JP5547978B2 - 折畳式紙器 - Google Patents
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Description
この収納容器10の各小間13内には、図17(a)に示すように上面が開口した箱形の簡易紙器21を嵌め込んで使用していた。
従来の簡易紙器21は、図16の展開されたブランクシート21’に示すように、1枚のグラシン紙(内面にシリコンを塗布したもの)に図中点線で示す折り目を付け、該折り目に沿って折り、重ね合わせ個所を接着テープ22で貼り付けて、上面が開口する略立方体の箱形の簡易紙器21として使用に供していた。
上記簡易紙器21では、ブランクシート21’のコーナーの端面加工が必要となり、また特殊形状であるため歩留まりが悪い。
また、簡易紙器21を組み立てる際には接着テープ22の貼付作業が2個所必要となり、収納する溶剤が固化した場合は、前記接着テープ22を剥離する作業が必要となり手間がかかる。
更に、簡易紙器21はボックス型なので小間13内に嵌め込んでも前記収納容器21の仕切壁12や外壁11には保管用の溶剤が付着しないようにマスキング材(図示せず)をセットしたり離型したりする必要があった。
一方、簡易折畳紙器として特開2007−297135が開示されているが、この簡易折畳紙器を従来のように用いたとしても、同様に収納容器にマスキング材を設ける必要があった。
この発明の別の課題は、不使用時には重ねて折畳むことで保管場所の省スペースを図ることができ、折畳状態から箱形への展開を容易に行うことができるようにした折畳式紙器を提供することにある。
1枚のブランクシートを折って、四角形の底壁と、該底壁の四辺に沿って立設する4つの周壁と、該4つの周壁の対向する一対の周壁に該周壁の上端から折れ曲がって外方へ延びる翼片部とを接着手段を用いることなく一連に設けた折畳式紙器を、上面が開口する箱形で内部が縦横に交差する仕切壁で均等な小間に仕切られた溶液保管用の収納容器の仕切壁又は仕切壁と外周壁で仕切られた小間に嵌め込み、前記一対の翼片部を前記仕切壁間又は仕切壁と外周壁を覆うように被せてマスキングしうる折畳式紙器において、
折畳式紙器が、折畳時にはいずれか一方の翼片部がこれに連なる周壁の外側に折り重ねられ、
いずれか他方の翼片部に連なる周壁は底壁上に重なるように折り畳まれ、他方の翼片部はこれに連なる周壁の上に折り返され、前記一方の翼片部に連なる周壁が他方の翼片部およびこれに連なる周壁の上に折り重ねられ、
上記翼片部に連なる周壁間の翼片部を有しない周壁は前記他方の翼片部に連なる周壁が底壁上に折り畳まれる際に連動して内側に半分に折り込まれ、一方の翼片部に連なる周壁と重なる際に前記半分の折り込まれた周壁は更に半分に折り込まれて外方へ突出するようになっていることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、
前記折畳式紙器が、1枚の正方形又は長方形のブランクシートに折り目を形成しており、該折り目が、ブランクシートを横方向に3つに分ける第1縦線および第2縦線と、縦方向に5つに分ける第1横線から第4横線とを有しており、
ブランクシートの上辺と第1横線の間を一方の翼片部形成部とし、ブランクシートの下辺と第4横線の間を他方の翼片部形成部とし、
第2横線と第3横線の間で第1縦線と第2縦線で囲まれた部分を底壁形成部とし、第2横線と第3横線の間でブランクシートの左辺と第1縦線で囲まれた部分と、ブランクシートの右辺と第2縦線で囲まれた部分を、それぞれ翼片部を有しない一対の周壁形成部とし、
第1横線と第2横線の間で、第1縦線と第2縦線で囲まれた部分を一方の翼片部を有する一方の周壁の内面形成部とし、ブランクシートの左辺と第1縦線で囲まれた部分およびブランクシートの右辺と第2縦線で囲まれた部分を上記一方の周壁の外面形成部とし、
第3横線と第4横線の間で、第1縦線と第2縦線で囲まれた部分を他方の翼片部を有する他方の周壁の内面形成部とし、ブランクシートの左辺と第1縦線で囲まれた部分およびブランクシートの右辺と第2縦線で囲まれた部分を上記他方の周壁の外面形成部とし、
前記一方の周壁の外面形成部には、第1横線の左端から第2横線と第1縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線、第1横線の右端から第2横線と第2縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線を形成し、
前記他方の周壁の外面形成部には、第4横線の左端から第3横線と第1縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線、第4横線の右端から第3横線と第2縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線を形成し、
前記翼片部を有しない一対の周壁形成部にはクロス状に2本の対角折線を形成してなることを特徴とする。
請求項3の発明では、
前記折畳式紙器の内面に相当するブランクシートの少なくとも一側が、耐水性又は耐油性を有することを特徴とする。
また、折畳乃至展開を容易に行うことができるので、収納の省スペース化が図れ、また収納容器へのセットも容易に行うことができ利便性が高い。
このブランクシート1’は、紙器内面となる一側面にシリコンを塗布したグラシン紙を用いているが、耐水性、耐油性を有する紙、合成紙、樹脂層を被覆した紙など公知の紙類を用いることができる。
そして、上記ブランクシート1’を上記折り目に沿って折ることで、上面が開口した箱形の折畳式紙器1を成形することができる。
折り目は、ブランクシート1’を横方向に3つに分ける2本の縦線として、図中左から第1縦線Y1と、第2縦線Y2とが設けられる。
また、ブランクシート1’を縦方向に5つに分ける4本の横線として、図中上から第1横線X1と、第2横線X2と、第3横線X3と、第4横線X4とが設けられる。
また、第2横線X2と第3横線X3の間で第1縦線Y1と第2縦線Y2で囲まれた部分を底壁形成部H3とする。
更に、翼片部を有しない第3側壁形成部H4にはクロス状の対角線に沿った2本の第3対角折線Z3aとZ3bを形成し、第4側壁形成部H5にはにはクロス状の対角線に沿った2本の第4対角折線Z4aとZ4bを形成している。
まず、第2横線X2に沿って図中上側の片を下側の片に重なるように2つに折り曲げる(図3参照)。
次いで、第1縦線Y1に沿って左側の片を右側に折り返す。
これにより前記第2横線X2より上部の片で形成された左側の山形の左半分が折り返されて下段に表れる(図8参照)。
そして、前記と同様に折り返された片を第2縦線Y2の右側に開くと、第6対角折線Z6と第4a対角折線Z4aに沿って前記右半分の山形の片が更に半分に折られて右横向きの三角形状が外方へ突出するような斜めの梯形状に展開する(図11参照)。
このように折られた折畳式紙器1は、上面2が開口し底壁3と、該底壁3を囲む4つの周壁4〜7からなる立方体又は直方体状の容器本体2が接着テープを用いることなく折り方だけで完成することができる。
これに連動して、第2周壁5および第4周壁7が平面状に展開されて箱形を完成する(図12〜図14参照)。
これにより、溶液や接着材を仮保管する際に、これらが仕切壁や外周壁にたれても、前記翼片部8,9がこれらを覆っているので、収納容器10を全く汚すことがなく、作業の効率化を図ることができる。
また、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要するに、この発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1’ ブランクシート
1a’ブランクシートの上辺
1b ブランクシートの下辺
1c’ブランクシートの右辺
1d’ブランクシートの左辺
2 容器本体
3 底壁
3’ 底壁形成部
4 第1周壁
4’ 第1周壁形成部
4a 第1周壁内面
4a’第1周壁内面形成部
4b 第1周壁外面
4b’第1周壁外面形成部
5 第2周壁
5’ 第2周壁形成部
6 第3周壁
6’ 第3周壁形成部
6a 第3周壁内面
6a’第3周壁内面形成部
6b 第3周壁外面
6b’第3周壁内面形成部
7 第4周壁
7’ 第4周壁形成部
8 第1翼片部
8’ 第1翼片部形成部
9 第2翼片部
9’ 第2翼片部形成部
10 収納容器
11 外壁
12 仕切壁
13 小間
H1 第1翼片部形成部
H2 第2翼片部形成部
H3 底壁形成部
H4 第3周壁形成部
H5 第4周壁形成部
H6a 第1周壁の内面形成部
H6b 第1周壁の外面形成部
H7a 第2周壁の内面形成部
H7b 第2周壁の外面形成部
X1〜X4 第1〜第4横線
Y1〜Y2 第1〜第2縦線
Z1〜Z6 第1〜第6対角折線
Claims (3)
- 1枚のブランクシートを折って、四角形の底壁と、該底壁の四辺に沿って立設する4つの周壁と、該4つの周壁の対向する一対の周壁に該周壁の上端から折れ曲がって外方へ延びる翼片部とを接着手段を用いることなく一連に設けた折畳式紙器を、上面が開口する箱形で内部が縦横に交差する仕切壁で均等な小間に仕切られた溶液保管用の収納容器の仕切壁又は仕切壁と外周壁で仕切られた小間に嵌め込み、前記一対の翼片部を前記仕切壁間又は仕切壁と外周壁を覆うように被せてマスキングしうる折畳式紙器において、
折畳式紙器が、折畳時にはいずれか一方の翼片部がこれに連なる周壁の外側に折り重ねられ、
いずれか他方の翼片部に連なる周壁は底壁上に重なるように折り畳まれ、他方の翼片部はこれに連なる周壁の上に折り返され、前記一方の翼片部に連なる周壁が他方の翼片部およびこれに連なる周壁の上に折り重ねられ、
上記翼片部に連なる周壁間の翼片部を有しない周壁は前記他方の翼片部に連なる周壁が底壁上に折り畳まれる際に連動して内側に半分に折り込まれ、一方の翼片部に連なる周壁と重なる際に前記半分の折り込まれた周壁は更に半分に折り込まれて外方へ突出するようになっていることを特徴とする折畳式紙器。 - 折畳式紙器が、1枚の正方形又は長方形のブランクシートに折り目を形成しており、該折り目が、ブランクシートを横方向に3つに分ける第1縦線および第2縦線と、縦方向に5つに分ける第1横線から第4横線とを有しており、
ブランクシートの上辺と第1横線の間を一方の翼片部形成部とし、ブランクシートの下辺と第4横線の間を他方の翼片部形成部とし、
第2横線と第3横線の間で第1縦線と第2縦線で囲まれた部分を底壁形成部とし、第2横線と第3横線の間でブランクシートの左辺と第1縦線で囲まれた部分と、ブランクシートの右辺と第2縦線で囲まれた部分を、それぞれ翼片部を有しない一対の周壁形成部とし、
第1横線と第2横線の間で、第1縦線と第2縦線で囲まれた部分を一方の翼片部を有する一方の周壁の内面形成部とし、ブランクシートの左辺と第1縦線で囲まれた部分およびブランクシートの右辺と第2縦線で囲まれた部分を上記一方の周壁の外面形成部とし、
第3横線と第4横線の間で、第1縦線と第2縦線で囲まれた部分を他方の翼片部を有する他方の周壁の内面形成部とし、ブランクシートの左辺と第1縦線で囲まれた部分およびブランクシートの右辺と第2縦線で囲まれた部分を上記他方の周壁の外面形成部とし、
前記一方の周壁の外面形成部には、第1横線の左端から第2横線と第1縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線、第1横線の右端から第2横線と第2縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線を形成し、
前記他方の周壁の外面形成部には、第4横線の左端から第3横線と第1縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線、第4横線の右端から第3横線と第2縦線の交点に向かう対角線に沿った折り線を形成し、
前記翼片部を有しない一対の周壁形成部にはクロス状に2本の対角折線を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の折畳式紙器。 - 折畳式紙器の内面に相当するブランクシートの少なくとも一側が、耐水性又は耐油性を有することを特徴とする請求項1または2に記載の折畳式紙器。
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