JP3064979U - 静電力で紙片を装着する卓上パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の写真立てや額縁は絵画などの紙片を挟
み込む方式が知られているが、紙片の装着時に紙片の縁
取り余白部分を透明にして紙片が空中に浮くようにみえ
るデザイン効果を得るには裏板等があるために難しいも
のであった。また紙片の位置ズレ調整もやりにくいもの
であった。 【解決手段】 透明な合成樹脂などからなる板片の透明
パネル部１と紙片５との摩擦帯電により発生した静電気
の吸着力で紙片を装着するので、望むパネル位置に簡便
に装着ができ、紙片の縁取り余白部分を透明にできる。
そして、板片一枚の構造であるため安価、薄型、軽量で
見栄えがよい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】 本考案は、卓上カレンダーや絵手紙、絵画等を机 の上に飾るために使用する卓上パネルに関するものである

【０００２】

【従来の技術】 従来よりよく知られている写真立てや額縁は写真や絵画など （以下単に紙片という）の装着は紙片の前面をカバーする透明パネルと裏面にあ って紙片を押さえる裏板と固定具からなる装着方式が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 紙片を装着する場合、紙片の縁取り余白部 分を透明にして紙片が空中に浮くようにみえるデザイン的効果を得るには裏板等 があるために難しいものであった。また、紙片装着時の位置ズレ調整は前面で目 視で確認しておいても裏面に返してからの装着作業のために紙片が動いてしまい 作業をやり直すことがあった。そして、裏板の厚さは本体の薄型化と軽量化の妨 げとなっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 すなわち、本考案は透明な合成樹脂等の板片 からなるパネル面と装着させる紙片とを重ね合わせ、両者を手の指先等で押さえ つけながら動かして摩擦することにより発生する静電気の吸着力で紙片を板片に 装着する方法で前述の欠点を解決しようとするものである。なお、静電力は電荷 間の距離の２乗に反比例するので板片と紙片を密着することでより強く紙片の装 着が出来る。

【０００５】

【考案の実施の形態】 以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明す る。なお、図１において１は紙片を装着するための透明パネル部分で紙片の縁取 り余白部分は透明で紙片が空中に浮くようにみえるデザイン効果が得られる。２ はパネルを自立させるための足部。３はパネルを横置きで使用する時にパネルを 傾かせるためのテーパー部である。４は折り曲げ山線で使用時は８０度程度に曲 げてパネルを自立させ、販促品として配布するときには１８０度に曲げて使用す る。５はパネルに装着した紙片である。 図２において１は紙片を装着するための透明パネル部分。 ２はパネルを自立さ せるための足部。３はパネルを横置きで使用する時に傾かせるためのテーパー部 で、折り曲げ山線から外側に向けて幅狭となるテーパー状に形成されている。４ は折り曲げ山線。

【０００６】

【考案の効果】 以上述べたように本発明にかかる卓上パネルは、紙片の装着 に静電力を用いるので紙片を望むパネル位置に簡便に装着ができ、紙片が空中に 浮くようにみえるデザイン効果が得られるように紙片の縁取り余白部分を透明に できる。そして、構造が一枚の透明な合成樹脂等の板片で構成される非常に簡単 なものであるため、安価、薄型、軽量で見栄えがよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明にかかる卓上パネルを縦置きした状態
を示す斜視図である

【図２】 本発明にかかる卓上パネルの展開平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 透明パネル部 ２ 足部 ３ａ，３ｂ テーパー部 ４ 折り曲げ山線 ５ 紙片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明な合成樹脂などからなる板片と紙片
   との摩擦帯電により発生した静電気の吸着力で紙片を装
   着することを特徴とする卓上パネル。