JP3301877B2 - 小型アンテナおよびダイバーシチアンテナ - Google Patents
小型アンテナおよびダイバーシチアンテナInfo
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Description
信、移動体通信等の無線機用アンテナとして用いられる
小型アンテナおよびこの小型アンテナを複数個用いたダ
イバーシチアンテナに関する。
動体通信が脚光を浴びつつあり、携帯端末等の移動局用
アンテナの小型化が重要課題となっている。
合は、屋内、屋外でデータ等の通信を行うと、電波は建
造物や樹木等で反射、回折しながら多重波として伝搬す
るため、受信点での受信電界強度はフェージングを伴
う。このフェージング受信波の包路線レベルは、受信機
の熱雑音レベルまで頻繁に落ち込むため高品質通信を実
現するための障害となる。
技術として、2つ以上で受信を用いるダイバーシチ受信
が知られている。一般にダイバーシチ受信を行うための
アンテナとしては、複数個のアンテナを組み合わせたも
のが用いられる。このため、アンテナ単体の小型化と共
にダイーバシチアンテナの小型化が望まれている。
る。図20は、1/4波長モノポールアンテナの一例で
ある。このアンテナは、比較的大きな接地板81の上に
使用波長の1/4の長さの導体棒82を近接して立て、
導体棒82と接地板81との間のギャップを同軸線83
で給電した構造となっている。接地導体81による鏡像
効果で導体棒は、1/2波長ダイポールアンテナとして
動作する。
る。このアンテナは、使用波長の1/4波長の導体棒9
1と、スカート部92とを有し、導体棒91とスカート
部92とのギャップを同軸線93で給電した構造となっ
ている。この構造において、導体棒91とスカート部9
2との長さを適宜選ぶことにより、使用周波数で同軸線
93の外導体への不要電流を阻止し、接地導体なしでア
ンテナとして動作する。図22は、上記スリーブアンテ
ナを2本使用した空間ダイバーシチアンテナの一例であ
る。このアンテナは、第1のスリーブアンテナ101と
第2のスリーブアンテナ102とが使用波長の約1/2
波長だけ空間的に離されて配置される。この空間ダイバ
ーシチアンテナは、多重波が伝搬する環境下では約1/
2波長だけ離れた場所での電界強度の相関が互いに小さ
くなる性質を利用している。
は、上記モノポール、スリーブアンテナを空間的に約1
/2波長離して配置した空間ダイバーシチアンテナが一
般的である。この他、上記スリーブアンテナ等を用い、
互いに直交する偏波の受信電波が無相関となる性質を利
用した偏波ダイバーシチアンテナ、各アンテナ間で指向
性を異ならせた指向性ダイバーシチアンテナ等が用いら
れる。
アンテナにおいては以下のような問題があった。
像効果を利用しているため、基本的には、無限大の接地
導体が必要となる。しかし、実際には有限地板が用いら
れるため、その有限地板の大きさにより地板上を流れる
電流分布が変化し、入力インピーダンスや指向性等のア
ンテナ特性が変化する。特に、携帯端末では、元々地板
が小さいうえに、人等の持ち方で地板の状態が変化し、
上述したようにアンテナ特性が変化する。
を有するため接地導体を必要としないが、スリーブ部と
スカート部とを合わせて約1/2波長の長さを必要とす
るため大きくなる。また、このスリーブアンテナおよび
前記モノポールとも、導体棒の軸方向には電波が放射し
ないため、電波が前記軸方向から到来した場合、受信で
きないという問題点があった。
テナブランチの相互結合、相互相関を小さくするため空
間的に約1/2波長離して配置するため、ダイバーシチ
アンテナ全体の寸法は約1/2波長以上と大きくなる。
また、図22に示した空間ダイバーシチの場合は、構成
される基本アンテナは上述のように導体体の軸方向では
受信できないため、図22中に示す座標系でZ軸の方向
からの電波は受信できない。また、上述した偏波ダイバ
ーシチアンテナや指向性ダイバーシチアンテナの場合
も、上記スリーブアンテナ等を用いるため、ダイバーシ
チアンテナ全体の寸法は約1/2波長以上と大きくな
り、かつ、上述のように受信できない方向が存在する。
決すべくなされたものであり、小型で無指向性のアンテ
ナ、小型で全方向に対してダイバーシチ効果の得られる
ダイバーシチアンテナを提供することを目的とする。
ナは、電気長が共に単一の使用周波数の波長のほぼ1/
4である第1の導電性放射部材および第2の導電性放射
部材を有し、該第1の放射部材と該第2の放射部材とは
間隔を隔て並設され、該第1の放射部材の第1の端子と
第2の放射部材の第1の端子とは共に同一の接地導体に
接続され、かつ、該第1の放射部材と第2の放射部材と
は該接地導体に対して直交配置され、該第1の放射部材
を地板とする給電用線路で該第1の放射部材が給電され
る構成となっており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
長が共に単一の使用周波数の使用波長のほぼ1/4であ
る第1の導電性放射部材および第2の導電性放射部材を
有し、該第1の放射部材と該第2の放射部材とは間隔を
隔て並設され、該第1の放射部材の第1の端子と第2の
放射部材の第1の端子とは共に第3の導電性放射部材に
接続され、該第3の放射部材は導電性の接続部材により
接地導体に接続され、かつ、該第1の放射部材と第2の
放射部材とは該接地導体に対して直交配置され、該第1
の放射部材を地板とする給電用線路で該第1の放射部材
が給電される構成となっており、そのことにより上記目
的が達成される。
求項1または2に記載のアンテナにおいて、インピーダ
ンス変成器を介して第1の放射部材に給電される。
ナは、請求項1または2または3に記載の小型アンテナ
を基本アンテナとして、該基本アンテナを複数個用いる
ダイバーシチアンテナにおいて、各々の基本アンテナ
が、各々の基本アンテナに設けた第1の放射部材および
第2の放射部材の形成された表面をほぼ直交するように
配置され、そのことにより上記目的が達成される。
されている第1の放射部材上の電流と、第2の放射部材
上の電流は、振幅がほぼ等しく、位相が反転した電流と
なるため、第1、第2の放射部材の第1の端子と接続さ
れている接地導体上では、それぞれの電流は打ち消し合
い零となる。そのため、本発明アンテナでは、接地導体
上を流れる電流を阻止でき、大きな接地導体を必要とし
ない。
放射部材、第1、第2の放射部材の第1の端子間を流れ
る電流により電波が放射される。そのため、第1、第2
の放射部材の軸上であっても、第1、第2の放射部材の
間に流れる電流により電波が放射される。第1、第2の
放射部材を含む面内で第1、第2の放射部材に垂直な方
向へは、第1、第2の放射部材に流れる電流により第
1、第2の放射部材に平行な偏波の電波が放射される。
また、第1、第2の放射部材を含む面に垂直な方向へ
は、第1、第2の放射部材に流れる電流が逆位相である
為、互いに打ち消しあい、第1、第2の放射部材の第1
の端子間を流れる電流による、第1、第2の放射部材に
垂直な偏波の電波のみが放射される。
請求項1のアンテナの第1の放射部材と第2の放射部材
との間に流れる電流が第3の放射部材のみに流れる。
インピーダンス変成器で、給電系のインピーダンスと、
請求項1または請求項2に示す本発明アンテナの入力イ
ンピーダンスとの整合をとることにより、本発明アンテ
ナの効率を上昇させる。
請求項1または2または3に記載するアンテナ複数個を
用い、第1、第2の放射部材に平行な偏波の電波が放射
する方向と、他のアンテナの前記放射部材に垂直な偏波
の電波が放射する方向とが一致することとなる。
す。
アンテナを示す斜視図、図2はその小型アンテナの表面
図、図3はその小型アンテナの裏面図である。この小型
アンテナは、誘電体基板1の表面側には、その表面にエ
ッチング等で形成された第1の放射導体2、第2の放射
導体3および接地導体6を有し、誘電体基板1の裏面側
には、その表面に同様にエッチング等で形成された給電
用線路9を有する。第1の放射導体2および第2の放射
導体3は、電気長が使用波長の約1/4の長さであり、
間隔をあけて並設され、第1の放射導体2の第1の端子
4および第2の放射導体3の第1の端子5は、接地導体
6と電気的に接続されている。
側に形成された給電用線路9の第1の端子10と給電点
8でスルーホール等を介して電気的に接続される。裏面
側の給電用線路9は、表面側に設けられた第1の放射導
体2および接地導体6と対向する位置関係にあり、第1
の放射導体2および接地導体6を地板とするマイクロス
トリップラインとして動作する。
アンテナは、前記マイクロストリップラインから給電さ
れ、アンテナとして動作する。以下、その動作を説明す
る。マイクロストリップラインから給電されると、第1
の放射導体2と第2の放射導体3とには、振幅がほぼ等
しく、位相が互いに反転した定在波状の電流が励振され
る。また、第1の放射導体2の第1の端子4および第2
の放射導体3の第1の端子5の間では、接地導体6上の
第1の放射導体2と第2の放射導体3との近傍のみに電
流が流れる。接地導体6のうち第1の放射導体2および
第2の放射導体3から遠い所では、第1の放射導体2お
よび第2の放射導体3上の電流が、振幅がほぼ等しく位
相が反転しているため、打ち消しあって零となる。その
ため、本実施例のアンテナは、外部導体不要電流を阻止
できる。
3との長さの比を変化させることにより、第1の放射導
体2および第2の放射導体3での電流の振幅、位相を制
御することができ、該長さの比を変化させることにより
使用周波数で外部導体不要電流を効率よく阻止すること
ができる。
3との間隔を変化させると、給電点8からみた本実施例
のアンテナの入力インピーダンスまたは帯域が変化す
る。例えば、第1の放射導体2と第2の放射導体3との
間隔を広くすると、本実施例のアンテナの帯域は広くな
り、給電点8から見た入力インピーダンスは低下する。
そのため、目標とする周波数、帯域または入力インピー
ダンスを満足するように、前記間隔を決定することが望
ましい。
の端子10は第1の放射導体2の第2の端子7にある給
電点8で接続されているが、第1の放射導体2上であれ
ば給電点8は任意の場所で良い。ただし、給電点8の位
置が第1の放射導体2の第2の端子7から第1の端子4
に移動することにより、給電点8から見た本実施例の小
型アンテナの入力インピーダンスが上昇するため、給電
点8の位置は給電用線路9と地板とで構成されるマイク
ロストリップラインの特性インピーダンスと、本実施例
のアンテナの入力インピーダンスとが等しくなるように
決定することが望ましい。
ンドであり、かつ、基板に厚み0.8mmのガラスエポ
キシ基板を用いて試作した場合の指向性を示す。この図
4は、図1に示す座標系におけるX−Y面の指向性の実
験値であり、実線はEφを、破線はEθを各々示す。
では、Eθ、Eφの偏波の電波が共に放射され、放射電
波の指向性は、互いに直交する8の字の指向性となる。
そのため、X−Y面では、総ての方向に対して何らかの
電波が放射されているということになる。また、X−Z
面の放射電界はEθのみであり該放射電界の指向性はほ
ぼ無指向性となる(図示せず)。同様にY−Z面の放射
電界はEφのみであり、放射電界の指向性もほぼ無指向
性となる(図示せず)。
方向に対して何らかの偏波の電波が放射され、完全無指
向性となる。
アンテナの表面図を示し、図6はその裏面図を示す。本
実施例のアンテナは、第1実施例とほぼ同様にして誘電
体基板20上に形成されている。この実施例では、誘電
体基板20上の第1の放射導体21および第2の放射導
体22がジグザグ状になっている。このジグザグ状の形
状により容量性が付加されるため、第1の放射導体21
における両端子間の離隔寸法および第2の放射導体22
における両端子間の離隔寸法を、上述した第1実施例の
場合よりも短縮することができ、さらなる小型化が実現
される。このとき、第1の放射導体21の裏面側に設け
られた給電用線路23も、第1の放射導体21と同様に
ジグザグ状になっていることが好ましい。
よび第2の放射導体22等をジグザク状に形成している
が、本発明はこれに限らず、1もしくは2以上の箇所で
折り曲げた形状、渦巻き状、スパイラル状またはヘリカ
ル状等の容量性を付加する形状であってもよい。
テナの表面図を示し、図8はその裏面図を示す。本実施
例のアンテナは、第1実施例とほぼ同様にして誘電体基
板30上に形成されており、裏面側に設けられた給電用
線路33にインピーダンス変成器34が付加された構成
となっている。
1、第2の放射導体31、32の形状、寸法、配置場所
等により、給電点35から見たアンテナの入力インピー
ダンスは任意に変化する。このとき、第1実施例で説明
したように、給電点35の位置を変化させてもインピー
ダンス整合は実現されるが、本実施例の場合はより広い
範囲でインピーダンス整合が実現される。
線路33と給電点35との間に挿入されており、給電用
線路33と地板とで構成されるマイクロストリップライ
ンの特性インピーダンスと、任意の放射導体形成に対す
るアンテナの任意の入力インピーダンスとのインピーダ
ンス整合を行い得る。このため、アンテナの効率が上昇
する。
テナの表面図を示し、図10はその裏面図を示す。本実
施例のアンテナは、誘電体基板40の表面側には、表面
に各々エッチング等で形成された第1の放射導体41、
第2の放射導体42、第3の放射導体43、接続導体4
4および接地導体45を有する。また、誘電体基板40
の裏面側には、同様にエッチング等で形成された給電用
線路46を有する。
42は各々、電気長が使用波長の約1/4の長さであ
り、間隔をあけて並設され、第1の放射導体41の第1
の端子および第2の放射導体42の第1の端子は、第3
の放射導体43と電気的に接続される。
して接地導体45に接続される。第1の放射導体41の
第2の端子は、裏面側に設けた給電用線路46の第1の
端子と給電点47でスルーホール等を介して電気的に接
続される。この給電用線路46は、表面側に設けた第1
の放射導体41、第3の放射導体43、接続導体44お
よび接地導体45と対向する位置関係となっており、第
1の放射導体41、第3の放射導体43および接地導体
45を地板とするマイクロストリップラインとして動作
する。
は、上記マイクロストリップラインから給電され、アン
テナとして動作する。なお、給電用線路46の第1の端
子は、第1の放射導体41に第2の端子の給電点47で
接続されているが、第1の放射導体上であれば給電点4
7は任意の場所で良い。
第1の端子と、第2の放射導体42の第1の端子との間
を流れる電流が、第3の放射導体43のみに流れる。こ
のため、接地導体45のうち、前記放射導体近傍の接地
導体の形状の変化によるアンテナ特性の変化が第1実施
例と比べ大幅に改善される。
ンテナの表面図を示し、図12はその裏面図を示す。本
実施例のアンテナは、第4実施例とほぼ同様にして誘電
体基板50上に形成されており、裏面側に設けた給電用
線路51にインピーダンス変成器52が付加された構成
となっている。インピーダンス変成器52は、給電用線
路51と給電点53との間に挿入され、給電用線路51
と地板とで構成されるマイクロストリップラインの特性
インピーダンスと、アンテナの入力インピーダンスとの
インピーダンス整合を行う。
ブランチダイバーシチアンテナを示す斜視図であり、図
14は第1の基本アンテナ60の表面図を示し、図15
はその裏面図を示す。また、図16は第2の基本アンテ
ナ70の表面図を示し、図17はその裏面図を示す。
すように、上述した第4実施例とほぼ同様にして誘電体
基板上に形成された基本アンテナ60と70とを組み合
わせて構成されている。より詳細には、第1の基本アン
テナ60における第1、第2の放射導体61、62が形
成された表面と、第2の基本アンテナにおける第1、第
2の放射導体71、72が形成された表面とが互いに直
交する状態(図の上から見てT字状)で、第1の基本ア
ンテナ60の第2の放射導体62側の側面が第2の基本
アンテナ70の表面のほぼ中央に位置するよう配置され
ている。
3と第2の基本アンテナ70の接地導体73とは、上記
T字状に配置することに伴う接地導体63の端縁部と接
地導体73の表面との接触により電気的に接続される。
また、第2の基本アンテナ70の裏面側に設けた給電用
線路74の第2の端子75は、第1の基本アンテナの第
2の給電用線路64bに、ピン等を介して電気的に接続
される。この際、第2の基本アンテナ70の接地導体7
3上には抜きランド76を設けておき、第2の基本アン
テナ70の接地導体73と第2の基本アンテナ70の給
電用線路74とが接触するのを防ぐようにする。
けられた第2の給電用線路64bと第1の給電用線路6
4aとは、RF信号切り替え器65を介して第1の基本
アンテナ60の裏面側に設けた第3の給電用線路64c
に接続される。RF信号切り替え器65としては、プラ
ス、マイナスのDCバイアスで切り替わるPINダイオ
ードスイッチ等が用いられる。
た場合の指向性の実験値を示し、図19は第2の基本ア
ンテナ70が動作した場合の指向性の実験値を示す。こ
れら図18と19は、図13に示した座標系のX−Y面
での指向性であり、実線はEφ、破線はEθを示す。
に、X−Y面では、第1の基本アンテナ60のEθ電界
を放射している方向では第2の基本アンテナ70はEφ
電界を放射し、第1のアンテナ60がEφ電界を放射し
ている方向では、第2の基本アンテナ70はEθ電界を
放射し、互いに偏波面を補い合う。
60がEθ無指向性(図示せず)であるのに対し、第2
の基本アンテナ70がEφ無指向性(図示せず)とな
る。Y−Z面では、第1の基本アンテナ60がEφ無指
向性(図示せず)であるのに対し、第2の基本アンテナ
70がEθ無指向性(図示せず)となる。よって、総て
の方向で第1の基本アンテナ60と第2の基本アンテナ
70との偏波面は直交し、第1、第2の基本アンテナ6
0、70を切り替えて使用すると、全方向でEθもEφ
も受信可能である。
送信アンテナとして動作する場合を説明する。第1の基
本アンテナ60の第3の給電用線路64cから給電され
たRF信号に、プラスのアンテナ切り替え用DCバイア
スが重畳された場合、RF信号切り替え器65は第1の
基本アンテナ60の第2の給電用線路64b側へスイッ
チし第2の基本アンテナ70が動作する。
電用線路64cから給電されたRF信号に、マイナスの
アンテナ切り替え用DCバイアスが重畳された場合、R
F信号切り替え器65は第1の基本アンテナ60の第1
の給電用線路64a側へスイッチし第1の基本アンテナ
60が動作する。
は、切り替えダイバーシチを行うことを前提とし、切り
替えスイッチ内蔵としたが、合成、選択等のダイバーシ
チ方式に適用しても良い。
基本アンテナとして、第4実施例とほぼ同様に構成した
小型アンテナを用いたが、本発明はこれに限らず、たと
えば第1、2、3の実施例に係る小型アンテナを用いて
もよい。
ナおよびダイバーシチアンテナの給電方法としては、マ
イクロストリップラインでの給電に限らず、同軸、平行
2線等で給電する方式としても良い。
ナおよび、ダイバーシチアンテナに用いる小型アンテナ
を構成する誘電体基板は、誘電体基板の厚み、誘電率、
導体の材料、種類または厚みに関して適当なものを使用
できる。また、各実施例に係る小型アンテナおよび、ダ
イバーシチアンテナに用いる小型アンテナは、誘電体基
板上に形成しなくても良い。
おいては、従来のλ/2からλ/4にできるので小型化
が可能である。また、電気長が約1/4波長でありなが
ら外部導体不要電流を効率良く阻止し、筐体などの地板
の変化によるアンテナ特性の変化を小さく押さえられ
る。また、全方向に対して受信感度を得ることができ
る。また、インピーダンス変成器をアンテナ内部に組み
込むことにより、アンテナの大きさを変えることなく、
放射導体の形状にかかわらず良好なインピーダンス整合
特性が得られる。
して使用することにより、小型で無相関なアンテナブラ
ンチを構成でき、全方向全偏波が受信でき、全方向に対
して良好なダイバーシチ効果が得られる。
ある。
図である。
ある。
ある。
ある。
である。
す斜視図である。
1の基本アンテナの表面図である。
1の基本アンテナの裏面図である。
2の基本アンテナの表面図である。
2の基本アンテナの裏面図である。
1の基本アンテナの指向性を示す図である。
2の基本アンテナの指向性を示す図である。
る。
る。
図である。
3、22、32、42、62、72 第2の放射導体
6、45、63、73 接地導体34、52 インピー
ダンス変成器43 第3の放射導体44 接続導体
60 第1の基本アンテナ70 第2の基本アンテ
ナ65 RF信号切り替え器
Claims (4)
- 【請求項1】 電気長が共に単一の使用周波数の波長の
ほぼ1/4である第1の導電性放射部材および第2の導
電性放射部材を有し、該第1の放射部材と該第2の放射
部材とは間隔を隔て並設され、該第1の放射部材の第1
の端子と第2の放射部材の第1の端子とは共に同一の接
地導体に接続され、かつ、該第1の放射部材と第2の放
射部材とは該接地導体に対して直交配置され、該第1の
放射部材を地板とする給電用線路で該第1の放射部材が
給電される構成となっている小型アンテナ。 - 【請求項2】 電気長が共に単一の使用周波数の使用波
長のほぼ1/4である第1の導電性放射部材および第2
の導電性放射部材を有し、該第1の放射部材と該第2の
放射部材とは間隔を隔て並設され、該第1の放射部材の
第1の端子と第2の放射部材の第1の端子とは共に第3
の導電性放射部材に接続され、該第3の放射部材は導電
性の接続部材により接地導体に接続され、かつ、該第1
の放射部材と第2の放射部材とは該接地導体に対して直
交配置され、該第1の放射部材を地板とする給電用線路
で該第1の放射部材が給電される構成となっている小型
アンテナ。 - 【請求項3】 前記第1の放射部材にインピーダンス変
成器を介して給電する請求項1または2に記載の小型ア
ンテナ。 - 【請求項4】 請求項1または2または3に記載の小型
アンテナを基本アンテナとして、該基本アンテナを複数
個用いるダイバーシチアンテナにおいて、各々の基本ア
ンテナが、各々の基本アンテナに設けた第1の放射部材
および第2の放射部材の形成された表面をほぼ直交する
ように配置されたダイバーシチアンテナ。
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