JP3064749B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP3064749B2
JP3064749B2 JP18570393A JP18570393A JP3064749B2 JP 3064749 B2 JP3064749 B2 JP 3064749B2 JP 18570393 A JP18570393 A JP 18570393A JP 18570393 A JP18570393 A JP 18570393A JP 3064749 B2 JP3064749 B2 JP 3064749B2
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真 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録方式や熱転写方
式を採用した印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワープロ、パソコン、ファクシミリ装置
等のプリンタ部には、サーマルヘッドを用いた感熱記録
方式や熱転写方式の印字装置が一般的に採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッドは発熱
によって、印字を行うため、黒部分の多い原稿を印字す
ると、温度が上昇し、内部部品の破損や誤動作を招くと
いう問題点があった。本発明は上記の問題点を解決し、
サーマルヘッドの温度が上昇しても誤動作等を起こさ
ず、ユーザーに故障と判断されない印字装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の印字装置はサーマルヘッドの温度が一頁
程度の印字なら正常に行える第一の温度に達した時には
印字中の頁の印字をすべて行い、該頁の印字終了時、サ
ーマルへッドの温度が第一の温度より高くサーマルヘッ
ドの内部の破損や誤動作を生じるおそれのある第二の温
度に達していれば、サーマルヘッドの温度が第一の温度
以下になるまで通常の印字を停止することを特徴として
いる。
【0005】
【作用】上記の構成の本発明の印字装置によれば、サー
マルヘッドが一頁程度の印字なら正常に行える第一の温
度に達した時には印字中の頁の印字をすべて行い、該頁
の印字終了時、第一の温度より高くサーマルヘッド内部
破損や誤動作を生じるおそれのある第二の温度に達して
いれば、サーマルヘッドの温度が第一の温度以下になる
まで通常の印字を停止する。
【0006】即ち、サーマルヘッドの温度が上昇しても
少なくとも印字中の頁の印字は終了する。そして、その
印字終了時に、サーマルヘッドの温度が内部破損や誤動
作の恐れが生じる程度に上がっていた場合、即ち第二の
温度に達していた場合はすぐには印字を行わず、第一の
温度以下になった時に通常の印字を再開する。
【0007】通常、複数頁の印字を行う場合、頁間では
一定時間印字を停止するので、多くの場合その間にサー
マルヘッドの温度が下がり、次頁の印字が正常に行われ
る。しかし、その頁の印字終了時にサーマルヘッドの温
度が第二の温度より上がっていた場合は頁間の停止時間
中の温度低下によっても正常な印字が保証されないので
次頁の印字が開始されないこととなるが、少なくともそ
の頁の印字だけは保証され、頁の途中で印字が途切れる
等のトラブルの発生が抑えられる。正常な場合でも、頁
間では暫くの間印字を停止するので、この場合でもユー
ザーには不自然に見えず誤って故障と判断されることは
ない。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例の説明
をする。図1は本発明の一実施例の記録装置を適用した
ファクシミリ装置Fの断面図である。1は樹脂製の箱状
の装置ケースであり、同装置ケース1内部に設けられた
メインフレームfに感熱ロール紙を用いた記録紙Pが回
転可能に支持される。図中一点鎖線矢印で示される記録
紙Pの搬送方向に沿って、印字記録のための記録部Kが
設けられる。装置F上部から前部(図中左側)には原稿
読み取り部Rが設けられる。装置ケース1上部には、装
置の操作に必要なの通信キーやテンキー、コピーキー等
から成るキー操作部13が設けられる。
【0009】原稿読み取り部Rは原稿ガイド6、図中二
点鎖線矢印で表される原稿D上の画像読み取りのための
密着イメージセンサ4、密着イメージセンサ4に原稿D
を密着させて搬送するプラテンローラ5から成る。原稿
ガイド6はヒンジ部hを介して回動可能とされており、
原稿挿入口6aの蓋も兼ねている。送信時には原稿Dを
一点鎖線状態にある原稿ガイド6を介して原稿挿入口6
aから前端がプラテンローラ5と密着イメージセンサ4
の接触部分に突き当たるまで挿入する。
【0010】読み取りが開始されると原稿Dはプラテン
ローラ5によって密着イメージセンサ4に密着状態で搬
送される。密着イメージセンサ4は原稿D上の画像を電
気信号である画データに変換する。読み取られた画デー
タはその後、電話回線Lを通じて、通信相手機に送出さ
れるか又は記録部Kに送られコピーが行われる。
【0011】記録部Kは、感熱記録を行うサーマルヘッ
ド2、積極回転し記録紙Pをサーマルヘッド2に密着状
態で搬送するプラテンローラ3、原稿トレイから成る。
電話回線Lを通じて通信相手機から送られてきた画デー
タ、又は原稿読み取り部Rによって読み取られた画デー
タ(コピー時)に基づいてサーマルヘッド2が記録紙P
上に感熱記録を行い、プラテンローラ3によって原稿ト
レイ上に排出される。
【0012】次に、本実施例の回路構成について説明す
る。図2はファクシミリ装置Fの回路構成を示すブロッ
ク図である。各回路に制御信号を出力し、装置全体の動
作を制御するCPU8(主制御部)にはリードオンリメ
モリ(ROM)9、ランダムアクセスメモリ(RAM)
10、受信画データ又は読み取り画データを蓄積するイ
メージメモリ11、上記原稿読み取り部R、上記記録部
K、上記キー操作部13、送受信部14、温度センサ1
2が接続される。
【0013】ROM9には制御に必要なプログラム等固
定データが記憶され、RAM10には制御に必要な種々
のデータが一時記憶される。
【0014】送受信部14は回線の接続の制御をする網
制御部(NCU)18、CNG信号等トーン信号を発生
するトーン信号発生回路15、電話回線Lを通じて送ら
れてきた16Hzの呼び出し信号やCNG信号、CED信
号等のトーン信号を検出するトーン信号検出回路17、
画データやプロトコル信号等の変復調を行うモデム16
から成る。
【0015】温度センサ12は、記録部のサーマルヘッ
ド2に設けられ、サーマルヘッド2の温度が第一の温
度、即ち通常の状態の温度よりは高いが一頁程度の印字
ならば正常に印字可能な温度に達した時に検出出力T1
をCPU8に入力する。また、第二の温度、即ちこれ以
上高くなるとサーマルヘッド2の誤動作や内部破損を招
く恐れが生じる程度の温度に達した時にはT1とともに
検出出力T2をCPU8に入力する。
【0016】次に本実施例のCPU8による動作制御を
図3のフローチャートを参照して説明する。本フローチ
ャートはメモリ受信の場合を示している。電話回線Lを
通じて通信相手機から受信された画データは一旦全てイ
メージメモリ11に蓄積される。蓄積が完了すると、C
PU8はイメージメモリ11から受信画データを読みだ
すとともに記録部Kに印字を開始させる。記録部Kでは
プラテンローラ3が回転し、サーマルヘッド2が読みだ
された受信画データに基づいて印字を開始する(ステッ
プS1)。印字中に温度センサ12からのT1出力が無
い場合は、そのまま印字を終了する(ステップS2、S
3)。
【0017】温度センサ12からのT1出力が有る場合
は、現在印字中の頁の印字を終了し(ステップS4)、
次頁の画データが無い場合(ステップS5)はそのまま
印字を終了する。次頁の画データが有る場合で、温度セ
ンサ12からのT2出力がない場合(ステップS6)は
次頁の画データの読み出しを開始して、次頁の印字動作
に移り(ステップS9)ステップS2に戻る。サーマル
ヘッド2が次頁の印字を実際に開始するまでには暫くの
時間が経過し、その間にサーマルヘッド2に温度がある
程度下がるため、印字を停止する必要がないからであ
る。
【0018】温度センサ12からのT2出力がある場合
には、サーマルヘッド2の誤動作や内部破損の恐れがあ
るため、CPU8は温度が下がって温度センサ12から
のT1出力が無くなるまでイメージメモリ11から次頁
の画データを読みださず記録部Kの印字動作を停止させ
る(ステップS7、S8)。
【0019】上記フローチャートでは、メモリ受信の場
合のみを述べたが、コピー時も同様の制御を行ってお
り、一旦原稿上の画像を画データとして読み取ってメモ
リに蓄積した後、印字を行うメモリコピーの場合は、ス
テップS6、S7でイメージメモリからの次頁の読み出
しの当否を判断する。通常のコピーの場合は原稿読み取
り部Rに読み取られるのとほぼ同時に印字されるが、原
稿読み取り部Rセットされた次頁の原稿の読み取りの当
否をS6、S7で判断する。
【0020】上記のように制御することによって、印字
中にサーマルヘッド2の温度が第一の温度まで上昇して
も、少なくとも印字中の頁の印字は保証される。更に、
印字中の頁の印字終了後サーマルヘッド2が上記第二の
温度に達していなければ、次頁の印字動作が開始され
る。この場合は、印字動作開始から実際にサーマルヘッ
ド2が印字を開始するまでには、イメージメモリ11内
のアクセスや、プラテンローラ3による記録紙送りの時
間がかかるのでその間にサーマルヘッド2の温度が下が
り、印字に支障をきたさなくなるからである。
【0021】また、印字中の頁の印字終了後、サーマル
ヘッド2の温度が上記第二の温度に達していれば、誤動
作や内部破損を防ぐため第一の温度以下になるまで印字
を停止する。このとき、印字を停止するのではなく、通
常よりサーマルヘッドの発熱体の温度を下げ、印字濃度
を下げた印字を行ってもよい。上記実施例はメモリ受信
の場合であるが、通常の受信の場合は、頁間のハンドシ
ェイクにおいて受信側から送信側に1頁の受信が完了し
たことを知らせるために送られるMCF信号(メッセー
ジ確認信号)の送出タイミングを遅らせることによっ
て、送信側からの次頁の画データの送出を遅らせサーマ
ルヘッド2の温度低下を待つこともできる。
【0022】なお、上記実施例はファクシミリ装置の記
録部として具体化されているが、本発明の印字装置は印
字方式としてサーマルヘッド2を用いた感熱記録方式又
は熱転写記録方式を採用していればパソコン、ワープロ
のプリンタ等としても具体化可能である。
【0023】
【発明の効果】上述のように本発明の印字装置によれ
ば、印字中にサーマルヘッドの温度がある程度上がって
も、印字中の頁の印字は保証され、頁の途中で印字が途
切れる等のトラブルが防止できる。更に温度が上昇し、
サーマルヘッドの誤動作、内部破損を招くおそれが生じ
た場合は温度が下がるまで次頁の通常印字は開始しない
が、通常の場合でも頁間は印字を停止するので、ユーザ
ーに故障と判断されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の印字装置を適用したファク
シミリ装置Fの断面図である。
【図2】ファクシミリ装置Fの回路構成を示すブロック
図である。
【図3】ファクシミリ装置Fの印字動作の制御手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置ケース 2 サーマルヘッド 3 プラテンローラ 8 CPU 11 イメージメモリ 12 温度センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドの温度が一頁程度の印字
    なら正常に行える第一の温度に達した時には印字中の頁
    の印字をすべて行い、該頁の印字終了時、サーマルヘッ
    ドの温度が第一の温度より高くサーマルヘッド内部の破
    損や誤動作を生じるおそれのある第二の温度に達してい
    れば、サーマルヘッドの温度が第一の温度以下になるま
    で通常の印字を停止することを特徴とする印字装置。
JP18570393A 1993-07-28 1993-07-28 印字装置 Expired - Lifetime JP3064749B2 (ja)

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JP4935270B2 (ja) * 2006-09-25 2012-05-23 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

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