JP2000126727A - 生ゴミ処理機の攪拌装置 - Google Patents

生ゴミ処理機の攪拌装置

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JP2000126727A
JP2000126727A JP10300058A JP30005898A JP2000126727A JP 2000126727 A JP2000126727 A JP 2000126727A JP 10300058 A JP10300058 A JP 10300058A JP 30005898 A JP30005898 A JP 30005898A JP 2000126727 A JP2000126727 A JP 2000126727A
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Japan
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stirring
claw shaft
garbage
claws
fermenter
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JP10300058A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsubara
敏行 松原
Takayasu Sato
孝康 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ゴミ処理機の生ゴミを発酵処理する発酵槽
の中央部に攪拌爪軸を水平方向に横架して、発酵槽内の
攪拌爪軸上に複数の攪拌用の爪を半径方向に植設して攪
拌しながら発酵分解処理するおいて、攪拌爪軸へのスラ
スト荷重の発生を押さえて攪拌爪軸の取り外しを容易な
支持構成とする。 【解決手段】 前記爪18・18・18・18の円周方
向幅の回転方向の前方側を攪拌爪軸19の軸芯方向の一
端方向に向けて傾斜させた爪と逆端方向へ向けた爪とを
同数配置し、攪拌爪軸を軸支する軸受け30・30’を
発酵槽の左右側面に配置し、左右何れか一方若しくは両
方の軸受けを調芯軸受けとしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用キッチン等
から排出される生ゴミを発酵分解処理して堆肥とする生
ゴミ処理装置において、攪拌爪軸上の攪拌用の爪とその
攪拌爪軸の支持構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の家庭用の生ゴミ発酵分解処理機に
関する技術は公知とされており、容器内に生ゴミと発酵
菌を投入し、攪拌して発酵を促進させ、水分を除去し、
減量化し、発酵分解処理しながら堆肥化し、これに更に
生ゴミを投入して攪拌・発酵を繰り返し、堆肥として回
収し、家庭菜園等の肥料として使用していた。この種の
生ゴミ処理機において、容器となる発酵槽の周囲は外枠
で覆い、該発酵槽の上下左右中央部に攪拌爪軸を水平方
向に挿通して横架し、該攪拌爪軸上に爪を植設して発酵
槽内で回転させることにより攪拌を行うようにし、この
発酵槽に生ゴミとともに発酵を促進する好気性の菌や水
分調節剤等を投入すると、生ゴミが粉砕されながら攪拌
されるとともに菌によって分解され、加えて投入された
生ゴミを更に分解処理し、堆肥化された処理物が発酵槽
の一側端部よりオーバーフローされトレー等に堆肥とし
て回収されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の生ゴミ処理機の
攪拌爪軸は発酵槽に横架するために、左右幅より長く構
成していたので、組み付ける場合には、横方向から挿入
するか、攪拌爪軸を軸方向に分割して組み付けたりする
が、横方向から挿入する場合には発酵槽内で攪拌爪を組
み付ける必要があり、分割した場合には、長さを調整し
て組み立てる必要があり、組立性の悪いものであった。
また、前記攪拌爪軸上に植設した攪拌爪を断面視で傾斜
させて、攪拌爪軸を正逆回転させて攪拌性能を向上する
ようにしていたが、攪拌爪が傾斜していると、回転時に
その反力によって攪拌爪軸にスラスト荷重が作用し、こ
れらの攪拌爪の向きが同一方向であると、スラスト荷重
が大きくなり攪拌爪軸の軸受けへの負担が大きくなって
いた。また、攪拌爪がフラットであったり、幅が狭いと
スラスト力が殆ど発生せず、処理物の排出時には、手で
排出しなければならず、攪拌性能も低かったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の不具合
を解消するために、生ゴミを発酵処理する発酵槽の中央
部に攪拌爪軸を水平方向に横架して、該攪拌爪軸上に複
数の攪拌用の爪を植設した生ゴミ処理機において、攪拌
爪軸の両側を軸支する軸受けの左右何れか一方、若しく
は両方を、調芯軸受けとしたものである。また、傾斜面
を有する爪と、該爪に対して前記攪拌爪軸の軸心に対し
て直角な面に対称な傾斜面を有する爪を設け、両爪を同
数ずつ攪拌爪軸上に配置した。また、前記攪拌用の爪の
少なくとも一つを全体が一枚の板部材から構成されてい
て回転方向両側縁部夫々に切込み作用部としての刃を備
えた木の葉形状とし、前記木の葉形状の爪の先端側を、
攪拌爪軸の軸芯方向の排出側に向けて湾曲形成したもの
である。
【0005】
【発明に実施の形態】本発明の解決すべき課題及び構成
は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の
実施例を説明する。図1は生ゴミ処理機の全体側面図、
図2は同じく正面図、図3は生ゴミ処理機の内部構成を
示す側面図、図4は同じく正面断面図、図5は攪拌爪軸
の組付構成を示す発酵槽の正面断面図、図6は投入槽の
側面断面図、図7は処理槽の側面断面図である。
【0006】本発明の生ゴミ処理機の全体構成について
図1〜図4より説明する。生ゴミ処理機9は、ケーシン
グ10内に、生ゴミを発酵処理する側面視U字型の発酵
槽1と、その下部に配置して該発酵槽1により処理した
最終残渣物を回収する回収トレイ29と、前記発酵槽1
により処理させる生ゴミから発生する臭気を分解する脱
臭部20とを設けている。
【0007】前記ケーシング10は矩形箱型とし、図1
〜図4に示すように、ケーシング10の上方は生ゴミ投
入口10aとし投入蓋12で閉じ、該投入蓋12は後側
縁部を枢支して上下方向に開閉自在とし、前記ケーシン
グ10の両側は左右一対の支持スタンド56・56によ
り支持している。前記投入蓋12の上面には図示せぬ操
作パネルが取り付けられている。
【0008】左右一対の前記支持スタンド56・56は
合成樹脂で構成され、その下部は前後方向(図1、図3
の左右方向)に長く脚部56aが形成され、該支持スタ
ンド56・56の上部中央にはそれぞれ枢支孔56b・
56bが設けられ、該枢支孔56b・56b間に後述す
る攪拌爪軸19を挿入支持している。該支持スタンド5
6・56の枢支孔56bの外周部から放射状に複数のリ
ブが形成されて剛性を高め、左右一対の支持スタンド5
6・56の上下中央部間に補強部材57・57が横設さ
れて連結されている。尚、左右一対の支持スタンド56
・56は左右同一形状とされ製造コストの削減が図られ
ている。
【0009】更に、該支持スタンド56・56の側面は
左右側壁10e・10fと前壁10bと後壁10cで係
合固定して覆っている。また、前記前壁10bの下部に
処理物排出口13を開口して、該処理物排出口13より
回収トレイ29を引きだせるようにしている。
【0010】次に、前記発酵槽1の構成について説明す
る。図3、図4に示すように、発酵槽1は側面視でU字
状に形成され、下部の半円部の中心部に攪拌爪軸19が
左右方向に挿通されている。攪拌爪軸19上に爪17・
18・18・・・を所定間隔をあけて、所定角度ずらせ
て植設し、該爪17・18・18・・・先端の回動軌跡
の下外側位置に発酵槽1の底部が位置し、両者の形状が
略一致するようにして、攪拌が十分いきわたるような形
状としている。該攪拌爪軸19は、発酵槽1右側下方に
配設したモーター43の動力により駆動するようにして
おり、前記モーター43は、正逆回転駆動可能なモータ
ーであり、発酵槽1の右側(回収トレイ29と左右逆
側)下方の支持スタンド56内面に螺合固定され、該モ
ーター43の出力軸43aを支持スタンド56を貫通さ
せて右側に突出させて、該出力軸43a端部に駆動スプ
ロケット40を固設して、攪拌爪軸19右端部には従動
スプロケット41を固設して該駆動スプロケット40と
従動スプロケット41との間にチェーン42を巻回して
動力を伝達できるようにし、攪拌爪軸19を正逆回転さ
せて植設した爪17・18・18・・・で生ゴミを攪拌
しさらに粉砕するようにしている。
【0011】前記発酵槽1の上部は略立方体形でその上
方は開口されて投入口1eとし、該投入口1eを前記投
入蓋12で閉じるようにしている。また、図4に示すよ
うに、前記発酵槽1内は攪拌爪軸19に対して直角の前
後方向に分割されており、第一仕切壁2と第二仕切壁3
が配置されている。該第一仕切壁2と発酵槽1右側板と
の間の空間を投入槽1aとし、第一仕切壁2と第二仕切
壁3ととの間の空間を処理槽1bとし、発酵槽1左側板
と第二仕切壁3との間の空間を排出槽1cとして形成し
ている。
【0012】前記第一仕切壁2と第二仕切壁3とは略同
形状であり、図6、図7に示すように、下仕切壁2a・
3aと上仕切壁2b・3bからなり、下仕切壁2a・3
aは発酵槽1の下部内周面から半円状に一体的に立設し
て、射出成形等で発酵槽1と共に下仕切壁2a及び3a
を形成するようにしている。該下仕切壁2a・3aの上
端辺の高さは攪拌爪軸19より若干下方に位置されてい
る。該下仕切壁2a・3aの上部に上仕切壁2b・3b
が着脱自在に取り付けられている。なお、前記攪拌爪軸
19は上仕切壁2b及び3bを上方に取り外して上方を
開放した後に着脱する。
【0013】また、図6に示すように前記第一仕切壁2
の上仕切壁2b上部に略四角形状のオーバーフロー孔2
cが開口され、図7で示すように上仕切壁3bの下部に
前後に長い四角形状のオーバーフロー孔3cが開口され
ている。このオーバーフロー孔2c・3cは投入槽1a
と処理槽1b、処理槽1bと排出槽1cとをそれぞれ連
通させて、このオーバーフロー孔2c・3cまで堆積さ
れた生ゴミ等が投入槽1aから処理槽1bへ、また、処
理槽1bから排出槽1cへとオーバーフローされるよう
にしている。
【0014】更に、前記処理槽1b下面と排出槽1c下
面には、それぞれ図4で示す落下口1f・1f・・・が
開口されている。前記処理槽1b位置の発酵槽1下部の
外周面には、発酵槽1下部形状に沿う円弧状の選別処理
プレート25で被装されている。該選別処理プレート2
5には落下口1f・1f・・・より開口面積の小さい複
数の孔25a・25a・・・が開口され、処理槽1bで
生ゴミが分解されて乾燥されて細かくなった堆肥が落下
し、回収トレイ29内に回収されている。
【0015】また、図4に示すように前記発酵槽1下部
の外周面の右側、即ち、投入槽1a下部の外周面には加
温手段としての断熱材で被装された面状のヒータ37が
貼設されており、該ヒータ37は図示せぬ制御部により
温度調節が行えるようにして、発酵槽1、主に投入槽1
a内の処理物を加温して発酵を促進するようにしてい
る。
【0016】また、図3で示すように、前記発酵槽1の
右側面の上部(即ち、投入槽1aの側面上部)には排気
口1dが開口され、排気口1dの外側の発酵槽1側面に
脱臭部20を配置し、該脱臭部20の上部に排気ファン
21を鉢して発酵槽1(特に投入槽1a)内のホコリや
発酵により発生したガスを吸引している。吸引されたガ
ス等は発酵槽1右側方に配置された熱触媒22内に送ら
れ、ガス中の臭気を分解した後に排気ダクト23を介し
て下方に送り、この間に排ガスの熱を放熱して底部10
dに設けた開口より生ゴミ処理機9外部に排気するよう
にしている。
【0017】次に、発酵槽1及び攪拌爪軸19の支持構
成について説明する。図4、図5で示すように、発酵槽
1の側面下部の半円部の中心位置には軸受け30・3
0’が固設されている。即ち、軸受け30・30’は、
発酵槽1側面に螺合するフランジ部30cと、該フラン
ジ部30cより外側に突設するボス部30aと、該ボス
部30a内周部の保持される軸受ボール30bからな
り、該軸受ボール30bに攪拌爪軸19端部が回動自在
に軸支される。
【0018】また、前記ボス部30aはパイプ状に構成
して、その内面は軸受ボール30bの外周と一致する球
面状に構成され、該軸受ボール30bの内周は軸支する
攪拌爪軸19外周と一致させている。該ボス部30a外
周面が前記支持スタンド56上部に設けた枢支孔56b
内に回動自在に遊嵌されている。従って、発酵槽1は攪
拌爪軸19を中心に回動可能となっており、投入蓋12
を開けて図3の二点鎖線のように、前下方に回動させ
て、投入口1eより内部の処理物をスムースに排出でき
るようにして、掃除やメンテナンスが容易にできるよう
にしている。
【0019】そして、本発明において前記軸受け30・
30’の左右一方若しくは両方は調芯式の軸受が用いら
れている。この調芯式の軸受け30’を用いることによ
って、前記発酵槽1に攪拌爪軸19を組み付ける際に
は、図5に示すように、一側の軸受け30’の軸心部の
挿入孔30dを回動して傾斜させ、攪拌爪軸19の一側
を軸受け30’に挿入し、斜めにした状態で発酵槽1内
に入り込ませ、水平状にした状態で他側へスライドさせ
て、攪拌爪軸19他側を他方の軸受け30に挿入して、
止め輪やボルト等で固定して組み付けることができる。
また、逆の手順で容易に攪拌爪軸19を取り外すことが
でき、簡単な操作で脱着できる構成としている。尚、左
右の軸受け30・30’を調芯式とすることで、左右の
軸受け30・30’の軸芯がズレたとしても、攪拌爪軸
19を円滑に回動させることができる。
【0020】よって、合成樹脂で成形した発酵槽1を撓
ませて左右に広げて攪拌爪軸19を組み付けるといっ
た、発酵槽1に無理な力をかけることがなくなり、その
作業も簡単で一人の作業者によって組み立てたり、取り
外しができるのである。従って、組立作業やメンテナン
ス時の作業性が大幅に向上されるのである。
【0021】次に、発酵槽1内の攪拌構成について説明
する。前記投入槽1a内の攪拌爪軸19には複数(本実
施例では4本)の攪拌用の爪18・18・18・18が
植設されている。該爪18・18・18・18の半数は
一側に傾斜する傾斜面を有し、残り半数は、該爪に対し
て前記攪拌爪軸の軸心に対して直角な面に対称な傾斜面
を有する爪としている。つまり、本実施例では断面視
「く」字状に形成され、その開放面は左または右方向に
向けて、爪18の正逆の回転時には爪18の背面の傾斜
面(開放側と反対面)によって、生ゴミや処理物を左右
方向に移動できるようにしている。
【0022】これは前記爪18・18・18・18が同
じ方向に向けておくと、攪拌爪軸19にはこれらを加算
したスラスト荷重がかかるので、傾斜方向の異なる爪の
数は左右で同じ数としている。つまり、交互に配置した
り、本実施例のように、左右端部の二個の爪18・18
の開放面は右側に向け、中央の二個の爪18・18の開
放面は左側に向けている。このように配設することで、
攪拌時に左右端部の二個の爪18・18が処理物より受
けた反力が攪拌爪軸19に矢印a・aで示す右向きのス
ラスト荷重として作用し、中央の二個の爪18・18は
矢印b・bで示すように左向きのスラスト荷重として作
用する。こうしてこれらの全てのスラスト荷重は攪拌爪
軸19上で相殺され、無理な力がかからないようにし
て、寿命が長くなるようにしている。
【0023】尚、爪18の開放面の向きは、四本の爪1
8・18・18・18の内の二本を同方向としていれば
その向きを限定するものでなく、右側の二個の18・1
8の開放面を左側に向けて、左側の二個の爪18・18
を逆の右側に向ける構成とすることもできる。また、前
記投入槽1a内に三本の爪18・18・18を配置し、
処理槽1bに一本の爪18を配置した構成でも同様にス
ラスト荷重を相殺することができる。更に、攪拌用の爪
の本数は四本に限定するものでなく、偶数個を設けてそ
の半数個の開放面を左右の一方とし、残りの半数個の爪
の開放面を逆方に向ける構成としてもよい。
【0024】また、図4、図5、図7に示すように、前
記処理槽1bにも爪として正逆回転用の攪拌送り爪17
が植設されている。該攪拌送り爪17は図7で示すよう
に、側面視で木の葉状、つまり、攪拌送り爪17の基部
は攪拌爪軸19より幅広くして、攪拌爪軸19に固定
し、中途部は幅が徐々に広がるか、或いは同じ幅とし、
先端は徐々に狭まり、先端で尖状としている。そして、
図4で示すように、正面視では先端側は左側(排出槽1
c側)に向けて湾曲させている。この攪拌送り爪17の
正回転と逆回転の何れか一方向きに回転で処理物を排出
槽1c側へ移動させる働きが大きくなり、投入槽1aよ
りオーバーフローされた処理物を攪拌するとともに、処
理槽1bの左側に送り、前記オーバーフロー孔3cより
排出槽1cへオーバーフローさせたり、前記処理槽1b
下部の落下口1f・1f・・・より直接回収トレイ29
内に落下させたりしている。
【0025】よって、前記処理槽1bに処理物が溜まる
ことがなく、処理物の流れはスムースとなるので、内部
に処理物が過剰に溜まることがなく、攪拌送り爪17に
かかる負荷を減らすことができ、攪拌爪軸19を駆動す
るモーター43の負担を低減でき、出力の小さい小型の
モーターを使用することができ、可及的に生ゴミ処理機
9の小型化がはかられる。
【0026】このような構成において、発酵槽1の投入
槽1a内に生ゴミや発酵菌を投入すると、モーター43
が設定時間毎に駆動されて、攪拌、粉砕を行う。そし
て、投入槽1a内の処理物が一定量以上となると、逆転
させたときにオーバーフロー孔2cより処理槽1b内に
オーバーフローされる。さらにここで攪拌送り爪17の
回転によって攪拌及び分解処理され、堆肥化した処理物
が一定量以上溜まると、オーバーフロー孔3cより攪拌
送り爪17の働きでスムースに排出側に送られて、排出
槽1c内に送られてから発酵槽1外の回収トレイ29内
に堆肥として回収される。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、請求項1記載のよう
に、生ゴミを発酵処理する発酵槽の中央部に攪拌爪軸を
水平方向に横架して、該攪拌爪軸上に複数の攪拌用の爪
を植設した生ゴミ処理機において、攪拌爪軸の両側を軸
支する軸受けの左右何れか一方、若しくは両方を、調芯
軸受けとしたので、発酵槽の上部より斜め下方向きに攪
拌爪軸の一端を調芯軸受けに挿入して、攪拌爪軸を斜め
方向から発酵槽に組み付けることができ、また、逆に攪
拌爪軸を容易に取り外すことができるのである。よっ
て、従来のように合成樹脂で成形した発酵槽を撓ませて
左右に広げて攪拌爪軸を組み付けるといった発酵槽に無
理な力をかけたり、攪拌爪軸を分解して組み付けるとい
った煩雑な作業がなく、攪拌爪軸の組立作業も簡単で一
人の作業者によって組み立てたり、取り外しができるの
である。従って、組立作業やメンテナンス時の作業性が
大幅に向上されるのである。
【0028】また、請求項2記載のように、傾斜面を有
する爪と、該爪に対して前記攪拌爪軸の軸心に対して直
角な面に対称な傾斜面を有する爪を設け、両爪を同数ず
つ攪拌爪軸上に配置したので、攪拌時に処理物から各爪
が受けた反力が攪拌爪軸に作用しても、この攪拌爪軸で
は相反する方向のスラスト荷重として作用し、全てのス
ラスト荷重が攪拌爪軸上で相殺されて、攪拌爪軸の軸受
けにスラスト荷重がかからないようになり、構造が単純
で安価な軸受けを使用することができ、寿命を長くする
ことができる。
【0029】また、請求項3記載のように、前記攪拌用
の爪の少なくとも一つを全体が一枚の板部材から構成さ
れていて回転方向両側縁部夫々に切込み作用部としての
刃を備えた木の葉形状としたので、この正逆回転爪で処
理物を排出側に移動させる働きが大きくなり、発酵槽内
に投入された生ゴミを攪拌して分解処理しながら発酵槽
の排出口が設けられた端部側に移動させることができ、
内部に処理物を詰まらせることなくスムースに排出でき
るようにしている。従って、内部に処理物が過剰に溜ま
ることがなく、攪拌する爪による負荷を減らすことがで
き、攪拌爪軸を駆動するモーターの負担を低減でき出力
の小さい小型のモーターを使用することができ、可及的
に生ゴミ処理機の小型化がはかられる。
【0030】また、請求項4記載のように、前記木の葉
形状の爪の先端側を、攪拌爪軸の軸芯方向の排出側に向
けて湾曲形成したので、反転性能が向上し、攪拌が効率
的に行われるようになり、発酵を促進させ、排出効率も
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】生ゴミ処理機の全体側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】生ゴミ処理機の内部構成を示す側面図である。
【図4】同じく正面断面図である。
【図5】攪拌爪軸の組付構成を示す発酵槽の正面断面図
である。
【図6】投入槽の側面断面図である。
【図7】処理槽の側面断面図である。
【符号の説明】
9 生ゴミ処理機 1 発酵槽 1f 落下口(排出側) 17 正逆回転爪 18 爪 19 攪拌爪軸 30・30’軸受け(調芯軸受け)
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝康 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 AC04 BA04 CA04 CA15 CA19 CA48 CB02 CB28 4G037 DA01 EA03 4G078 AA15 AA30 BA01 CA15 DA01 DA28 DB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを発酵処理する発酵槽の中央部に
    攪拌爪軸を水平方向に横架して、該攪拌爪軸上に複数の
    攪拌用の爪を植設した生ゴミ処理機において、攪拌爪軸
    の両側を軸支する軸受けの左右何れか一方、若しくは両
    方を、調芯軸受けとしたことを特徴とする生ゴミ処理機
    の攪拌装置。
  2. 【請求項2】 生ゴミを発酵処理する発酵槽の中央部に
    攪拌爪軸を水平方向に横架して、該攪拌爪軸上に複数の
    攪拌用の爪を植設した生ゴミ処理機において、傾斜面を
    有する爪と、該爪に対して前記攪拌爪軸の軸心に対して
    直角な面に対称な傾斜面を有する爪を設け、両爪を同数
    ずつ攪拌爪軸上に配置したことを特徴とする生ゴミ処理
    機の攪拌装置。
  3. 【請求項3】 生ゴミを発酵処理する発酵槽の中央部に
    攪拌爪軸を水平方向に横架して、該攪拌爪軸上に複数の
    攪拌用の爪を植設した生ゴミ処理機において、前記攪拌
    用の爪の少なくとも一つを全体が一枚の板部材から構成
    されていて回転方向両側縁部夫々に切込み作用部として
    の刃を備えた木の葉形状としたことを特徴とする生ゴミ
    処理機の攪拌装置。
  4. 【請求項4】 前記木の葉形状の爪の先端側を、攪拌爪
    軸の軸芯方向の排出側に向けて湾曲形成したことを特徴
    とする請求項3記載の生ゴミ処理機の攪拌装置。
JP10300058A 1998-10-21 1998-10-21 生ゴミ処理機の攪拌装置 Pending JP2000126727A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220128538A (ko) * 2021-03-12 2022-09-21 김지현 음식잔반 처리장치

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