JP3059685B2 - 小型円偏波アンテナ - Google Patents

小型円偏波アンテナ

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JP3059685B2
JP3059685B2 JP3690397A JP3690397A JP3059685B2 JP 3059685 B2 JP3059685 B2 JP 3059685B2 JP 3690397 A JP3690397 A JP 3690397A JP 3690397 A JP3690397 A JP 3690397A JP 3059685 B2 JP3059685 B2 JP 3059685B2
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dipole antenna
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宏之 新井
宣裕 久我
均 星野
祐一 乙津
尚 三好
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株式会社次世代衛星通信・放送システム研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば移動体衛
星通信におけるハンドヘルド型携帯電話機に使用される
アンテナに係わり、特にアンテナを小型化、簡略化する
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】同一平面内に十字形に直交した2個の半
波長ダイポールアンテナを互いに位相を90度ずらせて
励振するとダイポールの面に垂直な上下の方向に円偏波
を発生することができる。従来、これはクロスダイポー
ルアンテナと呼ばれている。このクロスダイポールアン
テナ2組を図1のように約1/4λの間隔を開けて配置
し、かつ給電部1、2、3、4は全て同振幅で、給電部
2は給電部1に対して、また給電部4は給電部3に対し
て90度位相差をつけ、給電部3は給電部1に対して、
また給電部4は給電部2に対して90度位相が遅れるよ
うにすると、図1における上方向にアンテナ指向性を向
けて高利得化を達成することができる。本発明の母体と
なる技術は、上述のように高利得化のためにクロスダイ
ポールアンテナを2組配列したアンテナ構成(図1)の
技術である。
【0003】動作原理は相違しているが本発明のアンテ
ナに構造上よく類似している従来のアンテナとして、図
4に示す4線分数巻きバックファイアヘリカルアンテナ
がある。その技術的構成は、4線巻きのヘリカルアンテ
ナを1回転以下の分数巻き(図4では、1/4巻き)と
する構造であり、図4に示す2つの給電部に90度の位
相差をつけて給電し定在波電流をのせて使用するもので
ある。この4線巻バックファイアヘリカルアンテナは、
後進波を利用するものであり、給電側(図で上方)に電
波が放射される形となる。
【0004】この4線巻バックファイアヘリカルアンテ
ナは、図4において上部のアンテナ十字形部を下部のア
ンテナ十字形部に対して十字の形はそのままでz軸の回
りに90度(1/4巻き)ねじった構造となっており、
このことは本発明と構造上よく類似している部分であ
る。しかし、ヘリカルアンテナは基本的にダイポールで
はなく、螺旋状のヘリカル導体を用いるので、4線巻き
バックファイアヘリカルアンテナは上と下のアンテナ十
字形部の端の部分をお互いにつなぐアンテナ線(図4の
18)は必ずなだらかな線(ヘリカル構造)となってお
り折れ曲がる構造となっていないこと、図4に示すアン
テナ下部のアンテナ十字形部におけるアンテナ線2本の
間に間隙はなく必ず接続されていること、また上下の十
字型の直線部分の長さ(図4の2a)が必ずしも約1/
4λでなくてもよいといった点が構造上本発明と大きく
相違している。すなわち、原理的に両者は全く異なるも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】移動体衛星通信におけ
る衛星系と地上セルラー系の両方で使えるデュアルモー
ドのハンドヘルド型携帯電話機に使用されるアンテナ
は、図8に示されるように地上セルラー系用のアンテナ
23は従来の位置のままで、衛星用アンテナ24を地上
セルラー系用のアンテナの先端に設置して人体の影響を
受けにくくしたものが望ましい。衛星用アンテナをこの
ような位置に設置できるようにするためには、衛星用
(円偏波)アンテナは極力小型でかつ給電しやすいとい
う特徴を有するアンテナが求められる。また電気特性的
にも高利得、広角度指向特性を有するものが求められ
る。これらの要求に合ったアンテナを実現することがこ
の発明の目的である。
【0006】しかし、従来技術では下記のような技術的
欠点があった。先ず、本発明の母体となった技術は、従
来のクロスダイポールアンテナを図1に示すように2組
配列して構成する技術である。このアンテナは、高利
得、広角度指向特性を実現できるものとして期待される
が、このアンテナの構成を前述した衛星用アンテナとし
て使用すると以下のような問題点がある。
【0007】(1)アンテナの横幅は、半波長ダイポー
ルアンテナを使用しているので、λ/2の長さ(λ:波
長)となり小型化が不十分である。 (2)図8に示すように地上セルラーシステム用アンテ
ナ先端へ衛星用アンテナを設置しようとすると、アンテ
ナ給電部がアンテナの上下にあることおよび給電部が4
つもあることのため給電がしづらい。特に、上部への給
電が困難である。
【0008 】さらに、本発明に構造上よく類似した従来
の技術としては、図4に示されている4線分数巻きバッ
クファイアヘリカルアンテナ(1/4巻き)がある。こ
のアンテナを前述した衛星用アンテナとして使用すると
すると、以下のような問題点がある。
【0009 】(3)図8に示すように地上セルラーシス
テム用アンテナの先端へ衛星用アンテナを設置しようと
するとき、アンテナの給電部側(上方)に電波が放射さ
れるため衛星用アンテナへの給電がしづらい。すなわ
ち、アンテナ上部への給電が困難である。(給電は、下
(筐体側)からの方がよい。)
【0010】(4)静止衛星を利用した移動体通信衛星
システムの設計では、衛星に10m級の大型アンテナを
使用したとしても、地上のハンドヘルド型携帯電話機の
衛星用アンテナには2.5〜3.0dBi程度の利得が
要求されている例がある。この例においては、従来の4
線分数巻きバックファイアヘリカルアンテナの最大利得
は2dBic(dBic;円偏波をすべての方向に一様
に電力を放射する仮想的なアンテナに対する利得の表
示)程度であり利得が足りない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下に配置さ
れたクロスダイポールアンテナについて、以下の変形を
施すことにより給電が楽で、構造的にも丈夫で、かつ利
得の高い小型円偏波アンテナを実現することができた。
【0012】(1)クロスダイポールアンテナを途中
(図2の1、2、3、4、5、6、7、8)で折り曲げ
て横幅を短くした。 (2)上記折り曲げた後、図2に示す2つのアンテナ十
字形部はそのままの十字形を維持して、アンテナ端部の
A〜Dの記号の同じもの同士を接続し、さらに、図2に
示す給電部3、4をなくした。
【0013】図2から明らかなように、上記接続するア
ンテナ端部は上下の十字形アンテナ間で水平面(xy平
面)上で90度ずれている。したがって、上記接続する
ための直線部分(図3の14)はz軸方向そのものでは
なく、多少斜めに傾くことになる。また該アンテナは、
結果的に上下で90度捻れたループアンテナが2組直交
して重なっている構造になる。
【0014】そして、該ループアンテナにおいて、上記
削除された給電部3、4に相当する部分の位相は前記給
電部1、2から見ると線路上λ/2離れた部分になるの
で位相が180度異なることが明らかである。従って、
この発明のアンテナは、前記一方のクロスダイポールア
ンテナのそれぞれのアンテナ素子が該アンテナ素子とx
y平面で直交する方向の前記他方のクロスダイポールア
ンテナのそれぞれのアンテナ素子と180度の位相差を
もって同一振幅で励振される小型円偏波アンテナとなる
(図2における給電部1と給電部4の関係)。
【0015】いいかえると、前記クロスダイポールのア
ンテナ素子をそれぞれ途中で他の対向するクロスダイポ
ールの方向(z軸方向)に折り曲げ、前記180度の位
相差をもって励振されるアンテナ素子同士の端部をそれ
ぞれ接続することにより、前記2組のクロスダイポール
の一方のみに給電し他方の給電部をなくしたものであ
る。
【0016】(3)図3に示すように、上記上下のアン
テナ端部を接続する部分付近(各ループアンテナの電流
節付近に相当)を折り曲げて遅延線を設けた。この遅延
線は、以下の電気的条件を満たすようにその長さを調節
し、1波長ループアンテナ2組を構成するようにする。
すなわち、2つの給電部を90度の位相差を付け等振幅
で励振した時、図3に示すアンテナ下部のアンテナ十字
形部とアンテナ上部のアンテナ十字形部において、下部
のy軸方向のアンテナ線がz正方向に放射した電波が、
それと対応する上部のy軸方向のアンテナ線がz正方向
に放射した電波の位相と同相になるようにしてある。
【0017】また、逆に 上部のy軸方向のアンテナ線
がz負方向に放射した電波が、それと対応する下部のy
軸方向のアンテナ線がz負方向に放射した電波の位相と
が逆相になるように設計してある。上部のx軸方向のア
ンテナ線と下部のx軸方向のアンテナ線との関係も、前
述したy軸方向のアンテナ部分の関係と同様になるよう
に遅延線の長さを調節してある。この構成により、クロ
スダイポール1組のときは上下に指向性があったのが、
このアンテナの場合は指向性がz軸正の方向のみとな
る。
【0018】また、前記遅延線の設置とアンテナ線間の
相互作用により、上下クロスダイポールの間隔やクロス
ダイポール素子自体の長さを1/4λ以下とすることが
できる。(本発明の場合、0.21λである。ただし、
実効的に1/4λとなる。この長さは0.21λに限定
されるものではなく、0.20〜0.22λの範囲で変
えてもその特性に格別変化が生じない。)
【0019】(4)また、図3に示すアンテナ上部のア
ンテナ十字形部10において、水平な2本のアンテナ線
にz軸方向の間隔dgを設けた。(この点における両ダ
イポールの給電位相が異なるので、この間隔dgは動作
原理上0とすることはできない。)
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
3、図5、図6、図8を用いて説明する。本発明である
小型円偏波アンテナの実施例は、図3に示されるように
給電部を1つ持つ1波長ループアンテナ2つで構成さ
れ、かつ各ループアンテナは互いにアンテナ下部と上部
において十字形に配置される。アンテナ上部、下部のア
ンテナ十字形部の各アンテナ線は直線であり、長さは約
0.21λ(λ:波長)である。そのアンテナ直線部の
端は90度折り曲げられる(図2、3参照)。さらに、
アンテナ下部のアンテナ十字形部に対してアンテナ上部
のアンテナ十字形部を十字形を維持したままで(位置関
係を変えないで)、z軸回りに90度回転する形状に垂
直部分(図3の14)が形成される。
【0021】図3に示すアンテナの高さが1/2になる
付近のアンテナ線部分は電流節となる付近の部分(電流
分布がほぼ0となる部分)であり、折り曲げて遅延線を
作りアンテナの全体の高さを約0.21λとする。遅延
線を含めてダイポールの実効長を1/2λとするため、
遅延線を設けることにより実際の長さは上記のようにさ
らに短くでき、これによりアンテナを小型化している。
【0022】これらに加え、図3のアンテナ上部のアン
テナ十字形部における2つのアンテナ線間の間隔dgを
変えて指向性幅や利得を計測した結果、図5に示される
ようにdgをおよそ0.0075λとすることにより、
最大利得3.61dBic、軸比3dB以下で定義され
る指向性幅86度の高利得、比較的広角指向性のアンテ
ナ特性を実現できた。
【0023】この本発明の小型円偏波アンテナの指向性
幅、最大利得のアンテナ構造依存性を図5に示す。この
図5は図3で示した間隔dgの値に対する軸比3dB以
下で定義される指向性幅と最大利得の変化を示している
が、dgを適当な値にすることによって軸比3dB以下
で定義される指向性幅、最大利得を改善できる。図5か
ら、最大利得を大きくかつ指向性幅を広くするには、φ
=45度方向の指向性幅が最大となるdg≒0.007
5λが最適点であることがわかる。図5から前記間隙が
0.006〜0.009λあたりが使用範囲として適し
ていることが示される。なお、上記φとは、図3と図7
を対比させたときの角度φに相当し、φ=0度のグラフ
は図3のx軸方向で切ったxz平面上のアンテナパター
ンにおける指向性幅をいい、φ=45度のグラフは図3
のx軸と45度の角度をなす方向で垂直に切った平面上
のアンテナパターンにおける指向性幅をいう。
【0024】図3に示す2つの給電部に90度の位相差
を持たせて給電することにより、図6(φ=0)のよう
な指向性を持った円偏波を発生させることができる。図
から電波は図3のz軸の正方向に放射され、天井方向で
はほぼ円偏波となるが、天井方向からややずれると、多
少楕円偏波になることがわかる。
【0025】本発明のアンテナをSバンド衛星通信シス
テムにおける地球局であるハンドヘルド型携帯電話機の
アンテナとして適用した実施例を図8に示す。本発明で
ある図3のアンテナを、図3の上下関係のまま図8に示
す地上のセルラー用ホイップアンテナの先端に取り付け
て衛星用アンテナとして使用する。例えば、周波数を
2.84GHzとした場合、衛星用アンテナは22×2
2×22mmの立方体の大きさ(指向性幅86度で比較
的広角指向性)となり、地上セルラー用ホイップアンテ
ナの先端に取り付けるために適した大きさとなる。ま
た、これにより人体の遮蔽を受けにくい位置にアンテナ
を設置できるため、地上セルラー系のアンテナ部は給電
部を除けば何ら変更せずに、衛星系と地上セルラー系の
両方で使えるデュアルモードのアンテナを実現できる。
【0026】人体頭部による電波の遮蔽を克服すること
は、ハンドヘルド型携帯電話機のアンテナに求められる
重要な性能の1つである。図8に示されるような地上セ
ルラー系用のアンテナの先端に衛星用アンテナを設置す
れば、人体頭部による遮蔽を受けにくい配置にすること
ができる。また、人体への影響も少なくすることができ
る。
【0027】すなわち、地上セルラー系用のアンテナの
先端に取り付けるためには小型で広角指向性の円偏波ア
ンテナが必要となるが、本発明の小型円偏波アンテナ
は、この要求を満足させることができる。また、電波の
放射方向がアンテナの給電部側と反対方向であるので、
衛星用アンテナへの給電は従来の給電部側に電波が放射
される4線分数巻きバックファイアヘリカルアンテナと
は違って容易になる。
【0028】
【発明の効果】
(1)図1のようにクロスダイポールアンテナを2組配
列したものに比較し、図2のようにアンテナを途中で折
り曲げ、かつアンテナ端部のA〜Dの記号の同じものを
つなぐことによって、アンテナの横幅を半分程度に小型
化できた。
【0029】(2)図1のような従来のクロスダイポー
ルはアンテナ給電点が4つあったが、図2のようにアン
テナ端部のA〜Dの記号の同じものをつなぐことによっ
て、上下のクロスダイポールアンテナの給電を兼用し、
アンテナの給電点を2つにすることができた。すなわ
ち、給電点数を減らしてアンテナを簡略化できた。
【0030】(3)4線巻きバックファイアヘリカルア
ンテナ(1/4巻き)においては給電部側に電波が放射
されるが、この発明のアンテナは給電部側と反対側(図
3におけるz軸の正方向)に電波を放射させる形とな
り、地上セルラー用ホイップアンテナ給電部と同様筐体
側からの給電となるので給電が容易となる。
【0031】(4)図3の間隔dgを変えることによ
り、アンテナ最大利得と指向性幅の両者共を大きくする
ような最適化ができる。即ち、アンテナのz軸方向の高
さを約0.21λ、x軸、y軸方向の幅を約0.21λ
とし、かつ間隔dgをおよそ0.0075λ(図3参
照)とすることにより、最大利得は3.61dBic、
軸比3dB以下で定義される指向性幅は86度のものが
実現できた。すなわち、間隔dgの最適化により高利得
化が達成でき、またある程度の広角指向性化を行うこと
が可能であることがわかった。
【0032】(5)z軸方向のアンテナの1/2の高さ
のアンテナ部分付近、即ち各ループアンテナの電流節付
近を折り曲げて図3に示す遅延線を設けることによっ
て、アンテナ全体の位相調整あるいはアンテナ高さ、幅
の調整を行い、全体としてさらに小型化が図れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の母体となった高利得化のためのクロス
ダイポールアンテナの従来の構成を示す図である。
【図2】この発明の小型円偏波アンテナ実現のためのア
ンテナの変形途中を示す説明図である。
【図3】本発明の小型円偏波アンテナの構造の実施例を
示す図である。
【図4】従来の4線巻きバックファイアヘリカルアンテ
ナ(1/4巻き)の構造を示す図である。
【図5】本発明の小型円偏波アンテナの指向性幅、最大
利得のアンテナ構造依存性(間隔dgに対する軸比3d
B以下で定義される指向性幅、最大利得の変化)を示す
図である。
【図6】本発明の小型円偏波アンテナの利得指向性(x
z面)を示す図である。
【図7】図5、図6における(x,y,z)座標系と
(R,θ,φ)球面座標系の関係とEθ、Eφの方向を
示す説明図である。
【図8】本発明の小型円偏波アンテナを移動体衛星通信
におけるハンドヘルド型携帯電話機に使用した場合の衛
星用アンテナとしての応用例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 上部クロスダイポールアンテナの
屈曲部 5,6,7,8 下部クロスダイポールアンテナの
屈曲部 A,B,C,D 各クロスダイポールアンテナのア
ンテナ素子の相互に接続する端部 9 クロスダイポールアンテナの十字形部 10 クロスダイポールアンテナの上部十字形部 11 クロスダイポールアンテナの下部十字形部 12 遅延線 13 給電部 14 上下クロスダイポールアンテナの接続部分を
含む垂直直線部分 15 給電部 16 バックファイヤヘリカルアンテナの上部十字
形部 17 バックファイヤヘリカルアンテナの下部十字
形部 18 上下のアンテナ十字形部の端の部分をお互い
につなぐなだらかなアンテナ線部分(ヘリカル構造) 19 φ=0°の指向性幅 20 φ=45°の指向性幅 21 利得 22 Eθ 23 Eφ
フロントページの続き (72)発明者 乙津 祐一 東京都千代田区岩本町二丁目12番5号 株式会社次 世代衛星通信・放送システ ム研究所内 (72)発明者 三好 尚 東京都渋谷区神南2−2−1 日本放送 協会内 (56)参考文献 特開 平2−294102(JP,A) 特開 昭62−16631(JP,A) 特開 昭58−188905(JP,A) 特開 昭54−84454(JP,A) 特開 昭61−218206(JP,A) 特開 平3−3503(JP,A) 特開 昭63−30006(JP,A) 特開 昭61−7706(JP,A) 特開 平4−291806(JP,A) 特開 平4−234207(JP,A) 特開 平4−23604(JP,A) 特開 平5−95213(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/24 H01Q 1/24 H01Q 1/27 H01Q 9/26 H01Q 9/44 H04B 7/155

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交関係にあるX,Y,Z軸で表
    される座標空間において、Z軸を対称軸とするXY平面
    のX軸上およびY軸上にある2つのダイポールアンテナ
    から構成され互いに位相を90度ずらして同一振幅で励
    振される第1のクロスダイポールアンテナと、前記第1
    のクロスダイポールアンテナをZ軸の正の方向に略λ/
    4(λ:波長)の間隔をあけて平行移動した位置関係に
    第2のクロスダイポールアンテナを配置し、前記第1、
    第2のクロスダイポールアンテナの4つの給電部の間
    で、第1のクロスダイポールアンテナのX軸方向、Y軸
    方向のダイポールアンテナの給電部をそれぞれ第1、第
    2の給電部、同じく第2のクロスダイポールアンテナの
    X軸方向、Y軸方向のダイポールアンテナの給電部をそ
    れぞれ第3、第4の給電部とした場合、前記第3の給電
    部は第1の給電部に対して、また前記第4の給電部は第
    2の給電部に対して90度位相が遅れるようにして同一
    振幅で励振される小型円偏波アンテナにおいて、 前記上下2組のクロスダイポールアンテナの各アンテナ
    素子毎にアンテナ素子の中心(Z軸)を対称とする2箇
    所(中心からアンテナ端の途中)で、対向するクロスダ
    イポールアンテナの方向に折り曲げ合い、 前記第1、第
    2の給電部を持つ各ダイポールアンテナの端部と前記第
    4、第3の給電部を持つ各ダイポールアンテナの端部と
    をそれぞれ対応させて接続することにより、前記2組の
    クロスダイポールアンテナの一方のクロスダイポールア
    ンテナのみに給電し、他方のクロスダイポールアンテナ
    の給電部2つをなくしたことを特徴とする小型円偏波ア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 互いに直交関係にあるX、Y、Z軸で表
    される座標空間において、Z軸を対称軸とするXY平面
    のX軸上およびY軸上にある2つのダイポールアンテナ
    から構成され互いに位相を90度ずらして同一振幅で励
    振される第1のクロスダイポールアンテナと前記第1の
    クロスダイポールアンテナをZ軸の正方向に略λ/4
    (λ:波長)の間隔をあけて平行移動した位置関係に第
    2のクロスダイポールアンテナを配置した小型円偏波ア
    ンテナにおいて、 前記上下2組のクロスダイポールアンテナの各アンテナ
    素子毎にアンテナ素子の中心(Z軸)を対称とする2箇
    所(中心からアンテナ端の途中)で、対向する クロスダ
    イポールアンテナの方向に折り曲げ合い、前記第1、第
    4の給電部を持つ各ダイポールアンテナの端部をそれぞ
    れ対応させて接続することにより、同様に前記第2、第
    3の給電部を持つ各ダイポールアンテナの端部をそれぞ
    れ対応させて接続することにより、 上下で90度捩じれ
    た形状で互いに接触せずに重なった略1波長のループア
    ンテナ2組を構成するようにし、前記2組のクロスダイ
    ポールの一方のみ給電し他方の給電部をなくしたことを
    特徴とする小型円偏波アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記第1のクロスダイポールアンテナの
    2つの給電部を90度の位相差を付け等振幅で励振した
    時、前記第1のクロスダイポールアンテナのXY平面上
    の十字形のアンテナ部分と対面する第2のクロスダイポ
    ールアンテナの十字形のアンテナ部分から放射された電
    波の位相関係が、第1のクロスダイポールアンテナのX
    軸上、Y軸上のそれぞれのアンテナ部分がZ軸の正の方
    向に放射した電波と、第2のクロスダイポールアンテナ
    のX軸方向、Y軸方向のアンテナ部分がそれぞれZ軸の
    正の方向に放射した電波の位相とが同相となり、かつ、
    第2のクロスダイポールアンテナのX軸方向、Y軸方向
    のアンテナ部分がそれぞれZ軸の負の方向に放射した電
    波と、第1のクロスダイポールアンテナのX軸上、Y軸
    上のアンテナ部分がそれぞれZ軸の負の方向に放射した
    電波の位相とが逆相になることにより、給電部側と反対
    側の方向(Z軸の正の方向)に単一指向性となることを
    特徴とする前記請求項1または2記載の小型円偏波アン
    テナ。
  4. 【請求項4】 前記クロスダイポールアンテナのアンテ
    ナ素子をそれぞれ途中で他の対向するクロスダイポール
    アンテナの方向に折り曲げ、前記一方のクロスダイポー
    ルアンテナのアンテナ素子の端部と他方のクロスダイポ
    ールアンテナのアンテナ素子の端部をそれぞれ接続する
    該接続端部付近を折り曲げて遅延線を設けたことを特徴
    とする前記請求項1、2、3のいずれか1項記載の小型
    円偏波アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記2組のクロスダイポールアンテナの
    内給電されない方の部分であるアンテナ十字形部のアン
    テナ素子同士が互いに接触しないように間隙を置いたこ
    とを特徴とする前記請求項1、2、3、4のいずれか1
    項記載の小型円偏波アンテナ。
  6. 【請求項6】 前記折り曲げられたクロスダイポールア
    ンテナのアンテナ素子の前記十字形に直交した部分の直
    線部分の長さ、及び前記直交する平面に直角な方向に配
    列された2組のクロスダイポールアンテナの間隔が0.
    20〜0.22λであることを特徴とする前記請求項1
    〜5のいずれか1項記載の小型円偏波アンテナ。
  7. 【請求項7】 前記間隙が0.006〜0.009λで
    あることを特徴とする前記請求項5、または6記載の小
    型円偏波アンテナ。
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