JP3061794U - 健康保険証入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 健康保険証と、それとセットになる証書・診
察券・領収書等の関連書類を区分けして一括収納し、そ
のまま格納・携帯できる健康保険証入れを提供する。 【解決手段】 中間のヒンジ部４を介して一枚板携帯の
開きと重ね合せ閉鎖セット自在にして、内側に健康保険
証ポケット５を有する板状の表面カバー部２と内側に治
療資料ポケット５を有する板状の裏面カバー部３からな
ると共に、表面カバー部２と裏面カバー部３の中間に、
ヒンジ部４にヒンジ連結して治療資料ポケット５を有す
る板状の副資料収納部６Ａ・６Ｂを備え、さらに、表面
カバー部２と裏面カバー３の閉鎖姿勢を開放自在にロッ
クするホックボタン７Ａ・７Ｂを表面カバー部２と裏面
カバー部３に対にして備え、全体が透明樹脂シートによ
って形成された構造の健康保険証入れ１が特徴である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、病気治療用の健康保険証と、その健康保険証とセットになる医療受 給者等の副証書や、治療用の診察券・治療後の領収書等の治療用関係書類を一括 収納して、格納したり携帯するのに使用する健康保険証入れに関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

一般に広く使用されている健康保険証は、汚損を防止するためのサック状の透 明樹脂製の健康保険証入れが一般に用いられ、この健康保険証入れに入れて保管 したり医療機関へ通院するとき携帯するようになっている。

【０００３】 一方、近年の保険治療は、本証の健康保険証の他に、患者によって「老人保険 法による医療受給者証」または「老人・母子・乳幼児・心障医療等の助成金受給 者証」等の関連証書が必要になると共に、医療機関が発行している通院時に持参 する医療機関別の診察券や、支払った治療費の領収書等の関係書類が多数存在す る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前記の従来の健康保険証入れは健康保険証のみを入れる単純形態のため、前記 の多くの関係書類を一括して入れることができず、また、無理入れしても容易に はみ出すので、一括保管すべき健康保険証と関連書類がばらばらになって散逸す るケースが多く、医療機関へ出かける直前に慌てて探したり、紛失してしまうこ とがある。

【０００５】 本考案は、以上の従来技術の難点を解消する健康保険証入れを提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 以上の技術課題を解決する本考案の健康保険証入れは「中間のヒンジ部を介し て一枚板形態の開きと重ね合せ閉鎖セット自在にして、内側に健康保険証ポケッ トを有する板状の表面カバー部と内側に治療資料ポケットを有する板状の裏面カ バー部からなると共に、前記表面カバー部と前記裏面カバー部の中間に、前記ヒ ンジ部にヒンジ連結して治療資料ポケットを有する板状の副資料収納部を備え、 さらに、前記表面カバー部と裏面カバー部の閉鎖姿勢を開放自在にロックするホ ックボタンを該表面カバー部と該裏面カバー部に対にして備え、全体が透明樹脂 シートによって形成された構造」になっている。

【０００７】

【作用】

以上の構成の本考案の健康保険証入れは、表面カバー部のポケットに主証書の 健康保険証を収納セットすると共に、その健康保険証に付随する老人医療受給証 等の副証書を裏面カバー部に収納し、さらに、診察券や領収書は前記の副資料収 納部に、それぞれ区分して一括収納セットして格納したり、携帯することができ る。

【０００８】 そして、その一括収納セット状態の表面カバー部と裏面カバー部を重ね合せ重 合して折りたたみ、ホックボタンによってロックすることができるので、収納資 料が飛び出すおそれがなく、コンパクトにして格納・携帯が極めてし易い。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、図１・図２を参照して本考案一実施例の健康保険証入れ１を説明する。 即ち、この実施例の健康保険証入れ１は、中間のヒンジ部４を介して連設した方 形板体の表面カバー部２と裏面カバー部３が主要部を構成し、この表面カバー部 ２と裏面カバー部３は、一枚板形態に１８０°開きができると共に、重ね合せて 閉鎖セットできる。

【００１０】 そして、この表面カバー部２の内側には、健康保険証１０をヒンジ部４側から 出し入れする健康保険証ポケット５が設けられ、裏面カバー部３の内側には「老 人保険法による医療受給者証」等の副証書１２がヒンジ部４側から出し入れでき る資料収納ポケット５が設けられ、さらに、この表面カバー部２と裏面カバー部 ３には下記に詳述する閉鎖状態ロック手段が設けられている。

【００１１】 即ち、裏面カバー部３の側縁に「折り返し片１４」が伸設されて、この折り返 し片１４は重合閉鎖状態の表面カバー部２の上に重ね合せ折り返しができる。そ して、その折り返し片１４の内側の雄ホックボタン７Ａと表面カバー部２側の雌 ホックボタン７Ｂからなるホックボタンが設けられ、このホックボタン７Ａ・７ Ｂによって表面カバー部２と裏面カバー部３の重ね合せ閉鎖セット姿勢が開放自 在でロックできる。

【００１２】 そして、表面カバー部２と裏面カバー部３の間には、ヒンジ部４に側縁を連結 して個別に開閉できる２枚の板状の副資料収納部６Ａ・６Ｂが設けられ、この副 資料収納部６Ａには、複数の診察券１３が個別に収納できる小型資料ポケット５ が３段に設けられている。そして、一方の副資料収納部６Ｂの表面と裏面の両面 には領収書・他の証書１１等が出し入れできる資料収納ポケット５が設けられて いる。

【００１３】 そして、以上の健康保険証入れ１は軟質透明の樹脂シートによって形成されて 指先で折り曲げできる柔軟性を有し、それぞれのポケット５に各証書・書類を区 分して差し入れ収納し、図２のように折りたたみ重合してホックボタン７Ａ・７ Ｂでロックし、そのまま格納したり携帯して使用するようになっている。

【００１４】

【考案の効果】

以上の説明のとおり、本考案の健康保険証入れは、健康保険証とそれとセット になる各種証書・診察券・領収書等の関係書類が区別けして一括収納できるので 、それ等が散逸することなく常に整理した状態で格納・携帯ができると共に、折 りたたみセット姿勢がロックできるので、それ等収納資料が飛び出すおそれがな く、その上、全体が透明シート製のため収納書類の内容がそのまま視認容易にし て極めて使い易く、健康保険治療関係の資料が良好に管理できる。そして、突然 の治療にも迅速・適切に対応可能にして、広く健康保険利用者の日常の便宜向上 ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一実施例の健康保険証入れの開いた状態
の斜視図

【図２】図１実施例の健康保険証入れの閉じた状態の斜
視図

【符号の説明】

１ 健康保険証入れ ２ 表面カバー部 ３ 裏面カバー部 ４ ヒンジ部 ５ ポケット ６Ａ・６Ｂ 副資料収納部 ７Ａ・７Ｂ ホックボタン ９ ポケット入口 １０ 健康保険証 １３ 診察券 １４ 折り返し片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中間のヒンジ部を介して一枚板形態の開
   きと重ね合せ閉鎖セット自在にして、内側に健康保険証
   ポケットを有する板状の表面カバー部と内側に治療資料
   ポケットを有する板状の裏面カバー部からなると共に、
   前記表面カバー部と前記裏面カバー部の中間に、前記ヒ
   ンジ部にヒンジ連結して治療資料ポケットを有する板状
   の副資料収納部を備え、さらに、前記表面カバー部と裏
   面カバー部の閉鎖姿勢を開放自在にロックするホックボ
   タンを該表面カバー部と該裏面カバー部に対にして備
   え、全体が透明樹脂シートによって形成された構造を特
   徴とする健康保険証入れ。