JP3062889U

JP3062889U - 串刺し型焼きおにぎり

Info

Publication number: JP3062889U
Application number: JP1999002248U
Authority: JP
Inventors: 宏中谷
Original assignee: 株式会社笹八
Priority date: 1999-04-07
Filing date: 1999-04-07
Publication date: 1999-10-15
Anticipated expiration: 2005-04-07

Abstract

(57)【要約】【目的】おにぎりを直接手で持つことなく、しかもコ
ストアップをもたらさない新規なおにぎり、しかも串刺
し型焼きおにぎりを提供する。【構成】一口大の複数個の焼きおにぎり１００と、こ
の焼きおにぎり１００を貫通する串２００とを有してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は焼きおにぎり、詳しくは串に刺した串刺し型焼きおにぎりに関する。

【０００２】

【従来の技術】

店頭で販売されるおにぎりは、片手で持つことができる程度の大きさ、すなわち昔からある大きさであった。しかも、このおにぎりは、片手で直接持って食べるものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、最近の清潔重視の時代では、食べ物であるおにぎりを直接手で持って食べることに不快感、違和感を覚える消費者もある。そこで、包装紙を工夫して直接手で触れないようにしたおにぎりもある。

【０００４】しかし、これでは包装紙のコストが嵩むので、比較的安価に提供しなければならないおにぎりとしては大きな問題になっていた。

【０００５】本考案は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、おにぎりを直接手で持つことなく、しかもコストアップをもたらさない新規なおにぎり、しかも串刺し型焼きおにぎりを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る串刺し型焼きおにぎりは、１つ又は２以上の焼きおにぎりと、この焼きおにぎりを貫通する串とを有している。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の第１の実施形態に係る串刺し型焼きおにぎりの概略的斜視図、図２は本考案の第２の実施形態に係る串刺し型焼きおにぎりの概略的斜視図である。

【０００８】本考案の第１の実施形態に係る串刺し型焼きおにぎりは、一口大の複数個の焼きおにぎり１００と、この焼きおにぎり１００を貫通する串２００とを有している。

【０００９】まず、前記焼きおにぎり１００は、直径が３〜４ｃｍ程度の球状に形成されている。内部には、梅干し、削った鰹節等の周知の具が入っている。この焼きおにぎり１００は、周囲に焦げ目が付く程度に焼かれている。

【００１０】また、この焼きおにぎり１００は、白飯のものも炊き込みご飯のものもある。例えば、白飯タイプのものであれば、焦げ目を付けた後に醤油や味噌、あるいは醤油に砂糖と酒とみりんとを混ぜて作ったみたらし団子のたれや、ソース等を塗り付けてもよい。さらに、炊き込みご飯タイプであれば、鮭の身を入れた炊き込みご飯や豚肉や鶏肉を入れた炊き込みご飯がある。鮭の身を入れたものであれば、鮭の身をフレーク状にしたものを付けるとより味が引き立つ。また、豚肉入りのものであれば、焼き肉のたれと白ゴマとを付けるとよりおいしくなる。さらに、鶏肉入りタイプであれば、醤油を塗った後に鰹節粉を付けるとよい。

【００１１】また、前記串２００は、例えば３つの焼きおにぎり１００を貫通している。この串２００は、３つつの焼きおにぎり１００を連結するとともに、食べる際に手で持つ部分になる。

【００１２】ここで、この串刺し型焼きおにぎりは、球状のおにぎりを串２００で貫通孔させた後に火で加熱することで焦げ目を付けるようにしている。すなわち、焦げ目が付いた球状の焼きおにぎり１００に串２００を貫通させようとすると、焼きおにぎり１００の外側は内部に比べて固くなっているため、潰れるおそれがあるためである。従って、焦げ目を付ける前のおにぎりを串２００で刺してから加熱するのである。

【００１３】例えば、焼きおにぎり１００ではなく，通常の白米のおにぎりを串で刺したものであると、周囲が柔らかいために串からおにぎりが落ちることがあるが、この串刺し型焼きおにぎりであると、串２００を手で持って食べている時に、焼きおにぎり１００が串２００から落ちることがないという効果がある。

【００１４】このようにするためには、次のような工程が望ましい。まず、焼きおにぎり１００を、球状に形成した後、約２８０℃の加熱雰囲気下で約４分間加熱する。この雰囲気下では、周囲がやや固くなり、若干の焦げ目が付く。

【００１５】この状態で冷凍して販売される。そして、購入者は、好みに応じて電子レンジやオーブンレンジで加熱してから食べる。また、実演販売の場合は、炭火等で加熱すると香ばしい焦げ目がつくのでより望ましい。

【００１６】また、図２に示すように、第２の実施の形態に係る串刺し型焼きおにぎりのように、１つの直方体状の焼きおにぎり１１０と、この焼きおにぎり１１０を貫通する串２１０とから構成してもよい。このようにすると、上記団子状のものより通常の食事の感覚に近いものを演出することができる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案に係る串刺し型焼きおにぎりは、１つ又は２つ以上の焼きおにぎりと、この焼きおにぎりを貫通する串とを有している。

【００１８】このため、串を手で持って食べることができるので、手が触れることなく、清潔である。また、単に串を刺すだけであるので、従来の包装紙よりコストを提言させることが可能となる。

【００１９】また、前記複数個の焼きおにぎりは一口大であるので、いわば団子のようになり新たな需要を喚起することができる。また、３つか４つの焼きおにぎりを１本の串に刺せば、通常の１つのおにぎりと同じ程度の内容量になるので、ある程度の満腹感を与えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施形態に係る串刺し型焼きお
にぎりの概略的斜視図である。

【図２】本考案の第２の実施形態に係る串刺し型焼きお
にぎりの概略的斜視図である。

【符号の説明】

１００焼きおにぎり２００串

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】１つ又は２以上の焼きおにぎりと、この
焼きおにぎりを貫通する串とを具備したことを特徴とす
る串刺し型焼きおにぎり。
【請求項２】２以上の一口大の焼きおにぎりと、この
焼きおにぎりを貫通する串とを具備したことを特徴とす
る串刺し型焼きおにぎり。