JP3060280B2 - 道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置 - Google Patents

道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置

Info

Publication number
JP3060280B2
JP3060280B2 JP7042591A JP4259195A JP3060280B2 JP 3060280 B2 JP3060280 B2 JP 3060280B2 JP 7042591 A JP7042591 A JP 7042591A JP 4259195 A JP4259195 A JP 4259195A JP 3060280 B2 JP3060280 B2 JP 3060280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loading
lift
vehicle
cargo handling
unloading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7042591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08217394A (ja
Inventor
泰信 赤塩
Original Assignee
株式会社 ソーシン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ソーシン filed Critical 株式会社 ソーシン
Priority to JP7042591A priority Critical patent/JP3060280B2/ja
Publication of JPH08217394A publication Critical patent/JPH08217394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3060280B2 publication Critical patent/JP3060280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックや牽引車によ
って牽引されるトレーラ等の道路走行車輌に荷役用移動
リフトの積載機構又は、この積載機構と荷役用移動リフ
トへの充電機構とを設けた道路走行車輌の荷役用移動リ
フト積載装置及びこの積載装置に適応する荷役用移動リ
フトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックやトレーラ等の道路走行
車輌においては、大型貨物やパレット積載貨物等の積み
込み、積み下ろし作業は、荷役現場に備付のクレーン又
はフォークリフト等の産業機械で行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、荷役現場にクレ
ーン又はフォークリフト等が無い場合には、例えば荷物
搬送用のトラックとは別に、フォークリフト等の荷役用
機械を運搬するトラックを必要としたため、効率の低下
や経費増大を伴ったという問題点があった。そのため、
トラックやトレーラ等の道路走行車輌に荷役用移動リフ
トを着脱可能に安定よく載置し固定できる積載機構を設
け、この積載機構によって荷役用移動リフトを携行する
ことが望まれているという課題があった。その際に、道
路走行車輌が道路交通上の規制を受けずに自由に走行で
きることが望まれているという課題があった。最近は、
大型トラック等の道路走行車輌では、小型車への安全対
策のためリヤバンパーの定常位置を低く設定する事例が
増えている。定常位置の低いリヤバンパーでは、荷役用
移動リフトを道路走行車輌に着脱する際に邪魔になる場
合があるという問題点があった。また、バッテリーを備
えた荷役用移動リフトを上記道路走行車輌に載置した場
合には、走行中や停車中に、このバッテリーを充電して
おくことが望ましいという課題があった。特に、荷役用
移動リフトの使用頻度が高い場合や走行距離が長い場合
には、この充電が切実に望まれていた。
【0004】本発明は、上記の問題点や課題を解決する
ため、道路走行車輌に該車輌が自由に走行できる荷役用
移動リフトの積載機構又はこの積載機構と荷役用移動リ
フトへの充電機構とを設けた道路走行車輌の荷役用移動
リフト積載装置を提供すると共にこの積載装置に適応す
る荷役用移動リフトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明道路走行車輌の荷
役用移動リフト積載装置は、上記の目的を達成するた
め、道路走行車輌に荷役用移動リフトを着脱可能に載置
し、固定する積載機構を設けるとともに、該車輌に荷役
用移動リフトを載置した際、該車輌後端から後方へ突出
する長さは該車輌自体の全長の10分の1以下に収めて
り、上記積載機構は、道路走行車輌の荷台後端部に挿
入口付き区画を設け、この区画に荷役用移動リフトの昇
降部材を収納し、載置するようにしてあるとともに、載
置した荷役用移動リフトを該車輌に固定するためのロッ
ク装置を設けてあり、このロック装置は、道路走行車輌
のフレーム後端に自動結合ジョイントを設け、この自動
結合ジョイントにより該車輌に荷役用移動リフトを着脱
可能に固定してあることを特徴とする。上記道路走行車
輌に上記積載機構と荷役用移動リフトへの充電機構とを
設けてあることを特徴とする。
【0006】上記積載機構は、道路走行車輌のフレーム
後端部に復帰機構付き回動装置を設け、該回動装置にリ
ヤバンパーを固着し、荷役用移動リフトの着脱と連動し
てこのリヤバンパーを定常位置と上方位置との間で進退
させるように構成してあることを特徴とする。上記積載
機構は、道路走行車輌に備えた動力源によって該車輌の
フレーム後端部と接地面との間で作動する荷役用移動リ
フトの昇降装置を設けるとともに、この荷役用移動リフ
トを該車輌に固定するためのロック装置を設けてあるこ
とを特徴とする。
【0007】上記充電機構は、車輌の発電機と蓄電池、
逆流防止機能付き変圧器、カプリングをこの順に接続
し、このカプリングを介在させて荷役用移動リフトの蓄
電池に接続してある。
【0008】
【作用】本発明道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装
置は、該車輌に荷役用移動リフトを着脱可能に載置し、
固定する積載装置を設け、該車輌に荷役用移動リフトを
載置した際、該車輌後端から後方への突出量は該車輌自
体の10分の1以下に収めてあるから、荷役用移動リフ
トを該車輌に安定よく固定して道路を自由に走行でき
る。また、該荷役用移動リフトへの充電設備を設けてあ
るから、走行中や停車中に荷役用移動リフトのバッテリ
ーに充電し、このバッテリーを充電状態に維持できる。
【0009】
【実施例】
〔実施例1〕本発明道路走行車輌の荷役用移動リフト積
載装置を以下説明する。この道路走行車輌の荷役用移動
リフト積載装置は、トラックである道路走行車輌1の荷
台2の後端部に設けた荷役用移動リフト4の積載機構
と、荷役用移動リフト4への充電機構とにより構成して
ある。この荷役用移動リフト4を道路走行車輌1に積載
した際に、荷台2の後端から後方に突出した荷役用移動
リフト4の後端までの長さは、運転台3と荷台2を合わ
せた道路走行車輌1自体の全長の10分の1以下に収め
てある。このとき、荷役用移動リフト4のステップ15
は垂直状に起立させて折り畳んである(図1、図2、図
3)。
【0010】上記積載機構は、荷台2後端部に挿入口5
付の区画6を設け、この区画6に荷役用移動リフト4の
フォークの昇降部材4Aを収容して、この荷役用移動リ
フト4を該車輌1の荷台2の後端に載置するようにして
ある。この挿入口5付の区画6は、荷台2の後端面中央
部に上記昇降部材4Aを挿入する長方形状の挿入口5を
開口させて、荷台2の上面板2Aと車輌1のフレーム1
2との間に設けてある。この区画6の奥行きは仕切板1
1により仕切られている。また、車輌1に載置した荷役
用移動リフト4を安定よく固定するために、車輌1の荷
台2にストッパー7を吊着してあり、フレーム12には
自動結合ジョイント8により構成したロック装置を設け
てある。さらに、車輌1のフレーム12後端部に設けた
復帰機構付き回動装置9にリヤバンパー10を固着して
積載機構を構成してある(図1乃至図4)。
【0011】上記ストッパー7は下端がゴム製の円柱状
形成物であって、荷台2後方部両側の底に吊着してあ
る。該車輌1に荷役用移動リフト4を載置した際、この
ストッパー7の下端面が、荷役用移動リフト4のフレー
ム4Bの上面に当接する。これにより、荷役用移動リフ
ト4を該車輌1に安定よく固定することになる(図
1)。
【0012】上記ロック装置は、該車輌1のフレーム1
2の後端中央部に設けた自動結合ジョイント8と、この
自動結合ジョイント8に備えた操作部8A、8Bと、警
報部18とにより構成してある(図3乃至図9)。この
自動結合ジョイント8は、フレーム12の後端に固着し
た一対のブラケット8Cと、このブラケット8Cに挟ま
れて内設したジョー8D、ロック棒8E、ストッパーピ
ン8F等とから形成してある。ブラケット8Cは、図6
図示の通り、ほぼ長方形状であって、その下端部に、後
述する荷役用移動リフト4のロックピン4Cを進入させ
るための深い凹部8Iを形成してある。ジョー8Dはそ
の軸支部8Hがブラケット8Cに取着した軸8Jにより
軸支され、その先端はブラケット8Cに取付けたスプリ
ング8Kの下端に繋がっている。ジョー8Dには円弧状
の案内長孔8Lを形成してある。
【0013】上記円弧状の案内長孔8Lに、操作部8B
のロック解除ボタンと連結した操作ピン8Mを遊挿して
あり、操作部8Aのセーフティロックボタンはロック棒
8Eの上端に連結してある。このロック棒8Eは、コイ
ルスプリング8Nを内設した垂直状のシリンダー8O内
に挿入してあり、図6ではこのコイルスプリング8Nは
シリンダー8Oの上端部に圧接されている。このシリン
ダー8Oのほぼ中央部に左側水平に設けた筒体にストッ
パーピン8Fが挿通している。このストッパーピン8F
の左先端は、ブラケット8Cにより軸支されている直角
状レバー8Pの上側アームの先端と回動自在に連結して
いる。この操作部8Aのセーフティロックボタンと操作
部8Bのロック解除ボタンとは、荷台2の後端に取付け
てある(図3)。
【0014】警報部18は、操作部8Aと連動するセー
フティスイッチ18Aと、運転台1に設けた警報灯18
Bと、車輌1のエンジンキースイッチ18Cと、バッテ
リー18Dとをこの順に接続して形成してある(図
9)。このセーフティスイッチ18Aは、荷台2の後端
で上記操作部8Aと8Bとの間に取付けてある。なお、
ロック装置は上記の例に限らない。例えば、一対の係止
板より荷役用移動リフトのフレームの基端部を掛け止め
するように構成してもよい。
【0015】前記の復帰機構付き回動装置9は、車輌1
のフレーム12の後方部両側の側部に回動可能に相対し
て設けてある。この回動装置9は、下方に向かってやや
湾曲した回動板9Aをフレーム12の両側部で回動自在
に軸支9Cして設け、この回動板9Aと接するようにし
て、定常位置の位置決め板9Bをフレーム12に固着し
てあるとともに、回動板9Aと位置決め板9Bとの間に
スプリングを介在させて形成してある。一方、リヤバン
パー10は、その両端の内側下方の角部にローラー10
Aを取付けてあり、上記回動板9Aの先端にこのリヤバ
ンパー10を固着してある。リヤバンパー10の定常位
置は、回動板9Aが定常位置の位置決め板9Bに接して
いるときの位置である。車輌1に荷役用移動リフト4を
載置した際には、荷役用移動リフト4のフレーム4Bの
上面により、リヤバンパー10はロラー10Aの介在に
より上昇し、図1又は図4の仮想線で図示の上方位置に
位置している。荷役用移動リフト4を降ろした場合は、
リヤバンパー10は復帰機構付きの回動装置9により定
常位置に復帰する。これにより、リヤバンパー10は荷
役用移動リフト4の着脱と連動するから、荷役用移動リ
フト4を車輌1に載置するときも車輌1から降ろすとき
もリヤバンパー10は邪魔にならない。
【0016】以下、前記荷役用移動リフト4の要部を説
明する(図12、図13)。この荷役用移動リフト4
は、ユニット13に収容されているバッテリーB2を動
力源とした動力機構が、門形状のマスト14に架設して
あるフォーク状の昇降部材4Aを昇降させる伝動部に連
結している。この荷役用移動リフト4は複動式のもので
あって、ユニット13を固定して昇降部材4Aを昇降さ
せることと、逆に昇降部材4Aを固定して、ユニット1
3を昇降させることとができる。このユニット13に
は、上記のマスト14をはじめ荷役用移動リフト4を構
成する要素が固定又は連結している。マスト14基端部
の両側には、平面形状L字状の一対のフレーム4Bを相
対して対称に固着して設けてある。このフレーム4Bの
平行に並んだ両側部はほぼ溝状に形成してあり、その先
端部で前輪4Dを軸支し、カバーしている。そのため、
この荷役用移動リフト4のフレーム4Bの高さは全体に
高くなっており、通常使用されている前輪が露出した荷
役用移動リフトのフレームよりかなり高くなっている。
また、マスト14基端部の両側内側面にほぼ三角形状の
一対の支持板4Fを設け、この支持板4Fの先端部に上
記ロック装置の自動結合ジョイント8との連結部である
ロックピン4Cを差し渡して備えてある。
【0017】ここで、前述の充電機構を説明する。この
充電機構は、車輌1の運転台3に備えた発電機Gと24
V蓄電池B1、逆流防止機能付変圧器T、カプリングC
とをこの順に接続し、このカプリングCを介在させて荷
役用移動リフト4の12V蓄電池B2に接続して構成し
てある(図10、図11)。カプリングCのプラグは車
輌1の後端に取付けてあり、ソケットは荷役用リフト4
側に取付けてある。
【0018】前記の積載機構と充電機構とを設けた道路
走行車輌1に、上記構成の荷役用移動リフト4を載置す
る過程を以下説明する(図13、図14)。図13は、
荷役用移動リフト4を該車輌1の積載装置に載置する前
の状態を示す。図中、この荷役用移動リフト4は、前も
って、昇降部材4Aの高さを区画6の挿入口5の高さに
合わせてある。運転者は、荷役用移動リフト4の折り畳
み式ステップ15を開いて乗り、バーハンドル16で動
輪4Eを操作して昇降部材4Aを挿入口5から区画6に
入れ、その先端が仕切板11に当接するまで差し込む。
ここに差し込んだ昇降部材4Aが荷役用移動リフト4を
車輌1に着脱する際のアンカーとなる(図14)。次い
で、複動機構を操作し、荷役用移動リフト4のユニット
13を上昇させて行く。そこで、荷役用移動リフト4の
フレーム4Bの上面がストッパー7の下端面に当接し
て、荷役用移動リフト4のロックピン4Cが自動結合ジ
ョイント8により固定される。一方、リヤバンパー10
は、ローラー10Aが荷役用移動リフト4のフレーム4
Bの上面により押し上げられて図示の上方位置に位置し
て、荷役用移動リフト4が車輌1の後端において宙吊り
状に載置され安定よく固定される。このとき、荷役用移
動リフト4の重量はフレーム12が支えており、この荷
役用移動リフト4がリヤバンパー10の代わりをする。
【0019】上記の上昇過程において、荷役用移動リフ
ト4のロックピン4Cが自動結合ジョイント8のブラケ
ット8Cの凹部に進入して、先ず、ジョー8Dの側縁に
接する(図6)。進入が進み、ロックピン4Cがジョー
8Dを右斜め上方に押し上げて行く(図7)。さらに進
入すると、ロックピン4Cが直角状レバー8Pの下側ア
ームを押し上げてストッパーピン8Fがシリンダー8O
から引き抜かれて、ロック棒8Eが圧接されたコイルス
プリング8Nの反発力により下方に落ち込み、ロックピ
ン4Cを上記直角状レバー8Pの下側アームと、ジョー
8Dの羽状部から首部にかけての側縁と、上記凹部8I
の円弧状の上縁とで挟み込むようにして固定する(図
8)。このとき、操作部8Aのセーフティロックボタン
はロック棒8Eに連動して内側に引き込まれ、その突起
片8Gが警報部18のセーフティスイッチ18Aを押し
込んで、セーフティスイッチ18Aはオンになる。この
セーフティスイッチ18Aがオンになれば、運転台3に
おいてエンジンキースイッチ18Cをスタートできる状
態となり警報ランプ18Bはグリーンに点灯する。
【0020】荷役用移動リフト4を車輌1から降ろす場
合は、先ず操作部8Aのセーフティロックボタンと操作
部8Bのロック解除ボタンを引き出してから、昇降部材
4Aをアンカーにしたままユニット13を少し降下させ
るとロックピン4Cが自動結合ジョイント8から外れ
る。このとき、ストッパーピン8Fがシリンダー8N内
に入って、自動結合ジョイント8は図6図示の状態に戻
り、セーフティスイッチ9Aはオフになる。さらに複動
機構により荷役用移動リフト4を接地させて図14図示
の状態に戻し、リヤバンパー10は定常位置に復帰す
る。
【0021】車輌1が走行又は停車中に、発電機Gから
24V蓄電池B1と逆流防止機能変圧器T及びカップリ
ングCを介在させて荷役用移動リフト4の蓄電池B1に
充電できる。これにより、蓄電池B1は常に充電状態に
維持される。なお、上記構成の積載機構及び充電機構
は、上記トラックの他に、牽引車によって牽引される道
路走行車輌にも容易に設けることができる。荷役用移動
リフトの昇降部材は上記の所謂フォーク状のものであっ
てもよく、平板状のものであってもよい。
【0022】〔実施例2〕道路走行車輌1のフレーム1
2後端部の両側に、荷役用移動リフト21を該車輌1に
載置するための昇降装置22を設けてある(図15乃至
図17)。この昇降装置22は、その基端部がフレーム
12によって軸支された昇降台23と、フレーム12の
後端部の両側に取着したシリンダー25の先端を昇降台
23の側部フレーム23Aのほぼ中央に繋げて構成して
ある。この昇降台23は、上記側部フレーム23A、軸
23Bと板材23Cとによりほぼ方形枠状に形成してあ
る。側部フレーム23Aの基端側には、荷役用移動リフ
ト21の前輪21Aを固定するために、外側に向け円弧
状の湾曲部を形成してあり、端末側は内側下方に向けて
斜めにカットしてある。軸23Bはフレーム12の両側
部を軸通して、昇降台23を回動可能に軸支している。
昇降台23の端末側には板材23Cを差し渡し設けてあ
り、この板材23Cに荷役用移動リフト21の動輪27
を乗せるようにしてある。また、上記シリンダー25
は、車輌1に備えた圧縮空気装置により伸縮作動をす
る。この構成により、昇降装置22は車輌1のフレーム
12と、車輌1の接地面との間で作動する。なお、シリ
ンダーの動力源は、例えば発電機でも真空装置でもよ
い。
【0023】上記昇降台23の側部フレーム23Aの後
方寄り中間位置に軸26を挿通して設けてあり、この軸
26を支点として、板材23Cを水平位置と垂直位置と
の間で進退可能な折り畳み式にしてある。側部フレーム
23Aに掛け止め用のピン29を設けてある(図1
9)。車輌1に荷役用移動リフト21を積載している場
合は、板材23Cは水平状態にあって、図示の通り、そ
の動輪27を板材23Cに載せてある。荷役用移動リフ
ト21を積載していない場合は、フレーム12の側面後
端に回動可能に設けた係止部材28の先端の鉤部を掛け
止めピン29に掛け止めして、板材23Cを垂直に位置
させてある。図15、17及び19上に示した符号30
は、板材23Cと一体に設けたリアバンパーで、図示す
る通り、板材23Cが水平位置にある際に昇降台23の
側部フレーム23Aに係合して側部フレーム23Aの延
長部を構成する一方、荷役用移動リフト21を外し、板
材23Cを垂直状に折り畳んだ場合にリアバンパー30
として機能する。
【0024】ここで、荷役用移動リフト21を概略説明
する。この荷役用移動リフト21は単動式のものであっ
て、ユニットは上下には動かないで、フォーク状の昇降
部材21Eを昇降させる。荷役用移動リフト21の門型
状マストの基端部には平角材によりL字状に形成した一
対のフレーム21Bを相対して対称に固着して設けてあ
る。このフレーム21Bの平行に並んだ側部21Cの先
端部が露出した前輪21Aを軸支している。この荷役用
移動リフト21では、フレーム21Bの高さは、前述の
荷役用移動リフト4のフレーム4Bの上面の高さよりか
なり低くなっている。
【0025】上記の荷役用移動リフト21を車輌1の後
端に載置した際のロック装置を以下説明する。このロッ
ク装置24は、車輌1のフレーム12の後方部の両側を
軸通した軸24Aと、この軸24Aの両端に固着した一
対の係止板24Bとによりコ字状に形成し、この係止板
24Bの先端部には内側下向きの鉤部(図示せず)を形
設してある。荷役用移動リフト21を上記昇降装置22
によって、車輌1の後端に載置した際には、上記係止板
24Bの先端部の鉤部を、上記フレーム21Bの基端部
21Dの後側角部に掛け止めして、荷役用移動リフト2
1を固定する。
【0026】上記積載機構を設けた道路走行車輌1に、
上記構成の荷役用移動リフト21を載置する過程を以下
説明する。先ず、板材23Cを水平位置に位置させて、
昇降装置22の側部フレーム23Aの端末側を接地面に
降ろし、荷役用移動リフト21のフォーク状の昇降部材
を最下位に位置させてから、荷役用移動リフト21を荷
台2の後方から荷台2と平行に運転し、前輪21Aが側
部フレーム23Aの基端側の湾曲部に接するまで乗せ
て、動輪27を板材23Cの上に乗せる。次に、昇降装
置22を作動させて側部フレーム23Aを水平にして、
ロック装置24により荷役用移動リフト21のフレーム
21Bの基端部21Dを掛け止めする。これにより、荷
役用移動リフト21は側部フレーム23Aの湾曲部とロ
ック装置24とにより、前後方向に固定される。また、
シリンダー25が、荷役用移動リフト21の側部21C
の外側にあるから左右方向にも安定する。
【0027】ロック装置は、上記掛け止め式のものに替
えて自動結合ジョイントを用いたものでもよい。積載機
構を構成する挿入口付き区画、昇降装置、復帰機構付の
回動装置に固着したリヤバンパー、ロック装置の組合せ
は上記の例に限らない。例えば道路走行車輌や荷役用移
動リフトの構成などを考慮して、任意に組み合わせて積
載機構を構成すればよい。充電機構の設置は上記の例に
限らない。蓄電池を備えた荷役用移動リフトを載置する
場合には、充電機構を設ければよい。荷役用移動リフト
の動力源は、蓄電池式であっても内燃機関式であっても
よく、移動リフトに使用できるものであればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明道路走行車輌の荷役用移動リフト
積載装置は、道路走行車輌に荷役用移動リフトを着脱可
能に載置し、固定する積載機構を設けるとともに、該車
輌に荷役用移動リフトを載置した際、該車輌後端から後
方へ突出する長さは、該車輌自体の全長の10分の1以
下に収めてあるから、道路走行車輌は、その後端に荷役
用移動リフトを安定よく積載して、そのまま自由に道路
を走行できる効果を有する。道路走行車輌に上記積載機
構と、荷役用移動リフトへの充電機構とを設けてあるか
ら、役用移動リフトを積載したまま、役用移動リフトの
蓄電池を充電状態に維持できる効果を有する。
【0029】道路走行車輌の後端部に挿入口付の区画を
設け、この区画に荷役用移動リフトの昇降部材を収納し
載置するようにしてあるから、複動機構を備えた荷役用
移動リフトを安定よく載置し、ロック装置により、この
荷役用移動リフトを固定できる効果を有する。ロック装
置は、自動結合ジョイントにより構成してあるから、荷
役用移動リフトを素早く安定よく道路走行車輌に固定で
きる効果を有する。道路走行車輌の後端部に復帰機構付
き回動装置を設け、この回動装置にリヤバンパーを固着
し、荷役用移動リフトの着脱と連動してリヤバンパーを
定常位置と上方位置との間で進退させるように構成して
あるから、高いフレームを備えた荷役用移動リフトであ
っても、リヤバンパーに邪魔されることなく、これを道
路走行車輌に着脱可能に載置できる。道路走行車輌に備
えた動力源によって作動する昇降装置を設けてあるか
ら、単動式の荷役用移動リフトを道路走行車輌に載置で
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装
置に荷役用移動リフトを載置し固定したときの状態を示
す一部欠切の正面図。
【図2】図1図示の状態を示す一部欠切の平面図。
【図3】図1図示の状態を示す一部断面の後面図。
【図4】リヤバンパーの定常位置と上方位置とを示す一
部欠切の正面図。
【図5】復帰機構付き回動装置とロック装置の自動結合
ジョイントの位置を示す一部欠切の正面図。
【図6】自動結合ジョイントの要部を示す一部透視正面
図。
【図7】図6に続いて自動結合ジョイントの作動を示す
一部透視正面図。
【図8】図7に続いて自動結合ジョイントの作動を示す
一部透視正面図。
【図9】警報部の回路図
【図10】道路走行車輌に設けた荷役用移動リフトへの
充電機構の接続を示す説明図。
【図11】充電機構の回路図。
【図12】荷役用移動リフトの要部を示す平面図。
【図13】道路走行車輌に、荷役用移動リフトを載置す
る順序を示す説明図。
【図14】図13に続く説明図。
【図15】別の荷役用移動リフト積載装置に別の荷役用
移動リフトを載置し固定したときの状態を示す一部欠切
の正面図。
【図16】図15図示の状態を示す一部欠切の平面図。
【図17】別の荷役用移動リフトを載置する順序を示す
説明図。
【図18】別の荷役用移動リフトの要部を示す説明図。
【図19】図15に示す別の荷役用移動リフト積載装置
の荷役用移動リフトを載置していない状態を示す腰部の
正面図。
【図20】図15に示す別の荷役用移動リフト積載装置
の後部を示す図で、左半分に荷役用移動リフトを載置し
た状態を示し、右半分に荷役用移動リフトを載置してい
ない状態を示す。
【符号の説明】
1 道路走行車輌 2 荷台 3 運転台 4 荷役用移動リフト 5 挿入口 6 区画 7 ストッパー 8 自動結合ジョイント 9 復帰機構付き回動装置 10 リヤバンパー 12 道路走行車輌のフレーム 22 昇降装置 14 ロック装置 B1 道路走行車輌の蓄電池 B2 荷役用移動リフトの蓄電池 G 道路走行車輌の発電機

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路走行車輌に荷役用移動リフトを着脱
    可能に載置し、固定する積載機構を設けるとともに、該
    車輌に荷役用移動リフトを載置した際、該車輌後端から
    後方へ突出する長さは該車輌自体の全長の10分の1以
    下に収めてあり、上記積載機構は、道路走行車輌の荷台
    後端部に挿入口付き区画を設け、この区画に荷役用移動
    リフトの昇降部材を収納し、載置するようにしてあると
    ともに、載置した荷役用移動リフトを該車輌に固定する
    ためのロック装置を設けてあり、このロック装置は、道
    路走行車輌のフレーム後端に自動結合ジョイントを設
    け、この自動結合ジョイントにより該車輌に荷役用移動
    リフトを着脱可能に固定してあることを特徴とする道路
    走行車輌の荷役用移動リフト積載装置。
  2. 【請求項2】 上記道路走行車輌に荷役用移動リフトへ
    の充電機構を設けてあることを特徴とする請求項1記載
    の道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置。
  3. 【請求項3】 上記積載機構は、道路走行車輌のフレー
    ム後端部に復帰機構付き回動装置を設け、該回動装置に
    リヤバンパーを固着し、荷役用移動リフトの着脱と連動
    してこのリヤバンパーを定常位置と上方位置との間で進
    退させるように構成してあることを特徴とする請求項1
    又は2記載の道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装
    置。
  4. 【請求項4】 上記積載機構は、道路走行車輌に備えた
    動力源によって該車輌のフレーム後端部と接地面との間
    で作動する荷役用移動リフトの昇降装置を設けるととも
    に、この荷役用移動リフトを該車輌に固定するためのロ
    ック装置を設けてあることを特徴とする請求項1記載の
    道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置。
  5. 【請求項5】 上記充電機構は、車輌の発電機と蓄電
    池、逆流防止機能付き変圧器、カプリングをこの順に接
    続し、このカプリングを介在させて荷役用移動リフトの
    蓄電池に接続してある請求項2乃至記載のいずれかの
    道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置。
JP7042591A 1995-02-08 1995-02-08 道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置 Expired - Fee Related JP3060280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042591A JP3060280B2 (ja) 1995-02-08 1995-02-08 道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042591A JP3060280B2 (ja) 1995-02-08 1995-02-08 道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08217394A JPH08217394A (ja) 1996-08-27
JP3060280B2 true JP3060280B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=12640314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7042591A Expired - Fee Related JP3060280B2 (ja) 1995-02-08 1995-02-08 道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3060280B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101569874B1 (ko) * 2014-09-29 2015-11-17 한성웰텍 (주) 접이식지게차 및 지게차적재대가 구비된 화물차

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3008938B1 (fr) * 2013-07-26 2015-08-21 Manitou Bf Dispositif de montage en porte-a-faux d'un chariot embarque a l'arriere d'un vehicule porteur tel qu'un camion
CN103613050A (zh) * 2013-11-28 2014-03-05 中色(天津)特种材料有限公司 车载式移动上料装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101569874B1 (ko) * 2014-09-29 2015-11-17 한성웰텍 (주) 접이식지게차 및 지게차적재대가 구비된 화물차

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08217394A (ja) 1996-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2725006B2 (ja) 車輛用昇降装置
CA1192871A (en) Wheel lift apparatus
EP1829815B1 (en) A forklift truck
JPH06508322A (ja) 地上における航空機の搬送用車両
JP3060280B2 (ja) 道路走行車輌の荷役用移動リフト積載装置
JP3688626B2 (ja) 貨物自動車におけるテールゲートリフト
KR100545031B1 (ko) 주차위반 견인용 견인차
JPS5823258B2 (ja) ダンプカ−等の荷箱保持装置
JPH0662086B2 (ja) 四輪運搬車
JP3848075B2 (ja) 荷受台昇降装置を装備した貨物車における荷受台昇降装置の取付構造
JP3034305U (ja) 車載リフト
JPH0114485Y2 (ja)
JP3174846B2 (ja) 運搬車輌のテールゲート昇降装置
RU10378U1 (ru) Транспортное средство для эвакуации автомобилей
JP2521762Y2 (ja) 歩行型電動運搬車
JP3030035U (ja) 車両の荷役補助装置
JPH0732167Y2 (ja) ボツクスパレツト搬送車における牽引装置
JP3034983U (ja) 重量物運搬車の荷台支持及び操作機構
JPS6136460Y2 (ja)
KR200327942Y1 (ko) 주차위반 견인용 견인차
JPH054438Y2 (ja)
JPH10175474A (ja) 荷物運搬用自動車
JPH065258Y2 (ja) パレット式ダンプトラックのベッセル着脱装置
JP3062446B2 (ja) 低床トレーラの昇降装置
JPH0412829Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees