JP3059203U

JP3059203U - 耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管

Info

Publication number: JP3059203U
Application number: JP1998010260U
Authority: JP
Inventors: 敬黒川
Original assignee: 株式会社泰弘
Priority date: 1998-11-19
Filing date: 1998-11-19
Publication date: 1999-07-09
Anticipated expiration: 2004-11-19

Abstract

(57)【要約】【課題】従来から高層ビルなどの高所からの排水のため
に鋳鉄管が使用されてきた。しかし、鋳鉄管は管の加工
がきわめて面倒であり、それに換えて合成樹脂管が使用
されてきた。言うまでもなく合成樹脂管は接合や切断が
容易にできて排水などの流動を良くする性質を有してい
る。ところが、熱を受けると溶けたり、燃えたり兎に
角、火災が生じたときにそれに対処し得るものではな
い。【解決手段】本考案は、耐火性と耐圧性を有した強化管
を外管にし、耐火性と耐圧強化管の外管と排水の流動性
を高め得る合成樹脂管の内管との間の間隙部分にシール
材を介在し、耐圧強化管の外管と合成樹脂管の内管とに
より二重管構造にして、外管により内管を保護し、内管
の内面を排水の流動を良好にし、耐火性と外圧に耐える
耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管に関し、特に高層ビルの排水などのために使用する管に適した防火性を確保し得る耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から高層ビルなどの高所からの排水のために鋳鉄管が使用されてきた。しかし、鋳鉄管は管の加工がきわめて面倒であり、それに換えて合成樹脂管が使用されてきた。言うまでもなく合成樹脂管は接合や切断が容易にできて排水などの流動を良くする性質を有している。ところが、熱を受けると溶けたり、燃えたり兎に角、火災が生じたときにそれに対処し得るものではない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、考えられたことは、合成樹脂管を使用するが、その周囲を耐熱性の素材を使用したものであり、火災が生じたときにそれに対処し得る構造の外管を使用することを第１の課題とする。また、その外管が外部からの押したり圧したりする力に十分耐え得ることを第２の課題とする。また、内管の合成樹脂管と外管の耐圧強化管との間に空間部分を形成して、内管の合成樹脂管が火災時などに生じる外部からの熱に十分耐え得るようにすることを第３の課題とする。また、その製造に当たり、比較的容易に組み立て得ることを第４の課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、耐火性と外圧に耐え得る耐圧性を具有した強化管を外管にし、耐火性と耐圧強化管の外管と排水などの流動性を高め得る合成樹脂管の内管との間の間隙部分にシール材を介在し、耐圧強化管の外管と合成樹脂管の内管とにより二重管構造にして、外管により内管を保護し、内管の内面を排水などの流動を良好にし、耐火性と外圧に耐え得るようにした耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管である。

【０００５】

【作用】

本考案は、耐火性と外圧に耐え得る耐圧性を具有した強化管を外管にし、耐火性と耐圧強化管の外管と排水などの流動性を高め得る合成樹脂管の内管との間の間隙部分にシール材を介在したので、外管と内管との間にみだりに外から水などが入り得ないようにさせ得る。また、耐圧強化管の外管と合成樹脂管の内管とにより二重管構造にして、外管により内管を保護し、内管の内面を排水などの流動を良好にしたので、多量の排水を流すことができる。また、耐火性と外圧に耐え得るようにした耐圧強化管を外管にしたので、内管を合成樹脂管にしても、火災に際して、その熱を耐圧強化管で遮断して内管の合成樹脂管をまもり得るなどの効用を有する耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管である。

【０００６】

【実施例１】本考案は、耐火性と外圧に耐え得る耐圧性を具有した不燃性ボイドなどの耐圧強化管を外管にし、耐火性と耐圧強化管の外管と排水などの流動性を高め得る合成樹脂管の内管との間の間隙部分にシール材を介在し、耐圧強化管の不燃性ボイドなどの外管と合成樹脂管の内管とにより二重管構造にして、不燃性ボイドなどの外管により内管を保護し、内管の内面を排水などの流動を良好にし、耐火性と外圧に耐え得る耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管である。

【０００７】

【実施例２】本考案は、耐火性と外圧に耐え得る耐圧性を具有した不燃性多層管などの耐圧強化管を外管にし、耐火性と耐圧強化管の外管と排水などの流動性を高め得る合成樹脂管の内管との間の間隙部分にシール材を介在し、耐圧強化管の不燃性多層管などの外管と合成樹脂管の内管とにより二重管構造にして、不燃性多層管などの外管により内管を保護し、内管の内面を排水などの流動を良好にし、耐火性と外圧に耐え得る耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管である。

【０００８】

【効果】

本考案は、耐火性と外圧に耐え得る耐圧性を具有した強化管を外管にし、耐火性と耐圧強化管の外管と排水などの流動性を高め得る合成樹脂管の内管との間の間隙部分にシール材を介在したので、外管と内管との間にみだりに外から水などが入り得ないようにさせ得る効果がある。また、耐圧強化管の外管と合成樹脂管の内管とにより二重管構造にして、外管により内管を保護し、内管の内面を排水などの流動を良好にしたので、多量の排水を流すことができる効果がある。また、耐火性と外圧に耐え得るようにした耐圧強化管を外管にしたので、内管を合成樹脂管にしても、火災に際して、その熱を耐圧強化管で遮断して内管の合成樹脂管をまもり得るなどの効用を有する耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹脂管にした二重管であるから火災にも地震にも耐え得るなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の耐圧強化管を外管にし、内管を合成樹
脂管にした二重管の管の中心軸方向に切断した断面図で
ある。

【符号の説明】

１耐火性と外圧に耐え得る耐圧性を具有した強化管
の外管２合成樹脂管の内管３外管と内管との間の間隙部分に嵌めたシール材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】耐火性と外圧に耐え得る耐圧性を具有した
強化管を外管にし、耐火性と耐圧強化管の外管と排水な
どの流動性を高め得る合成樹脂管の内管との間の間隙部
分にシール材を介在し、耐圧強化管の外管と合成樹脂管
の内管とにより二重管構造にして、外管により内管を保
護し、内管の内面を排水などの流動を良好にし、耐火性
と外圧に耐え得るようにした耐圧強化管を外管にし、内
管を合成樹脂管にした二重管。