JP3494781B2 - 化粧材の取り付け方法 - Google Patents

化粧材の取り付け方法

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JP3494781B2 JP30579395A JP30579395A JP3494781B2 JP 3494781 B2 JP3494781 B2 JP 3494781B2 JP 30579395 A JP30579395 A JP 30579395A JP 30579395 A JP30579395 A JP 30579395A JP 3494781 B2 JP3494781 B2 JP 3494781B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧材の新規な取
り付け方法に関する。詳しくは、化粧材を下地材に釘打
ちにより取り付ける方法において、その作業性及び仕上
がりが著しく改善された化粧材の取り付け方法である。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の内装工事において、軽量
鉄骨、木質ボード、木組等の下地材に化粧合板のような
化粧材を取り付けるには、釘や接着剤を用いて取り付け
る方法が一般的にされている。
【0003】釘により取り付ける作業は、化粧材表面と
ほぼ同色のカラー釘を打ち込んで固定する工法が行われ
ている。
【0004】一方、接着剤により取り付ける作業は、該
化粧材を接着剤を介して下地面に仮釘によって固定し、
該接着剤が硬化または乾燥した後、該仮釘を抜き取り、
場合によっては残存する仮釘孔を補修する工法が行われ
ていた。
【0005】また、該化粧材を接着剤を介して下地面に
かくし釘によって固定し、該接着剤が硬化または乾燥し
た後、該かくし釘の釘頭を折り取り、場合によっては残
存するかくし釘孔を補修する工法も行われている。
【0006】上記化粧材は、下地面の面積にもよるが、
通常の住宅では、100〜200枚程度使用され、上記
釘類は各化粧材毎に20〜30本程度使用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法の釘により取り付ける作業において、カラー釘を使用
する場合は、該カラー釘打ち込み時の打撃により釘頭の
塗料に剥がれが発生したり、該化粧材との色つや等を合
わせることが困難な状況で、該カラー釘の釘頭が該化粧
材表面に露出して外観上好ましくない。
【0008】一方、接着剤により取り付ける作業におい
ても、接着剤が硬化するまで仮釘を固定することが必要
となることや仮釘の抜き取りに、手間がかかる問題点が
あった。
【0009】また、かくし釘を利用する場合において
は、仮釘のような抜き取る作業は省略されるが、接着剤
の硬化後に釘頭を折り取る作業が新たな手間となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、化粧材の取
り付け方法において、上記問題を解決すべく鋭意研究を
重ねた結果、化粧材に釘頭が陥没するように釘打ちを行
うことにより、仮釘やかくし釘を使用した場合のような
釘の抜き取り作業や釘頭の折り取り作業の手間が省け、
作業の効率化が図れることを見い出した。更に、陥没部
分の位置が容易に発見でき、補修跡が目立ちにくい補修
方法として、釘を打ち込んだ部分のマーキングと陥没部
分以外の部分をマスキングできるようなマスキング部材
を使用することにより、陥没部分を確実に見つけ出すこ
とができること、更には、充填材により陥没部分の補修
を行う際、マスキング部材の貫通孔より陥没部分のみを
選択的に補修することができることを見い出し本発明を
完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は、化粧材を釘打ちにより下
地材に取り付ける方法において、該化粧材表面の少なく
とも釘打ち箇所に、粘着層を有するマスキング部材を配
し、該マスキング部材を貫通して該化粧材に釘頭が陥没
するように釘打ちを行い、次いで、該マスキング部材に
残存する貫通孔より該化粧材の陥没部分に充填材を充填
することを特徴とする化粧材の取り付け方法である。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の化粧材の取り付け方法
を、その代表的な工程図である図1に準じて説明する。
【0013】(a)まず、化粧材4を下地材5に、釘1
を粘着層3を有するマスキング部材2を介して打ち込
む。
【0014】本発明にあっては、該釘1は、マスキング
部材2を貫通して化粧材4に釘頭が若干陥没するように
打ち込むため、仮釘やかくし釘を使用した場合のよう
な、釘の抜き取り作業や釘頭の折り取り作業の手間が省
け、作業の効率化が図れる。
【0015】(b)マスキング部材2によって陥没部分
の位置を確認しながら、該マスキング部材についた貫通
孔より上記陥没部分に充填材6をヘラ等を使用して充填
する。
【0016】本発明にあっては、該マスキング部材2が
釘の貫通後に残っているため、該陥没部分を確実に見つ
けることができる。また、陥没部分に充填材を充填する
場合においても、該マスキング部材のブロックにより陥
没部分の周囲を汚すこと無く作業を行うことができる。
【0017】(c)充填材の充填後、マスキング部材2
を取り外すことにより、化粧材の取り付けが完了する。
【0018】本発明において、上記の化粧材4は、釘打
ちが可能な公知の化粧材が特に制限なく使用される。一
例として住宅の内装工事などに用いられる石膏ボード、
木質ボード、珪酸カルシウムボード等のボード又はその
表面に塗装鋼板等の金属板が積層された化粧合板、上記
ボードの表面に漆喰など無機硬化層が形成された化粧合
板、上記ボードの表面に塗料等のポリマー層が形成され
た化粧合板などが挙げられる。
【0019】また、該化粧材を取り付ける下地材5とし
ては、化粧材を釘打ちにより取り付けが可能な部材であ
れば特に制限されない。例えば、住宅建設においては、
木組み下地などが挙げられる。
【0020】更に、前記釘1は、頭部と芯材とよりな
り、普通釘、スクリュー釘、カラー釘、メッキ釘、メッ
キスクリュー釘、ステンレス釘、ステンレススクリュー
釘、鋼板釘、焼入釘、フロアー釘、プリント釘、ケーシ
ング釘、プラスチック釘、銅釘、コンクリート釘、フィ
ニシュ釘、ステープル釘、ワッシャー釘、リング釘、タ
ッカー釘等の各種材質及び各種形状の公知の釘類が使用
可能であり、釘類以外ではネジ類でも代用が可能であ
る。
【0021】前記釘1を打ち込む器具としては、金槌、
木槌等の衝撃器具にて人力で打ち込む工法もあるし、空
気圧等を利用した釘打ち装置等の機械を使用する工法も
ある。特に、釘打ち装置を使用する工法は、釘の打ち込
み深さの調整が可能であることから、作業が効率的に行
うことができ、推奨される。
【0022】本発明において、化粧材の取り付けは、該
化粧材を下地材に釘打ちにより取り付ける工法のみだけ
でなく、該化粧材を接着層を介して釘打ちして下地材に
取り付ける工法にも適用可能である。
【0023】本発明の特徴は、上記釘1を使用して化粧
材4に釘頭が陥没するように打ち込む作業を、上記釘の
頭部と化粧材との間に、該化粧材と接する側の面に粘着
層3を有するマスキング部材2を介して行うことにあ
る。即ち、釘1の打ち込みにより、該マスキング部材2
の粘着層3が化粧材4に接して付着するため、次工程
で、マスキング部材を、化粧材4の表面に残すことがで
きる。
【0024】そして、残されたマスキング部材2は、後
記するように、陥没部分の位置の標識として、また、該
陥没部分に充填材を充填する際のマスキングとして作用
するのである。
【0025】本発明において、前記マスキング部材の材
質としては、釘の釘頭が貫通可能なシート状物が特に制
限なく使用される。例えば、紙、PET、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル等の
材質よりなるプラスチックシート(フィルムも含む)等
が挙げられる。また、該マスキング部材2に形成される
粘着層3は、釘の釘頭が貫通する際、化粧材4の表面よ
り剥離せず、且つ剥離時に該化粧材の表面を同伴しない
程度の接着強度を有する公知の粘着剤又は接着剤より成
るものが好適である。
【0026】本発明において、上記マスキング部材2は
釘1によって釘止めを行う際に存在していれば良い。例
えば、釘1を打ち込む前に化粧材4に張り付けておいて
も良いし、釘1に予め取り付けて使用しても良い。特
に、後者の態様は、作業が効率的であり、推奨される。
【0027】図2は、上記マスキング材を予め設けた釘
の一態様を示す側面図及び平面図である。即ち、本発明
は、頭部Aと芯部Bとよりなり、該釘の芯部がマスキン
グ部材2を貫通するように該マスキング部材を設け、該
マスキング部材2は、芯部Bの先端部に向く面に粘着層
3を形成してなる釘をも提供するものである。
【0028】本発明において、上記の充填材6として
は、硬化後の接着性や体積変化率に優れ、色合わせの可
能なものであれば特に制限されない。例えば、セメント
等の水硬性の物質、漆喰等の気硬性の物質、シリコー
ン、ポリウレタン等の硬化性の樹脂などが挙げられる
が、化粧材と同色及び同材質の充填材が色艶の面で好ま
しい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明により理解されるように、本
発明によれば、仮釘やかくし釘を使用した場合のような
釘の抜き取り作業や釘頭の折り取り作業の手間が省け、
作業の効率化が図れる。更に、陥没部分の位置が容易に
発見できるだけでなく、充填材の充填を陥没部分のみに
選択的に行うことが可能であり、充填材と化粧材との色
艶の違いによる美観の損失を最小限にとどめることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧材の取り付け方法の代表的な態様
を示す工程図である。
【図2】本発明の釘の代表的な態様を示す側面図及び平
面図である。
【符号の説明】
1 釘 2 マスキング部材 3 粘着層 4 化粧材 5 下地材 6 充填材 A 釘の頭部 B 釘の芯部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧材を釘打ちにより下地材に取り付け
    る方法において、該化粧材表面の少なくとも釘打ち箇所
    に、粘着層を有するマスキング部材を配し、該マスキン
    グ部材を貫通して該化粧材に釘頭が陥没するように釘打
    ちを行い、次いで、該マスキング部材に残存する貫通孔
    より該化粧材の陥没部分に充填材を充填することを特徴
    とする化粧材の取り付け方法。
  2. 【請求項2】 頭部と芯部とよりなり、該芯部に貫通せ
    しめてマスキング部材が設けられてなり、該マスキング
    部材は、芯部の先端部に向く面に粘着層を有する釘。
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