JPH0731835U - 家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹拌装置 - Google Patents

家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹拌装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭用の生ゴミ堆肥化装置において、発酵槽
内の堆積物が床板の孔から下へ押し出されて、床板の孔
を塞いだり、床板の下側のチャンバに堆積物の一部が流
出堆積するのを防止しすると共に、撹拌時の回転抵抗を
小さくすることを目的とする。 【構成】 撹拌軸6の下部に設けられるアーム63は、
発酵槽3の床板34との隙間を大きくとるように装着さ
れており、これにより撹拌装置の回転に伴ってアーム6
3が床板34との間の堆積物を床板34に対して擦り付
けるように作用することがなくなり、発酵槽3内の堆積
物が床板34の孔から下へ押し出されて、床板34の孔
を塞いだり、床板34の下側のチャンバ35に堆積物の
一部が流出堆積するのを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家庭の台所で発生する厨芥生ゴミを、各家庭毎に、これを好気的発 酵分解させて堆肥化する家庭用生ゴミ堆肥化装置において、発酵槽内に投入する 生ゴミの堆積物を撹拌混合する撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭で発生する生ゴミを逐次、これを発酵分解させて堆肥となし菜園や花壇に 土壌還元し得るように処理することは、資源の再利用になり、またゴミ処理対策 の一貫も兼ねることから注目されているが、家庭用の生ゴミを発酵分解させて堆 肥化するには、発酵に際して得られる発酵熱が大きく、また発酵に伴う悪臭の発 生も少ない等の利点から、一般に、処理物中に酸素を与えて発酵させる好気的発 酵分解の方法が採用されている。そして、この好気的発酵を促進するには、微生 物の活動にとって最適な環境を整える必要から、処理物を適正な範囲の水分状態 及び温度状態に維持し、また発酵に必要な酸素を供給する必要がある。このため 、家庭用の生ゴミ堆肥化装置には、処理物全体の水分状態や酸素の供給状態を均 一化するための撹拌装置が設けられている。
【0003】 このような処理物の好気的発酵を促進するために設けられる家庭用の生ゴミ堆 肥化装置における撹拌装置には、本出願人が先に提案した実開平5−66032 号公報に記載されたものがある。まず、図3により、この従来の家庭用生ゴミ堆 肥化装置の構造について説明すると、上部に生ゴミの投入口が開口されており、 底部に通気性を有する多孔板製の床板34を介してその下にチャンバ35が区画 された縦形筒状の発酵槽3を有し、この発酵槽3の上部に、生ゴミ投入口を気密 に塞ぐ開閉蓋2と、発酵槽3内に上から底部に向けて空気を吹き込む送風装置8 と、撹拌ハンドル7を設け、この撹拌ハンドル7を回転することによって発酵槽 3内に設けた撹拌装置を駆動させ発酵槽3内に逐次投入される生ゴミに所要の撹 拌作用を与え、且つ上記送風装置8により吹き込まれた空気を、発酵槽の上部よ り生ゴミの堆積層を通して床板34の下のチャンバ35内に向けて強制通風させ る通気構造としたものであり、排気は発酵槽3の底部33の排出口36に接続し た排出ホース37からタンク4内の水中を介してタンク4の上部に接続したエア ホース41を経て脱臭カラム5を通って排出するようにしており、また生ゴミの 堆積層から生じた水分の排出は、発酵槽3の底部の排出口36に接続した排出ホ ース37からタンク4内に回収するようにしている。
【0004】 この家庭用生ゴミ堆肥化装置は、各家庭において発生した生ゴミを、発酵槽内 に上から順次投入し、毎回の投入後に撹拌装置を所要の回数(15回程度)回転 させ生ゴミを撹拌した後、送風装置を動作して通気を持続させておくように使用 するものであり、この通気により投入された生ゴミの堆積物には酸素の供給がな され、生ゴミ中の有機質分が微生物の力を借りて好気的発酵分解が行われる最適 条件になっている。そして逐次投入された堆積物を、発酵槽内が満杯になるまで 順次に堆肥化反応させて、発酵槽内が満杯になると堆肥として発酵槽内から取り 出し、次回の処理に移すものである。
【0005】 この生ゴミ堆肥化装置に設けられた撹拌装置は、図3,図4に示すように、発 酵槽3内の中心部に垂直で且つ回転可能に直立して支持された撹拌軸6と、この 撹拌軸6の下部に発酵槽3の内壁近傍まで延びる半径方向のアーム63を介して このアーム先端部に設けられた撹拌羽根64とを有し、この撹拌羽根64は、ア ーム63の先端に対し回転方向には後退する向きで且つアーム先端の回転半径よ り小さい径の曲率rに沿い、また所定の後退角αで上方に立ち上がるように弯曲 された形状に形成している。また必要に応じて、撹拌軸6の上部にも、半径方向 に延びるアーム61を介してアームの先端に回転方向に対し前進する向きで且つ 所定の角度で下方に延びる撹拌羽根62を設けている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の生ゴミ堆肥化装置の撹拌装置では、撹拌軸の下部に設けたアームと 発酵槽の底部における通気性を有する多孔板製の床板との隙間をできるだけ小さ くして床板へ堆積物がこびり付くのを防ぐような構造としていた。しかしながら 、この構造によると、前記アームの回転に伴って、アームと床板の僅かな隙間に 入り込む堆積物を床板に対して擦り付けるように作用してしまい、発酵槽内の堆 積物が床板の孔から下へ押し出される現象が生じていた。これにより従来の撹拌 装置の構造では、床板の孔が塞がれて通気を損ない、床板の下側のチャンバに堆 積物の一部が流出し堆積して発酵槽底面の排出口を塞ぎ、排気・排水の阻害にな る問題があった。また、撹拌軸の下部に設けたアームと床板との僅かな隙間に堆 積物が詰まり易く、撹拌装置を回転させる際の抵抗が大きくなり、円滑に撹拌操 作を行えない事態が生じる問題があった。
【0007】 本考案は、上述の問題点を解消するために提案されたものであり、家庭用の生 ゴミ堆肥化装置において、発酵槽内の堆積物が床板の孔から下へ押し出されて、 床板の孔を塞いだり、床板の下側のチャンバに堆積物の一部が流出堆積するのを 防止すると共に、撹拌時の回転抵抗を小さくした撹拌装置を提供することを目的 とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹 拌装置は、上部に生ゴミの投入口が開口され、底部に通気性を有する多孔板製の 床板を介してその下にチャンバが区画された縦形筒状の発酵槽を有し、この発酵 槽に、生ゴミ投入口を気密に塞ぐ開閉蓋と、発酵槽内に空気を吹き込む送風装置 と、発酵槽内に内装された撹拌装置を回転させる撹拌駆動装置を有し、この撹拌 駆動装置の回転によって発酵槽内に逐次投入される生ゴミに所要の撹拌作用を与 え、且つ上記送風装置により吹き込まれた空気を、生ゴミの堆積層を通す通気構 造とした家庭用生ゴミ堆肥化装置において、前記撹拌装置は、発酵槽内の中心部 に垂直で且つ回転可能に直立して支持された撹拌軸と、発酵槽の内壁近傍まで半 径方向に延び、発酵槽の床板との隙間が大きくなるように撹拌軸の下部に装着さ れたアームと、該アームの先端部に設けられ、アームの先端に対し回転方向に後 退する向きで且つアーム先端の回転半径より小さい径の曲率に沿って延び、さら に所定の後退角で上方に立ち上がるように弯曲された形状の撹拌羽根とからなる ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
上記構成に基づき、家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹拌装置は、その撹拌軸 の下部にアームを介して設けられた撹拌羽根の形態が、発酵槽の内壁近傍まで延 びる半径方向のアーム先端に対し、回転方向には後退する向きで且つアーム先端 の回転半径よりも小さい径の曲率に沿って延び、さらに所定の後退角で上方に立 ち上がるように弯曲された形状になっているため、撹拌羽根の回転時に、回転す る羽根が、発酵槽内の円筒周辺部に堆積する生ゴミを回転方向において後方斜め 上向きで且つ円筒の内側方向へと順に迫り上げるように回転移動し、これにより 生ゴミの堆積物は円筒周辺の底部から上方、内側へと切り返すような撹拌混合作 用が行われる。
【0010】 これにより発酵槽内の生ゴミ堆積物はその全体が一様な撹拌状態に混合されて 所要の混合性能が得られ、また撹拌羽根の回転時に、堆積物中に混入した大きな 生ゴミが撹拌羽根に接触しての撹拌羽根がその生ゴミを迫り上げるように回転移 動することで生ゴミの引き掛かりがなく、スムーズな回転が行われ、撹拌羽根の 回転に要する力が少なくて済む。
【0011】 さらに撹拌羽根の設けられるアームを発酵槽の床板との隙間が大きくなるよう に撹拌軸に装着したので、撹拌装置の回転に伴ってアームが床板との間の堆積物 を床板に対して擦り付けるように作用することがなく、発酵槽内の堆積物が床板 の孔から下へ押し出されるのを防止することができると共に、撹拌羽根のアーム と床板の間に物が挟まることがなく、撹拌装置の回転抵抗が大きくなるのを防ぐ ことができる。
【0012】 また、この家庭用生ゴミ堆肥化装置の使用に際しては、最初の生ゴミを発酵槽 内に投入するときに、投入物の内部に空気が通り易いようにオガクズ等の発酵促 進材を投入するとよいが、本考案の撹拌装置のように撹拌羽根のアームと発酵槽 の床板との隙間が大きくなるようにアームを撹拌軸に装着すると、床板直上は撹 拌装置の撹拌作用を受けないので、先にいれたオガクズはそのまま混合されない で床板上にオガクズ層を形成する。これによって発酵槽内に投入された生ゴミの 水分が高くなったり、発酵槽内の堆積物全体が粘性を持ってきても、床板の孔が 詰まることがなく床板の通気抵抗が大きくなることがない。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1(a)は本考案の家庭 用生ゴミ堆肥化装置における撹拌装置の要部を示す平面図、同図(b)は縦断面 図である。この撹拌装置は、発酵槽3の槽内中心部に垂直に立設せた撹拌軸6を 有しており、この撹拌軸6の軸周には、その下部位置に半径方向に延びるアーム 63を介して固着される撹拌羽根64が装着されている。該撹拌羽根64は、ア ーム63の先端に対し回転方向には後退する向きで且つアーム先端の回転半径よ り小さい径の曲率rに沿い、また所定の後退角αで上方に立ち上がるような弯曲 形状になっており、このような形態によって、撹拌羽根64は螺旋状の撹拌軌跡 を通るようにして、これにより発酵槽内に投入、堆積されている処理物が羽根に 引き掛かりにくく、また処理物を発酵槽3の円筒内側に向けて切り返すような撹 拌性能が得られるようにしている。そして、撹拌軸6の下部に設けられるアーム 63は、発酵槽3の床板34との隙間が大きく(25mm〜40mm程度)なる ように装着されており、これにより撹拌装置の回転に伴ってアーム63が床板3 4との間の堆積物を床板34に対して擦り付けるように作用することがなくなり 、発酵槽3内の堆積物が床板34の孔から下へ押し出されて、床板34の孔を塞 いだり、床板34の下側のチャンバ35に堆積物の一部が流出堆積するのを防止 することができる。なお、撹拌軸6は、その下部が床板34の中心部に回転自在 に支持され、また、上部が支持部材65によって発酵槽3内の中心位置に垂直を なして回転可能に支持されており、撹拌軸6の上端部は接合部66が設けられ、 発酵槽3の上方に設けられる撹拌駆動装置との結合・離脱が容易に行える構造に なっている。
【0014】 次に図2によって、本考案の撹拌装置を具備した家庭用生ゴミ堆肥化装置の全 体構造について説明する。1は装置本体を示し、この装置本体1には、上部に開 閉蓋2が上方に向かって開閉自在に蝶着されている。また装置本体1の内部には 、上部に生ゴミの投入口が開口された縦型筒状の発酵槽3と、この発酵槽3の下 側に位置したタンク4とが内装されている。
【0015】 発酵槽3は上方を開口した有底の筒状に形成され、上縁にフランジ部31を有 し、このフランジ部31を装置本体1の上縁に当接することにより発酵槽3を、 装置本体の内部空間に対し上方へ装脱可能に支持している。上記発酵槽3のフラ ンジ部31には、前記開閉蓋2を閉じた際にこの開閉蓋2の下面に設けているリ ング状のシール部材21が上面に当接して発酵槽3の上部開口を気密に封止する ようにしている。発酵槽3の内部には、下部に通気性を有する多孔製の床板34 が設けられ、その床板34と漏斗状の発酵槽3の底板33との間にチャンバ35 が区画化されている。このチャンバ35の底部には排出口36が設けられてあり 、これに接続された排出ホース37の先端が前記のタンク4に貯留されている水 の水面下に開口されている。そしてタンク4にはタンク4内に貯留した水が規定 水位に達したら内部の水をオーバフローさせる排水管42が設けられている。ま た、タンク4の上面には図示しない排気口が設けられており、タンク4内の水中 を通過した排気がこの排気口から排出され必要に応じて設けられる脱臭装置を通 過させた後に外部に放出させるようにしている。
【0016】 また、前記開閉蓋2には、その蓋体内部に送風装置8が内設されており、この 送風装置8は、開閉蓋2を閉じた際に送風される空気が上方から発酵槽3内に強 制通風されるように吹き出し口81が下向きに設置されている。さらに、開閉蓋 2には、その蓋体内部に撹拌装置を駆動する電動機等の撹拌駆動装置7が設けら れており、開閉蓋2を閉じた際にこの駆動装置7の出力軸が撹拌軸6の先端設け られた接合部66と接続するように設置されている。
【0017】 上記のように構成された生ゴミ堆肥化装置の使用態様及び本考案における撹拌 装置の作用について説明すると、この家庭用生ゴミの堆肥化装置は、生ゴミを発 酵槽3内に堆積し、常時通風しながら、好気的発酵に適する水分状態、空気(酸 素)供給及び温度を与えて、微生物による発酵分解処理によって生ゴミを堆肥化 するものである。使用に際しては、最初の生ゴミを投入する際に好気的発酵の開 始を促すための立ち上げ期間を要し、最初の投入時には、開閉蓋2を開放し発酵 槽3上方の投入口から、発酵種菌及び生ゴミの初期段階の水分量を考慮しオガク ズ等の発酵促進剤を併せ、処理物である生ゴミを投入する。つづいて、開閉蓋2 を閉め発酵槽3の開口を密封し、撹拌装置を駆動させ投入物を充分混ぜ合わせる 。そして、送風装置8を動作させ、発酵槽3の上方に位置する吹出口81から発 酵槽3内の投入物に向けて空気を送風する。最初の投入後、3日から5日で発酵 が立ち上がり、その後は、逐次発生した生ゴミを発酵した処理物の上から積み重 ねるように投入し発酵槽3内に堆積させる。生ゴミの投入に際してはその都度撹 拌装置を駆動させ堆積物を撹拌混合させる。発酵の立ち上げ期間の後は、種菌や 発酵促進剤を添加する必要はなく、また、送風量を徐々に増加させる。生ゴミを 逐次投入し続けると、通常の家庭の生ゴミの発生量では約3ヶ月で発酵槽3内が 満杯になる。満杯になったら発酵槽3内の堆積物が堆肥化されていることを確認 し、発酵槽3を装置本体1から取り外して必要な場所に持って行き、発酵槽3の 中身を取り出す。次の使用のために堆肥化された堆積物を少量発酵槽3内に残し ておくと、最初の生ゴミの投入時の種菌として使用することができる。
【0018】 このように、家庭用生ゴミ堆肥化装置の使用に際しては、最初の生ゴミを発酵 槽内に投入するときに、投入物の内部に空気が通り易いようにオガクズ等の発酵 促進材を投入するが、本考案の撹拌装置におけるように撹拌羽根のアームと発酵 槽の床板との隙間が大きく(25mm〜40mm程度)なるようにアームを撹拌 軸に装着した場合、床板直上は撹拌装置の撹拌作用を受けないので、先にいれた オガクズはそのまま混合されないで床板上にオガクズ層を形成する。これによっ て発酵槽内に投入された生ゴミの水分が高くなったり、発酵槽内の堆積物全体が 粘性を持ってきても、床板の孔が詰まることがなく床板の通気抵抗が大きくなる ことがない。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上記のように従来の家庭用生ゴミの堆肥化装置における撹拌装置にお いて、撹拌羽根のアームと発酵槽の床板との隙間が大きくなるようにアームを撹 拌軸に装着したので、発酵槽内の堆積物が床板の孔から下へ押し出されて、床板 の孔を塞いだり、床板の下側のチャンバに堆積物の一部が流出堆積するのを防止 することができ、生ゴミ堆肥化装置の通気性能及び排気・排水性能を損なうこと がない。さらに、撹拌羽根の設けられるアームと床板の間に物が挟まることを防 止することができ、撹拌時の撹拌装置の回転抵抗を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) 本考案の家庭用生ゴミ堆肥化装置にお
ける撹拌装置の平面図 (B) 本考案の家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹拌
装置の縦断面図
【図2】本考案における撹拌装置を具備した家庭用生ゴ
ミ堆肥化装置の縦断面図
【図3】従来の家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹拌装
置の平面図
【図4】従来の家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹拌装
置の縦断面図
【符号の説明】
1 生ゴミ堆肥化装置本体 2 開閉蓋 21 シール部材 3 撹拌槽 31 フランジ部 33 底板 34 床板 35 チャンバ 36 排出口 37 排出ホース 4 タンク 41 エアホース 42 排水管 5 脱臭カラム 6 撹拌軸 61 アーム 62 撹拌羽根 63 アーム 64 撹拌羽根 65 支持部材 66 接合部 7 撹拌駆動装置 8 送風機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に生ゴミの投入口が開口され、底部
    に通気性を有する多孔板製の床板を介してその下にチャ
    ンバが区画された縦形筒状の発酵槽を有し、この発酵槽
    に、生ゴミ投入口を気密に塞ぐ開閉蓋と、発酵槽内に空
    気を吹き込む送風装置と、発酵槽内に内装された撹拌装
    置を回転させる撹拌駆動装置を有し、この撹拌駆動装置
    の回転によって発酵槽内に逐次投入される生ゴミに所要
    の撹拌作用を与え、且つ上記送風装置により吹き込まれ
    た空気を、生ゴミの堆積層を通す通気構造とした家庭用
    生ゴミ堆肥化装置において、 前記撹拌装置は、発酵槽内の中心部に垂直で且つ回転可
    能に直立して支持された撹拌軸と、発酵槽の内壁近傍ま
    で半径方向に延び、発酵槽の床板との隙間が大きくなる
    ように撹拌軸の下部に装着されたアームと、該アームの
    先端部に設けられ、アームの先端に対し回転方向に後退
    する向きで且つアーム先端の回転半径より小さい径の曲
    率に沿って延び、さらに所定の後退角で上方に立ち上が
    るように弯曲された形状の撹拌羽根とからなることを特
    徴とする家庭用生ゴミ堆肥化装置における撹拌装置。
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