JP3066011B1 - 構内用電話機 - Google Patents

構内用電話機

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Abstract

【要約】 【課題】ホテルや旅館や病院等の構内用電話機であっ
て、課金用のカードタイマー装置を不要とするととも
に、使用状態を外部から素早く読み出せ、かつ、信号の
読みとりが確実で誤作動を生じない構内用電話機を提供
することにある。 【解決手段】構内の各部屋に設置する構内用電話機であ
って、該電話機内にダイヤル信号を入力して通話先を検
出する通話先検出手段、該通話料金を演算する演算手
段、該通話の通話時間を検出する通話時間検出手段、お
よび、これらのデータを記憶する記憶手段を設け、前記
電話機の外線から管理装置よる指令信号に基づいて、前
記記憶手段に記憶されたデータを読出し、該読出しデー
タを外線を介して前記管理装置に搬送する搬送手段を設
けた構内用電話機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等の構内に設
置される構内用電話機であって、更に詳しくは、使用状
態等のデータを素早く管理装置等に搬送する構内用電話
機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテルや病院等の構内に設置され
る構内用電話機や通常公衆電話は、その施設構内毎に使
用料金の体系が異なるため、プリペードカードまたはID
カードを利用して制御するカードタイマーを別途に設け
てこれに接続して、構内用電話機が電話回線(外線)と接
続する時間を制御している(カードインターフェイ
ス)。従来のこれらのカードタイマーを付属した構内用
電話機は、電話回線(外線)と通常の電話機との間に、通
話距離および通話時間をカウントし料金テーブルから使
用料金を算出して、プリペードカードまたはIDカードの
残量を記録する手段を有するカードタイマーを別途介在
させていた。すなわち、電話機は直接電話回線(外線、
PBX等)に接続されていない。また、従来の外付カー
ドタイマーは、局番を検出し、このデータを料金算出手
段に入力して処理していた。また、電話機の通話のon,o
ffも、電話機付属のフックスイッチとは別に、電話回線
(外線)とフックスイッチとの間に外部のカードインター
フェースにフックリレーを設けておこなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の直接課金
する構内用電話機は、外付カードタイマーを必要とし、
カードタイマーの回路が煩雑で、かつ、カードタイマー
のスペースも必要となり、カードタイマーを電話回線と
電話機の間に設けるためカードタイマーからの配線と電
話回線からの配線で煩雑であり、電話機の設定や設置が
面倒であるという問題点があった。また、構内用電話の
使用状態・使用データを外部から素早く読み出しチェッ
クする機能がないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、その課題は、ホテルや旅館や病院等の構内用電
話機であって、カードインターフェイスを不要とすると
ともに、構内用電話機の使用状態を外部から素早く読み
出し監視し、また、データを保留や記憶できる構内用電
話機、および、信号の読みとりが確実で誤作動を生じな
い構内用電話機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、構内の各部屋に設置す
る構内用電話機であって、該構内用電話機内にダイヤル
信号を入力して通話先を検出する通話先検出手段、該通
話の通話時間を検出する通話時間検出手段、該通話料金
を演算する演算手段、これらのデータを記憶する記憶手
段、および、フックスイッチと送受話器との間にフック
リレーからなる通話制御手段を設け、前記電話機の構内
電話回線または構内電話回線および外線からの管理装置
の指令信号に基づいて、前記記憶手段に記憶されたデー
タを読出し、該読出しデータを構内電話回線または構内
電話回線および外線を介して前記管理装置に搬送する搬
送手段を設けた構内用電話機である。
【0006】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に好適な構内用電
話機の1実施例を、図1のブロック図に従って説明する
が、まず、本実施例の回路構成を説明する。図1におい
て、構内用電話機(X1,X2,・・・Xn 図2)の概略は操作部A
と制御部Bからなる。操作部Aにおいて、符号1はマイ
ク等の送話器であり、送話器1と一体にイヤホーン等の
受話器2が組込まれ、一体の送受話器1,2を上げる同時
にフックスイッチ3がonとなるように構成され、送受話
器1,2は送受信信号を2本の電話回線で送受信できるよ
うに処理するハイブリッド回路4に接続されている。
【0007】上記のハイブリッド回路4の一方は、フッ
クリレー5及びフックスイッチ3を介してブリッジ整流
回路6の端子一方に直列に接続され、ハイブリッド回路
4の他方は、ダイヤルパルスまたはダイヤルトーン信号
送出回路7を介してブリッジ整流回路6の端子の他方に
接続されている。そして、ブリッジ整流回路6は、構内
電話回線L1,L2に電流や極性等を検出するための回線電
流検出回路8を介して接続し、構内電話回線L1,L2の間
には着信検出回路9が挿入され、着信検出回路9の出力
は特殊信号検出回路17を介してフォトカプラF1に接続し
ている。また、ダイヤルパルスまたはダイヤルトーン送
信号回路7は、ダイヤルパルスとダイヤルトーンの双方
に対応して信号を処理する手段を有しており、構内電話
線L1,L2から、外部電話回線Lyを介して外部電話局へ
電話番号信号を送出するが、押しボタン10の番号を電
話を掛ける人によって選択して押して、その操作した信
号を入力レジスタ11に一旦記憶し、この記憶した信号
を後述する制御部Bで処理し、処理した信号を再び出力
レジスタ12に入力して一旦記憶し、この記憶した信号
を信号送出回路7からブリッジ整流回路6を介して構内
電話回線L1,L2を通じて通常の電話回線から電話局へ送
出する。
【0008】これら操作部Aで得られた信号および送出
信号の制御部Bとの受け渡しは、同じ電話機内であって
も、全てフォトカプラ群FのフォトカプラF1〜F9を介し
て行われるが、これは操作部Aと制御部Bとを電気的に
絶縁し、互いにノイズが混入して誤作動を起こさないた
めの手段である。上記のフォトカプラ群Fのフォトカプ
ラF1〜F9ついて説明すると、フォトカプラF1は電話回
L1,L2から入力される着信信号を着信検出回路9で検出
しこの信号を制御部Bに接続する接続手段であり、フォ
トカプラF2,F3は構内電話回線L1に直列に挿入された回
線電流検出回路8から送受話器を上げることによってフ
ックスイッチ3をonしたときに流れる電流や、相手側が
電話に出たときに電話回線の極性が反転したことを検知
し、この信号を制御部Bに接続する接続手段であり、フ
ォトカプラF4はCPU14からのデータを排出データ搬送
回路16を介して構内電話回線L1,L2に搬送する。フォト
カプラF5は制御部Bで処理した送信相手局のダイヤル番
号等の信号をダイヤルパルスまたはダイヤルトーン信号
送出回路7に接続する接続手段であり、フォトカプラF6
は通話中に制御部Bで処理した通話以外の例えばモバイ
ルからの信号等を入力レジスタ11や出力レジスタ12
に接続する接続手段であり、フォトカプラF7は押しボタ
ン10により押された相手電話番号の信号を一旦記憶し
て入力レジスタ11から出力された信号を制御部Bに接
続する接続手段であり、フォトカプラF8はフックスイッ
チ3をonしたときに流れる電流信号を制御部Bに接続す
る接続手段であり(なお、フックスイッチ3をonしとき
に流れる信号は、回線電流検出回路8でも検出できる
が、誤作動を防ぐための検出信号である。)、フォトカ
プラF9は制御部Bで処理された通話のon,off信号をフッ
クリレー5に接続する接続手段である。
【0009】次に、電話機内の制御部Bの構成を説明す
るが、上記のフォトカプラF群を介しての信号の入出力
を、インターフェイス13を介してCPU14に接続
し、CPU14は記憶手段15に接続している。上記C
PU14は、ダイヤル信号を入力して通話料金を演算す
る演算手段および演算手段に基づいて通話時間を制御す
る通話制御手段を有しているが、電話を掛ける相手の電
話番号から距離を算出し、料金テーブルから料金を算出
するとともに、これらのデータを記憶手段15に出力す
る。また、CPU14は、電話を掛ける相手の電話番号
からQ2 (商標登録、以下同じ)等の通話先を検出し、こ
れらの通話先を制限する場合もフックリレー5をoffに
する。同様に、0120等の電話回線の極性が反転しな
い場合に課金する場合でも、これらの電話番号を検出し
て料金テーブルか料金演算してこのデータを記憶手段
15に出力する。記憶手段15はダイヤル信号を入力し
て通話先を検出する通話先データ、通話の通話時間デー
タ、通話料金を演算する演算データ、通話内容データ等
を記憶手段に保留または蓄積する。
【0010】また、前記構内用電話機の構内電話回線か
ら管理装置よる指令信号に基づいて、前記記憶手段に記
憶されたデータを読出し、該読出しデータを構内電話回
線から管理装置C(図2)に送出する。上記の管理装置
は、特殊信号検出回路17を介して上記CPU14の初期
設定を行うが、設置されるホテルや病院の所在地等によ
り料金テーブルが異なるが、これらに応じて初期設定す
る。なお、操作部Aの入力シフトレジスタ11と出力シ
フトレジスタ12の電源は電話回線L1,L2から得ている
ので操作部Bとは電気的に絶縁される。このようなこと
から、制御部Bの電源は別系統にしたほうがノイズに対
して保護される。
【0011】次に、図2に沿って、構内用電話機、管理
装置、構内電話回線、および、通常のNTT回線等の外
部電話回線の関係を説明する。ホテル、旅館、病院、養
護施設等の構内の各部屋に設置された複数の構内用電話
機 X1,X2,・・・Xn は、構内電話回線Lxから外部回線
Lyに(場合によってはPBXを介して)接続され、管理
装置Cも構内電話回線Lxに接続するとともに通常のN
TT(登録商標、以下同じ)回線等の外部回線Lyに接続
されている。
【0012】[動作] 以上詳述した本実施例の構成による動作を以下に説明す
る。 (1)[初期設定時] 管理装置Cからの信号操作によって、設置されるホテル
や旅館や病院等の構内所在地等により料金テーブルが異
なるが、構内所在地等に合った値に特殊信号検出回路17
を介して上記CPU14の初期設定を行う。なお、初
設定は予め決まっていれば、管理装置Cからの信号操作
ではなく、上記CPU14に料金テーブル等が設定され
ている記憶素子ROMを組み込んでも良く、他の公知の読
み込み手段を用いてもよい。
【0013】(2)着信検出回路9が特殊信号を検出しな
い場合 (A)[受信時] 電話回線L1,L2からの16Hzの呼出信号を受信したとき
は、着信検出回路9がこれを検出して特殊信号を検出し
なければ、制御部BでのCPU14によって、フォトカ
プラF1から送信時に作動する回線電流検出回路8での回
線電流の検出を無効にするとともに、ハイブリッド回路
4によって、相手方の音声を受話器に再生させ、電話回
線L1,L2に音声を接続する。この場合には、制御部Bで
の料金算出手段は回線電流の検出が無効となるため作動
しない。また、通話を終了するときは、送受話器を下げ
てフックスイッチ3をoffにすれば、このフックスイッ
チ3からの信号および回線電流検出回路8からの信号に
よりフックリレー5もoffにして通話を遮断する。 (B)[送信時] 電話を掛ける場合には、送受話器1,2を上げてフックス
イッチ3がonなると、構内電話回線L1,L2から回線電流
検出回路8に電流が流れるが、これを検出して制御部は
送信待機状態にあることを検出するとともに、局番によ
り距離を算出しCPU14の料金テーブルにアクセスす
る。また、電話を掛ける相手の電話番号からQ2等の制
限された通話先であるか否かも解析する。次に、相手側
が電話に応対して送受話器を上げると、構内電話回線L
1,L2の極性が反転して電話が通じる状態になるが、これ
を回線電流検出回路8が検出し、CPU14から記憶手
段15にデータを保留できる状態となり、フックリレー
5がonとなり通話が可能となる。同時に制御部BでのC
PU14の料金テーブルから使用課金を算出して、記憶
手段15にデータを書き込む。
【0014】なお、電話を掛ける相手の電話番号からQ
2等の制限された通話先である場合には、当初からフッ
クリレー5はonにはならず、通話はできない。逆に、最
初の番号が0120等の電話回線の極性が反転しない相
手先でも課金する場合は、0120等の番号をCPU1
4で解析して料金テーブルから使用課金を算出して、記
憶手段15にデータを書き込む。また、通話中にダイヤ
ルの押しボタン10等を操作して通話中に制御部Bで処
理した通話以外のサービス等を入力レジスタ11や出力
レジスタ12を介して、構内電話回線L1,L2、および、
NTT回線から送信することができる。逆に、この構成
は、従来装置のように通話中にダイヤルの押しボタン1
0等を操作すると誤作動を引き起こすことがない。ま
た、通話を終了するときは、送受話器を下げてフックス
イッチ3をoffにすれば、このフックスイッチ3からの
信号および回線電流検出回路8からの信号によりフック
リレー5をoffにして、通話を遮断するのは受信時と同
じである。
【0015】(3)着信検出回路9が特殊信号を検出した
場合 管理装置Cから構内電話回線L1,L2を介して、音声周波
数を越えた30kHz〜100kHz程度の特定周波数の規定信号
である特殊信号を受信したときは、着信検出回路9を介
して特殊信号検出回路が特殊信号を検出し、フォトカプ
ラF1から制御部BでCPU14が通常の電話操作の指令
をリセットする。即ち、例えば、フックスイッチ3の信
号をoff、リング操作をoff、送受話器をoffする。次
に、CPU14の指令により、記憶手段15に保留され
たデータを読み出しに行き、記憶手段15に保留された
データを読み出してフォトカプラF5を介して排出データ
搬送回路によって、構内電話回線Lxにデータを送り出
す。構内電話回線Lxに送りだされたデータは、管理装
置Cに入力されて、管理装置Cの記憶装置に保留または
蓄積されたデータは必要に応じて、ディスプレイやプリ
ンタから出力される。
【0016】[作用] 本実施例は上述した構成・動作により、以下に述べる作
用を有する。 (1)従来のホテルや病院等の構内用電話機は、料金算出
および徴収の外付けのカードタイマーが必要であった
が、カードタイマーが不要となる。 (2)管理装置において、素早く外部から各構内用電話機
の使用状態を読み出せ、監視および記録保管できる。 (3)ダイヤル信号をシフトレジスタ11に一旦記憶して
から、フォトカプラF7を介して送信するから電話回線側
と制御部Bとを電気的に絶縁でき、ノイズが双方の回路
に混入することがなく、ノイズによる誤作動を防止でき
る。 (4)通話制御手段は、フックスイッチ3の信号を一旦制
御部BのCPU14に入力してから演算手段等に基づい
てフックリレー5により行うので、 (4)-1 通話時に誤ってダイヤルの押しボタン10を押し
ても、通話は切断されない。 (4)-2 通話中にダイヤル・ボタンを利用した通信サー
ビスを受けることが可能となる。 (4)-3 通話先を限定する場合、例えばQ2等の通話を禁
止する場合には、電話番号から事前に通話先がQ2であ
ることを解析をして、フックリレー5を当初から作動さ
せないことが可能となる。 (4)-4 通話先が電話回線が極性反転しない電話番号、
例えば0120の通話先の場合でも課金する必要が有る
場合は、フックリレー5の操作と連動させて課金演算し
て課金が可能となる。 (4)-5 フックスイッチ3の上げ下げ操作がフックスイ
ッチ3および回線電流検出回路8から明確に認識できる
ので、着信時のフックスイッチ3の上げ下げ操作の誤認
識がなく、キャッチホン(登録商標、以下同じ)にも対応
できる。
【0017】上記実施例の利用方法の1例としては、ホ
テル・旅館等の受付に本実施例の管理装置を備えて、宿
泊代金の精算時に、構内電話使用料金を管理装置によっ
て各構内用電話機から素早く読み出して、その場で宿泊
代金に加算して請求することが可能となる。
【0018】なお、本発明の特徴を損なうものでなけれ
ば、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論で
ある。例えば、管理装置Cは実施例のように構内回線と
NTT回線との接続部に設けものであるが、管理装置と
しては、実施例のような特定の管理装置Cではなくても
外部のNTT回線に接続する特定の相手電話機(上位概
念の管理装置)でもよく、相手側の電話機からの指令信
号に基づいて、構内用電話機の記憶手段に保留されたデ
ータを読出し、該読出しデータを外線を介して当該電話
機に搬送するようにしてもよい。逆に、記憶手段15の保
留データを搬送する場合に、上記実施例では、管理装置
Cあるいは相手電話機(上位概念の管理装置)からの特殊
信号によりデータを排出したが、管理装置Cあるいは特
定の相手に電話を掛けて、構内用電話機の指令信号によ
り保留データを搬送するようにしてもよい。さらに、保
留データの搬送時には通常の電話接続はキャンセルされ
ているが、必要であれば、通常の電話操作であるリング
動作は割り込み手段やタイムラグ手段を設けて作動する
ようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構内の各部屋に設置する構内用電話機であって、該構内
用電話機内にダイヤル信号を入力して通話先を検出する
通話先検出手段、該通話の通話時間を検出する通話時間
検出手段、該通話料金を演算する演算手段、これらのデ
ータを記憶する記憶手段、および、フックスイッチと
受話器との間にフックリレーからなる通話制御手段を設
け、前記電話機の構内電話回線または構内電話回線およ
外線からの管理装置の指令信号に基づいて、前記記憶
手段に記憶されたデータを読出し、該読出しデータを構
内電話回線または構内電話回線および外線を介して前記
管理装置に搬送する搬送手段を設けた構内用電話機であ
るから、通話制御手段はフックスイッチの信号を一旦制
御部のCPUに入力してから演算手段等に基づいてフッ
クリレーにより行うので、(1)通話時に誤ってダイヤル
の押しボタンを押しても、通話は切断されず、(2)通話
中にダイヤル・ボタンを利用した通信サービスを受ける
ことが可能となり、(3)通話先を限定する場合、例えば
2等の通話を禁止する場合には、電話番号から事前に
通話先がQ2であることを解析をして、フックリレーを
当初から作動させないことが可能となり、(4)通話先が
電話回線が極性反転しない電話番号、例えば0120の
通話先の場合でも課金する必要が有る場合は、フックリ
レー5の操作と連動させて課金演算して課金が可能とな
り、(5)フックスイッチの上げ下げ操作がフックスイッ
チおよび回線電流検出回路から明確に認識できるので、
着信時のフックスイッチの上げ下げ操作の誤認識がな
く、キャッチホンにも対応できる等の作用効果が得ら
れ、さらに、従来のホテルや病院等の課金用の構内用電
話機が外付けのカードタイマーが必要であったが、カー
ドタイマー機能が不要となり、また、外部から管理装置
等で各構内用電話機の使用状態を素早く読み出せるとと
もに、必要に応じてデータを監視や保存できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構内用電話機の1実施例におけるブロ
ック図である。
【図2】本発明の構内用電話機、管理装置、構内電話回
線、および、外部電話回線の接続の概略を説明する接続
概略図である。
【符号の説明】
A…電話機内の操作部 B…電話機内の制御部 C…管理装置 F1〜F9…フォトカプラ L1,L2,Lx…構内電話回線(構内線) Ly…NTT外線(外部電話回線) X1,X2,Xn…構内用電話機 1…送話器 2…受話器 3…フックスイッチ 4…ハイブリッド回路 5…フックリレー 6…整流回路 7…ダイヤルパルスまたはダイヤルトーン信号送出回路 8…回線電流検出回路 9…着信検出回路 10…ダイヤル押しボタン 11…入力シフトレジスタ 12…出力シフトレジスタ 13…インターフェース 14…CPU 15…記憶手段 16…排出データ搬送回路 17…特殊信号検出回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 H04M 11/00 - 11/10 H04M 15/00 - 17/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構内の各部屋に設置する構内用電話機であ
    って、該構内用電話機内にダイヤル信号を入力して通話
    先を検出する通話先検出手段、該通話の通話時間を検出
    する通話時間検出手段、該通話料金を演算する演算手
    段、これらのデータを記憶する記憶手段、および、フッ
    クスイッチと送受話器との間にフックリレーからなる通
    話制御手段を設け、前記電話機の構内電話回線または
    内電話回線および外線からの管理装置の指令信号に基づ
    いて、前記記憶手段に記憶されたデータを読出し、該読
    出しデータを構内電話回線または構内電話回線および
    線を介して前記管理装置に搬送する搬送手段を設けたこ
    とを特徴とする構内用電話機。
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