JP2584743Y2 - 家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装置 - Google Patents

家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装置

Info

Publication number
JP2584743Y2
JP2584743Y2 JP6196093U JP6196093U JP2584743Y2 JP 2584743 Y2 JP2584743 Y2 JP 2584743Y2 JP 6196093 U JP6196093 U JP 6196093U JP 6196093 U JP6196093 U JP 6196093U JP 2584743 Y2 JP2584743 Y2 JP 2584743Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fermenter
stirring
garbage
floor plate
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6196093U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0731835U (ja
Inventor
義治 鈴木
泰志 佐々木
満 布田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shizuoka Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shizuoka Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shizuoka Seiki Co Ltd filed Critical Shizuoka Seiki Co Ltd
Priority to JP6196093U priority Critical patent/JP2584743Y2/ja
Publication of JPH0731835U publication Critical patent/JPH0731835U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2584743Y2 publication Critical patent/JP2584743Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家庭の台所で発生する
厨芥生ゴミを、各家庭毎に、これを好気的発酵,分解さ
せて堆肥化する家庭用生ゴミ堆肥化装置において、発酵
槽内に投入する生ゴミの堆積物を攪拌、混合する攪拌装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭で発生する生ゴミを、逐次発酵,分
解させて堆肥とし、菜園や花壇に土壌還元し得るように
処理することは、資源の再利用になり、また、ゴミ処理
対策も兼ねることから注目されているが、家庭用の生ゴ
ミを発酵,分解させて堆肥化するには、発酵に際して得
られる発酵熱が大きく、また、発酵に伴う悪臭の発生も
少ない等の利点から、一般に、処理物中に酸素を与えて
発酵させる好気的発酵,分解の方法が採用されている。
そして、この好気的発酵を促進するには、微生物の活動
にとって最適な環境を整える必要から、処理物を適正な
範囲の水分状態及び温度状態に維持し、また、発酵に必
要な酸素を供給する必要がある。このため、家庭用の生
ゴミ堆肥化装置には、処理物全体の水分状態や酸素の供
給状態を均一化するための攪拌装置が設けられている。
【0003】このような処理物の好気的発酵を促進する
ために設けられる家庭用の生ゴミ堆肥化装置における攪
拌装置には、本出願人が先に提案した実開平5−660
32号公報に記載されたものがある。
【0004】まず、図3により、この従来の家庭用生ゴ
ミ堆肥化装置の構造について説明すると、上部に生ゴミ
の投入口が開口されており、底部に通気性を有する多孔
板製の床板34を介してその下にチャンバ35が区画さ
れた縦形筒状の発酵槽3を有し、この発酵槽3の上部
に、生ゴミ投入口を気密に塞ぐ開閉蓋2と、発酵槽3内
に上から底部に向けて空気を吹き込む送風装置8と、攪
拌ハンドル7を設け、この攪拌ハンドル7を回転するこ
とによって発酵槽3内に設けた攪拌装置を駆動させ、発
酵槽3内に逐次投入される生ゴミに所要の攪拌作用を与
え、且つ上記送風装置8により吹き込まれた空気を、発
酵槽の上部より生ゴミの堆積層を通して床板34の下の
チャンバ35内に向けて強制通風させる通気構造とした
ものであり、排気は発酵槽3の底部33の排出口36に
接続した排出ホース37からタンク4内の水中からタン
ク4の上部に接続したエアホース41を経て脱臭カラム
5を通って排出するようにしており、また、生ゴミの堆
積層から生じた水分の排出は、発酵槽3の底部の排出口
36に接続した排出ホース37からタンク4内に回収す
るようにしている。
【0005】この家庭用生ゴミ堆肥化装置は、各家庭に
おいて発生した生ゴミを、発酵槽内に上から順次投入
し、毎回の投入後に攪拌装置を所要の回数(15回程
度)回転させ生ゴミを攪拌した後、送風装置を動作して
通気を持続させておくように使用するものであり、この
通気により、投入された生ゴミの堆積物には酸素の供給
がなされ、生ゴミ中の有機質分が微生物の力を借りて好
気的発酵,分解が行われる最適条件になつている。そし
て、逐次投入された堆積物を、発酵槽内が満杯になるま
で順次、堆肥化反応させて、発酵槽内が満杯になると堆
肥として発酵槽内から取り出し、次回の処理に移すもの
である。
【0006】この生ゴミ堆肥化装置に設けられた攪拌装
置は、図3及び図4に示すように、発酵槽3内の中心部
に垂直で且つ回転可能に直立して支持された攪拌軸6
と、この攪拌軸6の下部に発酵槽3の内壁近傍まで延び
る半径方向のアーム63を介してこのアーム先端部に設
けられた攪拌羽根64とを有し、この攪拌羽根64は、
アーム63の先端に対し回転方向には後退する向きで且
つアーム先端の回転半径より小さい径の曲率rに沿い、
また、所定の後退角αで上方に立ち上がるように弯曲さ
れた形状に形成している。また、必要に応じて、攪拌軸
6の上部にも、半径方向に延びるアーム61を介してア
ームの先端に回転方向に対し前進する向きで且つ所定の
角度で下方に延びる攪拌羽根62を設けている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】この従来の生ゴミ堆肥
化装置の攪拌装置では、攪拌軸の下部に設けたアームと
発酵槽の底部における通気性を有する多孔板製の床板と
の隙間をできるだけ小さくして床板へ堆積物がこびり付
くのを防ぐような構造としていた。しかしながら、この
構造によると、前記アームの回転に伴って、アームと床
板の僅かな隙間に入り込む堆積物を床板に対して擦り付
けるように作用してしまい、発酵槽内の堆積物が床板の
孔から下へ押し出される現象が生じていた。これによ
り、従来の攪拌装置の構造では、床板の孔が塞がれて通
気を損ない、床板の下側のチャンバに堆積物の一部が流
出して堆積し、発酵槽底面の排出口を塞ぎ、排気・排水
を阻害する問題があった。また、攪拌軸の下部に設けた
アームと床板との僅かな隙間に堆積物が詰まり易く、攪
拌装置を回転させる際の抵抗が大きくなり、円滑に攪拌
操作を行えない事態が生じる問題があった。
【0008】本考案は、上述の問題点を解消するために
提案されたものであり、家庭用の生ゴミ堆肥化装置にお
いて、発酵槽内の堆積物が床板の孔から下へ押し出され
て、床板の孔を塞いだり、床板の下側のチャンバに堆積
物の一部が流出して堆積するのを防止すると共に、攪拌
時の回転抵抗を小さくした攪拌装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案による家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌
装置は、上部に生ゴミの投入口が開口され、生ゴミ堆積
層底部に通気性を有する多孔板製の床板を有する発酵槽
に、送風装置と、該発酵槽内に内装された攪拌装置を回
転させる攪拌駆動装置とを有し、この攪拌駆動装置の回
転によって発酵槽内に逐次投入される生ゴミに所要の攪
拌作用を与え、且つ上記送風装置により空気を、生ゴミ
の堆積層を通す通気構造とした家庭用生ゴミ堆肥化装置
において、前記攪拌装置は、発酵槽内の中心部に垂直で
且つ水平回転可能に直立して支持された攪拌軸と、発酵
槽の内壁近傍まで半径方向に延び、発酵槽の床板との隙
間が、床板直上の堆積物が攪拌作用を受けない寸法であ
る25〜40mmとなるように攪拌軸の下部に装着され
たアームと、該アームの先端部に設けられた攪拌羽根
と、多孔板製の床板と漏斗状の発酵槽の底板とで区画化
されたチャンバと、該チャンバの底部に形成された排出
口から、チャンバの下方に配設されたタンクに対し挿脱
可能に垂直に延びるホースと、からなることを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】上記構成に基づき、家庭用生ゴミ堆肥化装置に
おける攪拌装置は、発酵槽内の中心部に垂直で且つ水平
回転可能に直立して支持された攪拌軸を設け、この攪拌
軸の下部に、発酵槽の内壁近傍まで半径方向に延び、発
酵槽の床板との隙間が、床板直上の堆積物が攪拌作用を
受けない寸法である25〜40mmとなるように装着さ
れたアームを設け、該アームの先端部に攪拌羽根を設け
ているため、攪拌装置の回転に伴ってアームが床板との
間の堆積物を床板に対して擦り付けるように作用するこ
とがなく、発酵槽内の堆積物が床板の孔から下へ押し出
されるのを防止することができると共に、攪拌羽根のア
ームと床板の間に物が挟まることがなく、攪拌装置の回
転抵抗が大きくなるのを防ぐことができる。
【0011】これにより発酵槽内の生ゴミ堆積物は、そ
の全体が一様な攪拌状態に混合されて所要の混合性能が
得られ、また、堆積物中に混入した大きな生ゴミが攪拌
羽根に接触しての攪拌羽根がその生ゴミを迫り上げるよ
うに回転移動することで生ゴミの引っかかりがなく、ス
ムーズな回転が行われ、攪拌羽根の回転に要する力が少
なくて済む。
【0012】さらに、チャンバの底部に形成された排出
口から、チャンバの下方に配設されたタンクに対し挿脱
可能に垂直に延びるホースを備えているので、チャンバ
内に流出した堆積物が発酵槽床板の排出部を塞ぎ、排
気、排水を阻害することがなく、内容物が水分過多に陥
った場合でも処理の継続が可能となる。また、発酵槽が
満杯になり、発酵槽内の堆積物が堆肥化されていること
を確認したならば、発酵槽を装置本体から取り外して必
要な場所に持って行き、中身を取り出すことができ、そ
の際、ホースはタンクに対し容易に挿脱できる。
【0013】また、この家庭用生ゴミ堆肥化装置の使用
に際しては、最初の生ゴミを発酵槽内に投入するとき
に、投入物の内部に空気が通り易いようにオガクズ等の
発酵促進材を投入するとよいが、本考案の攪拌装置のよ
うに攪拌羽根のアームと発酵槽の床板との隙間が、床板
直上の堆積物が攪拌作用を受けない寸法となるようにア
ームを攪拌軸に装着すると、床板直上は攪拌装置の攪拌
作用を受けないので、先に入れたオガクズはそのまま混
合されないで床板上にオガクズ層を形成する。これによ
って、発酵槽内に投入された生ゴミの水分が高くなった
り、発酵槽内の堆積物全体が粘性を持ってきても、床板
の孔が詰まることがなく、床板の通気抵抗が大きくなる
ことがない。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1(a)は本考案の家庭用生ゴミ堆肥化装置に
おける攪拌装置の要部を示す平面図、同図(b)は縦断
面図である。この攪拌装置は、発酵槽3の槽内中心部に
垂直に立設した攪拌軸6を有しており、この攪拌軸6の
軸周には、その下部位置に半径方向に延びるアーム63
を介して固着される攪拌羽根64が装着されている。該
攪拌羽根64は、アーム63の先端に対し回転方向には
後退する向きで、且つアーム先端の回転半径より小さい
径の曲率rに沿い、また、所定の後退角αで上方に立ち
上がるような弯曲形状になっており、このような形態に
よって、攪拌羽根64は螺旋状の攪拌軌跡を通るように
して、これにより発酵槽内に投入、堆積されている処理
物が羽根に引っかかりにくく、また、処理物を発酵槽3
の円筒内側に向けて切り返すような攪拌性能が得られる
ようにしている。
【0015】そして、攪拌軸6の下部に設けられるアー
ム63は、発酵槽3の床板34との隙間が大きく(25
mm〜40mm程度)なるように装着されており、これ
により、攪拌装置の回転に伴ってアーム63が床板34
との間の堆積物を床板34に対して擦り付けるように作
用することがなくなり、発酵槽3内の堆積物が床板34
の孔から下へ押し出されて、床板34の孔を塞いだり、
床板34の下側のチャンバ35に堆積物の一部が流出し
て堆積するのを防止することができる。なお、攪拌軸6
は、その下部が床板34の中心部に回転自在に支持さ
れ、また、上部が支持部材65によって発酵槽3内の中
心位置に垂直をなして回転可能に支持されており、攪拌
軸6の上端部には接合部66が設けられ、発酵槽3の上
方に設けられる攪拌駆動装置との結合・離脱が容易に行
える構造になっている。
【0016】次に図2によって、本考案の攪拌装置を具
備した家庭用生ゴミ堆肥化装置の全体構造について説明
する。1は装置本体を示し、この装置本体1には、上部
に開閉蓋2が上方に向かって開閉自在に蝶着されてい
る。また、装置本体1の内部には、上部に生ゴミの投入
口が開口された縦型筒状の発酵槽3と、この発酵槽3の
下側に位置したタンク4とが内装されている。
【0017】発酵槽3は上方を開口した有底の筒状に形
成され、上縁にフランジ部31を有し、このフランジ部
31を装置本体1の上縁に当接することにより発酵槽3
を、装置本体の内部空間に対し上方へ装脱可能に支持し
ている。上記発酵槽3のフランジ部31には、前記開閉
蓋2を閉じた際に、この開閉蓋2の下面に設けているリ
ング状のシール部材21が上面に当接して発酵槽3の上
部開口を気密に封鎖するようにしている。発酵槽3の内
部には、下部に通気性を有する多孔板製の床板34が設
けられ、その床板34と漏斗状の発酵槽3の底板33と
の間にチャンバ35が区画化されている。このチャンバ
35の底部には排出口36が設けられており、これに接
続された排出ホース37の先端が前記のタンク4に貯留
されている水の水面下に開口されている。
【0018】そして、タンク4には、タンク4内に貯留
した水が規定水位に達したら内部の水をオーバフローさ
せる排水管42が設けられている。また、タンク4の上
面には、図示しない排気口が設けられており、タンク4
内の水中を通過した排気がこの排気口から排出され、必
要に応じて設けられる脱臭装置を通過させた後に外部に
放出させるようにしている。
【0019】また、前記開閉蓋2には、その蓋体内部に
送風装置8が内設されており、この送風装置8は、開閉
蓋2を閉じた際に送風される空気が上方から発酵槽3内
に強制通風されるように、吹き出し口81が下向きに設
置されている。さらに、開閉蓋2には、その蓋体内部に
攪拌装置を駆動する電動機等の攪拌駆動装置7が設けら
れており、開閉蓋2を閉じた際に、この駆動装置7の出
力軸が攪拌軸6の先端に設けられた接合部66と接続す
るように設置されている。
【0020】上記のように構成された生ゴミ堆肥化装置
の使用態様及び本考案における攪拌装置の作用について
説明すると、この家庭用生ゴミの堆肥化装置は、生ゴミ
を発酵槽3内に堆積し、常時通風しながら、好気的発酵
に適する水分状態、空気(酸素)供給及び温度を与え
て、微生物による発酵,分解処理によって生ゴミを堆肥
化するものである。使用に際しては、最初の生ゴミを投
入する際に好気的発酵の開始を促すための立ち上げ期間
を要し、最初の投入時には、開閉蓋2を開放し発酵槽3
上方の投入口から、発酵種菌及び生ゴミの初期段階の水
分量を考慮しオガクズ等の発酵促進材を合わせ、処理物
である生ゴミを投入する。つづいて、開閉蓋2を閉め発
酵槽3の開口を密封し、攪拌装置を駆動させて投入物を
充分に混ぜ合わせる。
【0021】そして、送風装置8を動作させ、発酵槽3
の上方に位置する吹出口81から発酵槽3内の投入物に
向けて空気を送風する。最初の投入後、3日から5日で
発酵が立ち上がり、その後は、逐次発生した生ゴミを発
酵した処理物の上から積み重ねるように投入し発酵槽3
内に堆積させる。生ゴミの投入に際しては、その都度攪
拌装置を駆動させて堆積物を攪拌、混合させる。発酵の
立ち上げ期間の後は、種菌や発酵促進材を添加する必要
はなく、また、送風量を徐々に増加させる。生ゴミを逐
次投入し続けると、通常の家庭の生ゴミの発生量では約
3ケ月で発酵槽3内が満杯になる。満杯になったら、発
酵槽3内の堆積物が堆肥化されていることを確認し、発
酵槽3を装置本体1から取り外して必要な場所に持って
行き、中身を取り出す。次の使用のために堆肥化された
堆積物を少量発酵槽3内に残しておくと、最初の生ゴミ
の投入時の種菌として使用することができる。
【0022】このように、家庭用生ゴミ堆肥化装置の使
用に際しては、最初の生ゴミを発酵槽内に投入するとき
に、投入物の内部に空気が通り易いようにオガクズ等の
発酵促進材を投入するが、本考案の攪拌装置におけるよ
うに攪拌羽根のアームと発酵槽の床板との隙間が大きく
(25mm〜40mm程度)なるようにアームを攪拌軸
に装着した場合には、床板直上は攪拌装置の攪拌作用を
受けないので、先に入れたオガクズはそのまま混合され
ないで床板上にオガクズ層を形成する。これによって、
発酵槽内に投入された生ゴミの水分が高くなったり、発
酵槽内の堆積物全体が粘性を持ってきても、床板の孔が
詰まることがなく、床板の通気抵抗が大きくなることが
ない。
【0023】
【考案の効果】本考案は上記のように従来の家庭用生ゴ
ミの堆肥化装置における攪拌装置において、攪拌羽根の
アームと発酵槽の床板との隙間が、床板直上の堆積物が
攪拌作用を受けない寸法である25〜40mmとなるよ
うにアームを攪拌軸に装着したので、発酵槽内の堆積物
が床板の孔から下へ押し出されて、床板の孔を塞いだ
り、床板の下側のチャンバに堆積物の一部が流出堆積す
るのを防止することができ、生ゴミ堆肥化装置の通気性
能及び排気・排水性能を損なうことがない。また、攪拌
羽根の設けられるアームと床板の間に物が挟まることを
防止することができ、攪拌時の攪拌装置の回転抵抗を小
さくすることができる。
【0024】また、多孔板製の床板と漏斗状の発酵槽の
底板とで区画化されたチャンバの底部に形成された排出
口から、チャンバの下方に配設されたタンクに対し挿脱
可能に垂直に延びるホースを備えているので、チャンバ
内に流出した堆積物が発酵槽床板の排出部を塞ぎ、排
気、排水を阻害することがなく、内容物が水分過多に陥
った場合でも処理の継続が可能となる。また、発酵槽が
満杯になり、発酵槽内の堆積物が堆肥化されていること
を確認したならば、発酵槽を装置本体から取り外して必
要な場所に持って行き、中身を取り出すことができ、そ
の際、ホースはタンクに対し容易に挿脱できて便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の家庭用生ゴミ堆肥化装置にお
ける攪拌装置の平面図、(b)は同攪拌装置の縦断面図
である。
【図2】本考案における攪拌装置を具備した家庭用生ゴ
ミ堆肥化装置の縦断面図である。
【図3】従来の家庭用生ゴミ堆肥化装置全体の縦断面図
である。
【図4】従来の家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装
置の平面図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ堆肥化装置本体 2 開閉蓋 21 シール部材 3 攪拌槽 31 フランジ部 33 底板 34 床
板 35 チャンバ36 排出口 37 排出ホース 4 タンク 41 エアホース 42 排水管 5 脱臭カラム 6 攪拌軸 61 アーム 62 攪拌羽根 63 ア
ーム 64 攪拌羽根65 支持部材 66 接合部 7 攪拌駆動装置 8 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C05F 1/00 - 17/02 B09B 3/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に生ゴミの投入口が開口され、生ゴ
    ミ堆積層底部に通気性を有する多孔板製の床板を有する
    発酵槽に、送風装置と、該発酵槽内に内装された攪拌装
    置を回転させる攪拌駆動装置とを有し、この攪拌駆動装
    置の回転によって発酵槽内に逐次投入される生ゴミに所
    要の攪拌作用を与え、且つ上記送風装置により空気を、
    生ゴミの堆積層を通す通気構造とした家庭用生ゴミ堆肥
    化装置において、 前記攪拌装置は、発酵槽内の中心部に垂直で且つ水平
    転可能に直立して支持された攪拌軸と、発酵槽の内壁近
    傍まで半径方向に延び、発酵槽の床板との隙間が、床板
    直上の堆積物が攪拌作用を受けない寸法である25〜4
    0mmとなるように攪拌軸の下部に装着されたアーム
    と、該アームの先端部に設けられた攪拌羽根と、多孔板
    製の床板と漏斗状の発酵槽の底板とで区画化されたチャ
    ンバと、該チャンバの底部に形成された排出口から、チ
    ャンバの下方に配設されたタンクに対し挿脱可能に垂直
    に延びるホースと、からなることを特徴とする家庭用生
    ゴミ堆肥化装置における攪拌装置。
JP6196093U 1993-11-17 1993-11-17 家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装置 Expired - Lifetime JP2584743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6196093U JP2584743Y2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6196093U JP2584743Y2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0731835U JPH0731835U (ja) 1995-06-16
JP2584743Y2 true JP2584743Y2 (ja) 1998-11-05

Family

ID=13186266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6196093U Expired - Lifetime JP2584743Y2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2584743Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4545881B2 (ja) * 2000-05-17 2010-09-15 株式会社泉精器製作所 乾燥装置
KR100660376B1 (ko) * 2006-06-01 2006-12-21 최정환 액상형 식물영양제 제조장치
KR101418605B1 (ko) * 2008-09-30 2014-07-14 코웨이 주식회사 회전스크류를 구비한 음식물 처리기의 건조로
CN113715185B (zh) * 2021-08-14 2023-06-30 龙岩市源岭新材料有限公司 一种硅橡胶滚轮弹性材料及其制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521671U (ja) * 1975-06-24 1977-01-07
JPS5398176U (ja) * 1977-01-12 1978-08-09
JPS53103879A (en) * 1977-02-19 1978-09-09 Takinami Hisao Home apparatus for producing compost
JP2520345Y2 (ja) * 1992-02-14 1996-12-18 静岡製機株式会社 家庭用生ゴミの堆肥化装置における撹拌装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0731835U (ja) 1995-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006516005A (ja) 排泄物処理装置
JP6512859B2 (ja) 廃棄物処理装置および廃棄物処理方法
JPH11156335A (ja) 有機性廃棄物の処理方法および処理装置
US5559033A (en) Method and apparatus for closed loop air circulation composting with an external air manifold
KR102050769B1 (ko) 식품폐기물 처리장치 및 방법
JP3228065B2 (ja) 生ごみ処理装置
JP2584743Y2 (ja) 家庭用生ゴミ堆肥化装置における攪拌装置
WO2015125962A1 (ja) 廃棄物処理装置および廃棄物処理方法
WO1997012031A1 (en) Method and apparatus for closed loop air circulation composting with an external air manifold
JP2520345Y2 (ja) 家庭用生ゴミの堆肥化装置における撹拌装置
JP2873416B2 (ja) 家庭用生ゴミの堆肥化装置
JP2001187375A (ja) 有機廃棄物の処理方法および処理装置
JP2665641B2 (ja) 家庭用生ゴミ堆肥化装置における通風方式
JP3782316B2 (ja) 生ごみ処理装置
JPH05221767A (ja) 家庭用生ゴミの堆肥化装置における脱臭装置
JP3229681B2 (ja) 厨芥処理装置
KR20020078956A (ko) 음식물 쓰레기 처리기의 공기 공급장치
JPH08276169A (ja) 厨房廃棄物処理装置及び方法
JPH09132489A (ja) 生ゴミ処理装置
JPH08217581A (ja) 生ゴミ処理機
JPH07144987A (ja) 汚泥の堆肥化方法及び装置
JP3138208B2 (ja) 廃棄物醗酵処理装置
JP3469612B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2013116439A (ja) 生ごみ処理装置
JP2001276789A (ja) 厨芥処理装置