JP3059580B2 - 光パルス試験器 - Google Patents

光パルス試験器

Info

Publication number
JP3059580B2
JP3059580B2 JP4175670A JP17567092A JP3059580B2 JP 3059580 B2 JP3059580 B2 JP 3059580B2 JP 4175670 A JP4175670 A JP 4175670A JP 17567092 A JP17567092 A JP 17567092A JP 3059580 B2 JP3059580 B2 JP 3059580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
signal
polarization
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4175670A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0618365A (ja
Inventor
順吉 城野
弥平 小山田
眞一 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP4175670A priority Critical patent/JP3059580B2/ja
Publication of JPH0618365A publication Critical patent/JPH0618365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3059580B2 publication Critical patent/JP3059580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定光ファイバに対
しコヒーレントな光パルスを供給し、これに伴って被測
定光ファイバから戻ってくる後方散乱光および反射光
と、ローカル光(局発光)とを合波してコヒーレント検
波し、所定の信号処理を行って被測定光ファイバの光損
失や障害点等を測定する光パルス試験器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】被測定光ファイバに光パルスを供給し、
この光パルスの供給に伴って被測定光ファイバから戻っ
てくる後方散乱光および反射光と、ローカル光とを合波
してコヒーレント検波し、この検出した信号に対して自
乗加算等の演算を行い信号処理することによって被測定
光ファイバの損失や障害点等の測定を行う装置として光
パルス試験器が知られている。
【0003】図4はこの種のコヒーレント検波方式によ
る光パルス試験器のブロック図である。このコヒーレン
ト検波方式の光パルス試験器は、コヒーレント光源2
1、光学スイッチ22、光パルスドライブ回路23、基
準トリガ発生回路24、光分岐結合器25、O/E変換
器26、交流増幅器27、フィルタ28、A/D変換器
29、自乗加算器30、対数変換器31、表示器32を
備えて構成されている。
【0004】そして、この光パルス試験器では、基準ト
リガ発生回路24より発生した基準トリガが光学スイッ
チ22を駆動する光パルスドライブ回路23に入力され
ると、コヒーレント光源21より出力された連続光が光
学スイッチ22により光パルスに変換されてブローブパ
ルス光として被測定光ファイバ33に入射される。この
プローブパルス光の供給に伴って被測定光ファイバ33
からは後方散乱光およびフレネル反射光が戻り、この戻
り光は光学スイッチ22を介して光分岐結合器25に入
力される。光分岐結合器25にはコヒーレント光源21
よりローカル光が入力しており、このロカール光と戻り
光とのミキシングにより光分岐結合器25から出力され
るビート信号はO/E変換器26により電気信号に変換
される。この電気信号はフィルタ28によりビート信号
周波数の信号のみが通過して交流増幅器27により交流
増幅された後にA/D変換器27に入力される。A/D
変換器27では入力される電気信号を所定のサンプリン
グ周期でサンプリングし、このサンプリングした各デー
タを自乗加算した後に対数変換して波形処理し、その結
果が表示器32の表示画面上に表示される。
【0005】ここで、プローブパルス光の供給に伴う被
測定光ファイバ33からのフレネル反射光は、光ファイ
バ線路中に光コネクタ結合があるときに、空気とガラス
との屈折率差によって生じるもので、そのレベルは、結
合部分の端面の反射率によって異なり、図5(b)に示
すように後方散乱光を示す傾斜部分に比べて高い。すな
わち、被測定光ファイバ33の入力パワーの0dBmと
すると、被測定光ファイバ33の口元33aでのフレネ
ル反射光は約−14dBmであり、また、このフレネル
反射光の直後で生じる後方散乱光は約−54dBm
(1,55μm、パルス幅1μmの場合)であって、そ
の差が約40dBと大きいものになっている。
【0006】また、この種の光パルス試験器において、
光学スイッチ22に例えばA/Oスイッチを使用した場
合、プローブパルス光はA/Oスイッチの駆動周波数f
0(通常は100〜150MHz程度)に従って周波数
がf0だけシフトされ、光方向性結合器、ファイバカプ
ラ等によるメカスイッチやE/Oスイッチを使用した場
合には、周波数f0が0Hzになる。
【0007】このため、コヒーレント検波された信号の
中間周波数はf0の周波数となり、この周波数f0の信
号を通すためには、フィルタ28として中間周波数f0
のバンドパスフィルタを使用していた。また、特にf0
が低周波(0Hzを含む)の場合には、ローパスフィル
タを使用していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、後方散乱光
に比べてレベルの高いフレネル反射光をコヒーレント検
波すると、この検波した信号はパルス状の矩形波となる
が(図6(a)参照)、フィルタ28としてバンドパス
フィルタを使用し、応答速度を速めて信号を通すと、図
6(b)に示すようにフィルタのステップ応答によりス
ソヒキ現象が生じ、このスソヒキ現象が生じている間
は、図5(b)に示すようにフレネル反射が生じた場所
から先の後方散乱光の波形観測が行えないという問題が
あった。
【0009】一方、フィルタ28として応答速度の遅い
ローパスフィルタを使用した場合には、図6(c)に示
すように信号の立ち上がりが遅れて両エッジ部分がなま
り、これにより、ダイナミックレンジが低下するため、
通常はコヒーレント検波したフレネル反射光が再現でき
るだけの高い周波数まで信号が通るように設計されてい
る。従って、ローパスフィルタを使用した場合でも、バ
ンドパスフィルタと同様にスソヒキ現象が生じ、このス
ソヒキ現象が生じている間、後方散乱光の波形観測が不
可能なデッドゾーンとなっていた。
【0010】すなわち、フレネル反射光は偏光状態が保
持されるが、後方散乱光は偏光状態がランダムになり、
ローカル光と光ファイバからの反射戻り光とをコヒーレ
ント検波する場合、両方の光の偏光状態を変えると、フ
レネル反射部分の検波信号の出力は変化するが、後方散
乱光部分の検波信号の出力は変化しない。従って、偏光
状態によっては、フレネル反射光のレベルが高く、上記
のような問題が生じる。
【0011】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、フィルタのステップ応
答特性によるスソヒキ現象で測定不可能であったフレネ
ル反射直後の後方散乱光の波形観測を確実に行うことが
できる光パルス試験器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の本発明による光パルス試験器は、コヒー
レントなプローブパルス光の供給に伴う被測定光ファイ
バからの反射光と、コヒーレントなローカル光とによっ
てコヒーレント検波された信号を、所定の周波数成分を
抽出するフィルタを通過させて信号処理し、前記被測定
光ファイバの光損失や障害点等を測定する光パルス試験
器において、予め所定距離毎に異なる複数の偏光状態を
示すデータが記憶された記憶手段と、該記憶手段のデー
タに基づいて前記ローカル光あるいは前記反射光の少な
くとも一方の偏光状態を自動的に可変する偏光制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明の光パルス試験器では、光学スイッチの
スイッチング駆動によって発生するプローブパルス光が
被測定光ファイバに供給されると、このプローブパルス
光の供給に伴って被測定光ファイバからは反射光として
後方散乱光およびフレネル反射光が光学スイッチ側に戻
る。この反射光は偏光制御手段により偏光状態が自動的
に可変されたコヒーレントなローカル光と合波されてコ
ヒーレント検波される。すなわち、偏光制御手段は、記
憶手段の予め所定距離毎に異なる複数の偏光状態を示す
データに基づいて所定距離毎にローカル光の偏光状態を
自動的に可変制御する。なお、偏光制御手段は、被測定
光ファイバからの反射光の偏光状態、ローカル光および
反射光の両方の偏光状態を可変制御してもよい。そし
て、ローカル光の偏光状態を可変することにより、フレ
ネル反射光の偏光成分がローカル光の偏光成分からずれ
て干渉しなくなると、フレネル反射光のレベルは低下
し、フィルタのステップ応答特性によるスソヒキで測定
不可能であったフレネル反射直後の後方散乱光が測定さ
れる。また、このとき、被測定光ファイバからの後方散
乱光は、偏光状態がランダムに変化して平均化されるた
め、検波後のレベルはほとんど変化しない。
【0014】
【実施例】図1は本発明による光パルス試験器の一実施
例を示すブロック図である。この実施例による光パルス
試験器は、コヒーレント光源1、基準トリガ発生回路
2、光パルスドライブ回路3、光学スイッチ4、偏光制
御器(偏光制御手段)5、光分岐結合器6、O/E変換
器7、交流増幅器8、フィルタ9、A/D変換器10、
自乗加算器11、対数変換器12、表示器13を備えて
構成されている。
【0015】コヒーレント光源1は被測定光ファイバ1
4側に一定波長のコヒーレント光を連続発光しており、
コヒーレント光の一部をローカル光として偏光制御器5
に供給している。
【0016】基準トリガ発生回路2は所定の間隔(例え
ば500μsec)で基準トリガを発生して光パルスド
ライブ回路3に出力している。また、この基準トリガ発
生回路2は光分岐結合器6でミキシングされ、O/E変
換器7で電気信号に変換された信号をサンプリングする
ためのサンプリング開始トリガを基準トリガと同時にA
/D変換器10に出力している。
【0017】光パルスドライブ回路3は基準トリガ発生
回路2からの光パルス発生トリガを受けて光学スイッチ
4をスイッチング駆動するためのスイッチ駆動信号を光
学スイッチ4に出力している。
【0018】光学スイッチ4はコヒーレント光源1より
連続発光されるコヒーレント光を光パルスドライブ回路
2から供給されるスイッチ駆動信号によってスイッチン
グ動作している。そして、このスイッチング動作により
コヒーレント光をパルス光(例えば1μsecのコヒー
レント光パルス)に変換し、コヒーレントなプローブパ
ルス光を被測定光ファイバ14に供給している。
【0019】偏光制御器5は例えば光ファイバを同心円
上で複数回巻いて巻回された部分全体を動かして偏光状
態を制御するもの、光ファイバを屈曲してその度合いに
よって偏光状態を制御するもの、光学素子であるλ/4
板とλ/2板とを組み合わせて何れか一方を回転させて
偏光状態を制御するもの、電極に電圧を加えて偏光の垂
直成分あるいは水平成分を変え合波して偏光状態を制御
する導波路形の光学素子を用いたもの等で構成されてい
る。そして、この偏光制御器5では、被測定光ファイバ
14からの戻り光であるフレネル反射光の位置に対応し
てコヒーレント光源1から供給されるローカル光の偏光
状態を可変制御している。さらに説明すると、この実施
例では、光ファイバ結合部分毎に生じるフレネル反射光
が個々にその偏光状態が同一とは限らないため、表示器
13に表示される波形を観測しながら個々のフレネル反
射位置に合わせてローカル光の偏光状態を調整して可変
制御している。
【0020】光分岐結合器6はコヒーレント光パルスの
供給に伴って被測定光ファイバ14から戻ってくる反射
光(後方散乱光およびフレネル反射光)と、偏光制御器
5によって偏光状態の可変されたローカル光とをミキシ
ングしてO/E変換器7に出力している。
【0021】O/E変換器7は光分岐結合器6において
ミキシングされた光を電気信号に変換し、IF信号とし
て交流増幅器8に出力している。
【0022】交流増幅器8はO/E変換器7からのIF
信号をAC増幅し、十分なゲインをもってフィルタ9に
出力している。
【0023】フィルタ9はコヒーレント検波された信号
の中間周波数を中心周波数f0とするバンドパスフィル
タで構成されており、交流増幅器8からのIF信号のみ
を通過させてA/D変換器10に出力している。なお、
フィルタ9は中心周波数f0が0Hzの場合には、ロー
パスフィルタで構成されている。
【0024】A/D変換器10は基準トリガ発生回路2
からのサンプリング開始トリガに従ってフィルタ9から
の信号を所定のサンプリング周期でサンプリングし、デ
ィジタル信号の測定データに変換して自乗加算器11に
出力している。
【0025】自乗加算器11はA/D変換器10からの
サンプリングデータを自乗加算して平均化し、この平均
値データを対数変換器12に出力している。
【0026】対数変換器12は次のプローブパルス光が
供給されるまでの空き時間内に、自乗加算器11からの
平均値データを対数変換して信号処理を行っている。
【0027】表示器13は対数変換器12における信号
処理に基づく波形データを表示画面上に表示している。
【0028】次に、上記のように構成される光パルス試
験器の動作について説明する。光パルスドライブ回路3
によって光学スイッチ4がスイッチング駆動されると、
コヒーレント光源1より連続発光されるコヒーレント光
はプローブパルス光として被測定光ファイバ14に供給
される。
【0029】被測定光ファイバ14に対してプローブパ
ルス光が供給されると、これに伴って被測定光ファイバ
14からは後方散乱光およびフレネル反射光が光学スイ
ッチ4側に戻ってくる。この反射光は光学スイッチ4を
介して光分岐結合器6に入力される。
【0030】光分岐結合器6では被測定光ファイバ14
からの反射光と、特に偏光制御器5を操作せずにコヒー
レント光源1より供給されるローカル光とをミキシング
してO/E変換器7に出力する。このとき、後方散乱光
は偏光成分がランダムに変化して平均化されるため、ロ
ーカル光の偏光状態に依存することなく光分岐結合器で
ミキシングされた後のO/E変換出力はほぼ一定になる
が、フレネル反射光は偏光成分が維持されるため、ロー
カル光の偏光状態によってミキシングされた後のO/E
変換出力が変化し、その出力はローカル光と偏光状態が
一致した所で最大となる。
【0031】次に、O/E変換器7ではミキシングされ
た光を電気信号(IF信号)に変換して交流増幅器8に
出力し、交流増幅器8ではO/E変換器7からのIF信
号をAC増幅してフィルタ9に出力する。
【0032】フィルタ9ではAC増幅されたIF信号の
所定周波数(光学スイッチ4の駆動周波数)成分の信号
を通過させてA/D変換器10に出力する。
【0033】A/D変換器10では基準トリガ発生回路
2からの測定開始トリガのタイミングに従ってフィルタ
9を通過した信号を所定のサンプリング周期でサンプリ
ングし、このサンプリングデータを自乗加算器11に出
力する。
【0034】自乗加算器11ではA/D変換器10でサ
ンプリングされたデータを自乗加算して平均化し、この
平均値データを対数変換器12に出力する。
【0035】対数変換器12では被測定光ファイバ14
に対して次のプローブパルス光が供給されるまでの間
に、自乗加算器11からの平均値データを対数変換す
る。そして、この変換に基づく波形データは表示器13
に出力されて表示画面上に表示される(図2(b)参
照)。
【0036】次に、表示器13の波形を観測しながら、
目標とするフレネル反射光のレベルを見ながら位置を選
定して偏光制御器5を操作し、ローカル光の偏光状態を
可変制御する。これにより、被測定光ファイバ14から
のフレネル反射光は、ローカル光の偏光状態を変えるこ
とで、互いの偏光成分がずれてローカル光と干渉しなく
なると、図2(a)に示すように検波後のフレネル反射
光のレベルが低下する。
【0037】なお、後方散乱光は偏光成分がランダムに
変化して平均化されるので、この部分における検波後の
レベルはほとんど変化することはなく、O/E変換器7
以降の処理は上記と同様に行われる。
【0038】従って、上述した実施例によれば、被測定
光ファイバ14からの反射光とミキシングされるローカ
ル光の偏光状態を、目標とするフレネル反射光毎に可変
制御する偏光制御器5を備えた構成なので、フィルタの
ステップ応答特性によるスソヒキで測定が不可能であっ
たフレネル反射光の直後の後方散乱光の波形を観測して
測定を行うことができる。この結果、例えば直列に接続
された個々の装置に対して複数の端末が一本の伝送路で
接続されたスター型のネットワークにおいて、複数ある
何れの接続点で切断、障害等の異常が発生しても、その
場所を確実に特定して高精度な測定を行うことができ
る。
【0039】次に、図3は本発明による光パルス試験器
の他の実施例を示すブロック図である。なお、偏光制御
器を除く図1の光パルス試験器と同一の構成部分につい
ては省略している。
【0040】この実施例の光パルス試験器は、前述した
実施例が個々のフレネル反射毎に位置を選定してローカ
ル光の偏光状態を可変制御する構成であったのに対し、
偏光制御器5に加えて、予め所定距離毎に異なる複数の
偏光状態を示すデータが記憶された偏光データ記憶部1
5と、偏光データ記憶部15のデータに基づいて所定距
離毎に偏光制御器5を駆動してローカル光の偏光状態を
可変制御する偏光駆動部16を備えている。
【0041】この構成によれば、表示器13の表示画面
上の波形を観測することなく、検波後のフレネル反射光
のレベルを自動的に低下させて各フレネル反射直後の状
態を短時間で測定することができる。また、スター型の
ネットワークにおける接続点が同時に切断、障害等の異
常を起こしても、その場所を特定して測定が行え、さら
に測定精度の向上が図れる。
【0042】ところで、上述した実施例では、偏光制御
器5をコヒーレント光源1と光分岐結合器6との間に設
けてローカル光の偏光状態を可変制御する構成について
説明したが、被測定光ファイバ14から反射される後方
散乱光の偏光成分がランダムに変化して平均化され、ロ
ーカル光の偏光状態に依存しないことから、偏光制御器
5を光学スイッチ4と光分岐結合器6との間に設け、ロ
ーカル光とフレネル反射光の偏光成分がずれて干渉しな
いように被測定光ファイバ14からの反射光の偏光状態
を可変制御する構成としてもよい。また、コヒーレント
光源1と光分岐結合器6との間、光学スイッチ4と光分
岐結合器6との間の両方に偏光制御器5を設けてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光パルス
試験器によれば、フィルタのステップ応答特性によるス
ソヒキ現象で測定不可能であったフレネル反射直後の後
方散乱光の波形観測を行うことができるので、被測定光
ファイバに複数の接続点がある場合でも、切断、障害等
の異常が発生した接続点を確実に特定して高精度な測定
を行うことができる。しかも、複数のポイントを自動的
に測定できるとともに、検波後のフレネル反射光のレベ
ルが自動的に低下して各フレネル反射直後の状態を短時
間で測定することができ、さらに測定精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光パルス試験器の一実施例を示す
ブロック図
【図2】(a)ローカル光の偏光状態を変えた後のフレ
ネル反射光の波形図 (b)ローカル光の偏光状態を変える前のフレネル反射
光の波形図
【図3】同光パルス試験器の他の実施例を示すブロック
【図4】従来の光パルス試験器の一例を示すブロック図
【図5】(a)光パルス試験器と被測定光ファイバとの
接続状態を示す図 (b)同接続状態における波形図
【図6】(a)フレネル反射光のコヒーレント検波後の
信号を示す図 (b)検波した信号のバンドパスフィルタ通過後の信号
を示す図 (c)検波した信号のローパスフィルタ通過後の信号を
示す図
【符号の説明】
1…コヒーレント光源、4…光スイッチ、5…偏光制御
器(偏光制御手段)、6…光分岐結合器、9…フィル
タ、14…被測定光ファイバ、15…偏光データ記憶部
(記憶手段)、16…偏光駆動部(偏光制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 眞一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−313030(JP,A) 特開 平4−265834(JP,A) 特開 平2−79034(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/02 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コヒーレントなプローブパルス光の供給
    に伴う被測定光ファイバからの反射光と、コヒーレント
    なローカル光とによってコヒーレント検波された信号
    を、所定の周波数成分を抽出するフィルタを通過させて
    信号処理し、前記被測定光ファイバの光損失や障害点等
    を測定する光パルス試験器において、予め所定距離毎に
    異なる複数の偏光状態を示すデータが記憶された記憶手
    段と、該記憶手段のデータに基づいて前記ローカル光あ
    るいは前記反射光の少なくとも一方の偏光状態を自動的
    に可変する偏光制御手段とを備えたことを特徴とする光
    パルス試験器。
JP4175670A 1992-07-02 1992-07-02 光パルス試験器 Expired - Lifetime JP3059580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4175670A JP3059580B2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 光パルス試験器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4175670A JP3059580B2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 光パルス試験器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0618365A JPH0618365A (ja) 1994-01-25
JP3059580B2 true JP3059580B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=16000183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4175670A Expired - Lifetime JP3059580B2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 光パルス試験器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3059580B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR910008218B1 (ko) * 1989-11-30 1991-10-12 삼성전자 주식회사 비디오 프린터의 칼라 기록장치
JP5572281B2 (ja) * 2007-02-28 2014-08-13 株式会社Nttドコモ 比吸収率測定装置及び方法
JP2013148509A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0618365A (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2075961C (en) Optical test apparatus
JP3354759B2 (ja) 後方ブリルアン散乱光otdr装置及びその測定方法並びにこの装置を用いた光通信回線システム
JP3467296B2 (ja) 増幅された自然放出ノイズの測定のための方法と装置
JPH07226549A (ja) 雑音指数測定方法および装置
JPH06201482A (ja) 光パルス試験器
JP3059580B2 (ja) 光パルス試験器
JP2001074596A (ja) 光パルス試験器
US7027217B2 (en) Optical pulse generator and optical pulse testing instrument and method
KR20030075325A (ko) Otdr
JP3222046B2 (ja) 光ファイバ歪測定装置
JPS63313030A (ja) 光ファイバ試験装置
JPS62123327A (ja) コヒ−レントotdr装置
JPH0130097B2 (ja)
JPH05322695A (ja) 光パルス試験器
JP2563767Y2 (ja) 光パルス試験器
JPS6252251B2 (ja)
JP3032470B2 (ja) 光パルス試験器
JP2554544Y2 (ja) 光パルス試験器
JPS6154421A (ja) 光パルス試験装置
JPH0540075A (ja) 光パルス試験器
JP2000329649A (ja) 偏光依存損失測定装置
JPS6282338A (ja) 光フアイバ試験装置
JP3071289B2 (ja) 光パルス試験器
JPH0354291B2 (ja)
JPS62240834A (ja) 光フアイバ伝送帯域測定装置及びその測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 13