JP3068394U

JP3068394U - 名刺入れ付き手帳

Info

Publication number: JP3068394U
Application number: JP1999008006U
Authority: JP
Inventors: 治男山田
Original assignee: 石繊株式会社
Priority date: 1999-10-21
Filing date: 1999-10-21
Publication date: 2000-05-12
Anticipated expiration: 2005-10-21

Abstract

(57)【要約】【課題】名刺入れを所持する必要がなく、簡便に名刺
を収納することができる名刺入れ付き手帳を提供する。【解決手段】複数枚の用紙３を備えた手帳１であっ
て、前記用紙３の何れかに名刺５を収納する名刺収納部
４を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ポケットに入れて持ち運び可能な携帯用の手帳に係り、特に、名刺をコンパクトに収納し得る名刺入れ付き手帳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に普及している手帳は、折り畳み自在とされた分厚い表紙の間に矩形状の用紙を多数枚綴じてあり、上着のポケット等に収容して携行可能なサイズに形成されている。この種の携帯用手帳は、通常、表紙にビニールシート等が用いられ、この表紙の内面側に用紙よりも小サイズの紙片入れを一体的に設けるようにしている。この紙片入れは、上辺側が斜めにカットされており、このカット部分を開口させて小さい紙片等を収納し、表紙を折り畳むことで挟む状態に保持しておけるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記従来の手帳は、小さい紙片等をポケットに保持できるが、名刺を収納するようには形成されていないため、名刺は名刺入れや財布に入れて携行する必要があった。しかし、名刺入れを持ち運ぶことは、手帳が必携の人にとって携行品が増えるために煩わしく、所持が敬遠されがちであった。そこで、名刺を財布に収納することも考えられるが、財布が嵩張るうえに名刺が変形することもあるため、名刺を入れた状態での財布の携行は敬遠されていた。従って、日常の携行品には名刺の所持に適したものがなく、名刺の入れ場所に困っているのが実情であった。本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、名刺入れを所持する必要がなく、簡便に名刺を収納することができる名刺入れ付き手帳を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は、複数枚の用紙を備えた手帳において、前記用紙の何れかに名刺を収納する名刺収納部を設けたことを特徴としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。図１は、本考案の実施の形態に係る名刺入れ付き手帳を示す斜視図である。この名刺入れ付き手帳１は、一般に普及しているポケット型に適用したもので、表紙２の間に綴じた多数枚の用紙３の１枚に名刺収納部４を設けた構成となっている。表紙２は、厚紙をレザーやビニールシートにより覆い分厚く形成されていて、中央２ａが柔軟性を有し折り畳み自在となっている。そして、この表紙２の間に矩形状の用紙３を多数枚綴じてある。

【０００６】名刺収納部４は、名刺５よりも横幅が大きいビニール等のシート体４Ａを用い、このシート体４Ａを多数枚の用紙３のうち、何れかの用紙３の一面３Ａ側に固着している。本例では、シート体４Ａの上端縁４ａ側を除く左右の端縁４ｂ，４ｃおよび下端縁４ｄを、用紙３の外周縁３ａの下部側に接着し、上端縁４ａ側を名刺５の出し入れ口としたポケット状に形成されている。このように、名刺収納部４を用紙３の一面３Ａ側に設けると、表紙２を開いて出し入れ口を若干開口させることにより、名刺５を名刺収納部４に入れて収納することができる。そして、表紙２を閉じれば、用紙３の間に名刺５が保持される状態となり、普通の手帳１と同じく胸のポケット等に入れて携行することができる。また、名刺５を取り出す際は、表紙２を開いて名刺収納部４を露出させれば、簡単に名刺５を抜き出すことができる。よって、格別に名刺５入れを所持する必要がなくなるうえ、財布等に名刺５を収納しなくてもよくなる。

【０００７】図２は、名刺入れ付き手帳の変形例を示す斜視図である。この名刺入れ付き手帳１０は、用紙３の両面３Ａ，３Ｂに前記名刺収納部６を設けたもので、他は上記実施の形態と基本的構成が同一である。この名刺収納部６は、厚手の紙を用い、前記名刺５および用紙３よりも横幅が大きい袋状に形成されている。そして、この名刺収納部６内に１枚の用紙３を収納し、この用紙３の外周縁３ａを含む両面３Ａ，３Ｂを名刺収納部６全体で覆うように、この名刺収納部６および用紙３の内側縁を他の用紙３とともに表紙２へ一体的に綴じる。これにより、１枚の用紙３の両面３Ａ，３Ｂにポケット状の名刺収納部６が形成されるので、少なくとも２種類の名刺５を分類して多数枚を収納することができる。なお、上記説明においては、１枚の用紙３に名刺収納部４，６を設ける場合について説明したが、複数枚の用紙３の一面または両面に名刺収納部４，６を形成して、名刺入れを兼ねるようにしてもよい。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のうち請求項１に記載の考案は、複数枚の用紙の何れかに名刺を収納する名刺収納部を設けたことから、手帳を名刺入れに兼用できる。また、手帳に名刺を簡便に収納できるので、従来のように、名刺入れを所持する必要がなくなるうえ、財布等に名刺を収納する場合に嵩張って所持に困っていた問題も解消されるといった効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態に係る名刺入れ付き手帳を
示す斜視図である。

【図２】名刺入れ付き手帳の変形例を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１手帳３用紙４名刺収納部５名刺

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数枚の用紙を備えた手帳において、前記用紙の何れかに名刺を収納する名刺収納部を設けた
ことを特徴とする名刺入れ付き手帳。