JP3061902U - 放熱ファンの軸の構造 - Google Patents

放熱ファンの軸の構造

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JP3061902U
JP3061902U JP1999001210U JP121099U JP3061902U JP 3061902 U JP3061902 U JP 3061902U JP 1999001210 U JP1999001210 U JP 1999001210U JP 121099 U JP121099 U JP 121099U JP 3061902 U JP3061902 U JP 3061902U
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銀樹 洪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受けから溢れた潤滑油を軸受けと軸の間に
循環させることができると共に貯油でき、軸と軸受けの
間に生じた微小な粒子や細かい屑を集積させると共に軸
と軸受けとの接触面積を減少して軸を更に順調に回転さ
せかつその使用寿命を高めることができ、それにより、
放熱ファンの起動を更に簡単に行わせることができる放
熱ファンの軸の構造を提供する。 【解決手段】 軸の外周壁に螺旋状の溝からなる潤滑油
案内溝と比較的直径の小さい貯油部を設けることによ
り、自動給油軸受けから溢れた潤滑油を自動給油軸受け
と軸との間までに案内して循環させると共に、貯油部に
おいて貯油する。軸と自動給油軸受けの間に生じた微小
な粒子や細かい屑は貯油部に集積され、また、貯油部を
備えていることにより軸と自動給油軸受けとの接触面積
は減少される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として放熱ファンの軸の構造に関するもので、その軸に少なくと も一個の比較的小さい直径を有する貯油部が設けられ、又は同時に螺旋状の溝を 有する潤滑油案内溝が設けられるように構成され、特に自動給油軸受け又は含油 軸受けを有する放熱ファンのモーターの使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
【0003】 A.従来の自動給油軸受けの構造は、例えば、台湾の公告番号第207775号 の実用新案「冷却扇風機の軸受けのオイルリング」で開示されたものでは、オイ ルリングに回転軸に嵌入するためのスルーホールが設けられ、回転軸に他に自動 給油軸受けが嵌設されている。そして、その特徴とするところは、オイルリング のスルーホールの周縁が円形の断面に形成されると共に、円形の断面の外側から 円弧形の突出縁が延伸され、また、オイルリングの直径は軸受けより大きくなる ように形成されている。このような構造により回転軸を軸受けの軸孔に貫穿させ 、オイルリングの円弧形突出縁は円形断面と自動給油軸受けとが摩擦により吸い 出した潤滑油を案内して自動給油軸受けの中まで循環させるように構成されてい る。
【0004】 B.従来の別の自動給油軸受けの構造は、例えば、台湾の公告番号第29108 5号の実用新案「扇風機の軸受けの油漏れ防止の構造」で開示されたものでは、 ステーター座、自動給油軸受けおよび羽根により構成されている。そしてその特 徴とするところは、羽根の軸座にはその端面において環状溝が凹設され、環状溝 には深入りした溝底が形成されると共に、溝底と溝口との位置差が鋭角に形成さ れている。また、環状溝はステーター座の軸管の中に深く嵌入されると共に、軸 管の内径とは接触しないような最小距離を保つように構成されている。
【0005】 このような従来の自動給油軸受けの構造については、以下のような問題を指摘 することができる。
【0006】 A.前述した台湾の公告番号第207775号の実用新案に掲示された自動給油 軸受けの構造は、オイルリングの円弧形突出縁は円形断面と自動給油軸受けとが 摩擦により吸い出した潤滑油を案内して自動給油軸受けの中まで循環させること ができる。しかし、オイルリングの円弧形突出縁は潤滑油を自動給油軸受けの一 端の表面上までしか案内して循環させることができないため、確実に潤滑油を自 動給油軸受けの内周壁の表面までは案内して循環させることができず、しかも、 自動給油軸受けと回転軸との間には潤滑油を貯油するほどの大きい空間を有して いない。
【0007】 B.前述した台湾の公告番号第291085号の実用新案に掲示された自動給油 軸受けの構造では、羽根の軸座にはその端面において環状溝が凹設され、環状溝 はステーター座の軸管の中に深く嵌入されるが、羽根の軸座は潤滑油を自動給油 軸受けの一端の表面上までしか案内して循環させることができないため、確実に 潤滑油を自動給油軸受けの内周壁の表面までは案内して循環させることができな い。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、次のようなことを達成できる放熱ファンの軸の構造を 提供しようとするものである。
【0009】 本考案の目的は、軸の外周壁に螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝と比較的直径 の小さい貯油部を設けることにより、自動給油軸受けから溢れた潤滑油を自動給 油軸受けと軸との間までに案内して循環させることができると共に、軸に設けら れた比較的直径の小さい貯油部において潤滑油を貯えることのできる放熱ファン の軸の構造を提供することにある。
【0010】 本考案の第二の目的は、軸の外周壁に螺旋状の溝と比較的直径の小さい貯油部 を設けることにより、軸と自動給油軸受けの間に生じた微小な粒子や細かい屑を 集積させることができ、それにより、軸の回転を更に順調にすることができると 共に、放熱ファンの使用寿命を高めることができる放熱ファンの軸の構造を提供 することにある。
【0011】 本考案の第三の目的は、軸の外周壁に比較的直径の小さい貯油部を設けること により、軸と自動給油軸受けとの接触面積を減少させ、それにより、放熱ファン の起動の運転を更に簡単に行うことができる放熱ファンの軸の構造を提供するこ とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による放熱ファンの軸の構造は下記のよう に構成される。
【0013】 すなわち、本考案の放熱ファンの軸の構造は、主にステーター座、軸受けおよ び軸により構成される。ステーター座の中央には軸管が嵌設されており、軸受け は軸管の中に嵌入することができる。軸は軸受けの内周壁に穿設されると共に、 軸の外周壁に潤滑油案内溝と比較的直径の小さい貯油部が設けられる。潤滑油案 内溝は貯油部の一端まで連通されるように形成され、軸が回転された時、潤滑油 は潤滑油案内溝により貯油部までに案内されて循環する。
【0014】 また、本考案の放熱ファンの軸の構造は、下記のように構成することもできる 。 1.軸の潤滑油案内溝を螺旋状の溝で構成する。 2.軸の潤滑油案内溝を右螺旋状の溝で構成する。 3.第一貯油部の下方に第二貯油部を設ける。 4.第一貯油部と第二貯油部を連通する。 5.貯油部の両端にそれぞれ斜め辺を設ける。 6.軸受けが外周壁と内周壁を有し、外周壁と内周壁は凹溝により連通される。 7.ステーター座、軸受けおよび軸により構成される。ステーター座の中央に軸 管が嵌設される。軸受けは軸管の中に嵌入することができると共に、軸受けは外 周壁と内周壁を有する。外周壁と内周壁は凹溝により連通するように形成される 。軸は軸受けの内周壁に穿設されると共に、軸には比較的直径の小さい貯油部が 設けられ、軸が回転された時、潤滑油は凹溝により貯油部に案内されて循環する 。 8.第一貯油部の下方に第二貯油部を設ける。 9.第一貯油部と第二貯油部を連通する。 10.貯油部の両端にそれぞれ斜め辺を設ける。 11.軸に潤滑油案内溝を設け、潤滑油案内溝により貯油部と凹溝を連通する。 12.軸の外周壁に設けられた潤滑油案内溝を螺旋状の溝で構成する。 13.軸の外周壁に設けられた潤滑油案内溝を左螺旋状の溝で構成する。 14.軸の外周壁に設けられた潤滑油案内溝を右螺旋状の溝で構成する。 15.ステーター座、軸受けおよび軸により構成される。ステーター座の中央に 軸管が嵌設されており、軸受けは軸管の中に嵌入することができる。軸は軸受け の内周壁に穿設されると共に、軸の外周壁には少なくとも一個の比較的直径の小 さい貯油部が設けられる。
【0015】 本考案における放熱ファンの構造は、主にステーター座、軸受け、軸および羽 根により構成される。軸受けの外周壁において軸心方向に沿った凹溝が設けられ ているため、軸受けの内周壁の一端は軸受けの外周壁の凹溝により軸受けの内周 壁の他端と連通される。軸の外周壁には潤滑油案内溝と比較的直径の小さい貯油 部が設けられる。軸を軸受けに貫穿させ、軸の一端は羽根と連結するのに対し、 軸の他端に環状溝が凹設けられ、係止部材を環状溝に嵌入させることにより、軸 を軸受けの中に固定させている。
【0016】 本考案の軸が回転した時、螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝により軸受けの一 端の潤滑油を軸の比較的直径の小さい貯油部までに案内して循環させるのに対し 、軸受けの他端から溢れ出た潤滑油は軸受けの外周壁の凹溝を経て循環すること ができる。それから、再び螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝により循環した潤滑 油を軸の比較的直径の小さい貯油部までに駆動することにより、潤滑油は軸受け の内周壁と軸の外周壁との間から軸受けの外周壁の凹溝までの間で循環するよう に形成される。しかも、多数の潤滑油は軸の比較的直径の小さい貯油部で貯油さ れるため、外部に漏れることはなく、また、軸の比較的直径の小さい貯油部は細 かい屑などを集積するのに用いることもできる。更に、軸と軸受けとの間の摩擦 面積が減少されるため、放熱ファンの運転は更に順調になると共に、使用寿命も 長くなる。
【0017】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0018】
【実施例1】 図1に示す本考案の実施例1の分解斜視図において、本考案の放熱ファンは主 にステーター座110、軸受け120、軸130および羽根140により構成さ れる。
【0019】 図2,3に示す本考案の実施例1の組立てられた状態の部分断面図とその部分 拡大図において、ステーター座110の中央に軸管111が嵌設される。軸受け 120は自動給油軸受け又は含油軸受けを使用した方がより好適である。軸受け 120の外周壁121には軸心方向に沿った凹溝122が凹設され、軸受け12 0の内周壁123の一端は軸受け120の外周壁121の凹溝122を経て軸受 け120の内周壁123の他端と連通するように形成される。軸受け120はス テーター座110の軸管111の中に嵌入されると共に、パッキン124により 密封されて固定される。
【0020】 軸130の外周壁131には、螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝132と比較 的直径の小さい貯油部133が設けられる。螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝1 32は比較的直径の小さい貯油部133の一端と連通するように形成される。軸 130の一端は羽根140と連結するのに対し、軸130の他端には環状溝13 4が凹設される。軸管130は軸受け120の内周壁121とパッキン124を 貫穿すると共に、係止部材135を環状溝134に嵌入させることにより軸管1 30を固定することができる。
【0021】 軸130が時計回りで回転する場合、軸受け120の一端の潤滑油は、螺旋状 の溝からなる潤滑油案内溝132により軸130の貯油部133までに案内され て循環する。そして、軸130が時計逆周りで回転する場合では、螺旋状の溝か ら潤滑油案内溝132を軸130の他端に設けさせて貯油部と連通させることに より、同じように潤滑油を貯油部133に案内して循環させることができるため 、潤滑油が漏れて流失するのを防止することができる。
【0022】 軸130が回転した時、軸130の螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝132に より、軸受け120の一端の潤滑油を軸130の比較的直径の小さい貯油部13 3までに案内して循環させるのに対し、軸受け120の他端から溢れ出た潤滑油 は軸受け120の外周壁121の凹溝122を経て循環することができる。それ から、再び螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝132により循環した潤滑油を軸1 30の比較的直径の小さい貯油部133までに駆動することにより、軸受け12 0の内周壁123と軸130の外周壁131との間には常に循環の潤滑油を有す るように保つことができる。また、多数の潤滑油は軸130の比較的直径の小さ い貯油部133で貯油されるため、潤滑油は軸受け120の内周壁123と軸1 30の外周壁131との間に漏れることなく長期的に保存される。
【0023】
【実施例2】 図4に示す本考案の実施例2の組立てられた状態の部分断面図において、軸2 30の外周壁231には螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝232と貯油部233 が設けられ、螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝232は貯油部233の一端と連 通するように形成される。貯油部233の両端にはそれぞれ斜め辺234が設け られる。軸230の一端は羽根140と連結するのに対し、軸230の他端には 環状溝235が凹設される。軸管230は軸受け120とパッキン124を貫穿 すると共に、係止部材236を環状溝235に嵌入させることにより軸230を 軸受け120の中に固定することができる。
【0024】 軸230が時計回りで回転する場合、軸受け120の一端の潤滑油は螺旋状の 溝からなる潤滑油案内溝232により軸230の貯油部233までに案内されて 循環する。そのため、軸230が回転した時、軸230の螺旋状の溝からなる潤 滑油案内溝232により、軸受け120の一端の潤滑油を軸230の貯油部23 3までに案内して循環させるのに対し、軸受け120の他端から溢れ出た潤滑油 は軸受け120の外周壁121の凹溝122を経て循環することができる。それ から、再び螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝232により循環した潤滑油を軸2 30の貯油部233へ駆動することにより、軸受け120の内周壁123と軸2 30の外周壁231との間には常に循環の潤滑油を有するように保つことができ る。また、多数の潤滑油は貯油部233で貯油されるため、潤滑油は、軸受け1 20の内周壁123と軸230の外周壁231との間に漏れることなく、長期的 に保存される。
【0025】
【実施例3】 図5に示す本考案の実施例3の組立てられた状態の部分断面図において、軸3 30の外周壁331には螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝332と第一貯油部3 33と第二貯油部335が設けられる。螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝332 は第一貯油部333の一端と連通するように形成され、第一貯油部333と第二 貯油部335の両端にはそれぞれ斜め辺334と336が設けられる。軸330 の一端は羽根140と連結するのに対し、軸330の他端には環状溝337が凹 設される。軸管330は軸受け120とパッキン124を貫穿すると共に、係止 部材338を環状溝337に嵌入させることにより軸330を軸受け120の中 に固定することができる。
【0026】 軸330が時計回りで回転する場合、軸受け120の一端の潤滑油は螺旋状の 溝からなる潤滑油案内溝332により軸330の第一貯油部333へ案内されて 循環し、第一貯油部333の中の潤滑油が満杯になった時、潤滑油は再び第二貯 油部335に溢れ出る。そのため、軸330が回転した時、軸330の螺旋状の 溝からなる潤滑油案内溝332により、軸受け120の一端の潤滑油を軸330 の第一貯油部333と第二貯油部335までに案内して循環させるのに対し、軸 受け120の他端から溢れ出た潤滑油は軸受け120の外周壁121の凹溝12 2を経て循環することができる。それから、再び螺旋状の溝からなる潤滑油案内 溝332により循環した潤滑油を軸330の第一貯油部333と第二貯油部33 5までに駆動することにより、軸受け120の内周壁123と軸330の外周壁 331との間には常に循環の潤滑油を有するように保つことができる。また、多 数の潤滑油は第一貯油部333と第二貯油部335で貯油されるため、潤滑油は 軸受け120の内周壁123と軸330の外周壁331との間に漏れることなく 長期的に保存される。
【0027】
【実施例4】 図6に示す本考案の実施例3の組立てられた状態の部分断面図において、軸4 30の外周壁431には螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝432と第一貯油部4 33と第二貯油部435が設けられる。螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝432 は第一貯油部433の一端と連通するように形成され、第一貯油部433と第二 貯油部435の両端にはそれぞれ斜め辺434と436が設けられる。第一貯油 部433と第二貯油部435の間に環状壁437が設けられ、環状壁437の直 径は軸430の直径より小さくなる。軸430の一端は羽根140と連結するの に対し、軸430の他端には環状溝438が凹設される。軸管430は軸受け1 20とパッキン124を貫穿すると共に、係止部材439を環状溝438に嵌入 することにより軸430を軸受け120の中に固定することができる。
【0028】 軸430が時計回りで回転する場合、軸受け120の一端の潤滑油は螺旋状の 溝からなる潤滑油案内溝432により軸430の第一貯油部433に案内されて 循環し、第一貯油部433の中の潤滑油が満杯になった時、潤滑油は直径の小さ い環状壁437を越えて第二貯油部435までに溢れ出る。そのため、軸430 が回転した時、軸430の螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝432により、軸受 け120の一端の潤滑油を軸430の第一貯油部433と第二貯油部435まで 案内して循環させるのに対し、軸受け120の他端から溢れ出た潤滑油は軸受け 120の外周壁121の凹溝122を経て循環させることができる。それから、 再び螺旋状の溝からなる潤滑油案内溝432により循環した潤滑油を軸430の 第一貯油部433と第二貯油部435までに駆動することにより、軸受け120 の内周壁123と軸430の外周壁431との間には常に循環する潤滑油を有す るように保つことができる。また、多量の潤滑油が第一貯油部433と第二貯油 部435で貯油されるため、潤滑油は軸受け120の内周壁123と軸430の 外周壁431との間に漏れることなく長期的に保存される。
【0029】
【実施例5及び6】 図7及び8に示す本考案の実施例5及び6の組立てられた状態の部分断面図に おいて、軸530の外周壁531には少なくとも一個の比較的直径の小さい貯油 部532が設けられ、貯油部532には潤滑油を貯油することができる。軸53 0の一端は羽根140と連結するのに対し、軸530の他端には環状溝533が 凹設される。軸管530は軸受け120とパッキン124を貫穿すると共に、係 止部材534を環状溝533に嵌入させることにより、軸530を軸受け120 の中に固定することができる。
【0030】 そして、軸受け120の内周壁123と軸530の外周壁531の間を循環し た潤滑油は貯油部532で多量に集積されるため、潤滑油は軸受け120の内周 壁123と軸530の外周壁531との間に漏れ出る虞なしに長期的に保存され る。
【0031】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
【0032】 本考案の放熱ファンの軸の構造によれば、軸の潤滑油案内溝により軸受けから 溢れ出た潤滑油を貯油部までに案内して循環させることができるため、潤滑油は 長期的に軸受けの内周壁と軸の外周壁の間で保たれ、それにより、モーターの回 転を更に順調にすることができる。また、軸の比較的直径の小さい貯油部を細か い屑などを集積するように用いることもできる。更に、軸と軸受けとの間の摩擦 面積が減少されるため、放熱ファンの運転は更に順調になると共に、使用寿命も 長くなる。
【0033】 本考案は、その主旨及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実 施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なも のであり、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例1の組立てた状態の部分断面図
である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】本考案の実施例2の組立てた状態の部分断面図
である。
【図5】本考案の実施例3の組立てた状態の部分断面図
である。
【図6】本考案の実施例4の組立てた状態の部分断面図
である。
【図7】本考案の実施例5の組立てた状態の部分断面図
である。
【図8】本考案の実施例6の組立てた状態の部分断面図
である。
【符号の説明】
110 ステーター座 111 軸管
120 軸受け 121 外周壁 122 凹溝
123 内周壁 124 パッキン 130 軸
131 外周壁 132 潤滑油案内溝 133 貯油部
134 環状溝 135 係止部材 140 羽根 230 軸 231 外周壁
232 潤滑油案内溝 233 貯油部 234 斜め辺
235 環状溝 236 係止部材 330 軸 331 外周壁
332 潤滑油案内溝 333 第一貯油部 334 斜め辺
335 第二貯油部 336 斜め辺 337 環状溝
338 係止部材 430 軸 431 外周壁
432 潤滑油案内溝 433 第一貯油部 434 斜め辺
435 第二貯油部 436 斜め辺 437 環状壁
438 環状溝 439 係止部材 530 軸 531 外周壁
532 貯油部 533 環状溝 534 係止部材

Claims (16)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステーター座(110)、軸受け(12
    0)および軸(130)により構成され、ステーター座
    (110)の中央に軸管(111)が嵌設され、軸受け
    (120)は軸管(111)の中に嵌入することがで
    き、軸(130)は軸受け(120)の内周壁(12
    3)に穿設されると共に、軸(130)の外周壁(13
    1)に潤滑油案内溝(132)と比較的直径の小さい貯
    油部(133)が設けられ、潤滑油案内溝(132)は
    貯油部(133)の一端まで連通するように形成され、
    軸(130)が回転された時、潤滑油は潤滑油案内溝
    (132)により貯油部(133)まで案内されて循環
    することを特徴とする放熱ファンの軸の構造。
  2. 【請求項2】 軸(130)の潤滑油案内溝(132)
    は螺旋状の溝からなるように構成されている請求項1記
    載の放熱ファンの軸の構造。
  3. 【請求項3】 軸(130)の潤滑油案内溝(132)
    は右螺旋状の溝からなるように構成されている請求項1
    記載の放熱ファンの軸の構造。
  4. 【請求項4】 第一貯油部(333,433)の下方に
    第二貯油部(335,435)が設けられるように構成
    されている請求項1記載の放熱ファンの軸の構造。
  5. 【請求項5】 第一貯油部(333,433)と第二貯
    油部(335,435)は連通するように構成されてい
    る請求項4記載の放熱ファンの軸の構造。
  6. 【請求項6】 貯油部(233,333,335,43
    3,435)の両端にそれぞれ斜め辺(234,33
    4,336,434,436)が設けられるように構成
    されている請求項1又は4記載の放熱ファンの軸の構
    造。
  7. 【請求項7】 軸受け(120)は外周壁(121)と
    内周壁(123)を有し、外周壁(121)と内周壁
    (123)は凹溝(122)により連通するように構成
    されている請求項1記載の放熱ファンの軸の構造。
  8. 【請求項8】 ステーター座(110)、軸受け(12
    0)および軸(130)により構成され、ステーター座
    (110)の中央に軸管(111)が嵌設され、軸受け
    (120)は軸管(111)の中に嵌入することができ
    ると共に、軸受け(120)は外周壁(121)と内周
    壁(123)を有し、外周壁(121)と内周壁(12
    3)は凹溝(122)により連通するように形成され、
    軸(130)は軸受け(120)の内周壁(123)に
    穿設されると共に、軸(130)には比較的直径の小さ
    い貯油部(133)が設けられ、軸(130)が回転さ
    れた時、潤滑油は凹溝(122)により貯油部(13
    3)に案内されて循環することを特徴とする放熱ファン
    の軸の構造。
  9. 【請求項9】 第一貯油部(333,433)の下方に
    第二貯油部(335,435)が設けられるように構成
    されている請求項8記載の放熱ファンの軸の構造。
  10. 【請求項10】 第一貯油部(333,433)と第二
    貯油部(335,435)は連通するように構成されて
    いる請求項9記載の放熱ファンの軸の構造。
  11. 【請求項11】 貯油部(233,333,335,4
    33,435)の両端にそれぞれ斜め辺(234,33
    4,336,434,436)が設けられるように構成
    されている請求項8記載の放熱ファンの軸の構造。
  12. 【請求項12】 軸(130)には潤滑油案内溝(13
    2)が設けられ、潤滑油案内溝(132)により貯油部
    (133)と凹溝(122)が連通するように構成され
    ている請求項8記載の放熱ファンの軸の構造。
  13. 【請求項13】 軸(130)の外周壁(131)に設
    けられた潤滑油案内溝(132)は螺旋状の溝からなる
    ように構成されている請求項12記載の放熱ファンの軸
    の構造。
  14. 【請求項14】 軸(130)の外周壁(131)に設
    けられた潤滑油案内溝(132)は左螺旋状の溝からな
    るように構成されている請求項12記載の放熱ファンの
    軸の構造。
  15. 【請求項15】 軸(130)の外周壁(131)に設
    けられた潤滑油案内溝(132)は右螺旋状の溝からな
    るように構成されている請求項12記載の放熱ファンの
    軸の構造。
  16. 【請求項16】 ステーター座(110)、軸受け(1
    20)および軸(530)により構成され、ステーター
    座(110)の中央に軸管(111)が嵌設され、軸受
    け(120)は軸管(111)の中に嵌入することがで
    き、軸(530)は軸受け(120)の内周壁(12
    3)に穿設されると共に、軸(530)の外周壁(53
    1)には少なくとも一個の比較的直径の小さい貯油部
    (533)が設けられることを特徴とする放熱ファンの
    軸の構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001128432A (ja) * 1999-09-10 2001-05-11 Jianzhun Electric Mach Ind Co Ltd 交流電源駆動式直流ブラシレス電動機
CN109441956A (zh) * 2018-12-28 2019-03-08 福建福清核电有限公司 一种格栅除污机耐海水腐蚀轴承

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