JP3065377U - 生ごみ処理機 - Google Patents

生ごみ処理機

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JP3065377U
JP3065377U JP1999004859U JP485999U JP3065377U JP 3065377 U JP3065377 U JP 3065377U JP 1999004859 U JP1999004859 U JP 1999004859U JP 485999 U JP485999 U JP 485999U JP 3065377 U JP3065377 U JP 3065377U
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洋介 加藤
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大東産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみを細かく粉砕させて効率的に生ごみを
処理する。メンテナンス作業を容易とする。 【解決手段】 回転軸4の軸線Xに直交する取付腕30の
先端に回転軸4の回転方向Zと反対方向に屈曲して攪拌
腕31を延設する。その外端縁に刃部32を形成する。アタ
ッチメント金具20は、半円状に形成され取付部26を設け
た半割金具21,22で構成し、これら半割金具21,22を取
付ボルト23によって回転軸4に着脱自在に固定する。生
ごみを刃部32によって回転に伴って次第に切断するよう
になり、確実に生ごみを粉砕することができる。アタッ
チメント金具20により、攪拌羽根5の角度等を設定する
ころができる。取付部26により攪拌羽根5自体の交換も
容易に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、家庭内や食品加工工場などで発生する生ごみを有機肥料等として再 利用する生ごみ処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭などで発生した生ごみを処理する生ごみ処理機として、微生物によ って生ごみを分解処理する生ごみ処理機が知られている。この種の生ごみ処理機 は、例えば、予めケーシング内に例えば米ぬか等の担体と有効微生物を混入させ た培地を設け、そしてケーシング内の投入した生ごみと培地とを攪拌羽根で攪拌 させ、微生物によって生ごみを分解処理するようにしている。
【0003】 ところで、従来の生ごみ処理機は、例えばロータリー型の攪拌羽根によって生 ごみと培地とを攪拌させるものであるが、このような攪拌羽根では生ごみと担体 とを攪拌できるものの、粉砕機能が低いため処理すべき生ごみを細かく粉砕する ことができない。したがって、生ごみの処理に時間がかかるばかりでなく、同時 に多くの生ごみを処理しようとすると詰まりなどが発生しやすい。
【0004】 また、回転時の攪拌羽根の抵抗も大きいため、攪拌羽根を駆動するモータに過 大な負荷がかかってしまう。このため、少量の生ごみしか処理することができず 、処理能力が低いという問題がある。また、構造的に攪拌羽根が回転軸に対して 一体的に固着されているから、攪拌羽根の一部が変形あるいは破損等して攪拌羽 根を修理する場合、回転軸を含めて取り外す必要があり、作業性が悪い面がある 。さらに、攪拌羽根の一部のみが破損した場合であっても、回転軸を含む攪拌ユ ニットを交換する必要があり、コスト的にも無駄である。
【0005】 また、この種の生ごみ処理機は、攪拌羽根の回転軸と、この回転軸を駆動する モータとをチェーンで連結した比較的簡単な構造が一般的であるが、このような チェーンにより回転軸を駆動する構造においては、攪拌羽根の回転時に騒音が発 生するとともに装置が大型化してしまい、さらにチェーンが切れるなどのメンテ ナンス上煩わしい手間がかかるという問題があった。
【0006】 さらに、生ごみを好気性有効微生物によって生ごみの処理を行う場合、所定量 の空気を好気性有効微生物に供給しながら攪拌しなければならない。従来では攪 拌部材を設けた回転軸の回転数を調節して最適の空気供給量としていたが、回転 数による調整では機種ごとに異なり、その調節を簡単に行うことができないとい う問題があった。
【0007】 本考案は、このような課題を解決しようとするもので生ごみを細かく粉砕させ て効率的に生ごみを処理することができる生ごみ処理機を提供することを第1の 目的とする。
【0008】 また、本考案は、攪拌部材のメンテナンス作業が容易であるとともに、騒音を 抑制することができる生ごみ処理機を提供することを第2の目的とする。
【0009】 さらに、本考案は、有効微生物、特に好気性有効微生物に簡単な調整で最適な 空気供給状態として攪拌することができる生ごみ処理機を提供することを第3の 目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1の生ごみ処理機は、ケーシングと、このケーシング内に設け た回転軸と、この回転軸に固定して前記ケーシングの生ごみと有効微生物とを攪 拌させる攪拌部材と、前記回転軸の回転駆動手段とを備えた生ごみ処理機におい て、前記攪拌部材に刃部を形成したものである。
【0011】 上記構成により、ケーシングに培地となる例えば米ぬかと微生物(好気性バク テリアなど)を混入させた状態で処理すべき生ごみを投入する。この後、回転駆 動手段により、攪拌部材を回転させることによって、培地と生ごみとが攪拌・混 合されると共に攪拌腕に形成する刃部によって生ごみとが細かく粉砕される。
【0012】 本考案の請求項2の生ごみ処理機は、前記攪拌部材は、前記回転軸側に固定さ れる基部から屈曲して攪拌腕を形成し、この攪拌腕の端縁に前記刃部を形成した ものである。
【0013】 これにより、攪拌部材の回転に伴って生ごみを効果的に攪拌・混合し、かつ、 刃部によって生ごみが細かく粉砕される。
【0014】 本考案の請求項3の生ごみ処理機においては、前記基部は前記回転軸の軸線に 直交する取付腕からなり、前記攪拌腕は前記取付腕の先端に前記回転軸の回転方 向と反対方向に屈曲して延設されると共に、該攪拌腕は一側に屈曲しており、か つ前記攪拌腕の外端縁に前記刃部を形成したものである。
【0015】 これにより、生ごみを回転方向と反対方向に設けた刃部により切断しやすく、 しかも刃部は一側にも屈曲しているので生ごみを攪拌しやすい。
【0016】 本考案の請求項4の生ごみ処理機は、前記請求項1〜3記載の生ごみ処理機に おいて、前記攪拌部材の基部に、前記回転軸に対して着脱自在に固定するアタッ チメント金具を設けたものである。
【0017】 これにより、攪拌部材が変形あるいは破損した場合、攪拌部材だけを回転軸か ら簡単に取り外すことができ、攪拌羽根の交換作業が簡略化される。
【0018】 本考案の請求項5の生ごみ処理機は、請求項4の生ごみ処理機において、前記 アタッチメント金具は、前記回転軸に固定する1対の半割具を有し、この少なく とも一方の前記半割具に前記攪拌部材を着脱自在に固定する取付部を形成したも のである。
【0019】 これにより、各半割金具を固定する例えば取付ボルトを緩めればアタッチメン ト金具の位置と取付角度を変えることができる。
【0020】 本考案の請求項6の生ごみ処理機は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の生 ごみ処理機において、前記駆動手段が減速ギア機構を備えたモータであり、この 減速ギア機構を備えたモータと前記回転軸とを直結したものである。
【0021】 これにより、モータの回転力は減速機を介して回転軸に伝達することができる 。
【0022】 本考案の請求項7の生ごみ処理機は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の生 ごみ処理機において、前記攪拌部材の回転軌跡の上限と前記回転軸との間に位置 する前記ケーシングの部位に取出し口を形成すると共に、該取出し口に蓋体を着 脱自在に設け、前記攪拌部材の回転軌跡の最も外側の周速度を70〜90m/分 としたものである。
【0023】 これにより、攪拌部材の回転により取り出し口より有機肥料資材等を排出する ことができ、また特に有効微生物が好気性の場合最適な空気供給状態となって攪 拌することができる。
【0024】 本考案の請求項8の生ごみ処理機は、ケーシングと、このケーシング内に設け た回転軸と、この回転軸に固定して前記ケーシング内の生ごみと好気性有効微生 物とを攪拌させる攪拌部材と、前記回転軸の回転駆動手段とを備えた生ごみ処理 機において、前記攪拌部材の回転軌跡の最も外側を前記ケーシングの下部に近接 可能に設け、かつ前記回転軌跡の最も外側の周速度を70〜90m/分としたも のである。
【0025】 これにより、好気性有効微生物は最適な空気供給状態となってケーシング内の 生ごみを有効に処理することができる。
【0026】
【考案の実施形態】
以下、本考案の一実施例について、図1〜図5を参照しながら説明する。同図 において、生ごみ処理機1は、全体に箱型を成す本体フレーム2と、この本体フ レーム2の内部に設けられ生ごみと有効微生物とを収容するケーシング3と、こ のケーシング3の横軸線方向に沿うように設けられ該ケーシング3の左右の一側 及び他側の側板3A間に軸架した回転軸4と、この回転軸4に固定される攪拌部 材としての攪拌羽根5と、前記回転軸4の回転駆動手段6とで構成されている。
【0027】 前記本体フレーム2の上面にはケーシング3の上部を天蓋10で開閉する生ごみ の投入口11が形成され、本体フレーム2の前面上部には、ケーシング3の前面に 対応して生ごみ処理機1で生成した有機肥料資料を取り出すための追肥取り出し 用の第1の取出し口12Aが形成される。この第1の取出し口12Aは攪拌羽根5の 最も外側の回転軌跡Rの上限、図1中では上向きの攪拌羽根5のほぼ上端と回転 軸4との間に位置する前記ケーシング3の部位に設けられている。さらにこの第 1の取出し口12Aの下部にはケーシング3の底部に対応して前記生ごみ処理機1 内の培地を交換する際に使用する全量取り出し用(メンテナンス用)の第2の取 出し口12Bが上下に並んで形成されている。これらの各取出し口12A,12Bは着 脱可能な蓋体13A,13Bによって開閉するようにしている。尚、天蓋10はヒンジ (図示せず)により開閉される。
【0028】 この本体フレーム2の内部に固定されるケーシング3は、下部が湾曲した側断 面ほぼU字型に形成され、その左右の一側及び他側に一対の側板3Aが一体的に 固着されている。この側板3Aに前記攪拌羽根5を取り付ける中空状の回転軸4 が軸受14によって軸支されている。
【0029】 20は回転軸4と攪拌羽根5とを固定するアタッチメント金具であり、それぞれ が半円状に形成された一対の半割具たる半割金具21,22からなる。一方の半割金 具21の接合端部に固定具たる取付ボルト23の挿通孔24を形成し、他方の半割金具 22の接合端部には取付ボルト23を螺着するねじ孔25を形成している。また、一方 の半割金具21の中央部分には、前記攪拌羽根5を取り付けるための角筒状の取付 部26が一体形成され、この取付部26に後述する取付ボルトの挿通孔28を貫通形成 している。
【0030】 前記攪拌羽根5は、基部に前記半割金具21の取付部26に嵌合し回転軸4の軸線 Xに直交方向の平板状の取付腕30と、この取付腕30からほぼ鎌状に屈曲形成した 攪拌腕31とを有している。この攪拌腕31は取付腕30の先端に回転軸4の回転方向 Zと反対方向に延設しており、図4に示すようにその平面は略くの字に折曲して 一側に傾斜した傾斜部31Aを形成すると共に、攪拌腕31の外縁部には図5に示す ように鋭利な刃部32が両側面33をテーパ状にして形成されている。さらに、攪拌 羽根5の前記最も外側の回転軌跡Rはケーシング3の湾曲した下部3Bに近接可 能に形成されている。尚、この近接は攪拌羽根5が下部3Bに接触してもよいこ とを含むものである。また、前記取付腕30には取付ボルト34を挿入する孔35が形 成されている。そして、前記アタッチメント金具20の取付部26に形成する挿通孔 28に取付ボルト34を挿入し、この取付ボルト34を攪拌羽根5の取付腕30に形成す る孔35に挿入すると共に、取付部26の反対側より取付ボルト34にナット34Aを螺 着することによって前記アタッチメント金具20と攪拌羽根5とを固定することが できる。
【0031】 40は前記ケーシング3の上部に設けたブロアファンであり、このブロアファン 40によって前記ケーシング3内に発生した二酸化炭素と水蒸気を本体フレーム2 の外部に排気し、外部の空気を供給するようになっている。
【0032】 攪拌羽根5を設けた回転軸4の回転駆動手段6は、減速ギア機構46を備えたモ ータ45で構成され、このモータ45の回転は、ボックスの内部に組み込まれて減速 ギア機構46によって回転軸4へと伝達され、回転軸4に固定した攪拌羽根5によ り培地Aと生ごみBとを攪拌するように構成している。そして、この回転駆動手 段6によって前記攪拌羽根5の前記回転軌跡Rの周速度が70〜90m/分とな るように設定されている。例えば前記回転軌跡Rの直径Dが0.6mである場合 、すなわち前記湾曲したケーシング3の下部3Bの直径Dがほぼ0.6mである 場合には、回転数Nを37.15〜47.7rpmとする(70/0.6×3.1 4〜90/0.6×3.14)。尚、図中50はスイッチ等を備えた制御装置であ る。
【0033】 以上のように構成される生ごみ処理機1は、まず、ケーシング3内に担体とな る例えば米ぬかと微生物(好気性バクテリアなど)を混入させて予め培地を製造 しておき、そして天蓋10を開いて投入口11から処理すべき生ごみBを投入する。 この際、制御装置50に設けた始動スイッチを操作してモータ45を起動する。この モータ45の回転は減速ギア機構46により減速されて回転軸4に伝達され、攪拌羽 根5の回転によって培地Aと生ごみBとが攪拌・混合される。この培地Aと生ご みBを攪拌・混合する各攪拌羽根5は、攪拌腕31の外端縁に鋭利な刃部32が形成 されているため、各攪拌羽根5によって生ごみBは細かく粉砕され、かつ、攪拌 腕部31の先端側に形成する傾斜部31Aを形成することによって各攪拌羽根5の回 転に伴って培地Aと生ごみBとが効率よく攪拌される。これにより、生ごみBは 粉砕しながら培地Aと混合され、微生物により生ごみBを分解することにより生 ごみBはほぼ粉状態となる。このようにして生ごみBを分解した後、蓋体13Aを 取外して培地Aの一部と共に分解した生ごみBを第1の取出し口12Aから取り出 し、これを有機肥料資材として再利用する。この際回転軸4、ひいては攪拌羽根 5の回転によって有機肥料資材を第1の取出し口12Aから自動的に取り出すこと ができる。このように有機肥料資材を取り出した後、新たな生ごみBを投入し、 同様なサイクルで生ごみBを分解する。なお、生ごみBの分解を数サイクル繰り 返したら新たに担体としての米ぬかと微生物を補充する。また、所定の回数、生 ごみBを処理した場合、培地Aを交換するときは、蓋体13Bを取外して第2の取 出し口12Bから培地Aを取り出し、そして新たな培地Aを培養する。
【0034】 ところで、攪拌羽根5は取付ボルト34によって回転軸4に固定したアタッチメ ント金具20に着脱自在に螺着されているため、取付ボルト34を緩めて攪拌羽根5 を取り外すことができる。したがって、攪拌羽根5が変形あるいは破損した場合 、交換する攪拌羽根5だけを回転軸4から簡単に取り外すことができる。すなわ ち、取付ボルト34を緩めてアタッチメント金具20から攪拌羽根5を抜き取り、新 たな攪拌羽根5をアタッチメント金具20の取付部26に挿入し、取付部26の挿通孔 28から攪拌羽根5の前記取付腕30に形成する孔35に取付ボルト34を挿入し外側か らナット34Aで固定することによって、前記アタッチメント金具20と攪拌羽根5 を簡単に固定することができる。このため、攪拌羽根5の交換作業も極めて容易 である。さらに、攪拌羽根5を回転軸4に固定するためのアタッチメント金具20 は、それぞれが半円状に形成された半割金具21,22を回転軸4に取付ボルト23で 固定するようにしているため、その取付ボルト23を緩めればアタッチメント金具 20の角度を変えることができるため、攪拌羽根5の角度調整なども簡単に行うこ とができる。
【0035】 また、微生物により生ごみBを分解する際、発生した二酸化炭素と水蒸気をケ ーシング3の外に排気し、外部の空気を供給することにより、常にケーシング3 内を生ごみBの分解に適した状態に温度管理することができる。
【0036】 また、攪拌羽根5を減速ギア機構46を備えたモータ45によって回転駆動するこ とによって、生ごみ処理機1の作動時における騒音を抑えることができるととも に、回転駆動手段6をコンパクト化できるため、駆動手段6の取付スペースも小 さくて済むと共に、モータ45の減速ギア機構46をボックスの内部に組み込んでユ ニット化することによって、駆動手段6の取付作業も容易である。さらに、駆動 手段6のメンテナンスも不要である。
【0037】 以上のように、本考案は、請求項1に対応して攪拌腕31の外端縁に鋭利な刃部 32を形成することによって、攪拌羽根5の回転に伴って生ごみBを細かく粉砕す ることができ、培地Aと生ごみBとを効率的に攪拌・混合することができる。ま た、生ごみBを細かく粉砕することで詰まりなどによって攪拌羽根5を駆動する 減速ギア機構46を備えたモータ45に高負荷が加わることもなく、動作も安定する 。
【0038】 また、請求項2に対応して攪拌羽根5はアタッチメント金具20によって回転軸 4に対して着脱自在に取付られているため、攪拌羽根5が変形あるいは破損した 場合、交換する攪拌羽根5だけを回転軸4から簡単に取り外すことができるので 、攪拌羽根5の交換作業も容易である。
【0039】 さらに、請求項3に対応して前記基部は回転軸4の軸線Xに直交する取付腕30 からなり、前記攪拌腕31は前記取付腕30の先端に前記回転軸4の回転方向Zと反 対方向に屈曲して延設されると共に、攪拌腕31の外端縁に刃部32を形成している ので、生ごみBを刃部32によって回転に伴って次第に切断するようになり、確実 に生ごみBを粉砕することができる。しかも、攪拌腕31は一側に屈曲しているの で、攪拌腕31の回転に伴い生ごみBを一側に寄せるようになるので攪拌も良好に 行うことができる。
【0040】 しかも、請求項4に対応して攪拌羽根5を回転軸4に固定するためのアタッチ メント金具20を設けたことにより、攪拌羽根5の角度等を簡単に設定できる。
【0041】 また、請求項5に対応してアタッチメント金具20は、半円状に形成された半割 金具21,22で構成し、これら半割金具21,22を取付ボルト23によって回転軸4に 着脱自在に固定することによって、例えば、攪拌羽根5の角度が狂った場合など の際、半割金具21,22を緩めて攪拌羽根5の角度を簡単に調整することができ、 攪拌羽根5の交換あるいは角度や位置調整といったメンテナンス作業も容易であ る。
【0042】 さらに、請求項6に対応して前記回転駆動手段6が減速ギア機構46を備えたモ ータ45であり、この減速ギア機構46を備えたモータ45と前記回転軸4とを直結し たことにより、チェーン式駆動手段に比較して騒音振動等が少なく、また取付ス ペースを最小にすることができると共に、メンテナンスも容易とすることができ る。
【0043】 また、請求項7に対応して前記攪拌羽根5の回転軌跡Rの上限と前記回転軸4 との間に位置する前記ケーシング3の部位に取出し口12Aを形成すると共に、該 取出し口12Aに蓋体13Aを着脱自在に設けたことにより、有機肥料資料等を自動 的に排出できる。また攪拌羽根5の最も外側の回転軌跡のRの周速度を70〜9 0m/分とすることにより、特に有効微生物が好気性の場合最適な空気供給状態 となって攪拌することができる。前記回転軌跡Rの周速度が70m/分以下の場 合には供給空気量が不足し、一方90m/分以上であると攪拌効率に劣り、前記 70〜90m/分とすることにより、最適な空気供給量を確保することができる と共に、攪拌効率も確保することができる。また、発酵熱によりケーシング3内 をヒータなどがなくとも所定温度に確保できる。
【0044】 さらに、請求項8に対応してケーシング3と、このケーシング3内に設けた回 転軸4と、この回転軸4に固定して前記ケーシング3内の生ごみと好気性有効微 生物とを攪拌させる攪拌羽根5と、前記回転軸4の回転駆動手段6とを備えた生 ごみ処理機において、前記攪拌羽根5の最も外側の回転軌跡Rを前記ケーシング 3の下部3Bに近接可能に設け、かつ前記最も外側の回転軌跡Rの周速度を70 〜90m/分とすることにより、前述のように最適な空気供給量を確保すること ができると共に、攪拌効率も確保することができる。また、発酵熱によりケーシ ング3内をヒータなどがなくとも所定温度に確保できる。
【0045】 以上、本考案の各実施例について詳述したが、本考案は前記各実施例に限定さ れるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例え ば、攪拌羽根の形状や取付構造などは適宜選定すればよい。また、生ごみ処理機 の基本的構造などは適宜選定すればよい。さらに、ケーシングの外側に断熱材を 設けるようにしてもよい。
【0046】
【考案の効果】
本考案の請求項1の生ごみ処理機によれば、ケーシングと、このケーシング内 に設けた回転軸と、この回転軸に固定して前記ケーシング内の生ごみと有効微生 物群とを攪拌させる攪拌部材と、この攪拌部材の回転駆動手段とを備えた生ごみ 処理機において、前記攪拌部材に刃部を形成したものであるから、生ごみを刃部 によって切断して効率よく粉砕することができる。
【0047】 本考案の請求項2の生ごみ処理機によれば、前記攪拌部材は、請求項1に記載 の生ごみ処理機において、前記回転軸側に固定される基部から屈曲した攪拌腕部 を形成し、この攪拌腕部の端縁に前記刃部を形成したものであるから、攪拌腕部 に形成した刃部によって生ごみを切断することができると共に、屈曲した攪拌腕 部によって攪拌・混合も良好に行うことができる。
【0048】 本考案の請求項3の生ごみ処理機によれば、請求項2記載の生ごみ処理機にお いて前記基部は前記回転軸の軸線に直交する取付腕からなり、前記攪拌腕は前記 取付腕の先端に前記回転軸の回転方向と反対方向に屈曲して延設されると共に、 該攪拌腕は一側に屈曲しており、かつ前記攪拌腕の外端縁に前記刃部を形成して いることにより、回転に伴なって生ごみを刃部によって良好に切断することがで きると共に、一側に屈曲した攪拌腕によって良好に攪拌・混合することができる 。
【0049】 本考案の請求項4の生ごみ処理機によれば、前記請求項1〜3記載の生ごみ処 理機において、前記攪拌部材を前記回転軸に対して着脱自在に固定するアタッチ メント金具を設けたものであるから、アタッチメントによって攪拌部材の取付角 度等を簡単に設定することができる。
【0050】 本考案の請求項5の生ごみ処理機にれば、請求項4記載の生ごみ処理機におい て、前記アタッチメント金具は、前記回転軸に固定する1対の半割具を有すると 共に、これら1対の半割具の両端を固定具により着脱自在に設け、少なくとも一 方の前記半割具に前記攪拌部材を着脱自在に固定する取付部を形成したことによ り、固定具によって攪拌部材の取付角度等を簡単に設定することができると共に 、攪拌部材自体も取付部によって簡単に交換などを行うことができる。
【0051】 本考案の請求項6の生ごみ処理機によれば、請求項1〜5のいずれか1項に記 載の生ごみ処理機において、前記回転駆動手段が減速ギア機構を備えたモータで あり、この減速ギア機構を備えたモータと前記回転軸とを直結したことにより、 騒音振動を少なくできると共に、取付スペースを最小とすることができ、しかも メンテナンスも簡単にできる。
【0052】 本考案の請求項7の生ごみ処理機によれば、請求項1〜6のいずれか1項に記 載の生ごみ処理機において、前記攪拌部材の回転軌跡の上限と前記回転軸との間 に位置する前記ケーシングの部位に取出し口を形成すると共に、該取出し口に蓋 体を着脱自在に設け、前記攪拌部材の回転軌跡の最も外側の周速度を70〜90 m/分としたことにより、有機肥料資材等を自動的に排出でき、また特に有効微 生物が好気性の場合最適な空気供給状態となって良好に攪拌することができる。
【0053】 本考案の請求項8の生ごみ処理機によれば、ケーシングと、このケーシング内 に設けた回転軸と、この回転軸に固定して前記ケーシング内の生ごみと好気性有 効微生物とを攪拌させる攪拌部材と、前記回転軸の回転駆動手段とを備えた生ご み処理機において、前記攪拌部材の最も外側の回転軌跡を前記ケーシングの下部 に近接可能に設け、かつ前記最も外側の回転軌跡の周速度を70〜90m/分と するものであり、好気性有効微生物が最適な空気供給状態となって良好に攪拌す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】同上一部切り欠き正面図である。
【図3】同上要部の分解斜視図である。
【図4】同上要部の一部切り欠き平面図である。
【図5】同上要部の断面図である。
【符号の説明】
3 ケーシング 3A 下部 4 回転軸 5 攪拌羽根(攪拌部材) 6 回転駆動手段 12A 取出し口 13A 蓋体 20 アタッチメント金具 21 22 半割金具(半割具) 23 ボルト(固定具) 26 取付部 30 取付腕(基部) 31 攪拌腕 32 刃部 45 モータ 46 減速ギア機構 A 生ごみ R 回転軌跡 X 軸線 Z 回転方向

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、このケーシング内に設け
    た回転軸と、この回転軸に固定して前記ケーシング内の
    生ごみと有効微生物とを攪拌させる攪拌部材と、前記回
    転軸の回転駆動手段とを備えた生ごみ処理機において、
    前記攪拌部材に刃部を形成したことを特徴とする生ごみ
    処理機。
  2. 【請求項2】 前記攪拌部材は、前記回転軸側に固定さ
    れた基部から屈曲して攪拌腕を形成し、この攪拌腕の端
    縁に前記刃部を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の生ごみ処理機。
  3. 【請求項3】 前記基部は前記回転軸の軸線に直交する
    取付腕からなり、前記攪拌腕は前記取付腕の先端に前記
    回転軸の回転方向と反対方向に屈曲して延設されると共
    に、該攪拌腕は一側に屈曲しており、かつ前記攪拌腕の
    外端縁に前記刃部を形成していることを特徴とする請求
    項2記載の生ごみ処理機。
  4. 【請求項4】 前記攪拌部材の基部に、前記回転軸に対
    して着脱自在に固定するアタッチメント金具を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の生
    ごみ処理機。
  5. 【請求項5】 前記アタッチメント金具は、前記回転軸
    に固定する1対の半割具を有すると共に、これら1対の
    半割具の両端を固定具により着脱自在に設け、少なくと
    も一方の前記半割具に前記攪拌部材を着脱自在に固定す
    る取付部を形成したことを特徴とする請求項4記載の生
    ごみ処理機。
  6. 【請求項6】 前記回転駆動手段が減速ギア機構を備え
    たモータであり、この減速ギア機構を備えたモータと前
    記回転軸とを直結したことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の生ごみ処理機。
  7. 【請求項7】 前記攪拌部材の回転軌跡の上限と前記回
    転軸との間に位置する前記ケーシングの部位に取出し口
    を形成すると共に、該取出し口に蓋体を着脱自在に設
    け、前記攪拌部材の回転軌跡の最も外側の周速度を70
    〜90m/分とすることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の生ごみ処理機。
  8. 【請求項8】 ケーシングと、このケーシング内に設け
    た回転軸と、この回転軸に固定して前記ケーシング内の
    生ごみと好気性有効微生物とを攪拌させる攪拌部材と、
    前記回転軸の回転駆動手段とを備えた生ごみ処理機にお
    いて、前記攪拌部材の最も外側の回転軌跡を前記ケーシ
    ングの下部に近接可能に設け、かつ前記最も外側の回転
    軌跡の周速度を70〜90m/分とすることを特徴とす
    る生ごみ処理機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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