JP3064143U - 持ち帰り用丼もの - Google Patents

持ち帰り用丼もの

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JP3064143U
JP3064143U JP1999003492U JP349299U JP3064143U JP 3064143 U JP3064143 U JP 3064143U JP 1999003492 U JP1999003492 U JP 1999003492U JP 349299 U JP349299 U JP 349299U JP 3064143 U JP3064143 U JP 3064143U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】持ち帰り用丼ものを、常に調理直後のものと同
様に新鮮な食感・風味を残した状態で食せるようにす
る。 【解決手段】丼容器1内に、下部に白飯3を入れ、その
上から丼の具4をかけて蓋2をした持ち帰り用丼ものに
おいて、上記丼容器1内の白飯3と丼の具4との間に、
耐熱性フィルム5を介在させてなるもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として持ち帰り用の丼ものに関し、それを食する直前までは容器 下部の白飯と上部の丼の具とが混じりあわず、店で調理直後のできたての食感・ 風味を維持できるようにしたことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、例えば親子丼、牛丼、卵丼、天丼その他の丼ものが、食堂等の店内で食 するだけでなく、持ち帰り用としても販売されている。これらは店頭で、例えば 耐熱性をもつ樹脂製の丼容器内に、下部に白飯を入れ、その上から丼の具をかけ て、蓋をした状態で販売されているのが一般である。
【0003】 これらの持ち帰り用丼ものも、持ち帰って直ぐに食する場合には、白飯や具も 冷えていないし、具のだし汁が白飯全体に浸透したりしておらず、調理直後のも のと同様に、比較的新鮮な食感・風味を残した状態で食することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の持ち帰り用丼ものを、持ち帰っても直ぐに食しない場合の如 く時間が経過すると、白飯や丼の具が冷えるし、具のだし汁が白飯全体に浸透し てしまう。これでは調理直後のものに比べて、新鮮な食感・風味がなくなり、美 味しく食することができない。
【0005】 本考案は、上記従来の持ち帰り用丼ものがもつ問題点を解決することを課題と して考案したものである。即ち、持ち帰り用丼ものを持ち帰っても直ぐに食しな い場合の如く時間が経過して、例えば電子レンジで加熱して食するような場合に も、調理直後のものと同様に新鮮な食感・風味を残した状態で食することができ る、持ち帰り用丼ものを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る持ち帰り用丼ものは、 丼容器1内に、下部に白飯3を入れ、その上から丼の具4をかけて蓋2をした 持ち帰り用丼ものにおいて、 上記丼容器1内の白飯3と丼の具4との間に、耐熱性フィルム5を介在させて なるものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
上記構成において、蓋2付きの丼容器1は、有害物質の溶け出しがないことは 勿論であるが、電子レンジによる加熱に対応できる耐熱性のあることが必要で、 陶器製のものが望ましい。しかし有害物質の溶け出しがなく、耐熱性があり、か つ後の処分時に有毒ガスの発生等の問題が生じないものなら、例えばポリスチレ ンまたはポリプロピレン等の樹脂製としてもよい。
【0008】 耐熱性フィルム5も、有害物質の溶け出しのないことは勿論であるが、丼もの を電子レンジで温める際の温度に対応した耐熱性をもつものである。例えばセロ ファン紙を用いることが望ましいが、上記丼容器1と同様の問題が生じないもの なら、例えば耐熱性のポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、高密 度ポリエチレン等の樹脂製としてもよい。
【0009】 上記耐熱性フィルム5は、例えば白飯3を入れた丼容器1内に収まるように、 平面形状を円形状としてもよいが、白飯3上に置いた際に、外縁寄りの少なくと も一部が丼容器1と蓋2の間からはみ出すようにしておくことが望ましい(図1 参照)。これは、丼容器1と蓋2とが接する間に該耐熱性フィルム5が介在する ことで、丼容器1と蓋2とが密閉状態になり易いと共に、後で該耐熱製フィルム 5を引抜き易くするためである。
【0010】 該耐熱性フィルム5の平面形状は多角形状、例えば四角形状としておけば、四 隅が丼容器1や蓋2の間からはみ出しているから、該耐熱性フィルム5を引き抜 く際にそこを摘んで引抜き易くなる。また平面形状を円形状として、外周の一部 に摘まみ用の舌片6を形成したもの(図3参照)としてもよい。
【0011】 また、該耐熱性フィルム5は、丼容器1内の白飯3上で周辺部が上方へ折り返 されて皿状となる円形状としてもよい。なおここで丼ものとは、例えば親子丼、 牛丼、卵丼、天丼、うな丼、かつ丼や中華丼等をいう。
【0012】 本考案に係る持ち帰り用丼ものは、食堂等の店で丼容器1内に温かい白飯3を 入れて、その上に耐熱性フィルム5を載置し、その上から調理した丼の具4をか けて、そこに蓋2をした状態(上記図1参照)で、店頭販売すればよい。
【0013】 持ち帰り用丼ものを買った者は、それを持ち帰って食すればよいが、持ち帰っ て直ちに食するならば、丼容器1の蓋2をしたまま又は蓋2を開けてから、耐熱 性フィルム5を引抜いて、白飯3の上に丼の具4が載った状態(図2参照)にし て食すればよい。
【0014】 この場合は、持ち帰りの間に白飯3や丼の具4が冷えたりしていないし、両者 3,4間の耐熱性フィルム5により、具4のだし汁が白飯3全体に浸透したりし ていないから、調理直後の食感・風味で食せることになる。
【0015】 他面で、上記持ち帰り用丼ものを、持ち帰っても直ぐに食しない等で時間が経 過した場合には、丼容器1のまま電子レンジに入れて必要な時間の加熱をした後 に、上記と同様に、蓋2をしたまま又は蓋2を開けてから、耐熱性フィルム5を 引抜いて、白飯3の上に丼の具4が載った状態(上記図2参照)にして食すれば よい。
【0016】 上記の如く電子レンジで加熱することにより、白飯3や丼の具4が温まること は勿論であるが、食する直前に温まった白飯3の上に温まった丼の具4が初めて かけられることになる。そのため、具4のだし汁が白飯3全体に浸透したりして おらず、調理直後の丼ものと同様に新鮮な食感・風味を残した状態で、美味しく 食せることになる。
【0017】
【実施例】
図は本考案に係る持ち帰り用丼ものの実施例を示すものである。 1は蓋2付きの丼容器を示し、ここでは陶器製のものを用いている。これは、 上記の如く有害物質の溶け出しがなく、耐熱性があり、かつ後の処分時の問題等 を考慮したためであるが、樹脂の種類によってその心配がないなら、例えば発泡 樹脂製としてもよい。
【0018】 5は耐熱性フィルムを示し、ここではセロファンを用いている。これも、耐熱 性とともに、上記と同様な有害物質の溶け出しや後で処分時の問題等を考慮した ためである。該耐熱性フィムル5の形状は、丼容器1の外径より大きめの四角形 状にし、これを白飯3上に置いた際に、該耐熱製フィルム5の四隅が丼容器1や 蓋2の間からはみ出すようにしてある(上記図1参照)。
【0019】 該耐熱性フィルム5を、四隅が丼容器1や蓋2の間からはみ出すようにしてあ るので、丼容器1と蓋2との間が密閉状態になり易いと共に、はみ出した部分を 摘んで引き抜き易い。なお該フィルム5の厚みは、図では厚く描いているが、こ こでは厚さ50μm程度のものを用いたけれども、それに限るものではない。
【0020】 しかしこの耐熱製フィルム5も、樹脂の種類によって上記問題の心配がないな ら樹脂製としてもよいし、またその平面形状を白飯3を入れた丼容器1内に収ま る円形状としたり、外周の一部に引抜き用の舌片6を形成したもの(上記図3参 照)でもよい。
【0021】 3は白飯、4は丼の具を示すが、ここでの丼ものは親子丼としており、鶏肉・ 卵・玉葱・青ネギの具材と、醤油・味醂・砂糖・酒・調味料等によるだし汁を用 いて調理したものを丼の具4とした。
【0022】 そして食堂等の店では、上記丼容器1内に炊きたての白飯3を入れ、白飯3の 上に上記耐熱性フィルム5をその四隅が丼容器1と蓋2の間からはみ出すように 載せ、その上に上記調理した丼の具4を載せて、その上から蓋2をした状態で店 頭販売した。
【0023】 これを購入した者が、持ち帰って直ちに食する場合には、上記のとおり、蓋2 をしたまま又は蓋2を開けてから、耐熱性フィルム5のはみ出した部分を摘んで 引き抜く。これで、白飯3の上に丼の具4が載った状態になるから(上記図2参 照)、これを食すればよい。
【0024】 この場合に、持ち帰りの間に白飯3や丼の具4が冷えていないし、両者3,4 間にフィルム5があったことで、具4のだし汁が白飯3全体に浸透したりしてお らず、調理直後の食感・風味で食することができた。
【0025】 また上記持ち帰り用丼ものを、持ち帰って時間が経過した後に食する場合は、 丼容器1のままで電子レンジに入れて必要な時間で加熱をし、電子レンジから取 り出した後に蓋2をしたまま又は蓋2を開けてから、耐熱性フィルム5のはみ出 した部分を摘んで引き抜く。これで白飯3の上に丼の具4が載った状態になるか ら(上記図2参照)、これを食すればよい。
【0026】 この場合に、白飯3や丼の具4が温まっていることは勿論であるが、温まった 白飯3の上に温まった丼の具4がこの段階で初めてかけられる。それまでは具4 のだし汁が白飯3全体に浸透したりしておらず、この場合も調理直後の丼ものと 同様に、新鮮な食感・風味を残した状態で、美味しく食することができた。
【0027】 なお上記実施例は、親子丼に関するものであるが、それに限らず牛丼、卵丼、 天丼、うな丼、かつ丼、中華丼等についても同様であることは言うまでもない。 上記図示実施例の丼容器1は、蓋2が丼容器1の内側に嵌まる構造の一般的な ものであるが、図4はそれと異なり蓋2が丼容器1の外側に被せるような場合を 示すものである。
【0028】
【考案の効果】
以上で明らかな如く、本考案に係る持ち帰り用丼ものは、持ち帰って直ぐに食 する場合は勿論のこと、直ぐに食さず時間が経過後に電子レンジで加熱して食す る場合にも、調理直後のものと同様に新鮮な食感・風味を残した状態で食するこ とができる。
【0029】 即ち、従来の持ち帰り用丼ものでは、持ち帰っても直ぐに食しない場合の如く 時間が経過すると、白飯や丼の具が冷えるし、具のだし汁が白飯全体に浸透する ため、調理直後のものに比べて、新鮮な食感・風味がなくなり、美味しく食する ことができなかった。
【0030】 これに対して、本考案に係る持ち帰り用丼ものでは、上記の如く丼容器内で白 飯と丼の具との間に、耐熱性フィルムを介在させてある。そのため、持ち帰って 直ちに食する場合に、蓋をしたまま又は蓋を開けて、上記耐熱性フィルムを引き 抜き、白飯の上に丼の具がかかった状態にして食すれば、食する直前に白飯に具 のだし汁がかかるので、調理直後の食感・風味で食することができる。
【0031】 この持ち帰り用丼ものを時間が経過した後に食する場合は、丼容器のまま電子 レンジに入れて加熱後、蓋をしたまま又は蓋を開けて、耐熱性フィルムを引き抜 き、白飯上に丼の具がかかった状態にして食すればよい。この場合も、温まった 白飯の上に初めて温まった丼の具がかけられるから、調理直後のものと同様に、 新鮮な食感・風味を残した状態で、美味しく食することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る持ち帰り用丼ものの実施例を示す
縦断正面図である。
【図2】図1で示したものを食する際に耐熱性フィルム
を引き抜いた状態を示す縦断正面図である。
【図3】耐熱性フィルムの他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】丼容器が別の形状の場合の実施例を示す一部切
り欠き斜視図である。
【符号の説明】
1−丼容器 2−蓋 3−白飯 4−丼の具 5−耐熱性フィルム 6−舌片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】丼容器1内に、下部に白飯3を入れ、その
    上から丼の具4をかけて蓋2をした持ち帰り用丼ものに
    おいて、 上記丼容器1内の白飯3と丼の具4との間に、耐熱性フ
    ィルム5を介在させたことを特徴とする、持ち帰り用丼
    もの。
  2. 【請求項2】耐熱性フィルム5を、白飯3上に載せた際
    に外縁寄りの少なくとも一部が丼容器1と蓋2との間か
    らはみ出す形状にしてある、請求項1に記載の持ち帰り
    用丼もの。
  3. 【請求項3】耐熱性フィルム5を、白飯3を入れた丼容
    器1内に収まる円形状で、かつ外周の一部に、丼容器1
    と蓋2の間からはみ出す引抜き用の舌片6を形成してあ
    る、請求項1に記載の持ち帰り用丼もの。
  4. 【請求項4】耐熱性フィルム5を、白飯3を入れた丼容
    器1内に収まるとともに、周辺部が上方へ折り返される
    円形状としてある、請求項1に記載の持ち帰り用丼も
    の。
JP1999003492U 1999-05-21 1999-05-21 持ち帰り用丼もの Expired - Lifetime JP3064143U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060514A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 龍廣 矢野 持ち帰り容器
JP2016111994A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社大和 調理済み食品及びそのセパレートシート

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