JP3062896B2 - 自動二輪車用エンジン - Google Patents
自動二輪車用エンジンInfo
- Publication number
- JP3062896B2 JP3062896B2 JP3275085A JP27508591A JP3062896B2 JP 3062896 B2 JP3062896 B2 JP 3062896B2 JP 3275085 A JP3275085 A JP 3275085A JP 27508591 A JP27508591 A JP 27508591A JP 3062896 B2 JP3062896 B2 JP 3062896B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel pump
- shaft
- engine
- fuel
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射装置用燃料ポ
ンプを自らの動力によって駆動する自動二輪車用エンジ
ンに関するものである。
ンプを自らの動力によって駆動する自動二輪車用エンジ
ンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、燃料噴射装置によって燃料が供給
される自動二輪車用エンジンとしては、燃料ポンプをク
ランク軸によって駆動する構造のものがある（例えば特
開平２−４５６５０号公報参照）。
される自動二輪車用エンジンとしては、燃料ポンプをク
ランク軸によって駆動する構造のものがある（例えば特
開平２−４５６５０号公報参照）。
【０００３】この公報に開示された自動二輪車用エンジ
ンは、車体右側のクランクケースカバーに燃料噴射装置
用燃料ポンプの本体部分が固定されていた。そして、そ
の燃料ポンプの入力軸（ポンプ駆動軸）は、前記クラン
クケースカバーを貫通してクランク軸の車体右側軸端部
に歯車を介して連結されていた。
ンは、車体右側のクランクケースカバーに燃料噴射装置
用燃料ポンプの本体部分が固定されていた。そして、そ
の燃料ポンプの入力軸（ポンプ駆動軸）は、前記クラン
クケースカバーを貫通してクランク軸の車体右側軸端部
に歯車を介して連結されていた。
【０００４】すなわち、クランク軸が回転することで燃
料ポンプの入力軸も回転することになる。
料ポンプの入力軸も回転することになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに燃料ポンプ本体をクランクケースカバーに取付けた
のでは、エンジン保守作業が煩雑になるという不具合が
生じる。これは、例えばエンジンからミッション等を脱
着させるときには、クランクケースカバーをエンジンか
ら外す前に予め燃料ポンプ本体を取外さなくてはならな
いからである。
うに燃料ポンプ本体をクランクケースカバーに取付けた
のでは、エンジン保守作業が煩雑になるという不具合が
生じる。これは、例えばエンジンからミッション等を脱
着させるときには、クランクケースカバーをエンジンか
ら外す前に予め燃料ポンプ本体を取外さなくてはならな
いからである。
【０００６】すなわち、クランクケースカバーを取外す
ような保守作業を行うときには必ず燃料ポンプ本体およ
びポンプ駆動系の脱着作業が伴なうので、作業工数が多
くなってしまう。
ような保守作業を行うときには必ず燃料ポンプ本体およ
びポンプ駆動系の脱着作業が伴なうので、作業工数が多
くなってしまう。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
用エンジンは、燃料ポンプを車体フレーム側に固定する
とともに、この燃料ポンプの入力軸を、バランサー軸に
おけるクランク軸連結部およびクラッチとは反対側の軸
端部に回転式動力伝達ケーブルを介して連結したもので
ある。
用エンジンは、燃料ポンプを車体フレーム側に固定する
とともに、この燃料ポンプの入力軸を、バランサー軸に
おけるクランク軸連結部およびクラッチとは反対側の軸
端部に回転式動力伝達ケーブルを介して連結したもので
ある。
【０００８】
【作用】バランサー軸におけるクランク軸連結部および
クラッチとは反対側の軸端部はエンジン保守時には分解
されることが少ない。そのため、その部分から燃料ポン
プの動力を取出すことで、エンジン保守作業を実施する
に当たって燃料ポンプの駆動系を取外すことが少なくな
る。また、回転式動力伝達ケーブルは延在方向を自由に
変えることができるから、燃料ポンプを配設する位置の
自由度が増大する。
クラッチとは反対側の軸端部はエンジン保守時には分解
されることが少ない。そのため、その部分から燃料ポン
プの動力を取出すことで、エンジン保守作業を実施する
に当たって燃料ポンプの駆動系を取外すことが少なくな
る。また、回転式動力伝達ケーブルは延在方向を自由に
変えることができるから、燃料ポンプを配設する位置の
自由度が増大する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図６に
よって詳細に説明する。図１は本発明に係る自動二輪車
用エンジンを搭載した自動二輪車の側面図、図２は本発
明に係る自動二輪車用エンジンの側面図、図３は本発明
に係る自動二輪車用エンジンのポンプ連結部を破断して
示す側面図で、同図の断面部分は図４におけるIII−III
線断面である。図４は図２におけるバランサー軸部分の
IV−IV線断面図、図５は本発明に係る自動二輪車用エン
ジンに使用するスロットル弁装置の左側面図、図６は同
じく右側面図である。
よって詳細に説明する。図１は本発明に係る自動二輪車
用エンジンを搭載した自動二輪車の側面図、図２は本発
明に係る自動二輪車用エンジンの側面図、図３は本発明
に係る自動二輪車用エンジンのポンプ連結部を破断して
示す側面図で、同図の断面部分は図４におけるIII−III
線断面である。図４は図２におけるバランサー軸部分の
IV−IV線断面図、図５は本発明に係る自動二輪車用エン
ジンに使用するスロットル弁装置の左側面図、図６は同
じく右側面図である。
【００１０】これらの図において、１はオンロード用自
動二輪車、２はこの自動二輪車１のフレーム、３は前記
フレーム２に搭載されたエンジンである。
動二輪車、２はこの自動二輪車１のフレーム、３は前記
フレーム２に搭載されたエンジンである。
【００１１】前記フレーム２はフロントフォーク４を操
舵自在に支持するヘッドパイプ５と、このヘッドパイプ
５から後下がりに延設された左右の主フレーム６と、こ
の主フレーム６の後端部に溶接されたリヤアームブラケ
ット７等とから構成されている。
舵自在に支持するヘッドパイプ５と、このヘッドパイプ
５から後下がりに延設された左右の主フレーム６と、こ
の主フレーム６の後端部に溶接されたリヤアームブラケ
ット７等とから構成されている。
【００１２】また、前記リヤアームブラケット７には、
後輪８を回転自在に支持するリヤアーム９がピボット軸
１０を介して揺動自在に支持されている。なお、このリ
ヤアームブラケット７とリヤアーム９との間には、リヤ
クッションユニット（図示せず）が介装されている。
後輪８を回転自在に支持するリヤアーム９がピボット軸
１０を介して揺動自在に支持されている。なお、このリ
ヤアームブラケット７とリヤアーム９との間には、リヤ
クッションユニット（図示せず）が介装されている。
【００１３】１１は前記主フレーム６に支持された燃料
タンク、１２はシートレール１３に支持されたシートで
ある。
タンク、１２はシートレール１３に支持されたシートで
ある。
【００１４】前記エンジン３は、水冷式２サイクルＶ型
２気筒形のもので、シリンダが上下に配置されると共
に、クランク室にリードバルブ装置が装着されている。
図中３ａは上側気筒を示し、３ｂは下側気筒を示し、３
ｃはクランクケースを示す。また、３ｄはリードバルブ
装置である。なお、このエンジン３はメインクラッチ
（図示せず）が車体右側に配置され、車体左側にはジェ
ネレータ３ｅが配置されている。３ｆは後輪駆動用スプ
ロケットである。
２気筒形のもので、シリンダが上下に配置されると共
に、クランク室にリードバルブ装置が装着されている。
図中３ａは上側気筒を示し、３ｂは下側気筒を示し、３
ｃはクランクケースを示す。また、３ｄはリードバルブ
装置である。なお、このエンジン３はメインクラッチ
（図示せず）が車体右側に配置され、車体左側にはジェ
ネレータ３ｅが配置されている。３ｆは後輪駆動用スプ
ロケットである。
【００１５】さらに、このエンジン３は、ミッション
（図示せず）としてカセット式のものが採用されてお
り、前記メインクラッチを取外した状態でクランクケー
ス３ｃ内のカバーを取外すことで、カセットミッション
を取外すことができるように構成されている。すなわ
ち、エンジン保守時にカセットミッションの脱着作業を
行うには、クランクケース３ｃの車体右側に取付けられ
たクラッチカバー，メインクラッチおよびミッションカ
バー等を取外して行なう。なお、これらの部材の着脱作
業は全て車体右側から行なうことができる。
（図示せず）としてカセット式のものが採用されてお
り、前記メインクラッチを取外した状態でクランクケー
ス３ｃ内のカバーを取外すことで、カセットミッション
を取外すことができるように構成されている。すなわ
ち、エンジン保守時にカセットミッションの脱着作業を
行うには、クランクケース３ｃの車体右側に取付けられ
たクラッチカバー，メインクラッチおよびミッションカ
バー等を取外して行なう。なお、これらの部材の着脱作
業は全て車体右側から行なうことができる。
【００１６】そして、前記各気筒３ａ，３ｂの冷却水通
路は、主フレーム６の下側であってエンジン３の前方に
配置されたラジエーター１４に連通されている。ラジエ
ーター１４は、上端部が主フレーム３のヘッドパイプ側
部分に固定され、下端部がラジエーター用ブラケット１
４ａを介して主フレーム６のエンジン支持用ブラケット
６ａ側に固定されている。
路は、主フレーム６の下側であってエンジン３の前方に
配置されたラジエーター１４に連通されている。ラジエ
ーター１４は、上端部が主フレーム３のヘッドパイプ側
部分に固定され、下端部がラジエーター用ブラケット１
４ａを介して主フレーム６のエンジン支持用ブラケット
６ａ側に固定されている。
【００１７】さらに、このエンジン３の吸気系は各気筒
毎に設けられており、前記リードバルブ装置３ｄはクラ
ンク室の２箇所に配設されている。
毎に設けられており、前記リードバルブ装置３ｄはクラ
ンク室の２箇所に配設されている。
【００１８】１５は上側気筒用のスロットル弁装置、１
６は下側気筒用のスロットル弁装置である。これらのス
ロットル弁装置１５，１６は、図５および図６に示すよ
うに、円盤状のスロットル弁１７がスロットルボディ１
８内に回動自在に設けられており、このスロットル弁１
７をスロットルワイヤー１９によって操作するように構
成されている。
６は下側気筒用のスロットル弁装置である。これらのス
ロットル弁装置１５，１６は、図５および図６に示すよ
うに、円盤状のスロットル弁１７がスロットルボディ１
８内に回動自在に設けられており、このスロットル弁１
７をスロットルワイヤー１９によって操作するように構
成されている。
【００１９】また、このスロットル弁装置１５，１６に
は燃料噴射装置のインジェクタ２０が取付けられてい
る。
は燃料噴射装置のインジェクタ２０が取付けられてい
る。
【００２０】前記インジェクタ２０は、フレーム２側に
固定された燃料ポンプ２１から燃料が供給され、燃料を
前記スロットルバルブ１７へ向けて噴射するように構成
されている。なお、燃料噴射方向を図５中破線矢印Ａで
示す。また、図５および図６において矢印Ｂは吸気の流
れ方向を示す。
固定された燃料ポンプ２１から燃料が供給され、燃料を
前記スロットルバルブ１７へ向けて噴射するように構成
されている。なお、燃料噴射方向を図５中破線矢印Ａで
示す。また、図５および図６において矢印Ｂは吸気の流
れ方向を示す。
【００２１】前記燃料ポンプ２１は、燃料タンク１１か
ら導かれた燃料を入力軸（図示せず）が回転することに
よって前記インジェクタ２０へ吐出する容積式のものが
使用され、フレーム２側に固定されている。本実施例で
は、この燃料ポンプ２１はラジエーター用ブラケット１
４ａに固定されている。
ら導かれた燃料を入力軸（図示せず）が回転することに
よって前記インジェクタ２０へ吐出する容積式のものが
使用され、フレーム２側に固定されている。本実施例で
は、この燃料ポンプ２１はラジエーター用ブラケット１
４ａに固定されている。
【００２２】そして、この燃料ポンプ２１の入力軸は、
回転式動力伝達ケーブル２２を介してエンジン３のバラ
ンサー軸２３に連結されている。ここで、前記動力伝達
ケーブル２２とバランサー軸２３との連結部分の構造を
図３および図４によって詳細に説明する。
回転式動力伝達ケーブル２２を介してエンジン３のバラ
ンサー軸２３に連結されている。ここで、前記動力伝達
ケーブル２２とバランサー軸２３との連結部分の構造を
図３および図４によって詳細に説明する。
【００２３】バランサー軸２３はエンジン３のクランク
ケース３ｃに軸受２４，２５によって回転自在に支持さ
れており、車体右側の軸端部にウエイト付き入力歯車２
６が結合されると共に、車体左側の軸端部に動力伝達用
のウォーム軸２７が連結されている。そして、前記ウエ
イト付き入力歯車２６は、クランク軸と共に回転するバ
ランサー駆動用歯車２８に噛合している。また、バラン
サー軸２３の車体左側の軸端部には、ウエイト２９が結
合されている。
ケース３ｃに軸受２４，２５によって回転自在に支持さ
れており、車体右側の軸端部にウエイト付き入力歯車２
６が結合されると共に、車体左側の軸端部に動力伝達用
のウォーム軸２７が連結されている。そして、前記ウエ
イト付き入力歯車２６は、クランク軸と共に回転するバ
ランサー駆動用歯車２８に噛合している。また、バラン
サー軸２３の車体左側の軸端部には、ウエイト２９が結
合されている。
【００２４】バランサー軸２３の車体左側の軸端部はク
ランクケース３ｃから側方へ突出しており、突出部分は
カバー３０によって覆われている。
ランクケース３ｃから側方へ突出しており、突出部分は
カバー３０によって覆われている。
【００２５】このカバー３０は取付けボルト３０ａによ
ってクランクケース３ｃの左側部に固定され、その車体
左側の端部には、動力伝達ケーブル２２が接続されるケ
ーブル連結ユニット３１が取付けねじ３１ａによって固
定されている。また、このカバー３０の内周部には、バ
ランサー軸２３の車体左側の軸端部を回転自在に支持す
るための軸受３０ｂが装着されている。
ってクランクケース３ｃの左側部に固定され、その車体
左側の端部には、動力伝達ケーブル２２が接続されるケ
ーブル連結ユニット３１が取付けねじ３１ａによって固
定されている。また、このカバー３０の内周部には、バ
ランサー軸２３の車体左側の軸端部を回転自在に支持す
るための軸受３０ｂが装着されている。
【００２６】ケーブル連結ユニット３１は、前記ウォー
ム軸２７を回転自在に支持する軸受ブロック３２と、こ
の軸受ブロック３２の前側ボス部に装着されたジョイン
ト３３とを備えている。
ム軸２７を回転自在に支持する軸受ブロック３２と、こ
の軸受ブロック３２の前側ボス部に装着されたジョイン
ト３３とを備えている。
【００２７】前記ジョイント３３は、動力伝達ケーブル
２２の接続ねじ部２２ａが螺着する構造で、動力伝達ケ
ーブル２２のケーブル本体２２ｂが嵌合して連結する駆
動軸３４を回転自在に支持している。そして、この駆動
軸３４には、前記ウォーム軸２７のウォーム２７ａと噛
合するウォームホイール３５が固着されている。
２２の接続ねじ部２２ａが螺着する構造で、動力伝達ケ
ーブル２２のケーブル本体２２ｂが嵌合して連結する駆
動軸３４を回転自在に支持している。そして、この駆動
軸３４には、前記ウォーム軸２７のウォーム２７ａと噛
合するウォームホイール３５が固着されている。
【００２８】すなわち、クランク軸と共にバランサー駆
動用歯車２８が回転すると、その回転は、ウエイト付き
入力歯車２６からバランサー軸２３に伝えられ、ウォー
ム軸２７および駆動軸３４を経て動力伝達ケーブル２２
に伝えられることになる。そして、動力伝達ケーブル２
２と共に燃料ポンプ２１の不図示の入力軸が回転して燃
料がスロットルバルブ装置１５，１６のインジェクタ２
０へ圧送される。
動用歯車２８が回転すると、その回転は、ウエイト付き
入力歯車２６からバランサー軸２３に伝えられ、ウォー
ム軸２７および駆動軸３４を経て動力伝達ケーブル２２
に伝えられることになる。そして、動力伝達ケーブル２
２と共に燃料ポンプ２１の不図示の入力軸が回転して燃
料がスロットルバルブ装置１５，１６のインジェクタ２
０へ圧送される。
【００２９】なお、図１において燃料ポンプ２１の前方
に配置された符号３６で示す部材は、エンジン始動時に
燃料ポンプ２１の燃料吐出圧が上昇するまでに燃料をイ
ンジェクタ２０へ圧送するためのリザーブタンクであ
る。
に配置された符号３６で示す部材は、エンジン始動時に
燃料ポンプ２１の燃料吐出圧が上昇するまでに燃料をイ
ンジェクタ２０へ圧送するためのリザーブタンクであ
る。
【００３０】このリザーブタンク３６は、燃料をエンジ
ン運転中に一定圧力を以て蓄え、エンジン始動時にイン
ジェクタ２０へ供給するように構成されており、燃料ポ
ンプ２１と同様にしてラジエーター用ブラケット１４ａ
に固定されている。
ン運転中に一定圧力を以て蓄え、エンジン始動時にイン
ジェクタ２０へ供給するように構成されており、燃料ポ
ンプ２１と同様にしてラジエーター用ブラケット１４ａ
に固定されている。
【００３１】このように構成された自動二輪車用エンジ
ン３では、燃料ポンプ２１の動力は、バランサー軸２３
の車体左側の軸端部からケーブル連結ユニット３１およ
び動力伝達ケーブル２２によって取出される。
ン３では、燃料ポンプ２１の動力は、バランサー軸２３
の車体左側の軸端部からケーブル連結ユニット３１およ
び動力伝達ケーブル２２によって取出される。
【００３２】したがって、バランサー軸２３の車体左側
の軸端部はエンジン保守時には分解されることが少ない
（カセットミッションの脱着作業は車体右側から行なわ
れる）ので、その部分から燃料ポンプ２１の動力を取出
すことで、エンジン保守作業を実施するに当たって燃料
ポンプ２１の駆動系を取外すことが少なくなる。また、
動力伝達ケーブル２２は延在方向を自由に変えることが
できるから、燃料ポンプ２１の入力軸をバランサー軸に
歯車を介して接続する構造に較べて燃料ポンプ２１を配
設する位置の自由度を増大させることができる。
の軸端部はエンジン保守時には分解されることが少ない
（カセットミッションの脱着作業は車体右側から行なわ
れる）ので、その部分から燃料ポンプ２１の動力を取出
すことで、エンジン保守作業を実施するに当たって燃料
ポンプ２１の駆動系を取外すことが少なくなる。また、
動力伝達ケーブル２２は延在方向を自由に変えることが
できるから、燃料ポンプ２１の入力軸をバランサー軸に
歯車を介して接続する構造に較べて燃料ポンプ２１を配
設する位置の自由度を増大させることができる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動二
輪車用エンジンは、燃料ポンプを車体フレーム側に固定
するとともに、この燃料ポンプの入力軸を、バランサー
軸におけるクランク軸連結部およびクラッチとは反対側
の軸端部に回転式動力伝達ケーブルを介して連結したた
め、バランサー軸におけるクランク軸連結部とは反対側
の軸端部はエンジン保守時には分解されることが少ない
から、その部分から燃料ポンプの動力を取出すことで、
エンジン保守作業を実施するに当たって燃料ポンプの駆
動系を取外すことが少なくなる。
輪車用エンジンは、燃料ポンプを車体フレーム側に固定
するとともに、この燃料ポンプの入力軸を、バランサー
軸におけるクランク軸連結部およびクラッチとは反対側
の軸端部に回転式動力伝達ケーブルを介して連結したた
め、バランサー軸におけるクランク軸連結部とは反対側
の軸端部はエンジン保守時には分解されることが少ない
から、その部分から燃料ポンプの動力を取出すことで、
エンジン保守作業を実施するに当たって燃料ポンプの駆
動系を取外すことが少なくなる。
【００３４】したがって、エンジンのクランクケースカ
バーを取外すような保守作業を行うときにも燃料ポンプ
の着脱作業を省略できるので、作業工数を減少させるこ
とができる。また、回転式動力伝達ケーブルは延在方向
を自由に変えることができ、燃料ポンプを車体フレーム
側で且つエンジンの保守作業を遮らない位置に簡単に配
設することができる。このため、エンジンの整備性を高
めることができる。
バーを取外すような保守作業を行うときにも燃料ポンプ
の着脱作業を省略できるので、作業工数を減少させるこ
とができる。また、回転式動力伝達ケーブルは延在方向
を自由に変えることができ、燃料ポンプを車体フレーム
側で且つエンジンの保守作業を遮らない位置に簡単に配
設することができる。このため、エンジンの整備性を高
めることができる。
【図１】本発明に係る自動二輪車用エンジンを搭載した
自動二輪車の側面図である。
自動二輪車の側面図である。
【図２】本発明に係る自動二輪車用エンジンの側面図で
ある。
ある。
【図３】本発明に係る自動二輪車用エンジンのポンプ連
結部を破断して示す側面図である。
結部を破断して示す側面図である。
【図４】図２におけるバランサー軸部分のIV−IV線断面
図である。
図である。
【図５】本発明に係る自動二輪車用エンジンに使用する
スロットル弁装置の左側面図である。
スロットル弁装置の左側面図である。
【図６】本発明に係る自動二輪車用エンジンに使用する
スロットル弁装置の右側面図である。
スロットル弁装置の右側面図である。
３ エンジン １５ スロットル弁装置 １６ スロットル弁装置 ２０ インジェクタ ２１ 燃料ポンプ ２２ 動力伝達ケーブル ２３ バランサー軸 ２７ ウォーム軸 ３４ 駆動軸
Claims (1)
- 【請求項１】 燃料噴射装置用燃料ポンプを自らの動力
によって駆動する自動二輪車用エンジンにおいて、前記
燃料ポンプを車体フレーム側に固定するとともに、この
燃料ポンプの入力軸を、バランサー軸におけるクランク
軸連結部およびクラッチとは反対側の軸端部に回転式動
力伝達ケーブルを介して連結したことを特徴とする自動
二輪車用エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3275085A JP3062896B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 自動二輪車用エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3275085A JP3062896B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 自動二輪車用エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0586889A JPH0586889A (ja) | 1993-04-06 |
| JP3062896B2 true JP3062896B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17550601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3275085A Expired - Fee Related JP3062896B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 自動二輪車用エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3062896B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP3275085A patent/JP3062896B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0586889A (ja) | 1993-04-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6604512B2 (en) | Fuel supply for direct injected engine | |
| JP2604357B2 (ja) | 船舶用推進装置 | |
| JP2000238680A (ja) | 自動二輪車の燃料ポンプ装置 | |
| JP2674805B2 (ja) | 変速装置のリンク機構 | |
| JP2698153B2 (ja) | ４サイクル船外機の潤滑装置 | |
| JPH10252432A (ja) | エンジンの潤滑装置 | |
| JPH09250415A (ja) | 船外機用エンジンの燃料ポンプ配置構造 | |
| JP3853005B2 (ja) | バーチカルクランク軸型エンジン | |
| US6371246B1 (en) | Oil pump for outboard motor | |
| JP3062896B2 (ja) | 自動二輪車用エンジン | |
| JP2002201954A (ja) | 自動二輪車用エンジン | |
| JPH03117680A (ja) | ２サイクルエンジンの燃料供給装置 | |
| US5967865A (en) | Outboard splash plate arrangement | |
| JP3134553B2 (ja) | 船外機の吸気管構造 | |
| JP3460179B2 (ja) | 船外機のエンジン収容用ケース | |
| JP3853892B2 (ja) | 船外機用多気筒エンジンの燃料供給構造 | |
| JP3227972B2 (ja) | 水冷エンジンの水ポンプ | |
| JP2001041018A (ja) | エンジンのクランク軸受け構造 | |
| JPH0494453A (ja) | 燃料噴射式エンジン | |
| JPH11287125A (ja) | ２サイクルエンジンの排気時期可変バルブ駆動構造 | |
| JP3334503B2 (ja) | 船外機のエンジン | |
| JP3584944B2 (ja) | 自動二輪車 | |
| JP2860640B2 (ja) | ４サイクル船外機 | |
| JP3225295B2 (ja) | 燃料噴射式エンジンの燃料供給装置 | |
| JPH0643447Y2 (ja) | ２サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |