JP3062132B2 - スペーサ及びその取付工具 - Google Patents

スペーサ及びその取付工具

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JP3062132B2
JP3062132B2 JP9242313A JP24231397A JP3062132B2 JP 3062132 B2 JP3062132 B2 JP 3062132B2 JP 9242313 A JP9242313 A JP 9242313A JP 24231397 A JP24231397 A JP 24231397A JP 3062132 B2 JP3062132 B2 JP 3062132B2
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清明 大槻
一郎 大本
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株式会社マグ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として外断熱材
に胴縁を打ち付けるために取り付けるスペーサ及びこの
スペーサを取り付けるためのスペーサ取付工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、外断熱材としてグラスウールボー
ドを用いる外断熱工法においては、先ずグラスウールボ
ードを釘で仮止めする。次いで、専用スペーサをグラス
ウールボードに取り付ける。この時、専用スペーサは工
具等を使用せず手作業でグラスウールボードに取り付け
られる。次いで、外装材の下地となる胴縁を打ち付け
る。また、専用スペーサをグラスウールボードに取り付
けた後胴縁を打ち付ける前に、透湿防水シートをグラス
ウールボード全面に貼る場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、工具等を使用
せず手作業で専用スペーサをグラスウールボードに取り
付けるため、作業時間の短縮が困難で作業性が良くな
い。例えば、住宅1戸を施工するのに、1000〜20
00個の専用スペーサをグラスウールボードにねじ込ま
なければならない。
【0004】更に、手作業では透湿防水シートの上から
専用スペーサを取り付けることができないため、先に専
用スペーサを取り付けてから透湿防水シートを貼るしか
なく、透湿防水シートを貼ると専用スペーサの位置が分
かり難い。また、透湿防水シートの上から専用スペーサ
を取り付けようとする場合は、透湿防水シートのスペー
サ施工部分に他の工具を用いて切込みを入れなければな
らず、手間が掛かり作業性が良くない。
【0005】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、取付工具を用いて外断熱材に容易に取り付ける
ことができるスペーサ及びスペーサ取り付け時間の短縮
が図れるスペーサ取付工具を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1の発明は、胴縁を打ち付けるために断熱材に取り
付けられるスペーサにおいて、このスペーサは断熱材の
中に進入していく先端部と、取付工具と係合する突起を
有する後端部からなり、前記先端部は断熱材の中に進入
した際に切り取った断熱材を先端部内部に保持するため
に円筒形状に形成された構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のスペー
サにおいて、前記後端部に、水の侵入を抑えるための鍔
と膜を形成した。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2記載のスペーサを断熱材に進入させて取付けるスペー
サ取付工具であって、この工具はスペーサを回転せしめ
る回転駆動手段と、一端が前記回転駆動手段に連結し、
他端がスペーサの後端部の突起に係合する専用アダプタ
とを備える構成とした。
【0009】請求項4の発明は、請求項3記載のスペー
サ取付工具において、前記回転駆動手段、電動ドライ
とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は外断熱材の斜
視図、図2は外断熱材の施工方法を示す説明図、図3は
円盤と釘の斜視図、図4は本発明に係るスペーサ取付工
具を用いた外断熱材の施工方法を示す説明図、図5は本
発明に係るスペーサの3面図(a:平面図、b:正面
図、c:断面図)、図6は専用アダプタの3面図(a:
平面図、b:正面図、c:断面図)である。
【0011】図1に示すように、外断熱材1は、無機質
繊維系断熱材であるグラスウールボード2の表面にホッ
トメルト3を用いて透湿防水シート4を貼り付けてな
る。グラスウールボード2と透湿防水シート4との接着
は、ホットメルト3の他、有機溶剤系接着剤やエマルジ
ョン系接着剤で対応できる。なお、無機質繊維系断熱材
は、グラスウールに限らない。また、外断熱材1として
は、グラスウールボード2の表面に透湿防水シート4を
貼り付けていないものでもよい。
【0012】また、透湿防水シート4としては、熱可塑
性樹脂製繊維質シートや防風透湿紙の他、例えば紙、ガ
ラス不織布、プラスチックフィルムなど透湿防水性能を
有していればどのような材質でも可能である。なお、透
湿防水シート4に限らず、摩擦熱と回転力により切断で
きるものであれば、本発明に係るスペーサ及びその取付
工具を使用することが可能である。
【0013】透湿防水シート4をグラスウールボード2
の表面に貼り付けたことで、グラスウールボード2の水
濡れを防止することができる。また、グラスウールボー
ド2の施工と同時に透湿防水シート4の施工ができるた
め、透湿防水シート4の施工時間を別に必要としないの
で、外断熱施工に係る作業時間が大幅に短縮される。
【0014】外断熱材の施工方法は、図2に示すよう
に、先ず透湿防水シート4が表側になるように釘5を用
いて外断熱材1を仮止めする。なお、透湿防水シート4
を貼っていないグラスウールボード2を釘5で仮止めす
る場合には、釘5が沈まないようにするため、図3に示
す円盤状の仮止め用プレート6に釘5を通してから打ち
込むとよい。
【0015】次いで、外断熱材1の突き合せ部分には、
透湿防水シート4によく接着する防水テープを貼って、
透湿防水シート4の隙間から水が浸入するのを防ぐ。な
お、防水テープは、透湿防水シート4によく接着するも
のであれば、どのような防水テープでも使用可能であ
る。
【0016】次いで、本発明に係るスペーサ7を電動ド
ライバ9と専用アダプタ8を備えた本発明に係るスペー
サ取付工具により外断熱材1に取り付ける。この方法
は、図4に示すように、電動ドライバ9に装着した専用
アダプタ8をスペーサ7に係合させ、電動ドライバ9を
駆動してスペーサ7を回転させながら透湿防水シート4
に所定の圧力で押し付けて行われる。
【0017】すると、スペーサ7の回転による透湿防水
シート4との摩擦熱とスペーサ7の先端形状により透湿
防水シート4が切断され、更にスペーサ7の先端形状に
よりスペーサ7が回転しながらグラスウールボード2の
中に進入する。
【0018】そして、所望の深さまでスペーサ7が入っ
たら電動ドライバ9の駆動を停止し、スペーサ7と専用
アダプタ8の係合を解除する。同様にして、必要な数の
スペーサ7を外断熱材1に取り付ける。
【0019】ここで、スペーサ7の回転速度は、透湿防
水シート4に対するスペーサ7の押圧力などを考慮し
て、摩擦熱により透湿防水シート4が切断可能なよう
に、電動ドライバ9によって調整することができる。
【0020】なお、スペーサ7を回転させる回転駆動手
段として、電動ドライバ9の他、空気圧で回転駆動する
エアドライバ(インパクトレンチ)を適用することもで
きる。
【0021】スペーサ7は、図5に示すように、回転し
ながら透湿防水シート4を切断し、グラスウールボード
2の中に進入できるよう円筒形状に形成されている。ま
た、スペーサ7の後端部7aには、電動ドライバ9等で
回転させることができるように、電動ドライバ9に装着
する専用アダプタ8と係合する突起7bが形成されてい
る。なお、図5では対称な4つの突起7bを示している
が、専用アダプタ8と係合して回転力を得ることができ
れば、その数は問わない。
【0022】また、スペーサ7の先端部7cは、前述の
ように回転による摩擦熱と共に、透湿防水シート4を切
断し易くするためと、グラスウールボード2の中に進入
し易くするために、やや鋭利に形成されている。更に、
スペーサ7の後端部7aには、施工後に外部からの水の
浸入を最小限に抑えるための鍔7dと膜7eが形成され
ている。
【0023】スペーサ7の材質は、ABS、ポリエチレ
ンやポリプロピレンなどの各種プラスチックが使用可能
である。また、木材、金属を使用することもできる。
【0024】また、スペーサ7をグラスウールボード2
に取り付けたとき、スペーサ7の中で切断されたグラス
ウールがつぶれた状態では断熱性能が落ちてしまうの
で、断熱性能が落ちないように、グラスウールがきちん
と膨らむ必要がある。グラスウールが膨らむかどうか
は、スペーサ7の大きさ(内径)に影響され、ある程度
の大きさが必要である。従って、スペーサ7の内径は、
望ましくは50〜20mmがよい。
【0025】また、電動ドライバ9に装着する専用アダ
プタ8は、図6に示すように、先端部8aにスペーサ7
の突起7bに嵌合する溝8bが4つ形成され、後端部8
cに電動ドライバ9の駆動部に挿入する把持部8dが形
成されている。なお、溝8bの数は、スペーサ7の突起
7bと2つ以上係合できれば、その数は問わない。
【0026】専用アダプタ8の材質は、アルミニウム、
鉄などの金属や、プラスチック、木材及びこれらの複合
材でも使用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスペー
サによれば、取付工具を用いて容易に断熱材に取り付け
ることができ、作業性が向上する。
【0028】また、スペーサの後端部に鍔と膜を形成す
るので、スペーサの中で切断された断熱材を必要以上に
つぶすことなく、施工後において外部からの水の浸入を
最小限に抑えることができる。
【0029】本発明に係るスペーサ取付工具によれば、
スペーサの取付時間が短縮し、作業性の向上が図れる。
また、回転による摩擦熱で透湿防水シートを容易に切断
できるため、透湿防水シートを表面に貼った外断熱材の
表面からスペーサを取り付けることができる。更に、ス
ペーサの取り付けが透湿防水シートの上からできるた
め、スペーサが透湿防水シートにより隠れることがな
く、胴縁を取り付ける時にスペーサが透湿防水シートに
隠れてスペーサの取り付け箇所が分からなくなることが
ない。
【0030】また、回転駆動手段として、電動ドライバ
を用いれば、専用アダプタを用意するだけでスペーサ取
付工具を容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外断熱材の斜視図
【図2】外断熱材の施工方法を示す説明図
【図3】円盤と釘の斜視図
【図4】本発明に係るスペーサ取付工具を用いた外断熱
材の施工方法を示す説明図
【図5】本発明に係るスペーサの平面図(a)、正面図
(b)、断面図(c)
【図6】専用アダプタの平面図(a)、正面図(b)、
断面図(c)
【符号の説明】
1…外断熱材、2…グラスウールボード、3…ホットメ
ルト、4…透湿防水シート、5…釘、6…仮止め用プレ
ート、7…スペーサ、7a…スペーサの後端部、7b…
突起、7c…スペーサの先端部、7d…鍔、7e…膜、
8…専用アダプタ、8b…溝、9…電動ドライバ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴縁を打ち付けるために断熱材に取り付
    けられるスペーサにおいて、このスペーサは断熱材の中
    に進入していく先端部と、取付工具と係合する突起を有
    する後端部からなり、前記先端部は断熱材の中に進入し
    た際に切り取った断熱材を先端部内部に保持するために
    円筒形状に形成されていることを特徴とするスペーサ。
  2. 【請求項2】 前記後端部に、水の侵入を抑えるための
    鍔と膜を形成したことを特徴とするスペーサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のスペーサ
    を断熱材に進入させて取付けるスペーサ取付工具であっ
    て、この工具はスペーサを回転せしめる回転駆動手段
    と、一端が前記回転駆動手段に連結し、他端がスペーサ
    の後端部の突起に係合する専用アダプタとを備えること
    を特徴とするスペーサ取付工具。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動手段が、電動ドライバであ
    る請求項3に記載のスペーサ取付工具。
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