JP3064126U - 自転車用緩衝器及びこの緩衝器をそなえた自転車 - Google Patents

自転車用緩衝器及びこの緩衝器をそなえた自転車

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JP3064126U
JP3064126U JP1999003471U JP347199U JP3064126U JP 3064126 U JP3064126 U JP 3064126U JP 1999003471 U JP1999003471 U JP 1999003471U JP 347199 U JP347199 U JP 347199U JP 3064126 U JP3064126 U JP 3064126U
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振 興 易
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巨大機械工業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性材の材質によらず、自転車の振動をてこ
比の関係なく緩衝減衰させることができる緩衝器を提供
する。 【解決手段】 緩衝器20として、第1、第2のフレーム
30、40とが相対揺動可能に連結されてなる自転車1のフ
レーム10のいずれかのフレーム部の連結部位に取付けら
れるブラケット50と、このブラケット50に一体保持され
た心棒21と、該心棒21にその中心端221を一体結合させ
た渦巻ばね22の先端222をその内周面23aの一箇所に係
止させると共に、その外周面23bを前記フレーム10の他
方のフレーム部の連結部位一体揺動可能に取付けた外側
スリーブ23とで構成してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は自転車用緩衝器及びこの緩衝器をそなえた自転車に関し、特にモーメ ントアームの長短に関係なく振動を吸収減衰させることができる自転車用緩衝器 と、この緩衝器を介して別々な二つのフレーム部を連結して構成される自転車に 関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車用緩衝器は、コンパクトで軽量でなければならない。この種の従来例と しては、台湾專利公告(実)325029号と(意) 309300号とがある。前者はシートパ イプのサドル下側にコイルばねを取付け、後部フレームとしてのチェーンステー とシートステーとは、それぞれてこを介してボトムブラケットとトップパイプと に揺動自在にリンク連結され、前記コイルばねはシートステーとトップパイプを 連結したてこの中間に付勢当接させた構成としてあり、後者は、同じく後部フレ ームをシートパイプに対し揺動自在にリンク連結させると共に、チェーンステー の枢接先端をさらに先へ延長させ、延長先端とダウンパイプの下端突起部との間 にコイルばねを付勢連結させて緩衝器を構成している。前記2例のいずれも、ば ねの弾性をてこの支点及び2ヵ点のいずれかに働かせ、他の作用点で受けた振動 を緩衝している。このような緩衝器から得られる緩衝効果は、ばねの弾力に加え 、モーメントアームまたはてこの比にも大きく左右される。しかるにコンパクト かつ軽量という自転車の実用性の面からの制限を受け、その効果も限度がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の自転車用緩衝器における問題点に鑑み、本考案の目的は、さほどサ イズや重さを増やすことなく、しかもてこの比の大小によらず、自転車の振動を 緩衝減衰させることができる緩衝器及びこれをそなえた自転車を提供することに ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案における、緩衝器は、第1、第2のフレーム 部とが相対的に揺動可能に連結された自転車のフレームのいずれか一方のフレー ム部の連結部位に取付けられたブラケットと、このブラケットに一体保持された 心棒と、該心棒にその中心端が一体的に連結された渦巻ばねと、円筒状に該渦巻 ばねの外周部を覆い且つ渦巻ばねの先端をその内周面の一箇所に係止させると共 に、その外周面を前記フレームの他方のフレーム部の連結部位に連結した外側ス リーブとで構成されている。
【0005】 上記のように構成された緩衝器は、ブラケットと外側スリーブとがそれぞれば ねを介して緩衝される力点をなし、いずれか一方が力の作用を受ければばねを経 て他方へ伝わり、ばねにより作用力が減衰緩和される。この際両者は心棒を軸と して相対な角回動をする。
【0006】 本考案によれば、上記ブラケットと外側スリーブとに上記角回動の最大範囲を 限定する歯止め手段を設けることもできる。こうすれば、ばねが過大な衝撃によ り破断することから防ぐことができる。
【0007】 本考案の緩衝器においては、さらに、上記ブラケットが、その板状腹部が好ま しくは円曲面をなし、そして両円弧形端縁より直交方向へ上記心棒両端を保持す る板状張出受が突設されており、また、上記外側スリーブには、その外周面部の 2箇所に、上記のブラケットの腹板の両側辺と当接することにより、ばねの振幅 をその弾性振動範囲内に制限する歯止め手段が突設されて、ばねを破断から防ぐ ようにすることもできる。
【0008】 また、本発明に係る自転車は、フレームが主として、シートパイプとトップパ イプとダウンパイプとで組合せられ、前輪やハンドル、シートをそなえる第1の フレーム部と、ほぼシートステーとチェーンステーとボトムブラケットとで組合 せられ、後輪やチェーン駆動機構をそなえる第2のフレーム部とにより形成され 、前記第1のフレーム部と第2のフレーム部とが、緩衝器を介して相対的回動可 能に結合されていることを特徴とする。
【0009】 上記自転車において、上記緩衝器が、第1と第2のフレーム部のいずれか一方 のフレーム部に取付けられたブラケットと、このブラケットに一体保持された心 棒と、該心棒に中心端を一体結合させた渦巻ばねと、円筒状をして該渦巻ばねを 外周部より覆い且つ渦巻ばねの先端とその内周面が係合していると共に、その外 周面を上記第1、第2のフレーム部の他方のフレーム部と連結させた外側スリー ブとにより構成されていることを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態例に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例 のみに限定されない。
【0011】 次に、本考案の実施例について図1〜4を参照して説明する。自転車1の実施 態様としては、図1に示すように、自転車フレーム10をほぼシートパイプとトッ プパイプとダウンパイプとを組合せられ、前輪やハンドル、シートなどを取付け てなる(図示略)第1のフレーム部30と、ほぼシートステーとチェーンステーとボ トムブラケットとで組合せられ、後輪やチェーン駆動機構など(図示略)を取付け てなる第2のフレーム部40とに別々になっていると共に、緩衝器20を介して前記 第1、第2のフレーム部30、40が相対的に回動可能に連結されている。
【0012】 さらに、本考案の緩衝器としては、図1中符号20で示す例では、図2及び図3 に示される如く、ブラケット50、心棒21、渦巻ばね22及び外側スリーブ23をそな えている。前記ブラケット50は、前記フレーム10の第2のフレーム部40に取付け られ、彎曲したプレートよりなる腹部500の凹面501側の両端部53、53にそれぞれ 張出受51、51が互いに平行に突設されている。前記心棒21は、両端に設けられた 角端部211、211が前記張出受51、51の中心に開けられた六角形の嵌込座511、511 と嵌合係合される六角座金53、53に設けられた四方形ロック穴531、531に嵌着さ れ、ボルト535で心棒21と六角座金53とを連結することにより前記ブラケット50 に固持されている。
【0013】 上記六角座金53、53の互いに対向する内面にはハブ部530、530が突設されてお り、そのハブ部530、530にボール軸受230、230が装着され、そのボール軸受230 、230に前記外側スリーブ23の両端に装着されたリング状の端蓋235、235が嵌着 され、その外側スリーブ23がハブ部530、530に心棒21を中心として回転可能に装 着されている。そしてその外周面23bが前記フレーム10の第1のフレーム部30に 固着されている。一方、前記渦巻ばね22は、中心端221が前記心棒21の胴部210に 形成された長方形溝213に係合され、前記胴部210の周りに巻付けられている。
【0014】 更に、前記外側スリーブ23の外周面23bには、彎曲状外周面23bに対応して彎 曲状の四方形歯止めブロック231が設けられ、歯止めブロック231の軸方向に沿う 一対の対辺234、234にはゴム製クッション238、238が固着されている。また、前 記ブロック231の中央に穴232が穿設され、その穴232に対応して、前記外周面23 bにも穴239が開設されている。前記外側スリーブ23の内面には、上記穴232、23 9に挿通された、ネジ233によって、歯止めブロック231とともに前記ばね22の先 端部222が穴223を介して固着されている。なお、前記渦巻ばね22が前記心棒21の 胴部210の周りを巻付いているときに、その渦巻のすきまをわたやプラスチック などの材料24を充填するのがよい。
【0015】 前記構成によれば、前記ブラケット50と前記外側スリーブ23とを介して前記第 1と第2とのフレーム部30、40が連結され、前記ブラケット50と前記外側スリーブ 23との間の前記渦巻ばね22により、自転車から前記第1のフレーム部30及び第2 のフレーム部40に伝わる振動によって生じる前記ブラケット50と前記外側スリー ブ23との間の相対的回動運動が緩和減衰される。
【0016】 また、本実施例は、前記回動運動の振幅を制限するものとして、振幅の一方の 限界を画定する前記外側スリーブ23の外周面23bに設けられた歯止めブロック231 と、前記歯止めブロック231から離開した他方の振幅限界位置に設けられた円筒 状歯止めブロック54を備えている。なお、前記円筒状歯止めブロック54は、ネジ 237によって前記外側スリーブ23に螺着されている。また、前記腹部500の一対の 平行側の一辺52には、前記円筒状歯止めブロック54と当接するための円弧形凹部 521が設けられている。
【0017】 上記構成によれば、自転車は走行時に生じる振動を、フレームから外側スリー ブ23とブラケット50を介して、ばね22によって緩衝減衰させることができる。さ らに、前記回動運動が所定以上に達すると、前記外側スリーブ23に設けられた歯 止めブロック231或は54がブラケット50の側辺と当接することによって、制限さ れるので、過大な振動でもばねの弾性を損なうことなく緩和減衰させることがで きる。
【0018】
【考案の効果】
従って、上記のように構成された緩衝器は、ばねの中心端が自転車フレームの 第2のフレーム部と連結されたブラケットに係合し、ばねの先端部が同フレーム の第1のフレーム部と連結された前記外側スリーブに係合し、さらに、前記ブラ ケットと前記外側スリーブとの間の相対的な回動運動を制限することができる歯 止め手段として歯止めブロックを設けることにより、自転車の振動を、ばねの材 質やモーメントの長短に関係なく、緩和減衰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の自転車及び緩衝器の構成を示す局部
横断側面図である。
【図2】図1の点線部分の拡大図である。
【図3】図1における緩衝器の構成を示す拡大分解斜視
図である。
【図4】図3の組立状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
20 緩衝器 30 第1のフレーム部 40 第2のフレーム部 50 ブラケット 21 心棒 22 渦巻ばね 23 外側スリーブ 231、54 歯止めブロック(手段) 500 腹部 51,51 張出受 230 軸受 534a、b ワッシャ 555 カバー

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2のフレームとが相対的に揺動
    可能に連結された自転車のフレームのいずれか一方のフ
    レーム部の連結部位に取付けられたブラケットと、この
    ブラケットに一体保持された心棒と、該心棒に中心端が
    一体的に連結された渦巻ばねの先端を内周面の一箇所に
    係止させると共に、外周面を他方のフレーム部の連結部
    位に連結した外側スリーブとで構成したことを特徴とす
    る自転車用緩衝器。
  2. 【請求項2】 上記ブラケットと外側スリーブには、上
    記揺動の最大範囲を限定する歯止め手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の自転車用緩衝器。
  3. 【請求項3】 上記ブラケットは、その板状腹部が円曲
    面をなし、その両端円弧形端縁より直交方向へ上記心棒
    両端を保持する板状張出受が突設されており、また、上
    記外側スリーブには、その外周面部の2箇所に、上記の
    ブラケットの腹部の両側辺と当接することによりばねの
    振幅をその弾性振動範囲内に制限する歯止め手段が突設
    されていることを特徴とする請求項2に記載の自転車用
    緩衝器。
  4. 【請求項4】 フレームが、主としてシートパイプとト
    ップパイプとダウンパイプとで組合せられ、前輪やハン
    ドル、シートをそなえる第1のフレーム部と、ほぼシー
    トステーとチェーンステーとボトムブラケットとで組合
    せられ、後輪やチェーン駆動機構をそなえる第2のフレ
    ーム部とにより形成されており、前記第1のフレーム部
    と第2のフレーム部とが、緩衝器を介して相対的回動可
    能に結合されていることを特徴とする自転車。
  5. 【請求項5】 上記緩衝器が、上記第1、第2のフレー
    ムのいずれか一方のフレーム部に取付けられるブラケッ
    トと、このブラケットに一体保持された心棒と、該心棒
    にその中心端が一体結合された渦巻ばねの先端を内周面
    部の一箇所に係止させると共に、外周面部を上記第1、
    第2のフレーム部の他方のフレーム部と連結させた外側
    スリーブとで構成されていることを特徴とする請求項4
    に記載の自転車。
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