JP3064024B2 - 遠隔監視制御システムのラインモニタ - Google Patents

遠隔監視制御システムのラインモニタ

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JP3064024B2
JP3064024B2 JP3030379A JP3037991A JP3064024B2 JP 3064024 B2 JP3064024 B2 JP 3064024B2 JP 3030379 A JP3030379 A JP 3030379A JP 3037991 A JP3037991 A JP 3037991A JP 3064024 B2 JP3064024 B2 JP 3064024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主制御装置と複数の端
末器との間で時分割多重伝送方式によって制御および監
視のためのデータを伝送するようにした遠隔監視制御シ
ステムのラインモニタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、主制御装置と複数の端末器と
の間で時分割多重伝送方式によって制御および監視のた
めのデータを伝送するようにした遠隔監視制御システム
として、図9に示すようなものが知られている。すなわ
ち、それぞれ固有のアドレスを設定した複数の端末器
2、3と、主制御装置1とを、一対の線路よりなる信号
線Lsを介して接続したものがある。端末器2、3とし
ては、スイッチSなどの接点の状態を監視入力として入
力する監視用の端末器2、負荷Lが接続された制御用の
端末器3がある。ここにおいて、図9では、説明を簡単
にするために、監視用の端末器2と制御用の端末器3と
を1つずつ図示しているが、実際にはそれぞれ複数の端
末器2、3が信号線Lsに接続される。
【0003】この遠隔監視制御システムでは、主制御装
置1から図10(a)に示すような形式を有した伝送信
号Vsを送出することにより、各端末器2、3を制御す
るようになっている。すなわち、伝送信号Vsは、図1
0(a)に示すように、信号の送出開始を示すスタート
パルスST、信号のモードを示すモードデータMD、端
末器2、3を呼び出すアドレスデータAD、負荷Lを制
御する制御データCD、伝送誤りを検出するチェックサ
ムデータCS、端末器2、3からの返送期間を設定する
信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多
重信号であって、パルス幅変調によってデータが伝送さ
れるようになっている(図10(b)参照)。
【0004】各端末器2、3は、信号線Lsを介して受
信された伝送信号VsのアドレスデータADが固有のア
ドレスとしてあらかじめ設定されているアドレスデータ
と一致したときに、その伝送信号Vsの制御データCD
を取り込む。また、信号線Lsの線路間を適当な低イン
ピーダンスを介して短絡して送出される電流モードの返
送信号を、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して
端末器2、3から主制御装置1に返送することにより監
視データを主制御装置1に伝送するようになっている。
【0005】一方、主制御装置1には、ダミー信号送信
手段と、割込み処理手段とが設けられている。ダミー信
号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとした
伝送信号Vsを常時送出する。また、割込み処理手段
は、監視用の端末器2から図10(c)に示すような割
込み信号Viが返送されたとき、割込み信号Viを発生
した監視用の端末器2を検出し、その端末器2にアクセ
スして監視データを返送させるようになっている。割り
込み信号Viは監視用の端末器2でスイッチSを操作す
ると発生するようになっている。さらに、主制御装置1
では、上述のようにして監視用の端末器2から返送され
た監視データに基づいて、アドレスによる対応関係が設
定された負荷Lを制御する制御用の端末器3への制御デ
ータCDを作成するとともに、その制御データCDを信
号線Lsを介して制御用の端末器3に時分割多重伝送す
ることにより、各負荷Lを個別にオン、オフ制御する。
【0006】すなわち、監視用の端末器2はスイッチS
を操作したときに割込み信号Viを送出し、割込み信号
Viを受信した主制御装置1では伝送信号Vsを送出
し、信号返送期間に監視データとしてオンまたはオフに
対応するデータを含む返送信号を受信するのである。主
制御装置1では、監視用の端末器2からの監視データ
と、制御すべき負荷Lを備えた制御用の端末器3との対
応関係が設定されており、この対応関係に従って制御用
の端末器3の負荷Lをオン、オフ制御する。ここに、各
端末器2、3では、信号線Lsに常時伝送されている伝
送信号Vsを整流平滑化して電源としている。ただし、
負荷Lには別途に設けた電源ACにより給電される。
【0007】ところで、上述のような遠隔監視制御シス
テムでは、システムの規模が大きくなると端末器2、3
のアドレスが重複して設定されることがあり、また、な
んらかの原因で信号線Lsの線路間が短絡されることも
ある。しかして、従来よりシステムの動作の異常状態を
監視するために、信号線Lsに接続して用いられるライ
ンモニタが提供されている。従来のラインモニタは、異
常状態が生じたときに、異常の種別を表示し、また、異
常状態が生じた時点でアクセスされた端末器2、3のア
ドレスを表示するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のラインモニ
タでは、異常状態が生じた時点の情報のみに基づいて異
常の発生を報知するようにしているものであるから、再
現性の少ない誤動作などでは異常状態の発生原因を解析
するのが困難であるという問題がある。たとえば、上記
構成のラインモニタでは、異常が、一過性のものか定常
的なものかを識別することができないから、ノイズなど
による異常か、システムの構成自体に起因する異常かを
識別することができず、また、ノイズによる異常である
ことがわかったとしても、単発的なノイズによるもの
か、定期的なノイズによるものかの識別ができないとい
う問題がある。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、異常状態が生じたときに信号線上の信号の履
歴を記憶することによって、異常状態の発生原因が容易
に解析できるようにした遠隔監視制御システムのライン
モニタを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1では、上記目的
を達成するために、それぞれ固有のアドレスを設定した
複数の端末器と、主制御装置とを一対の線路よりなる信
号線を介して接続し、アドレスを用いて各端末器に各別
にアクセスして制御データを時分割多重伝送する伝送信
号を主制御装置から送出するとともに、信号線の両線路
間に低抵抗を接続して得られる電流モードの返送信号に
より端末器からの監視データを主制御装置に返送するよ
うにした遠隔監視制御システムのラインモニタであっ
て、信号線の伝送状態の異常を検出する異常検出手段
と、信号線を伝送される信号のうち現時点から所定個数
前までの信号を一時的に格納する記憶手段を備えている
のである。
【0011】請求項2では、異常検出手段は、信号線の
両線路間の電圧変化を検出して伝送信号を監視する伝送
信号監視部を備えているのである。請求項3では、異常
検出手段は、信号線の両線路間の電圧変化を検出して伝
送信号を監視する伝送信号監視部と、信号線の一方の線
路上で主制御装置と端末器との間の電流変化を検出して
返送信号を監視する返送信号監視部とを備えているので
ある。
【0012】請求項4では、記憶手段に格納された信号
が転送されて格納されるフロッピディスク装置を備えて
いるのである。請求項5では、記憶手段に格納された信
号を外部に出力するRS−232−Cのインタフェース
を備えているのである。請求項6では、記憶手段に格納
された信号を外部に出力するパラレルインタフェースを
備えているのである。
【0013】
【作用】請求項1の構成によれば、信号線を伝送される
信号のうち現時点から所定個数前までの信号を一時的に
格納する記憶手段を備えているので、信号線上の信号の
履歴を記憶することができるのであって、異常状態が発
生した時点で信号の履歴を分析すれば、異常状態の発生
原因が容易に解析できるようになるのである。
【0014】請求項2および請求項3の構成は、望まし
い実施態様である。請求項4の構成によれば、記憶手段
に格納された信号をフロッピディスク装置に転送して格
納するから、長期間に亙って大量の情報を蓄積すること
ができて、異常状態の発生原因の解析が一層容易になる
のである。また、異常状態の発生以後の信号の履歴に関
する情報をフロッピディスクに蓄積することによって、
コンピュータなどによって構成された別途の解析装置に
データを転送することができるのであり、異常状態の発
生原因の解析作業が容易になるものである。
【0015】請求項5および請求項6の構成によれば、
インタフェースを介して別途の解析装置にデータを転送
することができるのであり、異常状態の発生原因の解析
作業が容易になるものである。
【0016】
【実施例】本実施例では、図4に示すように、3つの端
子T1 〜T3 を有するラインモニタLMについて説明す
る。ラインモニタLMは、信号線Lsの一方の線路にラ
インモニタLMを挿入する形で端子T1 、T2 を接続
し、また、他方の線路に端子T3 を接続する。すなわ
ち、伝送信号は、複極の時分割多重伝送信号であるから
端子T1 と端子T3 との間で信号線Lsの両線路の線間
電圧の変化によって検出され、また、返送信号は、電流
モードであるから端子T1 と端子T2 との間で線路に流
れる電流の変化によって検出されるのである。ここで、
すべての端末器2、3について返送信号をラインモニタ
LMで検出するためには、主制御装置1から端末器2、
3に向かって最初の端末器2、3を接続するまでの位置
で、信号線LsにラインモニタLMの端子T1 、T2
挿入することが必要である。
【0017】図1に示すように、端子T1 と端子T2
の間に流れる電流は、返送信号検出部11を介して電圧
に変換され、マイクロコンピュータよりなる判定制御部
10に入力される。また、端子T1 と端子T3 との間の
電圧は、伝送信号検出部12を介して判定制御部10に
入力される。ここに、返送信号検出部11および伝送信
号検出部12は、アイソレーション用のフォトカプラP
1 、PC2 を備えている。
【0018】判定制御部10は、内蔵したROMに書き
込まれているプログラムに従って、図2に示す動作をす
る。すなわち、伝送信号および返送信号に対して対応す
る処理を行った後、信号解析テーブルを参照して異常状
態が発生しているかどうかを判定する。また、判定制御
部10は、アドレスバスABおよびデータバスDBを介
して接続された記憶手段としてのバッファメモリ13に
すべての伝送信号および返送信号を書き込む。バッファ
メモリ13の読み書きの制御は、制御線CLを介して行
う。
【0019】バッファメモリ13は、図3に示すよう
に、アドレスが循環的に配列されたメモリであって、多
数のスロット14を有している。各スロット14はそれ
ぞれ一組の伝送信号(以後、伝送信号は返送信号を含む
ものとする)を書き込むことができる大きさを有してい
る。また、アドレスが循環的に配列されているというの
は、データを格納するアドレスを、バッファメモリ13
の先頭アドレスから順にインクリメントして最終アドレ
スに達したときに、再び先頭アドレスに戻すという意味
である。すなわち、アドレスを指定するポインタPが循
環的に変化するように制御するのである。このようにし
て、所定個数(バッファメモリ13のスロット14の
数)の伝送信号をバッファメモリ13に常時格納するこ
とができるのである。換言すれば、バッファメモリ13
は、現時点から所定個数だけ前まで遡って所定個数の伝
送信号を格納していることになる。
【0020】判定制御部10において、異常状態の発生
が検出されたときに、その後も伝送信号が発生するよう
な異常状態の場合には、以後、伝送信号をバッファメモ
リ13に複数個格納し、バッファメモリ13への伝送信
号の書込みを一旦停止する。また、信号線Lsの短絡の
ように伝送信号が以後に発生しない異常状態の場合に
は、その時点で書込みを停止すればよい。バッファメモ
リ13への書込みを停止した後、バッファメモリ13に
格納されている伝送信号のうち、所要個数の伝送信号を
大容量記憶装置15に転送する。ここで、異常発生時の
前後の伝送信号がバッファメモリ13に格納されていれ
ば、異常発生時の前後のデータを大容量記憶装置15に
転送し、異常発生時よりも前の伝送信号のみが格納され
ていれば、それを転送する。大容量記憶装置15として
は、大容量メモリやフロッピディスク装置を用いること
ができる。バッファメモリ13から大容量記憶装置15
に転送される伝送信号の個数は、異常状態を過去の履歴
によって解析する際に必要と考えられる個数であって、
異常状態の種別にかかわりなく一定にしてもよいし、ま
た、種別ごとに異なる個数にしてもよい。ここに、バッ
ファメモリ13から大容量記憶装置15へのデータの転
送時には、異常状態の発生時刻や異常状態の種別などの
所要情報も合わせて大容量記憶装置15に格納する。こ
のようにして、大容量記憶装置15には、異常状態が発
生したときの過去または前後の履歴が発生時刻や異常状
態の種別などとともに逐次蓄積されるのである。バッフ
ァメモリ13から大容量記憶装置15へのデータの転送
を行った後には、バッファメモリ13を再び開放して伝
送信号の書込みを続ける。
【0021】ところで、判定制御部10には、RS−2
32−Cインタフェース16およびパラレルインタフェ
ース17がアドレスバスAB、データバスDB、制御線
CLを介して接続されており、大容量記憶装置15に格
納されたデータを、パーソナルコンピュータなどで構成
した外部の解析装置に必要に応じて転送できるようにな
っている。ここに、RS−232−Cインタフェース1
6によるデータ伝送のために、判定制御部10は受信バ
ッファおよび送信バッファを備えている。大容量記憶装
置15としてフロッピディスク装置を用いている場合に
は、データを格納したフロッピディスクのデータを解析
装置で読み取ることができる。ここにおいて、RS−2
32−Cインタフェース16、パラレルインタフェース
17は必要に応じて設ければよい。
【0022】また、判定制御部10には、正常な伝送信
号が伝送されているときに点灯する表示灯や異常状態が
生じたときに点灯する表示灯などを備えた表示部18が
接続され、システムの状態が表示されるようになってい
る。判定制御部10のリセットは、電源投入時にリセッ
ト回路19より出力されるリセット信号によって行わ
れ、リセット信号が判定制御部10に入力されると、判
定制御部10のプログラムが起動されるようになってい
る。
【0023】図5ないし図8は、上述したラインモニタ
LMの各種形態の外観を示すものである。図5に示すも
のは、大容量記憶装置15として大容量メモリを用いた
ものであって、インタフェースとしてはRS−232−
Cインタフェース16のみを設けたものである。ケース
20はJIS形式のラックに装着できるように幅寸法が
設定され、ケース20の前面の両側部にはラックへの取
付用のフランジ21が設けられる。また、ケース20の
前面には正常時に点灯する表示灯18a、異常時に点灯
する表示灯18b、電源が投入されると点灯する表示灯
18cが配置されている。ケース20の背面からは電源
線22を引き出し、ケース20の背面には端子T1 〜T
3 とRS−232−C用のコネクタ(図示せず)とを設
ける。
【0024】図6に示すものは、内部構成は図5に示し
たものと同様であって、分電盤協約寸法における単位寸
法の5倍の大きさを有したケース20を用いている。ケ
ース20の前面には、端子T1 〜T3 、電源用の端子T
4 、T5 、表示灯18a、18b、18c、RS−23
2−Cインタフェース用のコネクタ23が設けられてい
る。
【0025】図7に示すものは、分電盤協約寸法におけ
る単位寸法に対して横幅を2倍、縦幅を4倍にしたケー
ス20を備えている。また、大容量記憶装置15として
はフロッピディスク装置24を備え、インタフェースは
備えていないものである。フロッピディスク装置24は
ケース20の側面に設けられ、アクセス表示灯25やフ
ロッピディスクを取り出すための取出用ボタン26など
もケース20の側面に設けられる。
【0026】図8に示すものは、パーソナルコンピュー
タなどにより構成された解析装置の各種ボード取付用の
スロットに挿入できるようにボード27として構成した
ものであって、インタフェースとしてはパラレルインタ
フェース17が用いられ、解析装置から給電されるよう
になっている。また、解析装置の背面に露出する部位に
端子T1 〜T3 が設けられている。
【0027】上記各実施例では、伝送信号と返送信号と
を検出できるように構成していたが、端子T2 および返
送信号検出部11を省略し、伝送信号のみを検出するよ
うに構成してもよい。この場合には、ラインモニタLM
を信号線Lsの上のどの位置にでも接続することができ
るようになるから、ラインモニタLMを信号線Lsに対
して着脱するように構成することも可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のように、信号線を伝送さ
れる信号のうち現時点から所定個数前までの信号を一時
的に格納する記憶手段を備えているので、信号線上の信
号の履歴を記憶することができるのであって、異常状態
が発生した時点で信号の履歴を分析すれば、異常状態の
発生原因が容易に解析できるようになるという利点があ
る。
【0029】記憶手段に格納された信号をフロッピディ
スク装置に転送して格納するものでは、長期間に亙って
大量の情報を蓄積することができて、異常状態の発生原
因の解析が一層容易になるのである。また、異常状態の
発生以後の信号の履歴に関する情報をフロッピディスク
に蓄積することによって、コンピュータなどによって構
成された別途の解析装置にデータを転送することができ
るのであり、異常状態の発生原因の解析作業が容易にな
るという利点がある。
【0030】記憶手段に格納された信号を外部に出力す
るインタフェースを備えたものでは、インタフェースを
介して別途の解析装置にデータを転送することができる
のであり、異常状態の発生原因の解析作業が容易になる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示すブロック図である。
【図2】実施例における判定制御部の動作説明図であ
る。
【図3】実施例における判定制御部とバッファメモリと
の関係を示す説明図である。
【図4】実施例におけるラインモニタの伝送線への接続
状態を示す説明図である。
【図5】実施例の外観の一例を示す斜視図である。
【図6】実施例の外観の他の例を示す斜視図である。
【図7】実施例の外観のさらに他の例を示す斜視図であ
る。
【図8】実施例の外観の別の例を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る遠隔監視制御システムを示す概略
構成図である。
【図10】図9に示した遠隔監視制御システムの動作説
明図である。
【符号の説明】
1 主制御装置 2 監視用の端末器 3 制御用の端末器 10 判定制御部 11 返送信号検出部 12 伝送信号検出部 13 バッファメモリ 14 スロット 15 大容量記憶装置 16 RS−232−Cインタフェース 17 パラレルインタフェース

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ固有のアドレスを設定した複数
    の端末器と、主制御装置とを一対の線路よりなる信号線
    を介して接続し、アドレスを用いて各端末器に各別にア
    クセスして制御データを時分割多重伝送する伝送信号を
    主制御装置から送出するとともに、信号線の両線路間に
    低抵抗を接続して得られる電流モードの返送信号により
    端末器からの監視データを主制御装置に返送するように
    した遠隔監視制御システムのラインモニタであって、信
    号線の伝送状態の異常を検出する異常検出手段と、信号
    線を伝送される信号のうち現時点から所定個数前までの
    信号を一時的に格納する記憶手段を備えて成ることを特
    徴とする遠隔監視制御システムのラインモニタ。
  2. 【請求項2】 異常検出手段は、信号線の両線路間の電
    圧変化を検出して伝送信号を監視する伝送信号監視部を
    備えて成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制
    御システムのラインモニタ。
  3. 【請求項3】 異常検出手段は、信号線の両線路間の電
    圧変化を検出して伝送信号を監視する伝送信号監視部
    と、信号線の一方の線路上で主制御装置と端末器との間
    の電流変化を検出して返送信号を監視する返送信号監視
    部とを備えて成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔
    監視制御システムのラインモニタ。
  4. 【請求項4】 記憶手段に格納された信号が転送されて
    格納されるフロッピディスク装置を備えて成ることを特
    徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システムのライン
    モニタ。
  5. 【請求項5】 記憶手段に格納された信号を外部に出力
    するRS−232−Cのインタフェースを備えて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システムの
    ラインモニタ。
  6. 【請求項6】 記憶手段に格納された信号を外部に出力
    するパラレルインタフェースを備えて成ることを特徴と
    する請求項1記載の遠隔監視制御システムのラインモニ
    タ。
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