JP3063630B2 - 寝台における床部構造 - Google Patents

寝台における床部構造

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JP3063630B2
JP3063630B2 JP8225256A JP22525696A JP3063630B2 JP 3063630 B2 JP3063630 B2 JP 3063630B2 JP 8225256 A JP8225256 A JP 8225256A JP 22525696 A JP22525696 A JP 22525696A JP 3063630 B2 JP3063630 B2 JP 3063630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝台の床部を構成
する背部床を水平方向の倒伏姿勢とこの水平方向の倒伏
姿勢に対して設定角度起伏した起伏姿勢とに変更可能に
設けてある寝台における床部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の寝台における床部構造として、
例えば特開平2−60609号公報に示すものがある。
これは、背部床の腰部床側部位と寝台の基台フレームと
を第1連結部材にて枢支連結するとともに、背部床の腰
部床側部位のうち第1連結部材の枢支連結部よりも腰部
床側部位と基台フレームの部位のうちの第1連結部材の
枢支連結部よりも腰部床側部位とを第1連結部材よりも
連結距離の短い第2連結部材にて枢支連結している。こ
れによって、例えば背部床の腰部床側部位を基台フレー
ムに水平軸芯周りで揺動自在に取付けた場合と比べて、
背部床を起伏姿勢に姿勢変更した際に、背部床の腰部床
側端部を、腰部床の背部床側端部から離間させることが
できる共に上方側に移動させることができるから、身体
の腰椎や腹部に背部床の起伏姿勢への姿勢変更による屈
曲圧が加わることを回避できるだけでなく、背部床の起
伏姿勢変更中に、身体が足元側へ移動してしまうことを
阻止することができるようにしている。
【0003】しかしながら、上記構成によれば、背部床
の起伏姿勢変更に伴って、背部床の腰部床側端部と腰部
床の背部床側端部との間に大きな間隙が発生してしま
い、この間隙に床部上の載置物である敷布団の一部が入
り込むと同時に、身体の腰が間隙に落ち込んでしまい、
不快感を感じさせてしまう不都合があった。また、前記
敷布団の一部が間隙に入り込んだ状態で背部床を水平方
向の倒伏姿勢に戻したときに敷布団の一部が噛み込んで
しまい、敷布団の破損や床部の変形等を引き起こす不都
合もあった。
【0004】又、背部床を伸縮式の電動モータの伸長作
動により押し上げ腕を介して押し上げることによって、
起伏姿勢に姿勢変更しているため、背部床から電動モー
タに大きな負荷が加わる結果、電動モータに大型のもの
を用いなければならず、コスト面において不利になると
ともに、寝台の大型化を招くものであった。又、背部床
を上記のように2つの連結部材により枢支連結している
ため、連結箇所が多く、背部床の姿勢変更をスムーズに
行うことが難しく、しかもそれら連結部材を精度よく製
作しなければ、背部床の姿勢変更時に拗れ等を発生する
恐れもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、背部床の起
伏姿勢変更中に、身体の腰椎や腹部に屈曲圧が加わるこ
とを回避できるだけでなく、身体が足元側へ移動してし
まうことを阻止することができながらも、背部床の腰部
床側端部と腰部床の背部床側端部との間に発生する間隙
内に床部上の載置物が入り込むことを確実に阻止するこ
とができ、しかも駆動装置の小型化を図るとともに、背
部床の姿勢変更をスムーズに行うことができるようにす
る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、寝台の基台フレームに少なくとも背部床と
これに隣合う座部床とを備え、前記背部床をそれの座部
床側端部が前記座部床から離間しながら起伏姿勢に姿勢
変更する伸縮作動式の駆動装置を設け、前記駆動装置の
伸縮作動に連動して回転する回転軸に第1アームを取付
け、この第1アームと前記背部床の中間部又は上部とを
第2アームにより枢支連結し、前記背部床の下部を支持
するためのローラを該背部床に取付け、このローラを前
後移動自在に案内するためのガイド部材を前記基台フレ
ームに固定し、前記背部床の起伏姿勢変更に伴って該背
部床の座部床側端部と前記座部床の背部床側端部との間
に発生する隙間を埋めるためのサポート部材を設けると
ともに、前記背部床の起伏姿勢変更に連動して前記サポ
ート部材を前記隙間を埋める使用姿勢に姿勢変更するた
めに、該サポート部材と前記第1アームとを連結してあ
る。従って、駆動装置を伸縮作動させると、この伸縮力
が回転軸に伝達されて、回転軸が回転する。この回転軸
の回転に伴って、第1アームが回転軸の軸芯周りで揺動
されるとともに、第2アームにより背部床を押し上げて
起伏姿勢にしたり、引き下げて水平方向の倒伏姿勢に姿
勢変更するのである。この背部床の姿勢変更時には、背
部床の下部を支持するローラがガイド部材を転動するこ
とによって、背部床をスムーズに移動案内するのであ
る。又、背部床の起伏姿勢変更に伴い、背部床の座部床
側端部と座部床の背部床側端部との間に発生する間隙を
サポート部材が埋めることによって、前記間隙内へ入り
込もうとする敷布団に接当作用して、敷布団の間隙内へ
の入り込みを阻止して、身体の腰が間隙内に落ち込んで
しまうことを回避することができるとともに、身体の腰
椎を確実に接当支持することができるのである。
【0007】前記駆動装置に対して前記回転軸が空転す
ることができるように、該駆動装置と該回転軸とを連係
するとともに、前記背部床の起伏姿勢変更のために前記
駆動装置を作動したときに該駆動装置の操作部が接当し
て前記回転軸を回転させるための接当部を該回転軸に備
えさせてあるから、背部床を起伏姿勢に姿勢変更するた
めに駆動装置を作動させると、駆動装置の操作部が接当
部に接当押圧し、回転軸を回転させて、背部床を上昇揺
動し、起伏姿勢に姿勢変更するのである。又、前記起伏
姿勢から背部床を水平方向の倒伏姿勢に姿勢変更するた
めに駆動装置を作動させると、駆動装置の操作部が接当
部から離間する側に移動し、回転軸が背部床からの重量
を受けて前記回転方向とは反対方向に回転して、背部床
が水平方向の倒伏姿勢に姿勢変更するのである。そし
て、前記背部床が下降揺動している際に背部床と基台フ
レームとの間に手や他物等が挟まった場合には、回転軸
が背部床からの重量を受けて回転しているものであるた
め、背部床からの重量を手や他物等が受けた状態で背部
床を停止させることができる。
【0008】前記サポート部材が断面形状楕円形でな
り、且つ、前記座部床の背部床側端部に回転自在に取付
けられるとともに、前記サポート部材の使用姿勢では楕
円形が横に倒れた状態になり、且つ、そのときのサポー
ト部材の上面と前記座部床の上面とが略同一高さ位置に
なるように該サポート部材が設けられているから、サポ
ート部材の使用姿勢で、サポート部材の上面と座部床の
上面とが略同一高さ位置になるから、臀部の上下位置が
不測に変更されることがないから、腰椎あるいは背骨全
体に悪影響を与えることはない。
【0009】前記座部床の背部床側とは反対側に隣合う
膝部床及び該膝部床の遊端部に枢支連結される脚部床を
備え、それら膝部床及び脚部床を該膝部床の前端部の横
軸芯周りで揺動自在に設け、前記膝部床を揺動操作する
伸縮作動式の駆動装置を寝台の後部に配置し、前記基台
フレームに横軸芯周りで揺動自在な揺動アームの一端に
前記駆動装置を連結し、且つ、該揺動アームの他端と前
記膝部床とを補助アームにより枢支連結し、前記揺動ア
ームと前記補助アームとの枢支連結部が該揺動アームの
揺動軸芯よりも前方側に配置するとともに、前記駆動装
置の伸長作動により前記膝部床を上昇側に揺動操作する
ように構成してあるから、膝部床を上昇側に揺動操作す
ることを駆動装置の伸長作動により行うことによって、
例えば駆動装置の短縮作動により行う場合に駆動装置の
ネジ部が一般的に引き作動に弱く、主軸の破損を招くこ
とを回避することができる。又、揺動アームと前記補助
アームとの枢支連結部が該揺動アームの揺動軸芯よりも
前方側に配置することと、揺動アームの他端と膝部床と
を補助アームにより枢支連結することとから、駆動装置
を伸長作動で膝部床を上昇側に揺動操作する構成であり
ながら、寝台の後部、つまり膝部床又は脚部床の下方箇
所に配置することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、寝台を示してお
り、この寝台は、寝台下部を構成する左右一対の基台フ
レーム1,1と、前記基台フレーム1,1の前側同士及
び後側同士を連結する杆体2,2と、前記基台フレーム
1と杆体2,2とからなる本体フレーム上に載置した床
部3と、前記基台フレーム1,1の前側及び後側に固定
のボス部1aに夫々取り付けたキャスターC・・・とか
ら構成している。図に示す35は、本体フレームを昇降
操作するための電動モータである。
【0011】前記床部3は、寝台の前方側に位置する背
部床4と、これの直後方に位置する座部床5と、これの
直後方に位置する膝部床6と、これの直後方に位置する
脚部床7とから構成している。前記座部床5は、基台フ
レーム1,1に固定され、前記膝部床6が前記座部床5
の後方に固設された左右一対のブラケット8,8に横軸
芯周りで揺動可能に枢支され、前記脚部床7の前端部が
前記膝部床6の後端部に枢支連結されて脚部床7と膝部
床6とが一体化されている。
【0012】図4〜図6に示すように、前記膝部床6の
前後方向中間部と該膝部床6を揺動操作する電動モータ
9とをリンク機構10を介して連結してあり、このリン
ク機構10は、前記基台フレーム1,1間に渡って固設
された補助フレーム11に固定のブラケット12と、こ
のブラケット12に回転自在に取付けた第1回転軸13
と、この回転軸13の左右両端部に固定の一対の揺動ア
ーム14,14及び電動モータ9の伸縮ロッド9Aが枢
支連結されるとともに該回転軸13の左右中間部に取付
けられた断面形状コ字状のブラケット17と、これら揺
動アーム14,14に枢支連結されたリンク15,15
と、これらリンク15,15間に回転自在に設けられる
とともに前記膝部床6の前後方向中間部に連結された第
2回転軸16とから構成されている。従って、電動モー
タ9を伸長作動させることにより、第1回転軸13を時
計周りに回転操作し、リンク15,15が膝部床6を押
し上げて、膝部床6を上昇側に揺動操作し、これと連動
して脚部床7を上昇操作するように構成している。尚、
電動モータ9を短縮作動させることにより、第1回転軸
13を反時計周りに回転操作し、膝部床6を下降側に揺
動操作し、これと連動して脚部床7を下降操作するので
ある。
【0013】前記背部床4は、水平方向の倒伏姿勢と該
水平方向の倒伏姿勢に対して約80度(この角度に限定
されるものではない)起伏した起伏姿勢とに姿勢変更で
きるようにリンク機構18を介して電動モータ19に連
結されている。図3〜図5に示すように、前記リンク機
構18は、前記基台フレーム1,1の内面に固定された
左右一対のブラケット20,20と、これらブラケット
20,20間に回転自在に取付けられた第1回転軸21
と、この第1回転軸21の左右両端部に固定の一対の揺
動アーム22,22及び電動モータ19の伸縮ロッド1
9Aが枢支連結されるとともに該回転軸13の左右中間
部に取付けられた断面形状コ字状のブラケット23と、
これら揺動アーム22,22に枢支連結されたリンク2
4,24と、これらリンク24,24間に回転自在に設
けられるとともに前記背部床4の前後方向中間部に連結
された第2回転軸25とから構成されている。従って、
電動モータ18を伸長作動させることにより、第1回転
軸21を時計周りに回転操作し、リンク24,24が背
部床4を押し上げて、背部床4を上昇側に揺動操作する
ように構成している。尚、電動モータ18を短縮作動さ
せることにより、第1回転軸21を反時計周りに回転操
作し、背部床4を下降側に揺動操作するのである。
【0014】又、前記背部床4の下部から一対のアーム
26,26を垂下姿勢で固定し、これらアーム26,2
6の下端に回転自在なローラ27,27を取付けるとと
もに、これらローラ27,27を前記基台フレーム1,
1の内面に固定された断面形状コの字状の左右一対のガ
イド部材28,28に前後移動自在に内嵌している。そ
して、前記ローラ27,27の回転軸27A,27Aを
前記揺動アーム22,22の一端に連結アーム34,3
4を介して枢支連結している。従って、前述のように背
部床4を上昇側に揺動操作すると、連結アーム34,3
4が引っ張られることにより、ローラ27,27がガイ
ド部材28,28に案内されて前方に移動し、背部床4
の座部床側端部を座部床5の背部床側端部から離間させ
ることができ、身体の腰椎や腹部に背部床4の起伏姿勢
への姿勢変更による屈曲圧が加わることを回避すること
ができるとともに、背部床4の起伏姿勢変更中に身体が
足元側に移動してしまうことを阻止することができるよ
うにしている。
【0015】前記背部床4の起伏姿勢変更に伴って該背
部床4の座部床側端部と前記座部床5の背部床側端部と
の間に発生する隙間29を埋めるためのサポート部材3
0を設けてあり、このサポート部材30は、図3にも示
すように、断面形状楕円形のパイプでなり、前記サポー
ト部材30の一端を前記座部床5の前端部に前方に突出
させた左右一対のブラケット31,31に枢支連結する
とともに、前記サポート部材30の他端に付設の左右一
対の取付部30A,30Aに前記揺動アーム22,22
に一端が枢支連結してある連結アーム32,32の他端
を枢支連結している。従って、サポート部材30は、前
記背部床4の起伏姿勢では、図5に示すように楕円形が
横に倒れた使用姿勢になり、前記隙間29を埋めること
ができ、又、前記背部床4の水平姿勢では、図4に示す
ように楕円形が上下方向に沿った待機姿勢になるように
している。又、前記サポート部材30の使用姿勢では、
該サポート部材30の上面が前記座部床5の上面と上下
同一高さ位置にあるように構成して、臀部の上下位置が
背部床4の起伏姿勢変更に伴って不測に変更されること
がないようにしている。前記隙間29は、約8cm〜1
0cmに設定してあり、これは敷布団の厚さ分に相当
し、これを越える値に設定すると、腰が背部床4側に移
動するため、腰椎あるいは背骨にとって好ましくない状
況である。
【0016】前記電動モータ19に対して第1回転軸2
1が空転することができるように、該電動モータ19と
第1回転軸21とを連係している。つまり、図7及び図
8に示すように、前記第1回転軸21に前記電動モータ
19の操作部であるブラケット23を回転自在に外嵌す
るとともに、前記背部床4の起伏姿勢変更のために電動
モータ19を伸長作動したときに前記ブラケット23が
接当するための接当部33Aを有するストッパー部材3
3を前記第1回転軸21に溶接固定している。従って、
電動モータ19を伸長作動することにより、ストッパー
部材33の接当部33Aにブラケット23が接当し、そ
の接当状態から接当部33Aを押圧して、第1回転軸2
1を時計周りに回転操作し、背部床4が上方の起伏姿勢
に姿勢変更するのである。又、電動モータ19を短縮作
動することにより、ストッパー部材33の接当部33A
へのブラケット23の押圧を解除することになり、背部
床4が自重により下降して水平方向の倒伏姿勢に姿勢変
更するのである。このように、背部床4の下降時におい
て電動モータ19の短縮作動に係わらず、背部床4の下
降を止めることができるから、背部床4の下降中に背部
床4と基台フレーム1,1との間に手を挟んだり、他物
が挟まったりしたときに背部床4を強制的に下降させる
ことがないようにしている。尚、図には示していない
が、前記膝部床6に対する昇降操作用の電動モータ9に
対して第1回転軸13が空転することができるように、
該電動モータ9と第1回転軸13とを連係している。
【0017】
【発明の効果】請求項1によれば、背部床を起伏姿勢に
姿勢変更した際に、背部床の座部床側部位を座部床の背
部床側部位から離間させて、従来同様に腰椎や腹部に屈
曲圧が加わることを回避できると共に背部床の起伏姿勢
変更中に身体が足元側へ移動してしまうことを阻止する
ことができながらも、離間した背部床と腰部床との間に
発生する間隙に突出するサポート部材にて床部上の敷布
団等の載置物が前記間隙に入り込んで、身体の腰がその
間隙内に落ち込んでしまうことを確実に阻止することが
できるだけでなく、身体の腰椎をサポート部材にて確実
に接当支持することができる。しかも、ローラとガイド
部材との案内作用により背部床を拗れ等のないスムーズ
な状態での姿勢変更を行うことができ、組付けをラフに
したとしても、これを良好に吸収することができ、製造
面及び耐久面において有利にすることができる。従っ
て、寝台使用者に圧迫感や不快感等を与えることなく、
快適に使用できるとともに、長期間に渡って載置物の破
損や床部の変形等のない起伏自在な床部構造を提供する
ことができる。
【0018】請求項2によれば、背部床の下降時に背部
床と基台フレームとの間に手や他物等が挟まった場合
に、背部床が駆動装置の駆動力により強制的に下降させ
られることがないから、挟まれた手を怪我したり、他物
が損傷してしまうといったトラブルを回避することがで
きる安全面において優れた床部構造を提供することがで
きる。
【0019】請求項3によれば、サポート部材の使用姿
勢において、サポート部材の上面を座部の上面と同一高
さ位置にすることができるから、臀部の上下位置が変更
されることがなく、臀部を安定よくサポート部材により
支持することができるから、腰椎あるいは背骨全体に悪
影響を与えることがないのである。
【0020】請求項4によれば、駆動装置と膝部床とを
合理的に連結することによって、困難とされていた駆動
装置の後方配置や押し作動による膝部床の上昇操作を一
挙に実現することができ、設計の自由度を拡大させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】寝台の側面図
【図2】寝台の平面図
【図3】背部床の取付部を示す分解斜視図
【図4】寝台の要部を示す縦断側面図
【図5】背部床及び膝部床を上昇させた状態を示す要部
の縦断側面図
【図6】膝部の取付部を示す分解斜視図
【図7】電動モータと第1回転軸との連係部を示す要部
の斜視図
【図8】電動モータと第1回転軸との連係部を示す要部
の縦断側面図
【符号の説明】
1 基台フレーム 1a ボス部 2 杆体 3 床部 4 背部床 5 座部床 6 膝部床 7 脚部床 8 ブラケット 9 電動モータ 10 リンク機構 11 補助フレーム 12 ブラケット 13 第1回転軸 14 揺動アーム 15 リンク 16 第2回転軸 17 ブラケット 18 リンク 19 電動モータ(駆動装置) 20 ブラケット 21 第1回転軸 22 揺動アーム(第1アーム) 23 ブラケット 24 リンク(第2アーム) 25 第2回転軸 26 アーム 27 ローラ 27A 回転軸 28 ガイド部材 29 隙間 30 サポート部材 30A 取付部 31 ブラケット 32 連結アーム 33 ストッパー部材 33A 接当部 34 連結アーム 35 電動モータ C キャスター
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 20/04 A47C 20/08 A61G 7/015

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台の基台フレームに少なくとも背部床
    とこれに隣合う座部床とを備え、前記背部床をそれの座
    部床側端部が前記座部床から離間しながら起伏姿勢に姿
    勢変更する伸縮作動式の駆動装置を設け、前記駆動装置
    の伸縮作動に連動して回転する回転軸に第1アームを取
    付け、この第1アームと前記背部床の中間部又は上部と
    を第2アームにより枢支連結し、前記背部床の下部を支
    持するためのローラを該背部床に取付け、このローラを
    前後移動自在に案内するためのガイド部材を前記基台フ
    レームに固定し、前記背部床の起伏姿勢変更に伴って該
    背部床の座部床側端部と前記座部床の背部床側端部との
    間に発生する隙間を埋めるためのサポート部材を設ける
    とともに、前記背部床の起伏姿勢変更に連動して前記サ
    ポート部材を前記隙間を埋める使用姿勢に姿勢変更する
    ために、該サポート部材と前記第1アームとを連結して
    ある寝台における床部構造。
  2. 【請求項2】 前記駆動装置に対して前記回転軸が空転
    することができるように、該駆動装置と該回転軸とを連
    係するとともに、前記背部床の起伏姿勢変更のために前
    記駆動装置を作動したときに該駆動装置の操作部が接当
    して前記回転軸を回転させるための接当部を該回転軸に
    備えさせてある請求項1記載の寝台における床部構造。
  3. 【請求項3】 前記サポート部材が断面形状楕円形でな
    り、且つ、前記座部床の背部床側端部に回転自在に取付
    けられるとともに、前記サポート部材の使用姿勢では楕
    円形が横に倒れた状態になり、且つ、そのときのサポー
    ト部材の上面と前記座部床の上面とが略同一高さ位置に
    なるように該サポート部材が設けられている請求項1記
    載の寝台における床部構造。
  4. 【請求項4】 前記座部床の背部床側とは反対側に隣合
    う膝部床及び該膝部床の遊端部に枢支連結される脚部床
    を備え、それら膝部床及び脚部床を該膝部床の前端部の
    横軸芯周りで揺動自在に設け、前記膝部床を揺動操作す
    る伸縮作動式の駆動装置を寝台の後部に配置し、前記基
    台フレームに横軸芯周りで揺動自在な揺動アームの一端
    に前記駆動装置を連結し、且つ、該揺動アームの他端と
    前記膝部床とを補助アームにより枢支連結し、前記揺動
    アームと前記補助アームとの枢支連結部が該揺動アーム
    の揺動軸芯よりも前方側に配置するとともに、前記駆動
    装置の伸長作動により前記膝部床を上昇側に揺動操作す
    るように構成してある請求項1記載の寝台における床部
    構造。
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