JP3059925B2 - 車輛に取り付けるためのブラケットを有するバンパー - Google Patents

車輛に取り付けるためのブラケットを有するバンパー

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JP3059925B2 JP7330584A JP33058495A JP3059925B2 JP 3059925 B2 JP3059925 B2 JP 3059925B2 JP 7330584 A JP7330584 A JP 7330584A JP 33058495 A JP33058495 A JP 33058495A JP 3059925 B2 JP3059925 B2 JP 3059925B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
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    • B60R2019/1813Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing made of metal
    • B60R2019/182Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing made of metal of light metal, e.g. extruded

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛、特に乗用車
にバンパーを取り付けるためのブラケットを有するバン
パーであって、少なくともそのブラケットの領域でフロ
ントラインに関して湾曲しているように取り付けられた
バンパーに関するものである。このバンパーは、所定距
離だけ間隔を隔てられた圧縮壁と張力壁とを有する形材
壁と、これらの両壁を連結することにより中空形材を形
成する一対の横壁とを有する、バンパーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】バンパーの形状を別にして、バンパーを
車輛の長手方向フレーム部材に如何に連結するかによっ
て、形状保持特性と、衝撃中の変形エネルギを吸収する
性能とが影響を受ける。
【0003】バンパーを車輛に取り付けるための多くの
種類のブラケットが周知であるが、衝撃中のバンパーの
形状保持特性の改善に寄与するものはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
に鑑み、軽量であり且つ形状保持力が高く、衝撃時の変
形エネルギを吸収する適当な能力を有する、冒頭に述べ
た種類のブラケットが取り付けられたバンパーを提供す
ることである。更に、このバンパー及びブラケットの製
造及び取扱いは非常に簡単でなければならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、ブラケット
が楔形状支持体を有し、この支持体の傾斜面が張力壁に
当接させられ、傾斜壁の最も高い個所の領域でこの張力
壁に連結された、本発明によって達成される。
【0006】本発明によるバンパーの別の特徴は、本願
の従属項に記載されている。
【0007】本発明によるバンパーの好ましい実施例で
は、ブラケットは、車輛の長手方向フレーム部材に取り
付けることができる取り付けプレートからなり、楔形状
支持体がその一体の部分であるように形成されている。
【0008】張力壁への楔形状ブラケットの連結は、通
常は、ボルト又はリベットで行われる。
【0009】本発明によるブラケット装置の特に好まし
い実施例では、張力壁の幅が、楔形状支持体の傾斜面の
幅を越えて所定距離両側に突出している。
【0010】バンパー及びブラケットは、好ましくは、
軽金属合金、特にアルミニウム合金からつくられてお
り、バンパーは、押出形材である。
【0011】楔形状支持体と車輛のフロントラインとの
間の角度は、好ましくは5°ないし25°の範囲、特
に、約5°ないし15°の範囲にある。
【0012】安定性のため、楔の傾斜面の最も高い箇所
の領域の垂直方向投影線が長手方向フレーム部材内にあ
る。
【0013】本発明の別の利点、特徴、及び詳細は、好
ましい例示の実施例についての以下の説明を添付図面を
参照して読むことにより明らかになる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、乗用車用のバンパー1
0が示してある。この図では、明瞭化を図るため、乗用
車は省略してある。バンパー10は、ブラケット22を
介して車輛の長手方向フレーム部材24に取り付けられ
ている。バンパーは、アルミニウム製の押出形材であ
り、中央部が乗用車の仮想フロントラインから所定距離
tだけ外方に曲げてある。
【0015】図1及び図2に示すように、バンパー10
は所定距離lだけ離間された二つの形材壁12、14及
びこれらの形材壁を連結して中空形材を形成する横壁1
6、18を有する。組み立てた乗用車で車輛から遠方の
形材壁12が衝撃を受ける外壁即ち圧縮壁であり、車輛
に面した形材壁14が内壁即ち張力壁である。二つの横
壁16、18の中間には、形材壁12、14を連結する
横支柱20が設けられている。
【0016】特に第3図及び第4図に詳細に示されてい
るように、ブラケット22は取付けプレート32を有
し、このプレート32は、組み立てられた状態では、対
角線に配置された穿孔34を介して、車両の長手方向フ
レーム部材24にボルト止めされている。楔形状支持体
26が取付けプレート32に形成され、中空空間27を
形成する。この楔形状支持体26の傾斜面30を張力壁
14に当接させ、支持体26の最も高い個所にある領域
Aでリベット28によって張力壁14に連結する。衝撃
中の安定性を高めるためには、領域Aからフロントライ
ンへの垂直方向投影線pが車両の長手方向フレーム部材
24内にあることが重要である。
【0017】傾斜面30は、車輛の長手方向xに対して
垂直方向に延びる車輛の仮想フロントライン(F)と所
定角度(α)、例えば10°を形成する。
【0018】張力壁14の幅(bZ)は、その両側が楔
形状支持体26の又は傾斜面30の幅eを所定距離aだ
け突出しているということが、図4からわかる。この特
殊な構成の利点は、図5のa、b、cに概略に示すブラ
ケット22の領域でのバンパー10の変形からわかるで
あろう。
【0019】バンパー10に作用する前方からの力Pの
効果は、最初の段階では、湾曲を真っ直ぐにする、即
ち、傾斜面30の最も高い箇所である領域Aで所定軸線
を中心として回転させるような効果である。このとき、
領域Aは、バンパー10の唯一の接触面を構成する(図
5のa参照)。図5のb及びcに示す変形の次の段階で
は(図5のcは、図5のbのII−II線に沿った断面を示
す)、バンパー10が実際に変形し、これによって、衝
撃によるエネルギの大部分を吸収する。特に図5のcか
ら特によくわかるように、楔形状支持体26の幅eがバ
ンパー10の張力壁14の幅bZよりも小さいため、バ
ンパー10は支持体26の周りにクランプ状に変形し、
膨出部38を形成する。部分的に変形したバンパー10
が支持体26をこのように部分的に包囲するため、バン
パー10の変形に抗する安定性が得られ、その形状保持
力が増大し、衝撃による変形エネルギを吸収する性能を
全体として改善する。
【0020】図6による応力−歪曲線は、本発明による
バンパー装置について実施した荷重試験の結果として、
圧縮荷重P(kN)を曲げの量s(mm)の関数として示
す。湾曲した箇所の形状により、衝撃時の変形エネルギ
を吸収するための優れた性能が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンパーの平面図である。
【図2】図1のバンパーのI−I線に沿った断面図であ
る。
【図3】ブラケット領域での図1の拡大詳細図である。
【図4】図3のブラケットの下部分の斜視図である。
【図5】ブラケットの領域でのバンパーの変形を示す概
略図である。
【図6】荷重試験によって得られた応力−歪曲線を示す
グラフ図である。
【符号の説明】
10 バンパー 12、14 形材壁 16、18 横壁 20 横支柱 22 ブラケット 24 長手方向フレーム部材 26 楔形状支持体 28 リベット 30 傾斜面 32 取り付けプレート 34 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591059652 Badische Bahnhofst rasse 16, CH−8212 Neu hausen am Rheinfal l,Switzerland (72)発明者 ヴェルナー・グラフ ドイツ連邦共和国デー−78234 エンゲ ン,シュヴェーデンシュトラーセ 8ア ー (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両、特に乗用車に取り付けるための複数
    のブラッケットが取り付けられたバンパーであって、前
    記バンパーは少なくともブラケット(22)の領域でフ
    ロントライン(F)に関して湾曲し、前記バンパーは、
    所定距離(l)だけ間隔を隔てられた圧縮壁(12)と
    張力壁(14)とを含む形材壁(12、14)と、前記
    圧縮壁(12)と前記張力壁(14)とを連結して中空
    形材を形成する、一対の横壁(16、18)とを有す
    る、前記バンパーにおいて、 前記ブラケット(22)は、その全体が又はその一部
    が、楔形状の支持体(26)を構成するように形成さ
    れ、前記支持体(26)の傾斜面(30)が張力壁(1
    4)に当接し、かつ、前記傾斜面(30)の最も高い個
    所にある領域(A)で前記張力壁(14)に連結されて
    いることを特徴とする、バンパー。
  2. 【請求項2】 前記ブラケット(22)は車輛の長手方
    向フレーム部材(24)に取り付けることができる取り
    付けプレート(32)を特徴とし、前記楔形状支持体
    (26)は前記取り付けプレートの一部であるように成
    型されていることを特徴とする、請求項1に記載のバン
    パー。
  3. 【請求項3】前記楔形状支持体(26)は前記張力壁
    (14)にボルト止め又はリベット止めされていること
    を特徴とする、請求項1又は2に記載のバンパー。
  4. 【請求項4】 前記張力壁(14)の幅(bZ)は前記
    楔形状支持体(26)の傾斜面(30)の幅(e)を越
    えて距離(a)だけ両側に突出していることを特徴とす
    る、請求項1又は2又は3に記載のバンパー。
  5. 【請求項5】 軽金属合金製の、特に、アルミニウム合
    金製の押出形材でつくられていることを特徴とする、請
    求項1ないし4のうちのいずれか一項に記載のバンパ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記ブラケット(22)は軽金属合金製
    であり、特にアルミニウム合金製であることを特徴とす
    る、請求項1ないし5のうちのいずれか一項に記載のバ
    ンパー。
  7. 【請求項7】 前記楔形状支持体(26)の傾斜面(3
    0)と車輛のフロントライン(F)との間の角度(α)
    は、5°ないし25°の範囲にあり、特に、5°ないし
    15°の範囲にあることを特徴とする、請求項1ないし
    6のうちのいずれか一項に記載のバンパー。
  8. 【請求項8】 傾斜面(30)の最も高い箇所の領域
    (A)における垂直方向投影線(p)は、長手方向フレ
    ーム部材(24)内にあることを特徴とする、請求項1
    ないし7のうちのいずれか一項に記載のバンパー。
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