JP3061199B2 - エリトリナ・カッフラ型インヒビターの突然変異体及びセリンプロテアーゼを精製するための前記突然変異体の利用 - Google Patents
エリトリナ・カッフラ型インヒビターの突然変異体及びセリンプロテアーゼを精製するための前記突然変異体の利用Info
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Description
型の新規インヒビター及びセリンプロテアーゼを精製す
るためのその利用に関する。
ー(ETI)はセリンプロテアーゼ、そして特にプラスミ
ノーゲンアクチベーター(C.Heussen(1984)(2
2))、β−トリプシン、α−キモトリプシン及びトロ
ンビン(S.Onestiら(1992)(34))のアフィニティー
クロマトグラフィーによる精製のために有効な試薬であ
る。このようなトリプシンインヒビターは長い間知られ
ている(C.Heussen(1982)(23);F.J.Joubert(198
2)(26);F.J.Joubert(1982)(27))。
ゲンアクチベーターの精製のために極めて好ましく適切
である。このインヒビターの完全アミノ酸配列もこの公
開物の中に記載されている。DE−3はE.カッフラの種子
から単離且つ精製できる(F.J.Joubert(1982)(2
6))。細胞障害性でないETIがEP−B O,218,479(15)
に記載されている。
れらの組織プラスミノーゲンアクチベーターに対する阻
害比活性は1.7×109U/mmolである。一方、天然、ETIの
阻害比活性は1.94×109U/mmolである。これはトリプシ
ンに対する阻害活性にも適用される(2.63×1012/3.2×
102)。即ち、Teixeiraに従って作られた組換ETIの阻害
比活性は、天然ETIの活性よりも、トリプシンに対して
は20%低く、そして組織プラスミノーゲンアクチベータ
ーに対しては10%低い。
れ、それにおいてはN−末端のValはAspに置き代わって
いる。かかる修飾ETIはtPAに結合せず、そしてtPAに対
して阻害活性を示さない。トリプシンに対する阻害比活
性は天然ETI及びAsp−修飾ETIに関して事実上同じであ
る。
モニウム沈殿(80%飽和)による精製、水に対する透
析、及びメチオニンを含むN末端配列を切断する臭化シ
アン切断により得られる。それはその後ゲル濾過により
精製される(Sephadex G50)。
性を有する精製ポリペプチド(以降、ETIポリペプチド
とも呼ぶ)はDE−A 4424 171.2(9)に記載されてお
り、それは、天然起源より単離したインヒビターと異な
り、セリンプロテアーゼに対してかなり高い特異性を有
する。
ペプチドの適切さの更なる重要な基準はセリンプロテア
ーゼに対する結合能力である。
のためのETIポリペプチドの結合能力の効率性を高める
ことにある。
−3の活性を有するポリペプチドであって、タンパク質
混合物からセリンプロテアーゼを可逆的且つ選択的に捕
獲するポリペプチドを考慮し、ここでこのポリペプチド
はSEQ ID NO:2に機能的に類似するアミノ酸配列を有
し、この配列のアミノ酸39〜139の領域に対して85%以
上相同性である部分領域を有し、2本のジスルフィド結
合を有し、そしてN末端がSer、そして好ましくはSEQ I
D NO:4で始まる。このポリペプチドのプラスミノーゲン
アクチベーターに対する結合能力は1.25MU/ml以上であ
る。
配列とハイブリダイズし、且つSEQ ID NO:4をコードす
る核酸配列でN末端が始まる核酸により、 c)ストリンジェンシー条件下で遺伝子コードの縮重の
ないa)又はb)に記載の配列のいづれかとハイブリダ
イズするであろう核酸により、 コードされる。
力はETIポリペプチドにおいてN末端のValをSerに置換
することにより著しく高まることが明らかとなった。公
知のETIポリペプチドはN末端がアミノ酸配列Val−Leu
−Leu−Asp(SEQ ID NO:3)で始まるが、本発明に係るE
TIポリペプチドはSer−Leu−Asp(SEQ ID NO:4)で始ま
る。
極めて驚くべきものである。当業者はこれらの公開物か
ら、ETIのN末端の修飾が、プラスミノーゲンアクチベ
ーターに対する阻害比活性が失われ、そしてトリプシン
に対する活性がそのままである修飾ETIをもたらすもの
であろうと予測するであろう。従って、トリプシンに対
する比活性、及びプラスミノーゲンアクチベーター、そ
して特に組織プラスミノーゲンアクチベーターに対する
結合能力が本発明に係る修飾ETIに関して有意な度合い
に至るまで上昇することはより一層驚くべきことであ
る。
活性を有するポリペプチド」はセリンプロテアーゼ、例
えばプラスミノーゲンアクチベーター、β−トリプシ
ン、α−キモトリプシン及び/又はトロンビンに特異的
に結合するポリペプチドと解される。その結合はセリン
プロテアーゼの活性を阻害しうる。
カッフラ由来のインヒビターDE−3の活性を有するポリ
ペプチドと解される。タンパク質配列の修飾は当業者に
周知の通常のフレームワーク内で可能である。しかしな
がら、これとの関連で、N末端はSEQ ID NO:4(N末端S
er)と同一であるべきこと、及びポリペプチドが立体構
造を固定するために2本のジスルフィド結合を有さなけ
ればならないことが理解されるべきである。原核細胞に
おける組換生産を経て、本発明に係るタンパク質はN末
端メチオニンを更に含みうる(SEQ ID NO:10)。かかる
ジスルフィド結合の位置はETIポリペプチドのジスルフ
ィド結合のそれに対応すべきである(Cys 39−Cys 83及
びCys 132−Cys 139、Lehle,K.ら(1994)(30))。同
様に、ETIポリペプチドの一部の領域はSEQ ID NO:2の配
列領域39〜139に対して85%以上相同性であるべきであ
る。この部分領域は好ましくは本発明に係るタンパク質
の配列領域39〜139でもあり、そして好ましくはSEQ ID
NO:2由来の配列領域39〜139に対して同一又は本質的に
同一である。
する核酸)であってそのアミノ酸配列がSEQ ID NO:2と
同一又は本質的に同一のものが極めて好適に利用され
る。驚くべきことに、セリンプロテアーゼに対するイン
ヒビターの結合能力は、原核細胞の中での組換生産を経
て、N末端メチオニンが完全に切断されたとき、又は少
なくとも大半(好ましくはETIポリペプチド調製物の中
の85%以上)が切断されたとき、極めて高いことも明ら
かとなった。ETIポリペプチドはサイズで異なりうる。
しかしながら、それは好ましくは100〜200個のアミノ
酸、特に好ましくは約139〜173個のアミノ酸を含んで成
る。セリンプロテアーゼに対するインヒビターの結合能
力は、固定化インヒビターにより溶液から除去されうる
セリンプロテアーゼ(好ましくはプラスミノーゲンアク
チベーター)の量と解される。この結合能力は通常、活
性/1mlのマトリックスで表示する(プラスミノーゲンア
ンクチベーターの場合、U/1mlのマトリックスで表示す
るアミド溶解活性)。プラスミノーゲンアクチベーター
の活性は予め結合しているセリンプロテアーゼの溶離の
後に決定する。
る。このため、H−D−Ile−Pro−Arg−p−ニトロア
ニリドジヒドロクロリドの切断速度(S2288,Kabi Vitru
m,Sweden)を405nmでの吸収を介して光学的に測定す
る。
ーゼの精製のための方法であって、セリンプロテアーゼ
をそれに可逆的且つ選択的に結合する固定化ETIポリペ
プチドに結合させ、タンパク質混合物から未結合の画分
を除去し、セリンプロテアーゼをインヒビターから脱離
し、固定化インヒビターを可溶性セリンプロテアーゼか
ら分離し、そしてセリンプロテアーゼを単離することに
よる方法にも関連し、ここでこの方法は、タンパク質混
合物からセリンプロテアーゼを可逆的且つ選択的に捕獲
するETIポリペプチドを使用すること、及びこのポリペ
プチドがSEQ ID NO:2に対して機能的に類似であるアミ
ノ酸配列を好適に有し、この配列のアミノ酸39〜139の
領域に対して85%以上相同性である部分領域を有し、2
本のジスルフィド結合を有し、そしてN末端がSEQ ID N
O:4又はメチオニンによりN末端が伸長したSEQ ID NO:4
で始まるものであることを特徴とする。
又は真核系発現により生産される。精製及び単離は好ま
しくはアニオン交換体、カチオン交換体又はニッケルキ
レートカラムでのクロマトグラフィーにより達成され
る。
ー、例えば組織プラスミノーゲンアクチベーター(t−
PA)及びその誘導体(例えば、突然変異体及び欠失体)
の精製にとって極めて好都合である。t−PAはEP−B 0,
093,619(13)に記載され、t−PAの誘導体は米国特許
第5,223,256号(53)、WO90/09437号(54)及びT.J.R.H
arris(1987)(20)に記載されている。
できうる。このため、まず核酸分子(好ましくはDNA)
であって、N末端がSEQ ID NO:4又はメチオニンにより
N末端が伸長したETIをコードし、且つETIポリペプチド
をコードする分子を作る。ETIポリペプチドはSEQ ID N
O:2に機能的に類似するアミノ酸配列を有し、そしてSEQ
ID NO:2のアミノ酸39〜139の領域に対して85%以上、
そして好ましくは完全に相同性である部分領域と2本の
ジスルフィド結合を有する。これとの関連で、遺伝子コ
ードの縮重性の範囲内で同一のポリペプチドをコードす
る配列及び/又はこの配列と相補性である配列を利用す
ることも可能である。ストリンジェンシー条件下でSEQ
ID NO:1とハイブリダイズし、そしてN末端がSEQ ID N
O:4をコードする又はメチオニンによりN末端が伸長し
たSEQ ID NO:4をコードする核酸も好適に利用される。
このDNAをベクターにクローニングし、それを宿主細胞
に導入し、そしてそこで複製させる。ETIポリペプチド
配列に加えて、かかるベクターはDNAの発現にとって必
要なオペレーター要素を含む。インヒビターDNA及びオ
ペレーター要素を含むこのベクターを、ETIポリペプチ
ドのDNAを発現できるベクターに移入する。この宿主細
胞をETIポリペプチドの発現がなされる条件下で培養す
る。ETIポリペプチドをこれらの細胞から単離する。こ
れを行うに当って、適当な手段はETIポリペプチドが、
インヒビター特性を発揮する活性四次構造をとりうるこ
とを確実にする。
さにSEQ ID NO:2及びSEQ ID NO:4に相当するアミノ酸配
列を有する必要はない。ETIポリペプチドは、本質的に
同一の配列を有し、且つエリトリナ・カッフラ由来のイ
ンヒビターDE−3の活性を有するポリペプチドであると
き、同等に適切である。しかしながら、N末端において
ValがSerに置き代わっていることは必須である。アミノ
酸配列SEQ ID NO:2及び4が、原核宿主細胞における発
現の場所好適に利用されるが、真核発現の後でないとき
は、N末端メチオニンを含みうる(SEQ ID NO:10)。し
かしながら、メチオニンは通常E.コリ(E.coli)では切
断され、なぜならその配列はN末端がMet−Serで始まる
からである(Dalborge H.ら(1990)(7))。Metが切
断されるかかるポリペプチドが好ましい。
ゼを可逆的且つ選択的に捕獲するETIポリペプチドをコ
ードする単離された核酸配列に関連し、ここでそのタン
パク質はSEQ ID NO:2と機能的に類似なアミノ酸配列を
有し、この配列のアミノ酸39〜139の領域に対して85%
以上相同性である部分領域を有し、2本のジスルフィド
結合を有し、そしてN末端がSEQ ID NO:4又はメチオニ
ンによりN末端が伸長したSEQ ID NO:4で始まるもので
ある。かかる単離された核酸は好ましくはSEQ ID NO:4
と同一であるか、又は遺伝子コードの縮重性の範囲内で
同一のポリペプチドをコードする核酸配列と同一であ
る。真核系又は原核系宿主細胞内での発現のために、こ
の核酸は当業者に周知の真核系又は原核系転写又は翻訳
シグナルを5′末端に含む。
O:1とハイブリダイズする核酸が好適に使用される。ハ
イブリダイゼーションのためのかかる標準の条件及び方
法は当業者に公知であり、そして例えばJ.Sambrookら
(1989)(38)及びB.D.Hames,S.G.Higins(1985)(1
9)に記載されている。これらの公開物に記載の標準の
プロトコールはこの目的のために通常利用される。特に
Sambrook Section IX(40)を参照されたい。双方の公
開物は本発明の開示内容の課題となる。標準のストリン
ジェンシー条件もHoltke and Kessler(1990)(24)に
記載されている。
ション1mol/のNaCl、1%のSDS及び10%の硫酸デキス
トランの存在下で実施し、その後室温で5分間2×のSS
Cでフィルターを2回洗い、そして更に30分洗浄工程に
かけたときをいう。この更なる洗浄工程は0.5×のSSC、
0.1%のSDS、好ましくは0.2×のSSC、0.1%のSDS、そし
て特に好ましくは0.1×のSSC、0.1%のSDSで65℃で行わ
れうる。
ために修飾が適しうる。かかる修飾は例えば下記の通り
である: −ライゲーション、クローニング及び突然変異誘発の工
程を助長するための、制限酵素にとっての様々な認識配
列を導入する核酸の修飾 −宿主細胞にとって好適なコドンを組込む核酸の修飾 −宿主細胞内での発現を最適化するための追加のオペレ
ーター要素による核酸の伸長。
おいて発現される。しかしながら、真核細胞、例えば酵
母、CHO細胞又は昆虫細胞における発現も可能である。
ド又はウイルスDNAベクターがこの目的のために使用さ
れる。原核又は真核系宿主細胞はかかるベクターにより
安定的に形質転換又はトランスフェクションされる。
質の発現を可能にするプロモーターを含まなければなら
ない。かかるプロモーターは当業者に公知であり、そし
て例えばlacプロモーター(Changら(1977)(26))、
trp(Goeddelら(1980)(18))、λPLプロモーター
(Shimatakeら(1981)(41))及びT5プロモーター
(米国特許第4,689,406号(49))である。合成プロモ
ーター、例えばtacプロモーター(米国特許第4,551,433
号(48))も適当である。複合プロモーター、例えばT7
−RNAポリメラーゼ/プロモーター系(Studierら(198
6)(44))も同等に適当である。バクテリオファージ
プロモーター及び微生物のオペレーター領域を含んで成
るハイブリドプロモーター(EP−A 0,267,851(11))
も適当である。プロモーターの他に、有効なリボソーム
結合部位も必要である。E.コリの場合、このリボソーム
結合部位はShine−Dalgarno(SD)配列と呼ばれている
(Shineら(1975)42;J.Sambroorら(1989)(39))。
タンパク質として発現させることも可能である。この場
合、内生細菌タンパク質のN末端部又はその他の安定な
タンパク質をコードするDNA配列を通常インヒビタータ
ンパク質をコードする配列の5′末端に融合させる。こ
の例はlacZ,trpEである。
因子)で切断する(Nagaiら(1984)(32))。切断部
位の更なる例はIgAプロテアーゼ切断部位(WO91/1152
0)(55)及びユビキノン切断部位(Millerら(1989)
(31))である。この場合、本発明に係るETIポリペプ
チドはN末端に一又は複数個の追加のアミノ酸を更に含
みうる。しかしながら、追加のN末端アミノ酸を含ま
ず、且つSEQ ID NO:4でN末端が始まるETIポリペプチド
が好ましく利用される。
は当業者周知の方法により可溶性活性タンパク質へと変
換されうる。この目的のため、封入体を例えば還元剤の
存在下でグアニジニウム塩酸塩又は尿素で可溶化し、還
元し、還元剤を例えば透析により除去し、そして可溶化
タンパク質を酸化還元系、例えば還元及び酸化型グルタ
チオン又は混合ジスルフィドを用いて好適に変性させ
る。
P−B 0,241,022(16)及びEP−A 0,219,874(10)に記
載されている。
泌させることも可能である。このためには融合タンパク
質が好適に利用され、それは利用する宿主生物において
タンパク質の分泌に適するシグナル配列(米国特許第4,
336,336号(47))と、核酸がコードするインヒビター
タンパク質とより成る。この過程において、タンパク質
は培地の中に分泌されるか(グラム陽性菌の場合)、又
はそのペリプラズマ空間の中に分泌される(グラム陰性
菌の場合)。シグナル配列とインヒビターをコードする
配列との間に、プロセシング又は追加の工程の際にイン
ヒビタータンパク質の切断を可能にする切断部位を組込
むことが適当である。かかるシグナル配列は例えはompA
(Ghrayebら(1984)(17))及びphoA(Okaら(1985)
(33))である。
ーは転写過程を終了させるシグナルを発するDNA配列で
ある。これらは通常2種類の構造的特徴、即ちダブルヘ
リックスを分子内形成しるう反復G/Cリッチ領域と多数
のU(又はT)残基とを特徴とする。その例は、ファー
ジfd及びrrnBのDNA中のtrpアテニュエーター及びターミ
ネーターである(Brosiusら(1981)(5))。
択マーカーを更に含む。かかる適当なマーカーは例えば
アンピシリン、クロラムフェニコール、エリトロマイシ
ン、カナマイシン、ネオマイシン及びテトラサイクリン
に対する耐性遺伝子である(Daviesら、(1978)
(8))。同等に適当な選択マーカーはヒスチジン、ト
リプトファン及びロイシンの如き細胞にとって必要な物
質の生合性のために必須な物質に関する遺伝子である。
以下の細菌についてのベクターが記載されている:バチ
ルス・スブチリス(Bacillus subtilis)(Palvaら、
(1982)(35))、E.コリ(Amanら(1985)(1));S
tudierら(1986)(44))、ストレプトコッカス・クレ
モリス(Streptococcus cremoris)(Powellら(1988)
(37));ストレプトコッカス・リビダンス(S.livida
ns)及びストレプトマイセス・リビダンス(Streptomyc
e lividans)(米国特許第4,747,056号(50))。
ンパク質を発現させることも可能である(例えば、CHO
細胞、酵母又は昆虫細胞)。酵母及び昆虫細胞が真核発
現系として好ましい。酵母における発現は3タイプの酵
母ベクター、即ち組込式YIp(酵母組込プラスミド)ベ
クター、複製式YRp(酵母レプリコンプラスミド)ベク
ター及びエピソーマルYEp(酵母エピソーマルプラスミ
ド)ベクターにより達成されうる。これについての詳細
は例えばS.M.Kingsmanら(1987)(28)に記載されてい
る。
子操作方法はJ.Sambrookら(1989)(39)に記載されて
いる。
rose(登録商標)カラム、カチオン交換体(例えばスル
フォプロピルを基礎とする)又は例えばPorath,J.& Ol
in,B.(1983)(36)に記載の如きニッケルキレートカ
ラムでクロマトグラフィー精製する。
程の後に得られ、それは、BrCN−Sepharoseに固定化さ
れているとき、t−PA及びt−PA誘導体に対して強めら
れた結合能力及び強められた阻害比活性を有する。
は、タンパク質混合物からセリンプロテアーゼを可逆的
且つ選択的に捕獲するETIポリペプチドをコードする外
生DNA配列で形質転換又はトランスフェクションされた
原核又は真核宿主細胞を、適当な栄養条件下で、前記宿
主細胞が前記ポリペプチドを発現するように培養し、そ
してエリトリナ・カッフラ由来の天然のETIポリペプチ
ドと比べ、ヒト組織プラスミノーゲンアクチベーターに
対する高い結合能力を有する所望のポリペプチドを単離
することにより得られ、ここでこのタンパク質は、SEQ
ID NO:2に機能的に類似するアミノ酸配列を有し、その
部分領域はこの配列のアミノ酸39〜139の領域に対して8
5%以上相同性であり、2本のジスルフィド結合を有
し、そしてN末端がSEQ ID NO:4又はメチオニンにより
N末端が伸長されたSEQ ID NO:4で始まるものである。
その結合能力は好ましくは1.25〜1.6MU/mlである。
シンに対して1.07U/mg、好ましくは1.5U/mgの阻害比活
性を有する。その高い活性はアニオン交換体、カチオン
交換体又はニッケルキレートカラムでのクロマトグラフ
ィー精製を経て得られる。
方法であって、タンパク質混合物からセリンプロテアー
ゼが可逆的且つ選択的に捕獲するETIポリペプチドをコ
ードする外生DNA配列で形質転換又はトランスフェクシ
ョンさせた原核又は真核宿主細胞を、適当な栄養条件下
で、前記宿主細胞が前記ETIポリペプチドを発現するよ
うに培養し、この宿主細胞からこのETIポリペプチドを
単離し、そしてアニオン交換体、カチオン交換体又はニ
ッケルキレートカラムでクロマトグラフィー精製するこ
とによる方法に関連し、ここでこのタンパク質は、SEQ
ID NO:2に機能的に類似するアミノ酸配列を有し、その
部分領域はこの配列のアミノ酸39〜139の領域に対して8
5%以上相同性であり、2本のジスルフィド結合を有
し、そしてN末端がSEQ ID NO:4又はメチオニンにより
N末端が伸長されたSEQ ID NO:4で始まるものである。
ETIポリペプチドを利用して精製される(例えば、F.J.J
oubert(1987)(25)を参照のこと)。この目的のた
め、ETIポリペプチドをマトリックス(例えば、CNBr−S
epharoseカラム)に共有結合させ、そしてセリンプロテ
アーゼを含むタンパク質混合物を中性又は弱アルカリ性
条件下でこのカラムに載せ、そしてクロマトグラフィー
を実施する。それはpHを≦pH5.5にまで下げるか、又は
例えばKSCNの如きカオトロピック剤を含むバッファー溶
液を利用することにより溶出させる。その溶出液はセリ
ンプロテアーゼに対して95%以上のタンパク質純度を有
する。
t−PAを精製するための全ての更なる工程段階は、E.カ
ッフラからインヒビターDE−3を単離するのと類似の方
法で実施できうる。かかる方法は例えばEP−B 0,218,47
9(15)、EP−B 0,112,122(14)、米国特許第4,902,62
3号(51)に記載されている。不活性支持体、好ましく
はCNBr−Sepharose(登録商標)に固定することが考え
られる。
Sammlungvon Mikroorganismen und Zellkulturen Gmb
H」Masheroder Weg 1B,D−38124 Braunschweigに1986年
4月9日(DSM 3689)及び1989年7月13日(DSM 5443)
にて寄託してある。
範囲に由来する本発明の保護範囲の説明となる。記載の
方法は例示であり、その改良も本発明の対象となる。
用してエリトリナ・カッフラ由来のETIポリペプチドの
アミノ酸配列(Joubert and Dowdle(1987)(27))か
ら誘導し、そしてBeattie and Fowler(1991)(2)の
方法により合成した。クローニングを助長するため、制
限酵素EcoR Iのための切断部位を5′末端に挿入し、そ
して制限酵素Hind IIIのための切断部位を3′末端に挿
入した。合成した核酸を酵素EcoR I及びHind IIIで切
り、そして予めEcoR I及びHind IIIでも消化しておいた
クローニングベクターpBS+(Stratagene,US,Catalogue
No.211201(43);T3及びT7プロモーター遺伝子、アン
ピシリン耐性遺伝子、f1起点、ColE−1起点、lacI遺伝
子、lacZ遺伝子及び多重クローニング部位を有するファ
ージf1とStratageneのpBSプラスミドとの誘導体)とラ
イゲーションした。そのライゲーション混合物をエッシ
ェリヒア・コリに形質転換させた。得られるクローンを
アンピシリンで選別し、そして酵素EcoR I及びHind III
による制限処理により分析した。得られるクローンpBS
+ETIは約539pbのサイズの追加のEcoR I/Hind IIIフラ
グメントを含み、そしてSEQ ID NO:9を有する。
切り、そしてサイズ539bpのフラグメントを単離した。
発現ベクターpBTacl(Boehringer Mannheim GmbH,Catal
ogue No.1081365(3);pUC8を基礎とする:H.Haymerle
ら(1986)(21))も酵素EcoR I及びHind IIIで消化
し、そしてサイズ約4.6kbのベクターフラグメントを単
離した。双方のフラグメントをライゲーションし、そし
てlacレプレッサー遺伝子を含むヘルパープラスミドpUB
S550(Brinkmannら(1989)(4))と一緒にE.コリ(D
SM 5443)に形質転換した。クローンはプラスミドによ
り媒介されるアンピシリン又はカナマイシン耐性により
選別した。得られるプラスミドpBTETIは当初のベクター
pBTacIと比較して539bpのサイズをもつ追加のEcoR I/Hi
nd IIIフラグメントを含み、そして組換未修飾ETI(rec
ETI)を発現するのに利用できうる。
の代わりに類似の方法で利用できる。この場合、ヘルパ
ープラスミドpUB520は必要でない。
入のために実施した。プラスミドpDS46/RB II由来のプ
ロモーター(Qiagen Companyより商品名pQE−6で入手
可能)をオリゴヌクレオチドETI−1及びETI−2を利用
して増幅させた(増幅生成物A)。ETIポリペプチドを
コードする合成配列をPCRプライマーETI−3及びETI−
4を利用して単離した。プライマーETI−3は増幅生成
物が所望のアミノ酸置換(Ser)を有する。ETIポリペプ
チドをコードするようにデザインしてある(増幅生成物
B)。双方の増幅生成物をPCR並びにプライマーETI−1
及びETI−4の助けにより融合させた。融合生成物を二
種類の制限酵素BamH I及びHind IIIで切り、そして精製
した。プラスミドpA27 fd(EP−A 0,382,174(USP 5,22
3,256)(12))を2種類の制限酵素BamH I及びHind II
Iで(部分的に)処理し、そしてサイズ約4600pbのベク
ターフラグメントを単離した。このベクターフラグメン
ト及び融合フラグメントをライゲーションし、そしてヘ
ルパープラスミドpUB520と一緒にE.コリC600+(DSM 54
43)の中に形質転換させた(Brinkmannら、1989
(4))。クローンをプラスミドにより媒介されるアン
ピシリン及びカナマイシン耐性により選別した。得られ
るプラスミドpETI−T2Lvsは当初のプラスミドpBTETIと
比べ、約350pbの追加のHind IIIフラグメントを含む。
発現 発現効率を調べるため、E.コリ株DSM 5443をLB培地の
中で(Sambrookら、(1989)(38))、アンピシリン及
びカナマイシンの存在下(両者とも50μg/mlの最終濃
度)で550nmで0.6の光学密度(0D)に至るまでプラスミ
ドpETI−T2Lvs及びpUBS520と共に培養した。発現を5mM
のIPTGの添加により開発させた。培養物を更に4時間イ
ンキュベーションした。次いで、E.コリを遠心分離によ
り集め、そしてバッファー(50mMのトリス−HCl、pH8;5
0mMのEDTA)の中に再懸濁した。E.コリを音波処理によ
り溶解した。不活性タンパク質画分(封入体)を再度の
遠心分離により集め、そして音波処理により上記のバッ
ファーに再懸濁した。懸濁液を1/4容量の装填バッファ
ー(250mMのトリス−HCl、pH6.8、0.01MのEDTA、5%の
SDS、5%のメルカプトエタノール、50%のグリセロー
ル及び0.05%のブロモフェノールブルー)と混合し、そ
して12.5%のSDSポリアクリルアミドゲルにより分析し
た。コントロールとして、IPTGと混合していないE.コリ
(pET−T2Lvsp/pUBS520)の培養物を用いて同じ調製を
行い、そしてポリアクリルアミドゲルに載せた。ゲルを
0.2%のクマジーブルーR250(30%のメタノール及び10
%の酢酸で溶解)で染色し、そしてゲルをメタノール酢
酸混合物で脱色後、IPTG−誘導培養物の調製品の中で約
22kDの分子量の強いバンドが認められた。このバンドは
誘導していないE.コリ細胞の調製品においては見い出せ
なかった。
グアニジン、0.1MのDTE、1mMのEDTA(25℃で90分)で溶
解し、そして2.5のpH値に調整後(HCl)、3mol/のグ
アニジン/HClに対して透析した。透析物を遠心分離し
(SS34,13000rpm)、そしてTM10での濃縮によりCprot=
36.9mg/mlに調整した。1の反応槽を0.1Mのトリス/HC
l、pH8.5、1mMのEDTA、1mMのGSH、0.1mMのGSSGで充填し
た。それを16倍の透析液の添加により30分の時間間隔に
おいて20℃で変性させた。
のGSH、0.1mMのGSSGで変性させる。この変性物をH2Oで
1:2に希釈し、HClでpH8.0に調整し、そして50mMのトリ
ス/HCl、pH8.0で平衡にしたQ−Sepharose(登録商標)
カラムに載せる(5mgのタンパク質/1mlのゲル)。
H3PO4、pH8.0で洗い(各時、5カラム容量)、50mMのNa
2HPO4/H3PO4、pH8.0、0.2MのNaClで溶出させる。
50mMのNaOAc/HCl、pH4.0に対して透析した(クロスフロ
ー)。その透析液を遠心分離し(13000rpm、30分、SS3
4)、そして50mMのNaOAc/HCl、pH4.0で平衡にしておい
たTSK−SPカラム(スルフォプロピル側鎖をもつカチオ
ン交換体;Merck,Darmstadt,Germany、容量15ml)に載せ
た。カラムを平衡バッファー及び50mMのNaOAc/HCl、pH
4.0、0.1MのNaClで洗浄後、それを50mMのNaOAc/HCl、pH
4.0、0.2MのNaClで溶出させた。
し、そして0.2MのNaClで溶出できた。SDS−PAGE及びRP
−HPLC分析は>95%の純度を供した。
TIの比活性の比較 SerETI,recETI及びE.カッフラの種子から単離したETI
(ETI種子))を50mMのNa2HPO4/H3PO4、pH8.0、0.25Mの
NaClに対して透析し、そして1.0mg/mlのタンパク質濃度
に調整した。タンパク質濃度は280nmでのUV吸収を測定
することにより決定した(ε=1.46cm2/mg)。
ンゾイル−L−アルギニン−4−ニトロアニリド(BAP
A)を利用して測定する。40μのトリプシン溶液(0.1
3mg/ml;2mMのHCl)を60mlの試験バッファー(0.1Mのト
リス/HCl、pH8.0)及び100μのETI溶液と石英キュベ
ットの中で混合し、そして30℃で5分インキュベーショ
ンする。800μのBAPA溶液の添加後(10mgのBAPA×HCl
/10mlの試験バッファー)、1分当りの405nmでの吸収の
上昇を決定する。
P ASample:阻害サンプルの吸収の上昇/分 Atrypsin:非阻害サンプルの吸収の上昇/分 Ctrypsin:試験混合物中のトリプシン濃度 結果:SerETIの比活性は、伝統的な方法によりE.カッフ
ラの種子から単離したETIの比活性よりも50%高い。
グ 170mgの精製SerETIもしくはETI(種子)又は組換ETI
(実施例1及び2に似たようにして製造)を0.05MのH3B
O3/NaOH、pH8.0、0.5MのNaCl(カップリングバッファ
ー)に対して透析し、そして7.5gのCNBr−Sepharose
(登録商標)(50mlの1mMのHClの中に一夜膨潤させ、そ
の後吸引濾過し、そしてカップリングバッファーに懸
濁)と混合した。その懸濁物を室温で90分インキュベー
ションし、吸引濾過し、そして400mlの0.1Mトリス/HC
l、pH8.0と一夜振盪させた。SerETI−Sepharose(登録
商標)を排出し、そして0.7Mのアルギニン/H3PO4、pH7.
5で平衡にした。
成る組換tPA誘導体(EP−A 0,382,174(米国特許第5,22
3,256号)(12)に従って製造) 54mgの組換プラスミノーゲンアクチベーターrPA(タ
ンパク質濃度は280nmでの吸収、1.69cm2/mgの励起係数
により決定)を0.7Mのアルギニン/H3PO4、pH7.5で平衡
にしたETI−Sepharoseに載せた。平衡バッハァー及び0.
3Mのアルギニン/H3PO4、pH7.0で洗浄した後(各時、5
カラム容量)、それを0.3Mのアルギニン/H3PO4、pH4.5
で溶出させた。溶出液中のプラスミノーゲンアクチベー
ターの含有量を基質としてS2288により各ケース毎に決
定した。
pharoseの結合能力の比較 ETI(種子)及びSer−ETIをSepharose製造者(Pharma
ica,Freiburg)の仕様書に従ってCNBr−Sepharose ffに
カップリングした。最終カラムを0.7mol/のArg/H3P
O4、pH7.5で平衡にし、2MU r−PA/1mlのゲルで装填し、
そして5CV(カラム容量)の0.7mol/のArg/H3PO4、pH
7.5、0.5MのNaCl及び5CVの0.3mol/のArg/H3PO4、pH7.
0で洗浄後、それらを0.3mol/のArg/H3PO4、pH4.5で溶
出させた。結合能力は溶出したtPAとして決定した(MU/
1mlのゲル)。各ゲルについて5回装填及び溶出を行っ
た。ゲルは各段階の間、標準条件下で再生させた。
にカップリングすることにより製造したSer−ETI−Seph
aroseは、種子−ETIをCNBr−Sepharoseにカップリング
することにより形成した種子−ETI−Sepharoseよりもr
−PAに対して1.5倍強い結合能力を有することを示す。
5、0.15%のTween(登録商標)80)及び1〜12μg/mlの
濃度にバッファーで希釈した200μのrPA溶液を37℃で
5分間インキュベーションする。試験は、37℃でインキ
ューベーションしておいた200μのS2288(6mmol/の
(H−D−Ile−Pro−Arg−p−ニトロアニリドデヒド
ロクロリド、Kabi Vitrum,Sweden))の添加により開始
した。アミド分解活性は、9750/mol/cmのp−ニトロ
アニリンに関する励起係数で、最初の2.5分以内での405
nmでの吸収の上昇により計算する。
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(1994)23−28 47)米国特許4,336,336 48)米国特許4,551,433 49)米国特許4,689,406 50)米国特許4,747,056 51)米国特許4,902,623 52)米国特許4,933,434 53)米国特許5,223,256 54)WO 90/09437 55)WO 91/11520
Claims (3)
- 【請求項1】タンパク質混合物からのセリンプロテアー
ゼの精製のための方法であって、エリトリナ・カッフラ
由来のインヒビターDE−3の活性を有する固定化ポリペ
プチドにセリンプロテアーゼを結合させ、前記タンパク
質混合物から未結合画分を除去し、前記セリンプロテア
ーゼを前記ポリペプチドから脱離し、前記固定化ポリペ
プチドをこの可溶性セリンプロテアーゼから分離し、そ
してこのセリンプロテアーゼを単離することによる方法
であり、ここで前記ポリペプチドとして、SEQ ID NO:2
のアミノ酸配列を有するポリペプチドを使用するか、又
はSEQ ID NO:2に機能的に類似しているアミノ酸配列を
有し、且つ a)SEQ ID NO:1の核酸配列; b)ストリンジェント条件下でSEQ ID NO:1に示すDNA配
列とハイブリダイズし、SEQ ID NO:4をコードする核酸
配列でN末端が始まる核酸;もしくは c)ストリンジェント条件下でa)もしくはb)に記載
の配列のいずれかとハイブリダイズする核酸; によりコードされるポリペプチドを使用する、前記方
法。 - 【請求項2】エリトリナ・カッフラ由来のインヒビター
DE−3の活性を有し、そしてタンパク質混合物からセリ
ンプロテアーゼを可逆的且つ選択的に捕獲するポリペプ
チドの製造のための方法であって、前記ポリペプチドを
コードする核酸で形質転換又はトランスフェクションさ
れた原核宿主又は真核宿主細胞を適当な栄養条件下で前
記宿主細胞が前記ポリペプチドを発現できるようにして
培養し、そして前記ポリペプチドを単離することによる
方法であり、ここで前記ポリペプチドがSEQ ID NO:2の
アミノ酸配列を有するポリペプチドであるか、又はSEQ
ID NO:2に機能的に類似しているアミノ酸配列を有し、
且つ a)SEQ ID NO:1の核酸配列; b)ストリンジェント条件下でSEQ ID NO:1に示すDNA配
列とハイブリダイズし、SEQ ID NO:4をコードする核酸
配列でN末端が始まる核酸;もしくは c)ストリンジェント条件下でa)もしくはb)に記載
の配列のいずれかとハイブリダイズする核酸; によりコードされるポリペプチドである、前記方法。 - 【請求項3】エリトリナ・カッフラに由来するインヒビ
ターDE−3の活性を有し、そしてタンパク質混合物から
セリンプロテアーゼを可逆的且つ選択的に捕獲するポリ
ペプチドであって、前記ポリペプチドをコードする核酸
で形質転換又はトランスフェクションされた原核宿主又
は真核宿主細胞を適当な栄養条件下で前記宿主細胞が前
記ポリペプチドを発現できるようにして培養し、そして
前記ポリペプチドを単離することにより獲得できるもの
であり、SEQ ID NO:2のアミノ酸配列を有するポリペプ
チドであるか、又はSEQ ID NO:2に機能的に類似してい
るアミノ酸配列を有し、且つ a)SEQ ID NO:1の核酸配列; b)ストリンジェント条件下でSEQ ID NO:1に示すDNA配
列とハイブリダイズし、SEQ ID NO:4をコードする核酸
配列でN末端が始まる核酸;もしくは c)ストリンジェント条件下でa)もしくはb)に記載
の配列のいずれかとハイブリダイズする核酸; によりコードされるポリペプチドである、前記ポリペプ
チド。
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