JP3063863B2 - マニピュレ−タの操作装置 - Google Patents

マニピュレ−タの操作装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマニピュレ−タの操作装
置に係り、とくにオペレ−タが許容された操作限界を越
えてグリップを操作したときにグリップに大きな反力を
作用させるようにして動作の安全化を計ったマニピュレ
−タの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマニピュレ−タ用操作装置は特開
平1−240286号公報に記載のように、操作装置の
ハンドル部に設けたスイッチにより位置/姿勢指令と速
度指令とを切替え、グリップを操作してマニピュレ−タ
の上記位置/姿勢または速度を制御するようにしてい
た。まず、図2〜4により上記従来装置の概要を説明す
る。図2はマニピュレ−タとその操作装置の構成例を示
す図であり、全体はハンドコントロ−ラ系210とスレ
−ブマニピュレ−タ系220とにより構成され、ハンド
コントロ−ラ系210は例えば宇宙ステ−ション内に設
置され、スレ−ブマニピュレ−タ系220は宇宙空間内
に設置される。オペレ−タはハンドコントロ−ラ系21
0内のスイッチ216により制御の種類を指定し、グリ
ップ215を操作してスレ−ブマニピュレ−タ系220
を移動させる。
【0003】上記の制御の種類は基本的に2種類に分類
される。その第1は位置/姿勢制御であり、オペレ−タ
が動かしたグリップ215の変位に対応してスレ−ブマ
ニピュレ−タ221の先端部を変位させる。第2は速度
制御であり、スレ−ブマニピュレ−タ221の先端部を
オペレ−タがグリップ215の変位量に比例する速度で
その方向に移動させる。また、上記速度制御にはオペレ
−タがグリップ215からスレ−ブマニピュレ−タ22
1に作用する力/トルクを反作用として感じ取れるよう
にする制御も含まれる。ハンドコントロ−ラ系210は
マスタア−ムとなるハンドコントロ−ラ211,入出力
装置212、演算処理部213等よりなり、オペレ−タ
はハンドコントロ−ラ211のグリップ215を操作
し、その根本にある6軸力センサ214がグリップ21
5に作用する力やトルク等を検出する。またグリップ2
15に取付けられたスイッチ216により上記制御モ−
ドを切替えて指定する。
【0004】同様にスレ−ブマニピュレ−タ系220も
入出力装置222、演算処理部223を備え、また、各
関節はぞれぞれのアクチュエ−タによって駆動されその
角度は各角度センサによって検出される。スレ−ブマニ
ピュレ−タ221の手首部にかかる力やトルク等は手首
部にある6軸力センサ224により検出される。図3は
図1における信号の流れ図である。グリップ215に作
用する力やトルク等は6軸力センサ214により検出さ
れ、その信号313は入出力装置212を経由して演算
処理部213に取り込まれる。同様にオペレ−タが操作
したスイッチ216の信号314も入出力装置212を
経由して演算処理部213に取り込まれる。
【0005】演算処理部213は上記信号313、31
4等に応じてハンドコントロ−ラ系210に関する制御
演算を行い、ハンドコントロ−ラ211内の各関節への
指令値311を出力する。入出力装置212は指令値3
11に応じて各関節内モ−タの電流を制御し、各関節角
センサにより検出される各関節の関節角信号312は演
算処理部213に送られる。スレ−ブマニピュレ−タ系
220の動作も同様である。演算処理部223はスレ−
ブマニピュレ−タ221内の各関節への指令値321を
出力し、入出力装置222は指令値321に応じて各関
節を駆動し、これに対応する各関節角信号322は入出
力装置222を経由して演算処理部223に取り込まれ
る。また、力やトルク等は6軸力センサ224により検
出され、その信号323は同様に演算処理部223に取
り込まれる。なお、6軸力センサ214と同224は共
に6軸分の力とトルクを検出するため6種類の信号を出
力する。演算処理部213と演算処理部223間は信号
331と同332により結合されている。
【0006】図4は上記各関節のアクチュエ−タ/セン
サと各入出力装置及び演算処理部間の信号の流れを示す
ブロック図である。なお、ハンドコントロ−ラ211と
スレ−ブマニピュレ−タ221内にはそれぞれ6個の関
節がある場合を示している。ハンドコントロ−ラ211
内の上記6個の関節のアクチュエ−タ401〜406は
演算処理部213から入出力装置212を経由する信号
により駆動される。また、それぞれの各関節角は各関節
角セン407〜412により検出されて入出力装置21
2を経由して演算処理部213に送られる。スレ−ブマ
ニピュレ−タ221内の各関節についても同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、オペレータはグリップがその動作領域を越えないよ
うに注意してグリップを操作する必要があり、また、グ
リップが動作領域を越えた場合にはスレーブマニピュレ
ータの動きが停止したり、電源が遮断されたりするとい
課題があった。また、スイッチによる操作モードを切
り替えた場合に、グリップの動作領域を操作モードに対
応して適切に設定しにくいという課題もあった。本発明
の目的は、上記課題を解決すべく、第1および第2の操
作モードにおいてスレーブマニピュレータに対してオペ
レータがグリップの動作領域を意識することなく、常に
最適に操作することができ、安全性を図ることができる
ようにしたマニピュレータの操作装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、各関節に、各関節を駆動するアクチュエ
ータと各関節の角度を検出する角度検出センサとを備
え、先端に6軸力センサを介して3軸方向の位置と3軸
回りの姿勢とを操作するグリップを取付けた6自由度の
関節機構から構成され、手先先端部に6軸力センサを取
付けた6自由度から構成された関節型のスレーブマニピ
ュレータを操作するための関節型のマニピュレータの操
作装置であって、前記グリップの基準位置および姿勢に
対して設定されたグリップの許容動作領域を記憶する記
憶手段と、前記各角度検出センサで検出される各関節の
角度を正座標変換して得られるグリップの位置および姿
勢が前記記憶手段に記憶されたグリップの許容動作領域
の限界に近づいたか否かを監視し、グリップの位置およ
び姿勢がグリップの許容動作領域の限界に近づいたとき
動作限界信号を発生する動作領域チェック回路と、前記
操作装置の6軸力センサから検出されるグリップに与え
られる6軸の力に応じた信号と前記マニピュレータの6
軸力センサから検出される手先に与えられる6軸の力に
応じた信号との差信号に対して、前記動作領域チェック
回路から動作限界信号が発生した際グリップが動作限界
から離れる向きの反力信号を加え、この加えられた力信
号を逆座標変換して得られる信号に基いて前記各アクチ
ュエータを駆動し、前記各角度検出センサで検出される
各関節の角度を正座標変換して得られるグリップの位置
および姿勢を示す信号を出力し、この出力される信号に
基いて前記マニピュレータの各アクチュエータを駆動制
御する第1の操作モード制御手段と、前記操作装置の6
軸力センサから検出されるグリップに与えられる6軸の
力に応じた信号に対して、前記動作領域チェック回路か
ら動作限界信号が発生した際グリップが動作限界から離
れる向きの反力信号を加え、この加えられた力信号を逆
座標変換して得られる信号に基いて前記各アクチュエー
タを駆動し、前記各角度検出センサで検出される各関節
の角度を正座標変換して得られるグリップの位置および
姿勢を示す信号を出力し、この出力される信号に基いて
前記マニピュレータの各アクチュエータを駆動制御する
第2の操作モード制御手段と、前記第1および第2の操
作モード制御手段の何れかを選択する選択スイッチとを
備えたことを特徴とする
【0009】
【作用】本発明のスレーブマニピュレータを操作する操
作装置は、グリップの基準位置および姿勢に対して設定
されたグリップの許容動作領域を記憶する記憶手段と、
各角度検出センサで検出される各関節の角度を正座標変
換して得られるグリップの位置および姿勢が前記記憶手
段に記憶されたグリップの許容動作領域の限界に近づい
たか否かを監視し、グリップの位置および姿勢がグリッ
プの許容動作領域の限界に近づいたとき動作限界信号を
発生する動作領域チェック回路とを設けることによっ
て、第1の操作モードにおいては操作装置の6軸力セン
サから検出されるグリップに与えられる6軸の力に応じ
た信号とマニピュレータの6軸力センサから検出される
手先に与えられる6軸の力に応じた信号との差信号に対
して、反力信号を加え、この加えられた力信号を逆座標
変換して得られる信号に基いて各アクチュエータを駆動
することによってグリップに強い反力を発生させ、第2
の操作モードにおいては操作装置の6軸力センサから検
出されるグリップに与えられる6軸の力に応じた信号に
対して、反力信号を加え、この加えられた力信号を逆座
標変換して得られる信号に基いて各アクチュエータを駆
動することによってグリップに強い反力を発生させるよ
うに構成したので、常に最適に操作することができ、操
作の安全性を図ることができる
【0010】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。図1は本発明におけるハンドコントロ−ラ211の
制御系統図であり、同図下部中程に描かれた「動作領域
チェックロジック」のブロック108が本発明により追
加された動作モ−ドである。スイッチ216を押す毎に
操作モ−ド選択ロジックに信号が送られハンドコントロ
−ラ211の操作モ−ドが第1の操作モ−ドから第2の
操作モ−ドへ、またはその逆に切り替えられる。第1の
操作モ−ドではスレ−ブマニピュレ−タ221の先端が
ハンドコントロ−ラ211先端の位置/姿勢に追随して
動き、第2の操作モ−ドではスレ−ブマニピュレ−タ2
21の先端がハンドコントロ−ラ211の押し込み量
(基準状態からのずれ)に比例する速度で移動するよう
に制御される。なお、第1および第2の操作モ−ド内に
はそれぞれの動作領域が記憶されている。
【0011】第1の操作モ−ドが選択された場合には、
動作領域チェックロジックは現在のグリップ215の位
置/姿勢信号103と第1の操作モ−ドに対する動作領
域信号101とを比較し監視する。第2の操作モ−ドが
選択されている場合も同様である。オペレ−タの操作中
にグリップ215が動作限界に近づくと、動作領域チェ
ックロジックは反力発生ロジックに反力発生指示信号1
05を送信し、反力発生ロジックはこれに応じてグリッ
プ215が動作限界から離れる向きの反力信号106ま
たは107を発生してこれを第1または第2の操作モ−
ドに送信する。
【0012】図5は上記第1の操作モ−ドにおける制御
ブロック図、図6は第2の操作モ−ドにおける制御ブロ
ック図である。ハンドコントロ−ラの動きはグリップ2
15によりスレ−ブマニピュレ−タに伝達される。図5
においてはこの動きの伝達は従来と同様にして行われて
いる。ハンドコントロ−ラの各角度センサからの関節角
信号312を正変換してハンドコントロ−ラ先端の位置
/姿勢状態信号501を生成する。正変換とはハンドコ
ントロ−ラの各関節角からその時の位置/姿勢状態を算
出するための操作であり、逆変換はこの操作の逆の演算
操作を意味する。スレ−ブマニピュレ−タの各角度セン
サからの関節角信号322も同様に正変換されてその先
端の位置/姿勢状態信号502に変換される。スレ−ブ
マニピュレ−タのアクチュエ−タはこの二つの位置/姿
勢状態信号501と502間の差信号503を逆変換し
た信号504により駆動される。
【0013】従来装置では上記位置/姿勢の制御におい
て、ハンドコントロ−ラ211の先端に作用する力とス
レ−ブマニピュレ−タ221の先端に作用する力が等し
ければグリップ215には反力を作用させないようにし
ていた。すなわち図5において、ハンドコントロ−ラ2
11とスレ−ブマニピュレ−タ221の6軸力センサ信
号313と323の正変換信号505と506の差分5
07をそのまま逆変換してハンドコントロ−ラのアクチ
ュエ−タに戻すようにしていたので信号505と同50
6が等しいときには上記アクチュエ−タの入力はゼロと
なり、図7の点線に示すようにグリップには反力が発生
しなかった。
【0014】これにたいして、本発明では図7の実線で
示すように、グリップ215の押し込み量が位置/姿勢
の許容限界を越えると急激に大きな反力を発生するよう
にしてマニピュレ−タ先端の位置/姿勢状態が許容範囲
を越えないようにする。このため図5においては、ブロ
ック108によりハンドコントロ−ラ先端の位置/姿勢
状態信号501をチェックして上記許容限界を越えた場
合には信号105を生成してアクチュエ−タにかかる反
力を急増させる。図6は第2の操作モ−ドの制御ブロッ
ク図であり、ハンドコントロ−ラの角度センサ信号31
2からスレ−ブマニピュレ−タのアクチュエ−タ入力6
05までの経路の動作は従来装置と同様なので説明を省
略するが、これによりスレ−ブマニピュレ−タの先端は
グリップ215の押込み量に比例する速度で移動するよ
うになっていた。また、グリップ215にはグリップの
押し込み量に比例する反力が作用するようになってい
た。
【0015】図8は上記第2の操作モ−ドにおけるグリ
ップ215の押し込み量と反力間の特性の一例であり、
点線は従来装置の特性、実線は本発明の特性である。横
軸の押し込み量0の位置がグリップ215のニュ−トラ
ル位置に対応している。また、これらの特性は説明を明
快にするため折線近似されている。従来装置では点線に
示すように、押込み量0の前後で+4Nまたは−4N程
度の反力が発生しその後は押込み量に比例して直線的に
単調に増大するようになっていた。なお、上記+4Nま
たは−4N程度の反力はごく僅かな押込み量に対しても
ある程度の反力がある方が操作感が良いという人間の生
理的感覚に基づいて設定されている。
【0016】これに対し本発明では、実線のように押込
み量がある点に達すると反力が急増するようにし、これ
により操作限界を超えた操作が行われることを防止す
る。図8においては押込み量±30mmにて上記反力を
ほぼ無限大に増加させるようにしているが、目的に応じ
てこれを適当に漸増する特性にするようにしてもよい。
上記反力はハンドコントロ−ラの6軸力センサの正変換
信号を目標値と比較して得られる差分信号をハンドコン
トロ−ラのアクチュエ−タに印加することにより生成さ
れる。したがって、上記目標値を制御することにより図
8実線の特性を得ることが出来る。このため図6におい
ては図5と同様にして、ハンドコントロ−ラの角度セン
サ信号312からグリップ215の押し込み量501を
導き、押し込み量が限界値を越えた場合に動作領域チェ
ックのブロック108が信号を発生して上記反力の目標
値を急増させるようにする。
【0017】上記反力は以下に述べるようにして急増さ
れる。ハンドコントロ−ラ211の動作領域を中心座標
が(X,Y,Z)、半径がrの球面とし、この動作領域
の内側に球面から距離lだけ離れた球面、すなわち半径
(r−l)の球面を動作限界とする。したがって、ハン
ドコントロ−ラ211の先端位置が上記半径(r−l)
の球面の外側にでようとするとグリップ215には強い
ブレ−キ力が作用する。この半径(r−l)が例えば図
8の押込み量30mmに該当する。ハンドコントロ−ラ
211の先端位置座標を(x,y,z)とすると、同先
端位置が上記半径(r−l)の球面の外側にあれば式
(1)が成立する。 (x−X)2+(y−Y)2+(z−Z)2>(r−l)2 (1)
【0018】このとき、ハンドコントロ−ラ211に上
記動作領域中心から外向きの力が作用している場合には
反力を発生してグリップの移動を止める必要がある。ハ
ンドコントロ−ラ211に作用している力のベクトルを
Fx,Fy,Fzとして式(2)が成立する場合には上
記外向きの力が作用していることになるので、グリップ
215に反力(ブレ−キ力)を作用させてその移動を止
めるようにする。 Fx・(x−X)+Fy・(y−Y)+Fz・(z−Z)>0 (2) このときは、図5の目標値生成部はその時の出力信号5
08を変化させずに継続してハンドコントロ−ラ211
のアクチュエ−タに印加するようにする。この結果、ハ
ンドコントロ−ラ211がその位置から動こうとすると
強いブレ−キ力が働くようになるのである。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、第1および第2の操作
モードによるスレーブマニピュレータの操作において
ペレータが許容された操作限界を越える操作を行ったと
きにグリップに大きな反力が作用してブレーキがかかる
ので、常に最適に操作することができ、安全化を実現す
ることができる効果を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における操作モ−ドのブロック図であ
る。
【図2】マニピュレ−タの構成を示す斜視図である。
【図3】マニピュレ−タにおける信号系統図である。
【図4】マニピュレ−タにおける各アクチュエ−タ、セ
ンサと制御装置間の信号系統図である。
【図5】本発明における位置/姿勢制御のブロック図で
ある。
【図6】本発明における速度制御のブロック図である。
【図7】位置/姿勢制御におけるグリップの押し込み量
対反力特性図である。
【図8】速度制御におけるグリップの押し込み量対反力
特性図である。
【符号の説明】
210 ハンドコントロ−ラ系 211 ハンドコントロ−ラ 212 入出力装置 213 演算処理部 214 6軸センサ 215 グリップ 216 スイッチ 220 スレ−ブマニュピレ−タ系 221 スレ−ブマニュピレ−タ 222 入出力装置 223 演算処理部 224 6軸センサ 401 アクチュエ−タ 407 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−240286(JP,A) 特開 平2−292193(JP,A) 特開 平1−121186(JP,A) 特開 昭63−75904(JP,A) 特開 平1−183379(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 3/00 B25J 13/02 B25J 19/06 G05D 3/00 G05D 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各関節に、各関節を駆動するアクチュエー
    タと各関節の角度を検出する角度検出センサとを備え、
    先端に6軸力センサを介して3軸方向の位置と3軸回り
    の姿勢とを操作するグリップを取付けた6自由度の関節
    機構から構成され、手先先端部に6軸力センサを取付け
    た6自由度から構成された関節型のスレーブマニピュレ
    ータを操作するための関節型のマニピュレータの操作装
    置であって前記グリップの基準位置および姿勢に対して設定された
    グリップの許容動作領域を記憶する記憶手段と前記各角度検出センサで検出される各関節の角度を正座
    標変換して得られるグリップの位置および姿勢が前記記
    憶手段に記憶されたグリップの許容動作領域の限界に近
    づいたか否かを監視し、グリップの位置および姿勢がグ
    リップの許容動作領域の限界に近づいたとき動作限界信
    号を発生する動作領域チェック回路と前記操作装置の6軸力センサから検出されるグリップに
    与えられる6軸の力に応じた信号と前記マニピュレータ
    の6軸力センサから検出される手先に与えられる6軸の
    力に応じた信号との差信号に対して、前記動作領域チェ
    ック回路から動作限界信号が発生した際グリップが動作
    限界から離れる向きの反力信号を加え、この加えられた
    力信号を逆座標変換して得られる信号に基いて前記各ア
    クチュエータを駆動し、前記各角度検出センサで検出さ
    れる各関節の角度を正座標変換して得られるグリップの
    位置および姿勢を示す信号を出力し、この出力される信
    号に基いて前記マニピュレータの各アクチュエータを駆
    動制御する第1の操作モード制御手段と前記操作装置の6軸力センサから検出されるグリップに
    与えられる6軸の力に応じた信号に対して、前記動作領
    域チェック回路から動作限界信号が発生した際グリップ
    が動作限界から離れる向きの反力信号を加え、この加え
    られた力信号を逆座標変換して得られる信号に基いて前
    記各アクチュエータを駆動し、前記各角度検出センサで
    検出される各関節の角度を正座標変換して得られるグリ
    ップの位置および姿勢を示す信号を出力し、この出力さ
    れる信号に基いて前記マニピュレータの各アクチュエー
    タを駆動制御する第2の操作モード制御手段と前記第1および第2の操作モード制御手段の何れかを選
    択する選択スイッチとを備えた ことを特徴とするマニピ
    ュレータの操作装置。
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