JP3063033U - テレスコカバーと布製折り畳み式ジャバラの組み合わせによる工作機械の摺動面保護カバー。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械の摺動部をスパッタ、切り粉、ダス
トはもとより、切削油、その他液体の侵入を防止する内
外二重構造のカバーで其の内外カバーが連携して伸縮す
る事を目的とする。 【構成】複数のボックスを互いにはめこみ、一部が常に
重合する如く成した保護カバー１０の内部に布製折り畳
み式ジャバラ２０を内設し、その布製折り畳み式ジャバ
ラ２０の上面の山部２０ａより突出する少なくとも一つ
の延設部を設けた延設部付きプレートを前記山部２０ａ
の適宜間隔毎に設けて、前記延設部と前記ボックスの
内、最内側のボックス１１ａ及び最外側のボックス１１
ｅを除く中間部ボックス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの伸縮
方向後端部間を連結用金具３０により連結して成る工作
機械の摺動面保護カバー。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 従来より工作機械の摺動部保護カバーとして、布製折り畳み式ジャバラをスパ ッタや鋭利な切り粉等より防御するため、それの背面部のそれぞれの山部に隣接 する山部間にわたって覆う金属薄板より成る被覆板を連結用金具で連結して布製 折り畳み式ジャバラの背面全体を覆う如くなし、更に布製折り畳み式ジャバラの 両側面全体を前記と同様に覆う如く成した構造のものが用いられている。即ち、 布製折り畳み式ジャバラの背面部、右側面部、左側面部と３面を別々に複数の被 覆板の連結によって形成している。従って背面部の被覆板と両側部の被覆板間に 隙間を生じ、その隙間より前記スパッタや切り粉が侵入し易い、又背面部、両側 面部と別々に布製折り畳み式ジャバラの山部に前記被覆板を連結する為、連結箇 所が多く加工上の問題がある。

【０００３】 依って本考案の目的は前記する背面部、両側面間の隙間をなくし更に布製折り 畳み式ジャバラに対する連結部数を少なくする事を目的として工作機械の摺動面 保護カバーを提供せんとするものである。

【０００４】 本考案は上述の考案目的に鑑みて、 複数のボックスを互いにはめこみ、一部が常に重合する如く成した保護カバー １０の内部に布製折り畳み式ジャバラ２０を内設し、その布製折り畳み式ジャバ ラ２０の上面の山部２０ａより突出する少なくとも一つの延設部を設けた延設部 付きプレートを前記山部２０ａの適宜間隔毎に設けて、前記延設部と前記ボック スの内、最内側のボックス１１ａ及び最外側のボックス１１ｅを除く中間部ボッ クス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの伸縮方向後端部間を連結用金具３０により連結し て成る工作機械の摺動面保護カバー１に於いて、 前記保護カバー１０を形成する複数のボックスは天壁１２ａ，１２ｂ，１２ｃ ，１２ｄ，１２ｅ、左右の側壁１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ，１３ｅより成 り、 布製折り畳み式ジャバラ２０の山谷を形成する母材糊引き布の山部２０ａに沿 って少なくとも１枚のプレート２１を、それに続いて前記母材糊引き布の山部２ ０ａを貫通して突出する前記延設部２５ａを設けた１枚の延設部付きプレート２ ２ａを、それに続いて前記少なくとも１枚のプレート２１の順の配設を１サイク ルとし、次に延設部２５ｂａを設けた１枚の延設部付きプレート２２ｂを、それ に続いて前記少なくとも１枚のプレート２１、更に延設部２５ｃを設けた１枚の 延設部付きプレート２２ｃを、それに続いて前記少なくとも１枚のプレート２１ の順での前記配設を少なくとも１サイクル設けるものとし、それぞれ母材糊引き 布の山部２０ａに沿って前記プレート２１及び延設部付きプレート２５ａ，２５ ｂ，２５ｃを止着して成り、 重ねられたボックス群の最内側のボックス１１ａと最外側のボックス１１ｅを除 くボックス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの各ボックスの移動方向端末部とそれに対向 するそれぞれの前記延設部付きプレートの延設部間をそれぞれ連結用金具３０に て固定し、 更に重ねられた前記保護カバーの最内側ボックス１１ａ及び最外側のボックス １１ｅと前記布製折り畳み式ジャバラ２０の伸縮方向端部とを固定して前記保護 カバー１０と布製折り畳み式ジャバラ２０間を連結し、テレスコープ式に伸縮す る前記保護カバーと連動して前記布製折り畳み式ジャバラが伸縮する事を特徴と する工作機械の摺動面保護カバー。 以下、本考案を添付図面に示す実施例に基ずいて説明する。

【０００５】 第１図は本考案の工作機械の摺動面保護カバー１の実施例の全体を示す斜視図 であり、第２図は第１図の矢視ａ−ａ断面図、同じく第３図は第１図の矢視ｂ− ｂ断面図、第４図はボックスの上面伸縮方向端部に設けた窓部１２ｃと布製折り 畳み式ジャバラ２０の延設部付きプレート２２の延設部２５ａとの間を連結用金 具３０にて連結する実施例の状態を示す斜視図、第５図は布製折り畳み式ジャバ ラ２０の山部２０ａに沿って止着するプレートの実施例の平面図で（イ）はプレ ート２１、（ロ）は延設部付きプレート２２をそれぞれ示し、第６図は連結用金 具３０の実施例の平面及び断面図である。

【０００６】 実施例に付いて先ず、第１図を参照すると、本考案を構成する保護カバー１０ の内部に布製折り畳み式ジャバラ２０を配設している状態を示している。図に於 いて互いに重合するボックス１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ，１１ｅはそれぞ れ天壁１２ａ，１２ｂ・・・・１２ｅ、左右の側壁１３ａ，１３ｂ・・・・１３ ｅにより保護カバー１０が形成されている。尚、前記重合するボックス間は連結 されて無いので、テレスコープ式に伸縮は不可である。第２図に第１図の矢視ａ −ａ断面図を示す。図に於いて保護カバー１０中に納められた布製折り畳み式ジ ャバラ２０は糊引き加工したカバー布２３に山谷の折り目を施し、その山部に沿 って図の如くプレート２１及び適宜間隔を設けて前記山部より突出する延設部を 設けた延設部付きプレート２２ａ，２２ｂ，２２ｃを止着しする。尚、延設部付 きプレート２２ａと２２ｂ、２２ｂと２２ｃの間隔はそれらの延設部と連結する ボックスの移動方向の長さ及び隣接するボックス間に必要な最小重合長さと布製 折り畳み式ジャバラを伸張した時の隣接する延設部付きプレート間の距離とによ って選定される。保護カバーと布製折り畳み式ジャバラの連結方式に付いて説明 すると、第４図に示すそれぞれボックスの後端部に設けた二つの窓１２ｃと前記 左右の延設部２５ａ，２５ｂ，２５ｃ間を連結金具３０により連結している。第 ２図に示す如く延設部２５ａ，２５ｂ，２５ｃの突出高さｈ１，ｈ２，ｈ３は図 の如く対向するボックスまでの高さを調節するためｈ１＜ｈ２＜ｈ３とし、前記 窓１２ｃと延設部２５ａ，２５ｂ，２５ｃ間を連結金具により連結している。尚 前記延設部の突出高さｈ１，ｈ２，ｈ３を等しくし連結金具３０の長さをそれぞ れ対応する長さとしても良い。布製折り畳み式ジャバラ２０の再端部は保護カバ ー１０を構成するボックスの中、最内側及び外側重ねのボックスと連結する。

【０００７】 以上に示した、複数のボックスを互いにはめこみ、一部が常に重合する如く成し た保護カバー１０の内部に布製折り畳み式ジャバラ２０を内設し、その布製折り 畳み式ジャバラ２０の上面の山部２０ａより突出する少なくとも一つの延設部を 設けた延設部付きプレートを前記山部２０ａの適宜間隔毎に設けて、前記延設部 と前記ボックスの内、最内側のボックス１１ａ及び最外側のボックス１１ｅを除 く中間部ボックス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの伸縮方向後端部間を連結用金具３０ により連結して成る工作機械の摺動面保護カバー１は、二重のカバー構造であり ダスト、切り粉、切削油、スパッタ等の機械内部への侵入防止に優れた機能を発 揮する。前記する如く保護カバーを構成するボックスと布製折り畳み式ジャバラ とが連結され、保護カバーの伸縮運動に連携して自在作動する優れた構造である 。

【提出日】平成１１年３月８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】 従来より工作機械の摺動部保護カバーとして、布製折り畳み式ジャバラをスパ ッタや鋭利な切り粉等より防御するため、それの背面部のそれぞれの山部に隣接 する山部間にわたって覆う金属薄板より成る被覆板を連結用金具で連結して布製 折り畳み式ジャバラの背面全体を覆う如くなし、更に布製折り畳み式ジャバラの 両側面全体を前記と同様に覆う如く成した構造のものが用いられている。即ち、 布製折り畳み式ジャバラの背面部、右側面部、左側面部と３面を別々に複数の被 覆板の連結によって形成している。従って背面部の被覆板と両側部の被覆板間に 隙間を生じ、その隙間より前記スパッタや切り粉が侵入し易い、又背面部、両側 面部と別々に布製折り畳み式ジャバラの山部に前記被覆板を連結する為、連結箇 所が多く加工上の問題がある。

【０００３】 依って本考案の目的は前記する背面部、両側面間の隙間をなくし更に布製折り 畳み式ジャバラに対する連結部数を少なくする事を目的として工作機械の摺動面 保護カバーを提供せんとするものである。

【０００４】 本考案は上述の考案目的に鑑みて、 複数のボックスを互いにはめこみ、一部が常に重合する如く成した保護カバー １０の内部に布製折り畳み式ジャバラ２０を内設し、その布製折り畳み式ジャバ ラ２０の上面の山部２０ａより突出する少なくとも一つの延設部を設けた延設部 付きプレートを前記山部２０ａの適宜間隔毎に設けて、前記延設部と前記ボック スの内、最内側のボックス１１ａ及び最外側のボックス１１ｅを除く中間部ボッ クス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの伸縮方向後端部間を連結用金具３０により連結し て成る工作機械の摺動面保護カバー１に於いて、 前記保護カバー１０を形成する複数のボックスは天壁１２ａ，１２ｂ，１２ｃ ，１２ｄ，１２ｅ、左右の側壁１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ，１３ｅより成 り、 布製折り畳み式ジャバラ２０の山谷を形成する母材糊引き布の山部２０ａに沿 って少なくとも１枚のプレート２１を、それに続いて前記母材糊引き布の山部２ ０ａを貫通して突出する前記延設部２５ａを設けた１枚の延設部付きプレート２ ２ａを、それに続いて前記少なくとも１枚のプレート２１の順の配設を１サイク ルとし、次に延設部２５ｂａを設けた１枚の延設部付きプレート２２ｂを、それ に続いて前記少なくとも１枚のプレート２１，更に延設部２５ｃを設けた１枚の 延設部付きプレート２２ｃを、それに続いて前記少なくとも１枚のプレート２１ の順での前記配設を少なくとも１サイクル設けるものとし、それぞれ母材糊引き 布の山部２０ａに沿って前記プレート２１及び延設部付きプレート２５ａ，２５ ｂ，２５ｃを止着して成り、 重ねられたボックス群の最内側のボックス１１ａと最外側のボックス１１ｅを除 くボックス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの各ボックスの移動方向端末部とそれに対向 するそれぞれの前記延設部付きプレートの延設部間をそれぞれ連結用金具３０に て固定し、 更に重ねられた前記保護カバーの最内側ボックス１１ａ及び最外側のボックス １１ｅと前記布製折り畳み式ジャバラ２０の伸縮方向端部とを固定して前記保護 カバー１０と布製折り畳み式ジャバラ２０間を連結し、テレスコープ式に伸縮す る前記保護カバーと連動して前記布製折り畳み式ジャバラが伸縮する事を特徴と する工作機械の摺動面保護カバー。 以下、本考案を添付図面に示す実施例に基ずいて説明する。

【０００５】 第１図は本考案の工作機械の摺動面保護カバー１の実施例の全体を示す斜視図 であり、第２図は第１図の矢視ａ−ａ断面図、同じく第３図は第１図の矢視ｂ− ｂ断面図、第４図はボックスの上面伸縮方向端部に設けた窓部１２ｃと布製折り 畳み式ジャバラ２０の延設部付きプレート２２の延設部２５ａとの間を連結用金 具３０にて連結する実施例の状態を示す斜視図、第５図は布製折り畳み式ジャバ ラ２０の山部２０ａに沿って止着するプレートの実施例の平面図で（イ）はプレ ート２１、（ロ）は延設部付きプレート２２をそれぞれ示し、第６図は連結用金 具３０の実施例の平面及び断面図である。

【０００６】 実施例に付いて先ず、第１図を参照すると、本考案を構成する保護カバー１０ の内部に布製折り畳み式ジャバラ２０を配設している状態を示している。図に於 いて互いに重合するボックス１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ，１１ｅはそれぞ れ天壁１２ａ，１２ｂ・・・・１２ｅ、左右の側壁１３ａ，１３ｂ・・・・１３ ｅにより保護カバー１０が形成されている。尚、前記重合するボックス間は連結 されて無いので、テレスコープ式に伸縮は不可である。第２図に第１図の矢視ａ −ａ断面図を示す。図に於いて保護カバー１０中に納められた布製折り畳み式ジ ャバラ２０は糊引き加工したカバー布２３に山谷の折り目を施し、その山部に沿 って図の如くプレート２１及び適宜間隔を設けて前記山部より突出する延設部を 設けた延設部付きプレート２２ａ，２２ｂ，２２ｃを止着しする。尚、延設部付 きプレート２２ａと２２ｂ、２２ｂと２２ｃの間隔はそれらの延設部と連結する ボックスの移動方向の長さ及び隣接するボックス間に必要な最小重合長さと布製 折り畳み式ジャバラを伸張した時の隣接する延設部付きプレート間の距離とによ って選定される。保護カバーと布製折り畳み式ジャバラの連結方式に付いて説明 すると、第４図に示すそれぞれボックスの後端部に設けた二つの窓１２ｃと前記 左右の延設部２５ａ，２５ｂ，２５ｃ間を連結金具３０により連結している。第 ２図に示す如く延設部２５ａ，２５ｂ，２５ｃの突出高さｈ１，ｈ２，ｈ３は図 の如く対向するボックスまでの高さを調節するためｈ１＜ｈ２＜ｈ３とし、前記 窓１２ｃと延設部２５ａ，２５ｂ，２５ｃ間を連結金具により連結している。尚 前記延設部の突出高さｈ１，ｈ２，ｈ３を等しくし連結金具３０の長さをそれぞ れ対応する長さとしても良い。布製折り畳み式ジャバラ２０の両端部は保護カバ ー１０を構成するボックスの中、最内側及び外側重ねのボックスと連結する。

【０００７】 以上に示した、複数のボックスを互いにはめこみ、一部が常に重合する如く成し た保護カバー１０の内部に布製折り畳み式ジャバラ２０を内設し、その布製折り 畳み式ジャバラ２０の上面の山部２０ａより突出する少なくとも一つの延設部を 設けた延設部付きプレートを前記山部２０ａの適宜間隔毎に設けて、前記延設部 と前記ボックスの内、最内側のボックス１１ａ及び最外側のボックス１１ｅを除 く中間部ボックス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの伸縮方向後端部間を連結用金具３０ により連結して成る工作機械の摺動面保護カバー１は、二重のカバー構造であり ダスト、切り粉、切削油、スパッタ等の機械内部への侵入防止に優れた機能を発 揮する。前記する如く保護カバーを構成するボックスと布製折り畳み式ジャバラ とが連結され、保護カバーの伸縮運動に連携して自在作動する優れた構造である 。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の工作機械の摺動面保護カバー１の実施
例の全体を示す斜視図、第２図は第１図の矢視ａ−ａ断
面図、第３図は第１図の矢視ｂ−ｂ断面図、第４図はボ
ックスの上面伸縮方向端部に設けた窓部１２ｃと布製折
り畳み式ジャバラ２０の延設部付きプレート２２の延設
部２５ａとの間を連結用金具３０にて連結する実施例の
状態を示す斜視図、第５図は布製折り畳み式ジャバラ２
０の山部２０ａに沿って止着するプレートの実施例の平
面図で（イ）はプレート２１、（ロ）は延設部付きプレ
ート２２をそれぞれ示し、第６図は連結用金具３０の実
施例の平面及び断面図である。

【符号の説明】

１‥‥工作機械の摺動面保護カバー、１０‥‥保護カバ
ー、１１ａ‥‥最内側ボックス、１１ｂ，１１ｃ，１１
ｄ‥‥中間部ボックス、１１ｅ‥‥最外側ボックス、１
２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ‥‥ボックスの
天壁、１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ，１３ｅ‥‥ボ
ックスの側壁、２０‥‥布製折り畳み式ジャバラ、２０
ａ‥‥布製折り畳み式ジャバラの山部、２１‥‥プレー
ト、２２‥‥延設部付きプレート，２２ａ，２２ｂ，２
２ｃ‥‥延設部付きプレート、２３‥‥糊引き加工した
カバー布，２５ａ，２５ｂ，２５ｃ‥‥延設部付きプレ
ートの延設部、３０‥‥連結金具、ｈ１，ｈ２，ｈ３‥
‥延設部の突出高さ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１１年３月８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 テレスコカバーと布製折り畳み式ジャ
バラの組み合わせによる工作機械の摺動面保護カバー。

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の工作機械の摺動面保護カバー１の実施
例の全体を示す斜視図 、第２図は第１図の矢視ａ−ａ断面図、第３図は第１図
の矢視ｂ−ｂ断面図、第４図はボックスの上面伸縮方向
端部に設けた窓部１２ｃと布製折り畳み式ジャバラ２０
の延設部付きプレート２２の延設部２５ａとの間を連結
用金具３０にて連結する実施例の状態を示す斜視図、第
５図は布製折り畳み式ジャバラ２０の山部２０ａに沿っ
て止着するプレートの実施例の平面図で（イ）はプレー
ト２１、（ロ）は延設部付きプレート２２をそれぞれ示
し、第６図は連結用金具３０の実施例の平面及び断面図
である。

【符号の説明】 １‥‥工作機械の摺動面保護カバー、１０‥‥保護カバ
ー、１１ａ‥‥最内側ボックス、１１ｂ，１１ｃ，１１
ｄ‥‥中間部ボックス、１１ｅ‥‥最外側ボックス、１
２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ‥‥ボックスの
天壁、１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ，１３ｅ‥‥ボ
ックスの側壁、２０‥‥布製折り畳み式ジャバラ、２０
ａ‥‥布製折り畳み式ジャバラの山部、２１‥‥プレー
ト、２２‥‥延設部付きプレート，２２ａ‥‥延設部付
きプレート２２ａ，２２ｂ，２２ｃの内２２ａを代表し
て示す、２３‥‥糊引き加工したカバー布，２５ａ‥‥
延設部付きプレートの延設部２５ａ，２５ｂ，２５ｃの
内２５ａを代表して示す、３０‥‥連結金具、ｈ１，ｈ
２，ｈ３‥‥延設部の突出高さ

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【第１図】

【第２図】

【第３図】

【第４図】

【第６図】

【第５図】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のボックスを互いにはめこみ、一部が
   常に重合する如く成した保護カバー１０の内部に布製折
   り畳み式ジャバラ２０を内設し、その布製折り畳み式ジ
   ャバラ２０の上面の山部２０ａより突出する少なくとも
   一つの延設部を設けた延設部付きプレートを前記山部２
   ０ａの適宜間隔毎に設けて、前記延設部と前記ボックス
   の内、最内側のボックス１１ａ及び最外側のボックス１
   １ｅを除く中間部ボックス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの伸
   縮方向後端部間を連結用金具３０により連結して成る工
   作機械の摺動面保護カバー１に於いて、 前記保護カバー１０を形成する複数のボックスは天壁１
   ２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ、左右の側壁１
   ３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ，１３ｅより成り、 布
   製折り畳み式ジャバラ２０の山谷を形成する母材糊引き
   布の山部２０ａに沿って少なくとも１枚のプレート２１
   を、それに続いて前記母材糊引き布の山部２０ａを貫通
   して突出する前記延設部２５ａを設けた１枚の延設部付
   きプレート２２ａを、それに続いて前記少なくとも１枚
   のプレート２１の順の配設を１サイクルとし、次に延設
   部２５ｂａを設けた１枚の延設部付きプレート２２ｂ
   を、それに続いて前記少なくとも１枚のプレート２１、
   更に延設部２５ｃを設けた１枚の延設部付きプレート２
   ２ｃを、それに続いて前記少なくとも１枚のプレート２
   １の順での前記配設を少なくとも１サイクル設けるもの
   とし、それぞれ母材糊引き布の山部２０ａに沿って前記
   プレート２１及び延設部付きプレート２５ａ，２５ｂ，
   ２５ｃを止着して成り、重ねられたボックス群の最内側
   のボックス１１ａと最外側のボックス１１ｅを除くボッ
   クス１１ｂ，１１ｃ，１１ｄの各ボックスの移動方向端
   末部とそれに対向するそれぞれの前記延設部付きプレー
   トの延設部間をそれぞれ連結用金具３０にて固定し、 更に重ねられた前記保護カバーの最内側ボックス１１ａ
   及び最外側のボックス１１ｅと前記布製折り畳み式ジャ
   バラ２０の伸縮方向端部とを固定して前記保護カバー１
   ０と布製折り畳み式ジャバラ２０間を連結し、テレスコ
   ープ式に伸縮する前記保護カバーと連動して前記布製折
   り畳み式ジャバラが伸縮する事を特徴とする工作機械の
   摺動面保護カバー。