JP2000049514A - コリニアアレイアンテナ用の位相遅延線路 - Google Patents

コリニアアレイアンテナ用の位相遅延線路

Info

Publication number
JP2000049514A
JP2000049514A JP11184524A JP18452499A JP2000049514A JP 2000049514 A JP2000049514 A JP 2000049514A JP 11184524 A JP11184524 A JP 11184524A JP 18452499 A JP18452499 A JP 18452499A JP 2000049514 A JP2000049514 A JP 2000049514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor strip
conductor
strip
quarter
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11184524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3420532B2 (ja
Inventor
Nedim Erkocevic
エアコセヴィック ネディム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia of America Corp
Original Assignee
Lucent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucent Technologies Inc filed Critical Lucent Technologies Inc
Publication of JP2000049514A publication Critical patent/JP2000049514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3420532B2 publication Critical patent/JP3420532B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P9/00Delay lines of the waveguide type
    • H01P9/02Helical lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/08Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a rectilinear path
    • H01Q21/10Collinear arrangements of substantially straight elongated conductive units
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/28Conical, cylindrical, cage, strip, gauze, or like elements having an extended radiating surface; Elements comprising two conical surfaces having collinear axes and adjacent apices and fed by two-conductor transmission lines
    • H01Q9/285Planar dipole
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/30Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コリニアアレイアンテナ用の位相
遅延線路に関する。 【解決手段】 アンテナアレイの給電段として用いるた
めに適する本発明による遅延線路は、絶縁板上に形成さ
れた単一の螺旋回転を持つ導体ストリップから構成され
る。一つの構成においては、この単一の螺旋回転を持つ
導体ストリップは、端と端を直列に接続された第一から
第五の導体ストリップから構成される。第一の導体スト
リップと第三の導体ストリップが互いに向かい合うよう
に配置され、第三の導体ストリップと第五の導体ストリ
ップが互いに向かい合うように配置され、第二の導体ス
トリップと第四の導体ストリップが互いに向かい合うよ
うに配置される。この遅延線路は、特に、コリニアアン
テナアレイに内に用いると有益である。これは、特に、
このサイズが非常にコンパクトであることによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延線路、より詳
細には、これに限定されるものではないが、コリニアア
ンテナアレイ内で用いる給電遅延線路に関する。
【0002】
【従来の技術】無線ローカルエリア網(WLAN)にお
いては、複数の無線アクセスポイント(access point、
AP)によって無線インフラストラクチャが形成され、無
線ホストは無線APを通じて互いに通信する。無線ホスト
は、固定されることも、移動(ローミング)することも
ある。このシステムは、セルラ網システムと類似する。
【0003】セルラ網内の無線アクセスポイントあるい
は基地局におけるアンテナに対する要件としては、周囲
の全ての移動機に等しいアクセスの機会を与えるため
に、放射が方位角平面において全指向性であることが必
要とされる。特に、無線APに用いるためには、セルラ網
のセルサイズの拡大および/あるいはセルの通信信頼度
の向上に寄与できるように、アンテナをより高い利得と
全指向性を持つように改善することが要求される。一方
で、このような改善は、アンテナのコストとサイズおよ
び技術的な複雑さを最小に押さえながら達成することを
必要とされる。
【0004】全指向性アンテナの良い例として、周知の
1/2波長ダイポールアンテナがあるが、これは、いわ
ゆる“ドーナツ(donut )”状の放射パターンを持ち、
良好な全指向性カバレッジが提供する。このような周知
の1/2波長ダイポールアンテナは2dBiなる信号利
得を持つが、ただし、この値は、要求される大きなセル
サイズや、無線APアンテナに対して要求される良好な
通信信頼度を達成するためには不十分である。5dBi
なる利得があれば、全指向性カバレッジを大きく改善す
ることができる。
【0005】1/2波長ダイポールアンテナの2dBi
なる利得は、上述の“ドーナツ ”状の放射パターンを
その垂直断面内で“つぶし(squashing) ”、これによ
って、周知の1/2波長ダイポールアンテナの“ドーナ
ツ”形状を、より平坦で方位角平面においてより大きな
“つぶされたドーナツ(squashed donut)”の形状に修
正することで増加することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなパターンの
修正は、理論的には、例えば、2個の通常の1/2波長
ダイポールを互いに垂直に積み重ねるこで、コリニアア
レイを形成し、同相に給電することで実現することがで
きる。ただし、このようなアンテナの実現は、主とし
て、アレイ要素に対する給電(フィーディング)を放射
パターンの妨害が回避されるように構成することの困難
さのために、多くの問題を持つ。つまり、コリニアアレ
イ内に給電網を提供する問題に対する周知の解決策は、
アンテナのコスト、サイズ、あるいは技術的に複雑さを
増加させ、これは、望ましいことではない。
【0007】従って、本発明の一つの目的は、コリニア
アレイアンテナ内で用いるのに適し、コリニアアレイ内
に、技術的な複雑さを不当に増加させることなく実現す
ることができ、アンテナ放射パターンとの干渉を最小に
することができ、しかも、アンテナの物理サイズを不当
に大きくすることのない、給電構成を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の一面に
よると、絶縁板上に形成された、入力と出力を持つ遅延
線路が提供されるが、この遅延線路は、前記入力と出力
との間に結合された単一の螺旋回転を持つ導体ストリッ
プから構成される。
【0009】こうして、アンテナアレイ給電段に用いる
のに適するコンパクトな遅延線路が提供される。
【0010】前記単一の螺旋回転を持つ導体ストリップ
は、一つの好ましい実施例においては:端と端を直列に
接続された第一から第五の導体ストリップから構成さ
れ、前記第一の導体ストリップと第三の導体ストリップ
が互いに向かい合うように配置され、第三の導体ストリ
ップと第五の導体ストリップが互いに向かい合うように
配置され、第二の導体ストリップと第四の導体ストリッ
プが互いに向かい合うように配列される。
【0011】前記第一の導体ストリップの前記第二の導
体ストリップに接続されてない方の端は、前記入力に第
六の導体ストリップによって接続され、前記第五の導体
ストリップの前記第四の導体ストリップに接続されてな
い方の端は前記出力に第七の導体ストリップによって接
続される。
【0012】前記単一の螺旋回転を持つ導体ストリップ
は、もう一つの好ましい実施例においては:一端が前記
入力に結合された第一の導体ストリップ;一端が前記第
一の導体ストリップの他端に接続され、これに対して約
90°の方向を向く第二の導体ストリップ;一端が前記
第二の導体ストリップの他端に接続され、これに対して
前記第一の導体ストリップとは逆向きに約90°の方向
を向く第三の導体ストリップ;一端が前記第三の導体ス
トリップの他端に接続され、これに対して前記第二の導
体ストリップとは逆向きに約90°の方向を向く第四の
導体ストリップ;および一端が前記第四の導体ストリッ
プの他端に接続され、これに対して前記第三の導体スト
リップとは逆向きに約90°の方向を向き、他端が前記
出力に結合された第五の導体ストリップから構成され
る。
【0013】前記第一の導体ストリップは前記入力に第
六の導体ストリップによって結合され、前記第六の導体
ストリップの一端は前記第一の導体ストリップの他端に
接続され、これに対して前記第二の導体ストリップとは
反対の方向に約90°の方向を向く。前記第五の導体ス
トリップは前記出力に第七の導体ストリップによって結
合され、前記第七の導体ストリップの一端は前記第五の
導体ストリップの他端に接続され、他端は前記出力に接
続され、前記第五の導体ストリップに対して前記第四の
導体ストリップとは反対の方向に約90の方向を向く。
【0014】前記第一から第六の導体ストリップは、好
ましくは、前記絶縁板の第一の面上に形成され、前記第
七の導体ストリップ(50)は前記絶縁板の第二の面上
に形成される。
【0015】好ましくは、前記第三の導体ストリップは
前記第一の導体ストリップより長くされ、前記第四の導
体ストリップは前記第二の導体ストリップより短くさ
れ、前記第五の導体ストリップは前記第三の導体ストリ
ップ(44)より短くされ、前記出力は前記入力(3
4)の向かい側に配置される。
【0016】本発明は、さらに、単一の螺旋回転を持つ
導体ストリップ遅延線路から構成される少なくとも一つ
の給電段を含むアンテナアレイを提供する。
【0017】本発明のもう一面によると、絶縁板上に形
成されたコリニアアンテナアレイが提供される。このコ
リニアアンテナアレイは:動作波長Lを持つ無線周波数
発生器に対する第一の先端給電ダイポールアンテナシス
テムを含み:これは、絶縁板の第一の面上に、端と端を
接続された第一と第二の1/4波長導体ストリップを含
み;前記絶縁板の第二の面上に、第三の1/4波長導体
ストリップ、第四の1/4波長導体ストリップ、第五の
1/4波長導体ストリップを含む。前記第三の1/4波
長導体ストリップは前記第一の1/4波長導体ストリッ
プの上側に位置する。前記第四の1/4波長導体ストリ
ップの長い方の腕は前記第三の1/4波長導体ストリッ
プから所定の距離をとって平行に配置され、短い方の腕
は前記第三の1/4波長導体ストリップに接続され、前
記第五の1/4波長導体ストリップの長い方の腕は前記
第四の1/4波長導体ストリップと対称的に、前記第三
の1/4波長導体ストリップから所定の距離をとって平
行に配置され、短い方の腕は前記第三の1/4波長導体
ストリップに接続される。このダイポールアンテナシス
テムは、さらに、前記無線周波数発生器を、前記第三の
1/4波長導体ストリップの前記第四の1/4波長導体
ストリップに接続されたのとは反対側の端と、前記第一
の1/4波長導体ストリップの対応する端の間に接続す
るための手段を含み、こうして、前記第二の1/4波長
導体ストリップと前記第四の1/4波長導体ストリップ
によってコリニアダイポールアンテナが形成される。こ
のコリニアアンテナアレイは、さらに、給電段を含む。
この給電段は、入力と出力を持つ遅延線路と、この間に
結合された単一の螺旋回転を持つ導体ストリップから構
成され、この遅延線路の入力は、前記第二の1/4波長
導体ストリップの前記第一の1/4波長導体ストリップ
から遠い方の端に接続される。このコリニアアンテナア
レイは、さらに、導体ストリップから構成されるモノポ
ールを含み、この一方の端は、前記遅延線路の出力に接
続される。
【0018】こうして、単純な給電網構成と、コンパク
トなサイズを持つ遅延線路によって実現される給電構成
のためにより小さな総サイズを持つコリニアアンテナア
レイが提供される。
【0019】このコリニアアンテナアレイは、さらにも
う一つの実施例においては、このコリニアアンテナアレ
イと直交する方向を向く一つの補助アンテナを含む。こ
の小さな追加のアンテナアレイによってセレクションア
ンテナダイバシティが達成される。この補助アンテナ
は、一つの実施例においては、湾曲ノッチアンテナとし
て実現される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、本発明の好まし
い実施例との関連で、図面を参照しながら説明するが、
図面中、類似の参照符号は、類似あるいは同一の要素を
示す。図1と図2は、合衆国特許第5,598,174
号において開示される先端給電ダイポールアンテナシス
テムを示す。この先端給電ダイポールアンテナシステム
は、好ましい給電方式を利用し、このため、先端給電ダ
イポールがあたかも中央から給電されるかのように動作
する。このようなアンテナと、本発明による遅延線路と
を、組み合わせて用いることで、後述するように、高性
能、かつ、コンパクトなコリニアアレイアンテナが実現
される。
【0021】図1に示す従来の技術によるアンテナシス
テム10は、第一と第二の導体ストリップ12、14を
含み、これらが、絶縁層あるいは絶縁板16、例えば、
プリント回路基板(PCB)の上に形成される。導体ス
トリップ12、14は、PCBの下面に設けられ、従っ
て、図1においては点線の輪郭にて示される。各導体ス
トリップは、L/4なる長さを持つが、ここで、Lは動
作波長を表す。これら導体ストリップは、端と端とを接
続される。導体ストリップ12の導体ストリップ14か
ら遠い方の端は、波長Lにて動作する無線周波数(R
F)発生器18の片側に接続される。
【0022】絶縁層16の上面には、第三と第四の導体
ストリップ22、24が設けられる。第三の導体ストリ
ップ22は、まっすぐで、L/4の長さを持ち、一端が
RF発生器18のもう一つの端に接続される。第四の導
体ストリップ24は、概ね“L”字の形状を持ち、この
L字の長い方の腕は、第三の導体ストリップ22と平行
に間隔をおいて配置され、短い方の腕は、第三の導体ス
トリップ22の発生器18に接続されている端とは反対
側の端に接続される。第三と第四の導体ストリップ2
2、24と隣接して第五の導体ストリップ26が設けら
れるが、これは、4つの導体ストリップ12、14、2
2、24に対して垂直に配置される。第五の導体ストリ
ップ26は、比較的小さなサイズを持ち、RF発生器18
をアンテナに接続する不平衡給電手段、例えば、同軸給
電ケーブル(図示せず)に対する適当な接続として機能
する。この構成では、真のアース平面は、必要でないこ
とに注意する。真のアース平面の使用は、サイズが第五
の導体ストリップ26よりかなり大きくなり、このため
望ましくない。第三の導体ストリップ22は第一の導体
ストリップ12の上に横たわる。より詳細には、第三の
導体ストリップ22は、第一の導体ストリップ12と整
合されるが、ただし、PCB16の厚さだけ離される。
PCB16は、好ましくは、形状はこれらストリップの
概ね長方形の輪郭と同一とされ、面積は少し大きくされ
る。
【0023】図2は、PCB16の両面を概略的に示
す。破線より上には導体ストリップ12、14が存在
し、破線より下には導体ストリップ22、24および導
体ストリップ26が存在する。導体ストリップ12、1
4は、導体ストリップ22、24より細く示されるが、
これは、もっぱら図解の便宜のためのものであり、これ
ら導体ストリップは、実際には、同一の幅を持つことが
考えられる。
【0024】アンテナ理論において周知のように、最適
な性能を得るためには、例えば、導体ストリップ12、
14によって形成されるコリニアダイポールの各腕を流
れるRF電流は、同一の振幅及び位相を持つこと、つま
り、ダイポールが平衡することを必要とされる。これ
は、ダイポールが平衡源から中央給電される場合は簡単
に達成できる。ただし、ダイポールは、しばしば、不平
衡源(例えば、同軸ケーブルやマイクロストリップ線)
に接続することが必要となり、このため、平衡不平衡変
成器が必要となる。さらに、RF信号を、ダイポール自身
内のRF電流の分布を妨害しないようなやり方でダイポー
ルの中央(つまり、導体ストリップ12と14の接合
部)に運ぶ必要がある。
【0025】導体ストリップ22を導体ストリップ12
の下側に配置することで、RF発生器18からの信号を導
体ストリップ12と14の接合部に運ぶ伝送線路が形成
される。こうして、それぞれ、導体ストリップ12、2
2内のRF電流I12、I22は、同一の振幅と、反対の位
相を持つこととなる。このような構成においては、導体
ストリップ12に接続された導体ストリップ14は、導
体ストリップ12と14の接合部の下側の導体ストリッ
プ22の端の所に位置する仮想アースから見た場合は、
L/4モノポールとみなすことができる。つまり、RF
発生器が導体ストリップ12と22によって形成される
ラインの他端に移動し、その出力の一方は導体ストリッ
プ14に接続され、他方は、浮いている(フローティン
グしている)ものとみなすことができる。この構成が不
平衡RF源18から給電されるモノポール(これは、定
義上、不平衡アンテナである)として動作することを確
保するためには、アース平面の効果が存在し、これにR
F発生器18の他の(フローティング)端を接続する必
要がある。こうして、導体ストリップ14内のRF電流
14と振幅が同一で位相が反対のRF電流がアース平面に
注入される。
【0026】このポイント(つまり、導体ストリップ1
2と14の接合部の下側に位置する導体ストリップ22
の端の所)に無限アース平面(理想的な電流シンク)が
存在する効果は、導体ストリップ24を導体ストリップ
22と並列に配置し、これを導体ストリップ22に(ス
トリップ12と14の接合部の所で)接続することで達
成される。L/4の長さを持つ導体ストリップ24は、
ストリップ22に対して、開放1/4波長伝送線路を形
成し、従って、モノポール14(および移動されたRF発
生器18)から見た場合は、導体ストリップ24が定常
波の零電流最大電圧の位置に終端されるため、無限に大
きなアース平面のようにみえる。この結果として、それ
ぞれ、導体ストリップ24、14内のRF電流I24、I
14は、中央給電ダイポールの場合と同様に、同一の振幅
と方位(位相)を持ち、不平衡RF発生器18は、導体ス
トリップ12、22によって形成されるマイクロストリ
ップ線を通じて不平衡モノポールアンテナ14に給電す
るようにみえる。RF電流I12、I22は、放射の点で
は、互いに相殺し合い、電流I14、I24は、一緒になっ
て中央給電ダイポールのように働く。より正確には、導
体ストリップ14、24内の電流は、中央給電ダイポー
ルの腕内と同様に分布し、真のダイポールのような放射
パターンを形成する。このシステムはあたかも中央給電
のように動作するが、ダイポール14、24は実際には
(ライン12、22を通じて)先端給電され、このため
先端給電アンテナの便利さを持つ。
【0027】物理アース平面が導体ストリップ22のR
F発生器18の実際の位置(例えば、導体ストリップ2
6)に近い方の端の所に設けられた場合は、(不平衡
の)アース電流は、これらがストリップ24に向けら
れ、結果として関連するエネルギーが空中に放射される
ために、殆どなくなる。アンテナ10のアンテナ給電点
と関連するアース平面上の不平衡アース電流の発生を防
止するこの特性は、携帯無線デバイスの場合は、RF効
率の著しい向上に結びつくために非常に重要である。
【0028】本発明の好ましい実施例においては、図1
および図2との関連で上に説明された合衆国特許第5,
598,174号に開示される先端給電ダイポールアン
テナが修正され、コリニアアレイアンテナの一部として
用いられる。より詳細には、図1および図2に示す先端
給電ダイポールアンテナが、図3との関連で後にさらに
詳細に説明するように、アンテナアレイの構成に重要な
特性である放射パターンの対称性を改善するために修正
される。
【0029】図3において、図1および図2に示す要素
と類似する要素は、類似する参照符号によって識別され
る。図3は、PCB(プリント回路基板)16を、図1
に示すのとは、反対から、つまり、下面側から示す。灰
色の領域は、PCBの上面に存在し、白(あるいはきれ
いな)領域は、下面に存在し、図3においては、下面が
見える。図3には、第一と第二の導体ストリップ12、
14、および第三と第四の導体ストリップ22、24が
示される。加えて、第六の導体ストリップ28が追加さ
れるが、これは、本質的に“L”−字の形状を持ち、導
体ストリップ24と導体ストリップ12、22に関して
対称的に配置される。
【0030】導体ストリップ24に対称的に導体ストリ
ップ28を追加することで、プリントスリーブアンテナ
の放射パターンの対称性が改善される。動作において
は、RF電流I28が導体ストリップ28を流れる。図3
に示すアンテナの放射パターンが、全方向性となり、方
位角平面において最大となることを確保するためには、
RF電流I14、I24、I28が同相となる必要がある。
【0031】図4は、図3の適合された先端給電ダイポ
ールアンテナが、どのようにして、本発明による遅延線
路を組み込むことでさらに修正され、コリニアアレイが
形成されるかを示す。ここでも、類似の参照符号は、類
似の要素を示す。
【0032】導体ストリップ14の導体ストリップ12
から遠い方の端は、遅延段30から成る相互接続を通じ
て1/2波長モノポールを形成する長さL/2の導体ス
トリップ32に接続される。遅延段、すなわち遅延線路
30は、図4の構成においては、フィーダ(給電器)遅
延段として働く。
【0033】図4のアンテナがコリニアアレイとして動
作するためには、遅延段30は、RF源18からの総入
射RF電力の約半分が、このコリニアアレイの上側要素
32に直接に供給されるようにする必要がある。このた
めには、1/2波長ダイポールの2dBiなる電力利得
の概ね2倍である5dBiなる所望の利得を達成するこ
とが必要とされる。
【0034】遅延段30は、また、このコリニアアレイ
の上側要素32に供給されるRF電流を180°だけ遅
延する必要がある。これは、この場合に限り、それぞ
れ、導体ストリップ14、32内のRF電流I14、I32
が、同相となるためである。方位角平面における放射パ
ターンを最大化し、所望の5dBiなる電力利得を確保
するためには、RF電流I14、I24、I28、I32が全て
同相となる必要がある。
【0035】図5は、本発明の好ましい実施例による遅
延段30をより詳細に示す。図5に示す遅延段30の特
定の構成は、上述のコリニアアレイの特定の実現に対す
るものであり、この特定の実現は、単に、本発明を解説
するために示すものである。後に説明するように、この
特定の遅延段は、用途に合わせて修正あるいは適合する
ことも可能であり、その場合も、本発明の原理から逸脱
するものではない。
【0036】図4および図5の両方に示すように、遅延
段30は、入力34と出力36を持つ。遅延段の入力3
4は、導体ストリップ14の導体ストリップ12から遠
い方の端に接続され、遅延段の出力36は、1/2波長
モノポールを形成する導体ストリップ32の片方の端に
接続される。
【0037】遅延段30は、単一の螺旋回転を持つよう
に形成された導体ストリップ31を持つ。この単一の螺
旋回転を持つ導体ストリップ31は、一度、完全に、3
60°だけ回転する。この単一の螺旋回転を持つ導体ス
トリップ31は、5個の導体ストリップから構成され、
これらの端と端を直列に接続することで、単一の螺旋回
転が形成される。より具体的には、この単一の螺旋回転
を持つ導体ストリップ31は、第一の導体ストリップ4
0、第二の導体ストリップ42、第三の導体ストリップ
44、第四の導体ストリップ46、および第五の導体ス
トリップ48から構成される。
【0038】第一の導体ストリップ40、第二の導体ス
トリップ42、第三の導体ストリップ44、第四の導体
ストリップ46、第五の導体ストリップ48は、それぞ
れ、第一の導体ストリップ40と第三の導体ストリップ
44が実質的に平行で互いに向かい合うように配列さ
れ、第三の導体ストリップ44と第五の導体ストリップ
48が実質的に平行で互いに向かい合うように配列さ
れ、第二の導体ストリップ42と第四の導体ストリップ
46が実質的に平行で互いに向かい合うように配列さ
れ、こうして、第一から第五の導体ストリップによって
単一の螺旋回転の導体ストリップ31が形成される。
【0039】第一の導体ストリップを第三の導体ストリ
ップと概ね平行に配列し、第三の導体ストリップを第五
の導体ストリップと概ね平行に配列し、第二の導体スト
リップを第四の導体ストリップと概ね平行に配列するこ
とで、各導体ストリップ内のRF電流が電磁放射から見た
とき互いに相殺されるが、これは、この遅延段が正しく
動作するためには必須である。理想的には、各導体スト
リップは厳密に平行であることを必要とされるが、当業
者においては理解できるように、用途によって、第一か
ら第五の導体ストリップの配列が完全でない場合でも遅
延段30は許容公差内で動作する。
【0040】図4および図5の好ましい実施例において
は、遅延段30は、こうして、導体ストリップから構成
され、この導体ストリップは、さらに、一端が遅延段の
入力に接続された第一の導体ストリップ40、一端が第
一の導体ストリップ40の他端に接続され、これに対し
て概ね90°の方向を向く第二の導体ストリップ42、
一端が第二の導体ストリップ42の他端に接続され、こ
れに対して概ね90°の方向を第一の導体ストリップ4
0とは逆向きに向く第三の導体ストリップ44、一端が
第三の導体ストリップ44の他端に接続され、これに対
して概ね90°の方向を第二の導体ストリップ42とは
逆向きに向く第四の導体ストリップ46、および一端が
第四の導体ストリップの他端に接続され、これに対して
概ね90°の方向を第三の導体ストリップ44とは逆向
きに向き、他端が遅延段30の出力36に結合された第
五の導体ストリップ48から構成される。
【0041】第三の導体ストリップ44は、理想的な電
流平衡を達成するためには、好ましくは、第一の導体ス
トリップ40と第五の導体ストリップ48の長さを結合
した長さと概ね同一の長さにされる。同様に、第四の導
体ストリップ46の長さは、第二の導体ストリップ42
の長さと概ね等しくされる。ただし、実際には、単一の
螺旋回転の形状を達成するために、第四の導体ストリッ
プ46は第二の導体ストリップ42より短くされる。
【0042】本発明の好ましい実施例においては、第一
の導体ストリップ40は、遅延段30の入力34に第六
の導体ストリップ38によって結合されるが、第六の導
体ストリップ38は、好ましくは、第一の導体ストリッ
プ40に対して第二の導体ストリップ42とは反対の方
向に概ね90°の方向を向く。この好ましい実施例にお
いては、第一から第五の導体ストリップ40〜48は、
第六の導体ストリップ38と一緒に絶縁板の片面上に形
成される。第七の導体ストリップ50が絶縁板の反対面
上に形成され、これによって、第五の導体ストリップ4
8が遅延ゲート30の出力36に結合される。第七の導
体ストリップ50は、第五の導体ストリップ48に絶縁
板16を貫通する穴52を通じて接続される。絶縁板に
は、好ましくは、穴54も設けられ、これによって、第
七の導体ストリップ50の遅延段の出力に接続された端
が1/2波長モノポールを形成する絶縁板の第一の面上
の導体ストリップ32に結合される。
【0043】理解できるように、代替構成として、第七
の導体ストリップ50を絶縁層の第一の面上に形成し、
第三の導体ストリップ44を絶縁層の第二の面上に形成
し、第二の導体ストリップ42と第四の導体ストリップ
46の適当な端を接続する相互接続を設けることもでき
る。
【0044】図5には、加えて、本発明の遅延段30
の、2.4〜2.5GHzの動作周波数において180
°の位相遅延と50%の電力供給が必要とされる図4の
コリニアアレイに用いるための好ましい実現の寸法がミ
リメートル単位にて示される。
【0045】当業者においては理解できるように、本発
明の単一の螺旋回転を持つ導体ストリップから構成され
る遅延線路は、複数の給電を必要とするアンテナアレイ
に用いることもできる。例えば、3個のアンテナを持つ
コリニアアレイにおいては、2個の給電(フィーダ)遅
延段が必要とされる。この場合、第一の給電遅延段は総
入射RF電力の2/3をコリニアアレイの第二と第三のア
ンテナに供給し、第二の給電遅延段はこの2/3の電力
の1/2をコリニアアレイの第三のアンテナに供給す
る。
【0046】当業者においては理解できるように、この
単一の螺旋回転を持つ導体ストリップから構成される遅
延線路の具体的な寸法は、単一の螺旋回転の形状はその
ままにして、特定の用途に対して要求される性能特性
(位相遅延、電力供給)が達成できるように実験に基づ
いて決定することができる。
【0047】さらにもう一つの修正においては、図4の
コリニアアレイが絶縁板16上に追加のアンテナを含む
ように適合(修正)され、これによって、セレクション
アンテナダイバシティのための手段が提供される。図6
は、コリニアアレイの小さなアース平面26内に実現さ
れる湾曲ノッチアンテナを示す。ここでも、図6内で用
いられる類似の参照符号は、他の図面内に示される要素
と対応する要素を示す。図6には、導体ストリップ32
によって形成される1/2波長モノポールは、図面を簡
潔にする目的で示されない。
【0048】図6において、湾曲ノッチアンテナ60
は、絶縁層の下面に形成されるアース平面26を表す影
内の‘L−字型’の間隙によって概略的に示される。湾
曲ノッチアンテナ60は、‘L−字型’を形成する2つ
の部分60aと60bを含む。湾曲ノッチアンテナ60
は、占拠表面を小さくするために2つのセクションに曲
げられた通常のノッチアンテナである。図6の特定の用
途におけるノッチの全長は、概ねL/4であり、ここ
で、Lは動作周波数を表す。アース平面26内には、ア
ンテナダイバシティスイッチ62も設けられ、これは、
ケーブル接続66からのアンテナシステムへのFR給電を
受ける。給電線は、このノッチに、入力インピーダンス
が50ohmに近くなるような点で“入る(enter
s)”。アンテナダイバシティスイッチはSPDT(単
極二重端子)低歪みスイッチである。
【0049】アンテナダイバシティスイッチ62は、ス
イッチ接続64を含み、これは、2つのスイッチコンタ
クト74と76の間でスイッチすることができる。スイ
ッチコンタクト74は、RFフィードをマイクロストリッ
プ線68を介して上述のコリニアアレイに供給し、スイ
ッチコンタクト76は、RFフィードをマイクロストリッ
プ線78を介してノッチアンテナ60に供給する。マイ
クロストリップ線78は、湾曲ノッチアンテナの給電点
に接続される。
【0050】コリニアアレイアンテナのアース平面内に
補助アンテナを形成し、これによってセレクションアン
テナダイバシティを達成するために、このように湾曲ノ
ッチアンテナを実現することは当業者においては周知で
ある。湾曲ノッチアンテナを補助アンテナとして形成す
ることで、セレクションアンテナダイバシティを持つコ
ンパクトなコリニアアンテナアレイを得ることができ
る。
【0051】コリニアアレイは送信および受信の両方を
行なうが、追加のノッチアンテナは受信専用の補助アン
テナとして機能する。この補助アンテナは伝送用には用
いられないために、コリニアアレイのような慎重な設計
と高い電力利得は必要とされない。
【0052】補助アンテナを設けることで、このアンテ
ナシステムはセレクションアンテナダイバシティを提供
することが可能となる。周知のように、アンテナダイバ
シティスイッチング回路が設けられ、これによって、コ
リニアアレイによって受信される信号が弱いときに補助
アンテナがスイッチオンされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリントスリーブアンテナの平面図である。
【図2】図1のアンテナのパーツ内のRF電流を簡略的
に示す図である。
【図3】修正されたプリントスリーブアンテナの平面図
であるが、ここもにRF電流が示す図である。
【図4】図3の修正されたプリントスリーブアンテナと
本発明による位相遅延線路を含むコリニアアンテナアレ
イの平面図である。
【図5】図4の位相遅延線路を詳細に示す図である。
【図6】補助アンテナを持つ図4のコリニアアンテナア
レイの平面図である。
【符号の説明】
12 第一の導体ストリップ 14 第二の導体ストリップ 22 第三の導体ストリップ 24 第四の導体ストリップ 30 遅延段(遅延線路) 31 単一螺旋回転を持つ導体ストリップ 32 1/2波長モノポールを形成する導体ストリップ 34 遅延段の入力 36 遅延段の出力

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁板(16)上に形成された遅延線路
    (30)であって、この遅延線路が入力(34)と出力
    (36)を持ち、前記入力(34)と出力(36)との
    間に結合された単一の螺旋回転を持つ導体ストリップ
    (31)から構成されることを特徴とする遅延線路(3
    0)。
  2. 【請求項2】 前記単一の螺旋回転を持つ導体ストリッ
    プ(31)が:端と端を直列に接続された第一から第五
    の導体ストリップから構成され、前記第一の導体ストリ
    ップ(40)と第三の導体ストリップ(44)が互いに
    向かい合うように配置され、第三の導体ストリップ(4
    4)と第五の導体ストリップ(48)が互いに向かい合
    うように配置され、第二の導体ストリップ(42)と第
    四の導体ストリップ(46)が互いに向かい合うように
    配列されることを特徴とする請求項1の遅延線路(3
    0)。
  3. 【請求項3】 前記第一の導体ストリップ(40)の前
    記第二の導体ストリップ(42)に接続されてない方の
    端が前記入力(34)に第六の導体ストリップ(38)
    によって接続され、前記第五の導体ストリップ(48)
    の前記第四の導体ストリップ(46)に接続されてない
    方の端が前記出力(36)に第七の導体ストリップ(5
    0)によって接続されることを特徴とする請求項2の遅
    延線路(30)。
  4. 【請求項4】 前記単一の螺旋回転を持つ導体ストリッ
    プ(31)が:一端が前記入力(34)に結合された第
    一の導体ストリップ(40);一端が前記第一の導体ス
    トリップ(40)の他端に接続され、これに対して約9
    0°の方向を向く第二の導体ストリップ(42);一端
    が前記第二の導体ストリップ(42)の他端に接続さ
    れ、これに対して前記第一の導体ストリップ(40)と
    は逆向きに約90°の方向を向く第三の導体ストリップ
    (44);一端が前記第三の導体ストリップ(44)の
    他端に接続され、これに対して前記第二の導体ストリッ
    プ(42)とは逆向きに約90°の方向を向く第四の導
    体ストリップ(46);および一端が前記第四の導体ス
    トリップ(46)の他端に接続され、これに対して前記
    第三の導体ストリップ(44)とは逆向きに約90°の
    方向を向き、他端が前記出力(36)に結合された第五
    の導体ストリップ(48)から構成されることを特徴と
    する請求項1の遅延線路(30)。
  5. 【請求項5】 前記第一の導体ストリップ(40)が前
    記入力(34)に第六の導体ストリップ(38)によっ
    て結合され、前記第六の導体ストリップ(38)の一端
    が前記第一の導体ストリップ(40)の他端に接続さ
    れ、これに対して前記第二の導体ストリップ(42)と
    は反対の方向に約90°の方向を向き、前記第五の導体
    ストリップ(48)が前記出力(36)に第七の導体ス
    トリップ(50)によって結合され、前記第七の導体ス
    トリップ(50)の一端は前記第五の導体ストリップ
    (48)の他端に接続され、他端は前記出力に接続さ
    れ、前記第五の導体ストリップ(48)に対して前記第
    四の導体ストリップ(46)とは反対の方向に約90の
    方向を向くことを特徴とする請求項4の遅延線路。
  6. 【請求項6】 前記第一から第六の導体ストリップ(4
    0、42、44、46、48、38)が前記絶縁板の第
    一の面上に形成され、前記第七の導体ストリップ(5
    0)が前記絶縁板の第二の面上に形成されることを特徴
    とする請求項3あるいは請求項5の遅延線路。
  7. 【請求項7】 前記第三の導体ストリップ(44)が前
    記第一の導体ストリップ(40)より長く、前記第四の
    導体ストリップ(46)が前記第二の導体ストリップ
    (42)より短く、前記第五の導体ストリップ(48)
    が前記第三の導体ストリップ(44)より短く、前記出
    力(36)が前記入力(34)の向かい側に配置される
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の遅
    延線路。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の遅延
    線路を含む少なくとも一つの給電段を含むアンテナアレ
    イ。
  9. 【請求項9】 絶縁板上に形成されたコリニアアンテナ
    アレイであって、このコリニアアンテナアレイが:動作
    波長Lを持つ無線周波数発生器に対する第一の先端給電
    ダイポールアンテナシステムを含み:このダイポールア
    ンテナシステムが絶縁板(16)の第一の面上に、端と
    端を接続された第一と第二の1/4波長導体ストリップ
    (12、14)を含み;前記絶縁板(16)の第二の面
    上に、第三の1/4波長導体ストリップ(22)、第四
    の1/4波長導体ストリップ(24)、第五の1/4波
    長導体ストリップ(28)を含み、前記第三の1/4波
    長導体ストリップ(22)が前記第一の1/4波長導体
    ストリップ(12)の上側に位置し、前記第四の1/4
    波長導体ストリップ(24)の長い方の腕が前記第三の
    1/4波長導体ストリップ(22)から所定の距離をと
    って平行に配置され、短い方の腕が前記第三の1/4波
    長導体ストリップ(22)に接続され、前記第五の1/
    4波長導体ストリップ(28)の長い方の腕が前記第四
    の1/4波長導体ストリップ(24)と対称的に、前記
    第三の1/4波長導体ストリップ(22)から所定の距
    離をとって平行に配置され、短い方の腕が前記第三の1
    /4波長導体ストリップ(22)に接続され、このダイ
    ポールアンテナシステムがさらに前記無線周波数発生器
    (18)を、前記第三の1/4波長導体ストリップ(2
    2)の前記第四の1/4波長導体ストリップ(24)に
    接続されたのとは反対側の端と、前記第一の1/4波長
    導体ストリップ(12)の対応する端の間に接続するた
    めの手段を含み、こうして、前記第二の1/4波長導体
    ストリップ(14)と前記第四の1/4波長導体ストリ
    ップ(24)によってコリニアダイポールアンテナが形
    成され;このコリニアアンテナアレイがさらに:請求項
    1から7のいずれかに記載の遅延線路(30)を含む給
    電段を含み、この遅延線路の入力は前記第二の1/4波
    長導体ストリップ(14)の前記第一の1/4波長導体
    ストリップ(12)から遠い方の端に接続され;このコ
    リニアアンテナアレイがさらに:導体ストリップから構
    成されるモノポールを含み、この一方の端は前記遅延線
    路(30)の出力に接続されることを特徴とするコリニ
    アアンテナアレイ。
  10. 【請求項10】 さらに、このコリニアアンテナアレイ
    と直交する方向に配置された補助アンテナを含むことを
    特徴とする請求項9のコリニアアンテナアレイ。
JP18452499A 1998-06-30 1999-06-30 コリニアアレイアンテナ用の位相遅延線路 Expired - Lifetime JP3420532B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98305164.0 1998-06-30
EP98305164A EP0969546B1 (en) 1998-06-30 1998-06-30 Phase delay line for collinear array antenna

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000049514A true JP2000049514A (ja) 2000-02-18
JP3420532B2 JP3420532B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=8234898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18452499A Expired - Lifetime JP3420532B2 (ja) 1998-06-30 1999-06-30 コリニアアレイアンテナ用の位相遅延線路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6222494B1 (ja)
EP (1) EP0969546B1 (ja)
JP (1) JP3420532B2 (ja)
DE (1) DE69832696T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009207076A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Denso Corp 車載統合アンテナ
JP2009239795A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Mitsumi Electric Co Ltd アンテナ装置
WO2019027036A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 株式会社ヨコオ 車載用アンテナ装置

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0006956D0 (en) * 2000-03-23 2000-05-10 Koninkl Philips Electronics Nv Antenna arrangement
US7133810B2 (en) * 2000-06-30 2006-11-07 Clemson University Designs for wide band antennas with parasitic elements and a method to optimize their design using a genetic algorithm and fast integral equation technique
US6377225B1 (en) * 2000-07-07 2002-04-23 Texas Instruments Incorporated Antenna for portable wireless devices
US6747605B2 (en) 2001-05-07 2004-06-08 Atheros Communications, Inc. Planar high-frequency antenna
FR2825836B1 (fr) * 2001-06-08 2005-09-23 Centre Nat Rech Scient Antenne resonante omnidirectionnelle
US6741219B2 (en) 2001-07-25 2004-05-25 Atheros Communications, Inc. Parallel-feed planar high-frequency antenna
US6734828B2 (en) * 2001-07-25 2004-05-11 Atheros Communications, Inc. Dual band planar high-frequency antenna
US6850203B1 (en) 2001-09-04 2005-02-01 Raytheon Company Decade band tapered slot antenna, and method of making same
US6867742B1 (en) 2001-09-04 2005-03-15 Raytheon Company Balun and groundplanes for decade band tapered slot antenna, and method of making same
US6963312B2 (en) * 2001-09-04 2005-11-08 Raytheon Company Slot for decade band tapered slot antenna, and method of making and configuring same
US6501431B1 (en) * 2001-09-04 2002-12-31 Raytheon Company Method and apparatus for increasing bandwidth of a stripline to slotline transition
KR100442453B1 (ko) * 2001-10-31 2004-07-30 김영준 무선통신용 앤엑스 안테나
US6559809B1 (en) * 2001-11-29 2003-05-06 Qualcomm Incorporated Planar antenna for wireless communications
US6753825B2 (en) * 2002-04-23 2004-06-22 Broadcom Printed antenna and applications thereof
US20040036655A1 (en) * 2002-08-22 2004-02-26 Robert Sainati Multi-layer antenna structure
US7973733B2 (en) * 2003-04-25 2011-07-05 Qualcomm Incorporated Electromagnetically coupled end-fed elliptical dipole for ultra-wide band systems
US6882324B1 (en) * 2003-09-26 2005-04-19 Smartant Telecom Co., Ltd. Double frequency antenna
US7158089B2 (en) * 2004-11-29 2007-01-02 Qualcomm Incorporated Compact antennas for ultra wide band applications
CN100361347C (zh) * 2005-06-15 2008-01-09 东南大学 带延迟线的脉冲天线
TWI312207B (en) * 2005-11-03 2009-07-11 Wistron Neweb Corporatio Dipole antenna
US7446714B2 (en) * 2005-11-15 2008-11-04 Clearone Communications, Inc. Anti-reflective interference antennas with radially-oriented elements
US7333068B2 (en) * 2005-11-15 2008-02-19 Clearone Communications, Inc. Planar anti-reflective interference antennas with extra-planar element extensions
US7480502B2 (en) * 2005-11-15 2009-01-20 Clearone Communications, Inc. Wireless communications device with reflective interference immunity
TW200746546A (en) * 2006-06-09 2007-12-16 Advanced Connectek Inc Multi-frequency antenna with dual loops
US8081123B2 (en) * 2006-10-02 2011-12-20 Airgain, Inc. Compact multi-element antenna with phase shift
US8059046B2 (en) 2007-09-04 2011-11-15 Sierra Wireless, Inc. Antenna configurations for compact device wireless communication
US8049671B2 (en) * 2007-09-04 2011-11-01 Sierra Wireless, Inc. Antenna configurations for compact device wireless communication
US20090124215A1 (en) * 2007-09-04 2009-05-14 Sierra Wireless, Inc. Antenna Configurations for Compact Device Wireless Communication
US20090122847A1 (en) * 2007-09-04 2009-05-14 Sierra Wireless, Inc. Antenna Configurations for Compact Device Wireless Communication
JP2010541468A (ja) * 2007-10-02 2010-12-24 エアゲイン、インコーポレイテッド 位相シフトするコンパクト多素子アンテナ
TWI629832B (zh) * 2016-06-30 2018-07-11 和碩聯合科技股份有限公司 穿戴型電子裝置
CN206907920U (zh) * 2016-12-14 2018-01-19 深圳市道通智能航空技术有限公司 一种双频段微带天线及应用该天线的无人机
US10432244B2 (en) 2017-05-22 2019-10-01 Peloton Technology, Inc. Transceiver antenna system for platooning
CN110212315B (zh) * 2018-02-28 2022-02-22 深圳市海能达通信有限公司 共线天线组件及串馈全向共线天线阵列

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3585534A (en) * 1968-05-17 1971-06-15 Sprague Electric Co Microstrip delay line
US5006821A (en) * 1989-09-14 1991-04-09 Astec International, Ltd. RF coupler having non-overlapping off-set coupling lines
US5387919A (en) * 1993-05-26 1995-02-07 International Business Machines Corporation Dipole antenna having co-axial radiators and feed
GB9516564D0 (en) * 1995-08-12 1995-10-11 At & T Corp Compact antenna
WO1997008772A1 (en) * 1995-08-23 1997-03-06 Alliedsignal Inc. Printed 180 degree differential phase shifter
GB9517241D0 (en) * 1995-08-23 1995-10-25 Philips Electronics Uk Ltd Printed antenna

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009207076A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Denso Corp 車載統合アンテナ
JP2009239795A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Mitsumi Electric Co Ltd アンテナ装置
WO2019027036A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 株式会社ヨコオ 車載用アンテナ装置
US11152690B2 (en) 2017-08-04 2021-10-19 Yokowo Co., Ltd. Antenna device for vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
DE69832696D1 (de) 2006-01-12
EP0969546B1 (en) 2005-12-07
JP3420532B2 (ja) 2003-06-23
DE69832696T2 (de) 2006-08-17
EP0969546A1 (en) 2000-01-05
US6222494B1 (en) 2001-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3420532B2 (ja) コリニアアレイアンテナ用の位相遅延線路
US6377227B1 (en) High efficiency feed network for antennas
US7098863B2 (en) Microstrip antenna
US6008773A (en) Reflector-provided dipole antenna
US5594455A (en) Bidirectional printed antenna
US8164536B2 (en) Directed dual beam antenna
US7256750B1 (en) E-plane omni-directional antenna
US20210143552A1 (en) Antenna
JP2004023797A (ja) 折り返しダイポールアンテナ
JP3734666B2 (ja) アンテナ装置及びこれを用いたアレーアンテナ
KR100467904B1 (ko) 스켈톤 슬롯 복사기 및 그를 이용한 다중대역 패치 안테나
Hu et al. Electrically small, planar, complementary antenna with reconfigurable frequency
KR100492207B1 (ko) 내부중심급전마이크로스트립급전선을갖는로그주기다이폴안테나
JP3301877B2 (ja) 小型アンテナおよびダイバーシチアンテナ
US20230361475A1 (en) Base station antennas having compact dual-polarized box dipole radiating elements therein that support high band cloaking
JPH05347511A (ja) 平板型アンテナ
KR100449857B1 (ko) 광대역 인쇄형 다이폴 안테나
Sevskiy et al. Ultra-broadband omnidirectional printed dipole arrays
US6469675B1 (en) High gain, frequency tunable variable impedance transmission line loaded antenna with radiating and tuning wing
JP2921233B2 (ja) アンテナ装置
JPH1168446A (ja) 半波長ダイポールアンテナ、水平偏波用アンテナおよびアレイアンテナ
US11978963B2 (en) Beam diversity by smart antenna with passive elements
JP3059685B2 (ja) 小型円偏波アンテナ
KR102158981B1 (ko) 안테나 패턴을 개선하기 위한 대칭 급전회로를 갖는 안테나
CA2307515A1 (en) High efficiency feed network for antennas

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3420532

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term