JP3064617U - 床下地材支持具 - Google Patents

床下地材支持具

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JP3064617U
JP3064617U JP1999003995U JP399599U JP3064617U JP 3064617 U JP3064617 U JP 3064617U JP 1999003995 U JP1999003995 U JP 1999003995U JP 399599 U JP399599 U JP 399599U JP 3064617 U JP3064617 U JP 3064617U
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wedge
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JP1999003995U
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Inventor
圭一 久田
Original Assignee
城東化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大引などの下面を平面的に支持でき、耐薬品
性や耐久性のよい床下地材支持具を提供する。 【解決手段】 受体1と楔体2とからなり、いずれも合
成樹脂製である。受体1の下面及び楔体2の上面は、同
じ角度の、微小凹凸の付いた傾斜面13、21になって
いる。受体1及び楔体2の平面中央部は、上下に貫通す
る接着剤通過用の孔を有する穿孔部14、23になって
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、大引や根太などの床下地材を、所望の位置で下面支持する為の支 持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
大引や根太などの床下地材は、撓み防止の為に、適当な位置で、その下面を支 持する必要がある。この為に従来、例えば、コンクリート打ちのベタ基礎上に床 を構成する場合などで、床高が低い時には、一般に大引とコンクリート面との間 に楔状の木レンガを打ち込んで、大引の下面支持を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の木レンガを用いる方法では、木レンガの傾斜面で、大引 の下面を直接、受け止める為、大引を片縁でしか支持できず、下面を平面的に支 持する訳ではないので、支持力に乏しい上に、安定が悪いという問題がある。加 えて、木レンガは、木製である為、防蟻剤や防腐剤などの薬品に対する耐性が低 く、更に耐久性や強度の点でも充分ではない。
【0004】 本考案は、このような点に鑑み、大引などの下面を平面的に支持できる床下地 材支持具を提供するにある。また、本考案は、耐薬品性が高く、耐久性や強度に 優れた床下地材支持具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の床下地材支持具の技術的手段は、いずれも合成樹脂製の受体と楔体と からなり、受体の下面及び楔体の上面は互いに接し合う、同一の角度の傾斜面に なっていることにある。
【0006】 また、受体や楔体の傾斜面には、滑り止め用の微小凹凸を形成するのがよい。 更に、受体や楔体には、上下面に貫通する、接着剤通過用の孔を形成してもよい 。また、受体の上面及び楔体の下面に窪みを形成してもよい。更に、受体の側壁 内面に傾斜案内溝を形成し、他方、楔体にはこの溝と嵌係合する案内突条を形成 するのがよい。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の支持具の実施の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。支持具は 2体構成で、受体1と楔体2とからなり、いずれも合成樹脂製の一体成形物であ る。先ず、概略を図1、2によって説明すると、受体1は大引3の下面に宛てが うようにしてセットする。受体1の上面11は水平面であり、大引3の下面と平 面的に接触する。12は受体1の前端縁に、上方に突出するように形成した当り 鍔で、大引3の側面と当接する。受体1の下面は、ゆるやかな角度の傾斜面13 になっている。この傾斜面13と、基礎のコンクリート面Bとの間に楔体2が挿 込まれる。楔体2の上面は、同じ角度の傾斜面21になっていて、両傾斜面13 、21は互いに接触する。また、楔体2の下面22はコンクリート面4と接触す るようになる。
【0008】 受体1の詳細な形状は、図3、4、5に示されている。図3の底面図から分か るように、傾斜面13は、中央の穿孔部14を挟んで、その両側に設けられてい て、傾斜面13の表面には滑り止めの為の微小凹凸が形成されている。また、穿 孔部14には、図4に示されるように、上下面に貫通する孔が適数形成されてい て、この孔を通って接着剤が上下面に流動移行することができる。更に、受体1 の両側縁には、足となる側壁15が設けられていて、この側壁15の内面には、 図5に示されるように、複数の突条によって、傾斜案内溝16が形成されている 。また、図2に示されるように、受体1の上面11には、接着剤の付きを良くす るため、多数の窪み17が形成されている。
【0009】 楔体2の詳細な形状は、図6、7に示されている。図6の平面図から分かるよ うに、傾斜面21は、中央の穿孔部23を挟んで、その両側に設けられていて、 傾斜面21の表面には、滑り止め用の微小凹凸が形成されている。また、穿孔部 23には、図7に示されるように、上下面に貫通する、接着剤通過用の孔が形成 されている。更に、傾斜面21の両側縁には案内突条24が形成されていて、こ の突条24は前記の傾斜案内溝16に嵌係合する。
【0010】 次に、前記本考案の支持具の使用方法について説明する。先ず、図1のように 受体1を、大引3の下面に宛てがうようにセットする。この際、受体1の上面1 1に接着剤を厚く塗布しておく。次に受体1の下に楔体2を挿込む。この際、楔 体の案内突条24を受体の案内溝16に嵌合させる。また、楔体2の上下面にも 、同様に接着剤5を厚く塗布しておく。楔体2の挿込みにより、傾斜面で互いに 接している受体1は上方に押し上げられるが、この際、受体上面11は水平状態 を保持する。従って、上昇した受体上面11は大引3の下面とぴったりと平面的 に接触するようになる。なお、受体の当り鍔12が大引3の側面に当接している ので、楔体2の挿込に伴って、受体1が後方に押し動かされることはない。
【0011】 楔体2の挿込みは、大引3との隙間が完全に無くなるまで、叩き込むようにし て強く押込む。両傾斜面13、21には微小凹凸が形成されているので、一旦、 挿込んだ楔体2はその位置で保持され、抜け出すことはない。更に、前記の如く 接着剤が塗付されているので、大引下面と受体上面11や、受体1と楔体2、及 び楔体下面22とコンクリート面4とは、互いに強固に接着固定されるようにな る。なお、受体1及び楔体2には中央に穿孔部14、23があって、接着剤は上 下に流動移行可能であるので、接着剤は各部に過不足なく行き渡るようになり、 その上、受体上面11及び楔体下面22には窪み17、24があるので、接着剤 の付きが良く、各部材間はしっかりと接着固定される。このようにして、支持具 の取付けが完了すると、大引3は強固に下面支持されるので、使用中に撓むこと はない。
【0012】 本考案は前記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の 記載の範囲内で自由に変形実施可能である。
【0013】
【考案の効果】
本考案の支持具は、受体と楔体との2体構成で、受体の上面は水平を保持して 、上昇するので、大引などの下面とは平面的に接触するようになり、床下地材を しっかりと、かつ安定的に固定保持できる。また、本考案の支持具は、合成樹脂 製であるので、従来の木製のものに比べて、耐薬品性に富む他、強度及び耐久性 に優れ、長期に互って、安心して使用できる。更に、本考案の支持具は、構造が 簡単で、一体成形可能であるので、製造コストが低く、廉価に提供可能であり、 また、現場での作業性も良いなどの実用上の利点を有する。
【0014】 請求項2のものは、傾斜面に微小凹凸が形成されているので、打ち込んだ楔体 はその位置で、強固に位置保持され、抜け出すことがないので、長期使用の場合 でも、常に安定した支持力を得ることができる。
【0015】 請求項3のものでは、受体と楔体には、接着剤通過用の孔が設けられていて、 接着剤が過不足なく、各部に行き渡るので、接着固定強度を高めることができ、 また、施工不良を防止できる。
【0016】 請求項4のものでは、接着面に窪みがあって、接着剤の付きが良いので、大引 やコンクリート面に、受体及び楔体を強固に接着固定できる。
【0017】 請求項5のものでは、溝と突条とで案内するので、受体下面への楔体の挿込み を、スムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の概要を示す断面図。
【図2】支持具の斜視図。
【図3】受体の底面図。
【図4】A−A断面図。
【図5】B−B断面図。
【図6】楔体の平面図。
【図7】C−C断面図。
【符号の説明】
1 受体 2 楔体 3 大引 4 コンクリート面 5 接着剤 11 受体上面 12 当り鍔 13、21 傾斜面 14、23 穿孔部 15 側壁 16 傾斜案内溝 17、24 窪み 22 楔体下面 24 案内突条

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれも合成樹脂製の受体と楔体とから
    なり、受体の下面及び楔体の上面は互いに接し合う、同
    一の角度の傾斜面になっている床下地材支持具。
  2. 【請求項2】 受体及び楔体の傾斜面には滑り止め用の
    微小凹凸が形成されている請求項1記載の床下地材支持
    具。
  3. 【請求項3】 受体及び楔体には、上下面に貫通する、
    接着剤通過用の孔が形成されている請求項1記載の床下
    地材支持具。
  4. 【請求項4】 受体の上面及び楔体の下面に窪みが形成
    されている請求項1記載の床下地材支持具。
  5. 【請求項5】 受体の側壁内面に傾斜案内溝が形成され
    る一方、楔体にはこの溝と嵌係合する案内突条が形成さ
    れている請求項1記載の床下地材支持具。
JP1999003995U 1999-06-07 1999-06-07 床下地材支持具 Expired - Lifetime JP3064617U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053425A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 Nok株式会社 密封装置

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