JP3062471U - 車両用ル―フキャリア - Google Patents
車両用ル―フキャリアInfo
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- JP3062471U JP3062471U JP1999001831U JP183199U JP3062471U JP 3062471 U JP3062471 U JP 3062471U JP 1999001831 U JP1999001831 U JP 1999001831U JP 183199 U JP183199 U JP 183199U JP 3062471 U JP3062471 U JP 3062471U
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車両上両側へ荷物を分割積載し,積み卸しをそ
れぞれ車両両側面で行う,車両用ルーフキャリアを提供
すること。 【解決手段】両側一対の基盤架台1の基盤側枠部材1c
の中央部を連結部材1bにより連結し,該基盤架台上に
可動キャリア架台2をスライド自在に支承する水平スラ
イド手段2aを設け,傾斜ガイド部材2dは傾斜側枠部
材2e内部に挿入緩嵌する傾斜スライド機構とし,スラ
イドロック手段5を有し,該傾斜側枠部材には側面枠部
材2cを設け,荷物6を積載するキャリア本体2bと
し,傾斜ローラ手段3を用いて,常時上方向へ押圧構造
とし,該キャリア本体外側下に操作ハンドル2fを設
け,該キャリア本体はキャリア固定部材4aに係止自在
なキャリアロック手段4を有する事を特徴とする車両用
ルーフキャリアを確保する。
れぞれ車両両側面で行う,車両用ルーフキャリアを提供
すること。 【解決手段】両側一対の基盤架台1の基盤側枠部材1c
の中央部を連結部材1bにより連結し,該基盤架台上に
可動キャリア架台2をスライド自在に支承する水平スラ
イド手段2aを設け,傾斜ガイド部材2dは傾斜側枠部
材2e内部に挿入緩嵌する傾斜スライド機構とし,スラ
イドロック手段5を有し,該傾斜側枠部材には側面枠部
材2cを設け,荷物6を積載するキャリア本体2bと
し,傾斜ローラ手段3を用いて,常時上方向へ押圧構造
とし,該キャリア本体外側下に操作ハンドル2fを設
け,該キャリア本体はキャリア固定部材4aに係止自在
なキャリアロック手段4を有する事を特徴とする車両用
ルーフキャリアを確保する。
Description
【0001】
本考案は,車両の屋根上部に荷物を分割積載し,且つ積み卸しを車両両側面そ れぞれで簡単な操作で容易に行う事が出来る,車両用ルーフキャリアに関する。
【0002】
従来技術の車両用ルーフキャリアは各種あるが,例えば特開平8─58476 或いは実開平7─28741の様に,おもに車両の片側面のみから荷物の積み卸 しを行う方式であった。
【0003】
従来技術の車両用ルーフキャリアは,おもに車両の片側面のみから荷物の積み 卸しを行う方式であるので,積み卸しの作業面積が大きくなり,荷物の重量だけ でなく架台自体を重く,積み卸しに労力を要する問題点があった。
【0004】
上記の問題点を解決するために,本考案の車両用ルーフキャリアは,車両屋根 上部に取り付けて用い,水平面上において車両進行方向に対して対照で,且つ前 後を対照に形成し,車両両側にそれぞれ荷物を分割積載する2台のキャリア本体 を有し,各該キャリア本体を水平方向車両側面外側に引き出し,下方向へ傾斜さ せ,更に下方向に引出し,容易に荷物積み卸し状態にできる事を特徴とする。
【0005】
本考案の車両用ルーフキャリアは,両側一対の基盤架台の車両上部前後を形成 する基盤側枠部材の中央部を連結部材により連結し,該基盤側枠部材の他端部下 方向に伸びる車両固定部材を設け,該車両固定部材の先端部に,該車両の側面窓 枠上部の庇状の桟部材の挟持手段を用いて車両上部に固定し,該基盤側枠部材の 前後中央部は基盤縦枠部材により固定し,該基盤側枠部材の前後端部近傍下側に はキャリア固定部材として用いる枠部材により固定し,該基盤架台上には可動キ ャリア架台を車両側面外側水平方向にスライド自在に支承する水平スライド手段 を設け,該水平スライド手段の外側方向には上下方向傾斜可能な筒形状の傾斜ガ イド部材を設け,該水平スライド手段に傾斜軸を用いて軸着し,該傾斜ガイド部 材は傾斜スライド可能に筒形状の傾斜側枠部材内部に挿入緩嵌する傾斜スライド 機構とし,互いに縮小機能を有する該傾斜ガイド部材と傾斜側枠部材との間には スライドロック手段を設け,前後の該傾斜側枠部材の中央部側は複数の傾斜縦枠 部材で連結固定し,該傾斜側枠部材の外側上方向には側面枠部材を設け,荷物を 積載する床枠部材を有するキャリア本体とし,該傾斜ガイド部材或いは該傾斜側 枠部材の下側は,該基盤側枠部材外側端部から傾斜ローラ手段を用いて,常時上 方向へ押圧支承する構造とし,該キャリア本体外側下車両側面上に平行に操作ハ ンドルを設け,該荷物をキャリア本体上にロープ等の固定部材を用いて固定した 使用状態においては,該キャリア本体はキャリア固定部材に係止自在なキャリア ロック手段を有し,該操作ハンドル近傍に該キャリアロック手段を容易に解除す るキャリア操作ハンドルを設けると共に,該スライドロック手段を容易に解除す るスライド操作レバーをも配設する装置であって,該車両の屋根上部に取り付け て用い,水平面上において車両進行方向に対して対照で,且つ前後を対照に形成 し,車両両側にそれぞれ該荷物を分割積載する2台の該キャリア本体を有し,各 該キャリア本体を水平方向車両側面外側に引き出し,下方向へ傾斜させ,更に下 方向に引出し,容易に荷物積み卸し状態にできる事を特徴とする。
【0006】 本考案の車両用ルーフキャリアにおいて,使用状態のキャリア本体を,荷物積 み卸し状態にするには,先ず該キャリア本体側のキャリアロック手段を解除し, 操作ハンドルを用いて該キャリア本体を使用者が車両側面水平外側に引出し,更 に下方向に傾斜させ,該キャリア本体の傾斜側枠部材と傾斜ガイド部材との間の スライドロック手段を解除し,該キャリア本体を更に下方向に引出し,荷物積み 卸し状態にでき,逆に荷物積み卸し状態の該キャリア本体を使用状態にするには ,該操作ハンドルを用いて該キャリア本体を上方向に押し上げ,該スライドロッ ク手段が自動的にロックするまで押し上げつづけ,該操作ハンドルを持ち上げて 該キャリア本体を水平とし,更に車両中央方向へ押圧し,該キャリアロック手段 を解除しながら,停止した場所で,該キャリアロック手段をロックする事を特徴 とする。
【0007】 本考案の車両用ルーフキャリアにおいて,水平スライド手段は,可動キャリア 架台の車両中央部側に配設し,基盤側枠部材の上下を複数個の一対のローラで挟 持しながら車両側面方向に可動とする事もできる。
【0008】 本考案の車両用ルーフキャリアにおいて,傾斜ローラ手段は,傾斜ガイド部材 或いは傾斜側枠部材の下側を,基盤側枠部材外側端部から常時上方向へ押圧支承 する構造とし,該基盤側枠部材の先端部を筒形状とし,該筒内部に押バネ部材を 介して,常時外側に押圧状態のローラガイドを挿入緩嵌し,該傾斜ガイド部材或 いは傾斜側枠部材の下側を常時押圧支承する傾斜ローラを該ローラガイド外側先 端から枢支すると共に,該基盤側枠部材先端上部からも枢支し,更に操作ハンド ルを下方向に使用者が引き下げる事により,該傾斜側枠部材下部が傾斜ローラを 押圧し,該ローラガイドが該基盤側枠部材の先端該筒内部に挿入する事により, 該傾斜側枠部材が水平方向よりも数十度傾斜して停止する事も出来る。
【0009】 本考案の車両用ルーフキャリアにおいて,キャリアロック手段は,キャリア本 体がキャリア固定部材に係止自在な構造とし,ロック状態においては,キャリア 本体の外側近傍下部に,前後基盤側枠部材の端部近傍下側に固定したキャリア固 定部材が緩嵌する凹部を有する固定板を設け,先端部が鉤形状を有し,該鉤がキ ャリア固定部材に嵌合するキャリアロック部材の中央部を該固定板の外側近傍に 軸着し,操作ハンドル両端近傍と該キャリア本体下部とをそれぞれ外側部が連結 固定し,内側下部から中間部まで折り返した間隙をガイドとする,キャリア操作 ハンドルガイド板を形成し,該間隙を上下に可動自在なキャリア操作ハンドルを 設け,該操作ハンドル両端部にそれぞれ該キャリアロック部材の端部を枢支する と共に,該キャリアロック部材の端部を該キャリア操作ハンドルガイド板の内側 上部から保持バネ部材で常時上向きに吊上げ,該キャリアロック部材の先端鉤形 状が常に該キャリア固定部材にロックする機構とし,該キャリアロック手段を解 除するには,該キャリア操作ハンドルを手動で下方向に下げることにより,該キ ャリアロック部材先端鉤部がキャリア固定部材から上がり,ロックが解除され, 該キャリア本体を外側へ可動自在な状態とする事もできる。
【0010】 本考案の車両用ルーフキャリアにおいて,スライドロック手段は,傾斜ガイド 部材をスライド可能に筒形状の傾斜側枠部材内部に挿入緩嵌し,互いに縮小機能 を有する該傾斜ガイド部材と傾斜側枠部材との間には,ロックピンを用いて係止 自在にし,該ロックピンは押バネを用いて常時ロック状態に押圧し,前後の該傾 斜側枠部材を連結固定した傾斜縦枠部材の中心部近傍に,レバー回転軸を設け, L字形状のスライド操作レバーの長手端部を該レバー回転軸に軸着し,該スライ ド操作レバーのL字他端部を下方向中央部操作ハンドル近傍に配設し,該スライ ド操作レバーに該ロックピン他端部を枢着し,該スライドロック手段を解除する 場合には,該操作ハンドル中央上部近傍の前後両該スライド操作レバーを手動で 挟持する事により,該ロックピンが解除され,該操作ハンドルを下方向に引き下 げると,該傾斜側枠部材上に固定されたキャリア本体が下方向にスライドする傾 斜スライド機構とする事も出来る。
【0011】 本考案の車両用ルーフキャリアにおいて,キャリア本体の傾斜スライド機構は ,該キャリア本体前後下側の筒形状の傾斜側枠部材が内蔵の引バネ部材を介して 筒状傾斜ガイド部材外側を滑動する構造とし,該傾斜ガイド部材と傾斜側枠部材 とは互いに縮小作用を及ぼし,引き下げられた該キャリア本体には常時上方向に 引き上げる作用を及ぼす機構とする事もできる。
【0012】
この考案の実施例の図面において,図1は本考案の実施例を示す,車両用ルー フキャリアの使用状態を示す,一部欠載正面図,図2は該車両用ルーフキャリア における,荷物積み込み積み出し状態を示す,一部欠載正面図,図3は車両用ル ーフキャリアの一部欠載平面図,図4は一部透視断面側面図,図5の(A)はキ ャリアロック手段のロック状態を示す,拡大した一部透視断面正面図,(B)は キャリアロック手段の解除状態を示す,拡大した一部透視断面正面図,そして図 6の(A)は可動キャリア架台を水平側面方向にスライドした状態を示す,拡大 した一部透視断面正面図,(B)は可動キャリア架台を下方向へ傾斜操作した状 態を示す,拡大した一部透視断面正面図を示す。
【0013】 この考案の実施例を以下説明すると,車両用ルーフキャリアは,図1,図3そ して図4に示すように,車両(7)の屋根上部(7b)に取り付けて用い,車両 進行方向に対して対照で,且つ前後を対照に形成し,一対の基盤架台(1)の前 後を形成する基盤側枠部材(1c)の中央部を連結部材(1b)により連結し, 該基盤側枠部材の他端部下方向に伸びる車両固定部材(1a)を設け,該車両固 定部材の先端部に,該車両の側面窓枠上部の庇状の桟部材(7a)を挟持する手 段を形成し,該車両上部に固定し,該基盤側枠部材の前後中央部は基盤縦枠部材 (1d)により固定し,該基盤側枠部材の前後端部近傍下側にはキャリア固定部 材(4a)として用いる枠部材により固定し,該基盤架台上には可動キャリア架 台(1)を支承し,該可動キャリア架台の車両中央部には水平スライド手段(2 a)を設け,図2に示すように,該水平スライド手段は基盤側枠部材の上下を2 個の一対のローラで挟持しながら車両側面方向に可動とし,該水平スライド手段 の外側方向には上下方向傾斜可能な筒形状の傾斜ガイド部材(2d)を設け,該 水平スライド手段に傾斜軸(2i)を用いて軸着し,該傾斜ガイド部材はスライ ド可能に筒形状の傾斜側枠部材(2e)内部に挿入緩嵌する傾斜スライド機構と し,該傾斜ガイド部材と傾斜側枠部材との間にはスライドロック手段(5)を設 け,前後の該傾斜側枠部材の中央部側は2本の傾斜縦枠部材(2h)で連結固定 し,該傾斜側枠部材の外側上方向には側面枠部材(2c)を設け,荷物(6)を 積載する床枠部材を有するキャリア本体(2)とし,該傾斜ガイド部材或いは該 傾斜側枠部材の下側は,図6(A)に示すように,該基盤側枠部材外側端部から 傾斜ローラ手段(3)を用いて,常時上方向へ押圧支承する構造とし,該キャリ ア本体外側下車両側面上に平行に操作ハンドル(2f)を設け,図1に示すよう に,該荷物をキャリア本体上にロープ等の固定部材を用いて固定した使用状態に おいては,該キャリア本体はキャリア固定部材に係止自在なキャリアロック手段 (4)を有し,使用状態の該キャリア本体を,図2に示すような,荷物積み卸し 状態にするには,先ず該キャリアロック手段を解除し,該操作ハンドルを用いて 該キャリア本体を使用者(8)が車両外側に引出し,図6(A)の状態にし,更 に下方向に傾斜させ,図6(B)の状態にし,該キャリア本体の傾斜側枠部材と 傾斜ガイド部材との間の該スライドロック手段を解除し,該キャリア本体を更に 下方向に引出し,図2に示すような,荷物積み卸し状態に出来る事を特徴とする 。
【0014】 本実施例の車両用ルーフキャリアにおいて,傾斜ローラ手段(3)は,傾斜ガ イド部材(2d)或いは傾斜側枠部材(2e)の下側を,基盤側枠部材(1c) 外側端部から常時上方向へ押圧支承する構造とし,図6(A)に示すように,該 基盤側枠部材の先端部を筒形状とし,該筒内部に押バネ部材(3c)を介して, 常時外側に押圧状態のローラガイド(3b)を挿入緩嵌し,該傾斜ガイド部材或 いは傾斜側枠部材の下側を常時押圧支承する傾斜ローラ(3a)を該ローラガイ ド外側先端から枢支すると共に,該基盤側枠部材先端上部からも枢支し,更に操 作ハンドル(2f)を下方向に使用者(8)が引き下げる事により,該傾斜側枠 部材下部が傾斜ローラを押圧し,該ローラガイドが該基盤側枠部材の先端該筒内 部に挿入する事により,該傾斜側枠部材が水平方向よりも約60度傾斜して停止 する機構を有する。
【0015】 本実施例の車両用ルーフキャリアにおいて,キャリアロック手段(4)は,キ ャリア本体(2b)がキャリア固定部材(4a)に係止自在な構造とし,ロック 状態においては,図5(A)に示すように,キャリア本体(2)の外側近傍下部 に,前後基盤側枠部材(1c)の端部近傍下側に固定したキャリア固定部材(4 a)が緩嵌する凹部を有する固定板(4e)を設け,先端部が鉤形状を有し,該 鉤がキャリア固定部材に嵌合するキャリアロック部材(4c)の中央部を該固定 板の外側近傍に軸着し,操作ハンドル(2f)両端近傍と該キャリア本体下部と をそれぞれ外側部が連結固定し,内側下部から中間部まで折り返した間隙をガイ ドとする,キャリア操作ハンドルガイド板(4f)を形成し,該間隙を上下に可 動自在なキャリア操作ハンドル(4b)を設け,該操作ハンドル両端部にそれぞ れ該キャリアロック部材の端部を枢支すると共に,該キャリアロック部材の端部 を該キャリア操作ハンドルガイド板の内側上部から保持バネ部材(4d)で常時 上向きに吊上げ,該キャリアロック部材の先端鉤形状が常に該キャリア固定部材 にロックする機構とし,該キャリアロック手段を解除するには,図4及び図5( B)に示すように,該キャリア操作ハンドルを手動で下方向に下げることにより ,該キャリアロック部材先端鉤部がキャリア固定部材から上がり,ロックが解除 され,図6(A)に示すように,該キャリア本体を外側へ可動自在な状態となる 。
【0016】 本実施例の車両用ルーフキャリアにおいて,スライドロック手段(5)は,図 2及び図6(A)に示すように,傾斜ガイド部材(2d)をスライド可能に筒形 状の傾斜側枠部材(2e)内部に挿入緩嵌し,該傾斜ガイド部材と傾斜側枠部材 との間には,ロックピン(5b)を用いて係止自在にし,図3に示すように,該 ロックピンは押バネ(5c)を用いて常時ロック状態に押圧し,前後の該傾斜側 枠部材を連結固定した傾斜縦枠部材(2h)の中心部近傍に,レバー回転軸(5 d)を設け,L字形状のスライド操作レバー(5a)の長手端部を該レバー回転 軸に軸着し,該スライド操作レバーのL字他端部を下方向中央部操作ハンドル( 2f)近傍に配設し,該スライド操作レバーに該ロックピン他端部を枢着し,該 スライドロック手段を解除する場合には,図4に示すように,該操作ハンドル中 央上部近傍の前後両該スライド操作レバーを手動で挟持する事により,該ロック ピンが解除され,図2に示すように,該操作ハンドルを下方向に引き下げると, 該傾斜側枠部材上に固定されたキャリア本体(2)が下方向にスライドする傾斜 スライド機構を有する。
【0017】 本実施例の車両用ルーフキャリアにおいて,キャリア本体(2)の傾斜スライ ド機構は,図6(A)に示すように,該キャリア本体前後下側の筒形状の傾斜側 枠部材(2e)が内蔵の引バネ部材(2g)を介して筒状傾斜ガイド部材(2d )外側を滑動する構造とし,引き下げられた該キャリア本体には常時上方向に引 き上げる作用を及ぼしている。
【0018】
本考案は,以上説明した様な形態で実施され,以下に記載される様な効果を有 する。
【0019】 本考案の車両用ルーフキャリアは,車両両側にそれぞれ荷物を分割積載する2 台のキャリア本体を有し,各該キャリア本体を水平方向車両側面外側に引き出し ,下方向へ傾斜させ,更に下方向に引出し,荷物積み卸し状態にできるので,積 み卸しの作業面積が小さくなり,荷物の重量だけでなく架台自体を小型軽量化で き,よって積み卸しが容易になる効果を有する。
【0020】 本考案の車両用ルーフキャリアは,キャリア本体の傾斜スライド機構により, 引き下げられた該キャリア本体には常時上方向に引き上げる作用を及ぼす機構を 有し,且つ傾斜ローラ手段により,該キャリア本体を支承する傾斜ガイド部材或 いは傾斜側枠部材の下側を,基盤側枠部材外側端部から常時上方向へ押圧支承す る構造を有しているので,荷物を積載した該キャリア本体を労力を要せず,容易 に車両上部に押し上げる事が出来る。
【0021】 本考案の車両用ルーフキャリアは,操作ハンドル近傍にキャリアロック手段を 容易に解除するキャリア操作ハンドルを設けると共に,スライドロック手段を容 易に解除するスライド操作レバーをも配設しているので,キャリア本体の操作が 片手でも容易に行う事が出来る。
【図1】本考案の実施例を示す,車両用ルーフキャリア
の使用状態を示す,一部欠載正面図。
の使用状態を示す,一部欠載正面図。
【図2】本考案の実施例を示す,車両用ルーフキャリア
における,荷物積み込み積み出し状態を示す,一部欠載
正面図。
における,荷物積み込み積み出し状態を示す,一部欠載
正面図。
【図3】本考案の実施例を示す,車両用ルーフキャリア
の一部欠載平面図。
の一部欠載平面図。
【図4】本考案の実施例を示す,車両用ルーフキャリア
の一部透視断面側面図。
の一部透視断面側面図。
【図5】本考案の実施例を示す,車両用ルーフキャリア
における,(A)はキャリアロック手段のロック状態を
示す,一部透視断面正面図,(B)はキャリアロック手
段の解除状態を示す,一部透視断面正面図。
における,(A)はキャリアロック手段のロック状態を
示す,一部透視断面正面図,(B)はキャリアロック手
段の解除状態を示す,一部透視断面正面図。
【図6】本考案の実施例を示す,車両用ルーフキャリア
における,(A)は可動キャリア架台を水平側面方向に
スライドした状態を示す,一部透視断面正面図,(B)
は可動キャリア架台を下方向へ傾斜操作した状態を示
す,一部透視断面正面図。
における,(A)は可動キャリア架台を水平側面方向に
スライドした状態を示す,一部透視断面正面図,(B)
は可動キャリア架台を下方向へ傾斜操作した状態を示
す,一部透視断面正面図。
1 基盤架台 1a 車両固定部材 1b 連結部材 1c 基盤側枠部材 1d 基盤縦枠部材 2 可動キャリア架台 2a 水平スライド手段 2b キャリア本体 2c 側面枠部材 2d 傾斜ガイド部材 2e 傾斜側枠部材 2f 操作ハンドル 2g 引バネ部材 2h 傾斜縦枠部材 2i 傾斜軸 2j 傾斜ガイド縦枠部材 3 傾斜ローラ手段 3a 傾斜ローラ 3b ロ─ラガイド 3c 押バネ部材 4 キャリアロック手段 4a キャリア固定部材 4b キャリア操作ハンドル 4c キャリアロック部材 4d 保持バネ部材 4e 固定板 4f キャリア操作ハンドルガイド板 5 スライドロック手段 5a スライド操作レバー 5b ロックピン 5c 押バネ 5d レバー回転軸 6 荷物 7 車両 7a 桟部材 7b 屋根上部 8 使用者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 池田 泰一郎 広島県福山市山野町山野1089ー2 (72)考案者 山口 豊邦 東京都港区高輪3丁目23番14号 日本コム シス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】両側一対の基盤架台(1)の車両(7)上
部前後を形成する基盤側枠部材(1c)の中央部を連結
部材(1b)により連結し,該基盤側枠部材の他端部下
方向に伸びる車両固定部材(1a)を設け,該車両固定
部材の先端部に,該車両の側面窓枠上部の庇状の桟部材
(7a)の挟持手段を用いて該車両上部に固定し,該基
盤側枠部材の前後中央部は基盤縦枠部材(1d)により
固定し,該基盤側枠部材の前後端部近傍下側にはキャリ
ア固定部材(4a)として用いる枠部材により固定し,
該基盤架台上には可動キャリア架台(2)を車両側面外
側水平方向にスライド自在に支承する水平スライド手段
(2a)を設け,該水平スライド手段の外側方向には上
下方向傾斜可能な筒形状の傾斜ガイド部材(2d)を設
け,該水平スライド手段に傾斜軸(2i)を用いて軸着
し,該傾斜ガイド部材は傾斜スライド可能に筒形状の傾
斜側枠部材(2e)内部に挿入緩嵌する傾斜スライド機
構とし,互いに縮小機能を有する該傾斜ガイド部材と傾
斜側枠部材との間にはスライドロック手段(5)を設
け,前後の該傾斜側枠部材の中央部側は複数の傾斜縦枠
部材(2h)で連結固定し,該傾斜側枠部材の外側上方
向には側面枠部材(2c)を設け,荷物(6)を積載す
る床枠部材を有するキャリア本体(2b)とし,該傾斜
ガイド部材或いは該傾斜側枠部材の下側は,該基盤側枠
部材外側端部から傾斜ローラ手段(3)を用いて,常時
上方向へ押圧支承する構造とし,該キャリア本体外側下
車両側面上に平行に操作ハンドル(2f)を設け,該荷
物をキャリア本体上にロープ等の固定部材を用いて固定
した使用状態においては,該キャリア本体はキャリア固
定部材に係止自在なキャリアロック手段(4)を有し,
該操作ハンドル近傍に該キャリアロック手段を容易に解
除するキャリア操作ハンドル(4b)を設けると共に,
該スライドロック手段を容易に解除するスライド操作レ
バー(5a)をも配設する装置であって,該車両の屋根
上部(7b)に取り付けて用い,水平面上において車両
進行方向に対して対照で,且つ前後を対照に形成し,該
車両両側にそれぞれ該荷物を分割積載する2台の該キャ
リア本体を有し,各該キャリア本体を水平方向車両側面
外側に引き出し,下方向へ傾斜させ,更に下方向に引出
し,荷物積み卸し状態にできる事を特徴とする車両用ル
ーフキャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001831U JP3062471U (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 車両用ル―フキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001831U JP3062471U (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 車両用ル―フキャリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062471U true JP3062471U (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=43196213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999001831U Expired - Lifetime JP3062471U (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 車両用ル―フキャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062471U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017178035A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 東日本電気エンジニアリング株式会社 | 車両用ルーフキャリア |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP1999001831U patent/JP3062471U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017178035A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 東日本電気エンジニアリング株式会社 | 車両用ルーフキャリア |
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