JP3062992U - 入院用バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 突然の入院で短時間に必要な品物を準備しな
ければならないので、入院後に不足する品物が出てくる
ことが少なくない。また、予め入院の予定がある場合で
も、必要なものを忘れることが多く、入院後に家族等が
不足品を補充している状況である。 【解決手段】 本考案では、開口部を有し表面が透明な
ポケットを袋物の適所に設けると共に、該ポケットに袋
物に収納する品物名を記載した用紙であるチェックリス
トを出し入れ自在に挿入している。また、透明なポケッ
トの表面に、用紙を挿入したまま該用紙に書き込みがで
きるように開口窓を設けている。また、表面が透明で開
閉自在な蓋付きのポケットとしている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は，入院に際して病院に持参する身の回りの品物を入れるバッグに係 るもので、該バッグの外側に透明のポケットを設けると共に、該ポケットに品物 名を記載した用紙を挿入した入院用バッグに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、入院する場合には、本人又は家族等が入院に必要なものを家庭内からか き集めて、不足するものについては新しいものを購入して間に合わせていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、突然入院することになった場合は、短時間で入院に必要な品物 を準備しなければならないので、本人や家族等が家庭内にある物をかき集めたり 新規購入して持参したとしても、入院後に不足する品物が出てくることが少なく ない。また、予め入院の予定がある場合でも、持参品の一覧表或はチェックリス トを用いて準備している者は極めて希であり、入院後に家族等が不足品を補充し ている状況である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案においては、開口部を有し表面が透明なポ ケットを袋物の適所に設けると共に、該ポケットに袋物に収納する品物名を記載 した用紙であるチェックリストを出し入れ自在に挿入している。また、透明なポ ケットの表面に、用紙を挿入したまま該用紙に書き込みができるように開口窓を 設けている。また、表面が透明で開閉自在な蓋付きのポケットとしている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案による好ましい実施形態を図面に基いて詳説する。図１は本考案の第１ 実施形態を示す斜視図である。図において、袋物本体１は布或は合成繊維等で作 られた通常の手提げ袋であり、形状及び大きさについては任意のものを用いるこ とができる。袋物本体１の任意の側部２には、開口部３１を有する表面が透明な 合成樹脂製のポケット３を縫製或は接着等により取り付ける。この透明なポケッ ト３の内部には、袋物本体１に収納する品物のチェックリストとなる用紙６を開 口部３１より出し入れ自在に挿入する。なお、図示していないが、透明なポケッ ト３を袋物本体１の側部２の裏側に設けたり、或いは２個所以上設けることも当 然可能である。

【０００６】 チェックリストとなる用紙６の様式の実施例としては、図２（ａ）に示すよう に、洗面器、タオル、ハブラシ、・ ・ ・のように病院に持参する身の回りの品 物名６１を列記し、その左側には袋物本体１に収納したことを確認するための○ 等の確認欄６２を設けている。また、図２（ｂ）に示すものは標準的な持参品に 追加して、入院患者や介護者が特に持参したい品を追記できる空欄６３を設けた 様式である。なお、これ以外に用紙の大きさや形状を任意にしたり、記載する品 物名を任意に変えることも当然可能である。

【０００７】 図３（ａ）は第２実施形態を示すポケット部分の正面図である。袋物本体１の 任意の側部２には、開口部４１を有する表面が透明な合成樹脂製のポケット４を 縫製或は接着等により取り付ける。この透明なポケット４に用紙６を挿入したま ま、透明なポケット４の表面から○等の確認印を記入できるような開口窓４２を 、確認欄６２を覆う部分に設けている。また、図３（ｂ）は他の実施例を示すも ので、用紙６の全面（確認欄及び品物名欄）を覆う部分に開口窓４３を設けたも のである。

【０００８】 図４は、第３実施対応を示す考案のポケット部の正面図である。開口部５１を 有しポケット５の全面に開口窓５２を有するポケット５において、ポケット５の 全面を覆うと共に表面が透明で開閉自在な蓋５３を設けている。これにより、確 認印及び持参する品物名の追記等は、用紙６をポケット５に挿入したまま該蓋５ ３を跳ね上げて該用紙６に所要事項を記載し、記入後は再び蓋５３を閉じてポケ ット５の表面を覆い保護することができる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案による入院用バッグは上記のように構成されているので、用紙に記載さ れたチェックリストに基づいて常備しておけば、いざというときに便利である。 また、入院の必要が生じて準備する場合でも、チェックリストに基づいて品物を 集めると、効率よく入院準備することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施形態を示す斜視図である。

【図２】（ａ）は第１実施形態に用いる用紙の正面図で
あり、（ｂ）は他の実施例を示す用紙の正面図である。

【図３】（ａ）は第２実施形態を示すポケットの正面図
であり、(ｂ)は他の実施例を示すポケットの正面図であ
る。

【図４】（ａ）は第３実施形態を示すポケットの正面図
であり、（ｂ）は側面断面図である。

【符号の説明】

１ 袋物本体 ２ 側部 ３、４、５ ポケット ６ 用紙 ３１、４１、５１ 開口部 ４２、４３、５２ 開口窓 ５３ 蓋 ６１ 品物名 ６２ 確認欄 ６３ 空欄

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 開口部（３１）を有し表面が透明なポケ
   ット（３）を袋物本体（１）の適所に設けると共に、該
   ポケット（３）に袋物本体（１）に収納する品物名（６
   １）を記載した用紙（６）を出し入れ自在に挿入してな
   る入院用バッグ。
2. 【請求項２】 袋物本体（１）に収納する品物名（６
   １）を記載した用紙（６）をポケット（４）に挿入した
   まま、該用紙（６）に書き込みができる開口窓（４２、
   ４３）を透明なポケット（４）の表面に設けたことを特
   徴とする、請求項１記載の入院用バッグ。
3. 【請求項３】 表面が透明で開閉自在な蓋（５３）付き
   のポケット（５）を袋物本体（１）の適所に設けると共
   に、該ポケット（５）に袋物本体（１）に収納する品物
   名（６１）を記載した用紙（６）を出し入れ自在に挿入
   してなる入院用バッグ。