JP3058674B2 - 塩基性染料 - Google Patents

塩基性染料

Info

Publication number
JP3058674B2
JP3058674B2 JP2311403A JP31140390A JP3058674B2 JP 3058674 B2 JP3058674 B2 JP 3058674B2 JP 2311403 A JP2311403 A JP 2311403A JP 31140390 A JP31140390 A JP 31140390A JP 3058674 B2 JP3058674 B2 JP 3058674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
dye
parts
ring
dyeing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2311403A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04183755A (ja
Inventor
要 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemical Works Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemical Works Co Ltd filed Critical Nippon Chemical Works Co Ltd
Priority to JP2311403A priority Critical patent/JP3058674B2/ja
Publication of JPH04183755A publication Critical patent/JPH04183755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058674B2 publication Critical patent/JP3058674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な塩基性染料に関する。
〔従来の技術〕
数多くの染料が各種繊維材料、皮革、紙またはパルプ
などの染色に使用されているが、これらは染着速度、ま
たは染着率などの染色特性および耐光堅牢度または湿潤
堅牢度などの諸堅牢度において充分でなく満足できるも
のでない。特に紙およびパルプなどに使用される種々の
塩基性染料は一般に耐光堅牢度が低く、しかも染着力が
弱く高濃度に染着することができず、またその未染着の
染料が染色廃水中に多量に残存するため廃水汚染などの
公害上重大な問題をもたらしている。
〔発明が解決しようとする課題〕 染色工業においては、その工程合理化がますます要求
されており、特に染色時間の短縮および環境保全の観点
から染着速度、および染着率が高く、染色後の廃水が無
色になる染料で、かつ染色物の諸堅牢度が良好な染料の
開発が切望されている。
特に近年では硫酸アルミニウムを使用する酸性抄紙法
では、紙の保存性や機器装置の腐食、更に染色後の廃水
に大きな問題が生じてきており、このため硫酸アルミニ
ウムを使用しない中性抄紙法での染色が主流となりつつ
ある。ところが、中性抄紙法においては一般に染料の染
着速度が遅く、しかも染着率も低いため高濃度の染色物
が得難く、また廃水中への染料の逃げも大きく結果とし
て合理化策、公害防止策と相反するものとなっている。
そのため、染着速度および染着率の優れた染料の開発が
切望されている。
すなわち、本発明は上記のような従来技術の欠点を解
消するために創案されたもので、良好な染色特性および
堅牢度を有する染料を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決すべく、紙およびパルプ
などの染色において、染着特性の優れた、いわゆる染着
速度および染着率が高く、かつ耐光および湿潤堅牢度の
優れた染料について鋭意研究を行なった結果、次の一般
式(I) (式中、R1は水素またはC1〜C4のアルキル基であり、 R2,R3およびR4はそれぞれ独立して水素であるか、ア
ミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、シアノ基、もしく
はC1〜C4のアルコキシ基で置換されていてもよいC1〜C4
のアルキル基またはC1〜C4のアルケニル基の四級化残基
であるか、ハロゲン基、C1〜C4のアルキル基、もしくは
C1〜C4のアルコキシ基で置換されていてもよいアラルキ
ル基の四級化残基であるか、または、R2,R3およびR4
うちの2つはこれらが、結合する窒素原子と一緒になっ
てN−5員環またはN−6員環を形成するものであり、
そして他の1つは上記R2,R3およびR4と同一の意味を有
するものであり、 Fはキサンテン染料、アジン染料、アントラキノン染
料、トリフェニルメタン染料、ナフトラクタム染料、ジ
オキサジン染料、または窒素、酸素もしくは硫黄を5員
環または6員環の環形成原子の一つとして含有しかつ環
を2個以上有する複素環残基もしくはスチルベン基をも
つモノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ、ポリアゾ染料の残
基であり、 X はアニオンであり、 aは1〜4であり、bは1〜3であり、そして cは0〜2である) で表わされる塩基性染料が優れた染色特性および堅牢度
を有することを見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は上記した一般式(I)で示される
紙およびパルプ染色用塩基性染料に関する。
上記した一般式(I)中、R1は水素、C1〜C4のアルキ
ル基例えばメチル基、エチル基、プロピル基、好ましく
は水素であり、R2,R3およびR4はそれぞれ独立して水素
であるか、アミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、例え
ば塩素、臭素、シアノ基、もしくはC1〜C4のアルコキシ
基、例えばメトキシ基、エトキシ基、好ましくはメトキ
シ基で置換されていてもよいC1〜C4のアルキル基、例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、好まし
くはメチル基またはC1〜C4のアルケニル基、例えばエテ
ニル基、プロペニル基、ブテニル基、好ましくはエテニ
ル基である四級化残基であるか、またはハロゲン基、例
えば塩素、臭素、C1〜C4のアルキル基、例えばメチル
基、エチル基、好ましくはメチル基もしくはC1〜C4のア
ルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基、好ましく
はメトキシ基で置換されていてもよいアラルキル基、例
えばベンジル基またはフェニルエチル基である四級化残
基であるか、または、 R2,R3およびR4のうちの2つはこれらが、結合する窒
素原子と一緒になってN−5員環またはN−6員環、例
えばピロリジノ環、ピペリジノ環、モルホリノ環、ピペ
ラジノ環、またはピリジニウム環、好ましくはピリジニ
ウム環を形成するものであり、そして他の1つは上記
R2,R3およびR4と同一の意味を有するものであり、 X はアニオン例えば塩素イオン、臭素イオン、硫酸
イオン、メト硫酸イオン、酢酸イオン、ベンゼンスルホ
ン酸イオン、トルエンスルホン酸イオンである。
一般式(I)中のFの染料残基としては、 (1) キサンテン染料 (2) アジン染料 (3) アントラキノン染料 (4) トリフェニルメタン染料 (5) ナフトラクタム染料 (6) ジオキサジン染料 (7) 窒素、酸素または硫黄を5員環または6員環の
環形成原子の一つとして含有しかつ環を2個以上有する
複素環残基もしくはスチルベン基をもつモノアゾ、ジス
アゾ、トリスアゾ、ポリアゾ染料 が挙げられる。
本発明の一般式(I)で表わされる新規染料は、 一般式(II) FSO3H) (II) (式中Fは上記で定義したとおりでありdは0〜3であ
る。) で表わされる化合物を dが1〜3の場合: 塩化チオニル、塩化スルフリル、オキシ塩化燐、五塩
化燐、またはクロルスルホン酸中、あるいは必要に応じ
て、ベンゼン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような有機溶剤を用いて、50
゜〜50℃で、好ましくは70゜〜130℃で反応させ、また
は dが0の場合: クロルスルホン酸中、20゜〜130℃、好ましくは30゜
〜80℃で反応させるか必要ならば塩化チオニル、塩化ス
ルフリルの存在下に反応させて、 一般式(III) FSO2Cl) (III) (式中Fおよびdは上記で定義したとおりである。) を有するスルホン酸クロリドとし、得られた反応生成物
を好ましくは水で希釈後、別し、湿ケーキとして得ら
れた一般式(III)のスルホン酸クロリドを水またはジ
メチルホルムアミド、エチレングリコール、セロソル
ブ、ベンゼン、モノクロルベンゼン、トルエンのような
有機溶剤中、好ましくは水中で、 一般式(IV) (式中a,R1,R2およびR3は上記で定義したとおりであ
る。) または一般式(V) (式中a,R1,R2,R3およびR4は上記で定義したとおりであ
る。) を有するアミンと、0゜〜100℃、好ましくは20゜〜80
℃の温度および4〜10のpHにおいて追加的に酸結合剤の
存在下に縮合させるか、 上記一般式(IV)のアミンと縮合させた場合において
必要に応じて行なう四級化は、水中またはジメチルホル
ムアミド、ベンゼン、モノクロルベンゼン、ジクロルベ
ンゼン、トルエン、キシレンのような有機溶剤中、20゜
〜120℃で四級化剤を用いて行なうことによって上記し
た一般式(I)で表わされる新規染料を得ることができ
る。上記した四級化工程における四級化剤としてはハロ
ゲン化アルキル、β−ハロゲノプロピオニトリル、アル
キレンオキサイド、硫酸アルキルエステル、または有機
性スルホン酸、アルキルエステル、例えば塩化メチル、
臭化メチル、ヨウ化メチル、塩化エチル、臭化エチル、
ヨウ化エチル、臭化プロピル、ヨウ化プロピル、塩化ベ
ンジル、臭化ベンジル、β−クロロプロピオニトリル、
エチレンクロロヒドリン、エチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、ベンゼ
ンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸エチル、p−
トルエンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エ
チル、p−トルエンスルホン酸プロピルまたはブチル塩
化アリル、臭化メタリル、1,4−ジクロロ−2−プロパ
ンおよびアクリロニトリルが挙げられる。また上記した
縮合工程において用いられる酸結合剤としては例えば酸
化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、または水酸化カ
リウムが挙げられる。
本発明の一般式(I)で示される染料の具体例および
色相を第1表に示す。なお、表中の化合物1,2,3,16およ
び23はそれぞれ実施例1〜5で得られた化合物に対応し
ている。
本発明の化合物(I)は乾燥して粉末状または顆粒状
の形態とすることができるが、好ましくは乾燥すること
なく有機酸および/または水溶性有機溶剤を1種以上混
合して濃厚液状の形態となしうる。有機酸としては例え
ばギ酸、酢酸、乳酸、クエン酸、グリコール酸、および
メタンスルホン酸が挙げられる。また水溶性有機溶剤と
しては例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、メチ
ルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、エ
チレングリコール、ジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、
トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、チオグリコール、ブチルラク
トン、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムア
ミド、ホルムアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノンが挙げられる。
〔実 施 例〕
以下の実施例によって本発明をさらに詳しく説明する
が、本発明はこれに限定されるものでない。
実施例中において、部は重量部、%は重量%を表わ
す。
実施例 1 2−(p−フェニルアゾ)−6−メチル−7−スルホ
ベンゾチアゾール−2,4,6−トリオキソ−ヘキサヒドロ
ピリミジン46部をモロクロルベンゼン200部中に加え、
ジメチルホルムアミドを数滴添加した後、室温で塩化チ
オニル60部を30分間を要して滴下した後、120゜〜130℃
で7時間撹拌し、反応を完結させた。反応混合物を氷水
1000ml中に徐々に投入し、しばらく撹拌後、過し、湿
ケーキを冷水200mlで洗浄後、得られた湿ケーキを水300
mlに分散させ、ジメチルアミノプロピルアミン30部を加
え、80℃で2時間撹拌し、反応を完結させた。
この反応液を濃塩酸で中和しながら析出させ、過
し、ケーキを充分に水洗した後、得られた湿ケーキ80部
に酢酸150部および水50部を加えて第1表化合物1で表
わされる染料分15%を含有する濃厚溶液を得た。この生
成物は紙を鮮明な黄色に染色した。
これは良好な日光および湿潤堅牢度、かつ優れたビル
ドアップ性を有し廃水の着色は全くなかった。
実施例 2 2−(3′−メトキシ−4′−フェニルアゾ)−5−
スルホベンゾトリアゾール−2,4,6−トリオキソ−ヘキ
サヒドロピリミジン52部をモノクロルベンゼン150部中
に加え、ジメチルホルムアミドを数滴添加した後、室温
で塩化チオニル60部を30分間を要して滴下した後、120
℃で8時間撹拌し、反応を完結させた。反応混合物を氷
水800ml中に徐々に投入し、しばらく撹拌後、過し、
湿ケーキを冷水200mlで洗浄後、得られた湿ケーキを水3
00mlに分散させ、ジエチルアミノプロピルアミン20部を
加え、80℃で30分間撹拌した後、炭酸ナトリウム10部を
加え、さらに同温度で2時間撹拌し、反応を完結させ
た。
この反応液に濃塩酸50部を加え、塩化ナトリウム30部
を用いて塩析し、過し、乾燥し、第1表化合物2で表
わされる染料50部を得た。
この生成物は水に易溶性であり、紙を鮮明な黄色に染
色した。これは良好な耐光および湿潤堅牢度、かつビル
ドアップ性を有し、廃水の着色は全くなかった。
実施例 3 2−(3′−メチル−4′−フェニルアゾ)−5−ス
ルホベンゾトリアゾール−2,4,6−トリオキソ−ヘキサ
ヒドロピリミジン54部を塩化チオニル150部中に加え、
ジメチルホルムアミドを数滴添加した後、60℃で7時間
撹拌し、反応を完結させた。反応混合物を氷水2000ml中
に徐々に投入し、しばらく撹拌後、過し、湿ケーキを
水300mlで洗浄後、得られた湿ケーキを水300mlに分散さ
せ、ジエチルアミノエチルアミン30部を加え、60℃で3
時間撹拌し、反応を完結させた。
この反応液を、濃塩酸で中和しながら析出させ、過
し、ケーキを充分に水洗した後、得られた湿ケーキ80部
に乳酸50部、エチレングリコール100部および水50部を
加えて第1表化合物3で表わされる染料分15%を含有す
る濃厚溶液を得た。この生成物は紙を鮮明な緑味黄色に
染色した。これは良好な日光および湿潤堅牢度、かつ優
れたビルドアップ性を有し廃水の着色は全くなかった。
実施例 4 4,4′−ビス(p−エトキシフェニルアゾ)−スチル
ベン−2,2′−ジスルホン酸68部を塩化チオニル300部中
に加え、ジメチルアミノホルムアミドを数滴添加した
後、60℃で7時間撹拌し、反応を完結させた。反応混合
物を氷水2000ml中に徐々に投入し、しばらく撹拌後、吸
引過し、ケーキを冷水300mlで洗浄後、得られた湿ケ
ーキを水300mlに分散させ、ジメチルアミノプロピルア
ミン40部を加え、70℃で30分撹拌した後、炭酸ナトリウ
ム20部を加え、さらに同温度で2時間撹拌し、反応を完
結させた。この反応液を、濃塩酸で中和しながら析出さ
せ、過し、得られた湿ケーキを水200部中に分散さ
せ、酸化マグネシウム10部を加えた。60℃でジメチル硫
酸30部を30分にわたって滴下した後、薄層クロマトグラ
フィーで出発物質が検出されなくなるまで同温度を保持
し反応を終了させた後、濃塩酸50部を加え過し、液
に塩化ナトリウム20部を加えて塩析し、過し、乾燥す
ると、第1表化合物16で表わされる染料100部が得られ
た。
この生成物は水に易溶性であり、紙を赤味黄色に染色
し、良好な湿潤、アルコール堅牢度を有し、かつビルド
アップ性にも優れ、廃水の着色が全くなかった。
実施例 5 ニグロシン〔Sprit Black MB(中央合成化学社製)〕
50部をクロルスルホン酸200ml中に30℃以下で30分間要
して徐々に加えた後、30分間同温で撹拌した後、さらに
70℃で1時間撹拌した後、塩化チオニル20gを20分間要
して滴下し、70℃で30分間撹拌後、冷却後、氷水中1500
mlに徐々に投入し、しばらく撹拌後、過し、湿ケーキ
を冷水300mlで洗浄し、得られた湿ケーキを水300mlに分
散させ、ジメチルアミノプロピルアミン30部を加え、25
゜〜30℃で3時間撹拌し反応を完結させた。この反応液
に濃塩酸30部を加え、塩化ナトリウム40部を用いて塩析
し、過し、乾燥し、第1表化合物23で表わされる染料
100部を得た。
この生成物は水に易溶性であり、紙を黒色に染色し
た。これは良好な耐光、湿潤およびアルコール堅牢度を
有し、かつビルドアップ性に優れ、廃水の着色が全くな
かった。
染色例 1 叩解度25゜SRのLBKP:NBKP(50:50)パルプ500部(乾
燥重量100部)と水3000部のパルプ溶液に実施例1で得
られた染料濃厚溶液15部を加え、5分間よく撹拌し、こ
れにカチオン澱粉(CATOF王子ナショナルK.K製)0.5部
を加え、5分間撹拌した後、アルキルケテンダイマー系
サイズ剤(ハーコン40B,ディックハーキュレスK.K製)
を0.1部(固形分換算)を加え、更に10分間撹拌した。
これに水6500部を加え、希釈した後、常法に従って抄紙
した。抄紙廃水の着色は全くなく得られた染色紙は良好
な日光、湿潤およびアルコール堅牢度を有するカラーバ
リューのある鮮明な黄色であった。
〔発明の効果〕
本発明により基材に対する染色速度、染着率および染
着濃度が極めて高く、また得られた染色物および染色基
材は優れた耐光および湿潤堅牢度を有するものである塩
基性染料を提供することができた。
その上、染色廃水は無色であるため、工業化に際して
安全操業を可能にするもので、廃水規制すなわち環境保
全の面からも大きな利点となるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 67/32 C09B 44/00 C09B 69/00 C09B 69/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、R1は水素またはC1〜C4のアルキル基であり、 R2、R3およびR4はそれぞれ独立して水素であるか、アミ
    ノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、シアノ基、もしくは
    C1〜C4のアルコキシ基で置換されていてもよいC1〜C4
    アルキル基またはC1〜C4のアルケニル基の四級化残基で
    あるか、ハロゲン基、C1〜C4のアルキル基、もしくはC1
    〜C4のアルコキシ基で置換されていてもよいアラルキル
    基の四級化残基であるか、または、R2、R3およびR4のう
    ちの2つは、これらが結合する窒素原子と一緒になって
    N−5員環またはN−6員環を形成するものであり、そ
    して他の1つは上記R2、R3およびR4と同一の意味を有す
    るものであり、そして Fはキサンテン染料、アジン染料、アントラキノン染
    料、トリフェニルメタン染料、ナフトラクタム染料、ジ
    オキサジン染料、または窒素、酸素もしくは硫黄を5員
    環または6員環の環形成原子の一つとして含有しかつ環
    を2個以上有する複素環残基もしくはスチルベン基をも
    つモノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ、ポリアゾ染料の残
    基を表わし、 X はアニオンであり、 aは1〜4であり、bは1〜3であり、そしてcは0〜
    2である) で表わされる紙およびパルプ染色用塩基性染料。
JP2311403A 1990-11-19 1990-11-19 塩基性染料 Expired - Lifetime JP3058674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2311403A JP3058674B2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 塩基性染料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2311403A JP3058674B2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 塩基性染料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04183755A JPH04183755A (ja) 1992-06-30
JP3058674B2 true JP3058674B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=18016781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2311403A Expired - Lifetime JP3058674B2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 塩基性染料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3058674B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047877A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Disco Abrasive Syst Ltd チューブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047877A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Disco Abrasive Syst Ltd チューブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04183755A (ja) 1992-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0318294B1 (en) Dimeric and trimeric cationic dyes
JPH07116368B2 (ja) 塩基性アゾ化合物
US4344879A (en) Quaternary and basic azamethine compounds and their use as colorants
US2464785A (en) Monazo compounds containing a thiazolone cyanine dye component
JP3058674B2 (ja) 塩基性染料
JPH0673298A (ja) 陽イオン性チアゾリルジフエニルアミン染料
US5725607A (en) Method for reducing the toxicity of spent liquors and novel cationic dyes
JPH0788633B2 (ja) ピリドン系モノアゾ化合物を用いて疎水性繊維を染色する方法
KR100752892B1 (ko) 폴리사이클릭 염료
US4267319A (en) Colored polymeric compounds
JP3021028B2 (ja) アゾール型カチオン染料
US4366314A (en) Dimethine dyestuffs, their preparation and their use for dyeing synthetic and natural materials
DE2237372C3 (de) Heterocyclische Farbstoffe, ihre Herstellung und ihre Verwendung
DE2022624B2 (de) Basischer Disazofarbstoff, Ver fahren zu dessen Herstellung und dessen Verwendung
JPH075847B2 (ja) 陽イオン性フタロシアニン化合物
US2374880A (en) Methine dyestuffs
JP2953669B2 (ja) アゾール型カチオン染料
JPH0148303B2 (ja)
JPH0811784B2 (ja) 塩基性基を含有するオキサジン化合物
EP0757083A2 (de) Kationische Thiazolazu- und Benzthiazolazofarbstoffe
GB2028856A (en) Diazothiazole cationic dyes, a process for their manufacture and their use for colouring synthetic polymeric materials
US3426016A (en) Basic phthalocyanine dyestuffs
JP2556693B2 (ja) ピリドン系モノアゾ化合物を用いて疎水性繊維を染色または捺染する方法
US2153627A (en) New monoazo dyestuffs
US4754022A (en) Cationic dyes from diazotized 5-aminoisothiazoles and tetrahydroquinolines or indolines

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 11