JP3063064B2 - ポリベンザゾール繊維の高速紡糸方法 - Google Patents
ポリベンザゾール繊維の高速紡糸方法Info
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Description
もしくはポリベンズチアゾールポリマーから成る繊維の
生産性が優れた製造方法に関するものである。
キサゾールとポリベンズチアゾールポリマーは熱可塑性
を示さない。これらはドライ・ジェット・ウエット・ス
ピニング法により繊維化される。すなわち、ポリベンザ
ゾールポリマーと酸溶媒を含むドープを紡糸口金より押
し出し、エアギャップで引き伸ばし、溶媒を希釈し、ポ
リマーを溶解させない非溶媒と接触させることによって
凝固する方法による。このプロセスで得られた繊維は1
本もしくは様々なサイズの複数本に収束する事が出来
る。
事が好ましい。また個々のフイラメントの占有面積を小
さくして繊度の小さい数が多い連続繊維を造るほうが繊
度の大きなものを少ない本数造るよりも好ましい。しか
しながら、単糸デニールが細い紡糸においては、糸切れ
が起こり易い。とりわけ高速でかつ紡糸口金に多くの孔
が設けられている場合には紡糸で糸切れが頻繁に起こ
る。このような条件においても単糸切れを可能な限り減
らすことが望まれている。
条件においても、単糸繊度が小さいフイラメントを高速
で安定に製造する方法に関する。
ポリベンズオキサゾール、もしくはポリベンズチアゾー
ルもしくはこれらの共重合ポリマーであるポリベンザゾ
ールポリマーからなる液晶性ドープから複数本のフイラ
メントを紡糸する繊維の製造方法において、(1) 孔密度
が少なくとも2.0孔/cm2 である紡糸口金の複数の
孔から100℃以上の温度で紡糸ドープを押し出し複数
本のドープ・フイラメントを形成し、(2) このドープ・
フイラメントをフイラメントを50−100℃の均一に
冷却できる気流の条件とした気体エアギャップ中で延伸
し、(3) 延伸されたドープ・フイラメントを液体に接触
させ該フイラメントから脱溶媒する。の工程から成る製
造方法である。
程により得られる、平均単繊維径がおよそ21μm以下
であるポリベンザゾール繊維、である。更にドープ・フ
イラメントが洗浄液に接触する前もしくは最中もしくは
接触後に1本または複数本に収束させる、上記製造方
法。エアギャップ中の気流速度が少なくとも0.05m
/秒以上である上記製造方法。エアギャップ中の気流速
度が少なくとも0.1m/秒以上である上記製造方法。
エアギャップ中の気流速度が少なくとも0.5m/秒以
上である上記製造方法。上記製造方法で造られた平均単
繊維径がおよそ18μm以下であるポリベンザゾール繊
維。ポリベンザゾールがポリベンツオキサゾールである
上記ポリベンザゾール繊維。
集させて高温で紡糸する場合に外に位置するフイラメン
トは内側に位置するフイラメントに比べて早く冷却され
る。この温度の違いは外に位置するフイラメントに最適
となる場合には内側に位置するフイラメントに対して最
適とはなっていない、またこの逆の状況も起り得る。エ
アギャップに気流を作ることで全ての繊維に対して同様
の雰囲気温度履歴を与えることができる。雰囲気温度を
制御することで糸切れを最少限にすることができる。さ
らにはエアギャップに気流を作ることでフイラメント間
でより均一に成るという効果も得られる。
ザゾールポリマー、すなわちポリベンゾオキサゾール、
ポリベンゾチアゾールもしくはこれらの共重合ポリマー
を含む紡糸原液を使用する。ここで使用するポリベンザ
ゾールポリマーとは、Wolfeらの「Liquid Crystalline
Polymer Compositions,Process and Products」 U.S.Pat
ent 4,703,103(October 27,1987);Wolfe らの「Liquid
Crystalline PolymerCompositions,Process and Produc
ts」 U.S.Patent 4,533,692(August 6,1985);Wolfe らの
「Liquid Crystalline Poly(2,6-Benzothiazole) Compo
sitions, Process and Products 」U.S.Patent 4,533,7
24(August 6,1985);Wolfe らの「Liquid Crys talline
Polymer Compositions,Process and Products」 U.S.Pat
ent 4,533,693(August 6,1985);Evers「Thermoxdative
ly Stable Articulated p-Benzobisoxazole p-Benzobis
thiazole Polymers」U.S.Patent 4,359,567(November 1
6,1982);Tsai らの「Method for Making Heterocyclic
Block Copolymer Compositions,Process and Products」
U.S.Patent 4,578,432(March 25,1986);11 Ency.Poly.
Sci.& Eng., 「Polybenzothiazoles and Polybenzoxazo
and Polybenzoxazoles 」,601(J.Wiley & Sons 1988) an
d W.W.Adamsら「The Materials Science 」,601(J.Wiley
& Sons 1988)and W.W.Adams ら「The Materials Scien
ce and Engineering of Rigid-Rod Polymers 」(Materia
ls Research Society 1989)に記載されているようなP
BO、PBTおよびPBO、PBTのランダム、シーケ
ンシャル、ブロック共重合ポリマー。
るようなAB型及び/または化学構造式1(b)に代表
されるようなAA/BB型単位であってもよい。
晶ポリマー(すなわち”臨界濃度点以上で液晶ドメイン
を形成する)ポリベンザゾールのポリマーから選ばれた
芳香族基を表す。芳香族基はピリジニレン基のようなヘ
テロ環であってもよい、但し炭素で環を形成している事
が好ましい。芳香族基は縮合した多環基環若しくは縮合
していない多環基であってもよい、但し1つの6員環が
好ましい。大きさは制約はないが、芳香族基は18個以
下の炭素原子を含む事が好ましく、より好ましくは12
個以下の炭素原子を含む事が好ましく、さらに好ましく
は6個以下の炭素原子を含む事が好ましい。AA/BB
型単位のArlは1,2,4,5−フェニレン構造もし
くはその類似体である事が好ましい。AB型単位のAr
は1,3,4−フェニレン構造もしくはその類似体であ
る事が好ましい。各々のZは互いが無関係に酵素原子も
しくは硫黄原子である。各々のDMは互いが無関係に直
接結合もしくはライオトロピック液晶ポリマーとなるポ
リベンザゾールの中から選ばれた2価の有機構造であ
る。2価の構造単位としては、前述の芳香族基(Ar)
が好ましい。特に、1,4−フェニレン構造もしくはそ
の類似体が好適である。各々のアゾール環の窒素原子と
Z構造は隣接する芳香族基の炭素原子と結合して、5員
アゾール環と芳香族基が縮合した形になっている。AA
/BB型単位のアゾール環は、引用文献中の11 Ency.Po
ly.Sci.& Eng.,「Polybenzothiazoles and Polybenzole
s 」,601(J.Wiley & Sons 1988)に図示されているシス型
もしくはトランス型の何れであってもよい。
くはAA/BBZ繰り返し単位で構成される事が好まし
く更に好ましくは本質的にAA/BB−PBZ繰り返し
単位で構成される事が好ましい。ポリマー中のアゾール
環はZが酸素原子であるオキサゾール環である事が好ま
しい。
(a)−(h)に示したのが好ましい。より好ましくは
構造式2(a)−(f)に示したものが良く、更に好ま
しくは構造式2(a)−(d)に示したものが好適であ
る。
25以上の繰り返し単位を有する事が好ましい、より好
ましくは少なくともおよそ50以上の繰り返し単位を有
する事が好ましく、更に好ましくは少なくともおよそ1
00以上の繰り返し単位を有する事が好ましい。AA/
BB−PBZ剛直鎖の極限粘度数は、25℃メタンスル
フォン酸の測定で、少なくともおよそ10dl/g以上であ
る事が好ましい、より好ましくは少なくともおよそ15
dl/g以上である事が好ましく、更に好ましくは少なくと
もおよそ20dl/g以上である事が好ましい。ある用途に
対しては極限粘度数は、少なくともおよそ25もしくは
30dl/gであることが最適である。極限粘度数は、60
dl/gであってもよいが、40dl/gである事が好ましい。
半剛直なAB−PBZポリマーの極限粘度数は、少なく
ともおよそ5dl/g以上である事が好ましい、より好まし
くは少なくともおよそ10dl/g以上である事が好まし
く、更に好ましくは少なくともおよそ15dl/g以上であ
る事が好ましい。
溶解し溶液若しくはドープとする。ポリベンツオキサゾ
ールとポリベンゾチアゾールはクレゾールに解けるが、
溶解可能な酸を溶媒として用いることが好ましい。酸は
非酸化性がよい。好ましい溶媒の例として、ポリ燐酸、
メタンスルフォン酸、硫酸およびこれらの混合物が挙げ
られる。酸は、ポリ燐酸およびまたはメタンスルフォン
酸がより好ましい。更に好ましくはポリ燐酸がよい。
のに十分な濃度のポリマーを含む必要がある。ポリマー
濃度は少なくともおよそ7重量パーセント以上である事
が好ましい、より好ましくは少なくともおよそ10重量
パーセント以上である事が好ましく、更により好ましく
は少なくともおよそ14重量パーセント以上が好適であ
る。最大ポリマー濃度は主として、ポリマーの溶解性や
ドープ粘度といった実施可能性の制約を受ける。ポリマ
ー濃度30重量パーセントのドープを用いることはほと
んどなく、通常は20重量パーセント以下のドープを使
用する。
ーおよびドープは次のような公知の手法で合成される。
合成手法としては、Wolfe らのU.S.Patent 4,533,693(A
ugust 6,1985);SybertらのU.S.Patent 4,772,678(Septe
mber 20,1988);HarrisのU.S.Patent 4,847,350(July 1
1,1989);GregoryのU.S.Patent 5,089,591(February 18,
1992);Ledbetterらの”An Integrated Laboratory Proc
ess for Preparing Rigid Rod Fibers from Monomaer
s”「The Materials Science and Engineering ofRigid
-Rod Polymers 」の253−264頁(Materials Resea
rch Society 1989) に記載されている。要するに、適正
なAA型とBB型あるいはAB型のモノマーを酸化性が
なく脱水性の酸溶媒中で非酸素雰囲気下で、勢い良く高
せん断速度で撹はんさせながら、温度は120℃以下か
ら少なくともおよそ190℃迄ステップワイズもしくは
ランプ制御で昇温させながら反応させる。AA型モノマ
ーの例としてテレフタル酸及びこれらの類似体が挙げら
れる。BB型モノマーの例として、主に酸の塩として保
管される4,6−ジアミノレゾルシノール、2,5ジア
ミノヒドロキノン、2,5−ジアミノ−1,4−ジチオ
ベンゼンおよびこれらの類似体が挙げられる。AB型モ
ノマーの例として主に酸の塩として保管される3−アミ
ノ−4−ヒドロキシベンゾイックアシド、3−ヒドロキ
シ−4−アミノベンゾイックアシドおよびこれらの類似
体が挙げられる。
プは均一性が高く、気泡や固体粒子を含んでいないこと
が肝要である。これらは、以下の公知の多くの方法の組
み合わせにより達成されるが本発明は以下の方法により
制約を受けるものではない。異物を濾過するための金網
もしくは/およびシリカサンド層、金属を削ったものや
粒子、ガラス層や焼結セラミックスや焼結金属様なせん
断濾過を用いることができる。ドープの均一性をさらに
向上させるための単軸、2軸スクリュー押し出し機、ス
タティックミキサーそのため混合装置を利用することが
できる。
て紡糸される。紡糸口金の孔密度は少なくともおよそ
1.0個/cm2 以上でなければならない、より好まし
くは2.0個/cm2 以上、更に好ましくは少なくとも
およそ3.0個/cm2 以上がよい。紡糸口金に設けら
れた各々の孔は所望のどの様な大きさであってもよい
が、ドープが紡糸口金から離れる点での平均直径は0.
5mm以下が好ましい、より好ましくは0.4mm以
下、更に好ましくは0.35mm以下が良い。孔配列は
どのような並びであってもよいが、円周配列或は格子配
列が好適である。
出す。紡糸温度はおよそ120℃以上が好ましい、より
好ましくは140℃以上が好ましい。また、紡糸温度の
上限はドープの安定性により決まる。紡糸温度は高くと
もおよそ220℃以下、より好ましくはおよそ200℃
以下が好ましい。最適な吐出量は紡糸口金のサイズ・形
状、ドープ特性、その他の条件に依存する。
金と凝固ゾーンの間の空隙に入る。この空隙は通常“エ
アギャップ”と呼ばれているが空気を必要とするもので
はない。エアギャップは凝固に影響を与えたり障害を来
すものでなければ何を含んでいてもよく、空気、窒素、
アルゴン、ヘリュウム、二酸化炭素の様なものであって
もよい。エアギャップではドープの引き伸ばしを行うド
ローゾーンを含んでいる。スピンドロー比はフイラメン
トの引取速度とドープのキャピラリーでの平均流速との
比で定義される。このスピンドロー比を少なくともおよ
そ10以上、好ましくはすくなくともおよそ20以上、
一層好ましくはすくなくともおよそ40以上、より好ま
しくはすくなくともおよそ50以上、さらに好ましくは
すくなくともおよそ63以上が良い。エアギャップの長
さは通常5cm以上100cm以下であるが、必要に応
じてこの範囲よりも短くしたり長くしたりすることが出
来る。
およそ100℃以下が好ましい。より好ましい温度は6
0℃と90℃の間である。気体はドープが水洗液に接触
する前に冷却する働きをする。エアギャップの温度がお
よそ50℃未満の場合は冷却が急速過ぎて好ましくな
い。冷却が急速過ぎる場合は紡糸張力が高くなり過ぎて
紡糸が不安定になる。これはドープの伸長粘度の温度依
存性が非常に高い為と考えられている。もしエアギャッ
プの温度がおよそ100℃よりも高い場合にはドローレ
ゾナンス様の不安定現象が起きると考えられている。
ントの冷却を一様に行うことができるだけの十分な流速
で流れる。これによりすべてのフイラメントが概同じ冷
却履歴を受ける。気体は気流速0.02m/秒から1.
0m/秒の範囲が好ましく、より好ましくは0.05m
/秒から0.9m/秒である。更に好ましくは0.75
m/秒から0.8m/秒である。気流はエアギャップで
のフイラメントの移動方向に対して直交方向が好まし
い。
媒を希釈しポリベンザゾールポリマーに対しては溶解性
がない気流と触媒させる事により洗浄する。この脱溶媒
の工程は通常初期段階を凝固、それに続く大部分の溶媒
を抜く工程を洗浄と呼ばれている。流体は水蒸気のよう
な気体であってもよいが、好ましくは液体が良くより好
ましくは水溶液が良い。繊維は液体と浴の中で接触させ
ても、スプレーで接触させてもよい。液浴は、特開昭6
3−12710;特開昭51−35716;特公昭44
−22204に組み込まれた様々な形式のものを用いて
良い。また、例えばGuertin のU.S.Patent5,034,250 (J
uly 23,1991)に記載されているような2つのローラーに
繊維を走行させる間にスプレーする方法を組み合わせて
用いてもよい。洗浄された繊維は2%以下の酸を含むよ
うにすることが好ましい、より好ましくは0.5%以下
にするとよい。更に好ましくは0.1%以下が良い。
1つもしくはそれ以上の異なる繊度の繊維束とする。こ
の束ねる工程は凝固・水洗工程の前もしくは途中もしく
は後であってもよい。1本のフイラメントだけから成る
繊維をモノフイラメント繊維と呼び、複数のフイラメン
トで構成される繊維をマルチフィラメント繊維と呼ぶ。
繊維トウとは「大きな連続繊維の束で明確な撚りが掛け
られておらずルースに収束され、ロッド状に成ったもの
で、通常はクリンプにより集合している。」(Dictionar
y of Fiber & Textile Technology,1990 Hoechst Celan
ese)
方法により乾燥する。また、必要に応じて引っ張り弾性
率を上げる為に熱処理をする事ができる。紡糸油剤を付
与してもよい。
速度は凝固・水洗工程の出口での糸速度で定義する。糸
速度は少なくともおよそ75m/分が好ましい、より好
ましくはおよそ100m/分、更に好ましくはおよそ2
00m/分以上が良い。また、400m/分、600m
/分或はそれ以上の速度での紡糸も可能である。
下、より好ましくは19μm以下、さらに好ましくは1
5μm以下が良い。フイラメント直径および単糸デニー
ルの最小値は実用面での制約を受ける。各々のフイラメ
ントは通常、単糸直径の平均で8μmこの時の単糸繊度
は0.7dpfとすることができる。平均の引っ張り強
度は1.38GPa(200kpsi)以上が好まし
い、より好ましくは2.76GPa(400kpsi)
以上が好ましい、更に好ましくは4.14GPa(60
0kpsi)以上が好ましい、最も好ましくは5.48
GPa(800kpsi)以上が好ましい。熱処理後の
平均の引っ張り弾性率は241GPa(35mpsi)
以上が好ましい、より好ましくは290GPa(42m
psi)以上が好ましい。熱処理前の繊維の引っ張り弾
性率は通常、熱処理後の繊維よりも低い(およそ半
分)。
同時に紡糸する際の安定性を向上させることができる。
本発明により、紡糸時の糸切れを効果的に最少化するこ
とができる。さらには繊維間の繊度斑も減少させること
ができる。
らにより本発明の明細書および特許請求の範囲の何れに
対しても制約を与えるものではない。断りがない場合に
は分量およびパーセンテージはすべて重量で示す。
ルポリマーを14重量%溶かしたポリ燐酸溶液を、表1
に示す条件で160℃に保たれた紡糸口金より押し出し
た。押し出されたフイラメントを室温のイオン交換水で
凝固させたこの糸を5個のローラーに導き水洗した。さ
らにエアー・ナイフで水を切った糸を一連の順次温度が
高くなるゴデットロールに通し乾燥を行った。表1に紡
糸状況、繊維の物理特性を示す。表から本発明の請求の
範囲条件から外れる場合には紡糸での糸切れが頻発して
いることが解る。表中では応力の単位がグラム/デニー
ル(g/d)で記されているが、kpsiに換算するに
は、1g/dに対して20.48を掛ければよい。
の大きいポリベンザゾールマルチフィラメントを高速で
安定的に製造することを可能とした。
Claims (2)
- 【請求項1】 溶媒とポリベズオキサゾール、もしくは
ポリベンズチアゾールもしくはこれらの共重合ポリマー
であるポリベンザゾールポリマーからなる液晶性ドープ
から複数本のフイラメントを紡糸する繊維の製造方法に
おいて、次の工程から成る製造方法。(1) 孔密度が少な
くとも2.0孔/cm2 である紡糸口金の複数の孔から
100℃以上の温度で紡糸ドープを押し出し複数本のド
ープ・フイラメントを形成し、(2) このドープ・フイラ
メントをフイラメントを50−100℃の均一に冷却で
きる気流の条件とした気体エアギャップ中で延伸し、
(3) 延伸されたドープ・フイラメントを液体に接触させ
該フイラメントから脱溶媒する。 - 【請求項2】 特許請求の範囲第1項記載の製造方法で
造られた平均単繊維径がおよそ21μm以下であるポリ
ベンザゾール繊維。
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- 1993-12-03 JP JP5304113A patent/JP3063064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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