JP3064302U - 捺染された布帛、紙等の乾熱式発色装置 - Google Patents

捺染された布帛、紙等の乾熱式発色装置

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JP3064302U
JP3064302U JP1999002567U JP256799U JP3064302U JP 3064302 U JP3064302 U JP 3064302U JP 1999002567 U JP1999002567 U JP 1999002567U JP 256799 U JP256799 U JP 256799U JP 3064302 U JP3064302 U JP 3064302U
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JP
Japan
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heating roll
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dry
fabric
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JP1999002567U
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Inventor
穣 安村
和良 宮岡
幸一 吉岡
Original Assignee
倉庫精練株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加熱ロールと、表面にフッ素樹脂あるいはそ
れと同等程度の剥離性能を有するものを薄くフィルム状
にコーティングすることにより、染料・糊剤等による汚
染を生じないようにしたエンドレス状の搬送コンベアー
からなり、更に加熱ロール及び搬送コンベアーの汚染を
拭き取る拭き取りローラーを具備した、乾熱処理による
発色が可能な染料にて捺染された布帛や紙を発色する乾
熱式発色装置。 【効果】 汚染防止のために、加熱ロールと搬送コンベ
アーの間に白無垢の生地を挟み込む等の面倒な作業を行
なうことなく、捺染布帛の先端を加熱ロールと搬送コン
ベアーの間に挟み込むだけで乾熱処理による発色が簡単
に行なうことが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乾熱処理による発色が可能な染料を使用して、インクジェット方式 や従来の機械式捺染により捺染された、布帛や紙の発色・固着を行なうための乾 熱式発色装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
捺染された布帛を直接加熱ロール等と接触させて乾熱処理による発色・固着す る場合において、捺染布帛の表面を加熱ロールに密着させた場合、使用されてい る染料・糊剤等が加熱ロールに付着し、それらが捺染面に付着し汚染を生じてし まうという問題がある。これを防止する方法として加熱ロールの表面にフッ素樹 脂を含んだ焼き付け塗装を行なう方法があるが、剥離性能が不十分であるため完 全に汚染を防止することは出来ない。
【0003】 そのため、捺染布帛と加熱ロールの間に、白無垢の布帛または紙を挟み込んだ りして汚染を防ぐという方法がとられるが、非常に作業性が悪いという問題があ った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、上記の問題を解決するためにな されたものであり、その目的とするところは、煩雑な作業を行なわずに汚染を防 止できる乾熱方式による発色装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、捺染布の裏側を加熱ロールに密着させ、加熱ロール表面に汚れ が付着しないようにし、更に搬送コンベヤーに汚れが付着しないようにその材質 を表面にフッ素樹脂(PTFT)あるいは、その同等程度の性能品(以下、フッ 素樹脂という)を薄くフィルム状にコーティングされた物を用いることにより解 決することが出来る。
【0006】 あるいは、上記の搬送コンベヤーに使用した物を継ぎ目なく加熱ロールに貼る ことが出来れば、捺染布帛の加熱は表からでも裏からでも構わないことになる。 また、その場合には搬送コンベヤーの材質も耐熱性さえ有しておればフェルトや ラバーでも構わない。
【0007】 上述の方法にて再付着による汚染を殆ど防止することが出来るが、それだけで は静電気等の力やその他なんらかの力が作用し、どうしても汚れが付着すること があり完全ではない。
【0008】 その点をより完全に為さしむるために、加熱ロールの出口に加熱ロール1や搬 送コンベアー2の表面を拭き取るロール8が具備されている。そのロール8は汚 れを拭き取る役目をする布やフェルト等12が幾重にも巻き付けられており、そ の布等が汚れると、表面に露出した部分のみを引っ張り出して、切り取るだけの 簡単な作業で新しい部分を露出させ、布がなくなるまで何度でも使用できる。布 等が汚れる度にロールよりそれを取り外し、再度布等を巻き付けたり取り付ける 等の面倒な作業を必要としない。
【0009】 波及効果として同ローラー8は、搬送コンベアー2の動きに対して反対方向に 回転しているため、発色後静電気等の力で搬送コンベアー2の表面に、貼り付い た状態で出てきた場合の捺染布帛10の引き剥がしの役目も兼ね、発色後出てき た捺染布帛10をその都度自動的に排出してくれ、そのための特別な装置や人の 手を煩わせる必要がない。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照した実施例に基づき、本考案を更に具体的に説明する。 図1は本考案の基本的な構成を表わす説明図であり、図2、図3は各布帛ある いは付着物の挙動を模式的に示したものである。
【0011】 インクジェット方式の捺染機や、従来からの機械式捺染機等で捺染された布帛 の発色において、蒸熱を使用した発色方法、あるいは乾熱気流を用いた発色方法 とは異なり、直接発色対象とする捺染布帛を150〜200℃程度に加熱したロ ール1に密着させ、発色させる方法である。
【0012】 密着方法としてエンドレス状の搬送コンベアー2を用い、加熱ロール1と搬送 コンベアー2の間に捺染布帛を挟み込ませつつ、各々を同速度で回転させて加熱 ロールに密着させる。この方法により捺染布帛10は長い状態では勿論のこと、 裁断された短い状態でも1枚1枚繋ぎ合わせることなく加熱ロール部へ送り込む ことができる。
【0013】 まず、最初に置き台9の上におかれた捺染布帛10を手等でゆっくり押し図2 の様に加熱ロール1と搬送ベルト2の間に捺染布帛の先端を挟み込ませる。先端 が挟み込まれるとその後は、加熱ロール1に密着した状態で1枚1枚が捺染布帛 10−2や10−3の様に搬送されるため、各々を繋ぎ合わせる必要がない。
【0014】 次にガイドロール3および4の間を進む間に捺染布帛10は裏面から加熱ロー ルにより加熱され、発色・固着される。加熱時間は回転速度の調整により任意に 設定される。その際、捺染10は捺染された裏面より加熱されるため加熱ロール 1に染料・糊剤等11が付着することはない。捺染布帛10の表に接触する搬送 コンベアー2は先に述べた様に剥離性が非常に優れており、更に拭き取りロール が具備されているため、汚れが付着せず捺染布帛10への汚染もない。
【0015】 発色された捺染布帛10は簡単に剥離され、剥離しにくい場合でも拭き取りロ ールによりしごき落とされるため、取り忘れによる失敗を防ぐことが出来る。ま た、下に箱等を設置しておけば人手をかけることなく入れることが出来る。
【0016】 搬送コンベアー2に付着した染料・糊剤等13は図3に書かれている様な状態 で拭き取りロール8に拭き取られる。
【0017】 3から7迄は搬送コンベアーのためのガイドロールであり、内1本が駆動ロー ルである。
【0018】
【発明の効果】
本考案の乾熱式発色装置は上述のごとく構成されるので、本考案によるときは 汚染防止のために加熱ロールと搬送コンベアーの間に白無垢の生地を挟み込む等 の面倒な作業を行なうことなく、捺染布帛の先端を加熱ロールと搬送コンベアー の間に挟み込むだけで簡単に乾熱処理による発色が行なうことが出来る乾熱式発 色装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の乾熱式発色装置の概要を示す基本的構
成図である。
【図2】布帛の挙動を模式的に示した図である。
【図3】布帛上の染料・糊剤等の付着物の挙動を模式的
に示した図である。
【符号の説明】
1 加熱ロール 2 搬送コンベアー 8 拭き取りロール 9 置き台 10 捺染布帛 10−2 捺染布帛 10−3 捺染布帛 11 染料・糊剤 12 布やフェルト 13 搬送コンベアーに汚染した染料・糊剤

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾熱処理による発色が可能な染料等により
    捺染された布帛や紙等の発色・固着を行なうために使用
    される乾熱式発色装置で、温度調節が可能な加熱ロール
    と、そのロールに対して捺染布帛の均一なる密着と搬送
    を兼ねたコンベアーで主に構成されたことを特徴とする
    乾熱式発色装置。
  2. 【請求項2】加熱ロールと搬送コンベアーが染料等によ
    り汚染を生じにくいように剥離性、平滑性に優れた材質
    からなる請求項1に記載の乾熱式発色装置。
  3. 【請求項3】捺染布帛に対する汚染をより完全に防ぐた
    め、加熱ロールや搬送コンベアーの表面の汚れを拭き取
    るための布等を幾重にも巻き付けた拭き取りローラーが
    設けられている請求項1に記載の乾熱式発色装置。
  4. 【請求項4】拭き取りローラーが搬送コンベアーの動き
    に対して反対方向に回転し、発色後静電気等の力で、搬
    送コンベアーの表面に貼り付いた状態で出てきた場合の
    捺染布帛の引き剥がしの役目を兼ね備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の乾熱式発色装置。
JP1999002567U 1999-03-11 1999-03-11 捺染された布帛、紙等の乾熱式発色装置 Expired - Lifetime JP3064302U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108206A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 株式会社アフィット 昇華型インクを使った布地・紙染色装置

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