JP2563767Y2 - 光パルス試験器 - Google Patents

光パルス試験器

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JP2563767Y2
JP2563767Y2 JP1084692U JP1084692U JP2563767Y2 JP 2563767 Y2 JP2563767 Y2 JP 2563767Y2 JP 1084692 U JP1084692 U JP 1084692U JP 1084692 U JP1084692 U JP 1084692U JP 2563767 Y2 JP2563767 Y2 JP 2563767Y2
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optical fiber
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順吉 城野
弥平 小山田
眞一 古川
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被測定光ファイバに対
してコヒーレントな光パルスを供給し、これに伴って被
測定光ファイバから戻ってくる後方散乱光およびフレネ
ル反射光をコヒーレント検波し、所定の信号処理を行っ
て被測定光ファイバの光損失や障害点等を測定するコヒ
ーレント検波方式の光パルス試験器に関するものであっ
て、特にコヒーレントな光パルスを生成するにあたっ
て、少なくとも1台の光スイッチを用いた光パルス試験
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被測定光ファイバにコヒーレント光パル
スを供給し、これ伴って被測定光ファイバから戻ってく
る後方散乱光およびフレネル反射光をコヒーレント検波
し、この検波した信号に対して自乗加算等の演算を行
い、信号処理することによって被測定光ファイバの光損
失や障害点等の測定を行う装置としてコヒーレント検波
方式の光パルス試験器が知られている。
【0003】図4はこの種の光パルス試験器の一構成例
を示している。このコヒーレント検波方式の光パルス試
験器は、スペクトル線幅の狭いコヒーレントな光を連続
発光するコヒーレント光源21と、パルス信号を出力す
るパルス発生器22と、パルス発生器22のパルス信号
によって駆動信号を出力するスイッチ駆動回路23と、
スイッチ駆動回路23の駆動信号に従いスイッチングす
る光スイッチ24と、コヒーレント光を分岐してローカ
ル光とする第1の光分岐結合器25と、パルス化された
信号光を被測定光ファイバ27に導くとともに、この信
号光の供給に伴う被測定光ファイバ27からの反射光を
入射光と分岐して出力する第2の光分岐結合器28と、
第2の光分岐結合器28によって分岐された反射光とロ
ーカル光をミキシングする第3の光分岐結合器29と、
第3の光分岐結合器29においてミキシングされた光を
電気信号に変換するO/E変換器30と、O/E変換さ
れた電気信号を所定のレベルまで増幅する増幅器31
と、増幅器31で増幅された信号の所定の周波数成分の
みを通過させるフィルタ32と、フィルタ32を通過し
た信号に対して平均化、対数化等の信号処理を行う信号
処理部33とを備えて構成されている。
【0004】そして、このコヒーレント検波方式の光パ
ルス試験器では、パルス発生器22のパルスで駆動され
るスイッチ駆動回路23により、光スイッチ24がスイ
ッチングすると、コヒーレント光源21からのコヒーレ
ントなメイン光は、パルス光とされる。このコヒーレン
ト光パルスは、光ファイバ測定用のプローブパルス光と
して第2の光分岐結合器28を介して被測定光ファイバ
27に供給される。
【0005】そして、このコヒーレントなプローブパル
ス光の供給に伴う被測定光ファイバ27からの反射光
は、第3の光分岐結合器29においてコヒーレント光源
21から第1の光分岐結合器25により分岐されたロー
カル光とミキシングされ、O/E変換器30で電気信号
に変換されて増幅器31に供給される。
【0006】増幅器31では電気信号のDC成分を除去
した状態で所定レベルまでAC増幅してフィルタ32に
供給する。フィルタ32では所定周波数の信号成分のみ
を信号処理部33に供給する。信号処理部33ではフィ
ルタ32を通過した信号を所定のサンプリング周期でサ
ンプリングし、各サンプリングデータを自乗加算して平
均化した後に対数変換してその測定データを表示画面上
に波形表示する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ここで、上述したコヒ
ーレント検波方式の光パルス試験器では、スペクトル線
幅を狭くするために、コヒーレント光源が連続発光して
いるので、ピークレベルが0dBm程度と低い。
【0008】さらに、上述した従来のコヒーレント検波
方式の光パルス試験器では、コヒーレント光源からロー
カル光とメイン光の2出力を得るために第1の光分岐結
合器25を用いているので、その損失分だけ光出力が低
下することになり、従って、測定ダイナミックレンジも
低下するという問題があった。
【0009】そこで、本考案は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、メイン光の光のパワー
を低下させずに十分な測定ダイナミックレンジを得るこ
とができる光パルス試験器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案による光パルス試験器は、光スイッチにより
コヒーレント光源からのコヒーレント光をプローブパル
ス光に変換して被測定光ファイバに供給し、該プローブ
パルス光の供給に伴う前記被測定光ファイバからの戻り
光とローカル光とをコヒーレント検波して前記被測定光
ファイバの各種特性を測定するコヒーレント検波方式の
光パルス試験器において、1つのコヒーレント光を出力
するコヒーレント光源と、オン状態の時に前記コヒーレ
ント光を1次光によるプローブパルス光として出力し、
オフ状態の時に前記コヒーレント光を0次光によるロー
カル光として出力する光スイッチとを備えたことを備え
たことを特徴としている。
【0011】
【作用】コヒーレント光源より出力される1つのコヒー
レント光は、光スイッチがオン状態の時に1次光による
プローブパルス光として出力され、オフ状態の時に0次
光によるローカル光として出力される。光スイッチがオ
ン状態の時のプローブパルス光は、被測定光ファイバに
供給される。このプローブパルス光の供給に伴う被測定
光ファイバからの戻り光と光スイッチがオフ状態の時の
み出力されるローカル光とがコヒーレント検波されて被
測定光ファイバの各種特性が測定される。
【0012】
【実施例】図1は本考案による光パルス試験器の一実施
例を示すブロック構成図であって、光スイッチがオン状
態の動作を示す図、図2は図1の光パルス試験器におい
て、光スイッチがオフ状態の動作を示す図である。この
実施例によるコヒーレント検波方式の光パルス試験器
は、コヒーレント光源1、パルス発生器2、スイッチ駆
動回路3、光スイッチ4、光分岐結合器8、O/E変換
器9、増幅器10、フィルタ11、信号処理部12を備
えて構成されている。
【0013】コヒーレント光源1は例えばDFBレーザ
ダイオードモジュールと、反射光の入射を防止するアイ
ソレータと、DFBレーザダイオードモジュールとアイ
ソレータとの間を接続するシングルモード光ファイバと
を備えて構成されており、狭線幅の一定波長のコヒーレ
ント光を光スイッチ4側に連続発光している。パルス発
生器2はスイッチ駆動回路3に対してトリガとしてのタ
イミングパルスを出力しており、スイッチ駆動回路3は
このパルス発生器2からのタイミングパルスに従って光
スイッチ4にスイッチ駆動信号を出力している。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案による光パルス試験器は、光スイッチにより
コヒーレント光源からのコヒーレント光をプローブパル
ス光に変換して被測定光ファイバに供給し、該プローブ
パルス光の供給に伴う前記被測定光ファイバからの戻り
光とローカル光とを光分岐結合器に導き、コヒーレント
検波して前記被測定光ファイバの各種特性を測定するコ
ヒーレント検波方式の光パルス試験器において、1つの
コヒーレント光を出力するコヒーレント光源と、オン状
態の時に前記コヒーレント光を1次光によるプローブパ
ルス光として前記被測定光ファイバに出力し、オフ状態
の時に前記コヒーレント光を0次光によるローカル光と
して前記光分岐結合器の一方の入力に出力し、前記被測
定光ファイバからの戻り光を前記光分岐結合器の他方の
入力に出力する光スイッチとを備えたことを特徴として
いる。
【0015】
【作用】コヒーレント光源より出力される1つのコヒー
レント光は、光スイッチがオン状態の時に1次光による
プローブパルス光として被測定光ファイバに出力され、
オフ状態の時に0次光によるローカル光として光分岐結
合器の一方の入力に出力され、被測定光ファイバからの
戻り光は光分岐結合器の他方の入力に出力される。プロ
ーブパルス光の供給に伴う被測定光ファイバからの戻り
光と光スイッチがオフ状態の時のみ出力されるローカル
光とが光分岐結合器を介してコヒーレント検波されて被
測定光ファイバの各種特性が測定される。
【0016】次に、上記のように構成されるコヒーレン
ト検波方式の光パルス試験器の動作について説明する。
まず、コヒーレント光源1より連続発光するコヒーレン
ト光は、光スイッチ4に供給される。光スイッチ4はパ
ルス発生器2のタイミングパルスに基づいてスイッチ駆
動回路3から出力されるスイッチ駆動信号によりスイッ
チング駆動される。光スイッチ4が図1に示すようにオ
ン状態となって被測定光ファイバ7側に切り替えられる
と、1次光によるプローブパルス光がメイン光として被
測定光ファイバ7に供給される。プローブパルス光が被
測定光ファイバ7に供給された直後に光スイッチ4がス
イッチングされ、図2に示すようにオフ状態となる。
【0017】被測定光ファイバ7に対してプローブパル
ス光が供給されると、このプローブパルス光の供給に伴
って被測定光ファイバ7からは後方散乱光およびフレネ
ル反射光がオフ状態の光スイッチ4を介して光分岐結合
器8に供給される。また、オフ状態の光スイッチ4から
コヒーレント光がローカル光として光分岐結合器8に供
給される。光分岐結合器8では、ローカル光としての0
次光と被測定光ファイバ7からの戻り光とがミキシング
され、このミキシングされた光はO/E変換器9で電気
信号に変換されて増幅器10に供給される。増幅器10
では電気信号のDC成分を除去した状態で所定レベルま
でAC増幅してフィルタ11に供給する。フィルタ11
では所定周波数の信号成分のみを信号処理部12に供給
する。信号処理部12ではフィルタ11を通過した信号
を所定のサンプリング周期でサンプリングし、各サンプ
リングデータを自乗加算して平均化した後に対数変換し
てその測定データを表示画面上に波形表示する。
【0018】従って、上述した実施例では、コヒーレン
ト光源1の光出力を1つにし、メイン光は光スイッチ4
がオン状態にある時の1次光を、また、ローカル光は第
1の光スイッチ4がオフ状態にある時の0次光を利用し
ており、通常、光スイッチ4はオフ状態にあって、被測
定光ファイバ7にプローブパルス光を供給する場合にの
み、スイッチ4がオン状態となってメイン光が出力され
る構成なので、従来のようにコヒーレント光源の光出力
を光分岐結合器8によってローカル光とメイン光(プロ
ーブパルス光)とに2分していないため、被測定光ファ
イバに供給されるプローブパルス光のパワーを大きく
(3dB以上)することができ、これにより、測定ダイ
ナミックレンジを拡大することができる。また、被測定
光ファイバ7への光パルスの出力と被測定光ファイバ7
からの戻り光の入力とを光スイッチ4の切り替えで行っ
ているので、従来のような光分岐結合器が不要となり、
測定ダイナミックレンジを大きくすることができる。さ
らに、従来より光分岐結合器の個数が少なくなり、装置
を簡素に構成でき、製造コストの低減が図れるととも
に、信頼性を向上させることができる。図3は本考案に
よる光パルス試験器の第2実施例を示している。6は第
2の光分岐結合器であり、光スイッチ4が4端子素子で
ない場合などに適用される。本構成では、第2の光分岐
結合器6の損失分だけ、図1の実施例より測定ダイナミ
ックレンジが低下するが、従来よりは拡大される。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による光パ
ルス試験器によれば、コヒーレント光源の出力光は1つ
で、光スイッチのオン・オフ制御により光を2分してメ
イン光であるプローブパルス光とローカル光とを得てい
るので、被測定光ファイバに供給されるプローブパルス
光のパワーを十分大きくすることができ、測定ダイナミ
ックレンジを拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による光パルス試験器の一実施例を示す
ブロック構成図であって光スイッチがオン状態の動作を
示す図
【図2】図1の光パルス試験器において、光スイッチが
オフ状態の動作を示す図
【図3】本考案による光パルス試験器の第2の実施例を
示す図
【図4】従来のコヒーレント検波方式の光パルス試験器
の一例を示すブロック構成図
【符号の説明】
1 コヒーレント光源, 2 パルス発生器 3 スイッチ駆動回路, 4 光スイッチ 6 第2の光分岐結合器, 7 被測定光ファ
イバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古川 眞一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−46627(JP,A) 特開 平4−54426(JP,A) 特開 平4−279834(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光スイッチによりコヒーレント光源から
    のコヒーレント光をプローブパルス光に変換して被測定
    光ファイバに供給し、該プローブパルス光の供給に伴う
    前記被測定光ファイバからの戻り光とローカル光とを
    分岐結合器に導き、コヒーレント検波して前記被測定光
    ファイバの各種特性を測定するコヒーレント検波方式の
    光パルス試験器において、 1つのコヒーレント光を出力するコヒーレント光源と、
    オン状態の時に前記コヒーレント光を1次光によるプロ
    ーブパルス光として前記被測定光ファイバに出力し、オ
    フ状態の時に前記コヒーレント光を0次光によるローカ
    ル光として前記光分岐結合器の一方の入力に出力し、前
    記被測定光ファイバからの戻り光を前記光分岐結合器の
    他方の入力に出力する光スイッチとを備えたことを特徴
    とする光パルス試験器。
JP1084692U 1992-03-04 1992-03-04 光パルス試験器 Expired - Lifetime JP2563767Y2 (ja)

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