体101は、例えば、金属又は合成樹脂により形成される。洗濯機100は、洗濯物の乾燥機能を備えていてもよい。
図2に示すように、筐体101は、蓋102の内側に開口部104を有する。蓋102は、開口部104を閉鎖する。蓋102は、蝶番(ヒンジ)により開閉可能に支持される。
操作表示部103は、筐体101の上部に設けられる。操作表示部103は、表示装置40を含む。表示装置40は、表示部41と、入力部42とを有する(図3を参照)。
洗濯機100の内部構造を説明する。図2に示すように、洗濯機100は、内部に、水槽1、バランサ2、給水部10、3つの給水弁(第1給水弁11、第2給水弁12及び第3給水弁13)、排水部20、排水弁21、駆動部30、駆動モータ31、回転槽33(ドラム)、攪拌部材34を備える。更に、図3に示すように、各種センサ51~53、洗剤投入装置60、制御装置70、記憶部80を備える。
水槽1及び回転槽(ドラム)33は、有底筒状の容器である。ドラム式洗濯機100において、水槽1及び回転槽(ドラム)33は、側部が開口している。以下、回転槽33をドラム33と記載する場合がある。
水槽1は、開口部22を有する。開口部22は、水槽1の下部を貫通する。開口部22は、ドラム33内の水を排水する排水口として機能する。以下、開口部22を、水槽1の排水口22と記載する場合がある。
ドラム33は、水槽1の内側に配置される。蓋102が開いた状態で、開口部104からドラム33内に洗濯物が投入される。また、ドラム33は、駆動モータ31の駆動により回転する。
バランサ2は、錘である。バランサ2は、ドラム33の開口の周囲に取り付けられている。バランサ2は、ドラム33の偏心回転(いわゆる、みそすり運動)を抑制する。
実施形態の洗濯機100のドラム33の側壁(周面)には、多数の穴が設けられている。そのため、ドラム33内に投入された水は、水槽1の下部に貯まる。水槽1の下部に溜まった水は、ドラム33周面に設けられた穴を通して、ドラム33と水槽1との間を往き来する。本実施形態において、ドラム33及び水槽1は、洗濯物及び洗浄液を貯める「洗濯槽」を指す。
攪拌部材34は、例えば、ドラム33の側壁(周面)の内側に突出する凸条(リブ)である。凸条(リブ)は、ドラム33の回転時に洗濯物を側壁(周面)の回転に従って持ち上げ、下方に落下させて洗濯物に衝撃(加速度)を与える。
駆動モータ31(ドラムモータ)は、ドラム33を駆動する。駆動モータ31は、駆動軸(図示省略)を介して、ドラム33を回転させる。駆動モータ31は、例えば、DC(直流)モータユニットである。DCモータユニットは、回転センサ31aを含む。
駆動モータ31は、制御装置70(制御部71)の指示を受けて、指示された速度でドラム33を回転させる。回転センサ31aは、フィードバック情報として、モータが一定角度回転するごとにパルスを送出する。制御装置70(容量取得部72又は布質取得部73)は、このパルスを用いて、モータの負荷(トルク)を測定する。
駆動モータ31のパルスを用いて測定したモータの負荷(トルク)は、容量(布量)センシング又は布質センシングに利用される。すなわち、回転センサ31aは、本発明における「布質センサ」の一例である。
給水部10は、図3に示すように、第1給水弁11、第2給水弁12及び第3給水弁13を備える。給水部10は更に、第1給水弁11、第2給水弁12及び第3給水弁13にそれぞれ繋がる第1給水路W1、第2給水路W2及び第3給水路W3を含む。給水部10は、本発明の「水投入部」の一例である。
第1給水弁11、第2給水弁12及び第3給水弁13の上流側は、水道の蛇口等の水源に接続される。水源から供給された水は、第1給水弁11、第2給水弁12及び第3給水弁13の上流側で、第1給水路W1、第2給水路W2及び第3給水路W3に向けて分岐する。
第3給水路W3は、図2示すように、洗剤投入部や柔軟剤投入部を経由せず、水を洗濯物の上に直接シャワー状に噴射する。なお、第1給水弁11及び第2給水弁12は、個別の開閉弁ではなく、1つの切替弁として配設される場合がある。
洗剤投入装置60は、洗剤投入部と、柔軟剤投入部と、送給ポンプ61とを備える。洗剤投入部は、洗剤タンク64と、洗剤供給弁62とを含む。柔軟剤投入部は、柔軟剤タンク65と、柔軟剤供給弁63とを含む。
洗剤投入部は、例えば第1給水路W1の流水経路(流路)に配置される。洗剤タンク64は、衣類用の液体洗剤を貯留する。送給ポンプ61は、洗剤供給弁62を介して、洗剤タンク64内の液体洗剤を第1給水路W1に供給する。洗剤供給弁62は、制御部71により開閉が制御される電磁式開閉弁である。
洗剤供給弁62が開いている間、洗剤タンク64から送給ポンプ61により圧送された洗剤が、第1給水路W1に導入される。給水部10の第1給水弁11が開放され、第1給水路W1に水が流れると、この水の流れに乗って、第1給水路W1内に導入された洗剤が、ドラム33内に投入される。これを、洗剤の自動投入と記載する場合がある。
なお、第1給水路W1の流水経路(流路)の終端部に、洗剤手動投入用の洗剤収容ケース14が配置されている場合がある。この場合、洗剤収容ケース14にユーザーが予め準備した洗剤を収容しておけば、第1給水路W1に水が流れると、この水の流れにより、洗剤収容ケース14に収容された洗剤がドラム33内に投入される。これを、洗剤の手動投入と記載する場合がある。
柔軟剤の投入も同様である。柔軟剤タンク65に予め、衣類用の液体柔軟剤を貯留しておけば、柔軟剤供給弁63が開いている間、柔軟剤タンク65から供給された柔軟剤を、例えば第2給水路W2を経由して、ドラム33内に投入することができる。
更に、第2給水路W2の流水経路(流路)の終端部に、柔軟剤手動投入用の柔軟剤収容ケース15を備える場合もある。この場合、ケース15に予め柔軟剤を収容しておけば、第2給水路W2内を流れる水に乗せて、柔軟剤収容ケース15に収容された柔軟剤を、ドラム33内に投入することができる。
排水部20は、排水弁21、排水口22(開口部)に加え、図2に示すように、排水路23と、外部排水路25とを含む。排水路23は、水槽1の排水口22から排水弁21まで水を流下させる。外部排水路25は、ドラム33及び水槽1から出た排水を機外まで導出する。
排水弁21は、各給水弁と同様の電磁式の開閉弁である。排水弁21の開閉も、制御部71の指令信号により制御される。従って、洗濯槽内の水量(水位)は、制御部71の指令に基づき制御される。
本実施形態の洗濯機100は、循環ポンプ35を更に備える。循環ポンプ35は、排水口22から排水弁21の手前(上流側)まで流出した洗浄液を、機外に排水せずにドラム33内まで戻して循環させる。なお、循環ポンプ35は省略してもよい。
図3を参照して、洗濯機100について更に説明する。
図3に示すように、表示装置40は、洗濯機100に対する指示を受け付ける。表示装置40の入力部42は、操作キー群を含む。表示部41は、種々の情報を表示する。
表示部41は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又はELD(Electro Luminescence Display)のようなディスプレイである。なお、表示部41は、タッチパネルを含み、入力部42として機能してもよい。
洗濯機100は、洗濯に関する情報を取得するために、複数のセンサを備える。複数のセンサには、洗浄液センサ51、水位センサ52、泡センサ53を含む。
洗浄液センサ51は、洗濯槽内の洗浄液の状態を検出する。洗浄液センサ51は、例えば光学式の透過率検知器を含む。洗浄液センサ51が光学式の透過率検知器を含む場合、洗浄液センサ51は、洗浄液の光透過率を検出する。洗浄液の光透過率は、洗浄液の濁度に対応する。制御装置70は、洗浄液の光透過率(洗浄液の濁度)に基づいて、洗濯物の汚れの程度、洗浄液中の汚れの濃度、洗浄液中の洗剤の濃度に関する情報(データ)を取得する。
水位センサ52は、洗濯槽内の水面(液面)の高さを検出する。水位センサ52は、例えばエアトラップと圧力検知器とを含む。水位センサ52は、検出した洗濯槽内の水面高さを制御装置70に送信する。制御装置70は、水位センサ52が検出する洗濯槽内の水位(液面高さ)に基づいて、洗濯物の布質や洗浄液の濃度に関するデータを取得する。
泡センサ53は、洗濯槽内で発生した泡(洗剤泡)の高さ又は泡の量を検出し、制御装置70に送信する。泡センサ53は、例えばリード(端子)間の電気的導通(短絡)を検知する導電率計である。制御装置70は、泡センサ53が検出する洗濯槽内の泡の高さ又は泡の量に基づいて、洗濯物の汚れの程度、洗浄液の濃度、洗濯に使用した水の硬度に関するデータを取得する。泡センサ53は、本発明の「水センサ」の一例である。
記憶部80は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置を含む。記憶部80は、HDD(Hard Disk Drive)のような補助記憶装置を含んでいてもよい。記憶部80は、種々のコンピュータープログラムと、種々のデータとを記憶する。
制御装置70は、図3に示すように、制御部71と、容量取得部72と、布質取得部73と、汚れ判定部74と、泡量判定部75と、水質判定部76とを含む。
制御部71は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部71は、記憶部80に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、洗濯機100の各要素を制御する。
容量取得部72は、駆動モータ31がフィードバックとして発信する回転パルスの変化に基づいて、演算により洗濯槽内の洗濯物の容量(乾燥重量と湿潤重量)を取得する。
布質取得部73は、駆動モータ31がフィードバックとして発信する回転パルスの変化と差異とに基づいて、演算により洗濯槽内の洗濯物の布質を示す洗濯物の吸水率を取得する。布質取得部73は、水位センサ52が検出する洗濯槽内の水位(液面高さ)の変化に基づいて、洗濯物の布質を取得する場合がある。
汚れ判定部74は、洗浄液センサ51が検出する洗濯槽内の洗浄液の濁度に基づいて、洗濯物の汚れの程度や、洗浄液中の汚れ又は洗剤の濃度の高低を判定する。
泡量判定部75は、泡センサ53が検出する洗濯槽内の泡の高さ又は泡の量に基づいて、洗濯処理又はすすぎ処理に必要な水量の大小を判定する。
水質判定部76は、水位センサ52が検出する洗濯槽内の水位(液面高さ)、及び、泡センサ53が検出する洗濯槽内の泡の高さ又は泡の量に基づいて、洗濯に使用した水の硬度の硬軟を判定する。
図4を参照して、洗濯機100が行う洗濯処理について説明する。図4は、洗濯処理のフローチャートである。なお、図4のフローチャートは、図1に示す(横型)ドラム式の洗濯機100が標準仕様として推奨する洗濯コース(いわゆる「標準コース」)を行う場合について説明する。
なお、図4に示す「標準コース」は、第1撹拌処理(工程)として「なじませタンブリング」を実施し、第2撹拌処理(工程)として「洗いタンブリング」を実施するものとする。「タンブリング」は、ドラム33を回転させてドラム33内で洗浄液を循環させる処理と、ドラム33の回転に沿って洗濯物を撹拌する(ひっくり返す)処理とを含む。
また、「なじませタンブリング」は、「洗いタンブリング」実行時より少ない量の洗剤と少ない量の洗剤を投入して、洗いタンブリング実行時より遅い回転速度でドラム33を回転させ、洗剤と水とを洗濯物全体に均一行き渡らせる(いわゆる「馴染ませる」)処理をいう。
制御部71は、洗濯処理を開始すると、先ず、ステップS1において、ユーザーによる「洗濯コース」の入力を受け付ける。入力は、操作表示部103(入力部42)を介して行われる。ここでは、最初に「なじませタンブリング」を実施する標準的な洗濯コースが選択されたものとする。
洗濯コースが選択されると、制御部71は、ステップS2において、ドラム33に投入された洗濯物の容量を測定する容量センシングを行う。
具体的には、制御部71の指示する回転速度で駆動モータ31を回転させ、その時の回転速度(回転パルス:測定値)を回転センサ31a(布質センサ)により取得する。この回転パルスを用いて、モータのONからモータのOFF後の一定時間までの「入力パルス数」や、モータが停止するまでの時間を測定することで、負荷(トルク)を測定することができる。
このようにして、制御装置70の容量取得部72は、駆動モータ31がフィードバックとして発信する回転パルスの変化に基づいて、演算により、洗濯開始前の乾いた状態の洗濯物の容量を取得する。
次いで、制御部71は、取得した洗濯物の容量に基づいて、「本洗い」工程である第2撹拌処理(洗いタンブリング)で使用する洗剤の量と、水の量とを「第2条件」として決定する。また、第2撹拌処理(洗いタンブリング)より先に行われる第1撹拌処理(なじませタンブリング)で使用する洗剤の量と、水の量とを「第1条件」として決定する。
なお、先にも述べたように、第1撹拌処理(なじませタンブリング)に投入される水の量と洗剤の量とは、第2撹拌処理(洗いタンブリング)で用いられる標準的な水の量と洗剤の量とよりも、少ない量が適用されている。
次いで、ステップS3において、制御部71は、「第1条件」に沿った量の水を給水部10から供給し、「第1条件」に沿った量の洗剤を洗剤投入装置60から投入する。
この時、洗濯物に直接、洗剤の原液が付着すると洗濯物を傷める可能性がある。そのため、洗剤投入装置60による洗剤の投入は、給水部10による水の給水より遅れて開始される。
第1条件に基づいた量の水と洗剤の投入が終了すると、制御部71は、ステップS4において、予め定められた第1所定時間の間、ドラム33をゆっくり回転させ、第1撹拌処理を実施する。
なお、水と洗剤の投入の終了前から、ドラム33の回転は開始してもよい。また、第1所定時間は、後記の第2撹拌処理(洗いタンブリング)の撹拌時間に適用される「第2所定時間」よりも短い。
第1所定時間の第1撹拌処理が終了すると、制御部71は、ステップS20において、洗濯物の布質(吸水率)が、洗濯開始前の「容量センシング」における予想値と一致していたか否か、すなわち、洗濯物の吸水率の構成比の予想が適切であったか否かを確認する「布質センシング」を実施する。
布質センシング(ステップS20)は、洗濯物が濡れた(湿潤)状態で、容量センシングと同様の駆動モータの負荷トルクを測定する。具体的には、制御部71の指示する回転速度で駆動モータ31を回転させ、その時の回転速度(回転パルス:測定値)を回転センサ31aにより取得する。この回転パルスを用いた演算により、布質取得部73で、濡れた状態の洗濯物の容量を取得する。そして、その結果を用いて、後記の第2撹拌処理(洗いタンブリング)で追加投入する水の量を、適正量に調整することができる。
なお、ステップS20の「布質センシング」は割愛(スキップ)してもよい。すなわち、第1撹拌処理(ステップS4)の終了後、ステップS5を実施することもできる。また、ステップS20とステップS5とは、実施順は順不同である。ステップS20の「布質センシング」は、ステップS5の「汚れセンシング1」の実施後に行ってもよい。
ステップS20「布質センシング」を実施した場合、制御部71は、その結果を記憶部80に記憶した上で更に、ステップS5において、第1撹拌処理(なじませタンブリング)による「汚れ落ち」の程度を確認する「汚れセンシング1」を実施する。汚れセンシングは、本発明における「検出処理」の一例である。
具体的には、汚れセンシングは、洗浄液センサ51(光センサ)を用いて、洗濯槽内の水(洗浄液)の濁度(光透過率)を検出する。詳細には、制御装置70の汚れ判定部74は、洗浄液センサ51が検出する洗濯槽内の洗浄液の濁度に基づいて、洗浄液中の汚れの濃度又は洗浄液中の洗剤の濃度が適正であるか否かを判定する。
ここで、汚れ判定の結果に基づいて、第2撹拌処理(洗いタンブリング)で追加投入する洗剤及び水の量を調整する。換言すれば、ここで、第2撹拌処理(洗いタンブリング)で使用する洗剤の量を、「第2条件」として最終決定する。
なお、洗剤の量が既に適正量であれば、洗剤の追加を行わない場合もある。同様に、汚れ判定の結果に基づいて、第2撹拌処理(洗いタンブリング)で追加する水の量についても調整を行う。水の量が既に適正量であれば、水の追加を行わない場合もある。
汚れセンシング1による第2撹拌処理(洗いタンブリング)への洗剤及び水の追加の有無、又は、追加がある場合はその追加量が決定した場合、制御部71は、ステップS6において、決定された量の洗剤及び/又は水を追加投入する。
具体的には、洗剤及び/又は水の追加投入は、ステップS3と同様、「第2条件」に沿った残り量の水を給水部10から追加供給し、「第2条件」に沿った残り量の洗剤を洗剤投入装置60から追加投入する。
第2条件に沿った洗剤の量と水の量が揃えば、ステップS7において、本洗い工程に相当する第2撹拌処理(洗いタンブリング)を実施する。第2撹拌処理(洗いタンブリング)も、洗剤と水の追加投入の終了前から、ドラム33の回転を開始してもよい。
ステップS7では、予め設定された「第2時間」の間、ドラム33の回転を継続し、第2撹拌処理(洗いタンブリング)を終了する。
次いで、第2撹拌処理(洗いタンブリング)の完了後、制御部71は、ステップS8において、ステップS5と同様の「汚れセンシング2」を実施する。
詳細には、汚れセンシング2は、洗浄液センサ51を用いて、洗濯槽内の洗浄液の濁度を検出する。また、汚れ判定部74は、洗浄液センサ51が検出する洗濯槽内の洗浄液の濁度に基づいて、洗浄液中の汚れ濃度又は洗浄液中の洗剤濃度が適正であるか否かを判定する。
ステップS8の「汚れセンシング2」において、洗濯物の汚れ落ちが充分であると判定された場合、制御部71は、ステップS9~S11の「第3撹拌処理」(2回目の洗いタンブリング)を行わず、これらをスキップしてステップS12の「すすぎ処理」に移行する。
ステップS8の「汚れセンシング2」において、洗濯物の汚れ落ちが不充分であると判定された場合、制御部71は、3回目の洗い処理として、ステップS9~S11の「第3撹拌処理」(2回目の洗いタンブリング)を実施する。
なお、制御部71は、ステップS9~S11の第3撹拌処理を実施する前に、ステップS30の「水質判定」を実施してもよい。
水質判定は、具体的には、泡センサ53のデータを取得する泡量判定部75の判定結果に基づき、水質判定部76で行う。詳細には、水質判定は、ステップS5の「汚れセンシング1」時における「泡立ち」の程度と、ステップS8の「汚れセンシング2」時における「泡立ち」の程度とを比較して行う。
例えば、ステップS6で洗剤を追加投入したにも関わらず、ステップS8の「汚れセンシング2」で、ステップS5より泡立ちが少なく、ステップS5と濁度が変わらない場合は、「水の硬度が高い」と判定する。
また、ステップS6で洗剤を追加投入したため、ステップS8の「汚れセンシング2」で、ステップS5より泡立ちが増えたにも関わらず、ステップS8の濁度がステップS5の濁度が変わらない場合は、「水の硬度が低い」と判定する。
これら水の硬度に関するデータは、洗濯機100に記憶する他、地域の水の性質の情報として、クラウドにアップしてもよい。これにより、地域内で、水の硬度に関する情報を共有することができる。
ステップS30の「水質判定」は、スキップすることもできる。
次に、ステップS10の第3撹拌処理(2回目の洗いタンブリング)を実施する場合、1つ前のステップS9において、汚れセンシング2の結果(第3条件)に基づく洗剤及び/又は水の追加投入を実施する。次いで、ステップS10において、「第3所定時間」の間ドラム33を回転させる「第3撹拌処理」(2回目の洗いタンブリング)を実施する。続いて、ステップS11において、ステップS5、S8と同様の「汚れセンシング3」を実施する。
ここで、ステップS11の「汚れセンシング3」において、洗濯物の汚れ落ちが不充分であると判定された場合、制御部71は、4回目以降の洗い処理として、第4撹拌処理及び汚れセンシング4、第5撹拌処理及び汚れセンシング5などを繰り返し行なってもよい。
ステップS11の「汚れセンシング3」において、洗濯物の汚れ落ちが充分であると判定された場合、制御部71は、ステップS12及びS13において、通常の洗濯コースと同様の「すすぎ処理」及び「脱水処理」を行ってから、洗濯コースを終了する。
ステップS12の「すすぎ処理」が「溜め濯ぎ」である場合、直前の汚れセンシングで決定された水の量、又は、ステップS20の「布質センシング」で決定(調整)された水の量を、用いてもよい。これにより、洗濯コース全体の節水を実現できる。
以上のようなステップS1~S13の工程及びステップS20、S30の工程を制御する制御装置70を有する洗濯機100は、洗剤の効果を適切に判断することができるため、一回当たりの洗濯に消費する洗剤の量及び水の量を削減することができる。その結果、洗濯一回当たりにかかるコストを低減できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1~図4を参照して説明した実施形態では、ドラム式(横型ドラム)の洗濯機100を例に説明したが、本発明の洗濯機のタイプや形式は、実施形態に限られるものではなく、種々の構成の洗濯機で実施することができる。
図5及び図6を参照して、実施形態の洗濯機が、縦型の回転槽33(縦型ドラム)を有する洗濯機200である場合を説明する。なお、図中、ドラム式洗濯機100と同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5は、縦型洗濯機200の斜視図であり、図6は、縦型洗濯機200の断面図である。縦型洗濯機200のブロック図は、図3における洗濯機を示す符号「100」が「200」に代わる以外、同一であるため図示を省略する。
縦型洗濯機200が、外観上、ドラム式洗濯機100と異なる点は、筐体201と、蓋202と、操作表示部203とを備える点である。また、開口部104と同様の開口部204を有する。
図6に示す内部構造においてドラム式洗濯機100と異なる点は、排水部20が、排水弁21、排水口22(開口部)、排水路23、外部排水路25に加え、水槽1の排水を外部排水路25に流下させる排水路24を備える点である。
また、攪拌部材34として、ドラム33の側壁(周面)のリブに代えて、回転槽33の底部にパルセータが配置されている。パルセータは、駆動モータ31の駆動により、回転槽33とは独立して回転する。
なお、駆動モータ31の回転は、洗濯機100と同様、回転センサ31aにより検出している。縦型洗濯機200は、加えて、ホールセンサを備えていてもよい。ホールセンサは、回転槽33が一定角度回転した時にパルス波形を送出する。制御装置70は、一定時間ごとのパルス波形の数で、回転槽33の回転速度を取得することができる。
以上の構成の縦型洗濯機200においても、図4のフローチャートに示す洗濯処理を実行可能である。従って、ステップS1~S13の工程及びステップS20、S30の工程を行った場合、縦型洗濯機200は、洗剤の効果を適切に判断することができる。その結果、洗濯に消費する洗剤の量及び水の量を削減して、洗濯一回当たりにかかるコストを低減することができる。
本発明は、洗濯機の分野に利用可能である。
1 水槽
10 給水部
20 排水部
30 駆動部
40 表示装置
33 回転槽(ドラム)
60 洗剤投入装置
71 制御部
72 容量取得部
73 布質取得部
74 汚れ判定部
80 記憶部
100 洗濯機
200 洗濯機

Claims (5)

  1. 洗濯物及び洗浄液を貯める洗濯槽と、
    前記洗濯槽内の前記洗浄液の状態を検出する洗浄液センサと、
    前記洗濯物を処理する洗濯処理を実行する制御部と
    を備え
    前記洗濯処理は、
    第1条件で前記洗濯物及び前記洗浄液を撹拌する第1撹拌処理と、
    前記第1撹拌処理の後に、前記洗浄液センサの検出結果を取得する第1検出処理と、
    前記第1条件とは異なる第2条件で前記洗濯物及び前記洗浄液を撹拌する第2撹拌処理と、
    前記第2撹拌処理の後に、前記洗浄液センサの検出結果を取得する第2検出処理と
    を含む、洗濯機。
  2. 前記洗濯槽に洗剤を投入する洗剤投入装置と、
    前記洗濯槽に水を投入する水投入部と
    を備え、
    前記制御部は、前記第1検出処理又は前記第2検出処理で取得した検出結果を利用して、前記洗剤を追加する処理、又は、前記水を追加する処理を実行する、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記洗濯物の布質を検出する布質センサを備え、
    前記制御部は、前記布質センサが検出した前記布質に基づいて、前記洗濯槽に供給する洗剤の量、又は、前記洗濯槽に供給する水の量を決定する、請求項1又は請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御部は、前記第2検出処理の後に、前記第2検出処理で取得した検出結果を利用して、前記洗濯物及び前記洗浄液を撹拌する第3撹拌処理を実行する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記洗濯槽に供給される水の質を検出する水センサと、
    前記水センサが検出した水の質を記憶する記憶部と
    を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の洗濯機。
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