JP3062020B2 - 燃焼制御装置 - Google Patents
燃焼制御装置Info
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Description
し、その断火の原因を診断する燃焼制御装置に関する。
における断火があり、この断火に対処するため、その断
火を火炎検出器の出力レベルの低下や遮断にて検出し、
この検出時におけるシーケンスを故障判断のためのデー
タとして残すことが行われている。
検出された断火発生時が、新たなシーケンスに移ってか
ら何秒経過後であるかなどのデータをメモリ等に残すこ
とで、そのメモリに記憶されたデータを後で解析するこ
とにより、バーナの故障を行うものも提案されている。
出および診断は以上のように実施されているので、断火
時にシーケンスを残す場合でも、そのシーケンスに入っ
た直後と次のシーケンスに移る直前とでは、故障原因が
異なる場合があり、例えばパイロットオンリタイミング
における空燃比の不良や火移りの異常などがあり、かか
る原因の判別が行えないという問題点があった。
た後の経過時間をメモリに残した場合には、このメモリ
に残した時間データから故障解析するのに熟練を要し、
断火原因の診断に長い時間が掛かるなどの問題点があっ
た。
消するためになされたものであり、断火の発生およびそ
の断火の原因を熟練を要することなく、何人も容易かつ
詳細に診断することができる燃焼制御装置を得ることを
目的とする。
装置は、燃焼装置におけるパイロットバーナまたは該パ
イロットバーナの点火に続いて着火されるメインバーナ
の火炎を検出する火炎検出器を設け、該火炎検出器によ
る断火検出時が上記パイロットバーナまたはメインバー
ナの各燃焼シーケンスの前半か後半かに従って、マイク
ロプロセッサに上記断火の原因を診断させるようにした
ものである。
により火炎の有無を常時監視させておき、断火検出時に
は、マイクロプロセッサは現在実行中のシーケンスを認
識するとともに、その断火が各燃焼シーケンスに移って
から設定時間以内かまたは以後かを判定して、これらの
判定結果に対応した断火原因データを出力表示可能に
し、必要に応じ外部へ送信可能にする。
明する。図1はこの発明の燃焼制御装置を示すブロック
図であり、図において、1はバーナ故障診断装置用の電
源電圧を検出する電源電圧検出部、2は図示しない火炎
検出器をドライブする火炎検出器駆動回路である。
フレーム電流を検出するフレーム電流検出部であり、こ
の発明ではパイロットバーナやメインバーナの断火検出
も行う。4はこのフレーム電流検出部3や上記電源電圧
検出部1などの各検出出力をディジタル信号に変換する
アナログ/ディジタル変換部である。
電流検出部3にて変換された着火/断火信号を受けて、
リレー出力部6に燃焼シーケンスごとの制御信号を出力
する。なお、このリレー出力部6は各リレーによりファ
ンブロア,点火トランス,パイロット弁,メイン弁,ダ
ンパーモータなどの燃焼制御用負荷をオン,オフ制御す
る。
の点火トランスの1次電流を検出する点火トランス1次
電流検出部で、この検出出力も上記アナログ/ディジタ
ル変換部4に入力されてディジタル変換される。8は上
記リレー出力部6からのフィードバック信号を、後述の
マイクロプロセッサに入力する信号入力部である。
れがフレーム電流検出部3からの各燃焼シーケンスごと
の各フレーム電流の平均値および偏差値の実測データ
と、バーナ最適状態での各フレーム電流の平均値および
偏差値である学習データとを比較して、これらの各デー
タの偏差からバーナ故障またはバーナ故障予知の診断を
実施する。
シーケンス制御用のリレーからのフィードバック信号を
受けて、不着火原因または燃焼の不具合原因を判定する
機能を持つ。
火炎検出器で検出された断火検出タイミングが、後述の
パイロットバーナやメインバーナの燃焼シーケンスの複
数に分割された前半か後半かを判定し、予め断火原因メ
モリ13に格納してある診断テーブルの断火原因データ
にもとづいて、断火原因を診断するように機能する。な
お、この断火原因データはマイクロプロセッサ9内に持
たせることもできる。
データや上記学習データなどを格納するメモリであり、
このメモリ10は上記断火原因メモリ13を兼ねるよう
にしてもよい。11は上記データの処理結果や診断結果
などを表示する表示部、12はデータの処理結果や診断
結果を外部へ出力する通信インターフェース部である。
となる燃焼装置を示し、同図において、21は送風用の
ファン、22は給気通路21aを通じてファン21によ
りメインバーナ25へ供給される送風量を調節するダン
パーである。
するダンパーモータ、24はガス通路26を通じてメイ
ンバーナ25に供給するガスの流量を調節する2つのメ
イン弁(燃焼弁)、27はガス通路28を通じてパイロ
ットバーナ29に供給するガスの流量を調節する2つの
パイロット弁(燃料弁)である。
傍に配置されたスパークロッド、31はスパークロッド
30へ点火電流を供給する点火トランス、32はメイン
バーナ25付近に配置されて、火炎を検出する火炎検出
器である。
焼制御装置の制御フローの全体は、図3の制御シーケン
ス図に示す通りであり、吸収式運転,起動信号,ダンパ
ー側の風圧スイッチ,ハイリミットおよびローリミット
などの入力側、ダンパー動作、ダンパーハイ,ダンパー
ロー,ブロアモータ,点火トランス,パイロット弁,メ
イン弁,警報,警報待機およびメイン弁待機などの出力
側、表示動作のそれぞれについて、プレパージ,点火待
ち,イグニッショントライアル,パイロットオンリ,メ
イントライアル,メイン安定,定常燃焼,ポストパージ
などの開始タイミングおよび終了タイミングが与えられ
ており、これらの各制御フローの中で、この発明では、
次の燃焼制御を実行する。
圧検出を行い、その検出出力をアナログ/ディジタル変
換部4にてディジタル信号に変換し、マイクロプロセッ
サ9に入力する。マイクロプロセッサ9ではこのディジ
タル信号にもとづき、フレーム電流の補正等を行う。
路2によりドライブされ、その火炎検出器32が出力す
る検出信号にもとづき、フレーム電流検出部3が断火タ
イミングデータを含むフレーム電流を検出し、この検出
出力もまたアナログ/ディジタル変換部4にてディジタ
ル信号に変換され、マイクロプロセッサ9に入力され
る。
炎の検出信号にもとづき着火/断火信号を変換出力し、
これを燃料制御部5に入力している。この燃料制御部5
では燃料シーケンスを制御し、その制御出力がリレー出
力部6に入力されて、各リレーにより燃料制御用の負荷
をオン,オフ制御させる。
ドバック信号が信号入力部8を通じてマイクロプロセッ
サ9に入力される。
源電圧,フレーム電流,フィードバック信号をそれぞれ
入力として、バーナ故障データのデータ処理およびバー
ナの故障診断を実行し、その結果を、メモリ10に格納
したり、表示部11に表示したり、通信インターフェー
ス部12を通じて外部出力可能にしている。
出器32の出力から断火の有無を監視しており、断火検
出があると、その断火タイミングがパイロットバーナ2
9やメインバーナ25の燃焼シーケンスの複数に分割さ
れた前半か後半かを判定し、これらの各判定結果に従っ
て、断火原因メモリ13から断火原因を出力する。
が図3に示すようなパイロットオンリタイミング中の前
半に発生したと判定した場合には、上記断火原因メモリ
13の出力にもとづいて空燃比が不良であると診断し、
一方、パイロットオンリタイミング中の後半に断火が発
生した場合には、パイロットバーナ29からメインバー
ナ25への火移りに異常があると診断する。
のタイミングの前半において、断火が発生した場合に
は、フレーム電流値が十分に立上がっていないことが多
く、このときはメインバーナ25ではメイン弁24から
の燃焼に着火がなされず、断火原因メモリ13の出力に
もとづき、パイロットバーナ29における火炎が不十分
であると診断する。
の後半において断火が発生した場合には、つまり、フレ
ーム電流値が不適切な値となった場合は、例えばメイン
バーナ25における火炎の不安定が断火原因であると診
断することになる。
順を示すフローチャートである。これによれば、まず、
各々のシーケンスの開始ごとに、マイクロプロセッサ9
が持つタイマのセットを行い(ステップST1)、この
タイマセット後に、火炎検出器32によりパイロットバ
ーナ29やメインバーナ25の火炎を監視する。
いる場合には(ステップST2)、上記タイマでセット
した時間(シーケンスの前半と後半に分けた時間)がシ
ーケンスタイミング時間を経過したか否かを判定し(ス
テップST3)、経過したと判定された場合には、次の
シーケンスへ移行し、まだ経過していない場合には、再
びステップST1以下の処理を繰り返し実行する。
ないと判定された場合には、続いて、タイマがセットし
た初期値としての上記前半の時間を過ぎたか否かを判定
し(ステップST4)、過ぎていないと判定された場合
には、そのシーケンス前半の上記のような故障診断とア
ラーム処理を実行し(ステップST5)、逆に過ぎてい
る場合には、シーケンス後半の上記のような故障診断と
アラーム処理を実行することとなる(ステップST
6)。
装置におけるパイロットバーナまたは該パイロットバー
ナの点火に続いて着火されるメインバーナの火炎を検出
する火炎検出器を設け、該火炎検出器による断火検出時
に上記パイロットバーナまたはメインバーナの各燃焼シ
ーケンスの前半か後半かに従って、マイクロプロセッサ
により上記断火の原因を診断させるように構成したの
で、断火の発生およびその断火の原因を熟練を要するこ
となく、何人も容易かつ詳細に診断することができるも
のを得られる効果がある。
ブロック図である。
念図である。
シーケンス図である。
ローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼装置におけるパイロットバーナまた
は該パイロットバーナの点火に続いて着火されるメイン
バーナの火炎を検出する火炎検出器と、該火炎検出器に
よる断火検出時が上記パイロットバーナまたはメインバ
ーナの各燃焼シーケンスの前半か後半かによって、上記
断火の原因を診断するマイクロプロセッサとを備えた燃
焼制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285623A JP3062020B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285623A JP3062020B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 燃焼制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145353A JPH08145353A (ja) | 1996-06-07 |
JP3062020B2 true JP3062020B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=17693933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6285623A Expired - Fee Related JP3062020B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 燃焼制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062020B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101770716B1 (ko) * | 2016-06-24 | 2017-08-23 | (주)동양하이테크 | 지하철 본선의 환기장치용 대면적 스크린필터장치 |
KR102293267B1 (ko) * | 2019-12-04 | 2021-08-26 | 주식회사 삼화에이스 | 공조필터 고정프레임 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6285623A patent/JP3062020B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101770716B1 (ko) * | 2016-06-24 | 2017-08-23 | (주)동양하이테크 | 지하철 본선의 환기장치용 대면적 스크린필터장치 |
KR102293267B1 (ko) * | 2019-12-04 | 2021-08-26 | 주식회사 삼화에이스 | 공조필터 고정프레임 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08145353A (ja) | 1996-06-07 |
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