JP3060203U - テーブルリフト - Google Patents

テーブルリフト

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JP3060203U
JP3060203U JP1998009114U JP911498U JP3060203U JP 3060203 U JP3060203 U JP 3060203U JP 1998009114 U JP1998009114 U JP 1998009114U JP 911498 U JP911498 U JP 911498U JP 3060203 U JP3060203 U JP 3060203U
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JP1998009114U
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Inventor
茂 花岡
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花岡車輌株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】シリンダ装置が小型で、スムーズなテーブルの
昇降を可能にしたテーブルリフトを提供する。 【解決手段】下部フレーム10とテーブル13の間に
は、内側シザー及び外側シザーを設け、これらシザーの
一端を下部フレーム及びテーブルに回動可能に固定し、
他端を下部フレーム及びテーブルに沿って移動可能と
し、また内側シザーの内側にシリンダ14を、ピストン
14aの最大収縮時にわずかに上方向に傾斜させて搭載
する。ピストンの先端にはアームプレートを回転自在に
軸支するシリンダ受16が連結され、このアームプレー
トは、内側シザーに取り付けたシリンダ固定部にアーム
軸を中心に回転するように軸支される。このアームプレ
ートには内側シザーに設けたストッパに当接して停止す
るカムローラ18を設け、さらにテーブルの裏面には、
カムローラが接合する半円状の溝を有する単一段のカム
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、荷台であるテーブルの上昇・下降により重量物を上下に移動させる ためのテーブルリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテーブルリフトは、下部フレームとテーブルの間にX字状に交差したシ ザーを設け、下部フレームとテーブルの一側端部にシザーの一側端部を回動自在 に固定し、シザーの他側端部をテーブルに沿って移動可能にし、油圧シリンダの 伸縮によってテーブルを昇降するようにしたものがあった。
【0003】 このようなテーブルリフトは、テーブルの最大下降位置ではシリンダが水平状 態に近くなり最も収縮しているが、この状態からテーブルの揚上を開始するには 最も強いパワーを要する。テーブルリフトは、この最大下降位置からの伸長が可 能か否かでシリンダ装置の能力を設定するので、スタート時のわずかな間の作動 のためにシリンダ装置が大型化し、かつテーブルの最大高さが高くなる問題があ った。
【0004】 このため本出願人は、実開昭63−39号公報において、シリンダ装置のシザ ーの交差部分との連結位置に、テーブルを最も下降させた位置から所定高さまで 揚上した位置まで、テーブルの裏面に設けた複数段のカムに順次接して荷台を昇 降させる複数のカムローラを有するリフトアームを設けたものを提供した。
【0005】 このテーブルリフトによれば、テーブルがその最大下降位置から所定の高さま での昇降時に、油圧シリンダの伸縮によって複数段のカムにカムローラが順次接 触してゆくので、小さい駆動力でもテーブルの上昇が可能となり、シリンダ装置 の小型化が実現できた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来のリフトでは、作動時にカムローラが複数段のカ ムに順次接触するので、一のカムから他のカムへ切り替わる際にどうしても衝撃 が生じてテーブルの作動が安定しないという問題があった。
【0007】 また複数のシリンダを設ける場合に、それぞれのシリンダとこれに連動するシ リンダ受けを介して、カムローラ及びカムを独立に設置したため、カムローラと カムが接触するタイミングがそれぞれのカムでわずかに異なってもスムーズな動 きが得られない問題もあった。独立した複数のシリンダによって別個に作動する カムローラの動きを一致させるのはきわめて困難である。
【0008】 そこで本考案者はこのような問題を解決するため、シリンダ装置を大型化する ことなく、単一段のカムとカムローラの作動によってテーブルが最大下降位置か ら所定の高さまで上昇可能な構造を得るために鋭意研究し、本考案を完成するに 至った。
【0009】 本考案は、シリンダ装置が小型であるにもかかわらずきわめてスムーズなテー ブルの昇降を可能にしたテーブルリフトを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案は次のような構成としている。すなわち 、下部フレーム10と昇降するテーブル13とを備え、これら下部フレーム10 とテーブル13の間には、互いに交差する内側シザー11及び外側シザー12を 設け、これらの内側シザー11及び外側シザー12の一端を下部フレーム10及 びテーブル13に回動可能に固定し、これらの内側シザー11及び外側シザー1 2の他端を下部フレーム10及びテーブル13に沿って移動可能とし、また内側 シザー11の内側には基部が上下方向に回動するように取り付けたシリンダ14 を、ピストン14aの最大収縮時にわずかに上方向に傾斜させて搭載し、このシ リンダ14のピストン14aの先端にはシリンダ受け16が連結され、このシリ ンダ受け16にはアームプレート15を回転自在に軸支し、このアームプレート 15は、内側シザー11に取り付けたシリンダ固定部にアーム軸29を中心に回 転するように軸支され、さらにアームプレート15には回転自在なカムローラ1 8を設け、このアームプレート15は内側シザー11に設けたストッパに当接し て停止して回転が規制されるようにし、さらにテーブル13の裏面には、半円状 の溝を有する単一段のカム20を設け、このカム20にはカムローラ18が接合 するようにした。
【0011】 また一又は二以上のシリンダ14と、全てのシリンダ14と一体に連結された 単一のシリンダ受け16と、このシリンダ14受けに回転自在に取り付けた複数 のアームプレート15とを備える構成とすることができる。
【0012】 この場合は、単一のシリンダ受け16に一または二以上のアームプレート15 が取り付けられるので、アームプレート15が複数であってもこれらの作動にず れを生じにくい。したがって複数のカムローラ18の動きが一致して円滑なテー ブル13の昇降動作を得やすくなる。 (シリンダ14) 油圧シリンダが使用できるが特にこれに限定されない。シリンダの本数や大き さはリフトの最大荷重に応じて決定されるが、テーブル最低高さを低くするため にはなるべく小型で高出力のものとするのが望ましい。 (シリンダ受け16) シリンダ毎にこのピストンに連結するシリンダ受けを設けることなく、一又は 二以上のシリンダの全てと連結された単一のシリンダ受けを設けることで、カム 20とカムローラ18の接合、移動が円滑になる。 (単一段のカム) 複数の段を組み合わせたものでなく、連続するカム溝(縁部)を備えたものを 用いることでテーブルの昇降が円滑になる。
【0013】 カム溝が半円形部とこれに連続する直線部を備えたものとすると、カムとカム ローラの接合と離反の際に、直線部がシリンダの伸長によるシザーの作動を補助 するので動きがさらに滑らかになる。
【0014】 なお、当然ながらカムの大きさやカム溝の形状は、シリンダの能力や傾き等に よって異なり、テーブルの昇降時のいかなる範囲でカムによる補助を使用するか どうかによっても相違する。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の態様を図面を参照して説明する。 図1は、本考案のテーブルリフトの側断面図、図2はその平面図、図3はその 背面図である。また図4はテーブルが最低位置にある状態を示す図である。
【0016】 このテーブルリフトは、四角形状の下部フレーム10と、これに対応する形状 のテーブル13を備えている。これらの下部フレーム10とテーブル13の間に は、互いに交差するように内側シザー11a,11b及び外側シザー12a,1 2bが設けられている。これら内側シザー11a,11bの上端部はテーブル1 3の左端の側部に回動自在に固定され、また外側シザー12a,12bの下端部 は下部フレーム10の左端の側部に同様に固定されている。
【0017】 一方、外側シザー12a,12bの下端部には下部樹脂ローラ25a,25b が、他方、内側シザー11a,11bの上端部には上部樹脂ローラ26a,26 bが、それぞれ取り付けられている。テーブル13及び下部フレーム10の左右 内側には、断面コ字型のレール31a,31b,32a,32bがそれぞれ設け られている。これらの樹脂ローラ25a,25b,26a,26bはレール31 a,31b,32a,32bに沿って走行可能となっている。したがって内側シ ザー11a,11b及び外側シザー12a,12bの上端部は、テーブル13の 長手方向に沿って移動可能である。
【0018】 また内側シザー11a,11b及び外側シザー12a,12bの内側には油圧 シリンダ14を搭載しており、これら内側及び外側シザー11a,11b,12 a,12bの交差軸23付近では、内側シザー11a,11bの内側に油圧シリ ンダ14が設置されている。油圧シリンダ14の基部は上下方向に回動するよう にシリンダ取付板22に固定されている。
【0019】 テーブル13が最低位置にあるときは、油圧シリンダ14はわずかに先端(ピ ストン14aの収縮側)が上方向に傾斜している。この油圧シリンダ14のピス トン14aの先端には、円筒状のシリンダ受け16が接合されている。このシリ ンダ受け16は、2枚のアームプレート15a,15bの中央部に回転自在に軸 支されており、このアームプレート15a,15bの下部はそれぞれシリンダ固 定パイプ21に、アーム受け28を介してアーム軸29で軸支されている。この シリンダ固定パイプ21は、左右の内側シザー11a,11bを橋絡するように 、これら内側シザー11a,11bの中央に設けられている。したがってアーム プレート15a,15bは、アーム軸29を中心として回転するが、下端右側の 切欠き部24が、ストッパである前記シリンダ固定パイプ21に当接する位置に て回転は停止する。
【0020】 他方、アームプレート15a,15bの上端外側には回転自在なカムローラ1 8a,18bが軸支されている。 さらに、テーブル13の裏面には、左右に並列した半円状のカム20a,20 bが設けられ、このカム20a,20bには前記カムローラ18,19が接合す るようになっている。カム20a,20bのカム溝の右側(図1)は、半円状部 から連続する直線部19が形成されている。
【0021】 なお、油圧シリンダ14を作動させる油圧ポンプとモータを備えた油圧ユニッ ト(図示せず)が外部に設置され、これが油圧シリンダ14に接続されており、 図示しない操作スイッチの切替によって作動するようになっている。
【0022】 次に、このテーブルリフトの作動について説明する。 テーブル13が、図4に示すように最低位置にあるとき、操作スイッチをon にすると油圧シリンダ14のピストンが伸長し始める。この場合、最初は内側及 び外側シザー11,12には油圧シリンダ14の伸長力は伝達されずに、油圧シ リンダ14は専らアームプレート15a,15bを回転させる。カム20a,2 0bに接合したアームプレート15a,15bの回転は、カム20a,20bの 縁部に沿ったものであり、カム20a,20bとカムローラ18a,18bの接 触移動によってテーブル13が上昇し始める。この状態では、油圧シリンダ14 の力は水平方向に大きく作用し、垂直方向に作用する分力は小さいが、わずかに 上方向に傾斜して設置された油圧シリンダ14の伸長力を、支点となるアーム軸 29を介してアームプレート15a,15bの回転運動に変換し、梃子の作用を 生じさせる。すなわち図5から6に示すように、カムローラ18a,18bがカ ム20a,20bのカム溝沿って移動することで、アームプレート15a,15 bが回転するので、油圧シリンダ14の垂直方向の力を増幅してテーブル13を 上昇させることができる。
【0023】 前記アームプレートが15a,15bがストッパである前記シリンダ固定パイ プ21に当接して停止すると、油圧シリンダ14の伸長力は直接、内側シザーに 11a,11bに伝達され、これらの内側シザー11a,11b及び外側シザー 12a,12bを立ち上げ、テーブル13の上昇が継続する。この場合、油圧シ リンダ14も徐々に立ち上がり、垂直方向の分力が大きくなってくるので、油圧 シリンダ14の直接的な伸長力のみでテーブル13をさらに上昇させることがで きる。
【0024】 反対にテーブル13を下降させる際には、油圧シリンダ14が収縮し、内側及 び外側シザー11a,11b,12a,12bの移動端がレール31a,31b ,32a,32bの端部に向かって移動し、テーブル13が所定高さまで降下す ると、図6から図5のように、カムローラ15a,15bがカム20a,20b に接合して、カム溝の直線部19から半円状部に案内されてアームプレート15 a,15bはアーム軸29を中心に回転する。アームプレート15a,15bが 水平に位置した状態ではテーブル13は最低位置になる(図4)。この位置では 、油圧シリンダ14は下部フレームとこれに重なるテーブル13内に収納される ので、テーブル13面の最低高さがきわめて低くなる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、シンプルな構成なので作動の調整やメン テナンスが容易であって、かつきわめてスムーズなテーブルの昇降が可能なテー ブルリフトが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のテーブルリフトの一実施態様を示す側
断面図である。
【図2】本考案のテーブルリフトの一実施態様を示す平
面図である。
【図3】本考案のテーブルリフトの一実施態様を示す背
面図である。
【図4】テーブルが最低位置にある状態を示す図であ
る。
【図5】テーブルが上昇した位置にある状態を示す図で
ある。
【図6】テーブルがさらに上昇した位置にある状態を示
す図である。
【図7】カムローラの移動軌跡を示す図である。
【符号の説明】
10 下部フレーム 11a,11b 外側シザー 12a,12b 内側シザー 13 テーブル 14 油圧シリンダ 15a,15b アームプレート 16 シリンダ受け 18a,18b カムローラ 20a,20b カム 21 シリンダ固定パイプ 22 シリンダ取付板 25a,25b、下部樹脂ローラ 26a,26b 上部樹脂ローラ 28 アーム受け 29 アーム軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部フレームと昇降するテーブルとを備
    え、これら下部フレームとテーブルの間には、互いに交
    差する内側シザー及び外側シザーを設け、これらの内側
    シザー及び外側シザーの一端を下部フレーム及びテーブ
    ルに回動可能に固定し、これらの内側シザー及び外側シ
    ザーの他端を下部フレーム及びテーブルに沿って移動可
    能とし、また内側シザーの内側には基部が上下方向に回
    動するように取り付けたシリンダを、ピストンの最大収
    縮時にわずかに上方向に傾斜させて搭載し、このシリン
    ダのピストンの先端にはシリンダ受けが連結され、この
    シリンダ受けにはアームプレートを回転自在に軸支し、
    このアームプレートは、内側シザーに取り付けたシリン
    ダ固定部にアーム軸を中心に回転するように軸支され、
    このアームプレートは内側シザーに設けたストッパに当
    接して回転が規制され、さらにアームプレートには回転
    自在なカムローラを設け、テーブルの裏面にはこのカム
    ローラが接合する半円状の溝を有する単一段のカムを設
    けたことを特徴とするテーブルリフト。
  2. 【請求項2】一又は二以上のシリンダと、全てのシリン
    ダに一体に連結された単一のシリンダ受けと、このシリ
    ンダ受けに回転自在に取り付けた複数のアームプレート
    とを備えている請求項1に記載のテーブルリフト。
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